JP2535685Y2 - キヤブ装架装置 - Google Patents

キヤブ装架装置

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JP2535685Y2
JP2535685Y2 JP8361291U JP8361291U JP2535685Y2 JP 2535685 Y2 JP2535685 Y2 JP 2535685Y2 JP 8361291 U JP8361291 U JP 8361291U JP 8361291 U JP8361291 U JP 8361291U JP 2535685 Y2 JP2535685 Y2 JP 2535685Y2
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cap
cab
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hinge bracket
bracket
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JP8361291U
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和樹 飯田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チルト式キヤブを具え
たトラツクにおけるキヤブ装架装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】チルト式キヤブを搭載したトラツク(勿
論トラクタを含む)においては、キヤブの乗り心地を改
善して運転者等乗員の疲労を軽減するために、同キヤブ
を車体フレームに対しサスペンシヨンスプリング及びシ
ヨツクアブソーバ等を介して弾性的に懸架したフローテ
イング式キヤブ装架装置が従来から広く採用されてい
る。いま、従来のフローテイング式キヤブ装架装置の一
例を、便宜的に本考案の一実施例を示した図1を援用し
て説明すると、図中符号10はキヤブオーバ型トラツク
の車台フレームを構成する左右一対のサイドレール、1
2は車台フレームの前端付近に装架されるキヤブCのア
ンダフレーム又はメーンシル、14は同アンダフレーム
12の前端部下側に装着されたキヤブヒンジブラケツ
ト、16は同キヤブヒンジブラケツト14と協働してキ
ヤブヒンジクツシヨン18及びキヤブチルト軸となるヒ
ンジボルト20を支持するヒンジキヤツプ、22はその
前端を上記ヒンジボルト20を介してキヤブヒンジブラ
ケツト14に枢着されたコネクテイングアーム、24は
上記サイドレール10の前端付近に固着され上記コネク
テイングアーム22の後端を枢支するブラケツト、26
は上記コネクテイングアーム22の後端部に突設された
ストツプアーム、28は同ストツプアーム26に対向し
てサイドレール10上に装着されたバンプゴム、30は
コネクテイングアーム22の中間部とサイドレール10
の上面との間に介装されたキヤブサスペンシヨンスプリ
ング、32は上記コネクテイングアーム22の後方に配
設された油圧作動のチルトシリンダ装置である。同チル
トシリンダ装置32のシリンダ34はその下端をサイド
レール10に枢着され、同シリンダ34内に嵌装された
ピストンの軸36は、スイングレバー38及びブラケツ
ト40を介して上記キヤブCのアンダフレーム12に枢
着されている。なお、通常上記アンダフレーム12の前
端部分とサイドレール10との間に筒型の流体式シヨツ
クアブソーバが配置されるが、図示は省略されている。
また、上記ヒンジキヤツプ16の下側に後向きに突設さ
れたフツク42、及び同フツク42に隣接してサイドレ
ール10の前端付近に装着されたブラケツト44、並び
に同ブラケツト44の上端付近に設けられたローラ46
は、本考案の特徴的構成であつて、従来は設けられてい
ない。
【0003】上記従来の構成において、キヤブCの下方
に配設されているエンジン及びトランスミツシヨン等の
点検、整備に際し、チルトシリンダ装置32に作動圧油
を供給してピストン軸36を延伸させると、通常の場
合、キヤブCのアンダフレーム12が、その前端下側の
キヤブヒンジブラケツト14を介しヒンジボルト20の
周りに図中反時計方向に所定のチルト角度廻動しキヤブ
Cが所謂チルトアツプされるので、キヤブCの底面と車
台フレームに装架されたエンジン等との間に十分に広い
作業空間が形成され、点検及び整備を円滑に行なうこと
ができる。しかしながら、キヤブC内のドライバシート
及びサイドシート後方に設けられているベツド上に荷物
を乗せた場合等では、キヤブCの重心がチルトシリンダ
装置のキヤブに対する作用線より後方に位置することが
ある。この場合、チルトシリンダ装置32の延伸によつ
て、上記コネクテイングアーム22に突設されたストツ
パアーム26がバンプゴム28に接するまで、同コネク
テイングアーム22がブラケツト24に対する枢支軸線
の周りを図中時計方向に廻動し、キヤブCの前端が上方
に持ち上げられるので、チルトシリンダ装置32が所定
のストローク延伸してもキヤブCが所定のチルト角だけ
チルトアツプされないこととなり、キヤブCの底部と車
台フレームに取付けられたエンジン等との間の隙間が小
さくなつて点検、整備が困難になる不具合がある。ま
た、上記のようにキヤブCのチルト角が小さくなつた場
合でもなお点検、整備を行ない得るようにするために
は、予め各部の隙間を大きく確保しておく必要があり、
スペース有効利用の観点から好ましくない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記事情に
鑑み創案されたもので、キヤブの重心が後方に移動した
状態でも、チルトアツプに際して常に所定のチルト角を
確保することができるようにしたキヤブ装架装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、キヤブ前端部における下端付近に装着さ
れたキヤブヒンジブラケツトと、その前端をヒンジキヤ
ツプを介して上記キヤブヒンジブラケツトに枢着され後
端を車台フレームの前端付近に枢着されたコネクテイン
グアームと、上記キヤブヒンジブラケツトに隣接する車
台フレーム上に配設された係止部材と、上記キヤブヒン
ジブラケツト又はヒンジキヤツプに固着されキヤブのチ
ルトアツプ時に上記係止部材と係合することによつて上
記コネクテイングアームのキヤブヒンジブラケツトに対
する枢着中心位置の変位を規制するフツクとを具備して
なることを特徴とするキヤブ装架装置を提案するもので
ある。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面について具体
的に説明する。(なお、従来のキヤブ装架装置に関連し
