JP2024022808A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】木質系材料を有する建具について、その反りを抑えながらも軽量化が図られた建具を提供する。【解決手段】建具1は、木質系材料により形成された枠体10と、枠体10の戸厚方向両側に設けられた面材20とを備えている。面材20は、柔軟性を有するガラス板材からなり、枠体10に重ねて設けられて枠体10への空気の侵入を遮断する気密材24を備えている。面材20は、気密材24によって枠体10に固定されている。枠体10の戸幅方向両側には、柔軟性を有するガラス板材からなる側面材22が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、建具に関する。
一般に、部屋の出入口等に設置される建具は、木質系材料によって形成されている。しかし、木質系材料からなる建具には、吸放湿等によって反りが生じる問題がある。
近年、住宅業界では省エネルギー化が求められており、建物の気密性や断熱性などが高められた、いわゆる高性能住宅の開発が進められている。しかし、高性能住宅において、換気性を高めて例えばガス濃度を1000ppm以下に抑えたとしても、湿気は空気の流通経路にある建具に吸着されやすい。よって、高性能住宅においても建具の反りは大きな問題である。特に、ハイドアと呼ばれる高さが2000mm~3000mm程度の建具では、より大きな反りが生じやすい。
ここで、特許文献1には、引き戸用の建具について、スライド方向の前後に位置する2側面に縦溝を有する木製の建具本体と、その縦溝に嵌合する金属材からなる突条部を有する断面凸字状の側縁部形成材とを備えた建具が記載されている。このように、特許文献1の建具では、金属材からなる突条部を建具本体の補強材とすることにより、反りを生じ難くしようとしている。
特開2008-202360号公報
しかし、上記特許文献1の建具は、建具本体の反りを押さえ込む補強材として、縦方向に延びる2本の金属材が必要であるため、建具全体として反りを抑えつつ軽量化を図ることが難しい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、木質系材料を有する建具について、その反りを抑えながらも軽量化が図られた建具を提供することにある。
本発明に係る建具は、木質系材料により形成された枠体と、上記枠体の戸厚方向両側に設けられた面材とを備えた建具であって、上記面材は、柔軟性を有するガラス板材からなり、上記枠体に重ねて設けられて上記枠体への空気の侵入を遮断する気密材を備えている。
本発明によると、気密材によって枠体への空気の侵入が遮断されるので、枠体への湿気の吸着が抑制される。しかも、面材のガラス板材は湿気をほとんど透過させないので、枠体への湿気の侵入を面材自体によっても抑制できる。よって、枠体の反りを好適に抑制することができる。
ここで仮に、面材を従来のように木質系材料によって形成した場合、面材は比較的薄くて面積が大きいので反りが生じやすくなる問題がある。したがって、仮に枠体の反りを抑制したとしても、面積の大きい面材が反ってしまう結果、建具全体に反りが生じてしまうこととなる。
これに対し、本発明では、面材をガラス板材によって構成したので、面材自体に吸湿等による反りが生じないようにすることができる。したがって、本発明によれば、枠体の反りが抑制され且つ面材自体に反りが生じないので、建具全体として反りを好適に抑えることができる。
しかも、柔軟性を有するガラス板材によって面材を構成したので、建具に揺れや曲げの応力が加わったとしても面材は損傷しにくく、建具の耐久性を高めることができる。
さらに、本発明では、反りを抑制する目的で従来のような金属材料からなる補強部材を設ける必要が無い。よって、建具の反りを抑制しながらも建具全体の軽量化を図ることができる。
上記面材は、上記気密材によって上記枠体に固定されていてもよい。上記枠体の戸幅方向両側には、側面材が設けられており、上記側面材は、柔軟性を有するガラス板材からなるようにしてもよい。また、上記枠体における上記ガラス板材が設けられていない表面は、上記気密材によって被覆されていてもよい。
