JPH05269609A - 工具または被加工物等のためのチャック - Google Patents
工具または被加工物等のためのチャックInfo
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- JPH05269609A JPH05269609A JP4355494A JP35549492A JPH05269609A JP H05269609 A JPH05269609 A JP H05269609A JP 4355494 A JP4355494 A JP 4355494A JP 35549492 A JP35549492 A JP 35549492A JP H05269609 A JPH05269609 A JP H05269609A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】軸状工具、工作物に対する構造簡単で確実なチ
ャックを提供する。 【構成】受け部１６と、受け部１６内に収容され、軸方
向に突出するスプリング領域１８、１９を有するクラン
プ装置１７とを具えたチャック本体１５を有する。クラ
ンプ装置１７は、両端を軸方向に支持され、クランプ装
置の内側に挿入された工具１１のシャフト１３を締めつ
けるべく軸方向に圧縮されることができる。クランプ装
置１７を締めつけるための軸方向の力が、チャック本体
１５の先端において作用する。
ャックを提供する。 【構成】受け部１６と、受け部１６内に収容され、軸方
向に突出するスプリング領域１８、１９を有するクラン
プ装置１７とを具えたチャック本体１５を有する。クラ
ンプ装置１７は、両端を軸方向に支持され、クランプ装
置の内側に挿入された工具１１のシャフト１３を締めつ
けるべく軸方向に圧縮されることができる。クランプ装
置１７を締めつけるための軸方向の力が、チャック本体
１５の先端において作用する。
Description
【０００１】
【発明の背景】本発明は、工具または被加工物のための
チャックに関する。本発明は、特に、内側受け部と、軸
方向に突出するスプリング領域を備えたクランプ装置と
を有するチャック本体を具えたチャックに関する。
チャックに関する。本発明は、特に、内側受け部と、軸
方向に突出するスプリング領域を備えたクランプ装置と
を有するチャック本体を具えたチャックに関する。
【０００２】この種のチャックは従来より知られてい
る。このようなチャックの１つが、例えば、ＤＥ−ＯＳ
３０２０５２２に記載されている。この文献に開示さ
れたチャックは、クランプ装置を備えた受け部を有して
いる。そして、クランプ装置は、軸方向に突出する２つ
のスプリングリングおよびこれらのスプリングリングの
間に配置されたスペーサリングを備えた、２つの部分か
らなるクランプスリーブとして形成されている。チャッ
ク本体、特にその内側受け部は、前面を、チャック本体
と一体形成された端部カバーによって閉じられ、その位
置で、工具または被加工物等がシャフトに連結されてい
る。端部カバーは、シャフトを挿入するための挿入開
口、およびスプリングリングの一端が当接する内側軸方
向当接部を備えている。なお、スプリングリングの他端
は、スペーサリングに当接する。特別のクランプスプリ
ングスリーブが、さらに内側に配置された第２のスプリ
ングリングの後ろ側に配置され、リングを、内側に配置
されたスプリングリングの後端面に対して軸方向に押し
つける。したがって、軸方向の力が、軸方向に間隔をお
いて配置された２つのスプリングリングを締めつけるべ
く、チャックの後面、よってスプリングスリーブによっ
て生じる。この構造は複雑であり、製作コストが高くつ
き、チャックの設計変更の可能性および使用可能性を制
限する。
る。このようなチャックの１つが、例えば、ＤＥ−ＯＳ
３０２０５２２に記載されている。この文献に開示さ
れたチャックは、クランプ装置を備えた受け部を有して
いる。そして、クランプ装置は、軸方向に突出する２つ
のスプリングリングおよびこれらのスプリングリングの
間に配置されたスペーサリングを備えた、２つの部分か
らなるクランプスリーブとして形成されている。チャッ
ク本体、特にその内側受け部は、前面を、チャック本体
と一体形成された端部カバーによって閉じられ、その位
置で、工具または被加工物等がシャフトに連結されてい
る。端部カバーは、シャフトを挿入するための挿入開
口、およびスプリングリングの一端が当接する内側軸方
向当接部を備えている。なお、スプリングリングの他端
は、スペーサリングに当接する。特別のクランプスプリ
ングスリーブが、さらに内側に配置された第２のスプリ
ングリングの後ろ側に配置され、リングを、内側に配置
されたスプリングリングの後端面に対して軸方向に押し
つける。したがって、軸方向の力が、軸方向に間隔をお
いて配置された２つのスプリングリングを締めつけるべ
く、チャックの後面、よってスプリングスリーブによっ
て生じる。この構造は複雑であり、製作コストが高くつ
き、チャックの設計変更の可能性および使用可能性を制
