JPS6321510Y2 - - Google Patents

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JPS6321510Y2
JPS6321510Y2 JP1982129825U JP12982582U JPS6321510Y2 JP S6321510 Y2 JPS6321510 Y2 JP S6321510Y2 JP 1982129825 U JP1982129825 U JP 1982129825U JP 12982582 U JP12982582 U JP 12982582U JP S6321510 Y2 JPS6321510 Y2 JP S6321510Y2
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JP
Japan
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cab
pin
suspension
subframe
hook
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JP1982129825U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤブチルト方式の大型車両におけ
るキヤブサスペンシヨン装置に係り、特にリア側
のサスペンシヨンのロツク装置に関する。
〔従来技術〕
トラツクやトラクタ等の大型車両においては、
荷台を有効に利用するためにエンジンはキヤブの
下方に配置されているが、このような車両におい
てはエンジンの整備点検の必要からキヤブはチル
トできるように構成されている。すなわち第1図
に示すようにキヤブCは、フロントサスペンシヨ
ンAとリアサスペンシヨンBとによつて車両Dの
フレーム上に支持されている。キヤブを支持する
サスペンシヨンについては本出願人も実願昭56−
195619号(実開昭58−100175号公報により提案を
行つている。そして車両の走行時にはリアサスペ
ンシヨンBのロツク装置によつて、キヤブCがみ
だりにチルトしないようになされているが、エン
ジンの整備等が必要なときには、ロツク装置を解
放し、フロントサスペンシヨンAの近くをチルト
中心としてキヤブCは矢印aで示すようにチルト
できるようになつている。
ところで、上記のようなキヤブのサスペンシヨ
ンには、特にリア側の従来のキヤブサスペンシヨ
ンには色々な欠点があつた。すなわち第2図は、
従来のリア側のキヤブサスペンシヨンの一例を示
す図であるが、キヤブCとサブフレーム70とを
結合するロツク機構71はキヤブの略中心に1個
設けられ、またその構造は機械式で操作ロツド7
2でロツク機構71を操作するようになつてい
る。またシヤーシーフレーム73に立設されたフ
レーム74とサブフレーム70との間には、片方
のみにラテラルロツド75が設けられている。こ
のように従来のリア側サスペンシヨンはロツク機
構が1個で、またラテラルロツドが片側のみに設
けられているのでチルト操作するに当つて機械式
ロツド72を引いて油圧シリンダポンプを作動す
るという2段操作が必要であつた。また図示され
ているように、シヤーシ73からキヤブCへの振
動伝達経路が、鉛直方向に一直線になつていない
ので、フレーム70,74、ブラケツト80等に
曲げ或いはねじりモーメント等が作用し、部材を
それだけ剛に製作しなければならないという欠点
があつた。
一般にキヤブ固定ピンに係合するフツクと係合
する別のフツクを用いたキヤブロツク装置は例え
ば実公昭57−177886号公報に開示されている。
しかしながら、大型車両のキヤブの構造ではリ
アパネルの下端に必ずしもリアクロスメンバが設
けられているとは限らず、リアパネルの下縁がリ
アクロスメンバよりも下方に延在しており、固定
ピンの取付位置によつて局部的な力が作用し、強
度上の問題がある。また1個の流体圧ロツク装置
が中央部に設けられているので荷重が中央部に集
中する。
〔考案の目的〕
したがつて本考案の目的は、局部的な応力が集
中することなく、強度上、有利なキヤブサスペン
シヨンのロツク装置を提供するにある。
〔考案の構成〕
本考案によれば、チルトキヤブをサブフレーム
を介して車両のシヤーシに支持するようにしたキ
ヤブサスペンシヨンにおいて、前記キヤブとサブ
フレームとを固定するロツク機構は、キヤブバツ
クパネルの下縁と、フロアパネルの下面と、該フ