上記ガラス板材に重ねて設けられた化粧材をさらに備えてもよい。また、上記気密材は、粘着性を有する気密テープ等であってもよい。
本発明によれば、木質系材料を有する建具について、その反りを抑えながらも軽量化が図られた建具を提供することができる。
図1は、本実施形態1における建具を示す斜視図である。 図2は、本実施形態1における建具の枠体を示す正面図である。 図3は、面材及び側面材が気密材により固定された枠体を示す正面図である。 図4は、本実施形態1における建具を示す正面図である。 図5は、図3の一部を拡大して示す拡大正面図である。 図6は、図4の一部を拡大して示す拡大正面図である。 図7は、図1におけるVII-VII線断面を一部拡大して示す断面図である。 図8は、本実施形態2における図5相当の拡大正面図である。 図9は、本実施形態2における図6相当の拡大正面図である。 図10は、本実施形態2における図7相当の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態1における建具1を示す斜視図である。図2は、建具1の枠体10を示す正面図である。図3は、面材20及び側面材22が気密材24により固定された枠体10を示す正面図である。図4は、建具1を示す正面図である。また、図5は、図3の一部を拡大して示しており、図6は、図4の一部を拡大して示している。図7は、図1におけるVII-VII線断面を一部拡大して示している。
本実施形態1では、引込み戸に適用した建具1について説明する。尚、本発明に係る建具1は、引込み戸に限らず、上吊戸、片引き戸、引き違い戸又は引き分け戸などの引込み戸以外の引き戸に適用することも可能であり、引き戸以外に開き戸にも適用することができる。
図1に示すように、建具1は、例えば上吊り式の引込み戸であり、図示省略の上レールに沿って左右にスライド移動可能となっている。建具1は、図1に示す閉状態から、戸袋5に引き込んで収納されることによって開状態となる。
建具1は、図1~図7に示すように、木質系材料により形成された枠体10と、枠体10の戸厚方向A両側に設けられた面材20とを備えている。また、建具1は、枠体10の戸幅方向B両側に設けられた側面材22をさらに備えている。
枠体10を形成する木質系材料は、木材又は木材由来の材料を主な素材とするものである。木質系材料には、無垢材、集成材、合板、LVL(単板積層材)、MDF(中密度繊維板)、及びパーティクルボード等が含まれる。
枠体10は、図2に示すように、全体として矩形枠状に形成されており、上下に配置された上枠材11及び下枠材12と、左右両側(すなわち戸幅方向Bの両側)に配置された側枠材13とを備えている。さらに、枠体10は、枠体10の上下中央領域において戸幅方向Bに延びる2本の中枠材14と、枠体10における戸幅方向Bの中央領域において上下に延びる縦枠材15とを備えている。
これら上枠材11、下枠材12、側枠材13、中枠材14及び縦枠材15は、何れも木質系材料からなる角材である。中枠材14及び縦枠材15は補強部材となっている。
面材20及び側面材22は、柔軟性を有するガラス板材によって形成されている。ここで、柔軟性を有するガラス板材は、薄型化されたガラス材によって形成されており、90度程度に曲げても割れない柔軟性を有する。この種のガラス材としては、例えば化学強化によりガラス表面に圧縮応力層が形成されたガラス材などを用いることが可能である。
面材20は、枠体10の正面(背面)と略同じ大きさである。一方、側面材22は、枠体10における戸幅方向B両側の側面10cと略同じ大きさである。
図3、図5及び図7に示すように、建具1は、上記枠体に重ねて設けられて枠体10への空気の侵入を遮断する気密材24をさらに備えている。気密材24は、湿気(湿気を含む空気)を透過させない。面材20及び側面材22は、気密材24によって枠体10に固定されている。
尚、面材20及び側面材22は、例えば接着剤等の気密材24とは別の固定手段によって固定されていてもよい。
気密材24には、例えば粘着性を有する気密テープを用いることができる。尚、気密テープに限らず、硬化することによって気密性を発揮する気密保持剤などの他の気密材を用いてもよい。
