JPH0664290A - インク供給装置 - Google Patents
インク供給装置Info
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- JPH0664290A JPH0664290A JP24595892A JP24595892A JPH0664290A JP H0664290 A JPH0664290 A JP H0664290A JP 24595892 A JP24595892 A JP 24595892A JP 24595892 A JP24595892 A JP 24595892A JP H0664290 A JPH0664290 A JP H0664290A
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- ink
- ribbon
- ink ribbon
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクリボンの幅方向におけるインク保持量
のアンバンスを小さくして、一つの文字内に生じる濃淡
差によるムラを防止し、印字品質を低下させることのな
いインク供給装置を提供する。 【構成】 インクリボン5に供給されるインクを保持す
るインク保持体と、インクリボン5の幅方向と平行に設
けられた軸15によってインク保持体とインクリボン5
との間に回転自在に軸支され、その外周面18を両者に
接触させたインク供給体14とでインク供給手段を構成
し、インク供給体14の外周面18のうち、インクリボ
ン5の長手方向に沿って形成された印字帯5aの中央帯
部に接触する部分18aの面積を、印字帯5aの両端縁
部に接触する部分18bの面積より大きくした。
のアンバンスを小さくして、一つの文字内に生じる濃淡
差によるムラを防止し、印字品質を低下させることのな
いインク供給装置を提供する。 【構成】 インクリボン5に供給されるインクを保持す
るインク保持体と、インクリボン5の幅方向と平行に設
けられた軸15によってインク保持体とインクリボン5
との間に回転自在に軸支され、その外周面18を両者に
接触させたインク供給体14とでインク供給手段を構成
し、インク供給体14の外周面18のうち、インクリボ
ン5の長手方向に沿って形成された印字帯5aの中央帯
部に接触する部分18aの面積を、印字帯5aの両端縁
部に接触する部分18bの面積より大きくした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドットプリンタ
やタイプライタ等、用紙等の記録媒体に対して選択的に
衝撃力または押圧力を与えることにより所定の印字を行
うインパクト方式の印字装置において使用されるインク
リボンにインクを供給するインク供給装置に関する。
やタイプライタ等、用紙等の記録媒体に対して選択的に
衝撃力または押圧力を与えることにより所定の印字を行
うインパクト方式の印字装置において使用されるインク
リボンにインクを供給するインク供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上述したようなインパクト方式
の印字装置においては、長尺状のリボン素材全域にイン
クを保持させたインクリボンを介在させることで、所定
の印字を行っている。すなわち、前記インクリボンに保
持されているインクが印字装置から選択的に与えられた
衝撃力または押圧力に対応して記録媒体に移ることで、
所定の文字が記録媒体に記録される。ところで、このよ
うな印字装置においては、印字で消費されたインクの補
給即ち前記インクリボンに対して印字ヘッドの印字部に
対向する印字帯にインクを補給しなければならないた
め、インクリボンにインクを供給するインク供給装置が
必要となる。
の印字装置においては、長尺状のリボン素材全域にイン
クを保持させたインクリボンを介在させることで、所定
の印字を行っている。すなわち、前記インクリボンに保
持されているインクが印字装置から選択的に与えられた
衝撃力または押圧力に対応して記録媒体に移ることで、
所定の文字が記録媒体に記録される。ところで、このよ
うな印字装置においては、印字で消費されたインクの補
給即ち前記インクリボンに対して印字ヘッドの印字部に
対向する印字帯にインクを補給しなければならないた
め、インクリボンにインクを供給するインク供給装置が
必要となる。
【0003】従来、このようなインク供給装置として
は、例えば、インクが含浸されたインク含浸体をインク
保持体としてインクリボンの搬送路近傍に設けると共
に、このインク含浸体とインクリボンとに接触する供給
ローラをインク供給体としてインクリボンの幅方向と平