限する。
【０００３】
【発明の要約】したがって、本発明の目的は、従来のチ
ャックの欠点を克服することができるチャックを提供す
ることにある。この目的および以下の説明で明らかにな
る他の目的を達成するための本発明の特徴の１つは、簡
単にのべると、クランプ装置を締めつけるための軸方向
の力が、チャック本体の先端において作用するようにし
たチャックにある。
ャックの欠点を克服することができるチャックを提供す
ることにある。この目的および以下の説明で明らかにな
る他の目的を達成するための本発明の特徴の１つは、簡
単にのべると、クランプ装置を締めつけるための軸方向
の力が、チャック本体の先端において作用するようにし
たチャックにある。
【０００４】本発明によるチャックは、構造が簡単であ
り、製作コストがあまりかからず、スペースをとらず、
しかも作動信頼性を有している。本発明によるチャック
は、締めつけられるべき工具、被加工物等々の迅速な締
めつけおよび交換を確実にし、また、いずれかの望まし
い方法で、シャフトの挿入位置の後ろ側に配置される。
り、製作コストがあまりかからず、スペースをとらず、
しかも作動信頼性を有している。本発明によるチャック
は、締めつけられるべき工具、被加工物等々の迅速な締
めつけおよび交換を確実にし、また、いずれかの望まし
い方法で、シャフトの挿入位置の後ろ側に配置される。
【０００５】クランプ装置の締めつけのための軸方向の
力は、チャック本体の先端において作用するので、例え
ば、圧縮部材によって適用されるので、締めつけられる
べき工具、被加工物等の迅速な締めつけまたは取り外
し、および交換が可能となる。チャックの後部領域は、
クランプ装置に対しては使用されず、したがって、後部
領域が異なる方法で設計されうるように、よってチャッ
ク自体が異なる方法で製作されうるようにすべく利用可
能である。チャックは、例えば、迅速交換可チャックと
してまたは一体形成されたチャックとして、またはそれ
らに類するものとして形成されうることがわかる。
力は、チャック本体の先端において作用するので、例え
ば、圧縮部材によって適用されるので、締めつけられる
べき工具、被加工物等の迅速な締めつけまたは取り外
し、および交換が可能となる。チャックの後部領域は、
クランプ装置に対しては使用されず、したがって、後部
領域が異なる方法で設計されうるように、よってチャッ
ク自体が異なる方法で製作されうるようにすべく利用可
能である。チャックは、例えば、迅速交換可チャックと
してまたは一体形成されたチャックとして、またはそれ
らに類するものとして形成されうることがわかる。
【０００６】締めつけ作用を生じないチャック後部領域
は、また、チャックを適当なホルダーに適合させ、また
は取り付けるための種々のアダプター面およびそれに類
するものを備えうる。本発明によるクランプの簡単な、
安価なかつコンパクトな構造は、非常に有利である。ク
ランプ装置に作用するための付加的なスプリングスリー
ブは必要とされない。クランプ装置は、必要な場合にチ
ャック本体の受け部から迅速に取り外され、新たなもの
と取り替えられる一体形成されたコンポーネントとして
形成される。
は、また、チャックを適当なホルダーに適合させ、また
は取り付けるための種々のアダプター面およびそれに類
するものを備えうる。本発明によるクランプの簡単な、
安価なかつコンパクトな構造は、非常に有利である。ク
ランプ装置に作用するための付加的なスプリングスリー
ブは必要とされない。クランプ装置は、必要な場合にチ
ャック本体の受け部から迅速に取り外され、新たなもの
と取り替えられる一体形成されたコンポーネントとして
形成される。
【０００７】本発明によれば、さらに、クランプ装置の
スプリング領域によって、挿入されたシャフトのその外
周方向における確実な締めつけがなされ、シャフトの回
りに作用する最も一様に分布した締めつけ力が発生せし
められるという別の効果が得られる。クランプ装置の残
りの、非スプリング部分および非締めつけ部分は、工
具、被加工物等と一体となったシャフトの心出しおよび
案内に寄与しうる。このことは、特に、両端に備えられ
た心出しリングに対しておよび／または中央支持リング
に対してあてはまる。
スプリング領域によって、挿入されたシャフトのその外
周方向における確実な締めつけがなされ、シャフトの回
りに作用する最も一様に分布した締めつけ力が発生せし
められるという別の効果が得られる。クランプ装置の残
りの、非スプリング部分および非締めつけ部分は、工
具、被加工物等と一体となったシャフトの心出しおよび
案内に寄与しうる。このことは、特に、両端に備えられ
た心出しリングに対しておよび／または中央支持リング
に対してあてはまる。
【０００８】本発明に対して特徴的であると認められる
新規な特徴が、特に、本明細書の特許請求の範囲におい
て説明してある。しかしながら、本発明の構造および作
動方法は、そのさらに別の目的および効果と共に、添付
図面を参照して、以下の好ましい実施例の説明から最も
