JP2536034Y2 - 排紙集積装置 - Google Patents

排紙集積装置

Info

Publication number
JP2536034Y2
JP2536034Y2 JP1991052054U JP5205491U JP2536034Y2 JP 2536034 Y2 JP2536034 Y2 JP 2536034Y2 JP 1991052054 U JP1991052054 U JP 1991052054U JP 5205491 U JP5205491 U JP 5205491U JP 2536034 Y2 JP2536034 Y2 JP 2536034Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
paper
stacking
corner
processing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991052054U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0537810U (ja
Inventor
善弘 中条
幸一 杉原
敏朗 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisca Corp
Toray Industries Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp, Toray Industries Inc filed Critical Nisca Corp
Priority to JP1991052054U priority Critical patent/JP2536034Y2/ja
Publication of JPH0537810U publication Critical patent/JPH0537810U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536034Y2 publication Critical patent/JP2536034Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は排紙集積装置に係り、特
に電子写真方式のプリンタや画像読取装置などの処理装
置における搬送経路の終端部に設置して、搬送終了後の
用紙を順次積み重ねながら集積する排紙集積装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、LEDなどの発光素子やレーザ
・ビームを露光手段に用いた電子写真方式のプリンタで
は、出力情報を印刷するのに連続紙がよく用いられる。
この連続紙は、長さ方向に対して所定間隔ごとにミシン
目などの折れ目が予め形成されたものが一般に用いられ
ており、プリンタの給紙ホッパにはミシン目に従って折
り畳まれた状態で予め収納されている。そして、給紙ホ
ッパから引き出されたのちトラクタ機構によって搬送さ
れ、感光体からのトナー画像の転写とこのトナー画像の
定着を経たのち、搬送経路の終端部に設置された排紙集
積装置内に再びミシン目に従って折り畳まれながら集積
されていく。
【0003】ところで、上記排紙集積装置は、一般には
図9に示したように、連続紙をミシン目に従って順次折
り畳みながら集積していく平板状のトレー3と、この排
紙集積装置を処理装置Sの排紙側終端部に設置したとき
に、処理装置Sから排紙される用紙の排紙方向Hとほぼ
平行なトレー3の両サイドをそれぞれ中央部分で支持し
且つ連続紙の集積量に応じてトレーを昇降動させる一対
の昇降機構4,5とで基本的に構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにトレー3の両サイドの中央部分を昇降機構4,5
で支持してしまうと、プリンタなどの処理装置Sの排紙
側に排紙集積装置を設置した場合に、一方の昇降機構4
が処理装置Sのフロント側(図面では下方側)に位置し
てしまうために、トレー3に折り畳まれた連続紙を取り
出すときに、前記トレー3の昇降機構4が邪魔になって
連続紙を処理装置Sのフロント側からは取り出すことが
できず、結局処理装置Sのサイド側に回り込んでから取
り出さなければならないために、その作業が面倒なもの
となっていた。また、従来にあっては、上述した用紙取
り出しの煩雑さを回避するために、例えば図10に示し
たように、処理装置Sのフロントとは反対側において、
トレー3の両隅部近傍を昇降装置4,5で支持するよう
にしたものもある。しかし、この場合には、フロント側
から用紙を取り出すことはできるものの、昇降機構4,
5が片持支持構造になってしまう。それ故、用紙サイズ
の異なる種々の用紙をトレー3上に確実に集積するため
には、集積した用紙重量の割りには強度を見込まなけれ