面材20は、枠体10の正面又は背面に合わせた状態で気密材24により固定されている。また、側面材22は、枠体10の側面10cに合わせた状態で気密材24により固定されている。本実施形態1における気密材24は、面材20の外縁及び側面材22の外縁に沿って設けられている。これにより、面材20と側面材22との間は、気密材24により閉塞されている。
ここで、図7にも示すように、枠体10の上面10a及び下面10bには、面材20及び側面材22のようなガラス板材が設けられていない。このガラス板材から露出する枠体10の表面は、気密材24によって被覆されている。そのことにより、枠体10への吸湿が抑制される。
建具1の上端部分では、枠体10の上面10aと、面材20及び側面材22との間が気密材24により閉塞されている。また、建具1の下端部分においても、枠体10の下面10bと、面材20及び側面材22との間が気密材24により閉塞されている。こうして、面材20及び側面材22は、枠体10に気密状に固定されている。尚、建具1の内部には、例えばポリウレタンフォーム等の断熱材(図示省略)が設けられている。
図4、図6及び図7に示すように、建具1は、面材20及び側面材22のガラス板材に重ねて設けられた化粧材30である化粧フィルム30をさらに備えている。
化粧フィルム30は、着色や印刷が可能な樹脂フィルムによって構成されている。そのことにより、建具の外観に好みの色柄を独自に形成することが可能になる。さらに、化粧フィルム30は、面材20及び側面材22のガラス板材を補強する機能を有する。また、万が一ガラス板材が割れた際にはガラスの飛散を防止することもできる。尚、化粧材30には、フィルム状のものに限らず、例えば化粧シートや化粧紙等を用いてもよい。
本実施形態1における化粧フィルム30は、面材20の全面及び側面材22の全面に貼り合わされている。化粧フィルム30は、片面粘着型のフィルム材であってもよい。また、化粧フィルム30は、戸厚方向Aにおいて気密材24に重なっている。
建具1は、枠体10の下面10b側に設けられたモヘア19を備えている。モヘア19は、埃落とし用の部材であって比較的柔らかいブラシ状の毛を有している。このモヘア19の毛は、毛先が戸先側へ向かうように傾斜している。そのことにより、建具1が引込み戸用のものであっても、戸袋5内を好適に清掃することができる。
このように、本実施形態1によると、気密材24によって枠体10への空気の侵入が遮断されるので、枠体10への湿気の吸着を抑制できる。しかも、面材20及び側面材22のガラス板材は湿気をほとんど透過させないので、枠体10への湿気の侵入を面材20自体及び側面材22自体によっても抑制できる。よって、枠体10の反りを好適に抑制することができる。
ここで仮に、面材20を従来のように木質系材料によって形成した場合、面材20は比較的薄くて面積が大きいので反りが生じやすくなる問題がある。したがって、仮に枠体10の反りを抑制したとしても、面積の大きい面材20が反ってしまう結果、建具全体に反りが生じてしまうこととなる。
これに対し、本実施形態1では、面材20をガラス板材によって構成したので、面材20自体に吸湿等による反りが生じないようにすることができる。したがって、本実施形態1の建具1は、枠体10の反りが抑制され且つ面材20自体に反りが生じないので、建具1の全体として反りを好適に抑えることができるのである。
ここで、住宅には常に揺れが生じているため、仮に硬度の高いガラス板材を面材20に使用すれば、その揺れに耐え切れず破損に繋がるおそれがある。これに対し、本実施形態1では、柔軟性を有するガラス板材によって面材20を構成したので、建具1に揺れや曲げの応力が加わったとしても面材20は損傷しにくく、建具1の耐久性を高めることができる。
さらに、本実施形態1では、反りを抑制する目的で従来のような金属材料からなる補強部材を設ける必要が無い。よって、建具1の反りを抑制しながらも建具1全体の軽量化を図ることができる。また、面材20及び側面材22に用いる柔軟性を有するガラス板材は薄くて軽いので、建具1のさらなる軽量化が可能である。
