JP2564239Y2 - キャブチルト装置 - Google Patents

キャブチルト装置

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JP2564239Y2
JP2564239Y2 JP1992017740U JP1774092U JP2564239Y2 JP 2564239 Y2 JP2564239 Y2 JP 2564239Y2 JP 1992017740 U JP1992017740 U JP 1992017740U JP 1774092 U JP1774092 U JP 1774092U JP 2564239 Y2 JP2564239 Y2 JP 2564239Y2
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cab
side frame
tilt
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chassis
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洋 荒川
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UD Trucks Corp
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック等のキャブ
(運転室)を回動可能に支持するキャブチルト装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のキャブチルト装置として、例えば
実開昭3−118875号公報に開示されているよう
に、シャシ側フレームに固定されたキャブ回転軸とキャ
ブ側フレームの間に弾性体からなるヒンジラバーを介装
するものがある。
【0003】これについて説明すると、図2、図3に示
すように、キャブ21はその前部が左右のヒンジラバー
22,23を介して回動自在に支持されており、その後
部をシャシ側フレーム20に係止するロック機構24が
設けられる。各ヒンジラバー22,23およびロック機
構24に備えられるスプリングが弾性変形することによ
り、シャシ側フレーム20からキャブ21に伝えられる
振動や衝撃が吸収されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、キャブ21のチルトアップを
自動化するために、単一のチルト用油圧シリンダ25が
例えばキャブ21の左側部に設けられた場合、キャブ2
1のチルトアップ時に油圧シリンダ25から付与される
荷重Fおよびキャブ21の重量Wが左右のヒンジラバー
22,23に作用し、左のヒンジラバー22に働く反力
1と右のヒンジラバー23に働く反力R2が平面図上逆
方向に働き、各ヒンジラバー22,23が撓んでキャブ
21の横ずれが発生する。この結果、キャブ21のチル
トダウン時にキャブ21をシャシ側フレーム20に係止
するロック機構24の作動が不良となる等の心配があっ
た。
【0005】本考案は上記の問題点に着目し、ヒンジラ
バーを備えるキャブチルト装置において、チルトアップ
時にキャブの横ずれを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、キャブ側フレ
ームをチルト可能に支持するキャブ回転軸をシャシ
レームに設け、キャブ回転軸とキャブ側フレームにキャ
ブ回転軸と同軸的に支持されたアウターチューブとの間
に弾性体からなるヒンジラバーを介装したキャブチルト
装置において、キャブ回転軸とキャブ側フレーム補助
リンクの両端の回動支点により連結し、チルト用油圧シ
リンダの基端をシャシ側フレームに、先端をキャブ側フ
レームに連結し、かつ、キャブ側フレームに各々連結さ
れる補助リンクの回動支点とチルト用油圧シリンダ先端
の回動支点を互いに近接させ、チルトさせないときは
チルト用油圧シリンダの作動油を出入り自由にした
【0007】
【作用】キャブのチルトアップ時に、油圧シリンダが伸
長作動して、キャブ側フレームがキャブ回転軸を中心に
回動するとき、油圧シリンダから付与される荷重および
キャブの重量は補助リンクを介してキャブ回転軸に直接
伝達されるため、キャブ側フレームのアウターチューブ
からヒンジラバーに大きな荷重が加わって撓んでキャブ
全体が横ずれしてしまう不具合を抑制することができ
る。また、キャブのチルトダウン時に、キャブ側フレー
ムをシャシ側フレームに係止するロック機構のロック位
置が横ずれしないのでロック作動が不良となることも防
止できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0009】図1において、1はトラックのシャシ側フ
レーム、2はトラックのチルト式キャブを支持するキャ
ブ側フレームである。キャブ側フレーム2はキャブ回転
軸5を中心にチルト可能に支持されている。シャシ側フ
レーム1にはブラケット11を介してキャブ回転軸5が
支持される。キャブ回転軸5はブラケット11にボルト
15を介して締結される。キャブ側フレーム2の揺動基
端部にはブラケット3を介して円筒形のアウターチュー
