JPH0712284Y2 - 組立ヒンジ形容器 - Google Patents

組立ヒンジ形容器

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JPH0712284Y2
JPH0712284Y2 JP1988059851U JP5985188U JPH0712284Y2 JP H0712284 Y2 JPH0712284 Y2 JP H0712284Y2 JP 1988059851 U JP1988059851 U JP 1988059851U JP 5985188 U JP5985188 U JP 5985188U JP H0712284 Y2 JPH0712284 Y2 JP H0712284Y2
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JP
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lid
container body
hinge
side wall
container
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JP1988059851U
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JPH01164159U (ja
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秀人 片山
宏 石上
正浩 吉川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、使用時に容器本体に蓋体を組み付けてヒンジ
開閉できるようにした組立ヒンジ形容器に関するもので
ある。
〔背景技術〕
バター,マーガリン等の食品容器は、容器本体の開口部
に蓋体が嵌合する形態のものが多い。
このような容器を食卓で使用する場合に、蓋体の置き場
所に困ることがあった。また、その容器にバター等が収
容されている場合には、蓋体の内側にバター等が付着し
て、衣服やテーブルを汚すこともあった。
容器本体と蓋体を一体成形し、その蓋体をヒンジ部で開
閉するようにしてもよいが、バター等の内容物を充填す
る工程で、その蓋体が邪魔になるという新たな問題が発
生する。
本考案の目的は、前述の課題を解決し、内容物を充填す
る工程で蓋体が邪魔になることがなく、しかも蓋体がヒ
ンジ開閉できる使い勝手のよい組立ヒンジ形容器を提供
することである。
〔考案の要旨〕
本件考案者は、種々検討の結果、使用時に蓋体を本体に
取り付ければ、前記目的を達成できることを見出して、
本考案をするに至った。
すなわち、請求項1の考案は、開口部をもつ容器本体
(1)と、前記容器本体(1)の開口部を覆う蓋体
(2)とを含む容器であって、前記容器本体(1)は、
前記開口部に全周に渡って設けられた嵌合部(15)と、
前記嵌合部(15)の下端外周に設けられたつば部(14)
と、前記つば部(14)の付け根の一部に形成された貫通
孔(14a)と、前記貫通孔(14a)の下方の側壁部(13)
の外周に設けられた突起(15e)とを備え、前記蓋体
(2)は、前記容器本体(1)の嵌合部(15)に嵌合す
る側壁部(22)と、前記側壁部(22)に薄肉のヒンジ部
(23a)を介して連設され、前記容器本体(1)のつば
部(14)とほぼ同じ幅をもち、先端縁に内側に向かう突
起(23b)が設けられたヒンジ板部(23)とを備え、前
記容器本体(1)の嵌合部(15)に前記蓋体(2)の側
壁部(22)を嵌合したときには、前記ヒンジ板部(23)
は、前記容器本体(1)をつば部(14)に覆い被さり、
前記貫通孔(14a)に前記ヒンジ板部(23)を組み付け
たときには、前記ヒンジ部(23a)により、前記蓋体
(2)が容器本体(1)に対してヒンジ開閉でき、前記
蓋体(2)の開度が90度を越したときには、前記ヒンジ
板部(23)の突起(23a)が前記容器本体(1)の突起
(15e)の下端と係合して、その位置を保持できること
を特徴としてある。
また、請求項2の考案は、請求項1記載の組立ヒンジ容
器において、前記容器本体(1)は、つば部(15)に形
成された開口(15a)を備え、前記蓋体は、前記側壁部
(22)に薄肉ヒンジ部(25a)を介して連設され、両側
に間隙(25b)が設けられ、前記開口(15a)を封止する
小蓋(25)を備えたことを特徴としている。
〔実施例〕
以下、図面等を参照して、実施例につき、本考案を詳細
に説明する。
第1図〜第5図は、本考案による組立ヒンジ形容器の実
施例の容器本体を示した図であって、第1図は平面図,
第2図は背面図,第3図は正面図,第4図は底面図,第
5図は側面図である。
容器本体1は、略矩形の部分に半円が連設された形状の
上げ底状の底部11と、その底部11の外周に連設された断
面が円弧状の糸底部12と、その糸底部12に外側に開くよ
うな傾斜をもって連設される側壁部13と、その側壁部13
の開口に設けられたつば部14と、前記側壁部13の開口に
連設された嵌合部15とから構成され、ポリプロピレン,
