JP2537402Y2 - クローラ走行車輌 - Google Patents

クローラ走行車輌

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JP2537402Y2
JP2537402Y2 JP10393290U JP10393290U JP2537402Y2 JP 2537402 Y2 JP2537402 Y2 JP 2537402Y2 JP 10393290 U JP10393290 U JP 10393290U JP 10393290 U JP10393290 U JP 10393290U JP 2537402 Y2 JP2537402 Y2 JP 2537402Y2
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JP
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swing
hydraulic actuator
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frame
traveling
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啓一 大本
幸雄 細田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の各種作業車輌に用いられる
クローラ走行車輌に係り、詳しくはその機体高さ制御の
油圧アクチュエータの構造及び支持に関する。
(ロ)従来の技術 従来、圃場や軟弱地で使用される農作業車輌、例えば
コンバインは、クローラ走行装置が湿田中に沈下した際
に所定位置まで機体を上昇させて、刈り高さを一定に保
ち、脱穀作業時における稈長の不揃いによる扱ぎ残し等
の障害を防ぐために機体の姿勢を制御するものがある。
具体的には、例えば実開昭63−199884号公報に示され
るものがあり、このものは左右の走行フレームを機体フ
レームに、それぞれの四連リンク機構を介して独立的に
上下昇降可能に支持すると共に、更に、該四連リンク機
構の一端と機体フレームとの間に油圧アクチュエータを
連結しており、該油圧アクチュエータの作動により、機
体フレームを左右の走行フレームに対して昇降し、機体
フレーム上昇時に機体の左右方向の傾斜をほぼ水平に保
つように、機体高さ調整が行えるように構成されてい
る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、このものにあっては、前記四連リンク
機構を構成する一方の揺動リンクの一端と機体フレーム
とに亘って油圧アクチュエータが架設され、該油圧アク
チュエータの作動により前記四連リンク機構を揺動駆動
するが、このときに、該リンク機構を構成する前後の揺
動リンクにおいて、これらリンクのアーム部同士を連結
する連結ロッドが機体フレームと走行フレームとの間に
介在されているので、その分だけ、前記油圧アクチュエ
ータを上方に配置する必要があり、機体フレームと走行
フレームとの間の狭い空間で、油圧アクチュエータ等の
配置が困難となっている。
そこで、本考案は、両ロッド型油圧アクチュエータの
ピストンロッドを前後の揺動リンクにおける前後の揺動
リンクアームに連結することにより、省スペース化を図
ったクローラ走行車輌を提供することを目的としてい
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図及び第3図を参照して示すと、クローラ(2
1)を巻回した多数の転輪を支持する走行フレーム
(7)と、機体(3)を支持する機体フレーム(5)と
を備え、該機体フレーム(5)に枢支した前後の揺動リ
ンク(25,26)の先端部(25a,26a)に前記走行フレーム
(7)を連結し、これら揺動リンク(25,26)により、
前記機体フレーム(5)を走行フレーム(7)に対し昇
降自在に支持するクローラ走行車輌において、前記揺動
リンク(25,26)から各々上方に延出した前後の揺動リ
ンクアーム(27,29)に、機体昇降用両ロッド型油圧ア
クチュエータ(30)のシリンダ(31)から延びるピスト
ンロッド(33)をそれぞれ連結し、前記機体フレーム
(5)に、前記油圧アクチュエータ(10)と略々平行に
延びる揺動軸(35)を設け、該揺動軸(35)を支軸とし
て略々水平方向に延びるアーム(36)にて前記機体昇降
用両ロッド型油圧アクチュエータ(30)を支持してな
る、ことを特徴とする。
(ホ)作用 以上構成に基づき、機体昇降用両ロッド型油圧アクチ
ュエータ(30)の作動により、ピストンロッド(33)が
前方又は後方へ摺動し、これらピストンロッド(33)に
連結された揺動リンクアーム(27,29)を揺動駆動させ
ると、揺動リンク(25,26)も同様に揺動駆動し、機体
フレーム(5)を走行フレーム(7)に対し、下降又は
上昇が行える。そして、前記揺動リンクアーム(27,2
