JP2537214B2 - デ−タ通信装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、複数の通信モードを有するデータ通信装置
に関するものである。

〔従来例〕

従来この種の装置、例えば画像データ通信を行うファ
クシミリ装置では、CCITT勧告のG II,G III,G IV等の複
数の通信モードがある。そこで装置をどの通信モードの
装置とも交信可能にするためには、装置の制御や構成が
複雑になってしまう。

又、１つのコントローラによってG II,G III,G IVの
複数通信モードの制御する場合には、コントローラの制
御が複雑になってしまうとともに多様な制御を行うこと
が出来ないという欠点がある。

〔目的〕

本発明の目的は、上述従来例の欠点を除去するととも
に種々の通信制御が可能で簡単な構成のデータ通信装置
を提供することにある。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明
する。

第１図は本実施例のフアクシミリ装置の基本構成を示
したブロツク図である。

第１図において、１は原稿を読み取り、画信号として
出力するリーダである。

２はG3フアクシミリコントローラ3,G4フアクシミリコ
ントローラ4,リーダ1,プリンタ５の切換制御を行う制御
部である。

３はG3のファクシミリコントローラであり、G3ファク
シミリの通信制御、MH（モデイフアイドハフマン）方
式、MR（モデイフアイドリード）方式の画信号符号化復
号化機能及び変調復調機能を有するコントローラであ
る。

即ち、G3フアクシミリコントローラ３は、周知のCCIT
TのG3規格のフアクシミリ装置の通信制御を行うコント
ローラである。該G3フアクシミリコントローラ３は公衆
回線3Cに接続される。

４はG4フアクシミリコントローラであり、CCITTのG4
規格のフアクシミリ装置の通信制御を行うコントローラ
である。該G4フアクシミリコントローラ４は、MMR方式
（モデイフアイドモデイフアイドリード方式、２次元符
号化復号化方式）等の画信号の符号化復号化及びパケツ
ト通信の制御を行う。G4フアクシミリコントローラ４は
デジタル公衆回線4Cに接続される。

５は画信号を記録紙に記録するためのプリンタであ
る。

尚G3フアクシミリコントローラ３にリーダ１とプリン
タ５が接続されると通常のG3フアクシミリ装置であり、
G4フアクシミリコントローラ４にリーダ１とプリンタ５
が接続されると通常のG4フアクシミリ装置である。そし
て本実施例の特徴とするところは、既に知られているG3
フアクシミリ制御回路とG4フアクシミリ制御回路を１つ
のリーダ、プリンタに切換接続する点にあり、切換部２
が種々の切換動作を行うことにより、簡単な構成でG3と
G4の通信機能を有したフアクシミリ装置を提供するもの
である。

第２図は本実施例のフアクシミリ装置の詳細な構成を
示したブロツク図である。以下第２図に基づいて詳細に
説明する。

第２図において、６は装置の操作を行う為の操作表示
部であり、複数のキー入力スイツチ、キー入力操作回路
及び装置のモード情報の表示を行う液晶表示器やLED表
示器等により構成されている。該操作表示部６にはG3/G
4の切換スイツチ61とG3モード/G4モードの表示を行うラ
ンプ62が設けられており、ランプ62は装置がG3モードで
あればG3モードの表示、G4モードであればG4モードの表
示を行う。

第３図は本実施例の操作表示部６の操作表示パネルを
示した図である。第３図中63はウエイト表示器、64はエ
ラー表示器、65は画像データがメモリ受信されているこ
とを示すメモリ表示器、66は中間調モード（本実施例で
は16階調のデイザ方式である）が選択されていることを
示す中間表示器、67は濃度表示器、68はメモリ受信選択
キー、69は中間調モード選択キー、70は濃度キー、71は
手動受信モード表示器、72はエクストラ表示器（オンラ
イン接続表示）、73はコピーモード表示器、74は手動受
信モード選択キー、75はエクストラキー、76はコピーー
キー、77は解像度表示器、78は解像度選択キー、79は通
信管理レポート出力キー、80は電話キーである。