一般に、建具の厚みは27mmが基準であるところ、本実施形態1の建具1では、例えば15.4mm程度に薄型化することが可能である。本実施形態1の建具1は、自動ドア用の建具1としても好適であり、軽量化によって低価格化も実現可能である。本実施形態1の建具1を自動ドアに用いた場合、停電になったときに軽い力でドアを開けることができるので、安全面でも優れたものとなる。さらに、ガラスの性質上、面材20は電波等を通過させるので好ましく、建具1を電動化する場合には取手を不要とすることもできる。
加えて、面材20及び側面材22が気密材24により枠体10に固定される構成としたので、建具1の製造時に気密材24による枠体10の密閉作業と、気密材24による面材20及び側面材22の固定作業とを同じ工程で行うことができ、製造時の作業性を向上させることも可能になる。
また、建具1に用いる構成部材は、再利用可能なものが多く、化粧フィルム30以外は回収した後に、再利用可能になっている。
以上説明したように、本実施形態1の建具1は、一般的な建具の概念を根本から変革するものであって、外観形状が同様であっても従来のものとは全く異質の存在となる。
《実施形態2》
図8~図10は、本実施形態2の建具1を示している。図8は、気密材24を介して面材20及び側面材22が固定された枠体10を一部拡大して示す図5相当図であり、図9は、化粧フィルム30が貼り付けられた建具1の一部を拡大して示す図6相当図である。図10は、建具1の縦断面を一部拡大して示す図7相当図である。
本実施形態2は、上記実施形態1に対し、気密材24による面材20及び側面材22の固定方法が相違している。尚、本実施形態2では、上記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付して、その説明を省略する。
図8及び図10に示すように、本実施形態2における面材20及び側面材22は、柔軟性を有するガラス板材によって形成されており、気密材24を介して枠体10に固定されている。例えば、第1気密材24aとして吸湿性を有しない接着剤を、枠体10の正面(背面)と面材20との間に介在させてこれらを互いに貼り合わせる。そのことにより、面材20は枠体10に固定されている。
同様に、第1気密材24aとして吸湿性を有しない接着剤を枠体10の側面10cと側面材22との間に介在させてこれらを互いに貼り合わせる。そのことによって、側面材22は枠体10に固定されている。第1気密材24aは、少なくとも枠体10の四辺を構成する上枠材11,下枠材12及び側枠材13の正面(背面)に設けられている。第1気密材24aは、枠体10を構成する各枠材11~15の正面(背面)の全体に設けてもよい。
尚、第1気密材24aは、接着剤に限らず、その他にも例えば両面粘着型の気密テープを用いることも可能である。
枠体10の上面10a及び下面10bは、柔軟性を有するガラス板材が設けられておらず、第2気密材24bによって被覆されている。これにより、上面10a及び下面10bにおける枠体10への吸湿が抑制される。第2気密材24bは、例えば片面粘着型の気密テープである。
図9及び図10に示すように、面材20及び側面材22には化粧フィルム30が重ねて設けられている。化粧フィルム30は、面材20の全面及び側面材22の全面に貼り合わされている。
このように、本実施形態2の建具1によっても、上記実施形態1と同様に、気密材24及び面材20によって枠体10への湿気の吸着を抑制できるので枠体10の反りが抑制される。そのことに加え、面材20がガラス板材により形成されているので面材20自体に反りが生じない。したがって、建具1の全体として反りを好適に抑えることができる。
さらに、柔軟性を有するガラス板材によって面材20を構成したので、建物の揺れに対しても耐久性が高めることができ、建具1全体の軽量化を図ることができる。
以上説明したように、本発明は、建具について有用である。
A 戸厚方向
B 戸幅方向
1 建具
10 枠体
20 面材
22 側面材
24 気密材
30 化粧フィルム(化粧材)
本発明は、建具に関する。
一般に、部屋の出入口等に設置される建具は、木質系材料によって形成されている。しかし、木質系材料からなる建具には、吸放湿等によって反りが生じる問題がある。
