JPH0557539A - 自動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構 - Google Patents

自動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構

Info

Publication number
JPH0557539A
JPH0557539A JP3244790A JP24479091A JPH0557539A JP H0557539 A JPH0557539 A JP H0557539A JP 3244790 A JP3244790 A JP 3244790A JP 24479091 A JP24479091 A JP 24479091A JP H0557539 A JPH0557539 A JP H0557539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
thrust load
bit
spring
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3244790A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Nishikawa
正人 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3244790A priority Critical patent/JPH0557539A/ja
Publication of JPH0557539A publication Critical patent/JPH0557539A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジに対するスラスト荷重を常に最適に付与
できるスラスト荷重可変機構を具備する自動ドライバー
を提供することを目的とする。 【構成】 ネジNに対する最適スラスト荷重を与えるた
めに、比較的弱い第1のバネ13と比較的強い第2のバ
ネ16の二つのバネを有するとともに、ネジ締めの初期
段階とそれに続く締め付け時とでこれら二つのバネの切
り換えて作用させるためのセンサーを有し、該センサー
はビット取付部材12の移動を検知することにより前記
二つのバネを切り換えて作用させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機器のネジ締め作
業に使用される自動ドライバーにおけるネジの締めつけ
時に、該ネジに対するスラスト荷重すなわち押圧力を可
変できる機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理関連機器や光ディスク装
置等の精密機器の組立作業において、ネジ締め作業は最
も基本的なものである。このネジ締め作業は、モータ動
力によりネジ締めを行う自動ドライバーを用いて行われ
る。この自動ドライバーを用いるネジ締め時において
は、ビットでネジを押圧してスラスト荷重を与える。し
かし、ネジの入り始めと締め付け時とではその最適スラ
スト荷重は異なっており、このスラスト荷重が適切でな
いと次のようなトラブルが発生する。
【0003】すなわち、スラスト荷重が過大であると、
オネジとメネジの山同士がぶつかって変形し、ネジが入
っていかなくなり、逆に、スラスト荷重が過小である
と、締め付けトルクが加わった時、ビット先端がネジ頭
の穴溝からはずれて両者が噛み合わずにネジ締め回転す
ることになり、ネジ頭を破損したり、ビット先端が損傷
したりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のド
ライバーでは、ネジに対するスラスト荷重を、ネジ締め
の初期から締め付け時に亙って適切に与えることができ
ず、ネジが変形して入らなかったり、ネジ頭やビット先
端を損傷したりする問題があった。本発明は、ネジに対
するスラスト荷重を常に最適に付与できるスラスト荷重
可変機構を具備する自動ドライバーの提供を目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するため、ネジに対して最適スラスト荷重を与える
ために、比較的弱い第1のバネと比較的強い第2のバネ
の二つのハネを有するとともに、ネジ締めの初期段階と
それに続く締め付け時とでこれら二つのバネを二つのバ
ネを切り換えて作用させるためのセンサーを有し、該セ
ンサーはビット取付部材の移動を検知することにより前
記二つのバネを切り換えて作用させるように構成されて
いる。
【0006】
【作用】本発明は、上記の構成を有することにより、ネ
ジ締めの初期段階では第1のバネによる比較的弱いスラ
スト荷重をネジに与えるとともに、締め付け時には第2
のバネによる比較的強いスラスト荷重を前記ネジに対し
て付与することができるように二つのバネを切換えて作
用させ、その切換えはビットを取付けたビット取付部材
の移動をセンサーにより検知することによって自動的に
行わせることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図1及び図2
を参照しながら説明する。図1は、ドライバーハウジン
グ本体1を破断して示す本発明に係る自動ドライバーの
全体構造図であって、モーターハウジング2に取付けら
れたモータ3が内蔵されており、前記モータハウジング
2には結合キャップ4が取付けられ、該結合キャップ4
にはベアリング固着リング5の外周に設けられたオネジ
と螺合するメネジがその先端部内側に設けられており、
前記ベアリング固着リング5はボルト6によりバネキャ
ップ7とともにビットハウジング部8に固着されてい
る。
【0008】前記ビットハウジング8内には、二個のボ
ールベアリング9、10のアウタースリーブが固着され
ているとともに、ビット11を取付けたビット取付部材
12が前記二個のボールベアリング9、10のインナー
スリーブに対して回転かつ摺動移動可能に支持されてい
る。
【0009】ここで、ビット取付部材12はその後端側
に設けられた突部12aが前記モータ3の軸3aの凹部
に嵌合し、ビット取付部材12の中心に設けられた凹部
と前記モータ軸3aの凹部との間にはスラスト荷重を付
与するための比較的弱い第1のバネ13が介装されてい
る。また、ビットハウジング部8にはセンサーである近
接スイッチ14が取付けられ、これは前記ビット取付部
材12の外側全周面にわたって設けられた突起部15の
接近・離間を検知する。
【0010】さらに、前記バネキャップ7とドライバー
ハウジング本体1との間にはスラスト荷重発生用の比較
