JPH0238022A - フイルム幅の調節可能なtダイ - Google Patents

フイルム幅の調節可能なtダイ

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JPH0238022A
JPH0238022A JP63186925A JP18692588A JPH0238022A JP H0238022 A JPH0238022 A JP H0238022A JP 63186925 A JP63186925 A JP 63186925A JP 18692588 A JP18692588 A JP 18692588A JP H0238022 A JPH0238022 A JP H0238022A
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die
resin
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inner deckle
gap
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Sanemi Niimoto
新本 實美
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TOMY KIKAI KOGYO KK
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂製フィルム成形用T形ダイス(以下
Tダイと称する)であって、フィルム幅の調節を可能と
したものに関する。
〔従来の技術〕
従来のTダイによるフィルム成形においては、成形され
たフィルムの幅が、ダイリップのフィルムの幅方向の長
さよりも、小さくなり、いわゆるネッキングを生じるこ
とがある。これを防止するためには、マニホールドの両
側に、インナーデソケルが設けられる。
また、インナーデッケルを、フィルムの幅方向に移動自
在にすることにより、完成フィルムの幅は調節される。
〔発明が解決しようとする課題〕
インナーデッケルを調節自在とすると、Tダイ内の樹脂
の流れに滞留部が生じる。この滞留部で、樹脂は酸化し
たり変質したりし、この酸化や変質した樹脂がフィルム
に混入して、製品は不良となる。
第4図乃至第6図は、それぞれ従来のインナーデッケル
の移動機構の異なる例を、模式的に示すものである。
第4図は、Tダイ(A)におけるマニホールド(B)の
有効長(L)を変化させないで、ダイリップ(C)の実
効長(Q)のみを変化させるようにしたものである。
この場合、インナーデッケル(D)を移動させる連結棒
(E)と、この連結棒(E)の先端に設けられたインナ
ーデッケル(D)は、マニホールド(B)とダイリップ
(C)との間に設けた通孔(F)に、樹脂漏を生じない
ように密接されている。
この例では、マニホールl−’ (B )の両端部(右
端部は図示略)における連結棒(E)の上方に、斜線で
示すように、樹脂滞留部(G)が生じ、樹脂の酸化や変
質を生しさせる。
また、インナーデッケル(D)と連結棒(E)で、樹脂
を封止するようになっているため、通孔(F)の間隙を
形成するのに精密な加工が要求され、かつ調整も困難で
ある。
第5図は、マニホールド(B)に連結棒(E)を密に嵌
合し1通孔(F)にインナーデッケル(D)を密着させ
た例である。
この場合は、マニホールド(B)の有効長(L)とダイ
リップ(C)の実効長(Q)は共に変化し、樹脂滞留部
(G)は第4図の例に比して少なくなる。
しかし、この例でも、樹脂滞留部(G)が若干残るとと
もに、インナーデッケル(D)と連結棒(E)を移動さ
せるための間隙を形成させることはできない。
第6図は、第5図に示すマニホールド(B)と連結棒(
E)の間、及び通孔(F)とインナーデッケル(D)の
間に、それぞれ間隙(H)(I)を設け、連結棒(E)
と、インナーデッケル(D)の移動を容易にした例であ
る。
この場合には、間隙(H)(I)を経て、インナーデッ
ケル(D)の外側方において、通孔(F′)の部分に樹
脂が流入し、その樹脂が下方のダイリップ(C′)から
流出するため、ダイリップ(C′)の部分を閉じる弁棒
(J)が設けられている。
弁棒(J)は、インナーデッケル(D)の動きと連動し