よく理解されるだろう。
新規な特徴が、特に、本明細書の特許請求の範囲におい
て説明してある。しかしながら、本発明の構造および作
動方法は、そのさらに別の目的および効果と共に、添付
図面を参照して、以下の好ましい実施例の説明から最も
よく理解されるだろう。
【０００９】
【好ましい実施例の説明】本発明による、工具１１また
は図示はしない被加工物等を締めつけるためのチャック
に、以下の説明全体を通じて番号１０を付した。図１に
おいては、工具１１を締めつけるべく機能する右側前部
のみを示してあり、以下この部分について説明する。チ
ャック１０は、多くの異なる方法で形成されうる。チャ
ック１０は、その後部に、例えばチャックを機械内にお
いて保持すべく機能する基部１２を有している。工具１
１は、そのシャフト１３をチャック内に挿入され、チャ
ックに固定される。図示の実施例においては、工具１１
は、工具１１の先端に冷却媒体を供給するための管路１
４を備えている。
は図示はしない被加工物等を締めつけるためのチャック
に、以下の説明全体を通じて番号１０を付した。図１に
おいては、工具１１を締めつけるべく機能する右側前部
のみを示してあり、以下この部分について説明する。チ
ャック１０は、多くの異なる方法で形成されうる。チャ
ック１０は、その後部に、例えばチャックを機械内にお
いて保持すべく機能する基部１２を有している。工具１
１は、そのシャフト１３をチャック内に挿入され、チャ
ックに固定される。図示の実施例においては、工具１１
は、工具１１の先端に冷却媒体を供給するための管路１
４を備えている。
【００１０】チャック１０はチャック本体１５を有して
いる。チャック本体１５は、前端に向かって開口した受
け部１６を有している。クランプ装置１７が受け部１６
内に収容される。クランプ装置１７は、軸方向に突出す
るスプリング領域を有している。スプリング領域は、こ
の実施例において、軸方向にのびる２つのスプリング領
域１８および１９からなっている。クランプ装置は、一
端で支持され、受け部１６内に配置されたシャフト１３
を締めつけるべく、軸方向に圧縮される。クランプ装置
１７の詳細については、以下に説明する。
いる。チャック本体１５は、前端に向かって開口した受
け部１６を有している。クランプ装置１７が受け部１６
内に収容される。クランプ装置１７は、軸方向に突出す
るスプリング領域を有している。スプリング領域は、こ
の実施例において、軸方向にのびる２つのスプリング領
域１８および１９からなっている。クランプ装置は、一
端で支持され、受け部１６内に配置されたシャフト１３
を締めつけるべく、軸方向に圧縮される。クランプ装置
１７の詳細については、以下に説明する。
【００１１】クランプ装置を締めつけるための軸方向の
力は、チャック本体１５の先端（図１では右端）で適用
される。クランプ装置の後端（図１および図２の左端に
位置する）は、チャック本体１５に直接支持されてい
る。このため、チャック本体１５は、クランプ装置の左
端に対する軸方向支持面２１を備えた内側環状つば２０
を有している。
力は、チャック本体１５の先端（図１では右端）で適用
される。クランプ装置の後端（図１および図２の左端に
位置する）は、チャック本体１５に直接支持されてい
る。このため、チャック本体１５は、クランプ装置の左
端に対する軸方向支持面２１を備えた内側環状つば２０
を有している。
【００１２】先端の圧縮部材２２が、チャック本体１５
の先端（図１の右端）に、軸方向に調節可能に保持され
る。圧縮部材２２は、クランプ装置１７の先端（図１お
よび図２の右端）を押しつける。圧縮部材２２は、円盤
２３を有し、チャック本体１５に直接、またはねじ山に
よって間接的に取り付けられる。圧縮部材２２は、以下
に説明するように軸方向に調節可能となっている。
の先端（図１の右端）に、軸方向に調節可能に保持され
る。圧縮部材２２は、クランプ装置１７の先端（図１お
よび図２の右端）を押しつける。圧縮部材２２は、円盤
２３を有し、チャック本体１５に直接、またはねじ山に
よって間接的に取り付けられる。圧縮部材２２は、以下
に説明するように軸方向に調節可能となっている。
【００１３】図示はしない実施例において、チャック本
体１５は、その先端において、受け部の内壁面にねじを
切られており、このねじを切られた部分には、外周面に
対応するねじが切られた圧縮部材２２（特にその円盤２
３）がねじ込まれるようになっている。
体１５は、その先端において、受け部の内壁面にねじを
切られており、このねじを切られた部分には、外周面に
対応するねじが切られた圧縮部材２２（特にその円盤２
３）がねじ込まれるようになっている。
【００１４】これに対し、図示の実施例では、チャック
本体１５はその外周面にねじ２４が切られており、ナッ
ト２５、ねじが切られたスリーブおよびねじが切られた
リング等々がチャック本体外周面のねじ２４にねじ込ま
れる。ナット２５は、圧縮部材２２、特に円盤２３を支
持する。図示はしない実施例によれば、ナット２５、ね