衡な軸上に回転自在に設け、この供給ローラを搬送手段
により搬送路を搬送されるインクリボンとの接触摩擦に
よって回転させ、インク含浸体に含浸されているインク
を供給ローラを介してインクリボンに供給するものが知
られている。
は、例えば、インクが含浸されたインク含浸体をインク
保持体としてインクリボンの搬送路近傍に設けると共
に、このインク含浸体とインクリボンとに接触する供給
ローラをインク供給体としてインクリボンの幅方向と平
衡な軸上に回転自在に設け、この供給ローラを搬送手段
により搬送路を搬送されるインクリボンとの接触摩擦に
よって回転させ、インク含浸体に含浸されているインク
を供給ローラを介してインクリボンに供給するものが知
られている。
【0004】なお、このようなインク供給装置において
は、一般に装置の小型化または簡素化を図るため、供給
ローラを回転させる専用の駆動手段を設けずに、搬送手
段により搬送路を搬送されるインクリボンと供給ローラ
とを接触させることによって生じた摩擦力で供給ローラ
が回転するように構成されている。しかし、供給ローラ
とインクリボンとの間に生じる摩擦力は両者の間にイン
クが介在しているため通常それ程大きくなく、供給ロー
ラとインクリボンとの間に滑りが生じ、インクリボンに
インクを均等に供給できないという問題があった。
は、一般に装置の小型化または簡素化を図るため、供給
ローラを回転させる専用の駆動手段を設けずに、搬送手
段により搬送路を搬送されるインクリボンと供給ローラ
とを接触させることによって生じた摩擦力で供給ローラ
が回転するように構成されている。しかし、供給ローラ
とインクリボンとの間に生じる摩擦力は両者の間にイン
クが介在しているため通常それ程大きくなく、供給ロー
ラとインクリボンとの間に滑りが生じ、インクリボンに
インクを均等に供給できないという問題があった。
【0005】この両者の滑りによって起こるインクリボ
ンに対するインク供給の不良を防止するものとしては、
前記供給ローラの外周面に軸方向に向かって切り欠かれ
た溝(凹部)を複数個放射状に設け、この複数の隣合う
凸凹部を有する歯車状回転体をインク供給体としたイン
ク供給装置が知られている。このようなインク供給装置
においては、インク供給体である歯車状回転体の凸部の
角が搬送手段により搬送路を搬送されるインクリボンに
引っ掛かってインクリボンとインク供給体との接触摩擦
力が大きくなるので、インクリボンの搬送に伴ってイン
ク供給体が良好に回転し、インクリボンにインクを均等
に供給することができる。
ンに対するインク供給の不良を防止するものとしては、
前記供給ローラの外周面に軸方向に向かって切り欠かれ
た溝(凹部)を複数個放射状に設け、この複数の隣合う
凸凹部を有する歯車状回転体をインク供給体としたイン
ク供給装置が知られている。このようなインク供給装置
においては、インク供給体である歯車状回転体の凸部の
角が搬送手段により搬送路を搬送されるインクリボンに
引っ掛かってインクリボンとインク供給体との接触摩擦
力が大きくなるので、インクリボンの搬送に伴ってイン
ク供給体が良好に回転し、インクリボンにインクを均等
に供給することができる。
【0006】しかし、上述したような印字装置で印字さ
れる文字は、一般にその形状(文字パターン)が文字の
上下端に比べて中央部の方が密度が高いため、インクリ
ボンの印字帯の中央帯部に保持されているインクの消費
量が印字帯の両端縁部に保持されているインクの消費量
よりも多くなるが、上述したような従来のインク供給装
置では、インクリボンの印字帯の全面に対してインクを
均等に供給するだけで、必ずしもインク消費量に対応し
てインクリボンの各部にインクを供給するわけではない
ので、インクリボンの印字帯の幅方向において保持する
インク量にアンバランスが生じてしまう。このような印
字帯の幅方向におけるインク保持量のアンバランスは、
印字装置で印字される一つの文字内に生じる濃淡差によ
るムラの原因となり、印字品質を低下させることにな
る。
れる文字は、一般にその形状(文字パターン)が文字の
上下端に比べて中央部の方が密度が高いため、インクリ
ボンの印字帯の中央帯部に保持されているインクの消費
量が印字帯の両端縁部に保持されているインクの消費量
よりも多くなるが、上述したような従来のインク供給装
置では、インクリボンの印字帯の全面に対してインクを
均等に供給するだけで、必ずしもインク消費量に対応し
てインクリボンの各部にインクを供給するわけではない
ので、インクリボンの印字帯の幅方向において保持する
インク量にアンバランスが生じてしまう。このような印
字帯の幅方向におけるインク保持量のアンバランスは、