ばならず、その分昇降機構4,5が頑丈となり、排紙集
積装置も大型化してしまうといった問題があった。
【0005】そこで、本考案が解決しようとする技術的
課題は、トレー上に集積された用紙を処理装置のサイド
側のみならずフロント側からも取り出せるようにして、
作業性の向上を図るとともに、昇降機構を上記従来の片
持支持構造のときのように頑丈にしなくても、集積量や
用紙サイズの違いなどに関係なくトレーを確実に支持で
きるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記技術的課
題を解決するために、第1に、印刷装置や画像読取装置
などの処理装置における搬送経路の終端部に設置され、
搬送終了後に処理装置から排紙された用紙を順次積み重
ねながら集積する水平断面略矩形状のトレーと、用紙の
排紙方向とほぼ平行なトレーの両サイドを支持し且つ集
積量に応じてトレーを昇降動する一対の昇降機構とから
なる排紙集積装置において、上記処理装置のフロント側
に位置する一方の昇降機構を処理装置側のトレーの隅部
近傍に、他方の昇降機構をこの隅部と対角線をなすトレ
ーの隅部近傍にそれぞれ配置した排紙集積装置を手段と
し、第2に、上記昇降機構が配置されたトレーの両隅部
を結ぶ対角線の近くに、用紙を集積したときその重心点
が位置するように用紙の集積基準を設定した排紙集積装
置を手段とする。
【0007】
【作用】上述の手段によれば、対角線をなすトレーの両
隅部近傍に一対の昇降機構を配置したことで、トレーを
両サイドでしっかりと支持することができるとともに、
トレーの中央部が昇降機構によって邪魔されることがな
くなり、この排紙集積装置を処理装置に設置したときに
は処理装置のフロント側からも用紙の取り出しを行うこ
とができる。また、集積基準を上述のように設定したこ
とにより、サイズの異なるいずれの用紙を集積したとき
でもその重心点が一対の昇降機構を結ぶ線上の近くに位
置するため、用紙サイズの違いなどに関係なくトレーを
バランス良く支持することができる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本考案に係る排紙
集積装置の実施例を詳細に説明する。図1乃至図3は、
排紙集積装置の一構成例を示したものである。この排紙
集積装置は、連続紙1をミシン目2に従って順次折り畳
みながら集積載置する平板状のトレー3と、このトレー
3を対角線上で支える一対の昇降機構4,5とで基本的
に構成されており、昇降機構4,5の駆動によってトレ
ー3が上下動できるようになっている。また、この装置
の上半分は集積部として構成されており、折り畳み時
に、連続紙1の山折れ部10を位置規制するガイド板6
が配置される。一方、装置の下半分は取出部として構成
されており、連続紙1の集積が終了したトレー3を底部
まで下げるためのスペースが設けられているとともに、
下半部全体を被うカバー7が取り付けられている。
【0009】トレー3は、全体が略矩形状に形成されて
おり、また用紙サイズの異なる数種の連続紙、例えば図
3に示したように、1a,1b,1cのいずれをも集積
することができるように大きめに形成されている。そし
て、トレー3の中央部には、上記ガイド板6を連続紙1
の折り畳み方向にスライドするための矩形状の開孔8が
一対設けられている。各ガイド板6にはベルトによって
構成されるスライド機構9がそれぞれ取り付けられてお
り、上記開孔8内で用紙の大きさに対応した位置にガイ
ド板6を移動させることにより、連続紙1の山折れ部1
0をガイド板6に当てて位置規制することができる。な
お、谷折れ部11は、トレー3の排紙側端部にガイド板
6と対向して設けられた固定板20によって位置規制を
受ける。
【0010】また、本実施例において、トレー3には上
述のように用紙サイズの異なる連続紙1a,1b,1c
を集積する際、それら用紙の基準となる集積基準が2箇
所に設けられている。これらの集積基準は、プリンタな
どの処理装置Sの排紙側端部に、図3に示したような方
向で排紙集積装置を設置したときにおいて、一方が処理
装置Sのフロント側におけるトレー3の前側縁部と平行
に設定された第1基準線12であり、他方がこの第1基
準線12と直交し、かつ処理装置Sの排紙側縁部に沿っ
て設けられた第2基準線13である。第1基準線12は
処理装置Sの搬送経路に従って搬送される連続紙1のフ
ロント側縁部の延長線上にあり、また第2基準線13は
上記トレー3に設けられた固定板20の設定位置と同一
線上にある。従って、処理装置Sの搬送経路から排紙方
向Hに排出された連続紙1は、図3に示したように、用
紙の大きさにかかわらず一側部がトレー3の第1基準線
12に沿うようにして、またミシン目の谷折れ部11が
トレー3の第2基準線13に沿うようにしてそれぞれ集
積される。これらの基準線12及び13は、図3に示し
たようにサイズの異なる連続紙1a,1b,1cをそれ
