JP2536516Y2 - 扉 - Google Patents
扉Info
- Publication number
- JP2536516Y2 JP2536516Y2 JP2055191U JP2055191U JP2536516Y2 JP 2536516 Y2 JP2536516 Y2 JP 2536516Y2 JP 2055191 U JP2055191 U JP 2055191U JP 2055191 U JP2055191 U JP 2055191U JP 2536516 Y2 JP2536516 Y2 JP 2536516Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical
- horizontal frame
- frame members
- decorative
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、扉に関するものであ
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の扉は、図3に示されているよう
に、芯板(1) と、芯板(1) の両面に接着せられた縦横框
部材(2)(3)と、芯板(1) の両面に接着せられかつ縦横框
部材(2)(3)の内側面にそわされた縦横額縁部材(4)(5)
と、縦横額縁部材(4)(5)の表面から縦横框部材(2)(3)の
表面にわたって接着せられた化粧単板(18)(19)と、扉の
周囲のうち少なくとも両側面の芯材(1) および縦框部材
(2) の露出面を覆うようにこれらに接着せられた縁板(2
0)とを備えているものである。
に、芯板(1) と、芯板(1) の両面に接着せられた縦横框
部材(2)(3)と、芯板(1) の両面に接着せられかつ縦横框
部材(2)(3)の内側面にそわされた縦横額縁部材(4)(5)
と、縦横額縁部材(4)(5)の表面から縦横框部材(2)(3)の
表面にわたって接着せられた化粧単板(18)(19)と、扉の
周囲のうち少なくとも両側面の芯材(1) および縦框部材
(2) の露出面を覆うようにこれらに接着せられた縁板(2
0)とを備えているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の扉では、化
粧単板に接着前、欠けなどが生じることがあるので、図
示のように、接着面積より若干大きいものを用意し、接
着後に化粧単板の接着面からはみ出した部分を除去して
いた。
粧単板に接着前、欠けなどが生じることがあるので、図
示のように、接着面積より若干大きいものを用意し、接
着後に化粧単板の接着面からはみ出した部分を除去して
いた。
【0004】ところで、扉の外側のはみ出し部分は機械
的に簡単に除去できるが、同内側のはみ出し部分、とく
に隅部分は機械的に除去できないから、熟練工がナイフ
で慎重にはみ出し部分を切取っていた。扉は図2に示す
ような単純なものに限られず、複雑なデザインのものも
存在するので、このような場合には長い作業時間を必要
とするし、良好な仕上げが得難いという問題があった。
的に簡単に除去できるが、同内側のはみ出し部分、とく
に隅部分は機械的に除去できないから、熟練工がナイフ
で慎重にはみ出し部分を切取っていた。扉は図2に示す
ような単純なものに限られず、複雑なデザインのものも
存在するので、このような場合には長い作業時間を必要
とするし、良好な仕上げが得難いという問題があった。
【0005】また縦横框部材と縦横額縁部材とは、通常
接着されていないので、両者の経時変化により、その境
界部分において化粧単板の割れが発生するという問題も
あった。
接着されていないので、両者の経時変化により、その境
界部分において化粧単板の割れが発生するという問題も
あった。
【0006】この考案の目的は、扉の内側におけるはみ
出し化粧単板除去の必要性がなくかつ化粧単板に割れが
発生するおそれもない扉を提供することにある。
出し化粧単板除去の必要性がなくかつ化粧単板に割れが
発生するおそれもない扉を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、芯板と、芯
板の両面に接着せられた縦横框部材と、芯板の両面に接
着せられかつ縦横框部材の内側面にそわされた縦横額縁
部材とを備えた扉において、上記の目的を達成するため
に、化粧基板とその表面に貼付けられた化粧単板とより
なる縦横化粧部材が、その内縁を縦横額縁部材の表面内
縁に合致せしめて縦横額縁部材の表面から縦横框部材の
表面にわたって接着せられていることを特徴とするもの
である。
板の両面に接着せられた縦横框部材と、芯板の両面に接
着せられかつ縦横框部材の内側面にそわされた縦横額縁
部材とを備えた扉において、上記の目的を達成するため
に、化粧基板とその表面に貼付けられた化粧単板とより
なる縦横化粧部材が、その内縁を縦横額縁部材の表面内
縁に合致せしめて縦横額縁部材の表面から縦横框部材の