近年、住宅業界では省エネルギー化が求められており、建物の気密性や断熱性などが高められた、いわゆる高性能住宅の開発が進められている。しかし、高性能住宅において、換気性を高めて例えばガス濃度を1000ppm以下に抑えたとしても、湿気は空気の流通経路にある建具に吸着されやすい。よって、高性能住宅においても建具の反りは大きな問題である。特に、ハイドアと呼ばれる高さが2000mm~3000mm程度の建具では、より大きな反りが生じやすい。
ここで、特許文献1には、引き戸用の建具について、スライド方向の前後に位置する2側面に縦溝を有する木製の建具本体と、その縦溝に嵌合する金属材からなる突条部を有する断面凸字状の側縁部形成材とを備えた建具が記載されている。このように、特許文献1の建具では、金属材からなる突条部を建具本体の補強材とすることにより、反りを生じ難くしようとしている。
特開2008-202360号公報
しかし、上記特許文献1の建具は、建具本体の反りを押さえ込む補強材として、縦方向に延びる2本の金属材が必要であるため、建具全体として反りを抑えつつ軽量化を図ることが難しい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、木質系材料を有する建具について、その反りを抑えながらも軽量化が図られた建具を提供することにある。
本発明に係る建具は、木質系材料により形成された枠体と、上記枠体の戸厚方向両側に設けられた面材と、上記枠体の戸幅方向両側に設けられた側面材とを備えた建具であって、上記面材及び上記側面材は、柔軟性を有するガラス板材からなり、上記枠体に重ねて設けられて上記枠体への空気の侵入を遮断する気密材を備えている。
本発明によると、気密材によって枠体への空気の侵入が遮断されるので、枠体への湿気の吸着が抑制される。しかも、面材及び側面材のガラス板材は湿気をほとんど透過させないので、枠体への湿気の侵入を面材及び側面材自体によっても抑制できる。よって、枠体の反りを好適に抑制することができる。
ここで仮に、面材を従来のように木質系材料によって形成した場合、面材は比較的薄くて面積が大きいので反りが生じやすくなる問題がある。したがって、仮に枠体の反りを抑制したとしても、面積の大きい面材が反ってしまう結果、建具全体に反りが生じてしまうこととなる。
これに対し、本発明では、面材をガラス板材によって構成したので、面材自体に吸湿等による反りが生じないようにすることができる。したがって、本発明によれば、枠体の反りが抑制され且つ面材自体に反りが生じないので、建具全体として反りを好適に抑えることができる。
しかも、柔軟性を有するガラス板材によって面材を構成したので、建具に揺れや曲げの応力が加わったとしても面材は損傷しにくく、建具の耐久性を高めることができる。
さらに、本発明では、反りを抑制する目的で従来のような金属材料からなる補強部材を設ける必要が無い。よって、建具の反りを抑制しながらも建具全体の軽量化を図ることができる。
上記面材及び側面材は、上記気密材によって上記枠体に固定されていてもよい。また、上記枠体における上記ガラス板材が設けられていない表面は、上記気密材によって被覆されていてもよい。
上記ガラス板材に重ねて設けられた化粧材をさらに備えてもよい。また、上記気密材は、粘着性を有する気密テープ等であってもよい。
本発明によれば、木質系材料を有する建具について、その反りを抑えながらも軽量化が図られた建具を提供することができる。
図1は、本実施形態1における建具を示す斜視図である。 図2は、本実施形態1における建具の枠体を示す正面図である。 図3は、面材及び側面材が気密材により固定された枠体を示す正面図である。 図4は、本実施形態1における建具を示す正面図である。 図5は、図3の一部を拡大して示す拡大正面図である。 図6は、図4の一部を拡大して示す拡大正面図である。 図7は、図1におけるVII-VII線断面を一部拡大して示す断面図である。 図8は、本実施形態2における図5相当の拡大正面図である。 図9は、本実施形態2における図6相当の拡大正面図である。 図10は、本実施形態2における図7相当の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態1における建具1を示す斜視図である。図2は、建具1の枠体10を示す正面図である。図3は、面材20及び側面材22が気密材24により固定された枠体10を示す正面図である。図4は、建具1を示す正面図である。また、図5は、図3の一部を拡大して示しており、図6は、図4の一部を拡大して示している。図7は、図1におけるVII-VII線断面を一部拡大して示している。
本実施形態1では、引込み戸に適用した建具1について説明する。尚、本発明に係る建具1は、引込み戸に限らず、上吊戸、片引き戸、引き違い戸又は引き分け戸などの引込み戸以外の引き戸に適用することも可能であり、引き戸以外に開き戸にも適用することができる。
図1に示すように、建具1は、例えば上吊り式の引込み戸であり、図示省略の上レールに沿って左右にスライド移動可能となっている。建具1は、図1に示す閉状態から、戸袋5に引き込んで収納されることによって開状態となる。
建具1は、図1~図7に示すように、木質系材料により形成された枠体10と、枠体10の戸厚方向A両側に設けられた面材20とを備えている。また、建具1は、枠体10の戸幅方向B両側に設けられた側面材22をさらに備えている。
枠体10を形成する木質系材料は、木材又は木材由来の材料を主な素材とするものである。木質系材料には、無垢材、集成材、合板、LVL(単板積層材)、MDF(中密度繊維板)、及びパーティクルボード等が含まれる。
枠体10は、図2に示すように、全体として矩形枠状に形成されており、上下に配置された上枠材11及び下枠材12と、左右両側(すなわち戸幅方向Bの両側)に配置された側枠材13とを備えている。さらに、枠体10は、枠体10の上下中央領域において戸幅方向Bに延びる2本の中枠材14と、枠体10における戸幅方向Bの中央領域において上下に延びる縦枠材15とを備えている。
これら上枠材11、下枠材12、側枠材13、中枠材14及び縦枠材15は、何れも木質系材料からなる角材である。中枠材14及び縦枠材15は補強部材となっている。
面材20及び側面材22は、柔軟性を有するガラス板材によって形成されている。ここで、柔軟性を有するガラス板材は、薄型化されたガラス材によって形成されており、90度程度に曲げても割れない柔軟性を有する。この種のガラス材としては、例えば化学強化によりガラス表面に圧縮応力層が形成されたガラス材などを用いることが可能である。
面材20は、枠体10の正面(背面)と略同じ大きさである。一方、側面材22は、枠体10における戸幅方向B両側の側面10cと略同じ大きさである。
図3、図5及び図7に示すように、建具1は、上記枠体に重ねて設けられて枠体10への空気の侵入を遮断する気密材24をさらに備えている。気密材24は、湿気(湿気を含む空気)を透過させない。面材20及び側面材22は、気密材24によって枠体10に固定されている。
尚、面材20及び側面材22は、例えば接着剤等の気密材24とは別の固定手段によって固定されていてもよい。
気密材24には、例えば粘着性を有する気密テープを用いることができる。尚、気密テープに限らず、硬化することによって気密性を発揮する気密保持剤などの他の気密材を用いてもよい。
面材20は、枠体10の正面又は背面に合わせた状態で気密材24により固定されている。また、側面材22は、枠体10の側面10cに合わせた状態で気密材24により固定されている。本実施形態1における気密材24は、面材20の外縁及び側面材22の外縁に沿って設けられている。これにより、面材20と側面材22との間は、気密材24により閉塞されている。
ここで、図7にも示すように、枠体10の上面10a及び下面10bには、面材20及び側面材22のようなガラス板材が設けられていない。このガラス板材から露出する枠体10の表面は、気密材24によって被覆されている。そのことにより、枠体10への吸湿が抑制される。
建具1の上端部分では、枠体10の上面10aと、面材20及び側面材22との間が気密材24により閉塞されている。また、建具1の下端部分においても、枠体10の下面10bと、面材20及び側面材22との間が気密材24により閉塞されている。こうして、面材20及び側面材22は、枠体10に気密状に固定されている。尚、建具1の内部には、例えばポリウレタンフォーム等の断熱材(図示省略)が設けられている。
