JP2536596Y2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JP2536596Y2
JP2536596Y2 JP1991107069U JP10706991U JP2536596Y2 JP 2536596 Y2 JP2536596 Y2 JP 2536596Y2 JP 1991107069 U JP1991107069 U JP 1991107069U JP 10706991 U JP10706991 U JP 10706991U JP 2536596 Y2 JP2536596 Y2 JP 2536596Y2
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JP
Japan
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ink
gear
ribbon
ink ribbon
ink supply
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JP1991107069U
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JPH0553966U (ja
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実 水谷
徳寿 井坂
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、シリアルプリンタに
おけるインク補充方式のインクリボンカセットの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクリボンのプリンタへの装着
の容易化やインクリボンの装着時における手やプリンタ
周辺部の汚れの解消ならびにプリンタの小型化等を考慮
して、インクリボンをカセット内に収納してインクリボ
ンカセットとし、これをプリンタのキャリッジに搭載し
て使用している。
【0003】一方、インクリボンの寿命は、一般的には
インクリボンに含浸されているインク量によって決定さ
れ、インクリボンの基布自体の寿命はこれより格段に長
いのが普通である。
【0004】そこで、インクリボンの寿命を長くするた
めにインクリボンにインクを補充するインク補充手段を
具備するインクリボンカセットが提案されている。
【0005】図6はそのようなインクリボンカセットの
上カバーおよびインク吸蔵体の上カバーを外した状態で
の斜視図であり、この図面を用いて以下に説明する。
【0006】図において無端状で輪となっているインク
リボン1は、リボンカセット2のインクリボン収納部3
内に収納され、一部分だけがリボン案内部4a,4bの
先端から外部に露出される。インクリボン1はこの露出
部で矢印方向に移動する。
【0007】駆動ギヤ5は、上記リボン収納部3の入口
に配置され、駆動ギヤ支持部材6によって、回転自在に
支持される。
【0008】従動ギヤ7は、従動ギヤ支持部材8によっ
て回転自在に支持され、スプリング9によって駆動ギヤ
5の方向に押圧される。従動ギヤ7の歯部は上記駆動ギ
ヤ5の歯部とインクリボン1を挟んで噛み合う。この従
動ギヤ7にはフエルトによるインク供給体10が当接し
ており、このインク供給体10は繊維にインクを含浸さ
せたインク吸蔵体11と接触してインク吸蔵体11のイ
ンクを毛細管現象で吸い上げて従動ギヤ7に供給する。
【0009】インク吸蔵体ケース12は、インク吸蔵体
11のインクが外に漏れないようにインク吸蔵体カバー
13と溶着されている。
【0010】リボンカセットカバー14はこれらをリボ
ンカセット2内に収納し蓋をする。
【0011】以上の構成によると、駆動ギヤ5と従動ギ
ヤ7に挟持されたインクリボン1は、キャリッジのスペ
ース駆動により駆動ギヤ5を介して駆動されリボン収納
部3内に循環して引き込まれ、折り畳まれた状態で収納
される。
【0012】一方、引き出されたインクリボン1はリボ
ン案内部4aを通って一旦外部に出て印字稼働を行い、
リボン案内部4bを経て上記の如くリボン収納部3内に
循環して引き込まれる。そして引き込まれる際に、イン
ク供給体10から従動ギヤ7に供給されたインクがイン
クリボン1に転写され、インクの補充が行われる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のインクリボンカセットにおいては、図7に示すように
駆動ギヤ5の一つの歯5aの先端が欠けているかあるい
は変形していると、この歯5aと噛み合う従動ギヤ7の