ロアパネルの下方に設けられキヤブの底部をなす
フロアメンバの上面とに結合されたリアクロスメ
ンバから後方に突設された固定ピンと、該固定ピ
ンと協働して流体圧装置で操作される左右一対の
フツク装置とからなり、ロツク機構と緩衝機構と
がキヤブの両側部に対になつて配設されている。
〔考案の作用効果〕
したがつて、固定ピンがクロスメンバとフロア
メンバとの結合部から突設されているので、固定
ピンにかかる作用力はクロスメンバとフロアメン
バとに分散でき、強度的に丈夫である。また固定
ピンが魔耗したときに容易に交換できる。機械式
ロツク装置を左右に一対設けることは構造上複雑
となるが本考案では、流体圧ロツク装置を用いて
いるので、左右2ケ所に設けることができ、その
結果、力を分散でき、強度上有利であり、かつ信
頼性、安全性が増大できる。
〔実施例〕
以下本考案の1実施例を第3図ないし第7図に
よつて詳しく説明する。なお本考案に係るキヤブ
サスペンシヨンは、第3図に示されているように
中心線bに対して略対称に配置されるので、参照
符号は左右の部材に付されているが、主として片
方の部材についてのみ説明する。
さて第3図を参照すると、本考案によるキヤブ
サスペンシヨンは、ロツク機構20と緩衝機構5
0とは略同一鉛直線上に配置され、ロツク機構2
0は、緩衝用ストツパ機構60の近傍に配置され
ている。すなわちシヤーシ1からはキヤブマウン
テングブラケツト2が立設され、このブラケツト
2には梁状のロア部材3が横設されている。そし
て詳しくは後述するが、これら部材上に緩衝機構
50が、またその上方にロツク機構20が配置さ
れている。
ロア部材3は、第4図に示すように板体或いは
型鋼から、断面形が溝形を呈するように構成され
ている。またキヤブマウンテングブラケツト2
も、同様に型鋼等から構成されている。
緩衝機構50は、コイルスプリング51とこの
スプリングに挿入されているピストンシリンダユ
ニツト52とから構成されている。そしてスプリ
ング51は、第3図および第4図に示すようにロ
ア部材3上に設けられた下方の受座53と、サブ
フレーム6から垂設された支持ブラケツト7,7
に固定された上方の受座54との間に挿入されて
いる。またシヨツクアブソーバのシリンダ55は
支持ブラケツト7,7にピン56でピン結合さ
れ、ピストンロツド57はキヤブマウンテングブ
ラケツト2,2に同様にピン58で結合されてい
る。なお、支持ブラケツト7,7にはラテラルロ
ツド8の一方端が符号9の所で枢着され、他方端
はロア部材3に立設されたブラケツト4に符号1
0の所で枢着されている。そしてブラケツト4の
上方端はサブフレーム6上のストツパラバー5と
協働するようになつている。
キヤブCとサブフレーム5とを結合するチルト
ロツク機構20は、第3図、第5図、第6図およ
び第7図に示すようにキヤブCの後方に突設され
た固定ピン21と、フツク装置22とから成つて
いる。ピン21は、第5図にもつとも良く示すよ
うに、キヤブバツクパネル26と下縁と、フロア
パネル25の下面と、フロアパネル25の下方に
設けられキヤブCの底部をなすフロアメンバ90
の上面とに結合されたリアクロスメンバ11から
車両の後方(図面において右方)に突設されてい
る。リアクロスメンバ11は、板体または型鋼か
ら形成され、その断面は箱状になつているので、
ピン21はスペーサ23を介してナツト24など
で固定されている。スペーサ23は溶接100に
よりリアクロスメンバ11に固着されており、ス
ペーサ23の段付部23aにはその内径部にピン
21と螺合するねじが切つてあり、ピン21の先
端と締結されている。またピン21の先端部は、
キヤブバツクパネル26にナツト27などで固定
されたブラケツト28の先端で保持されている。
フツク装置22は、第5図ないし第7図に示す
ようにサブフレーム6にボルト31,31などで
立設された一対の板体30,30間に設けられた
受けフツク32と、作動フツク33と、作動フツ
ク33を枢支点を中心にして回動させる流体圧装
置34とから成つている。
一対の板体30,30は複数個所でスペーサ3
-,30-を介してボルト・ナツト35で締付け
られて、その間隔が保持されている。受けフツク
32は、ピン受け溝を有し、その溝は第6図に示
すようにピンが係止しない状態では上方を向いて
るが、キヤブが降ろされてピン21が係止すると
図において反時計方向に回動する。そのために受
けフツク32はピン36で板体30に枢着されて
いる。ピン36は板体30,30締付け用と併用
することも出来る。