ぞれ集積したときに、それらの重心点a,b,cを結ぶ
直線14が、第1基準線12と第2基準線13との交点
付近のトレー隅部3aと、このトレー隅部3aと対角線
をなすトレー3の他の隅部3b近傍とを通るように設定
されている。
【0011】一方、この実施例における昇降機構4,5
は、図1乃至図3に示したように、処理装置Sのフロン
ト側に位置する一方の昇降機構4を処理装置S側のトレ
ー隅部3aの近傍に、また反対側に位置する他方の昇降
機構5を、前記昇降機構4が設置されたトレー隅部3a
と対角線をなすトレー3の他の隅部3b近傍にそれぞれ
配置した構成となっている。そのため、処理装置Sのフ
ロント側では、従来はトレー3の中央部に位置していた
昇降機構4を処理装置S側にずらして配置した分、トレ
ー3のフロント側が大きく開放されることになる。ま
た、昇降機構4,5によってトレー3を片持支持してい
た従来例と比べて、トレー3の支持が確実となる他、こ
の実施例では上記昇降機構4,5が配置されたトレー3
の両隅部3a,3bを結ぶ対角線と、連続紙1を集積し
たときの重心点a,b,cを結んだ直線14とがほぼ一
致するために、用紙サイズの異なる連続紙1に対してト
レー3をバランス良く支持することができる。
【0012】上記昇降機構4,5は、図1に示したよう
に、モータの駆動により正方向または逆方向に回転する
エンドレスベルト15,16の一端を、図1に示したよ
うに、トレー3の上記両方の隅部3a,3bにブラケッ
ト17,18を介して固定したものであり、モータを駆
動することによってエンドレスベルト15,16を正方
向または逆方向に回転させることで、トレー3を上下方
向に移動することができる。なお、図示していないが、
エンドレスベルト15,16上下端には、モータによっ
て回転するプーリが配設されており、エンドレスベルト
15,16はこのプーリに掛け回されている。このよう
に、この実施例ではトレー3の両サイドを昇降機構4,
5によって支持しているために、従来のような片持支持
に比べて支持強度の点で有利となり、昇降機構4,5を
従来のように頑丈にしなくても十分に支持することがで
きる。
【0013】また、排紙集積装置の取出部を被うカバー
7は、処理装置Sのフロント側において、取出部の前面
及びサイド面を被う一体構造のパネルによって構成さ
れ、サイド面側の後端部が昇降機構5の近傍位置でヒン
ジ19によって開閉可能に支持されている。従って、こ
のカバー7を排紙集積装置のフロント側から開けること
ができ、その時には図3に示したように、直線14の右
下半分、即ちトレー3の前側部分が大きく開放されるこ
とになる。
【0014】それ故、この実施例では先ず用紙の大きさ
に応じてガイド板6の位置が決定され、スライド機構9
の働きによってガイド板6を正規の位置に設定する。そ
の時トレー3は、最上部に位置させておく。これらの準
備を完了した後、処理装置Sから連続紙1を排出させる
と、上述したようにミシン目の山折れ部10がガイド板
6に当たって位置規制を受け、また同時に谷折れ部11
が固定板20によって位置規制されるため、連続紙1は
ガイド板6と固定板20との間で折り癖通りにスムーズ
に折り畳まれることになる。なお、連続紙1の一側部
が、第1基準線12によって位置規制を受けるのはもち
ろんである。連続紙1が次第に集積されるのに従ってト
レー3は徐々に下降し、集積装置内に排出されてきた連
続紙1の山折れ部10がガイド板6に当たる位置を調整
している。
【0015】集積が終了した後は、トレー3を取出部内
まで下降させ、カバー7をフロント側から開ける。カバ
ー7はヒンジ19を中心にして開くので、トレー3の前
側が大きく開放する。しかも、トレー3の前面側には昇
降機構4,5がないので、連続紙1を排紙集積装置のフ
ロント側およびサイド側のいずれからも容易に取り出す
ことができる。それに加えて、この実施例では一対の昇
降機構4,5を結ぶトレー3の対角線の付近にサイズの
異なる各種の用紙1a,1b,1cの各重心点a,b,
cが位置するように第1基準線12と第2基準線13と
を設けてあるので、用紙サイズのいかんにかかわらず昇
降機構4,5によってトレー3をバランスよく支持する
ことができるといった効果も生ずる。
【0016】なお、本考案にあっては、用紙を積み重ね
るときの集積基準は上述の実施例に限定されるものでは
ない。例えば、図4に示したように、昇降機構5を基準
として第1基準線12と第2基準線13を前記実施例と
同じ要領で設定してもよく、この場合には各用紙1a,
1b,1cが前記実施例とは点対称をなす位置に設定さ
れる。また、図5及び図6に示したように、第1基準線
12は上記実施例と同様に用紙の排紙方向Hと平行に設
ける一方、第2基準線13を用紙の排紙方向Hとは直交
するトレー3のセンタ上に設けた場合でもよい。なお、
この場合には用紙1a,1b,1cをトレー3のセンタ