じが切られたスリーブおよびねじが切られたリング等々
が、例えば、圧縮部材２２、特に円盤２３に一体に固定
的に結合される。この代わりに、図示の実施例では、ナ
ット２５は、有利な方法で、圧縮部材２２、特に円盤２
３に回転可能に結合される。この結合は、特に、例えば
ボールベアリングからなる転動部材２６によって達成さ
れる。図１に示したように、円盤２３は、その後面が、
チャックの先端面から十分な距離だけ離れて配置され
る。したがって、必要な場合、ナット２５をチャック本
体外周面のねじ２４にさらにねじ込むことによって、後
からの締めつけが可能となる。クランプ装置１７は、図
１および図２においてはその右端で、円盤２３の関係す
る面と当接する。したがって、ナット２５を、チャック
本体１５、よってクランプ装置１７の外周面のねじ２４
にねじ込むことによって、クランプ装置１７は軸方向に
圧縮され、それによって工具１１のシャフト１３が締め
つけられる。図１において、シャフト１３の後端は、整
合開口２７内に収容され、付加的に心出しが行われる。
本体１５はその外周面にねじ２４が切られており、ナッ
ト２５、ねじが切られたスリーブおよびねじが切られた
リング等々がチャック本体外周面のねじ２４にねじ込ま
れる。ナット２５は、圧縮部材２２、特に円盤２３を支
持する。図示はしない実施例によれば、ナット２５、ね
じが切られたスリーブおよびねじが切られたリング等々
が、例えば、圧縮部材２２、特に円盤２３に一体に固定
的に結合される。この代わりに、図示の実施例では、ナ
ット２５は、有利な方法で、圧縮部材２２、特に円盤２
３に回転可能に結合される。この結合は、特に、例えば
ボールベアリングからなる転動部材２６によって達成さ
れる。図１に示したように、円盤２３は、その後面が、
チャックの先端面から十分な距離だけ離れて配置され
る。したがって、必要な場合、ナット２５をチャック本
体外周面のねじ２４にさらにねじ込むことによって、後
からの締めつけが可能となる。クランプ装置１７は、図
１および図２においてはその右端で、円盤２３の関係す
る面と当接する。したがって、ナット２５を、チャック
本体１５、よってクランプ装置１７の外周面のねじ２４
にねじ込むことによって、クランプ装置１７は軸方向に
圧縮され、それによって工具１１のシャフト１３が締め
つけられる。図１において、シャフト１３の後端は、整
合開口２７内に収容され、付加的に心出しが行われる。
【００１５】図２は、クランプ装置１７の詳細を示した
ものである。クランプ装置１７は、その左端および右端
に、スプリング作用および締めつけ作用とは無関係な心
出しリング３７および４７を有している。心出しリング
３７、４７は、相対的に広い断面を有している。例え
ば、心出しリングは、０．００６ｍｍの非常に狭い許容
誤差で、１０ｍｍの内径を有しうる。中央支持リング４
２が、２つの支持リング３７および４７の間において、
軸の中心に関して対称的に配置される。中央支持リング
４２は、また、スプリング作用および締めつけ作用とは
無関係である。中央支持リング４２は、また、相対的に
広い断面を有している。心出しリング３７、４７と同様
に、中央支持リング４２は、中身の詰まった材料から形
成され、クランプ装置１７の全長に関して、両端に位置
する心出しリング３７および４７の間の軸距離のちょう
ど真ん中に配置される。中央支持リング４２は、例え
ば、＋０．０２ｍｍの許容誤差で、１０ｍｍの内径を有
する。
ものである。クランプ装置１７は、その左端および右端
に、スプリング作用および締めつけ作用とは無関係な心
出しリング３７および４７を有している。心出しリング
３７、４７は、相対的に広い断面を有している。例え
ば、心出しリングは、０．００６ｍｍの非常に狭い許容
誤差で、１０ｍｍの内径を有しうる。中央支持リング４
２が、２つの支持リング３７および４７の間において、
軸の中心に関して対称的に配置される。中央支持リング
４２は、また、スプリング作用および締めつけ作用とは
無関係である。中央支持リング４２は、また、相対的に
広い断面を有している。心出しリング３７、４７と同様
に、中央支持リング４２は、中身の詰まった材料から形
成され、クランプ装置１７の全長に関して、両端に位置
する心出しリング３７および４７の間の軸距離のちょう
ど真ん中に配置される。中央支持リング４２は、例え
ば、＋０．０２ｍｍの許容誤差で、１０ｍｍの内径を有
する。
【００１６】スプリング領域１８および１９は、一方に
おいて心出しリング３７および中央支持リング４２の間
に、他方において心出しリング４７および中央支持リン
グ４２の間に形成される。スプリング領域１８、１９
は、それぞれスプリングリング２８および２９を有して
いる。スプリングリング２８、２９はそれぞれ、隣接す
る心出しリング３７、４７および中央支持リング４２と
一体形成される。各スプリングリング２８、２９は、そ
のリング面に、実質上Ｕ字状に半径方向外側に向かって
開口する環状の凹部３０および３１を有している。凹部
３０は、側壁面３２および３３によって両側を規制され