又、81はテンキー、82はストツプキー、83はスタート
キー、84はダイヤルキー、85は機能キー、86はクリアキ
ー、87はセツトキー、88はワンタツチダイヤルキー、89
は時刻情報や通信相手情報を表示する液晶表示器であ
る。

又、第２図において21は切換制御を行う切換制御部で
あり、該切換制御部21はマイクロコンピユータ及びリー
ドオンリメモリ（ROM）、ランダムアクセスメモリ（RA
M）、入力出力ポートI/O等のマイクロコンピユータの周
辺機器より構成されている。尚切換制御部21のRAMには
大容量のメモリ（複数ページメモリ）であり回線からの
受信画信号を格納する（メモリ受信）ことが出来る。

22,24は画信号の解像度変換を行う解像度変換部であ
る。G3フアクシミリの解像度は（主走査8pel/mm,副走査
3.85pel/mm），（8pel/mm,7.7pel/mm），（16pel/mm,16
pel/mm）であり、これに対してG4フアクシミリの解像度
は（200ppi（約7.784pel/mm）,200ppi），（400ppi（約
15.568pel/mm）,400ppi）である。この為にG3フアクシ
ミリとG4フアクシミリを共通のリーダ１、プリンタ５を
使用しようとした場合、解像度変換例えば（200ppi,200
ppi）（8pel/mm,7.7pel/mm），（16pel/mm,16pel/m
m）（400ppi,400ppi）を行う必要がある。

本実施例のリーダ1,プリンタ５は（8pel/mm,3.85pel/
mm），（8pel/mm,7.7pel/mm），（16pel/mm,16pel/mm）
で読取、記録するのでリーダ１、プリンタ５にG4フアク
シミリコントローラが接続されている場合には解像度変
換器22は（200ppi,200ppi）→（8pel/mm,7.7pel/mm），
（400ppi,400ppi）→（16pel/mm,16pel/mm）の変換を行
い、解像度変換器24は（8pel/mm,7.7pel/mm）→（200pp
i,200ppi），（16pel/mm,16pel/mm）→（400ppi,400pp
i）の変換を行う。尚リーダ１、プリンタ５が200ppi,40
0ppiで読取、記録を行う場合には、リーダ１、プリンタ
５にG3コントローラが接続されている場合に解像度変換
器22,24は前述の逆の変換を行うことになる。

23はダミープリンタであり、25はダミーリーダであ
る。本実施例ではG3フアクシミリコントローラ３かG4フ
アクシミリコントローラ４のいずれか一方がリーダ１、
プリンタ５に接続され、他のコントローラはリーダ、プ
リンタと切り離された状態になる。通常G3フアクシミリ
コントローラとG4フアクシミリコントローラは定期的に
リーダの状態のプリンタの状態をテストする（リーダ、
プリンタに信号送出し応答確認する）。この為にリーダ
１、プリンタ５が切り離されたコントローラはエラー状
態になってしまうので、これを防止する為にコントロー
ラからのテスト信号に対して応答信号を返送するダミー
プリンタ23とダミーリーダ25をリーダ１、プリンタ５の
切り離されたコントローラに接続する。これによってコ
ントローラにはあたかもリーダ、プリンタが接続されて
いる様に認識させることが出来、従来のG3,G4フアクシ
ミリコントローラをそのまま使用できる。SW1,SW2がリ
ーダ1,プリンタ５とダミーリーダ25,ダミープリンタ23
を切り換えるスイツチであり、切換制御部21により切換
制御される。

又、切換制御部21はリーダ，プリンタ5,操作表示部6,
G3フアクシミリコントローラ3,G4フアクシミリコントロ
ーラ４の状態を監視している。又、操作表示部６はリー
ダ1,プリンタ５の接続されているコントローラと接続さ
れ、該コントローラからの情報の表示を行う。