谷部7bに供給されたインクは、噛み合った時でもイン
クリボン1に接触しないのでインクリボン1に転写され
ずに残ってしまう。これを何度か繰り返すと従動ギヤ7
の谷部7bに残るインクは次第に多くなり、ある時点に
おいて谷部7bのインクがインクリボン1に接触する
と、一度にまとまってインクリボン1に転写される。そ
の結果、転写された部分は多量のインクが付着すること
になり、この部分で印字が行われると、印字濃度が高く
なりすぎ、滲み等が発生して印字品位が悪くなる。
【0014】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、従動ギヤの谷部にインクが過剰に溜
るのを防止し、従動ギヤからインクリボンに転写するイ
ンクの量を一定にして印字品位が良好となるインクリボ
ンカセットを提供することである。
【0015】上記課題を解決するために本考案は、イン
クリボンを挟持部で挟持しながら回転することによりイ
ンクリボンを搬送する一対のギヤと、一対のギヤの一方
のインク供給ギヤに当接しインク供給ギヤの回転の際イ
ンク供給ギヤにインクを供給するインク供給体とを備
え、インク供給ギヤの当接部で供給されたインクをイン
ク供給ギヤの挟持部でインクリボンに補充するインクカ
セットにおいて、先端部が上記インク供給ギヤの当接部
から挟持部へインクを搬送する経路上に位置し、その先
端部が上記インク供給ギヤの歯の先端部より谷部側に入
り込み歯の谷部の過剰インクを掻き取るとともに、イン
ク供給ギヤの該歯の谷の底部から離間し谷部に前記イン
クを所定量残すブレードを備えたものである。
【0016】
【0017】上記構成の本考案は、ブレードを設けるこ
とにより、ギヤの谷部にインクが所定量以上溜まると、
ブレードの先端により溜まったインクを掻き取り、谷部
に必要以上のインクが溜まることはない。
【0018】
【0019】
【実施例】以下本考案に係る実施例を図面にしたがって
説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を
付す。
【0020】図1は本考案に係わる一実施例の要部のギ
ヤを示す拡大平面図である。図1において、駆動ギヤ2
1はインクリボンカセット内に配置され、図示せぬ駆動
手段により回転駆動される。駆動ギヤ21は、インクリ
ボン1を挟んで従動ギヤ22と噛み合っている。従動ギ
ヤ22は図示せぬ押圧手段により駆動ギヤ21の方向に
押圧されている。駆動ギヤ21が矢印A方向に回転する
と、従動ギヤ22が矢印B方向に回転し、インクリボン
1は矢印C方向にフィードされる。
【0021】駆動ギヤ21の歯数は従動ギヤ22の歯数
よりも1つ多くすると好ましい。
【0022】従動ギヤ22には従来例と同様にインク供
給体10が接触しており、インク供給体10に含浸して
いるインクが従動ギヤ22に供給され、さらに従動ギヤ
22の回転によりインクリボン1に転写されるようにな
っている。図示してないがその他の構造は前記従来例と
同様である。
【0023】駆動ギヤ21は、製造不良により先端が欠
けた歯21aを有している。この欠け歯15aは、図1
に示す場合には従動ギヤ22の谷部22bと噛み合う。
谷部22bにはインク供給体10から供給されたインク
23が若干溜っている。しかしながら図1に示すよう
に、谷部22bが駆動ギヤ21と噛み合う位置に来て
も、欠け歯15aの先端が欠けているので、インクリボ
ン1がインク23に接触せず、インク23はインクリボ
ン1に転写されない。したがって、インク23は谷部2
2bに残ったままになる。
【0024】その御駆動ギヤ21および従動ギヤ22が
ほぼ1回転すると、図2の様に駆動ギヤ21の歯数が従
動ギヤ22の歯数よりも1つ多い場合には、従動ギヤ2
2の谷部22bは、駆動ギヤ21の欠け歯21aの隣り
の正常な歯21bと噛み合うようになる。したがって、
噛み合った状態では、正常歯21bによりインクリボン
1が谷部22bのインク23と隣接し、インク23はイ
ンクリボン1に転写される。なお図2は本考案に係わる
一実施例のギヤの動作を示す拡大平面図である。
【0025】このように、駆動ギヤ21に欠け歯21a
があった場合には、1回転すれば欠け歯の噛み合う谷部
がずれるので、谷部にインクが多量に溜ることはない。
【0026】図3は本考案に係わる一実施例の要部のブ
レードを示す拡大平面図、図4は本考案に係わる一実施
例のインクリボンカセットを示す斜視図である。
【0027】両図において、インクリボンカセットは、
先端が従動ギヤ7に当接するブレード25を設けたもの
である。ブレード25は図4に示すようにブレード固定