9)を前記ピストンロッド(33)で連結することで、揺
動リンクアーム(27,29)を連結する連結ロッドが不要
となる。またこの際、揺動リンクアーム(27,29)の揺
動に伴い、油圧アクチュエータ(30)は僅かに上下方向
に移動するが、該移動は、アーム(36)が揺動軸(35)
を支軸として揺動することにより吸収される。
(ヘ)考案の効果 以上説明したように、本考案によると、機体フレーム
(5)を昇降移動させる揺動リンク(25,26)における
前後の揺動リンクアーム(27,29)を機体昇降用両ロッ
ド型油圧アクチュエータ(30)のピストンロッド(33)
で連結したので、前記揺動リンクアーム(27,29)を連
結する連結ロッドが不要となり、かつ前記機体昇降用両
ロッド型油圧アクチュエータ(30)から、それぞれピス
トンロッド(33)により、前記前後の揺動リンクアーム
(27,29)に力が直接伝達されるので、これら前後の揺
動リンクアーム(27,29)等に係る構造も簡単なもので
足り、省スペース化が図れると共に、機体フレームと走
行フレームとの狭い空間に前記機体昇降用両ロッド型油
圧アクチュエータ(30)を配設することができる。
また、機体昇降用両ロッド型油圧アクチュエータ(3
0)は、該アクチュエータと略々平行に延びる揺動軸(3
5)を支軸として略々水平方向に延びるアーム(36)に
て支持されるので、揺動リンクアーム(27,29)の揺動
によって油圧アクチュエータが上下方向に移動しても、
該移動はアーム(36)の揺動によって吸収され、前記油
圧アクチュエータ(30)を簡単な構成にて支持できると
共に、該油圧アクチュエータのロッド(30)の摺動部分
がこじられる等の不具合をなくして耐久性を向上するこ
とができる。
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもの
であって、何等構成を限定するものではない。
(ト)実施例 以下、図面に沿って本考案の実施例について説明す
る。
コンバイン1は、第1図に示すように、左右一対のク
ローラ走行装置2,2′に昇降可能に支持されている機体
3を有しており、該機体3は機体フレーム5に支持され
ている。該機体フレーム5の前方にはトランスミッショ
ン6が配置されている。なお、クローラ走行装置2,2′
は同一構成であるので、左側クローラ走行装置2につい
て説明する。
前記クローラ走行装置2は、その略々全長に亘って走
行フレーム7を有しており、該走行フレーム7には前方
から第1転輪9及びスイング転輪組10,11,12が取付けら
れている。これらスイング転輪組10,11,12は各々2個の
スイング転輪をスイングアームを介して走行フレーム7
に揺動可能に取付けられており、スイング転輪組10,11,
12は圃場面に応じて揺動するように構成されている。更
に、走行フレーム7の後部にはガイドパイプ15が固定さ
れており、該ガイドパイプ15には遊動スプロケットホル
ダ16が摺動可能に挿通されている。該ホルダ16は走行フ
レーム7後方に延出しており、その後端部位には遊動ス
プロケット17が回転自在に軸支されている。そして、前
記トランスミッション6下方における機体フレーム5前
方には駆動スプロケット19が回転自在に軸支されてお
り、機体フレーム5下部の略々中央には上転輪20が回転
自在に支持されている。また、駆動スプロケット19、第
1転輪9、スイング転輪組10,11,12、遊動スプロケット
17及び上転輪20にはクローラ21が巻掛けられている。
また、機体フレーム5にはその前後に支持プレート5
a,5bが固設されており、該プレート5a,5bには前後のア
ーム軸22,23が軸支されている。該アーム軸22,23には前
後の揺動リンク25,26が固設されていると共に、前記ア
ーム軸22,23には、その上方に延出するように前後の揺
動リンクアーム27,29が一体的に固設されており、前記
前後の揺動リンク25,26の先端部25a,26aには走行フレー
ム7が連結されている。
また、機体フレーム5には第3図及び第4図に示すよ
うに、その前後方向に延びるような揺動軸35が機体フレ
ーム5に沿って取付けられており、該揺動軸35にはその
前後にアクチュエータ支持アーム36,36が配設されてい
る。該アクチュエータ支持アーム36,36は揺動軸35から
略々水平方向に延びている。一方、機体昇降用両ロッド
型油圧アクチュエータ30は第2図に示すように、油路31
a,31bが穿設されるシリンダ本体31の内方にピストン32
を摺動自在に有し、該ピストン32を貫通するようにピス
トンロッド33が固設されて構成されている。そして、前
記アクチュエータ支持アーム36,36にはシリンダ本体31
が上下方向に揺動自在、かつ前後方向に移動不能に取付
けられている。このときに、シリンダ本体31の上下方向
には移動量1だけ揺動が可能であり、該移動量1
は、揺動リンクアーム27,29の揺動時における先端部の
上下方向の移動量l2よりも大きく設定されている。ま