印字装置で印字される一つの文字内に生じる濃淡差によ
るムラの原因となり、印字品質を低下させることにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、印
字される文字の形状に対応して生じるインクリボンの幅
方向におけるインク保持量のアンバンスを小さくするこ
とで、印字装置で印字される一つの文字内に生じる濃淡
差によるムラを防止し、印字装置の印字品質を低下させ
ることのないインク供給装置を提供しようとするもので
ある。
字される文字の形状に対応して生じるインクリボンの幅
方向におけるインク保持量のアンバンスを小さくするこ
とで、印字装置で印字される一つの文字内に生じる濃淡
差によるムラを防止し、印字装置の印字品質を低下させ
ることのないインク供給装置を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺状のリボ
ン素材から成り、その長手方向に沿って形成された印字
帯にインクを保持するインクリボンと、このインクリボ
ンが搬送される搬送路と、この搬送路に沿って前記イン
クリボンを記録媒体に対して印字する印字位置へ搬送す
る搬送手段と、前記搬送路中に介在して前記インクリボ
ンにインクを供給するインク供給手段とを備えたインク
供給装置において、前記インク供給手段は、前記インク
リボンに供給されるインクを保持するインク保持体と、
前記インクリボンの幅方向と平行に設けられた軸によっ
て前記インク保持体と前記インクリボンとの間に回転自
在に軸支され、その外周面を両者に接触させたインク供
給体とから構成され、前記インク供給体の外周面のう
ち、前記インクリボンの長手方向に沿って形成された印
字帯の中央帯部に接触する部分の面積を、前記印字帯の
両端縁部に接触する部分の面積より大きくしたことを特
徴とする。
ン素材から成り、その長手方向に沿って形成された印字
帯にインクを保持するインクリボンと、このインクリボ
ンが搬送される搬送路と、この搬送路に沿って前記イン
クリボンを記録媒体に対して印字する印字位置へ搬送す
る搬送手段と、前記搬送路中に介在して前記インクリボ
ンにインクを供給するインク供給手段とを備えたインク
供給装置において、前記インク供給手段は、前記インク
リボンに供給されるインクを保持するインク保持体と、
前記インクリボンの幅方向と平行に設けられた軸によっ
て前記インク保持体と前記インクリボンとの間に回転自
在に軸支され、その外周面を両者に接触させたインク供
給体とから構成され、前記インク供給体の外周面のう
ち、前記インクリボンの長手方向に沿って形成された印
字帯の中央帯部に接触する部分の面積を、前記印字帯の
両端縁部に接触する部分の面積より大きくしたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】インク保持体とインクリボンとに接触するイン
ク供給体の外周面のうち、インクリボンの長手方向に沿
って形成された印字帯の中央帯部に接触する部分の面積
を、印字帯の両端縁部に接触する部分の面積より大きく
したので、インク保持体に保持されているインクをイン
ク消費量の多い印字帯の中央帯部にインク消費量の少な
い印字帯の両端縁部より多く供給することができ、イン
クリボンの幅方向におけるインク保持量のアンバンスが
小さくなる。
ク供給体の外周面のうち、インクリボンの長手方向に沿
って形成された印字帯の中央帯部に接触する部分の面積
を、印字帯の両端縁部に接触する部分の面積より大きく
したので、インク保持体に保持されているインクをイン
ク消費量の多い印字帯の中央帯部にインク消費量の少な
い印字帯の両端縁部より多く供給することができ、イン
クリボンの幅方向におけるインク保持量のアンバンスが
小さくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をワイヤドットプリンタで使用
されるリボンカセットに適用したものを本発明の一実施
例として、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、
リボンカセットの内部機構を示す平面図である。このリ
ボンカセット1は、筐体2と、この筐体2にプリンタ本
体内に設けられたキャリッジ(図示せず)に搭載されて
いる印字ヘッド3が挿入される印字ヘッド挿入部4、前
記印字ヘッド3が行う印字によって消費されたインクを
インクリボン5に供給するインク供給部6、このインク
供給部6でインクを供給されたインクリボン5をジグザ
ク状に折り畳んだ状態で収納するリボン収納部7、及び
このリボン収納部7から引き出されたインクリボン5に
所定のテンションを付与するリボン張架部8とから構成