図4、図6及び図7に示すように、建具1は、面材20及び側面材22のガラス板材に重ねて設けられた化粧材30である化粧フィルム30をさらに備えている。
化粧フィルム30は、着色や印刷が可能な樹脂フィルムによって構成されている。そのことにより、建具の外観に好みの色柄を独自に形成することが可能になる。さらに、化粧フィルム30は、面材20及び側面材22のガラス板材を補強する機能を有する。また、万が一ガラス板材が割れた際にはガラスの飛散を防止することもできる。尚、化粧材30には、フィルム状のものに限らず、例えば化粧シートや化粧紙等を用いてもよい。
本実施形態1における化粧フィルム30は、面材20の全面及び側面材22の全面に貼り合わされている。化粧フィルム30は、片面粘着型のフィルム材であってもよい。また、化粧フィルム30は、戸厚方向Aにおいて気密材24に重なっている。
建具1は、枠体10の下面10b側に設けられたモヘア19を備えている。モヘア19は、埃落とし用の部材であって比較的柔らかいブラシ状の毛を有している。このモヘア19の毛は、毛先が戸先側へ向かうように傾斜している。そのことにより、建具1が引込み戸用のものであっても、戸袋5内を好適に清掃することができる。
このように、本実施形態1によると、気密材24によって枠体10への空気の侵入が遮断されるので、枠体10への湿気の吸着を抑制できる。しかも、面材20及び側面材22のガラス板材は湿気をほとんど透過させないので、枠体10への湿気の侵入を面材20自体及び側面材22自体によっても抑制できる。よって、枠体10の反りを好適に抑制することができる。
ここで仮に、面材20を従来のように木質系材料によって形成した場合、面材20は比較的薄くて面積が大きいので反りが生じやすくなる問題がある。したがって、仮に枠体10の反りを抑制したとしても、面積の大きい面材20が反ってしまう結果、建具全体に反りが生じてしまうこととなる。
これに対し、本実施形態1では、面材20をガラス板材によって構成したので、面材20自体に吸湿等による反りが生じないようにすることができる。したがって、本実施形態1の建具1は、枠体10の反りが抑制され且つ面材20自体に反りが生じないので、建具1の全体として反りを好適に抑えることができるのである。
ここで、住宅には常に揺れが生じているため、仮に硬度の高いガラス板材を面材20に使用すれば、その揺れに耐え切れず破損に繋がるおそれがある。これに対し、本実施形態1では、柔軟性を有するガラス板材によって面材20を構成したので、建具1に揺れや曲げの応力が加わったとしても面材20は損傷しにくく、建具1の耐久性を高めることができる。
さらに、本実施形態1では、反りを抑制する目的で従来のような金属材料からなる補強部材を設ける必要が無い。よって、建具1の反りを抑制しながらも建具1全体の軽量化を図ることができる。また、面材20及び側面材22に用いる柔軟性を有するガラス板材は薄くて軽いので、建具1のさらなる軽量化が可能である。
一般に、建具の厚みは27mmが基準であるところ、本実施形態1の建具1では、例えば15.4mm程度に薄型化することが可能である。本実施形態1の建具1は、自動ドア用の建具1としても好適であり、軽量化によって低価格化も実現可能である。本実施形態1の建具1を自動ドアに用いた場合、停電になったときに軽い力でドアを開けることができるので、安全面でも優れたものとなる。さらに、ガラスの性質上、面材20は電波等を通過させるので好ましく、建具1を電動化する場合には取手を不要とすることもできる。
加えて、面材20及び側面材22が気密材24により枠体10に固定される構成としたので、建具1の製造時に気密材24による枠体10の密閉作業と、気密材24による面材20及び側面材22の固定作業とを同じ工程で行うことができ、製造時の作業性を向上させることも可能になる。
また、建具1に用いる構成部材は、再利用可能なものが多く、化粧フィルム30以外は回収した後に、再利用可能になっている。