る。同様にして、凹部３１は、側壁面３４および３５に
よって両側を規制される。半径方向外側のナット形状の
リング３８および３９が、側壁面３２および３３に連続
する。これらのナット形状のリング３８、３９は、スプ
リングリング２８に結合し、これを心出しリング３７お
よび中央支持リング４２と一体化させる。同様にして、
半径方向外側のナット形状のリング４０および４１が、
凹部３１の側壁面３４、３５に連続し、スプリングリン
グ２９を、中央支持リング４２および左側の心出しリン
グ４７に一体的に結合させる。
おいて心出しリング３７および中央支持リング４２の間
に、他方において心出しリング４７および中央支持リン
グ４２の間に形成される。スプリング領域１８、１９
は、それぞれスプリングリング２８および２９を有して
いる。スプリングリング２８、２９はそれぞれ、隣接す
る心出しリング３７、４７および中央支持リング４２と
一体形成される。各スプリングリング２８、２９は、そ
のリング面に、実質上Ｕ字状に半径方向外側に向かって
開口する環状の凹部３０および３１を有している。凹部
３０は、側壁面３２および３３によって両側を規制され
る。同様にして、凹部３１は、側壁面３４および３５に
よって両側を規制される。半径方向外側のナット形状の
リング３８および３９が、側壁面３２および３３に連続
する。これらのナット形状のリング３８、３９は、スプ
リングリング２８に結合し、これを心出しリング３７お
よび中央支持リング４２と一体化させる。同様にして、
半径方向外側のナット形状のリング４０および４１が、
凹部３１の側壁面３４、３５に連続し、スプリングリン
グ２９を、中央支持リング４２および左側の心出しリン
グ４７に一体的に結合させる。
【００１７】このように形成されたスプリング領域１８
おおよび１９は、クランプ装置１７が圧縮される間に、
シャフト１３を半径方向に締めつける。なぜなら、スプ
リング領域１８、１９のみが、シャフト１３を締めつけ
るべく機能する締めつけ基面を有しているからである。
ナット形状のリング３８〜４１は、一方において、スプ
リングリング２８、２９から隣接する心出しリング３
７、４７への移行において、他方において、スプリング
リング２８、２９から中央支持リング４２への移行にお
いて、ヒンジ点を形成する。クランプ装置１７が軸方向
に圧縮される間に、ヒンジ点は、軸方向の力を半径方向
の締めつけ力に変換すること、およびスプリング領域１
１、１８、１９における締めつけを可能にする。このク
ランプ装置１７の実施例において、スプリング領域１８
および１９は、それぞれ、例えば、＋０．０６ｍｍの許
容誤差で、１０ｍｍの内径を有している。しかしなが
ら、かかる寸法は、この特別な例に対してのみ妥当であ
り、本発明の要旨の範囲内において別の寸法を設定する
ことが可能であることが理解されるべきである。
おおよび１９は、クランプ装置１７が圧縮される間に、
シャフト１３を半径方向に締めつける。なぜなら、スプ
リング領域１８、１９のみが、シャフト１３を締めつけ
るべく機能する締めつけ基面を有しているからである。
ナット形状のリング３８〜４１は、一方において、スプ
リングリング２８、２９から隣接する心出しリング３
７、４７への移行において、他方において、スプリング
リング２８、２９から中央支持リング４２への移行にお
いて、ヒンジ点を形成する。クランプ装置１７が軸方向
に圧縮される間に、ヒンジ点は、軸方向の力を半径方向
の締めつけ力に変換すること、およびスプリング領域１
１、１８、１９における締めつけを可能にする。このク
ランプ装置１７の実施例において、スプリング領域１８
および１９は、それぞれ、例えば、＋０．０６ｍｍの許
容誤差で、１０ｍｍの内径を有している。しかしなが
ら、かかる寸法は、この特別な例に対してのみ妥当であ
り、本発明の要旨の範囲内において別の寸法を設定する
ことが可能であることが理解されるべきである。
【００１８】クランプ装置１７の構造にとって特に重要
なことは、その両端に配置された相対的に大きな断面を
もつ心出しリング３７、４７、および相対的に大きな断
面をもつ中央支持リング４２が、変形しうる部分を与え
ず、それらの間に配置されたスプリング領域１８および
１９を支持するためにのみ作用することである。変形
は、上述のヒンジ位置の領域において、特に、スプリン
グリング２８、２９が、一方においてそれぞれ隣接する
心出しリング３７、４７と、他方において中央支持リン
グ４２と軸方向に一体的に結合される位置において生じ
る。スプリング領域１８、１９は、シャフト１３を締め
つけるための半径方向の締めつけ力を生じさせる変形し
うる圧縮スリーブ部分を形成する。両方のスプリング領
域１８おおび１９に対する遊びの限界は同一である。
なことは、その両端に配置された相対的に大きな断面を
もつ心出しリング３７、４７、および相対的に大きな断
面をもつ中央支持リング４２が、変形しうる部分を与え
ず、それらの間に配置されたスプリング領域１８および
１９を支持するためにのみ作用することである。変形