位置で振り分け、第2基準線13上に用紙の中心が一致
するように積み重ねていく。また、処理装置Sから排紙
ローラ46によって排出される連続紙1の排紙方向H
は、図7に示したように、排紙集積装置に対して、斜め
上方から入ってくる場合のみならず、仮想線で示したよ
うに、トレー3に対してほぼ真上の方向から入ってくる
場合などがある。
【0017】図8は上述した排紙集積装置を装備したプ
リンタを示したものである。このプリンタは、露光手段
としてLEDやレーザ・ビームなどを用いた電子写真方
式のものであり、連続紙1を供給するための給紙部A
と、給紙部Aから供給される連続紙1を一定の速度で搬
送する紙送り部Bと、帯電・露光・現像。転写・クリー
ニングからなる電子写真プロセスおよび定着を行う印刷
部Cと、印刷された用紙を排出するための排紙部Dとで
基本的に構成されている。
【0018】上記給紙部Aは、ミシン目に従って折り畳
まれた連続紙1を収納する給紙ホッパ21と、この給紙
ホッパ21の上部近傍に設置されたエンドセンサ22と
で構成されている。エンドセンサ22は、給紙ホッパ2
1から引き出されていく連続紙1の後端部を検出するた
めに設けられたものであり、例えば連続紙1が紙切れを
生じて後端部がエンドセンサ22を通過すると、後端検
出信号を送信するようになっている。
【0019】紙送り部Bには、トラクタ23が配設され
ており、給紙部Aから供給されてくる連続紙1を所定の
速度で搬送経路に送り込む。トラクタ23は、一対のプ
ーリの間にベルトを架け渡したものであり、ベルトには
連続紙1の紙送り孔に嵌合するスプロケットが等間隔に
設けられている。また、プーリにはその回転移動量を検
出するロータリエンコーダ24aとそのパルス数を累積
カウントするカウンタ20bとが取り付けられており、
トラクタ23による連続紙1の紙送り量を積算してい
る。なお、これらはトラクタ23の正回転のみならず、
逆回転の場合にも紙送り量をマイナス方向に積算する機
能を有する。
【0020】印刷部Cは、帯電・露光・現像。転写・ク
リーニングからなる電子写真プロセスと、前記プロセス
により用紙に転写された画像を定着させる定着工程とか
らなる。電子写真プロセスでは用紙の搬送速度と同一周
速度で回転する感光ドラム25に対して先ず帯電部26
で均一に帯電させ、次いでLEDを一列に配列したLE
Dアレイからなる露光部27でコントローラからの画像
データを露光し、更に現像部28でトナー画像を形成す
る。感光ドラム25の下端近傍には転写部29が配置さ
れており、この転写部29での帯電により感光ドラム2
5上に形成されたトナー画像を画像転写位置Pで用紙に
転写する。画像転写位置Pへ用紙を導くためのガイド
は、その直前位置で感光ドラム25に近接配置されたガ
イド部30によってなされる。画像が転写された連続紙
1は、画像転写位置Pとほぼ同一水平面上に設定された
搬送ベルト31上を搬送され、搬送ベルト31の後部上
方に配設されたフラッシュ定着器32によって画像の定
着が行われる。このフラッシュ定着器32は、用紙幅方
向に配列された予備加熱用のハロゲンランプ33と定着
用のキセノンランプ34とを反射ケースの中に隣接配置
したものであり、連続紙1が定着工程に搬送されてくる
タイミングに合わせて発光を開始すると共に、連続紙1
の搬送スピードに合わせて発光周期が制御されており、
輻射熱によってトナーを溶解し用紙上に定着させる。
【0021】上記搬送ベルト31にはその全面に亘って
多数の小孔が設けられている。そして、搬送ベルト31
の裏面側に配設した吸引装置35により連続紙1をベル
ト上に吸引しながら搬送する構成となっている。また、
搬送ベルト31のすぐ後側には、搬送ベルト31と共に
用紙の副紙送り手段を構成するスカッフローラ36が配
設されており、連続紙1の両面を上下方向から挟み込ん
で排紙部Dに送り込む。これら搬送ベルト31のスピー
ド及びスカッフローラ36の周速度は、連続紙1の搬送
経路全体の紙送りスピードを制御しているトラクタ23
の回転スピードより若干速めに設定されている。その結
果、連続紙1に対して多少滑りを生じつつ回転すること
となり、転写および定着時には用紙に適当な張力を与え
て、転写ムラおよび定着ムラの発生を防止している。な
お、スカッフローラ36の下流側には連続紙1の通過を
検出する通過検出器37とカッティング装置38とが近
接して設けられている。また、感光ドラム25の周囲に
は、転写後に感光ドラム25から用紙を剥離するために
交番電圧を印加して帯電状態にある用紙を除電する除電
部39と、付着トナーを掻き落とすクリーナユニット4
1がそれぞれ設けられている。
【0022】排紙部Dは、上記カッティング装置38の
先に長く延びるガイド部42と、このガイド部42の先
端が差し込まれる上記排紙集積装置43とで構成されて
いる。排紙装置43は、上述したトレー3及び昇降機構
4,5の他にもミシン目での折り畳みがスムーズに行え