以上の構成に基づいて、まず本実施例の動作について
説明する。

まず切換制御部21は操作表示部６のG3/G4切換スイッ
チ61の入力を常時監視しG3モードが選択されるとスイツ
チSW1,SW2をｂ側に切り換え、G4モードが選択されると
スイツチSW1,SW2をａ側に切り換える。そして、一方の
コントローラによる送信又は受信中には、切換制御部21
はG3/G4切換スイツチ61の切換入力と他のコントローラ
からの受信要求を監視し、切換スイツチ61により切換入
力があるとこれを記憶し今行っている送信又は受信が終
了するとスイツチSW1,SW2を切り換えコントローラの接
続切換えを行う。又、一方のコントローラによる受信又
は送信中に他のコントローラから受信要求（他のコント
ローラからダミープリンタ23に出力される動作信号を識
別することにより切換制御部21が判別する）があると切
換制御部21はRAMにメモリ受信し、その時行っている受
信、又は送信が終了するとスイツチSW1,SW2を切り換
え、受信データのプリントアウトを行う。

第４図は本実施例の切換制御部21の制御動作を示した
フローチヤート図である。尚該フローチヤートに基づく
制御動作を実行する為のプログラムは切換制御部21のRO
Mに格納されている。

以下第４図のフローチヤート図に基づいて本実施例の
動作を説明する。

まずステツプS1において操作表示部６のG3/G4切換ス
イツチ61の切換入力の有無の判別し、切換入力が有れば
ステツプS2に進み切換入力がなければステツプS13に進
んでG3フアクシミリコントローラ３又はG4フアクシミリ
コントローラ４の受信の有無を判別する。つまり切換制
御部21はステツプS1,S13におてG3/G4切換入力と受信の
有無を監視する。

ステツプS1でG3/G4切換入力有と判別しステツプS2に
進むとステツプS2において、リーダ１又はプリンタ５が
接続されているコントローラによって動作されているか
どうかを判別する。この判別は操作表示部６の表示状態
を判別することによって行う。つまりリーダ１が動作し
ている場合には操作表示部６の液晶表示器89には送信中
の表示、プリンタ５が動作している場合には受信中の表
示、リーダ1,プリンタ５が動作中の場合はコピー表示器
73が点灯しており、リーダ1,プリンタ５が動作していな
い場合には液晶表示器89には時刻表示されている。従っ
て切換制御部21はこの表示状態を識別することによって
リーダ１、又はプリンタ５が動作しているかどうかを判
別することが出来る。ステツプS2においてリーダ１、又
はプリンタ５が動作中と判別するとステツプS4に進み、
リーダ１又はプリンタ５が動作中でなければ（液晶表示
器89に時刻表示）ステツプS3に進んでスイツチSW1,SW2
を反対側に切り換える。尚切換スイツチSW1,SW2は切換
制御部21が“1"を出力するとａ側に“0"を出力するとｂ
側に切り換えられ、この切換信号はG3/G4切換スイツチ6
1の押下によって順次交互に出力される。従ってG3/G4切
換スイツチ61が一度押下され、SW1,SW2がａ側に切り換
えられ、（“1"出力）、次にG3/G4切換スイツチ61が押
下されるとSW1,SW2がｂ側に切り換えられる（“0"出
力）。又、解像度変換器22,24は切換制御部21から“1"
の切換信号が出力された時に動作状態になり、解像度変
換器22,24に入力された画信号を解像度変換して出力
し、“0"の切換信号が出力された時に停止状態になる。

又ステツプS2でリーダ１又はプリンタ５動作中と判別
し、ステツプS4に進むとRAMの切換入力フラグに“1"を
セツトしステツプS5に進む。

ステツプS5ではダミーリーダ25、ダミープリンタ23に
接続されているコントローラからダミープリンタ23に動
作信号が出力されたか（回線からの受信要求があった
か）どうかを判別し受信要求がなければステツプS7に進
み、受信要求があればステツプS6でダミープリンタが接
続されているコントローラから出力される画像信号を順
次RAMに格納し、受信が終了するとステツプS9に進む。