ブ4が結合され、キャブ回転軸5とアウターチューブ4
の間に円筒形のヒンジラバー6が介装される。ヒンジラ
バー6はゴム等の弾性体からなり、シャシ側フレーム1
からキャブ側フレーム2に伝えられる振動や衝撃を減衰
する。
【0010】シャシ側フレーム1とキャブ側フレーム2
の間には単一のチルト用油圧シリンダ7が配設される。
チルト用油圧シリンダ7の基端は軸12を介してシャシ
側フレーム1に回動可能に連結され、その先端はブラケ
ット8を介して回動可能に連結される。
【0011】キャブ側フレーム2とキャブ回転軸5の間
には補助リンク9が配設される。補助リンク9の両端に
は円筒形のボス部9a,9bが形成され、一方のボス部
9aはキャブ回転軸5の延長シャフト部5aに回動可能
に嵌合し、他方のボス部9bはブラケット8を挿通する
軸(ボルト)13に回動可能に嵌合している。
【0012】キャブ側フレーム2に対する補助リンク9
の回動支点となる軸13とチルト用油圧シリンダ7の回
動支点は互いに近接して設けられる。
【0013】このように構成してあり、通常の運転時
に、図1のようにキャブ側フレーム2がシャシ側フレー
ム1にヒンジラバー6等を介して着座し、ヒンジラバー
6はシャシ側フレーム1からキャブ側フレーム2に伝え
られる振動や衝撃を減衰する。このとき、チルト用油圧
シリンダ7への作動油の出入りは自由となっており、ヒ
ンジラバー6の緩衝作用を阻害することない。
【0014】キャブのチルトアップ時に、図示しない油
圧回路から送られる作動油により油圧シリンダ7が伸長
作動し、キャブ側フレーム2がキャブ回転軸5を中心に
回動する。このとき、油圧シリンダ7に付与される荷重
およびキャブの重量は補助リンク9を介してキャブ回転
軸5に支持される。このために油圧シリンダ7に付与さ
れる荷重およびキャブの重量がヒンジラバー6に直接的
に作用することがなく、キャブがヒンジラバー6を撓ま
せて横ずれすることを防止できる。この結果、キャブの
チルトダウン時にキャブ側フレーム2をシャシ側フレー
ム1に係止するロック機構の作動が不良となることを防
止できる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、キャブ側
フレームをチルト可能に支持するキャブ回転軸をシャシ
フレームに設け、キャブ回転軸とキャブ側フレーム
キャブ回転軸と同軸的に支持されたアウターチューブと
の間に弾性体からなるヒンジラバーを介装したキャブチ
ルト装置において、キャブ回転軸とキャブ側フレーム
補助リンクの両端の回動支点により連結し、チルト用油
圧シリンダの基端をシャシ側フレームに、先端をキャブ
側フレームに連結し、かつ、キャブ側フレームに各々連
結される補助リンクの回動支点とチルト用油圧シリンダ
先端の回動支点を互いに近接させ、チルトさせないと
きはチルト用油圧シリンダの作動油を出入り自由にした
ため、キャブチルト時にヒンジラバーが撓んでキャブが
横ずれすることを抑制でき、この結果、キャブのチルト
ダウン時にキャブ側フレームをシャシ側フレームに係止
するロック機構の作動が不良となることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】従来例の構成を示す平面図である。
【図3】同じく側面図である。
【符号の説明】
1 シャシ側フレーム 2 キャブ側フレーム 4 アウターチューブ 5 キャブ回転軸 6 ヒンジラバー 7 チルト用油圧シリンダ 9 補助リンク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブ側フレームをチルト可能に支持する
    キャブ回転軸をシャシフレームに設け、キャブ回転軸
    とキャブ側フレームにキャブ回転軸と同軸的に支持され
    たアウターチューブとの間に弾性体からなるヒンジラバ
    ーを介装したキャブチルト装置において、キャブ回転軸
    とキャブ側フレーム補助リンクの両端の回動支点によ
    連結し、チルト用油圧シリンダの基端をシャシ側フレ
    ームに、先端をキャブ側フレームに連結し、かつ、キャ
    ブ側フレームに各々連結される補助リンクの回動支点と
    チルト用油圧シリンダ先端の回動支点を互いに近接さ
    せ、チルトさせないときはチルト用油圧シリンダの作動
    油を出入り自由にしたことを特徴とするキャブチルト装
    置。
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JPH0576981U JPH0576981U (ja) 1993-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157588U (ja) * 1984-03-30 1985-10-19 日野自動車株式会社 キヤブテイルト用油圧シリンダ装置
JPS62108184U (ja) * 1985-12-27 1987-07-10

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JPH0576981U (ja) 1993-10-19

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