ポリエチレンテレフタレート,ポリスチレン,ポリエチ
レン,メラミン等のプラスチック等により一体成形され
ている。
容器本体1のつば部14は、背側の部分(第1A図の上側)
に、後述する蓋体2のヒンジ板部23(第6A図)が挿入さ
れる細長い貫通孔14aが成形されている(第1A図,第5C
図)。
容器本体1の背側の部分では、つば部14の幅が広く、下
方へ折曲部14bが連設されており(第1B図)、左右両側
の部分では、つば部14の幅が狭くなっている(第3B
図)。また、前側の部分では、つば部13は前側に行くに
したがって幅が広く、緩い円弧形状を描くような断面に
なり、折曲部14bが短くなる(第1C図)。
つば部13の前端は、蓋体2の掛け部24(第6A図)が嵌ま
り込む受け部14cが設けられており、段状に下がった部
分の前縁が円弧状に切り欠かれた形状をしている(第1A
図)。
つば部14の下側には、リブ14dが設けられており、つば
部14を補強するとともに、内容物が充填される前のスタ
ッキング性をよくする働きをしている(第2図,第4
図)。
嵌合部15は、全周にわたり略同じ高さをしているが、右
手前に切欠部15aが設けられている(第3A図,第5D
図)。この切欠部15aは、バターナイフ等を挿入したま
まで蓋体2を閉じるための開口となる部分である。この
嵌合部15の前端には、横に細長い係合突起15bが設けら
れている(第1A図,第3A図,第5E図)。この係合突起15
bは、蓋体2を閉状態に保持するためのものである。ま
た、嵌合部15の外側には、複数のリブ15cが形成されて
おり、嵌合部15を補強するとともに、蓋体2と硬く嵌合
させる働きをしている。
また、前述したつば部14の貫通孔14aが設けられている
部分の嵌合部15側には、複数の突起15eが設けられてお
り、蓋体2のヒンジ板部23を貫通孔14aに挿入して、最
も開いた位置で保持するときの位置を規正する働きをし
ている(第2図,第4図,第5C図)。
第6図〜第11図は、本考案による組立ヒンジ形容器の実
施例の蓋体を示した図であって、第6図は平面図,第7
図は背面図,第8図は正面図,第9図は部分底面図,第
10図は部分拡大図,第11図は側面図である。
蓋体2は、天板21と、その天板21に円弧状部を介して連
設された側壁部22と、その側壁部22の背側に連設された
ヒンジ板部23と、前記側壁部22の前端に設けられた掛け
部24と、前記側壁部22の一部に設けられた小蓋25とから
構成されており、前記容器本体1と同様な材料で一体成
形されている。
天板21の内側には、等脚台形をした板状の突起21aが設
けられている(第6A図,第11C図)。この突起21aは、蓋
体2のみを積み重ねたときに、安定して積み重ねできる
とともに、再分離を容易にするために設けられている。
側壁部22の前端の内側には、容器本体1側の係合突起15
bと係合する係合突起22aが設けられている(第11C
図)。
ヒンジ板部23は、側壁部22に薄肉のヒンジ部23aを介し
て連設されている(第6C図)。ヒンジ板部23は、容器本
体1の背側のつば部14の貫通孔14aに挿入されて、蓋体
2を本体1に接続する部分である。このヒンジ部23aに
より、蓋体2を容器本体1に対して開閉することができ
る。ヒンジ板部23の先端縁には、内側に向かう突起23b
が設けられている(第6C図,第11B図)。
側壁部22には、容器本体1の開口15aに対応する位置
に、小蓋25が設けられている(第6A図)。この小蓋25
は、薄肉ヒンジ部25aを介して、側壁部22に連設され、
両端には間隙25bが設けられている。この間隙25bは、外
側に行くほど広くなるような形状をしている(第10B
図)。小蓋25の内側の縁および側壁部22の小蓋25を囲ん
だ部分には、厚肉部25c,25dが設けられている。
次に、本考案による組立ヒンジ形容器の使用方法につい
て説明する。
容器本体1と蓋体2とは別々に成形され、それぞれ積み
重ねられている。このとき、容器本体1にはリブ14dが
あり、蓋体2には突起21aがあるので、スタッキング性
がよい。
内容物を充填する工程では、容器本体1のみがそのライ
ンを流れ、充填作業をするので、蓋体2がその作業を邪
魔することはない。
次に、内容物が充填された容器本体1に、蓋体2のヒン
ジ板部23を挿入しない状態で、ただ被せるようにして蓋
をし、さらにその上から透明フィルム等で包装をする。
この状態で流通するとともに、店頭に陳列して販売され
る。
使用時には、包装を解き、蓋体2を外してから、その蓋
体2のヒンジ板部23を容器本体1のつば14の貫通孔14a
に挿入する。蓋体2を閉じれば、蓋体2の係合部22aが
本体1の係合部15bと係合して、閉状態を保つことがで
きる。
蓋体2を開くときには、掛部24に指を掛けると容易に係
合状態が解除され、蓋体2を開くことができる。
蓋体2が90度を越した状態では、ヒンジ板部23の突起23
bが、容器本体1の突起15eの下端と係合して、その位置
を保持しておくことができる。
バターナイフ等を容器本体1の切欠部15aに挿入したま
まで、蓋体2を閉めても、小蓋25がヒンジ部25aで回動
するので、容易に蓋体2を閉じることができる。
