JP2541399Y2 - ガラスドア - Google Patents

ガラスドア

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JP2541399Y2
JP2541399Y2 JP1991025617U JP2561791U JP2541399Y2 JP 2541399 Y2 JP2541399 Y2 JP 2541399Y2 JP 1991025617 U JP1991025617 U JP 1991025617U JP 2561791 U JP2561791 U JP 2561791U JP 2541399 Y2 JP2541399 Y2 JP 2541399Y2
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Japan
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glass
plate
door
frame
decorative
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JP1991025617U
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JPH04120885U (ja
Inventor
謙治 藤木
Original Assignee
朝日ウッドテック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガラスドアに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガラスドアは、図3に示されてい
るように、ガラス板(1) の周縁部が框(14)に所定間隔を
おいて固着せられた前後一対の額縁部材(15)の間に挿入
せられ、ガラス板(1) と各額縁部材(15)との間には、一
定の隙間が保たれている。このような隙間が設けられて
いるのは、ドアに反りや狂いが発生してもガラス板を框
に取付けることができるようにするためである。ところ
が、このような隙間があるとガラス板が不安定であり、
ドアを開閉するさいにガラス板のがたつきによるガラス
鳴り現象が生じる。そこでこの現象を防止するため、直
径5mm、厚さ2mm程度で平坦面に接着剤が塗布されかつ
反対側が球面状となされた円形パッキン(16)が上記隙間
に所定間隔おきに差込まれている。
【0003】なお、図3において、(17)(18)は框(14)を
構成する一対の芯材および両面の化粧板であり、一対の
芯材(17)は両面の化粧板(18)の両側部に配され、その中
間は中空状となされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のガラスドア
では、ガラス板と各額縁部材との隙間に差込まれた円形
パッキンが隙間の外からみえて体裁が悪いのみらなず、
円形パッキンを差込み易くするため、ドアの反りおよび
狂いを考慮した以上の大きい隙間を設けねばならず、そ
の結果隙間にごみがたまり易いという問題があった。
【0005】この考案の目的は、ドアの外観を損なうこ
となく開閉時におけるガラス板のがたつきを防止しかつ
従来のごみだまりの問題を解消し得、しかも框の化粧単
板に割れが生じないガラスドアを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案によるガラスド
アは、上記の目的を達成するために、ガラス板と、ガラ
ス板の周縁部がはめ込まれた溝を有するガラス支持パッ
キンと、ガラス支持パッキンを前後から挾むとともに、
内縁部がガラス支持パッキンの内側面を覆うように框に
配された前後一対の額縁部材とを備え、框は、主芯板
と、主芯板を挾んでこれに接着せられた副芯板と、各副
芯板の表面と各額縁部材の基部の表面とにまたがって接
着せられかつ化粧基板およびこれに貼付けられた化粧単
板よりなる化粧部材とを備えているものである。
【0007】なお、この明細書において、「内」とはド
アの中心を向いた方向を指す。ガラス板には、通常、強
化ガラスが用いられる。ガラス支持パッキンの材料とし
ては、軟質塩化ビニル、ゴムなどが用いられるが、これ
は必ずしもガラス板の周縁部全体に配する必要はなく、
長さ20〜30mmのものを400〜600mm間隔に配す
れば十分である。
【0008】の主芯板には、合板、集成材、中質繊維
板などのようにドアの保形に役立つ剛性を有する材料が
用いられる。副芯板には、ドアの軽量化をはかるため、
バルサ、杉、ペルポック、ファルカータのような低比重
材を用いることが好ましく、またドアの低廉化をはかる
ために低級材が用いられることもある。さらにドアの軽
量化のためには、副芯板に溝付加工が施され、ドア内に
中空部が設けられることもある。化粧基板には、中質繊
維板、薄い合板、ハードボード、薄いパーティクルボー
ド、樹脂含浸紙などが用いられるが、なかでも中質繊維
板が適当であり、その厚さは1.5〜3.0mmである。
また化粧単板の厚さは0.3〜0.6mmでよい。
【0009】