た、ピストンロッド33の前方の段付ネジ部33aにはジョ
イントロッド37が螺着されており、該ジョイントロッド
37の先端は前部連結部材27aを介して前部揺動リンクア
ーム27に連結され、前記ピストンロッド33の後方の段付
ネジ部33bには後部連結部材29aを介して後部揺動リンク
アーム29が連結されている。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、エンジ
ンからの動力がミッションケース6の動力伝達装置に伝
達され、更に駆動スプロケット19へ動力伝達されてお
り、該駆動スプロケット19に巻回されたクローラ21を回
転させて機体3が走行する。
また、湿田等でクローラ走行装置2が沈下した等によ
り機体フレーム5を上昇させる場合、機体昇降用両ロッ
ド型油圧アクチュエータ30のピストンロッド33が後方へ
延びると、ピストンロッド33の前方に連結されたジョイ
ントロッド37が引張られて、前部揺動リンクアーム27が
前部アーム軸22を支点として、前部揺動リンク25を揺動
・駆動させると共に、ピストンロッド33の後方に連結さ
れた後部揺動リンクアーム29が前部揺動リンクアーム27
の場合と同様に、後部揺動リンク26を揺動・駆動させ、
走行フレーム7に対して機体フレーム5が上昇する。な
お、このときに、後部揺動リンク26が前部揺動リンク25
より長く設定されていると、機体3上昇時に後部揺動リ
ンク26の上下移動量が大となり、機体前部が下方に傾斜
されるため、機体上昇時におけるクローラ接地距離は、
機体下降時におけるクローラ接地距離とほぼ同等とな
り、機体を積極的に傾斜して、機体の前後バランスを前
バランスとして走行できる。
また、機体フレーム5に支持されている機体昇降用両
ロッド型油圧アクチュエータ30がクローラ21の上方に位
置しているので、走行の際にクローラ21に付着した泥土
が跳上げられても、前記機体昇降用両ロッド型油圧アク
チュエータ30や該アクチュエータ30のピストンロッド33
等にも前記泥土がかからずに済む。
また、機体昇降用両ロッド型油圧アクチュエータ30の
作動により揺動リンクアーム27,29の先端部が移動量l2
だけ上下方向に移動しても、シリンダ本体31は、揺動軸
35から水平方向に延びるアーム36により、前記移動量l2
よりも大きな移動量1の範囲で左右方向移動量を略々
無視して上下方向の移動を吸収できるため、揺動リンク
アーム27,29の移動量l2によるピストンロッド33の振れ
に対応できると共に、該ピストンロッド33の振れに伴う
ピストン32とシリンダ本体31の摺動抵抗も低減できる。
なおこの際、アーム36の揺動によりシリンダ本体31は僅
かに左右方向に移動するが、揺動リンクアーム27,29の
揺動による上下移動量は僅かであり、従ってアーム36に
よる揺動も僅かであって、これによる左右方向の移動は
極めて僅少で無視できる量である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクローラ走行車輌を示す側面図、
第2図は機体昇降用油圧アクチュエータを示す断面側面
図、第3図はその平面図、第4図はその背面図である。 3……機体、5……機体フレーム、7……走行フレー
ム、21……クローラ、25,26……前後揺動リンクアー
ム、25a,26a……先端部、27,29……前後揺動リンクアー
ム、30……機体昇降用両ロッド型油圧アクチュエータ、
31……シリンダ、33……ピストンロッド、35……揺動
軸、36……アーム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローラを巻回した多数の転輪を支持する
    走行フレームと、機体を支持する機体フレームとを備
    え、該機体フレームに枢支した前後の揺動リンクの先端
    部に前記走行フレームを連結し、これら揺動リンクによ
    り、前記機体フレームを走行フレームに対し昇降自在に
    支持するクローラ走行車輌において、 前記揺動リンクから各々上方に延出した前後の揺動リン
    クアームに、機体昇降用両ロッド型油圧アクチュエータ
    のシリンダから延びるピストンロッドをそれぞれ連結
    し、 前記機体フレームに、前記油圧アクチュエータと略々平
    行に延びる揺動軸を設け、該揺動軸を支軸として略々水
    平方向に延びるアームにて前記機体昇降用両ロッド型油
    圧アクチュエータを支持してなる、 ことを特徴とするクローラ走行車輌。
JP10393290U 1990-10-02 1990-10-02 クローラ走行車輌 Expired - Lifetime JP2537402Y2 (ja)

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JPH0460786U JPH0460786U (ja) 1992-05-25
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