バターナイフ等を外して蓋体2を閉じた場合には、小蓋
25をとじておけば、前記切欠部15aを閉じておくことが
できるので、衛生的である。
以上説明した実施例にとらわれることなく、本考案を逸
脱しない範囲内で種々の変形を施すことができる。
例えば、ヒンジ板部を本体側に設け、そのヒンジ板部を
受け入れる貫通孔を蓋体側に設けてもよい。
蓋体が容器本体の内側に落とし込むように嵌合する場合
には、開口を蓋体側に設け、小蓋を容器本体側に設ける
こともできる。
〔考案の効果〕
以上詳しく説明したように、本考案の容器は、容器本体
または蓋体にヒンジ部材とその受け部を設けて、使用時
に組み付けるようにしたので、内容物を充填するときに
は、蓋体を取り外しておき、充填を容易にするととも
に、使用時には蓋体をヒンジ開閉できるようになった。
従って、バター容器等に使用した場合に、蓋体の置き場
所に困ったり、食卓等を汚す心配はなくなった。
また、容器にバターナイフ等を挿入するための開口に小
蓋を設けたので、ナイフを挿入したままで蓋ができると
ともに、ナイフを外したときには小蓋で開口を閉じてお
くことができ、極めて衛生的である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本考案による組立ヒンジ形容器の実
施例の容器本体を示した図であって、第1図は平面図,
第2図は背面図,第3図は正面図,第4図は底面図,第
5図は側面図である。 第6図〜第11図は、本考案による組立ヒンジ形容器の実
施例の蓋体を示した図であって、第6図は平面図,第7
図は背面図,第8図は正面図,第9図は部分底面図,第
10図は部分拡大図,第11図は側面図である。 1…容器本体 11…底部、12…糸底部 13…側壁部、14…つば部 15…嵌合部 2…蓋体 21…天板、22…側壁部 23…ヒンジ板部、24…掛け部 25…小蓋
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−63327(JP,U) 実開 昭62−72945(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部をもつ容器本体(1)と、前記容器
    本体(1)の開口部を覆う蓋体(2)とを含む容器であ
    って、 前記容器本体(1)は、 前記開口部に全周に渡って設けられた嵌合部(15)と、 前記嵌合部(15)の下端外周に設けられたつば部(14)
    と、 前記つば部(14)の付け根の一部に形成された貫通孔
    (14a)と、 前記貫通孔(14a)の下方の側壁部(13)の外周に設け
    られた突起(15e)とを備え、 前記蓋体(2)は、 前記容器本体(1)の嵌合部(15)に嵌合する側壁部
    (22)と、 前記側壁部(22)に薄肉のヒンジ部(23a)を介して連
    設され、前記容器本体(1)のつば部(14)とほぼ同じ
    幅をもち、先端縁に内側に向かう突起(23b)が設けら
    れたヒンジ板部(23)とを備え、 前記容器本体(1)の嵌合部(15)に前記蓋体(2)の
    側壁部(22)を嵌合したときには、前記ヒンジ板部(2
    3)は、前記容器本体(1)のつば部(14)に覆い被さ
    り、 前記貫通孔(14a)に前記ヒンジ板部(23)を組み付け
    たときには、前記ヒンジ部(23a)により、前記蓋体
    (2)が容器本体(1)に対してヒンジ開閉でき、 前記蓋体(2)の開度が90度を越したときには、前記ヒ
    ンジ板部(23)の突起(23a)が前記容器本体(1)の
    突起(15e)の下端と係合して、その位置を保持できる
    こと を特徴とする組立ヒンジ形容器。
  2. 【請求項2】前記容器本体(1)は、つば部(15)に形
    成された開口(15a)を備え、 前記蓋体は、前記側壁部(22)に薄肉ヒンジ部(25a)
    を介して連設され、両側に間隙(25b)が設けられ、前
    記開口(15a)を封止する小蓋(25)を備えたこと を特徴とする請求項(1)記載の組立ヒンジ形容器。
JP1988059851U 1988-05-02 1988-05-02 組立ヒンジ形容器 Expired - Lifetime JPH0712284Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01164159U JPH01164159U (ja) 1989-11-16
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623266Y2 (ja) * 1976-10-30 1981-06-01
JPS6272945U (ja) * 1985-10-23 1987-05-11

Also Published As

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JPH01164159U (ja) 1989-11-16

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