されており、これらの各部を連通するようにインクリボ
ン5が搬送される搬送路9が形成されている。
されるリボンカセットに適用したものを本発明の一実施
例として、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、
リボンカセットの内部機構を示す平面図である。このリ
ボンカセット1は、筐体2と、この筐体2にプリンタ本
体内に設けられたキャリッジ(図示せず)に搭載されて
いる印字ヘッド3が挿入される印字ヘッド挿入部4、前
記印字ヘッド3が行う印字によって消費されたインクを
インクリボン5に供給するインク供給部6、このインク
供給部6でインクを供給されたインクリボン5をジグザ
ク状に折り畳んだ状態で収納するリボン収納部7、及び
このリボン収納部7から引き出されたインクリボン5に
所定のテンションを付与するリボン張架部8とから構成
されており、これらの各部を連通するようにインクリボ
ン5が搬送される搬送路9が形成されている。
【0011】前記印字ヘッド挿入部4は、前記筐体2の
前面部と、筐体2の両端部から突出すると共に前記印字
ヘッド3を間に挟むように所定距離離間して対向配置さ
れた一対のアーム10a、10bと、これらのアーム1
0a、10bのそれぞれの先端部に設けられた開口11
a、11bから前記印字ヘッド3の印字部3aに引き出
されて外部に露出したインクリボン5とによって周囲を
覆われている。前記アーム10a又は10b内には、前
記開口11a又は11bから前記インク供給部6又はリ
ボン張架部8に連通する搬送路9a又は9bが形成され
ている。
前面部と、筐体2の両端部から突出すると共に前記印字
ヘッド3を間に挟むように所定距離離間して対向配置さ
れた一対のアーム10a、10bと、これらのアーム1
0a、10bのそれぞれの先端部に設けられた開口11
a、11bから前記印字ヘッド3の印字部3aに引き出
されて外部に露出したインクリボン5とによって周囲を
覆われている。前記アーム10a又は10b内には、前
記開口11a又は11bから前記インク供給部6又はリ
ボン張架部8に連通する搬送路9a又は9bが形成され
ている。
【0012】前記インクリボン5は、例えば布等のイン
ク保持性を有する長尺状のリボン素材をループ状に構成
したもので前記印字ヘッド3の印字部3aに対向する印
字帯5aを有し、この印字帯5aの長手方向全域に渡っ
てインクを保持している(図2参照)。なお、このイン
クリボン5は、その大部分が前記リボン収納部7内に折
り畳まれて収納されており、このリボン収納部7から引
き出されて前記リボン張架部8、印字ヘッド挿入部4、
インク供給部6及びこれらを連通する搬送路9を経て再
びリボン収納部7に戻るようになっている。
ク保持性を有する長尺状のリボン素材をループ状に構成
したもので前記印字ヘッド3の印字部3aに対向する印
字帯5aを有し、この印字帯5aの長手方向全域に渡っ
てインクを保持している(図2参照)。なお、このイン
クリボン5は、その大部分が前記リボン収納部7内に折
り畳まれて収納されており、このリボン収納部7から引
き出されて前記リボン張架部8、印字ヘッド挿入部4、
インク供給部6及びこれらを連通する搬送路9を経て再
びリボン収納部7に戻るようになっている。
【0013】前記インク供給部6は、前記インクリボン
5にインクを供給するインク供給手段として、前記イン
クリボン5に供給されるインクを貯溜するインクタンク
12、このインクタンク12内のインクを所定量含浸し
たインク含浸体13、このインク含浸体13から受け取
ったインクを前記インクリボン5に引き渡すインク供給
体としての供給ギヤ14を備えている。前記インク含浸
体13は例えば発泡ウレタンフォーム等のインク含浸性
を有する素材で構成され、その一端は前記インクタンク
12内に収納されており、他端は前記インクリボン5に
向かってタンク外に露出している。なお、このインク含
浸体13は前記インクタンク12と共にインク保持体を
構成している。前記供給ギヤ14は、前記インクリボン
5の幅方向と平行に設けられた軸15によって回転自在
に軸支されて、その外周面は前記インクリボン5と前記
インク含浸体13とに接触している。
5にインクを供給するインク供給手段として、前記イン
クリボン5に供給されるインクを貯溜するインクタンク
12、このインクタンク12内のインクを所定量含浸し
たインク含浸体13、このインク含浸体13から受け取
ったインクを前記インクリボン5に引き渡すインク供給
体としての供給ギヤ14を備えている。前記インク含浸
体13は例えば発泡ウレタンフォーム等のインク含浸性
を有する素材で構成され、その一端は前記インクタンク