一方ステツプS5からステツプS7に進むとG3/G4切換ス
イツチ61の切換入力の有無を判別し、切換入力が有れば
ステツプS8でRAMの切換入力フラグをクリアしステツプS
1に戻り、切換入力が無ければステツプS9に進む。

ステツプS9では操作表示部６の液晶表示器89の表示が
時刻表示になり、動作中だったリーダ１又はプリンタ５
の動作が終了したかどうかを判別し、動作中であればス
テツプS5に戻り動作終了と判別するとステツプS10に進
む。

ステツプS10に進むとスイツチSW1,SW2を切り換え、RA
Mの切換入力フラグをクリアしステツプS11でRAMに画像
データが格納されているかどうかを判別し、RAMに画像
データが格納されているとプリンタ５に動作信号を出力
した後RAMの画像データを順次出力しプリントアウトす
る。そしてプリントアウトが終了するとステップS1に戻
る。

又、一方、ステツプS13で回線3C、又は4Cからの受信
要求が有と判別しステツプS14に進むと、ステツプS14で
リーダ１、プリンタ５が接続されているコントローラの
回線からの受信要求かどうかを判別し、リーダ１、プリ
ンタ５が接続されているコントローラの回線からの受信
要求であればステツプS1に戻り、そうでなければステツ
プS15に進む。

ステツプS15ではリーダ１又はプリンタ５が動作中か
どうかを判別し、動作中でなければステツプS16に進ん
でスイツチSW1,SW2を切り換えステツプS1に戻る。つま
りリーダ1,プリンタ５が動作していない状態で回線から
の受信要求があると受信要求のあったコントローラ側に
スイツチSW1,SW2が切り換えられリーダ1,プリンタ５が
接続される。

一方ステツプS15でリーダ１又はプリンタ５が動作中
であればステツプS17に進んでコントローラからダミー
プリンタ23に出力される画像信号をRAMに格納し、画像
受信が終了するとステツプS18に進む。

ステツプS18ではリーダ１又はプリンタ５の動作が終
了したかどうかを判別し、動作終了するとステツプS23
に進み、動作中であるとステツプS19に進んでG3/G4切換
スイツチ61の切換入力の有無を判別する。ステツプS19
でG3/G4の切換入力が有るとステツプS20でRAMの切換入
力フラグがセツトされているかどうかを判別し、切換入
力フラグがセツトされているとステツプS22に進み切換
入力フラグをクリアし、切換入力フラグがセツトされて
いなければステツプS21に進み切換入力フラグをセツト
しステツプS18に戻る。

又、ステツプS18からステツプS23に進むと切換スイツ
チSW1,SW2を反対側に切り換え、ステツプS24でプリンタ
５に動作信号を出力した後、RAMの画像信号を順次出力
し画像信号のプリントアウトを行い、プリントアウトが
終了するとステツプS25に進む。

ステツプS25では切換入力フラグがセツトされている
かどうかを判別し切換入力フラグがセツトされていなけ
ればステツプS26でスイツチSW1,SW2を再び反対側に切り
換え、切換入力フラグをクリアしステツプンS1に戻る。

尚操作表示部６のG3/G4モードの表示器62はリーダ
１、プリンタ５が接続されているコントローラの方のラ
ンプが点灯される。そしてリーダ１又はプリンタ５の動
作中にG3/G4の切換入力するとリーダ１又はプリンタ５
の動作中は切換予約したコントローラ側のランプが点滅
し切換予約されたことを表示する。

又、リーダ１又はプリンタ５の動作中にメモリ受信す
るとメモリ表示器65が点灯し、メモリ受信している回線
側のG3/G4モード表示器62のランプが点滅しオペレータ
にメモリ受信していることを知らせる。これらの表示制
御は切換制御部21によって行われる。

