JP2537097Y2 - ワーク保持装置 - Google Patents
ワーク保持装置Info
- Publication number
- JP2537097Y2 JP2537097Y2 JP1991011799U JP1179991U JP2537097Y2 JP 2537097 Y2 JP2537097 Y2 JP 2537097Y2 JP 1991011799 U JP1991011799 U JP 1991011799U JP 1179991 U JP1179991 U JP 1179991U JP 2537097 Y2 JP2537097 Y2 JP 2537097Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- work
- holding body
- piston
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コイル部品等の巻線機
等に用いられるワーク保持装置に関するものである。
等に用いられるワーク保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コイル部品等でコイルボビンの
ような穴を有するワークに巻線等を行う場合、そのワー
ク保持装置には、以下のようなものが用いられる。
ような穴を有するワークに巻線等を行う場合、そのワー
ク保持装置には、以下のようなものが用いられる。
【0003】図2に従来のコイル製造装置に用いられる
ワーク保持装置を示す。図2において、1は中央に貫通
穴を有するコイルボビンのようなワーク、2は保持本
体、3はこの保持本体2に形成された穴5内に収納され
穴5よりその一部を外表面に突出させるボール、4は同
じく穴5内に収納され上記ボール3を穴5より突出させ
るバネである。
ワーク保持装置を示す。図2において、1は中央に貫通
穴を有するコイルボビンのようなワーク、2は保持本
体、3はこの保持本体2に形成された穴5内に収納され
穴5よりその一部を外表面に突出させるボール、4は同
じく穴5内に収納され上記ボール3を穴5より突出させ
るバネである。
【0004】以上のように構成されたコイル製造装置の
ワーク保持装置について以下にその動作について説明す
る。
ワーク保持装置について以下にその動作について説明す
る。
【0005】まず、バネ4によりボール3の一部は穴5
の外表面へ押される。その状態でワーク1を保持本体2
の先端から挿入するとワーク1の内面でボール3をバネ
4に抗して押しこめ、ワーク1の端面が保持本体2の大
径の端面に当接すると同時にワーク1の他端にボール3
がバネ4により突出してワーク1の端面を係止すること
によりワーク1を保持するように構成されたものであっ
た。
の外表面へ押される。その状態でワーク1を保持本体2
の先端から挿入するとワーク1の内面でボール3をバネ
4に抗して押しこめ、ワーク1の端面が保持本体2の大
径の端面に当接すると同時にワーク1の他端にボール3
がバネ4により突出してワーク1の端面を係止すること
によりワーク1を保持するように構成されたものであっ
た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のコイル製造装置のワーク保持装置では、ワーク1を脱
着する際、バネ4が常時ボール3を押すためボール3に
よりワーク1に余分な力が作用しワーク1の姿勢が乱れ
保持ミスが発生したり、また保持ミスを防ぐために脱着
時にワーク1に大きな力をかけるとワーク1が破損する
という欠点を有していた。
のコイル製造装置のワーク保持装置では、ワーク1を脱
着する際、バネ4が常時ボール3を押すためボール3に
よりワーク1に余分な力が作用しワーク1の姿勢が乱れ
保持ミスが発生したり、また保持ミスを防ぐために脱着
時にワーク1に大きな力をかけるとワーク1が破損する
という欠点を有していた。
【0007】本考案は上記問題点を解決するもので、ワ
ーク脱着の際にワークに余分な力が作用せずかつ確実に
ワークを保持することのできるワーク保持装置を提供す
ることを目的とするものである。
ーク脱着の際にワークに余分な力が作用せずかつ確実に
ワークを保持することのできるワーク保持装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案のワーク保持装置は、内部に穴ならびにこの穴
から外表面に貫通した孔を有してワークの貫通孔に沿っ
て着脱自在にワークをガイドする保持本体と、中間部に
円錐状部を設けてバネを介して上記保持本体の穴内に摺
動自在にはめ込まれたピストンと、このピストンの円錐
状部に当接すると共に上記バネにより付勢されたピスト
ンの円錐状部に押されてその一部が保持本体の孔内から
外表面に突出可能に装着されたボールからなる構成とし
たもので ある。
に本考案のワーク保持装置は、内部に穴ならびにこの穴
から外表面に貫通した孔を有してワークの貫通孔に沿っ
て着脱自在にワークをガイドする保持本体と、中間部に
円錐状部を設けてバネを介して上記保持本体の穴内に摺
動自在にはめ込まれたピストンと、このピストンの円錐