12内に収納されており、他端は前記インクリボン5に
向かってタンク外に露出している。なお、このインク含
浸体13は前記インクタンク12と共にインク保持体を
構成している。前記供給ギヤ14は、前記インクリボン
5の幅方向と平行に設けられた軸15によって回転自在
に軸支されて、その外周面は前記インクリボン5と前記
インク含浸体13とに接触している。
【0014】また、この供給ギヤ15は、図2に示すよ
うに、その外周面に、前記軸15の軸方向に向かって切
り欠かれた溝(凹部)16が所定の間隔を開けて放射状
に複数個設けられおり、いわゆる歯車のような形状をし
ている。この歯車の歯に相当する凸部17の頂面18
は、その前記軸方向中央部18aの面積が前記軸方向両
端縁部18bの面積よりも大きくなるような形状、本実
施例では略ひょうたん状に形成されている。なお、この
頂面18は、前記印字ヘッド3の印字部3aに対向する
前記インクリボン5の印字帯5aに接触している。
うに、その外周面に、前記軸15の軸方向に向かって切
り欠かれた溝(凹部)16が所定の間隔を開けて放射状
に複数個設けられおり、いわゆる歯車のような形状をし
ている。この歯車の歯に相当する凸部17の頂面18
は、その前記軸方向中央部18aの面積が前記軸方向両
端縁部18bの面積よりも大きくなるような形状、本実
施例では略ひょうたん状に形成されている。なお、この
頂面18は、前記印字ヘッド3の印字部3aに対向する
前記インクリボン5の印字帯5aに接触している。
【0015】前記インク供給部6と前記インクリボン収
納部7との境界部には、前記搬送路9に沿って前記イン
クリボン5を記録媒体に対して印字する印字位置2aへ
搬送する搬送手段として、プリンタ本体から駆動力を受
けて回転駆動する駆動ギヤ19、この駆動ギヤ19に向
かってスプリング20で付勢され、前記駆動ギヤ19と
共に前記インクリボン5を間に挟みながら従動回転する
従動ギヤ21が設けられている。
納部7との境界部には、前記搬送路9に沿って前記イン
クリボン5を記録媒体に対して印字する印字位置2aへ
搬送する搬送手段として、プリンタ本体から駆動力を受
けて回転駆動する駆動ギヤ19、この駆動ギヤ19に向
かってスプリング20で付勢され、前記駆動ギヤ19と
共に前記インクリボン5を間に挟みながら従動回転する
従動ギヤ21が設けられている。
【0016】前記インクリボン張架部8には、一端にス
プリング22を取りつけられると共に他端に前記インク
リボン5が引っ掛ける爪23aを有するリボン張架部材
23が設けられている。
プリング22を取りつけられると共に他端に前記インク
リボン5が引っ掛ける爪23aを有するリボン張架部材
23が設けられている。
【0017】以上のように構成されたリボンカセット1
を、印字ヘッド挿入部4にプリンタの印字ヘッド3が位
置するように、プリンタ本体内のキャリッジ上に装着
し、印字ヘッド3の印字動作に伴ってプリンタ本体から
受ける駆動力により駆動ギヤ19が回転駆動すると、こ
の駆動ギヤ19と従動ギヤ21とによって挟持されたイ
ンクリボン5は矢印方向に搬送される。この過程で、前
記インク供給部6では、前記印字ヘッド3の印字動作に
よってインクを消費されたインクリボン5が、前記供給
ギヤ15の凸部17に引っ掛かり、供給ギヤ15を回転
させる。このとき、供給ギヤ15の頂面18は、その面
に前記インク含浸体13から受け取ったインクを保持し
たままインクリボン5の印字帯5aに接触し、その保持
しているインクを引き渡すので、インクリボン5の印字
帯5aには頂面18の面積に対応したインクが供給され
る。
を、印字ヘッド挿入部4にプリンタの印字ヘッド3が位
置するように、プリンタ本体内のキャリッジ上に装着
し、印字ヘッド3の印字動作に伴ってプリンタ本体から
受ける駆動力により駆動ギヤ19が回転駆動すると、こ
の駆動ギヤ19と従動ギヤ21とによって挟持されたイ
ンクリボン5は矢印方向に搬送される。この過程で、前
記インク供給部6では、前記印字ヘッド3の印字動作に
よってインクを消費されたインクリボン5が、前記供給
ギヤ15の凸部17に引っ掛かり、供給ギヤ15を回転
させる。このとき、供給ギヤ15の頂面18は、その面
に前記インク含浸体13から受け取ったインクを保持し
たままインクリボン5の印字帯5aに接触し、その保持
しているインクを引き渡すので、インクリボン5の印字
帯5aには頂面18の面積に対応したインクが供給され
る。
【0018】従って、本実施例のように、供給ギヤ15
の頂面18を軸方向中央部18aの面積が軸方向両端縁
部18bの面積よりも大きくなるように形成すると、イ
ンクリボン5の印字帯5aの中央帯部には供給ギヤ15