表面にわたって接着せられていることを特徴とするもの
である。
【0008】芯板には、合板、集成材、中質繊維板など
のように扉の保形に役立つ剛性を有する材料が用いら
れ、その鏡板部には、化粧単板が貼付けられるか、鏡板
部材が貼付けられる。框部材には、扉の軽量化をはかる
ため、バルサ、杉、ペルポック、ファルカータのような
低比重材を用いることが好ましく、また扉の低廉化をは
かるために低級材が用いられることもある。さらに扉の
軽量化のためには、框部材に溝付加工が施され、扉内に
中空部が設けられることもある。化粧基板には、中質繊
維板、薄い合板、ハードボード、薄いパーティクルボー
ド、樹脂含浸紙などが用いられるが、なかでも中質繊維
板が適当であり、その厚さは1.5〜3.0mmである。
また化粧単板の厚さは0.3〜0.6mmでよい。
のように扉の保形に役立つ剛性を有する材料が用いら
れ、その鏡板部には、化粧単板が貼付けられるか、鏡板
部材が貼付けられる。框部材には、扉の軽量化をはかる
ため、バルサ、杉、ペルポック、ファルカータのような
低比重材を用いることが好ましく、また扉の低廉化をは
かるために低級材が用いられることもある。さらに扉の
軽量化のためには、框部材に溝付加工が施され、扉内に
中空部が設けられることもある。化粧基板には、中質繊
維板、薄い合板、ハードボード、薄いパーティクルボー
ド、樹脂含浸紙などが用いられるが、なかでも中質繊維
板が適当であり、その厚さは1.5〜3.0mmである。
また化粧単板の厚さは0.3〜0.6mmでよい。
【0009】
【作用】この考案による扉は、化粧基板とその表面に貼
付けられた化粧単板とよりなる縦横化粧部材が、その内
縁を縦横額縁部材の表面内縁に合致せしめて縦横額縁部
材の表面から縦横框部材の表面にわたって接着せられて
いるので、従来のように化粧単板に欠けが生じることの
ないのはもちろん、扉の内側において化粧単板のはみ出
しがない。
付けられた化粧単板とよりなる縦横化粧部材が、その内
縁を縦横額縁部材の表面内縁に合致せしめて縦横額縁部
材の表面から縦横框部材の表面にわたって接着せられて
いるので、従来のように化粧単板に欠けが生じることの
ないのはもちろん、扉の内側において化粧単板のはみ出
しがない。
【0010】また化粧単板は、化粧基板に貼付けられて
いるから、縦横框部材および縦横額縁部材が経時変化し
ても割れない。
いるから、縦横框部材および縦横額縁部材が経時変化し
ても割れない。
【0011】
【実施例】この考案の実施例を、以下図1および2を参
照して説明する。
照して説明する。
【0012】図示の扉は、芯板(1) と、芯板(1) の両面
に接着せられた縦横框部材(2)(3)と、芯板(1) の両面に
接着せられかつ縦横框部材(2)(3)の内側面にそわされた
縦横額縁部材(4)(5)とを備えており、化粧基板(6) とそ
の表面に貼付けられた化粧単板(7) とよりなる縦横化粧
部材(8)(9)が、その内縁を縦横額縁部材(4)(5)の表面内
縁に合致せしめて縦横額縁部材(4)(5)の表面から縦横框
部材(2)(3)の表面にわたって接着せられている。そし
て、芯板(1) 、縦横框部材(2)(3)および縦横化粧部材
(8)(9)の露出側面を覆うように、これらに縁板(10)が接
着せられており、また芯板(1) の鏡板部には化粧単板
(図示略)が貼付けられている。なお、横框部材(3) お
よび横化粧部材(9) には、側板(10)が接着されないこと
もある。
に接着せられた縦横框部材(2)(3)と、芯板(1) の両面に
接着せられかつ縦横框部材(2)(3)の内側面にそわされた
縦横額縁部材(4)(5)とを備えており、化粧基板(6) とそ
の表面に貼付けられた化粧単板(7) とよりなる縦横化粧
部材(8)(9)が、その内縁を縦横額縁部材(4)(5)の表面内
縁に合致せしめて縦横額縁部材(4)(5)の表面から縦横框
部材(2)(3)の表面にわたって接着せられている。そし
て、芯板(1) 、縦横框部材(2)(3)および縦横化粧部材
(8)(9)の露出側面を覆うように、これらに縁板(10)が接
着せられており、また芯板(1) の鏡板部には化粧単板
(図示略)が貼付けられている。なお、横框部材(3) お
よび横化粧部材(9) には、側板(10)が接着されないこと
もある。
【0013】縦横額縁部材(4)(5)の露出面には、横断面
において、中央に凸円弧部が形成せられ、凸円弧部の一
方の縁に芯材面と平行な面が、同他方の縁に框部材(2)
(3)の内側面と平行な面がそれぞれ形成せられている。
において、中央に凸円弧部が形成せられ、凸円弧部の一
方の縁に芯材面と平行な面が、同他方の縁に框部材(2)
(3)の内側面と平行な面がそれぞれ形成せられている。
【0014】縦横化粧部材(7)(8)は、あらかじめ所定形
状に切断または打抜きせられ、必要に応じ内側面に着色
が施されている。縦横化粧部材(7)(8)は、その内縁を縦
横額縁部材(4)(5)の表面内縁に合致せしめて縦横額縁部