て移動し、実質的にダイリップ(C)の実効長(Q)を
定めるように働く。
また、弁棒(J)の先端(J′)とインナーデッケル(
D)の下方の先端(D′)間には、若干の間隔が設けら
れており、その間隔を通して、樹脂を流し、間隙(H)
(I )や通孔(F′)部に、樹脂の滞留部(G)が生
しるのを防止している。
しかし、弁棒(J)とインナーデッケル(D)の先端(
J’)(D’)間に設けた間隔を介して、インナーデッ
ケル(D)の先端部分に、流速の異なる樹脂が流れ込む
と、インナーデッケル(D)本来のネッキングの防止作
用に悪影響が与えられる。またその影響の程度は、樹脂
の種類によって異なるので、ネッキングの程度の制御は
困難である。
〔課題を解決するのめの手段〕
本発明においては、マニホールドとダイリップとの間に
設けた通孔のフィルム幅方向両端に、ネッキングを抑制
する作用面が向き合わされ、かつフィルム幅方向に移動
自在とした1対のインナーデッケルを備えるTダイにお
いで、一端が、インナーデッケルの作用メント反対側の
非作用面側に形成される間隙と連通し、かつ他端が、T
ダイの外部に通じる樹脂の逃し通路を、Tダイの壁面適
所に設けることにより、上述の課題は解決される。
〔作 用〕
連結棒やインナーデッケルを移動させるために設けた間
隙を通して、インナーデッケルの非作用面側に回り込む
樹脂は、逃し通路を経て、Tダイの外に排出される。
そのため、Tダイ内に樹脂滞留部が生じることはなく、
また、インナーデッケルにおけるネッキング作用を行な
う側の樹脂の流れは安定する。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は、本発明の一実施例を示すものであ
る。
(1)は押出機、(2)はTダイ、(3)はマニホール
ド、(4)はインナーデッケルである。
インナーデッケル(4)は、Tダイ(2)の両側に、駆
動装置(5)(5)によって、フィルムの幅方向に移動
しうるようになっている。
駆動装!(5)(5)は、左右対称をなしているので、
第2図および第3図に基き、その右側のものについて述
べる。
インナーデッケル(4)の上方の頭部(4a)は、マニ
ホールド(3)の中に、若干の間隙(d工)をとって、
緩く嵌合されている。
インナーデッケル(4)の下方のインナーデノケルプレ
ート(4b)は、マニホールド(3)とダイリップ(6
)どの間に設けた通孔(7)内に、頭部(4a)の間隙
(dl)と同程度の間隙(d2)をとって、緩く挿入さ
れている。
間隙(d、)(d2)は、嵌合寸法のマイナス公差程度
で十分である。しかし本発明においては、樹脂を間隙(
d、)(d2)へ積極的に流せるので、この間隙(d、
)(d2)を、通常の公差より十分に大きくすることが
できる。
インナーデッケル(4)の頭部(4a)には、マニホー
ルド(3)の中心線と同軸に、Tダイ(2)の外側方へ
延出する連結棒(8)のダイ側の先端(8a)が、ねじ
部(8b)を介して固着されている。
連結棒(8)のねじ部(8b)より外側方に延びる部分
は中空孔(8c)になっており、この中空孔(8c)に
は、送りねじ捧(9)が挿通されている。
連結棒(8)の外側端にはナツト(10)が固着され、
このナツト(10)は、送りねじ棒(9)の−側方に設
けたねじ部(9a)に螺合されている。
送りねじ捧(9)におけるねじ部(9a)の反対側の端
部には、回転ハンドル(11)が固着され、ねじ部(9
a)とハンドル(11)の間には、拡径フランジ(9b
)が設けられている。
フランジ(9b)は、軸線方向の前後に、スラスト軸受
(12) (13)を介して、軸線方向には移動不能に
、かつ軸線回りに回転自在に5軸受ブロツク(14)に
支持されている。
軸受ブロック(14)は、Tダイ(1)の側面に固着さ
れたベース板(15)に、インナーデッヶノ喧4)の可
変ストロークに応じた長さのステー(16a) (16
b)を介して固定されている。
連結棒(8)は、ベース板(15)を貫通し、その貫。
連部が、すべり軸受(17)で、軸線方向に摺動自在に
支持されている。
また、Tダイ(1)におけるマニホールド(3)の両端
部を閉塞している側壁(1a)を、連結棒(8)が貫通
する軸孔(18)には、環状のシール部材(19)を設
けて、連結棒(8)の摺動部分をシールしである。