の軸方向中央部18aが、またインクリボン5の印字帯
5aの両端縁部には供給ギヤ15の軸方向両端縁部18
bが接触するので、供給ギヤ15に保持されているイン
クをインク消費量の多い印字帯5aの中央帯部にインク
消費量の少ない印字帯5aの両端縁部より多く供給する
ことができ、インクリボンの幅方向におけるインク保持
量のアンバンスが小さくなる。このため、ワイヤドット
プリンタで印字される文字に文字の上下端と中央部とに
密度の差があっても、一つの文字内に濃淡差によるムラ
が生じなくなり、ワイヤドットプリンタの印字品質を良
好に保つことができる。
の頂面18を軸方向中央部18aの面積が軸方向両端縁
部18bの面積よりも大きくなるように形成すると、イ
ンクリボン5の印字帯5aの中央帯部には供給ギヤ15
の軸方向中央部18aが、またインクリボン5の印字帯
5aの両端縁部には供給ギヤ15の軸方向両端縁部18
bが接触するので、供給ギヤ15に保持されているイン
クをインク消費量の多い印字帯5aの中央帯部にインク
消費量の少ない印字帯5aの両端縁部より多く供給する
ことができ、インクリボンの幅方向におけるインク保持
量のアンバンスが小さくなる。このため、ワイヤドット
プリンタで印字される文字に文字の上下端と中央部とに
密度の差があっても、一つの文字内に濃淡差によるムラ
が生じなくなり、ワイヤドットプリンタの印字品質を良
好に保つことができる。
【0019】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、前
記実施例以外にも様々な変形実施が可能である。例え
ば、前記実施例では、リボン素材の長手方向に沿って印
字帯を一段形成したループ状のインクリボン5を示した
が、印字帯を二段形成しメビウスの環状に接合したイン
クリボンやループ状に接合せずに一方向に最後まで送っ
た後に他方向に送るもの等を用いてもよい。なお、イン
クリボンをメビウスの環状に接合した場合には、供給ギ
ヤ15を軸方向に二段重ねたようなものをインク供給体
として用いることになる。また、前記実施例では、イン
クタンク12とインク含浸体13とでインク保持体とを
構成したが、インクタンク12、またはインク含浸体1
3何方か一方のみをインク保持体としてもよい。さら
に、前記実施例では、頂面18が略ひょうたん状の供給
ギヤ15をインク供給体として説明したが、この頂面の
形状はこれに限定されるものではなく、例えば小判状や
十字状等、インクリボンの印字帯の中央帯部に接触する
部分の面積を、前記印字帯の両端縁部に接触する部分の
面積より大きくしたものであれば、どのような形状でも
よい。
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、前
記実施例以外にも様々な変形実施が可能である。例え
ば、前記実施例では、リボン素材の長手方向に沿って印
字帯を一段形成したループ状のインクリボン5を示した
が、印字帯を二段形成しメビウスの環状に接合したイン
クリボンやループ状に接合せずに一方向に最後まで送っ
た後に他方向に送るもの等を用いてもよい。なお、イン
クリボンをメビウスの環状に接合した場合には、供給ギ
ヤ15を軸方向に二段重ねたようなものをインク供給体
として用いることになる。また、前記実施例では、イン
クタンク12とインク含浸体13とでインク保持体とを
構成したが、インクタンク12、またはインク含浸体1
3何方か一方のみをインク保持体としてもよい。さら
に、前記実施例では、頂面18が略ひょうたん状の供給
ギヤ15をインク供給体として説明したが、この頂面の
形状はこれに限定されるものではなく、例えば小判状や
十字状等、インクリボンの印字帯の中央帯部に接触する
部分の面積を、前記印字帯の両端縁部に接触する部分の
面積より大きくしたものであれば、どのような形状でも
よい。
【0020】
【発明の効果】本発明では、インク供給体の外周面のう
ち、インクリボンの長手方向に沿って形成された印字帯
の中央帯部に接触する部分の面積を、印字帯の両端縁部
に接触する部分の面積より大きくしたので、印字される
文字の形状に対応して生じるインクリボンの幅方向にお
けるインク保持量のアンバンスを小さくし、印字装置で
印字される一つの文字内に生じる濃淡差によるムラを防
止することができ、印字装置の印字品質が良好に保たれ
る。
ち、インクリボンの長手方向に沿って形成された印字帯
の中央帯部に接触する部分の面積を、印字帯の両端縁部
に接触する部分の面積より大きくしたので、印字される
文字の形状に対応して生じるインクリボンの幅方向にお
けるインク保持量のアンバンスを小さくし、印字装置で
印字される一つの文字内に生じる濃淡差によるムラを防
止することができ、印字装置の印字品質が良好に保たれ
る。
【図1】本発明の一実施例であるリボンカセットの内部
機構を示す平面図である。
機構を示す平面図である。
【図2】インクリボンと供給ギヤとの関係を示す斜視図
である。
である。
3a 印字部 5 インクリボン 5a 印字帯 9 搬送路 12 インクタンク(インク保持体) 13 インク含浸体(インク保持体) 14 供給ギヤ(インク供給体) 15 軸 18 頂面(外周面) 19 駆動ギヤ(搬送手段) 21 従動ギヤ(搬送手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺状のリボン素材から成り、その長手
方向に沿って形成された印字帯にインクを保持するイン
クリボンと、 このインクリボンが搬送される搬送路と、 この搬送路に沿って前記インクリボンを記録媒体に対し
て印字する印字位置へ搬送する搬送手段と、 前記搬送路中に介在して前記インクリボンにインクを供
給するインク供給手段とを備えたインク供給装置におい
て、 前記インク供給手段は、前記インクリボンに供給される
インクを保持するインク保持体と、 前記インクリボンの幅方向と平行に設けられた軸によっ
て前記インク保持体と前記インクリボンとの間に回転自
在に軸支され、その外周面を両者に接触させたインク供
給体とから構成され、 前記インク供給体の外周面のうち、前記インクリボンの
長手方向に沿って形成された印字帯の中央帯部に接触す
る部分の面積を、前記印字帯の両端縁部に接触する部分
の面積より大きくしたことを特徴とするインク供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24595892A JPH0664290A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | インク供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24595892A JPH0664290A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | インク供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664290A true JPH0664290A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17141380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24595892A Pending JPH0664290A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | インク供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664290A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5570963A (en) * | 1995-07-14 | 1996-11-05 | Sercomp Corporation | Ink transfer roller for ribbon cartridges |
US6017158A (en) * | 1998-09-08 | 2000-01-25 | Tally Printer Corporation | Apparatus for reinking the ribbon of a printer ribbon cartridge |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP24595892A patent/JPH0664290A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5570963A (en) * | 1995-07-14 | 1996-11-05 | Sercomp Corporation | Ink transfer roller for ribbon cartridges |
US6017158A (en) * | 1998-09-08 | 2000-01-25 | Tally Printer Corporation | Apparatus for reinking the ribbon of a printer ribbon cartridge |
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