以上説明したように、本実施形態1の建具1は、一般的な建具の概念を根本から変革するものであって、外観形状が同様であっても従来のものとは全く異質の存在となる。
《実施形態2》
図8~図10は、本実施形態2の建具1を示している。図8は、気密材24を介して面材20及び側面材22が固定された枠体10を一部拡大して示す図5相当図であり、図9は、化粧フィルム30が貼り付けられた建具1の一部を拡大して示す図6相当図である。図10は、建具1の縦断面を一部拡大して示す図7相当図である。
本実施形態2は、上記実施形態1に対し、気密材24による面材20及び側面材22の固定方法が相違している。尚、本実施形態2では、上記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付して、その説明を省略する。
図8及び図10に示すように、本実施形態2における面材20及び側面材22は、柔軟性を有するガラス板材によって形成されており、気密材24を介して枠体10に固定されている。例えば、第1気密材24aとして吸湿性を有しない接着剤を、枠体10の正面(背面)と面材20との間に介在させてこれらを互いに貼り合わせる。そのことにより、面材20は枠体10に固定されている。
同様に、第1気密材24aとして吸湿性を有しない接着剤を枠体10の側面10cと側面材22との間に介在させてこれらを互いに貼り合わせる。そのことによって、側面材22は枠体10に固定されている。第1気密材24aは、少なくとも枠体10の四辺を構成する上枠材11,下枠材12及び側枠材13の正面(背面)に設けられている。第1気密材24aは、枠体10を構成する各枠材11~15の正面(背面)の全体に設けてもよい。
尚、第1気密材24aは、接着剤に限らず、その他にも例えば両面粘着型の気密テープを用いることも可能である。
枠体10の上面10a及び下面10bは、柔軟性を有するガラス板材が設けられておらず、第2気密材24bによって被覆されている。これにより、上面10a及び下面10bにおける枠体10への吸湿が抑制される。第2気密材24bは、例えば片面粘着型の気密テープである。
図9及び図10に示すように、面材20及び側面材22には化粧フィルム30が重ねて設けられている。化粧フィルム30は、面材20の全面及び側面材22の全面に貼り合わされている。
このように、本実施形態2の建具1によっても、上記実施形態1と同様に、気密材24及び面材20によって枠体10への湿気の吸着を抑制できるので枠体10の反りが抑制される。そのことに加え、面材20がガラス板材により形成されているので面材20自体に反りが生じない。したがって、建具1の全体として反りを好適に抑えることができる。
さらに、柔軟性を有するガラス板材によって面材20を構成したので、建物の揺れに対しても耐久性が高めることができ、建具1全体の軽量化を図ることができる。
以上説明したように、本発明は、建具について有用である。
A 戸厚方向
B 戸幅方向
1 建具
10 枠体
20 面材
22 側面材
24 気密材
30 化粧フィルム(化粧材)

Claims (6)

  1. 木質系材料により形成された枠体と、
    上記枠体の戸厚方向両側に設けられた面材とを備えた建具であって、
    上記面材は、柔軟性を有するガラス板材からなり、
    上記枠体に重ねて設けられて上記枠体への空気の侵入を遮断する気密材を備えている、建具。
  2. 請求項1に記載の建具において、
    上記面材は、上記気密材によって上記枠体に固定されている、建具。
  3. 請求項1に記載の建具において、
    上記枠体の戸幅方向両側には、側面材が設けられており、
    上記側面材は、柔軟性を有するガラス板材からなる、建具。
  4. 請求項1に記載の建具において、
    上記枠体における上記ガラス板材が設けられていない表面は、上記気密材によって被覆されている、建具。
  5. 請求項1に記載の建具において、
    上記ガラス板材に重ねて設けられた化粧材をさらに備えている、建具。
  6. 請求項1に記載の建具において、
    上記気密材は、粘着性を有する気密テープである、建具。
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