【作用】この考案によるガラスドアは、ガラス板の周縁
部がガラス支持パッキンの溝にはめ込まれ、ガラス支持
パッキンが前後一対の額縁部材で前後から挾まれている
ので、ドアの開閉時にガラス板ががたつかないし、ガラ
ス板と各額縁部材との隙間を大きくさせる原因となって
いた従来の円形パッキンが不必要となる。
【0010】また前後一対の額縁部材は、その内縁部が
ガラス支持パッキンの内側面を覆うように框に配されて
いるので、ガラス支持パッキンは外からみえない。
【0011】さらに、框は、主芯板と、主芯板を挾んで
これに接着せられた副芯板と、各副芯板の表面と各額縁
部材の基部の表面とにまたがって接着せられかつ化粧基
板およびこれに貼付けられた化粧単板よりなる化粧部材
とを備えているから、化粧単板に割れの発生するおそれ
がない。副芯板と額縁部材とは接合されていないから、
両者にまたがって化粧単板のみが貼付けられたものであ
ると、両者の経時変化により、その境界部分において割
れが発生する。
【0012】
【実施例】この考案の実施例を、図1および2を参照し
て説明する。図示のガラスドアは、ガラス板(1) と、ガ
ラス板(1) の周縁部がはめ込まれた溝(2) を有するガラ
ス支持パッキン(3) と、ガラス支持パッキン(3) を前後
から挾むとともに、内縁部(5a)がガラス支持パッキン
(3) の内側面(3a)を覆うように框(4) に配された前後一
対の額縁部材(5) とを備えている。
【0013】ガラス支持パッキン(3) は、横断面方形で
あり、ガラス板(1) の周縁部に所定間隔おきに配されて
いる。額縁部材(5) の内縁部(5a)は、横断面方形のガラ
ス支持パッキン(3) の内側面にそうように直角に折曲げ
られかつガラス板(1) に対しドアの反りや狂いを見込ん
で若干の隙間(S) を保つようになされている。
【0014】框(4) は、主芯板(6) と、主芯板(6) を挾
んでこれに接着せられた副芯板(7)と、各副芯板(7) の
表面と各額縁部材(5) の基部(5b)の表面とに接着せられ
かつ化粧基板(8) およびこれに貼付けられた化粧単板
(9) よりなる化粧部材(10)と、主芯板(6) 、両副芯板
(7) および両化粧基板(8) の露出外側面に接着せられた
縁板(11)とよりなる。
【0015】主芯板(6) および両化粧部材(10)は同じ幅
であり、両副芯板(7) はこれらより幅が狭くかつ縁板(1
1)側に寄せられている。その結果、縁板(11)の反対側に
おける主芯板(6) と両化粧部材(10)との間には、それぞ
れ空間が生じるので、これらの空間に各額縁部材(5) の
基部(5b)が挿入せられ、芯板(6) と化粧部材(10)の化粧
基板(8) に接着せられている。
【0016】ガラスドアの形態は、図2に示されている
ような縦横4つの框(4) に1枚のガラス板(1) が取付け
られたものに限らず、さらに中央に1本の縦框が組合わ
されたものや、上下の横框(4) の間に1ないし複数の横
框を組合わされたものがあり、これらの場合複数のガラ
ス板が用いられている。このさいも各ガラス板の周縁部
は、図1に示された構造により支持される。
【0017】
【考案の効果】この考案のガラスドアによれば、ドアの
開閉時にガラス板ががたつかず、ガラス鳴りを生じな
い。またガラス板と各額縁部材との隙間を大きくさせる
原因となっていた円形パッキンが不必要となるので、従
来のごみだまりの問題を解消しうる。またガラス支持パ
ッキンは外からみえないから、ガラス支持パッキンが存
在するにもかかわらず、ドアの外観を損なうことがな
い。さらに框の化粧単板に割れの発生するおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線にそう拡大断面図である。
【図2】ドアの正面図である。
【図3】従来のドアの図1に相当する断面図である。
【符号の説明】
(1) ガラス板 (2) 溝 (3) ガラス支持パッキン (4) 框 (5) 額縁部材(5a) 額縁部材の内縁部 (5b) 額縁部材の基部 (6) 主芯板 (7) 副芯板 (8) 化粧基板 (9) 化粧単板 (10) 化粧部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板(1) と、ガラス板(1) の周縁部
    がはめ込まれた溝(2) を有するガラス支持パッキン(3)
    と、ガラス支持パッキン(3) を前後から挾むとともに、
    内縁部(5a)がガラス支持パッキン(3) の内側面(3a)を覆
    うように框(4) に配された前後一対の額縁部材(5) とを
    備え、框(4) は、主芯板(6) と、主芯板(6) を挾んでこ
    れに接着せられた副芯板(7) と、各副芯板(7) の表面と
    各額縁部材(5) の基部(5b)の表面とにまたがって接着せ
    られかつ化粧基板(8) およびこれに貼付けられた化粧単
    板(9) よりなる化粧部材(10)とを備えているガラスド
    ア。
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