状部に当接すると共に上記バネにより付勢されたピスト
ンの円錐状部に押されてその一部が保持本体の孔内から
外表面に突出可能に装着されたボールからなる構成とし
たもので ある。
【0009】
【作用】この構成によって、ワークの脱着の際に、ピス
トンを摺動して円錐状部のボールとの当接位置を変化さ
せることによりボールに作用する力を零にし、ワークに
余分な力が作用しないので脱着を容易にし、かつ確実に
ワークを保持することができる。
トンを摺動して円錐状部のボールとの当接位置を変化さ
せることによりボールに作用する力を零にし、ワークに
余分な力が作用しないので脱着を容易にし、かつ確実に
ワークを保持することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0011】図1に本考案の一実施例におけるワーク保
持装置を示す。図1において、11は中央に貫通孔を有
するコイルボビンのようなワーク、12は一端に大径部
12aを有し、中央に穴12bを設けて上記ワーク11
の貫通孔に沿って着脱自在にワーク11をガイドする保
持本体、13は保持本体12の穴12bに挿入され、こ
の穴12bから外表面に貫通するように設けられた孔1
8に配置されたボール、14は保持本体12の穴12b
の内奥部に挿入されたバネ、15は保持本体12の穴1
2b内を摺動するように上記バネ14を介して穴12b
内に挿入されたピストンであり、このピストン15には
中央部に形成された円錐状部16を挟んでバネ14と当
接する側に大径部と、保持本体12の穴12bから突出
する押さえ部17が一体で設けられている。
持装置を示す。図1において、11は中央に貫通孔を有
するコイルボビンのようなワーク、12は一端に大径部
12aを有し、中央に穴12bを設けて上記ワーク11
の貫通孔に沿って着脱自在にワーク11をガイドする保
持本体、13は保持本体12の穴12bに挿入され、こ
の穴12bから外表面に貫通するように設けられた孔1
8に配置されたボール、14は保持本体12の穴12b
の内奥部に挿入されたバネ、15は保持本体12の穴1
2b内を摺動するように上記バネ14を介して穴12b
内に挿入されたピストンであり、このピストン15には
中央部に形成された円錐状部16を挟んでバネ14と当
接する側に大径部と、保持本体12の穴12bから突出
する押さえ部17が一体で設けられている。
【0012】以上のように構成された本考案のワーク保
持装置について以下にその動作について説明する。
持装置について以下にその動作について説明する。
【0013】まず、ワーク11を保持するときは、押さ
え部17に外力を加えてピストン15を保持本体12の
軸方向に付勢しているバネ14に抗して押込むことによ
り、ボール13と当接している円錐状部16の当接位置
が変化して円錐状部16の小径部がボール13に当接す
ることになり、これによってボール13を孔18の外表
面より内方に引込ませて保持本体12の外周面への突出
を無くしてワーク11の保持本体12への挿入を容易に
することができる。このように挿入されたワーク11
は、その端面を保持本体12の大径部12aの端面に当
接させると共に、ピストン15の押さえ部17への力を
除くとバネ14によりピストン15は穴12bから押出
される方向に摺動してボール13と当接している円錐状
部16の当接位置が変化し、バネ14に付勢された円錐
状部16の大径部によってボール13の一部が孔18よ
り保持本体12の外表面に押出され、ワーク11の端面
に突出してワーク11の内端面を外方向に押すことによ
り係止してワーク11を保持する。
え部17に外力を加えてピストン15を保持本体12の
軸方向に付勢しているバネ14に抗して押込むことによ
り、ボール13と当接している円錐状部16の当接位置
が変化して円錐状部16の小径部がボール13に当接す
ることになり、これによってボール13を孔18の外表
面より内方に引込ませて保持本体12の外周面への突出
を無くしてワーク11の保持本体12への挿入を容易に
することができる。このように挿入されたワーク11
は、その端面を保持本体12の大径部12aの端面に当
接させると共に、ピストン15の押さえ部17への力を
除くとバネ14によりピストン15は穴12bから押出
される方向に摺動してボール13と当接している円錐状
部16の当接位置が変化し、バネ14に付勢された円錐
状部16の大径部によってボール13の一部が孔18よ
り保持本体12の外表面に押出され、ワーク11の端面
に突出してワーク11の内端面を外方向に押すことによ
り係止してワーク11を保持する。
【0014】また、ワーク11を保持本体12から脱着
する際には、押さえ部17に外部より力を加えることに
よりピストン15が本体12の穴12b内面に沿って摺
動してバネ14を押し縮める。それにより円錐状部16
の小径部がボール13に当接するため、ボール13に働
く押出力は解除されて孔18の外表面より引込んでワー
ク11の係止を解き、保持本体12からワーク11を何
の支障もなく取出すことができる。
する際には、押さえ部17に外部より力を加えることに
よりピストン15が本体12の穴12b内面に沿って摺
