JP2537628Y2 - 容器用キャップ - Google Patents

容器用キャップ

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JP2537628Y2
JP2537628Y2 JP1991104746U JP10474691U JP2537628Y2 JP 2537628 Y2 JP2537628 Y2 JP 2537628Y2 JP 1991104746 U JP1991104746 U JP 1991104746U JP 10474691 U JP10474691 U JP 10474691U JP 2537628 Y2 JP2537628 Y2 JP 2537628Y2
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JP
Japan
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annular flange
lid
cut
container
rear side
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JP1991104746U
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JPH0546761U (ja
Inventor
洋三 田中
Original Assignee
株式会社 トーヨー工芸工業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器の口部に取付けら
れる容器用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の容器用キャップとして
は、容器の口部に着脱自在に嵌込まれるキャップ本体の
後側に、このキャップ本体の注出筒に開閉自在に嵌合さ
れる蓋体を連結片にて連設して成る容器用キャップにお
いて、蓋体の周側板の後側を除いた下側縁に開蓋時の環
状フランジを外側方へ突設するように単なる形成されて
いた。
【0003】また、一方では、蓋部の周側板の前側に舌
状部を突設し、この舌状部の前側に平面円弧状のこじ開
発覚用細片を、適数個のフランジ及びリブを介して切取
自在に連設したものも提案されていた(例えば特開昭6
3−138962号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者
は、運搬時、保管時、展示時等に、蓋体の周側板の環状
フランジに何等かの障害物が下方から直接引掛かって、
蓋体が上方へ開放される虞があるばかりでなく、使用時
において、蓋体が密封状態か開封状態か外部から確認す
ることができないため、極めて不便であった。
【0005】また、後者は、こじ開発覚用細片が舌状部
や各フランジの両側から両側方へ夫々突設されていたの
で、このこじ開発覚用細片の両側部に何等かの障害物が
引掛かって、このこじ開発覚用細片が意に反して切取ら
れる虞があるばかりでなく、このこじ開発覚用細片が摘
みにくく、蓋部の開放操作も面倒であった。
【0006】そこで、本考案は、上述のような課題を解
決するために案出されたもので、運搬時、保管時、展示
時等に、蓋体の周側板の環状フランジに何等かの障害物
が下方から直接引掛かって、蓋体が上方へ開放されるの
を確実に防止できるようにすると共に、使用時におい
て、蓋体が密封状態か開封状態か一目で確認できるよう
にして、極めて便利ならしめ、それに、切取片が意に反
して切取られることなく、且つ切取片の切取操作が容易
で、更に、蓋体の開放操作も簡単な容器用キャップに提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述のような
目的を達成するために、容器の口部に着脱自在に嵌込ま
れるキャップ本体の後側に、このキャップ本体の注出筒
に開閉自在に嵌合される蓋体を連結片にて連設して成る
容器用キャップにおいて、前記蓋体の周側板の後側を除
いた下側縁に開蓋時の環状フランジを外側方へ突設し、
一方、前記キャップ本体の口部外嵌筒の後側を除いた上
側縁に前記環状フランジへの引掛かり防止用の環状フラ
ンジを前記環状フランジと同一長さか又は若干長めに外
側方へ突設し、この環状フランジの適宜位置に、切取先
端に摘み片を有する開蓋時の切取片を、適数個の肉薄な
破断片と適数本のスリットとを適宜間隔に介して円周方
向へ切取自在に設けたものである。
【0008】
【作用】そして、上述のような技術的手段により、蓋体
の周側板の環状フランジがキャップ本体の口部外嵌筒の
環状フランジに重なって、その蓋体の環状フランジの下
面がキャップ本体の環状フランジによって覆われるの
で、運搬時、保管時、展示時等に、蓋体の周側板の環状
フランジに何等かの障害物が下方から直接引掛からない
ようにする。また、使用時においては、キャップ本体の
環状フランジの摘み片を摘んで、破断片を破断して、キ
ャップ本体の環状フランジの一部をなす切取片を円周方
向へ切取ると、キャップ本体の環状フランジの一部が欠
損した状態となって、この切取片に対応する部分におい
て蓋体の環状フランジがキャップ本体の環状フランジよ
りも突出して指掛け部となり、この指掛け部に指を掛け
て環状フランジを持上げるようにする。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】本考案は、図1乃至図4に示すように、容
器Aの口部Bに着脱自在に嵌込まれるキャップ本体1の
後側に、このキャップ本体1の注出筒2に開閉自在に嵌
合される蓋体3を連結片4にて連設して成る容器用キャ
ップにおいて、前記蓋体3の周側板5の後側を除いた下
側縁に開蓋時の環状フランジ6を外側方へ突設し、一
方、前記キャップ本体1の口部外嵌筒7の後側を除いた
上側縁に前記環状フランジ6への引掛かり防止用の環状
フランジ8を前記環状フランジ6と同一長さか又は若干
長めに外側方へ突設し、この環状フランジ8の適宜位置
に、切取先端に摘み片9を有する開蓋時の切取片10
を、適数個の肉薄な破断片11aと適数本のスリット1
1bとを適宜間隔に介して円周方向へ切取自在に設けた
ものである。
【0011】すなわち、前記キャップ本体1は、容器A
の口部Bに外嵌される口部外嵌筒7、及び容器Aの口部
Bに内嵌される内嵌筒12と、液体を注入する注出筒2
とを仕切る閉鎖板13の中心部に、周囲が肉薄の切取溝
14で包囲された栓部15を、開栓環16を介して上方
へ切取自在に設け、且つ注出筒2の外側には閉蓋筒17
を設けるように形成し、一方、前記蓋体3は、下側縁内
周面に閉蓋時に前記キャップ本体1の閉蓋筒17に係止
される内向きの係止突起18を有する筒状の周側板5の
上面に、内面に前記キャップ本体1の注出筒2に内嵌さ
れる嵌合部19を有する天板20を設け、且つ周側板5
の後側下側縁には、開蓋時に先端が前記キャップ本体1
の閉蓋筒17上端に当接して適宜位置を保持する保持片
21を下方へ突設するように形成し、前記キャップ本体
1の口部外嵌筒7の後側に前記蓋体3の周側板5の後側
を、閉蓋筒17に周側板5の係止突起18が係止される
ように2本の肉薄な連結片4にて開閉自在に連設されて
いる。
【0012】そして、前述のように形成された蓋体3の
周側板5の後側を除いた下側縁の略全体に開蓋時の環状
フランジ6を外側方へ突設する。一方、前述のように形
成されたキャップ本体1の口部外嵌筒7の後側を除いた
上側縁に前記環状フランジ6への引掛かり防止用の環状
フランジ8を前記環状フランジ6と同一長さか又は若干
長めに、即ち前記環状フランジ6の長さより少なくとも
短くならないように外側方へ突設し、この環状フランジ
8の適宜位置、好ましくは前側部分に、切取先端に垂直
な摘み片9を有する開蓋時の切取片10を、2個の肉薄
な破断片11aと2本のスリット11bとを適宜間隔に
介して円周方向へ切取自在に設けるようにする。
【0013】
【考案の効果】本考案の容器用キャップは、上述のよう
に、容器Aの口部Bに着脱自在に嵌込まれるキャップ本
体1の後側に、このキャップ本体1の注出筒2に開閉自
在に嵌合される蓋体3を連結片4にて連設して成る容器
用キャップにおいて、前記蓋体3の周側板5の後側を除
いた下側縁に開蓋時の環状フランジ6を外側方へ突設
し、一方、前記キャップ本体1の口部外嵌筒7の後側を
除いた上側縁に前記環状フランジ6への引掛かり防止用
の環状フランジ8を前記環状フランジ6と同一長さか又
は若干長めに外側方へ突設し、この環状フランジ8の適
宜位置に、切取先端に摘み片9を有する開蓋時の切取片
10を、適数個の肉薄な破断片11aと適数本のスリッ
ト11bとを適宜間隔に介して円周方向へ切取自在に設
けたから、図3及び図4に示すように、蓋体3の周側板
5の環状フランジ6がキャップ本体1の口部外嵌筒7の
環状フランジ8に重なって、その蓋体3の環状フランジ
6の下面がキャップ本体1の環状フランジ8によって覆
われるので、運搬時、保管時、展示時等に、蓋体3の周
側板5の環状フランジ6に何等かの障害物が下方から直
接引掛かることなく、蓋体3が上方へ開放されるのを確
実に防止することができる。
【0014】また、使用時においては、キャップ本体1
の環状フランジ8の摘み片9を摘んで、破断片11aを
破断して、キャップ本体1の環状フランジ8の一部をな
す切取片10を円周方向へ切取ると、キャップ本体1の
環状フランジ8の一部が欠損した状態となって、この切
取片10に対応する部分において蓋体3の環状フランジ
6がキャップ本体1の環状フランジ8よりも突出して指
掛け部となるため、この指掛け部に指を掛けて環状フラ
ンジ6を持上げることによって、蓋体3を簡単に開放す
ることができる。
【0015】しかも、環状フランジ8の適宜位置に、切
取先端に摘み片9を有する開蓋時の切取片10を、適数
個の肉薄な破断片11aと適数本のスリット11bとを
適宜間隔に介して円周方向へ切取自在に設けたことによ
って、切取片10が外方へ突出されていないため、切取
片10に何等かの障害物が引掛かって、切取片10が意
に反して切取られることがないばかりでなく、切取片1
0も摘みやすく、切取片10の切取操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す開蓋状態の平面図であ
る。
【図2】図1のX−X矢視線断面図である。
【図3】図1及び図2の閉蓋状態の斜視図である。
【図4】図3の一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 注出筒 3
蓋体 4 連結片 5 周側板 6
環状フランジ 7 口部外嵌筒 8 環状フランジ 9
摘み片 10 切取片 11a 破断片 1
1b スリット 12 内嵌筒 13 閉鎖板 1
4 切取溝 15 栓部 16 開栓環 1
7 閉蓋筒 18 係止突起 19 嵌合部 2
0 天板 21 保持片 A 容器 B 口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部に着脱自在に嵌込まれるキャ
    ップ本体の後側に、このキャップ本体の注出筒に開閉自
    在に嵌合される蓋体を連結片にて連設して成る容器用キ
    ャップにおいて、前記蓋体の周側板の後側を除いた下側
    縁に開蓋時の環状フランジを外側方へ突設し、一方、前
    記キャップ本体の口部外嵌筒の後側を除いた上側縁に前
    環状フランジへの引掛かり防止用の環状フランジを前
    環状フランジと同一長さか又は若干長めに外側方へ突
    設し、この環状フランジの適宜位置に、切取先端に摘み
    片を有する開蓋時の切取片を、適数個の肉薄な破断片
    適数本のスリットとを適宜間隔に介して円周方向へ切取
    自在に設けたことを特徴とする容器用キャップ°
JP1991104746U 1991-11-26 1991-11-26 容器用キャップ Expired - Lifetime JP2537628Y2 (ja)

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JPH0546761U JPH0546761U (ja) 1993-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB8625169D0 (en) * 1986-10-21 1986-11-26 Duma Packaging As Closure assembly
JPH0232599U (ja) * 1988-08-24 1990-02-28

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