は、上述のヒンジ位置の領域において、特に、スプリン
グリング２８、２９が、一方においてそれぞれ隣接する
心出しリング３７、４７と、他方において中央支持リン
グ４２と軸方向に一体的に結合される位置において生じ
る。スプリング領域１８、１９は、シャフト１３を締め
つけるための半径方向の締めつけ力を生じさせる変形し
うる圧縮スリーブ部分を形成する。両方のスプリング領
域１８おおび１９に対する遊びの限界は同一である。
【００１９】工具１１をチャック１０内に締めつけるた
めに、まず最初、ナット２５が、クランプ装置外周面の
ねじ２４から十分に緩められ、クランプ装置１７におけ
る締めつけが解除される。こうして、工具１１がクラン
プ１０内に挿入されるとき、シャフト１３がクランプ装
置１７の内側開口３６内に挿入されうる。その後、ナッ
ト２５がねじ２４にねじ込まれ、それによってクランプ
装置１７は、スプリング領域１８、１９がシャフト１３
に対して十分な半径方向の締めつけ力を与えるようにな
るまで、圧縮部材２４、特に円盤２３によって軸方向に
圧縮される。
めに、まず最初、ナット２５が、クランプ装置外周面の
ねじ２４から十分に緩められ、クランプ装置１７におけ
る締めつけが解除される。こうして、工具１１がクラン
プ１０内に挿入されるとき、シャフト１３がクランプ装
置１７の内側開口３６内に挿入されうる。その後、ナッ
ト２５がねじ２４にねじ込まれ、それによってクランプ
装置１７は、スプリング領域１８、１９がシャフト１３
に対して十分な半径方向の締めつけ力を与えるようにな
るまで、圧縮部材２４、特に円盤２３によって軸方向に
圧縮される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるクランプチャックを概略的に示し
た側面図である。
た側面図である。
【図２】図１のチャックのクランプ装置の軸方向に沿っ
てとられた拡大断面図である。
てとられた拡大断面図である。
１０ チャック １１ 工具 １３ シャフト １５ チャック本体 １６ 受け部 １７ クランプ装置 １８、１９ スプリング領域 ２０ 内側環状つば ２２ 圧縮部材 ２３ 円盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム アンドレアス ヴォツァー ドイツ連邦共和国、デー‐7300 エスリン ゲン、ヴァイデンヴェーク ２
Claims (16)
- 【請求項１】 工具、被加工物等のためのチャックであ
って、内側受け部１６と、前記受け部内に収容され、軸
方向に突出するスプリング領域１８、１９を有するクラ
ンプ装置１７とを具えたチャック本体１５を有し、前記
クランプ装置は、両端を軸方向に支持され、前記クラン
プ装置の内側に挿入されたシャフト１３を締めつけるべ
く軸方向に圧縮されることができるものにおいて、 前記クランプ装置１７を締めつけるための軸方向の力
が、前記チャック本体１５の先端において作用すること
を特徴とするチャック。 - 【請求項２】 前記クランプ装置１７は、その後端にお
いて前記チャック本体に直接支持されていることを特徴
とする請求項１に記載のチャック。 - 【請求項３】 前記チャック本体１５は、前記クランプ
装置１７に対する軸方向支持面２１を備えた内側環状つ
ば２０を有していることを特徴とする請求項１または請
求項２に記載のチャック。 - 【請求項４】 前記チャック本体１５の先端に軸方向に
調節可能に保持された、前記クランプ装置１７の先端を
軸方向に押しつけるための先端の圧縮部材２２を有して
いることを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれかに
記載のチャック。 - 【請求項５】 前記圧縮部材２２は、円盤２３を有して
いることを特徴とする請求項４に記載のチャック。 - 【請求項６】 前記圧縮部材２２、特に前記円盤２３
は、ねじによって前記チャック本体１５に取り付けら
れ、軸方向に調節可能となっていることを特徴とする請
求項４または請求項５に記載のチャック。 - 【請求項７】 前記チャック本体１５の前記受け部１６
の内壁面にはねじが切られており、前記チャック本体の
前記ねじには、対応するねじが外周面に切られた前記圧
縮部材２２、特に前記円盤２３がねじ込まれることを特
徴とする請求項４〜請求項６のいずれかに記載のチャッ
ク。 - 【請求項８】 前記チャック本体１５の外壁面にはねじ
が切られており、前記チャック本体の前記ねじには、前
記圧縮部材２２、特に前記円盤２３を支持する、ナット
２５およびねじが切られたスリーブおよびねじが切られ
たリング等のいずれかがねじ込まれることを特徴とする
請求項４〜請求項６のいずれかに記載のチャック。 - 【請求項９】 前記ナット２５および前記ねじが切られ
たスリーブおよび前記ねじが切られたリング等のいずれ
かが、前記圧縮部材２２、特に円盤２３に一体に固定的
に結合されることを特徴とする請求項８に記載のチャッ
ク。 - 【請求項１０】 前記ナット２５および前記ねじが切ら