的強い第2のバネ16が介装されており、前記ビット取
付部材12の突出方向への移動により、前記近接スイッ
チ14がONとなると、ドライバーハジング本体1が下
降して前記第2のバネ16が圧縮されることにより、前
記ビット取付部材12を介してビット11に比較的強い
スラスト荷重が与えられる。このとき、前記モータハウ
ジング2と前記ドライバーハウジング本体1とは相対的
に摺動し、該ドライバーハウジング本体1に設けられた
スリット1a内を前記モータハウジング2から植立して
いるガイドローラ17が後方に移動することになる。
【0011】なお、18は、ネジNを吸着して保持する
吸着リップであって前記ビットハジング部8内におい
て、スプリング19により出没自在に支持されている。
前述の吸着は、吸引パイプVを通じて、前記ビットハジ
ング部8内の一部空所を負圧にすることにより達成され
る。
【0012】以上のように構成された自動ドライバーに
ついて、図2乃至)図4を参照して、そのネジ締め時の
動作を順を追って説明する。まず、図2は、ネジNが締
めつけられるべき部品Bに対して自動ドライバーが所定
位置まで下降して、ネジNが部品Bのネジ穴の入口に位
置決めされた状態であって、ここで、ネジNはビット1
1により、前記第1のバネ13の圧縮に伴って比較的弱
いスラスト荷重が付加されている。このとき、ビット1
1およびビット取付部材12は、モータ軸3aの凹部の
方へ後退しており、ビット取付部材12の突起部15
は、近接スイッチ14から離間しており、近接スイッチ
14は、OFF状態となっている。
【0013】次に、モータ3が回転し始めネジNが部品
Bのメネジ部内に前記第1のバネ13による比較的弱い
スラスト荷重を受けながら少し螺入されると、その分ビ
ット11およびビット取付部材12が下降して、前記突
起部15が前記近接スイッチ14により検知されて、該
近接スイッチがONになる。この状態が図3に示されて
いる。
【0014】すると、前記近接スイッチ14からの検知
信号に基づいて、ドライバーハウジング本体1が下降す
る。このとき、ビット11の先端はネジNの螺入位置で
下降を阻止される形となるので、ビット取付部材12の
下降も阻止される一方、第2のバネ16の圧縮によりビ
ットハウジング部8およびモータハウジング2が下降
し、ビットハウジング部8の内部にそのアウタースリー
ブが固着されているボールベアリング9のインナースリ
ーブがビット取付部材12の突起部15を押圧し、図3
に示すように、結果的にビット11は比較的強い第2の
バネ16によりスラスト荷重が付加されながらネジNを
締め付けて行くことになる。したがって、、ネジNの締
め付け時には比較的強いスラスト荷重を与えながらネジ
締めを行うことができる。
【0015】ネジNの締め付けが完了するときには、ビ
ット11およびビット取付部材12は下降して、該ビッ
ト取付部材12の下降位置を前記近接スイッチ14が検
知して、ドライバーハウジング本体を完全に上昇させ、
この自動ドライバーは次のネジを吸着する動作に移行す
る。このように、ネジNに対するビット11のスラスト
荷重をネジ締め時に、各段階に応じて適切に付与するこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記構成よりなるため、ネジ
締め付け時に常に適正なスラスト荷重をネジに対して加
えることができるから、ネジ締めの初期段階でスラスト
荷重が過大な時にネジが入らないために設備の停止が発
生することを防止できるとともに、逆に、スラスト荷重
が過小なためにネジ頭を破損したりしてネジを交換する
時間とネジおよび部品のムダが削減でき、さらに、ビッ
トの損傷を低減できる。また、ネジ締め完了の製品には
ネジ山の変形による締結部の品質低下の危惧もなくなる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ドライバーの全体構成を示す
断面図である。
【図2】本発明の自動ドライバーにおけるネジ締め時の
動作状態の初期段階の断面図である。
【図3】ネジ締め動作状態において、近接スイッチがO
N状態となる断面である。
【図4】ネジ締め動作状態の最終段階の断面図である。
【符号の説明】
1…ドライバーハウジング本体、1a…スリット、 2…モータハジング、3…モータ、3a…モータ軸、4
…結合キャップ 5…ベアリング固着リング、6…ボルト、7…バネキャ
ップ 8…ビットハウジング部 9、10…ボールベアリング、11…ビット 12…ビット取付部材、12a…突部、13…第1のバ
ネ 14…近接スイッチ、16…突起部、16…第2のバ
ネ、17…ガイドローラ 18…吸着リップ、19…スプリング N…ネジ、B…部品、V…吸引パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバーハウジング本体と、 該ドライバーハウジング本体内で摺動可能にモータを取
    付けたモータハウジングと、 該モータハウジングに固着されたビットハウジング部
    と、 前記モータの軸に比較的弱い第1のバネを介して軸方向
    に移動可能になされたビット取付部材と、 前記ハジングに取付けられて、前記ビット取付部材の軸
    方向移動を検知するセンサーとを具備し、 さらに、前記ビットハウジング部に取付けられたバネキ
    ャップと、 該バネキャップとドライバーハウジング本体との間に介
    装された比較的強い第2のバネを有してなり、 ネジ締めの初期段階においては、前記第1のバネにより
    ネジに比較的弱いスラスト荷重を与え、 その後前記ビット取付部材の移動が前記センサーにより
    検知されることにより前記第2のバネによって比較的強
    いスラスト荷重がネジに付加されることを特徴とする自
    動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構。
JP3244790A 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構 Withdrawn JPH0557539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244790A JPH0557539A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244790A JPH0557539A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0557539A true JPH0557539A (ja) 1993-03-09