て既に説明した事項については、再述を省略する。)本
考案においては、キヤブヒンジブラケツト14と協働し
てヒンジボルト20即ちチルト軸を支持するヒンジキヤ
ツプ16の下側に後方に向かつて延び先端が拡開したフ
ツク42が突設されると共に、同フツク42に隣接する
サイドレール10上にブラケツト44が装着されてい
る。同ブラケツト44には、キヤブCのチルトアツプ時
に上記フツク42が係合すローラ46が回転自在に支持
されている。
【0007】上記構成によれば、キヤブCをヒンジボル
ト20の軸線の周りに図1において反時計方向に廻動さ
せてチルトアツプさせる際に、キヤブCの重心がチルト
シリンダ装置の作用線より前方にある通常の場合は、キ
ヤブCのチルトアツプ廻動と共にその重心が前方に移動
してキヤブサスペンシヨンスプリング30が圧縮されて
キヤブ前端が沈み込む傾向があるが、キヤブCの廻動と
共に、フツク42がローラ46に係合するので、キヤブ
ヒンジ20の軸線がローラ46の中心線の周りに円運動
することとなり、上記キヤブ前端の沈み即ち下降が規制
され、キヤブCはその変位を規制されているヒンジボル
ト20の軸線の周りに廻動してチルトシリンダ装置32
の所定の延伸ストロークにより予め設定されたチルト角
までチルトアツプされる。また、キヤブCの内部後方部
分例えばベツドに荷物が積まれている場合等、キヤブC
の重心がチルトシリンダ装置32の作用線の後方にある
場合、同チルトシリンダ装置32の延伸に伴い、先ずコ
ネクテイングアーム22がブラケツト24に対す後方枢
支軸線の周りに図1において時計方向に僅かに廻動して
ストツパアーム26がバンプゴム28に当接することに
よりその廻動が停止し、次にキヤブCが上記ヒンジボル
ト20の軸線の周りに反時計方向に廻動してチルトアツ
プが開始される。チルトアツプ廻動の初期に先端部が拡
開している上記フツク42がローラ46に係合するの
で、ヒンジボルト20の位置の変位が強制的に規制され
ることとなり、上記通常の場合と同様に、チルトシリン
ダ装置32の所定の延伸ストロークによつてキヤブCは
予め設定されたチルト角までチルトアツプされる。この
結果、キヤブCの重心位置の変化にも拘らず、キヤブ下
方に配置されているエンジン等の点検、整備を常に容易
に行ない得る利点がある。また、上記のように常に一定
の作業スペースが確保されることと、キヤブCのチルト
アツプ中にサスペンシヨンスプリング30の圧縮に基づ
くキヤブ前端の下降が抑制されることによつて、各部の
スペースを予め余分に設定しておく必要がなく、スペー
ス的にコンパクトな構造を実現することができる。
【0008】なお、上記実施例では、フツク42がヒン
ジキヤツプ16と一体に形成されているが、別体に作つ
て取付けることもでき、またキヤブヒンジブラケツト1
4側に設けることもできる。更に、上記フツク42と協
働する係止部材としてのローラ46は、回転しない単純
な固定の丸棒例えばボルトによつて代替することができ
る。
【0009】
【考案の効果】叙上のように、本考案に係るキヤブ装架
装置は、キヤブ前端部における下端付近に装着されたキ
ヤブヒンジブラケツトと、その前端をヒンジキヤツプを
介して上記キヤブヒンジブラケツトに枢着され後端を車
台フレームの前端付近に枢着されたコネクテイングアー
ムと、上記キヤブヒンジブラケツトに隣接する車台フレ
ーム上に配設された係止部材と、上記キヤブヒンジブラ
ケツト又はヒンジキヤツプに固着されキヤブのチルトア
ツプ時に上記係止部材と係合することによつて上記コネ
クテイングアームのキヤブヒンジブラケツトに対する枢
着中心位置の変位を規制するフツクとを具備してなるこ
とを特徴とし、キヤブの重心位置の変化にも拘らずキヤ
ブのチルトアツプに際して確実に所定のチルト角を確保
することができる利点があり、実用上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
10 車台フレームのサイドレール 12 キヤブCのアンダフレーム 14 キヤブヒンジブラケツト 16 ヒンジキヤツプ 20 ヒンジボルト 22 コネクテイングアーム 32 チルトシリンダ装置 42 フツク 44 ブラケツト 46 ローラ(係止部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キヤブ前端部における下端付近に装着さ
    れたキヤブヒンジブラケツトと、その前端をヒンジキヤ
    ツプを介して上記キヤブヒンジブラケツトに枢着され後
    端を車台フレームの前端付近に枢着されたコネクテイン
    グアームと、上記キヤブヒンジブラケツトに隣接する車
    台フレーム上に配設された係止部材と、上記キヤブヒン
    ジブラケツト又はヒンジキヤツプに固着されキヤブのチ
    ルトアツプ時に上記係止部材と係合することによつて上
    記コネクテイングアームのキヤブヒンジブラケツトに対
    する枢着中心位置の変位を規制するフツクとを具備して
    なることを特徴とするキヤブ装架装置
JP8361291U 1991-07-12 1991-07-12 キヤブ装架装置 Expired - Lifetime JP2535685Y2 (ja)

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JP8361291U JP2535685Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 キヤブ装架装置

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JP8361291U JP2535685Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 キヤブ装架装置

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JPH057587U JPH057587U (ja) 1993-02-02
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ID=13807316

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JPS54149451U (ja) * 1978-04-03 1979-10-17
JPS54175943U (ja) * 1978-05-29 1979-12-12

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JPH057587U (ja) 1993-02-02

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