マニホールド(3)と軸孔(I8)の連通部分には、間
隙(d工)(d2)、及び連結棒(8)の下方にできる
隙間と連通ずる環状の溝(20)が設けられ、かつ溝(
20)は、Tダイ(1)の下部で、Tダイ(1)の外へ
連通ずる樹脂の逃し通路(21)と連通している。
逃し通路(21)の途中には、流量調節弁(22)が設
けられている。
インナーデッケルプレート(4b)の下端には、連結棒
(8)と平行をなし、かつ、一端(23a)が連結棒(
8)のナツト(10)に固着されたリップ弁棒(23)
の他端(23b)が当接している。
リップ弁棒(23)は、インナーデッケル(4)の動き
と連動して、インナーデノケルプレート(4b)の下端
とリップ弁棒(23)の先端が常に当接した状態で移動
される。
すなわち、リップ弁棒(23)は、ナツト(lO)とリ
ップ弁棒(23)の一端(23a)を連結している連結
片(24)を介して、ナンド(10)の移動と連動し、
かつ連結片(24)が下方のステー(16b)に案内さ
れて、連結棒(8)との平行移動が正確に行えるように
なっている。
連結片(24)は、孔(24a)にステー(16b)を
貫通して案内され、ナツト(10)の軸線回りの回蚊止
めにもなっている。
上方のステー(16a)には、フィルム幅に応じた目盛
を付けた物差しく25)が着設され、ナツト(10)に
設けたカーソル(26)で、フィルム幅が指示される。
上述の構造のインナーデッケル(4)の幅調節機能は、
次のように作用する。
インナーデッケル(4)において、フィルムを形成する
樹脂の本流(27)に接触して、ネッキングを除去する
ように作用する面を作用面(28)とし、それと反対側
の連結棒(8)が取り付けられた側を非作用面(29)
とする。
フィルム成形中には、作用面(28)に沿って流れる樹
脂の本流(27)を生じるとともに、前記インナーデッ
ケル(4)の周囲の間隙(d工) (dZ )を介して
、非作用面(29)側にできる隙間に、樹脂が回り込む
流れを生じる。
非作用面(29)側下方のダイリップ(6′)は、リッ
プ弁棒(23)によって閉塞されており、このダイリッ
プ(6′)の部分からは、樹脂は流出しない。また、イ
ンナーデッケルプレート(4b)の下端とリップ弁棒(
23)は密接しており、この部分でも、樹脂の流れは生
じない。
しかし、マニホールド(3)の側端を形成するTダイ(
1)の側壁(1a)に、非作用面(29)側の隙間の樹
脂溜りを除去するための環状の溝(20)と逃し通路(
21)が設けられているため、非作用面(29)側に回
り込んだ樹脂は、その溝(20)を介して、逃し通路(
21)からTダイ(1)の外に排出される。
この際、逃し通路(21)を通る樹脂の流出量は、フィ
ルム材料や、ネッキングの程度に応じて、流量調節弁(
22)で調節される。
これにより、インナーデッケル(4)の作用面(28)
側においては、他の部所から回り込んで本流(27)に
流入す、る樹脂はなくなる。
また、非作用面(29)側の隙間においても、常に逃し
通路(21)に樹脂を流すため、樹脂滞留部を生じない
なお1間隙(d工) (dZ )の大きさによって生じ
る圧力差により、非作用面(29)側の下方に樹脂滞留
部を生じることがある。しかし、この部分に一旦滞留し
た樹脂は、本流(27)に流れ込むことがないので、酸
化や変質した樹脂が完成フィルムに混入する恐れはない
上記非作用面(29)側の下方に生じる樹脂の滞留部を
なくするには、逃し通路(21)の入口(21a)を、
1゛ダイ(1)の下方の側u(la)にダイリップ(6
)に接近させて設ければよい。
〔発明の効果〕
インナーデッケルの非作用面側に回り込む樹脂を、逃し
通路を通して、Tダイの外に排出するため、Tダイ内に
樹脂の滞留を生じない。
回り込み樹脂がフィルムに成形される樹脂の流れの本流
に流れ込むことはないので、安定したネッキングの除去
が行なえる。
逃し通路の流量を調節自在とすることにより。
ネッキングの程度を制御することができる。
インナーデッ・ケルが、マニホールドや通孔に大きな間
隙をもって嵌め込まれているので、加工や組み立てが容
易であり、またインナーデッケルの移動も容易である。
上記間隙の大小によるネッキングに対する影響は、逃し