Family

ID=17123970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3244790A Withdrawn JPH0557539A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0557539A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138295A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 日東精工株式会社 ねじ締め装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138295A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 日東精工株式会社 ねじ締め装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7331738B2 (en) Drill adapter for a power screwdriver
AU3291993A (en) Chuck having a drive bit socket
KR20010043985A (ko) 잭-아웃식 계류나사
EP0942164A3 (en) A fastening of an assembly part onto a carrier part
EP0333410A3 (en) Screw-coupled connectors
JP3286791B2 (ja) 加工物を固定するための機械万力
JPH05269609A (ja) 工具または被加工物等のためのチャック
CA2298092A1 (en) Device for attaching a pump impeller
JPS61230867A (ja) 砥石車用締付装置
US4585380A (en) Tool attaching device in a machine tool
CA2271045A1 (en) Clamping chuck for rotating tools
EP0968796A3 (en) A power tool
US5855065A (en) Method for assembling a rotary apparatus with gap-controlling features
JPH0557539A (ja) 自動ドライバーにおけるスラスト荷重可変機構
CA2205761A1 (en) Retractable coupler
DE3368098D1 (en) Nut with automatic positive locking
EP0125683A3 (en) An improved radially expandable bushing assembly
US4732060A (en) Clamp for bicycle crank bearing wrench
GB2192035A (en) Screw coupled connectors
JPH07204908A (ja) スピンドル装置
EP1332936A3 (de) Stützwinde
JPH08174441A (ja) 電動ドライバー
JP2535269Y2 (ja) コレットチャック
JPH0337993Y2 (ja)
JPH0462423B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112