るように、トレー3の上方にはチェーンベルト44が配
設され、またトレー3の排紙側には所定間隔ごとに引掻
爪を有する平ベルト45が配設されている。従って、ガ
イド部42の先端に設けられた排紙ローラ46によって
排紙集積装置43内に送り込まれた連続紙1は、チェー
ンベルト44に沿って下降しガイド板6と平ベルト45
とによりミシン目の山折れ部10と谷折れ部11とが交
互に折れ畳まれていく。それ故、この実施例ではプリン
タのフロント側から排紙集積装置43のカバー7を開け
ることで連続紙の取り出し作業を行うことができる。
【0023】なお、上述の説明では排紙集積装置をプリ
ンタに装備した場合について説明したが、イメージスキ
ャナのような画像読取装置に本装置を装備させた場合に
も同様に作用効果を期待することができる。また、上記
では連続紙についてのみ説明したが、所謂カット紙をト
レー上に積み重ねる場合にも上記と同様の構成からなる
排紙集積装置を用いて行うことができる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る排紙
集積装置によれば、対角線をなすトレーの両隅部近傍に
一対の昇降機構を配置したことで、トレーの中央部が昇
降機構によって邪魔されることがなくなり、この排紙集
積装置を処理装置の排紙側端部に連結したときには処理
装置のサイド側からは勿論のことフロント側からも用紙
を取り出すことができるようになり、その分用紙の取り
出し作業が容易となった。また、トレーの両サイドを支
持したことにより、従来のような片持支持に比べて支持
強度の点で有利となり、昇降機構をコンパクトにするこ
とで結果的に排紙集積装置全体の小型化を図ることがで
きる。さらに、用紙の集積基準を昇降機構の配設位置と
の関係で設定したから、トレーに集積される用紙の集積
量および用紙サイズの違いなどに関係なくバランス良く
トレーを支持することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る排紙集積装置の斜視図である。
【図2】図1中、II−II線断面図である。
【図3】排紙集積装置の平面図である。
【図4】集積基準の他の例を示す説明図である。
【図5】集積基準の一方をトレーのセンタに設定した場
合の説明図である。
【図6】トレーのセンタに設定した集積基準の他の例を
示す説明図である。
【図7】排紙集積装置に対する用紙の排紙方向を示した
説明図である。
【図8】本考案に係る排紙集積装置を装備したプリンタ
の概略図である。
【図9】従来におけるトレーの支持構造の一例を示す説
明図である。
【図10】従来におけるトレーの支持構造の他の例を示
す説明図である。
【符号の説明】
S 処理装置 a 重心点 b 重心点 c 重心点 1 連続紙 3 トレー 3a トレーの隅部 3b トレーの隅部 4 昇降機構 5 昇降機構 12 第1基準線(集積基準) 13 第2基準線(集積基準)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 深沢 敏朗 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニスカ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−143170(JP,A) 実開 昭63−167424(JP,U) 実開 昭61−181051(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置や画像読取装置などの処理装置
    における搬送経路の終端部に設置され、搬送終了後に処
    理装置から排紙された用紙を順次積み重ねながら集積す
    る水平断面略矩形状のトレーと、用紙の排紙方向とほぼ
    平行なトレーの両サイドを支持し且つ集積量に応じてト
    レーを昇降動する一対の昇降機構とからなる排紙集積装
    置において、 上記処理装置のフロント側に位置する一方の昇降機構を
    処理装置側のトレーの隅部近傍に、他方の昇降機構をこ
    の隅部と対角線をなすトレーの隅部近傍にそれぞれ配置
    したことを特徴とする排紙集積装置。
  2. 【請求項2】 印刷装置や画像読取装置などの処理装置
    における搬送経路の終端部に設置され、搬送終了後に処
    理装置から排紙された用紙を順次積み重ねながら集積す
    る水平断面略矩形状のトレーと、用紙の排紙方向とほぼ
    平行なトレーの両サイドを支持し且つ集積量に応じてト
    レーを昇降動する一対の昇降機構とからなる排紙集積装
    置において、 上記処理装置のフロント側に位置する一方の昇降機構を
    処理装置側のトレーの隅部近傍に、他方の昇降機構をこ
    の隅部と対角線をなすトレーの隅部近傍にそれぞれ配置