又本実施例では切換制御部21のRAMの格納される画信
号は複合化された画信号であるが、切換制御部21が画信
号のMH,MR,MMR方式等の符号化、及び復号化を行い、G3
フアクシミリコントローラ３、G4フアクシミリコントー
ラ４では、符号化された画信号を扱うようにしてもよ
い。

又、本実施例では一方のコントローラによるリーダ
１、又はプリンタ５の動作中に他のコントローラの接続
された回線から受信要求があった場合、切換制御部21の
RAMに他のコントローラからの画像信号を格納するよう
にしているが、G3フアクシミリコントローラ３、G4フア
クシミリコントローラ４に各々複数ページ分の記憶容量
を持った不揮発性メモリを接続し、G3コントローラ３、
又はG4コントローラ４からダミープリンタ23に出力され
る動作信号に対して切換制御部21が記録紙無等のプリン
タ異常信号を出力し、ダミープリンタの接続されたコン
トローラにメモリ代行受信を行わせるようにしてもよ
い。

又、本実施例では電話回線3Cとデジタル回線4Cの２本
の回線が接続されており、電話回線3Cからの画像データ
をデジタル回線4Cに転送する（又はデジタル回線4Cから
電話回線3Cへの転送）ことも可能であり、それは以下の
様に行われる。

まずオペレータは操作表示部６のエクストラキー75を
押下し、転送モードを選択した後、転送先の宛先情報
（例えば電話番号）をテンキーにより入力する。これに
より液晶表示器89には転送モードであることと転送先が
表示される。すると切換制御部21は回線3C,又は回線4C
からの受信要求があった場合に装置が転送モードにセツ
トされていることを液晶表示器89の表示状態に基づいて
判別し、転送モードにセツトされていると判別すると転
送相手先の宛先情報を入力する。そして受信要求があっ
た回線と転送相手先が接続されている回線が同じ（例え
ばデジタル回線4Cから受信要求があり、転送先の装置も
デジタル回線4Cに接続されている）回線の場合には受信
画信号（符号化されている画信号）を切換制御部21のRA
Mに一度格納し受信終了後、切換制御部21はコントロー
ラに送信開始信号と転送先のダイヤルデータを出力し、
コントローラは該ダイヤルデータに基づいて発呼動作を
行い転送先と回線がつながり通信手順による通信モード
設定とするとリーダ１に読取開始信号を出力する。そこ
で切換制御部21はコントローラからリーダ１に出力され
る読取開始信号を入力するとRAMに格納した受信画像デ
ータをコントローラに出力し転送が行われる。

一方受信要求があった回線と転送相手先が接続されて
いる回線が異なる（例えばデジタル回線4Cから受信要求
があり、転送先が電話回線3Cに接続されている）場合に
は、切換制御部21は受信画信号（復号化された画像信
号）をRAMに順次格納するが、この時受信した画信号が
デジタル回線4Cからのものであるた解像度変換器22で解
像度変換した画像データをRAMに格納し（受信した画像
データが電話回線3Cからのものであると端に復号化した
画信号をRAMに格納し）、受信終了後切換制御部21は、
スイツチSW1,SW2を切り換え、送信開始信号と転送先の
ダイヤルデータを切換接続されたコントローラに出力
し、コントローラによって転送先と回線がつながり通信
モード設定されると、リーダ１への読取開始信号に応じ
てRAMの画像データをコントローラに順次出力し転送さ
せる。この時電話回線3Cへの転送の場合は、RAMのデー
タは既に解像度変換されているのでそのままG3フアクシ
ミリコントローラ３に出力し、デジタル回線4Cへの転送
の場合は、解像度変換器24によって解像度変換した後G4
フアクシミリコントローラ４に出力する。

以上の動作によって電話回線3C（又はデジタル回線4
C）からデジタル回線4C（又は電話回線3C）へのデータ
転送の如く異なる回線へのデータ転送も簡単に行うこと
が出来る。