通路の流量を調節することにより排除しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すTダイの正面図、 第2図は、一方のインナーデッケルの中央縦断正面図、 第3図は、第2図における■−■線断面図、第4図乃至
第6図は、それぞれ、従来のインナーデノケルの調節手
段と樹脂の流れの異なる例を示す模式図で、 第4図は、インナーデッケルを移動させる連結棒がマニ
ホールドの下の通孔に位置する一例であって、(a)は
中央縦断面図、(b)はX−X線断面図、 第5図は、連結棒がマニホールドに密に嵌合した例であ
って、(a)、は中央縦断面図、(b)はY−Y線断面
図、 第6図は、連M捧がマニホールドに緩く嵌合した例であ
って、(、)は中央縦断面図、(b)はZ−Z線断面図
である。 (1)押出機 (2)Tダイ (4)インナーデッケル (4b)インナーデッケルプレート (5)デッケル駆動装置 (7)通孔 (8a)先端 (8c)中空孔 (9a)ねじ部 (1a)側壁 (3)マニホールド (4a)頭部 (6)(6’)ダイリップ (8)連結棒 (8b)ねじ部 (9)送りねじ捧 (9b)フランジ (10)ナンド (12) (13)スラス1−軸受 (15)ベース板 (17)すベリ軸受 (19)シール部材 (21)逃し通路 (21a)入口 (23a)一端 (24)連結片 (25)物差し く27)本流 (29)非作用面 (11)ハンドル (14)軸受ブロック (16a) (16b)ステー (18)軸孔 (20)溝 (22)流量調節弁 (23)リップ弁棒 (23b)先端 (24a)孔 (26)カーソル (28)作用面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マニホールドとダイリップとの間に設けた通孔の
    フィルム幅方向両端に、ネッキングを抑制する作用面が
    向き合わされ、かつフィルム幅方向に移動自在とした1
    対のインナーデッケルを備えるTダイにおいて、 一端が、インナーデッケルの作用面と反対側の非作用面
    側に形成される間隙と連通し、かつ他端が、Tダイの外
    部に通じる樹脂の逃し通路を、Tダイの壁面適所に設け
    たことを特徴とするフィルム幅の調節可能なTダイ。
  2. (2)樹脂の逃し通路の途中に、流量調節弁を設けてな
    る請求項(1)記載のフィルム幅の調節可能なTダイ。
JP63186925A 1988-07-28 1988-07-28 フイルム幅の調節可能なtダイ Granted JPH0238022A (ja)

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JP63186925A JPH0238022A (ja) 1988-07-28 1988-07-28 フイルム幅の調節可能なtダイ

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JP63186925A JPH0238022A (ja) 1988-07-28 1988-07-28 フイルム幅の調節可能なtダイ

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JPH0238022A true JPH0238022A (ja) 1990-02-07
JPH0558380B2 JPH0558380B2 (ja) 1993-08-26

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04187416A (ja) * 1990-11-20 1992-07-06 Sekisui Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂フィルム・シートの押出方法
US5399196A (en) * 1992-07-31 1995-03-21 Mitsubishi Kasei Corporation Die coater

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61167523A (ja) * 1985-01-22 1986-07-29 Johoku Seikosho:Kk Tダイ

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