れたスリーブおよび前記ねじが切られたリング等のいず
れかが、前記圧縮部材２２、特に前記円盤に回転可能に
取り付けられていること、例えば、転動部材２６を介し
て前記圧縮部材、特に前記円盤に結合されていることを
特徴とする請求項８に記載のチャック。 - 【請求項１１】 前記クランプ装置１７が、その両端に
おいて、スプリング作用および締めつけ作用に無関係な
心出しリング３７、４７を有していることを特徴とする
請求項１〜請求項１０のいずれかに記載のチャック。 - 【請求項１２】 前記クランプ装置１７が、前記心出し
リング３７、４７の間に軸中心に対して対称的に配置さ
れた、スプリング作用および締めつけ作用に無関係な中
央支持リング４２を有していることを特徴とする請求項
１〜請求項１１のいずれかに記載のチャック。 - 【請求項１３】 前記心出しリング３７、４７のそれぞ
れと、前記中央支持リング４２との間に、スプリング領
域１８、１９が形成され、前記スプリング領域は、挿入
された前記シャフト１３を締めつけるべく機能する少な
くとも１つの締めつけ基面を有していることを特徴とす
る請求項１〜請求項１２のいずれかに記載のチャック。 - 【請求項１４】 前記スプリング領域１８、１９は、そ
れぞれスプリングリング２８、２９を有し、前記スプリ
ングリング２８、２９は、それぞれ前記心出しリング３
７、４７および前記中央支持リング４２と一体形成され
ることを特徴とする請求項１〜請求項１３のいずれかに
記載のチャック。 - 【請求項１５】 前記スプリングリング２８、２９は、
リング面に、実質上Ｕ字状に半径方向外側に向かって開
口した環状の凹部３０、３１を有していることを特徴と
する請求項１４に記載のチャック。 - 【請求項１６】 前記凹部３０、３１の両側壁面３２〜
３５に、半径方向外側の実質上ナット形状のリング３８
〜４１が連続しており、前記ナット形状のリングは、対
応する前記スプリングリング２８、２９に結合し、前記
スプリングリングを前記中央支持リング４２および前記
心出しリング３７、４７と一体化させることを特徴とす
る請求項１５に記載のチャック。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE9115854.0 | 1991-12-20 | ||
| DE9115854U DE9115854U1 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269609A true JPH05269609A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=6874468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4355494A Pending JPH05269609A (ja) | 1991-12-20 | 1992-12-18 | 工具または被加工物等のためのチャック |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5301961A (ja) |
| EP (1) | EP0548628A1 (ja) |
| JP (1) | JPH05269609A (ja) |
| DE (1) | DE9115854U1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016504207A (ja) * | 2012-12-21 | 2016-02-12 | フランツ ハイマー マシーネンバウ カーゲー | プレロード型緩衝システム |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5511801A (en) * | 1994-04-01 | 1996-04-30 | Power Tool Holders, Inc. | Integrated collet and chuck device |
| US5464229A (en) * | 1994-05-26 | 1995-11-07 | Power Tool Holders, Inc. | Quick release chuck device |
| US5573255A (en) * | 1995-05-05 | 1996-11-12 | Power Tool Holders, Inc. | Quick release chuck device for saw blades |
| US5577743A (en) * | 1995-05-10 | 1996-11-26 | Power Tool Holders, Inc. | Quick release chuck device |
| DE772505T1 (de) * | 1995-05-31 | 1998-02-19 | Power Tool Holders Inc | Schnellspanneinrichtung |