作動フツク33も、ピン37で板体30,30
に枢支され、腕の中間部にはローラ38が設けら
れていて、このローラ38を流体圧装置34のピ
ストン34-が当接するようになつている。腕3
9の先端部は、コイルスプリング40によつて上
方へ付勢されている。スプリング40は、流体圧
装置34を保持している部材41に固定された支
持体42の端部43に一方端が係止され、他方端
は腕39にピン44で結合されている。
緩衝用ストツパ機構60は、キヤブが正常位置
に下降されるときのシヨツクを吸収すると共に、
ロツク機構の車両走行中のガタを吸収するもの
で、第3図、第4図に示すように構成されてい
る。すなわちキヤブフロアのメインメンバ61の
先端62の下方に設けられたラバー63と、ラバ
ーと協働するラバー受け64とから成つている。
ラバー受64はサブフレーム6に固定され、その
形状はラバー63と対になつて漏斗状を呈してい
る。そして第3図に示すように、このメインメン
バ61の近傍にロツク機構20が設けられてい
る。
本考案は、以上のように構成されているので、
キヤブCをチルトするときは、初めに油または空
気のような流体を流体圧装置34に供給する。そ
うすると、作動フツク33がコイルスプリング4
0に抗して回動し、受けフツク32との係合が解
除されて、ピン21(従つてキヤブC)はチルト
できる状態になる。キヤブCは流体圧によつてチ
ルトされる。キヤブをシヤーシ1上にセツトする
ときは、流体を流体圧装置34に供給した状態で
キヤブをサブフレーム6上へ降ろす。ピン21は
受けフツク32に係止し、これを少し回動させて
作動フツク3が係止できる状態になる。次に流体
圧装置34の流体を抜く。そうすると作動フツク
33はコイルスプリング40の復元力で回動しピ
ン21はロツクされる。
〔まとめ〕
以上説明したように本考案によれば、固定ピン
はクロスメンバとフロアメンバとの結合部から突
設されているので、固定ピンにかかる力は両メン
バに分散され、強度的に丈夫である。また、流体
圧ロツク装置を左右2ケ所に設けているので、力
を分散でき、強度上有利であり、かつ信頼性、安
全性が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図はチルトキヤブ車両の例を示す側面図、
第2図は従来のリア側のキヤブサスペンシヨンを
示す正面図、第3図は本考案の1実施例を示す第
2図と同様な正面図、第4図は第3図において矢
印Sで示す部分の拡大図、第5図、第6図および
第7図はロツク機構の拡大図であつて、第5図は
第3図において矢視V−Vでみた図、第6図は第
5図の側面図、第7図は同平面図である。 1……シヤーシ、6……サブフレーム、11…
…リアクロスメンバ、20……ロツク機構、21
……ピン、34……流体圧装置、50……緩衝機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チルトキヤブをサブフレームを介して車両のシ
    ヤーシに支持するようにしたキヤブサスペンシヨ
    ンにおいて、前記キヤブとサブフレームとを固定
    するロツク機構は、キヤブバツクパネルの下縁
    と、フロアパネルの下面と、該フロアパネルの下
    方に設けられキヤブの底部をなすフロアメンバの
    上面とに結合されたリアクロスメンバから後方に
    突設された固定ピンと、該固定ピンと協働して流
    体圧装置で操作される左右一対のフツク装置とか
    らなり、ロツク機構と緩衝機構とがキヤブの両側
    部に対になつて配設されていることを特徴とする
    キヤブサスペンシヨンのロツク装置。
JP12982582U 1982-08-30 1982-08-30 キヤブサスペンシヨンのロツク装置 Granted JPS5935171U (ja)

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JP12982582U JPS5935171U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 キヤブサスペンシヨンのロツク装置

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JPS5935171U JPS5935171U (ja) 1984-03-05
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