    するとともに、 これら昇降機構が配置されたトレーの両隅部を結ぶ対角
    線の近くに、用紙を集積したときその重心点が位置する
    ように用紙の集積基準を設定したことを特徴とする排紙
    集積装置。
JP1991052054U 1991-07-05 1991-07-05 排紙集積装置 Expired - Lifetime JP2536034Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991052054U JP2536034Y2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 排紙集積装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991052054U JP2536034Y2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 排紙集積装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0537810U JPH0537810U (ja) 1993-05-21
JP2536034Y2 true JP2536034Y2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=12904097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991052054U Expired - Lifetime JP2536034Y2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 排紙集積装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2536034Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61181051A (ja) * 1985-02-05 1986-08-13 Jeol Ltd 電子線装置
JPS63167424U (ja) * 1987-04-22 1988-11-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0537810U (ja) 1993-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100559294C (zh) 穿孔处理装置
JP2536034Y2 (ja) 排紙集積装置
JP3415708B2 (ja) シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH02147564A (ja) 紙葉類排出装置及び画像形成装置
US5028965A (en) Copying system having a sheet refeed device
JP2023087107A (ja) 画像形成装置
JP4811156B2 (ja) シート処理装置
JP5526263B2 (ja) シート搬送装置とこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置
JP3343043B2 (ja) スタッカ
JP3712858B2 (ja) シート後処理装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2005162453A (ja) 用紙積載装置、画像形成システム、及び用紙積載装置の制御方法
JP2671631B2 (ja) プリンタの用紙搬送装置
JP3821174B2 (ja) 印刷装置
JP2568939B2 (ja) シート材集積装置
JP2003292227A (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2706886B2 (ja) 仕分けトレイ装置
JP2000007202A (ja) スタッカー装置
JP2009105603A (ja) 原稿読取装置と画像形成装置
JP3332827B2 (ja) シート処理装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2572780Y2 (ja) 原稿搬送装置
JP3714467B2 (ja) 感光材料集積装置
JPH05139545A (ja) 給紙装置
JPH0724378Y2 (ja) 画像形成装置
JPH0948550A (ja) シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2005178985A (ja) 画像形成装置の原稿送り装置、及びこれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250