又、以上の実施例ではスイツチSW1,SW2は同時に切り
換えているが、各々独立して切り換えることによって一
方の回線による送信と他方の回線による受信を同時に行
うことが出来る。つまり一方の回線による送信中に動作
しているのはリーダ１であり、プリンタ52は停止してい
る。そこで第４図のステツプS15でプリンタ５が動作中
かどうかのみを判別し、プリンタ５が動作していなけれ
ばステツプS16でスイツチSW2のみを切り換え、受信要求
のあったコントローラにプリンタ５を接続すればよい。
又、受信中の送信はオペレータが操作表示パネルのG3/G
4モードの表示に基づいて現在行われている受信がG3か
それともG4かを判別し、行いたい送信が現在動作してい
るコントローラのものと異なる場合にはテンキー81又は
ワンタツチキー88によりダイヤルデータをセツトしスタ
ートキー83を押下するとスイツチSW1のみが切換接続さ
れ、送信を行うことが出来る。

以上説明したように本実施例では、ダミーリーダ25、
ダミープリンタ23とリーダ１、プリンタ５を２つのコン
トローラと切換接続制御することにより、簡単にG3モー
ドとG4モードを有するデータ通信装置を提供できる。

又、一方のコントローラによる送信又は受信中に、オ
ペレータを切換予約することが出来、実行している送信
又は受信が終了すると自動的にG3モード/G4モードを切
り換えることが出来る。

又、切換スイツチSW1,SW2を独立に切換動作させるこ
とにより受信と送信を２つの回線を使用し同時に行うこ
とが出来る。

又一方のコントローラによる受信中、他のコントロー
ラからの画信号を切換制御部21のメモリ（RAM）に格納
しメモリ受信するので、同時に２つの回線から受信する
ことが出来る。

尚以上の実施例では、フアクシミリ装置について説明
したが、例えばテレテツクスとG IVフアクシミリのミク
ストモード端末（イメージとキヤラクタコードの混在文
書を扱うことが出来る）のように異なる回線を複数接続
することが出来るデータ通信装置には全て実施出来る。

又、本実施例では電話回線3Cとデジタル回線4Cが接続
出来るフアクシミリ装置について説明したが２つの回線
に限るものではなく、３つ以上の複数の回線の場合も、
各回線に応じて通信制御部を設けて切換部がリーダとプ
リンタへ接続切換することによって対応することが出来
る。

〔効 果〕

以上の様に本発明によれば、第１と第２のデータ通信
手段が１つのデータ出力手段を共用するものにおいて
も、２つのデータ受信を並行して行なうことができる。
しかも、並行して受信されたデータを適切に出力するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成を示したブロツク図、 第２図は本実施例の詳細な構成を示したブロツク図、 第３図は本実施例の操作表示パネルを示した図、 第４図は本実施例のフローチヤート図である。 １はリーダ、２は切換部、３はG3フアクシミリコントロ
ーラ、４はG4フアクシミリコントローラ、５はプリン
タ、3cは電話回線、4cはデジタル回線である。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】第１の通信回線と第２の通信回線が接続可
   能なデータ通信装置において、 データを入力するためのデータ入力手段と、 データを出力するためのデータ出力手段と、 上記第１の通信回線によりデータ通信を行う第１データ
   通信手段と、 上記第２の通信回線によりデータ通信を行う第２データ
   通信手段と、 データを記憶するための記憶手段と、 上記データ入力手段と上記データ出力手段を上記第１デ
   ータ通信手段と上記第２データ通信手段に選択的に接続
   し、上記第１と第２データ通信手段の一方が上記データ
   出力手段を用いたデータ受信の実行中に、他方のデータ
   通信手段に受信が有る場合、受信されたデータを上記記
   憶手段に記憶させ、上記データ出力手段を用いたデータ
   受信の終了後に、上記記憶手段に記憶した受信データを
   上記データ出力手段より出力させる切換手段を有し、 上記第１データ通信手段によるデータ受信と上記第２デ
   ータ通信手段によるデータ受信を並行して実行可能とし
   たことを特徴とするデータ通信装置。