| US5810366A (en) * | 1996-06-19 | 1998-09-22 | Power Tool Holders Incorporated | Tool-less machine tool chuck |
| US5951024A (en) * | 1997-08-11 | 1999-09-14 | Power Tool Holders Incorporated | Enhanced grip tool holding chuck |
| US5947484A (en) * | 1997-09-03 | 1999-09-07 | Power Tool Holders Incorporated | Quick-change chuck device |
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| US6834864B2 (en) * | 2001-10-24 | 2004-12-28 | Power Tool Holders Incorporated | Chuck having quick change mechanism |
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| US7175184B1 (en) | 2003-10-24 | 2007-02-13 | Pilling Weck Incorporated | Collect tool holder and method of making same |
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| CN100579695C (zh) * | 2004-06-14 | 2010-01-13 | 弗朗茨·海默机械制造两合公司 | 工具夹具以及用于将旋转工具夹紧在工具夹具中的方法 |
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| US10010945B2 (en) | 2015-06-02 | 2018-07-03 | The Boeing Company | Receivers and methods for forming such receivers |
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| DE102018105000A1 (de) | 2018-03-05 | 2019-09-05 | Schunk Gmbh & Co. Kg Spann- Und Greiftechnik | Spannfutter |
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| GB1173009A (en) * | 1965-12-17 | 1969-12-03 | Dentatus Ab | Improvements in or relating to Devices for Clamping Tool Shanks |
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| DE2613526C3 (de) * | 1976-03-30 | 1978-10-26 | Glimpel, Helmut, Dipl.-Ing., 8560 Lauf | Vorrichtung zum Spannen und genauen Zentrieren eines Werkstückes oder Werkzeuges |
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-
1991
- 1991-12-20 DE DE9115854U patent/DE9115854U1/de not_active Expired - Lifetime
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1992
- 1992-12-04 EP EP92120713A patent/EP0548628A1/de not_active Withdrawn
- 1992-12-14 US US07/989,768 patent/US5301961A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-18 JP JP4355494A patent/JPH05269609A/ja active Pending
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0548628A1 (de) | 1993-06-30 |
| US5301961A (en) | 1994-04-12 |
| DE9115854U1 (ja) | 1992-02-20 |
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