動してバネ14を押し縮める。それにより円錐状部16
の小径部がボール13に当接するため、ボール13に働
く押出力は解除されて孔18の外表面より引込んでワー
ク11の係止を解き、保持本体12からワーク11を何
の支障もなく取出すことができる。
【0015】なお、本実施例ではピストン15を本体1
2の穴12bの内面に沿って摺動させるために押さえ部
17に外力を加える構成としたが、本体12の一部に空
気穴を設け、空気の出し入れによってピストン15を摺
動してボール13に作用する力を制御する構成としても
よい。
2の穴12bの内面に沿って摺動させるために押さえ部
17に外力を加える構成としたが、本体12の一部に空
気穴を設け、空気の出し入れによってピストン15を摺
動してボール13に作用する力を制御する構成としても
よい。
【0016】
【考案の効果】以上のように本実施例によれば、本体の
穴の内面に沿って摺動するピストンに設けた円錐状部に
より押し出されるボールによりワークを保持することに
より、ワークを保持するときは確実に、そしてワークを
脱着する際にはワークに余分な力が作用しないため、保
持ミスとワークの破損を低減することができる。
穴の内面に沿って摺動するピストンに設けた円錐状部に
より押し出されるボールによりワークを保持することに
より、ワークを保持するときは確実に、そしてワークを
脱着する際にはワークに余分な力が作用しないため、保
持ミスとワークの破損を低減することができる。
【図1】本考案の一実施例におけるワーク保持装置の断
面図
面図
【図2】従来のワーク保持装置の断面図
11 穴を有するワーク 12 保持本体 12a 大径部 12b 穴 13 ボール 14 バネ 15 ピストン 16 円錐状部 17 押さえ部 18 孔
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に穴ならびにこの穴から外表面に貫
通した孔を有すると共に、一端に大径部を設けてワーク
の貫通孔に沿って着脱自在にワークをガイドする保持本
体と、中間部に設けられた円錐状部を挟んで大径部と小
径部が一体に形成され、バネを介して上記保持本体の穴
内に摺動自在にはめ込まれたピストンと、このピストン
の円錐状部に当接すると共に上記保持本体の外表面に貫
通した孔内にはまり込むように装着されたボールからな
り、上記保持本体の穴内をピストンが摺動して円錐状部
のボールとの当接位置が変化することにより、バネによ
り付勢されたピストンの円錐状部に押されてボールの一
部が保持本体の外表面に突出し、保持本体にガイドされ
たワークの端面を押さえて係止するように構成されたワ
ーク保持装置。 - 【請求項2】 保持本体に設けられた穴に空気を導入す
ることにより、ピストンを保持本体の穴内で摺動させる
ようにした請求項1記載のワーク保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011799U JP2537097Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | ワーク保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011799U JP2537097Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | ワーク保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04109600U JPH04109600U (ja) | 1992-09-22 |
JP2537097Y2 true JP2537097Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=31900884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991011799U Expired - Lifetime JP2537097Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | ワーク保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537097Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61168298A (ja) * | 1985-01-21 | 1986-07-29 | 富士機械製造株式会社 | 電子部品の姿勢変更が可能な電子部品装着装置 |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP1991011799U patent/JP2537097Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04109600U (ja) | 1992-09-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |