JPS60244581A - インクリボンサブカートリッジ及びインクリボンカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワイヤドツトプリンタなどインパクト方式のプ
リンタに使用されるインクリボーンに係り、特にインク
リボンサブカートリッジの改良に関する。

インパクトプリンタは印字素子がインクリボン及び印字
用紙を介してプラテンをインパクトすることにより、イ
ンクリボンに含浸されているインクを印字用紙に転写す
るものである。インパクトプリンタの代表であるシリア
ル式ワイヤドツトプリンタは印字ヘッドに搭載された複
数の印字ワイヤ（ニードル）を印字すべき文字等に応じ
て選択的に駆動し、この印字ワイヤの先端がインクリボ
ン及び印字用紙を介してプラテンに衝突することにより
印字用紙上にイン、りのドツトを形成し、このドツトの
集合により文字等を表現するものである。

〔従来技術〕

このようなインパクト式プリンタに使用されるインクリ
ボンはその取扱上の簡便さなどからインクリボンカート
リッジに内蔵されて使用されるのが一般的である。すな
わち、インクリボンを無端状すなわちエンドレス状とし
、カートリ・ノジ内に収納し、カートリッジ内に設けら
れたリボン移送ローラによって印字動作に同期してリボ
ンを移送することにより、順次新しいリボンを印字に供
することができる。

一方、インクリボンの長寿命化、有効利用化のための開
発が行りわれ、種々の提案がなされ実用化されている。

そのうちの１つがエンドレスインクリボンをメビウスの
輪の形状にしたものである。

すなわち、１本のインクリボン、の表と裏を反転してそ
の両端を接続することによりメビウスの輪の形状をした
エンドレスインクリボンとしたものである。インクリボ
ンカートリッジには表裏反転機構部を設け、移送経路の
途中においてこの表裏反転機構部を経由して移送される
ことにより順次インクリボンの表裏がここで反転される
。したがってインクリボンの表裏が印字に供されること
になるためにインクリボンの損傷が分散され、かつ含浸
されたインクのすべてを印字に供されるため・インクリ
ボンの寿命を長くすることができる。

しかし、インクリボンの寿命を長くすることはできても
、それを無限期間とすることはできない。

インクリボンの寿命の決定する大きな要因は、リボンの
損傷とインク含浸量の減少である。１ノボンは印字素子
によってインパクトされるために損傷し、インクは印字
用紙に転写されるにつれて減少する。インクリボンの摩
耗・損傷は脱字・印字かすれ等の現象を生じ、インク含
浸量の減少は印字濃度の低下等の現象となって現われ、
いずれの場合も印字品質の低下をもたらす。

したがってこのような現象が生じる以前にインクリボン
の交換を行なわなければならないが、インクリボンのみ
を交換する方法と、インクリボンを収納したインクリボ
ンカートリッジ全体を交換する方法とが考えられる。し
かし、未だ使用に耐え得るインクリボンカートリッジも
含めて交換することはコスト的に得策ではない。その場
合には前者の方法すなわちカートリッジはそのままとし
、中のインクリボンのみを交換する方法が採られる。

〔発明が解決しようとしている問題点〕インクリボンカ
ートリッジに対して、インクリボンのみを交換するに際
しては種々の欠点を伴う。

それは前述の如くカートリッジ内におけるインクリボン
は表裏反転機構部を経由しているので、先ず交換すべき
インクリボンをこの機構部から脱す作業を必要としてい
る。表裏反転機構部は表裏反転のためにスリットを含む
反転経路を有し、この経路にインクリボンが沿うように
セントされているが、この通路からインクリボンを脱す
ことが必要となる。同様にして新品の、インクリボン号
充填するにはインクリボンの一部を前記通路に挿通する
作業が必要となる。この作業は煩雑であり、セントミス
を生じやすい、また、インクリボンを直接もって作業を
行なうためにインクによって手・衣服などが汚損されな
いように注意を払られなければならない。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はインクリボンの交換が簡単に確実に行なうこと
ができ、かつ手などを汚すことなく交換することができ
るインクリボンサブカートリッジを提供することを目的
としている。

そのための手段として、本発明によるインクリボンサブ
カートリッジは表裏が反転するようにその終端を接続し
てなるエンドレス状のインクリボンと、インクリボンカ
ートリッジにセント可能に構成され、インクリボンの移
送にともなってその表裏を反転するための反転−機構部
と、インクリボン及び反転機構部とを収納するケースと
よりなり前記インクリボンは前記反転機構部のスリット
に挿通された状態で前記ケースに収納されていることを
特徴としている。

〔作用〕

インクリボンをインクリボンカートリッジに充填するに
際してはインクリボンが挿通されている反転機構部をカ
ートリッジケースにセントするだけであり、また交換す
べきインクリボンの取り出しも反転機構部をカートリッ
ジケースから脱すだけなので、その作業は極めて簡単と
なる。また、反転機構部をもってその作業を行なうこと
ができるので手などを汚すことがない。

〔発明の実施例〕

第１図はインパクト式プリンタの一例としてワイヤドツ
ト式シリアルプリンタの前面斜視図を示す。

シリアル式ワイヤドツトプリンタはキャリッジ１２゜ス
ペース機構部、プラテンユニット紙送り機構部を主構成
要素としており、これらはベースフレーム１０に搭載さ
れている。キャリッジ１２は印字ヘッド１１を固定して
おり、印字ヘッド１１ば複数本の印字ワイヤに一ドル）
とこれを駆動するためのマグネットを内蔵している。キ
ャリッジ１２はスペース機構部によってスペーシングさ
れる。スペース［ｊ［はスペースモータ１４及びその回
転をキャリッジ１２の直線運動に変換して伝達するベル
トなどよりなり、スペースモータ１４を順方向および逆
方向に回転することにより、キャリッジ１２はガイドス
テー１６に案内されてプラテン１８の軸方向に沿って往
復移動する。プラテンユニ・ノドはプラテン１８、ペー
パペイルローラ２０などを含む。プラテン１８は弾性体
例えば硬質ゴムよりなる断面円形の棒状体であり、その
両端はベースフレーム１０より垂直に伸びる一対の号イ
ドフレームに回転可能に支承される。ペーパペイルロー
ラ２０はプラテン１８に巻装される印字用紙（図示せず
）をプラテン１８の表面に密着させるものである。紙送
り機構部はペーパフィードトラクタ２２ａ、２２ｂ、ペ
ーパフィードモータ２４及び回転伝達のためのギア列よ
りなりなる。

ペーパフィードモータ２４の回転によりギア列が回転し
、ペーパフィードトラクタ２２ａ、　２２ｂを回転し、
印字用紙を移送する。同時にペーパフィードモータ２４
の回転はプラテン１８にも伝達され、プラテン１８もペ
ーパフィードトラクタ２２ａ、　２２ｂと同期して回転
される。

３０はインクリボンカートリッジであり、印字へ・ノド
１１の往復移動路となる空間を介してプラテン１８の反
対側に設置される。ベースフレーム１０より垂直に伸び
るサイドフレームに対してこのカートリッジ３０は着脱
可能に支承されるのである。インクリボンカートリッジ
３０の詳細は後述するが、インクリボンが内蔵され、リ
ボンフィードローラによって移送される。移送径路の一
部においてインクリボンはカートリッジケースの外部に
露出しており、印字ヘッド１１と、プラテン１８に巻装
された印字用紙との間を移送し、その部分において印字
に供される。

第２図はインクリボンカートリッジ３０の構造を示し、
（ａ）は一部を破断した上面図、（ｂ）は側面図である
。インクリボンカートリッジ３０は本体ケース３１ａと
上蓋３１ｂよりなり、内部に一対のローラ３２ａ、　３
２ｂ及び反転機構部３３を有している。上蓋３１ｂは本
体ケース３１ａに対して支点３４を中心として開閉可能
であり、開放することにより本体ケース３１ａの内部を
露出することができる。一対のローラはインクリボン３
５を矢印方向に移送するものであり、支持板３６ａに回
転可能に支持されたドライブローラ３２ａと、支持板３
６ｂに回転可能に支持され、スプリング３７によってド
ライブローラ３２゛ａに圧接されたピンチローラ３２ｂ
よりなりなる。

ローラによってカートリッジの内部に移送されたインク
リボン３５は収納部３８において折り畳まれて収納され
る。収納部３日から繰り出されたインクリボン３５は反
転機構部３３を経由してガイド部３９ａを経てカートリ
ッジの外部に露出し、この露出された領域の一部におい
て印字に供され、他方のガイド部３θｂを経て一循する
。反転機構部３３とリボンガイド３９ａとの中間に設け
られた板ばね４０はインクリボン３５をして本体ケース
の内側に押圧し、露出されたインクリボンに弛みが生じ
ることを防止する。

インクリボン３５はメビウスの輪形状とされたエンドレ
スインクリボンである。すなわち一本のテープ状インク
リボンの表面と裏面を反転してその両端を接続しである
。反転機構部３３はリボンの移送に伴なってエンドレス
状のインクリボン３５の表と裏とを反転するためのもの
である。すなわち、収容部３８より引き出されたインク
リボンは点ａにおいて本体ケースの内面に面接触すると
ともに、反転機構部３３の一部を構成する反転ピース４
２に設けられたスリットを挿通し、再び板ばね４０によ
り点すにおいて面接触される。そして点ａと反転ピース
４２との間においてインクリボンは９０度捻られ、反転
ピース４２のスリットを通過するときは水平とされ、反
転ピース４２と点すとの間においてインクリボンは更に
９０度捻られる。したがって、点ａにおいてはケースの
内面に対してインクリボンは一方の面にて面接触するが
、点すにおいてはケース内面に対して他方の面にて面接
触する。

第３図はインクリボンサブカートリッジを示す。

該サブカートリッジ１００はメビウスの輪形状とされた
エンドレスインクリボン３５０と、反転機構部３３を構
成する反転ピース４２０と、これらを収納するケース３
００よりなる。反転ピース４２０は中央部にスリット４
２１を有し、そのスリットの幅及び長さはインクリボン
３５０の厚み及び幅よりもわずかに広く設定されている
。このスリット４２１に連通ずるスリット４２２はイン
クリボン３５０をエンドレス状にした後にスリット４２
１にインクリボンを挿通させるために必要とされるが、
スリット４２１に挿通した後にインクリボンをエンドレ
ス状にする工程を採れば、このスリット４２２は必ずし
も必要としない。いずれにしてもリボン３５０は反転ピ
ース２０のスリット４２１に挿通されてケース３００に
収納される。反転ピース４２０は更に両端に係合部４２
３　、４２４を有し、再係合部４２３　、４２４は後述
する如くリボンカートリッジの反転機構部に設けられた
ガイドボストが嵌合する穴を有する。しかし、係合部４
２３の断面形状は略半円形となっており、保合部４２４
のそれは矩形となっている。この形状の違いによる機能
については後で詳細に述べる。

ケース３００は例えば紙製であり、ケース本体３０１と
上蓋３０２よりなる。ケース本体３０１は一端に保合片
３０１ａを有し、該保合片３０１ａの先端が上蓋３０２
のスリット３０２ａに挿入された状態において生しる空
間に反転ピース４２０を収納する。収納された状態にお
けるインクリボン３５０は折り畳まれた状態となってお
り、上蓋３０２に設けられたスリット３０２ｂ、　３０
２ｃを介して収納部より出て反転ピース４２０に連通し
ている。尚、３０３は固定バンドであり、本体ケース３
０１と上蓋３０２とを一体的にするものであり、例えば
紙製である。

このようなインクリボンサブカセットのインクリボンを
、前述したインクリボンカートリッジ３０に補充するこ
とについて以下に述べる。尚、カートリッジに対して新
規にインクリボンを装填するものと仮定する。まず第４
図に示すようにインクリボンカートリッジ３０の上蓋３
１ｂを本体ケース３１ａに対して開放して、その内部を
露出する０次に第３図に示すサブカートリッジ１００を
リボンカートリッジ３０の収納部３８にそのまま、すな
わち固定バンド３０３で固定した状態でセットする。次
にサブカセット１００のケース本体３０１の係合片３Ｑ
１ａを上蓋３０２のスリット３０２ａより脱し、開放す
ると上蓋３０２とケース本体３０１により挾持されてい
た反転ピース４２０が露出する。この反転ピース４２０
ヲ手で持ってリボンカートリッジ３０の反転機構部３３
にセットするのであるが、このときに反転ピース４２０
における係合片４２３．４２４の形状の相違がセットミ
ス防止に大きな効果をもたらす。すなわち、前述したよ
うに一方の係合片４２３の断面形状は略半円形であり、
他方の係合片４２４の断面形状は矩形となりでいる。一
方、リボンカートリッジ３０の反転機構部３３における
反転ピース４２０がセットされるガイドは第２図及び第
４図に示すように、一方のガイドボスト３３ａの周囲側
面は係合片４２３の断面形状と同じように略円形をして
おり、他方のガイドボスト３３ｂの周囲側面は保合片４
２４の断面形状と同じように矩形となっている。したが
って、反転ピース４２０を反転機構部３３にセットしよ
うとするに際してその位置は一義的に定まる。換言する
と、係合片４２３の穴をガイドボスト３３ｂに、係合片
４２４の穴をガイドボスト３３ａに合致するようにセッ
トしようとしても、反転ピース４２０を正確にリボン反
転部３３にセットすることはできず、係合片４２３の穴
をガイドボス）　３３ａに、係合片４２４の穴をガイド
ボスト３３ｂに合致するようにセットしようとするとき
だけ正確に反転ピース４２０をセットできる。

次に、固定バンド３０３を説し上蓋３０２を取り去り、
かつケース本体３０１をカートリッジ３０の収納部３８
より抜き取る。そして、インクリボン３５０の一部をロ
ーラ対３２ａ　・３２ｂ、ガイド部３９ａ　・３９ｂの
リボン移送経路に沿うようにセットし、リボンカートリ
ッジ３０の上蓋３１ｂを閉じることにより、インクリボ
ン３５０の充填は終了する。尚、この状態ではリボンカ
ートリッジ３０から露出されたインクリボンは弛みを住
しているので、ドライブローラ３２ａに連結された摘み
３２ｃを規定された方向に回転することにより、露出さ
れたインクリボンに張力を与える。

第５図は本発明による他の例を示し、前述の実施例では
インクリボンサブカートリッジに対して反転機構部３３
を構成する反転ピースを持たせた例を示したが、第５図
のように反転機構部全体をサブカートリッジに持たせた
ものである。すなわち、ケース５０１にはメビウスの輪
形状とされたエンドレスインクリボン５１０と反転機構
部５２０とが収納される。そして、該インクリボン５１
０はこの反転機構部５２９のスリット５２１９反転用ス
リ・ノド５２２゜およびスリット５２３に挿通された状
態でケース５０１に収納される。すなわち、スリット５
２１と反転用スリット５２２との間においてインクリボ
ン５２３は９０度捻られ、反転用スリット５２２のスリ
・どト５２２ａに挿通された状態では水平状態とされ、
反転用スリット５２２とスリット５２３との間において
更に同方向に９０度捻られている。

このようなインクリボンサブカートリッジ５００に収納
されたインクリボンをリボンカートリッジに収納するに
際しては、リボンカートリッジは反転機構部５２０を収
納する大きなスペースを有し、このスペースに反転機構
部５２０を収納する点において異なるだけであり、他の
点は前述の実施例と同じであるので、その詳細は省略す
る。尚、反転機構部５２０のリボンカートリッジに対す
るセント位置を規定するために前述の実施例のようにカ
ートリッジおよび反転機構部５２０に形状的な工夫を施
せばよい。

以上の説明はインクリボンカートリッジがプリンタのフ
レームに対して着膜される定位置型についてのみ述べた
が、カートリッジがキャリッジ上に載蓋され、印字ヘッ
ドとともに移動するような形式のプリンタにおいても適
用できることはいうまでもない。

〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば充填されるインク
リボンサブカセットにリボン反転用の反転機構部を持た
せたものであるから、補充に際してはこの反転機構部を
リボンカートリッジにセ・ノドするだけであるから、メ
ビウスの輪形状のエンドレスインクリボンの補充作業が
簡単になる。また、インクリボンを直接化むことがない
ために手を汚すことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はシリアル式ワイヤドツトプリンタの全体斜視図
、第２図はインクリボンカートリッジを示し、（ａ）は
上部を破断した上面図、（ｂ）は側面図、第３図はイン
クリボンサブカートリッジを示す斜視図、第４図はイン
クリボンの充填状態を示す斜視図、第５図はインクリボ
ンサブカセットの他の例を示す斜視図である。 図中、１１は印字ヘッド、１Ｂはプラテン、３０はイン
クリボンカートリッジ、３３．　（）２０は反転機構部
、３５、３５０．５１０はインクリボン、１００．５０
０はインクリボンサブカセット、３００．５０１はケー
ス、４２０は反転ピースを示す。 ｌ４ 僚１躬 茅４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１表裏が反転するようにその終端を接続してなるエ
   ンドレス状のインクリボンと、インクリボンカートリッ
   ジにセント可能に構成され、インクリボンの移送にとも
   なってその表裏を反転するための反転機構部と、インク
   リボンおよび反転機構部を収納するケースとよりなり、
   前記インクリ臀ンは前記反転機構部のスリッ゛トに挿通
   された状態で前記ケースに収納されていることを特徴と
   するインクリボンサブカートリッジ。 セ）前記反転機構部はインクリボンを挿通するスリット
   およびインクリボンカートリッジのガイドに保合可能な
   係合部を有することを特徴とする特許請求の範囲第（１
   ）項記載のインクリボンサブカートリッジ。 （瞬前記反転機構部はインクリボンを挿通するスリット
   およびインクリボンの移送方向に対してスリットの前方
   と後方にてインクリボンを面接触する壁面を有す−るこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のインク
   リボンサブカートリッジ。