材(4)(5)の表面から縦横框部材(2)(3)の表面にわたって
接着せられるが、正確に合致させるために、高周波接着
により部分的に仮止めしておき、取扱い時にずれないよ
うにする。なお、化粧部材(7)(8)は扉の外側に仮にはみ
出しても機械的に除去できるので、問題はない。縦框部
材(2) と横框部材(3) とは、両者間に隙間が生じないよ
うにして接着せられる。
状に切断または打抜きせられ、必要に応じ内側面に着色
が施されている。縦横化粧部材(7)(8)は、その内縁を縦
横額縁部材(4)(5)の表面内縁に合致せしめて縦横額縁部
材(4)(5)の表面から縦横框部材(2)(3)の表面にわたって
接着せられるが、正確に合致させるために、高周波接着
により部分的に仮止めしておき、取扱い時にずれないよ
うにする。なお、化粧部材(7)(8)は扉の外側に仮にはみ
出しても機械的に除去できるので、問題はない。縦框部
材(2) と横框部材(3) とは、両者間に隙間が生じないよ
うにして接着せられる。
【0015】なお、図1は図2のI−I線にそう拡大断
面図であるが、その断面は縦横共通するので、横部材の
図面参照符号を括弧書で図中に記入した。
面図であるが、その断面は縦横共通するので、横部材の
図面参照符号を括弧書で図中に記入した。
【0016】
【考案の効果】この考案の扉によれば、従来のように扉
の内側に化粧単板のはみ出し部分が発生しないから、手
作業によるはみ出し部分の除去が全く不必要となり、扉
の仕上りが良好でしかも製作費が安価となる。
の内側に化粧単板のはみ出し部分が発生しないから、手
作業によるはみ出し部分の除去が全く不必要となり、扉
の仕上りが良好でしかも製作費が安価となる。
【0017】また縦横框部材と縦横額縁部材の境界は、
化粧基板で覆われているので、経時変化により化粧単板
に割れが発生するということはない。従来割れの発生を
防止するために、厚さ1.0mm程度の化粧単板が使用さ
れていたが、0.3〜0.6mmの化粧単板で十分になっ
たので、この点からも扉の製作費が安価となる利点があ
る。
化粧基板で覆われているので、経時変化により化粧単板
に割れが発生するということはない。従来割れの発生を
防止するために、厚さ1.0mm程度の化粧単板が使用さ
れていたが、0.3〜0.6mmの化粧単板で十分になっ
たので、この点からも扉の製作費が安価となる利点があ
る。
【図1】図2のI−I線にそう拡大断面図である。
【図2】化粧単板の一部を除去した扉の正面図である。
【図3】従来の扉の図1に相当する断面図である。
【符号の説明】 (1) 芯板 (2) 縦框部材 (3) 横框部材 (4) 縦額縁部材 (5) 横額縁部材 (6) 化粧基板 (7) 化粧単板 (8) 縦化粧部材 (9) 横化粧部材
Claims (1)
- 【請求項1】 芯板(1) と、芯板(1) の両面に接着せら
れた縦横框部材(2)(3)と、芯板(1) の両面に接着せられ
かつ縦横框部材(2)(3)の内側面にそわされた縦横額縁部
材(4)(5)とを備えた扉において、化粧基板(6) とその表
面に貼付けられた化粧単板(7) とよりなる縦横化粧部材
(8)(9)が、その内縁を、縦横額縁部材(4)(5)の表面内縁
に合致せしめて縦横額縁部材(4)(5)の表面から縦横框部
材(2)(3)の表面にわたって接着せられていることを特徴
とする扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2055191U JP2536516Y2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2055191U JP2536516Y2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04116590U JPH04116590U (ja) | 1992-10-19 |
JP2536516Y2 true JP2536516Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=31906607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2055191U Expired - Lifetime JP2536516Y2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536516Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-01 JP JP2055191U patent/JP2536516Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04116590U (ja) | 1992-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961112 |