部26でカセットの側壁に固定され、その先端部25a
は従動ギヤ7の谷部と歯の先端部との間に当接してい
る。またブレード25の幅は従動ギヤ7の幅とほぼ同じ
になっている。
【0028】駆動ギヤ5に欠け歯5aがあるが故に従動
ギヤ7の谷部7bに過剰に溜ったインク23は、回転に
よりブレード25の当接部まで来たとき、ブレード25
の先端部25aにより掻き落される。このとき、ブレー
ド先端部25aは谷部7bの底までは達していないの
で、谷底付近のインクは残され、過剰分のみが取り除か
れることになる。あるいは過剰分のインクは、従動ギヤ
7から離脱しないで、回転に伴って歯7cの先端を乗り
越えて、次の谷部7dに入り込む。そしてこれが繰り返
されて、従動ギヤ7の全谷部は、インクが平滑に供給さ
れた状態と同様になる。
【0029】以上本考案は、一実施例として、駆動ギヤ
21の歯数を従動ギヤ22の歯数よりも1つ多くしたこ
とと、先端を従動ギヤの谷部と歯の先端部との間に当接
するブレード25を有したことにより、ギヤの一方の歯
が欠けた場合に歯の谷部にインクが多く溜るのを防止す
ることができたが、ブレードだけを設けた場合であって
も、谷部のインクが多く溜ることを防止できる。また、
このブレードを設けることにより、次のような効果もあ
る。即ち、図5において、非印字時においては、従動ギ
ヤ7はインク供給体10に接触した状態で静止してい
る。したがってインク供給体10に接触している従動ギ
ヤ7の谷部7e,7fにインクが過剰に溜り、印字持に
これがインクリボン1に一度に供給されると印字品位が
悪くなることがあるが、こうした過剰インク23を所定
の量にできるという効果もある。
【0030】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、従動ギヤの谷部に溜るインクの量を適度な量にして
インクリボンに転写するようにしたので、仮令駆動ギヤ
に欠け歯があってもインクリボンに転写されるインクの
量は一定となり、印字品位の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる一実施例の要部のギヤを示す拡
大平面図
【図2】本考案に係わる一実施例のギヤの動作を示す拡
大平面図
【図3】本考案に係わる一実施例のブレードを示す拡大
平面図
【図4】本考案に係わる一実施例のインクリボンカセッ
トを示す斜視図
【図5】本考案に係わる一実施例のブレードの動作を示
す拡大平面図
【図6】従来のインクリボンカセットを示す斜視図
【図7】従来例の要部を示す拡大斜視図
【符号の説明】
1 インクリボン 10 インク供給体 21 駆動ギヤ 22 従動ギヤ 21a 欠け歯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状のインクリボンと、該インクリボ
    ンを挟持部で挟持しながら回転することにより該インク
    リボンを搬送する一対のギヤと、該一対のギヤの一方の
    インク供給ギヤに当接し該インク供給ギヤの回転の際該
    インク供給ギヤにインクを供給するインク供給体とを備
    え、該インク供給ギヤの当接部で供給されたインクを該
    インク供給ギヤの挟持部で前記インクリボンに補充する
    インクカセットにおいて、 先端部が前記インク供給ギヤの前記当接部から前記挟持
    部へインクを搬送する経路上に位置し、 前記先端部が該インク供給ギヤの歯の先端部より谷部側
    に入り込み該歯の谷部の過剰インクを掻き取るととも
    に、該インク供給ギヤの該歯の谷の底部から離間し該谷
    部に前記インクを所定量残すブレードを備えたことを特
    徴とするインクリボンカセット。
JP1991107069U 1991-12-25 1991-12-25 インクリボンカセット Expired - Lifetime JP2536596Y2 (ja)

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JPH0553966U JPH0553966U (ja) 1993-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6125160U (ja) * 1984-07-20 1986-02-14 セイコーエプソン株式会社 インクリボンカセツトのインキング機構
JPH01127861U (ja) * 1988-02-24 1989-08-31

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