JP2535419Y2 - 鏡 体 - Google Patents

鏡 体

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JP2535419Y2
JP2535419Y2 JP1990061250U JP6125090U JP2535419Y2 JP 2535419 Y2 JP2535419 Y2 JP 2535419Y2 JP 1990061250 U JP1990061250 U JP 1990061250U JP 6125090 U JP6125090 U JP 6125090U JP 2535419 Y2 JP2535419 Y2 JP 2535419Y2
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mirror body
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mirror
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孝一 小川
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、特にミラー体を角度調整可能に設けた鏡体
に関する。
《従来の技術》 この種の鏡体は、鏡体単独で製品化される以外に、洗
面化粧台や開閉リッド等に組み込まれる場合もあり、幅
広く用いられていることから使い勝手もそれなりに改良
されてきている。
改良例の中には、実開昭63−169942号公報などに記載
されているように、ミラー体を角度調整可能に設けるよ
うにしたものもある。同公報の技術は、ミラー体の上端
部をフレームに対して蝶番等の保持具を介して揺動自在
に吊持し、ミラー体の下端部を蝶条軸やカムに連携した
操作摘み等を回動操作して前方へ引き寄せたり、後方へ
押圧することで、ミラー体をフレームに対して傾ける構
造となっている。
《考案が解決しようとする問題点》 ところで、前記従来例のものは、ミラー体が上端部を
支点として前傾あるいは後傾されるので、通常の垂直状
態から後傾するためのスペースをフレーム側との間に設
定しなければならない。
このため、鏡体としては全体的に厚くなり、例えば鏡
体が開閉リッドを兼ねたり、組み込まれる場合には鏡体
ないしは開閉リッド自体も厚くなって見栄えが悪く、ま
た開閉リッドが厚くなる分だけ収納部等のスペースが小
さくなるなどの不具合を生ずる。
また、ミラー体を傾ける場合は、蝶条軸やカムに連携
した操作摘み等を回動操作するので、迅速性に欠け、例
えば整髪の過程でミラー角度を瞬間に変更し、再び元の
状態で使用するときなどには充分に対応できない。
本考案は、このような背景に鑑み、ミラー体の傾き態
様を工夫することによりミラー体とフレーム側との間の
スペースを省略して全体的に薄くでき、しかもワンタッ
チ操作を可能にして使い勝手をより向上できる鏡体を提
供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案は、フレームの前面
側にミラー体を角度調整可能に設けた鏡体において、前
記フレーム側の上下部にそれぞれ設けられたシャフト
と、前記各シャフトと対抗する前記ミラー体の裏面側部
位に設けられてシャフトに係脱する係合部材と、前記ミ
ラー体側に設けられて前記係合部材の係合を解除する操
作レバーと、前記一方のシャフトに係合している前記係
合部材を前記操作レバーにより解除し、かつ他方のシャ
フトを回転軸として前記ミラー体を傾けたときに任意の
傾き角度にそのミラー体を静止する角度保持手段と、を
備えたことを特徴としている。
《作用》 以上構成の鏡体は、例えば、鏡体自体として製品化さ
れたり、化粧台等に組み込まれる。
そして、使用者は、最適なミラー傾斜状態に調整した
いとき、シャフトを回転軸として、係合部材の係合を操
作レバーにより解除した後に任意の傾斜角まで回転操作
して、ミラー体の傾斜角度を回転操作する。すると、ミ
ラー体は角度保持手段によりその傾斜角度で静止され、
傾斜された角度で被写体を写しだす。
《実施例》 以下、実施例では本考案を洗面化粧台の鏡体に適用し
た例について説明する。第1図は同洗面化粧台を示す
図、第2図から第5図は同洗面化粧台の鏡体を示してい
る。
同図の鏡体1は、第1図に示す如く洗面化粧台のシン
ク台2と上側収納部3との間にあって、コップやタオル
等の小物4を格納する中間収納部5の前面に設けられる
開閉リッドを兼ねており、中間収納部5側に対して左側
を回動自在に結合するとともに、右側をロック装置6の
操作部6aにより係脱する設計となっている。
また、鏡体1は第2図、第3図に示す如く、概略額縁
構造のミラー体7と、中間収納部5の前面開口大に対応
したフレーム8とを備え、フレーム8にミラー体7を角
度調整可能に配置している。
フレーム8は、略矩形板状の前面両側にカバー体9a,9
bを取り付けることにより、中間部が1段低い段差部8a
を形成している。段差部8aには4本のシャフト10,11が
カバー体9a,9bの対抗側面から突出されるとともに、中
央部に一段低くなった窪み部8bが形成されている。
右側のカバー体9aは外側上下部に形成された切欠部を
有し、同切欠部にヒンジ部材12(第2図参照)の一端部
を固定することで洗面化粧台側に組み付けられる。左側
のカバー体9bは、外側中間部に中間収納部側の係止部材
(不図示)と係脱するロック装置6を有し、第1図に示
す如く鏡体1を開状態にするときロック装置6の操作部
6aによりロックを解除する。
シャフト10,11はフレーム8のカバー体9a,9bにより覆
われる部位にあって、適宜な取付部材を介して回動自在
に支持されるとともに、シャフト10,11の取付側軸部に
角度保持手段13を設けた構造となっている。
角度保持手段13は、第2図に示す如くシャフト軸部分
に複数枚のプレート13aを装着し、シャフト10,11がプレ
ート13a同士の摩擦力に抗して回転される、いわゆる摩
擦保持方式が採用されている。
また、ミラー体7は、額縁本体14と、額縁本体14の前
面に配置されるミラー15と、ミラー15を額縁本体14に固
定する取付枠16と、シャフト10,11に独立して係脱する
第1係合部材17と、操作レバー18に連携して設けられる
第2係合部材19などを備えている。
額縁本体14は、前面の段差部14aにミラー15をクッシ
ョン材20を介在して面一に装着し、更に前面の外周部14
bに取付枠16を一体化することにより、ミラー15の組み
込みが安定かつ見栄えよく行えるようになっている。
額縁本体14および取付枠16の右側上下部には切欠部14
c,16aが重なるよう設けられるとともに、切欠部14cに操
作レバー18が配置される。操作レバー18は後述する第2
係合部材19の係合を解除するもので、その操作部18aが
切欠部14cに位置しており、図示しないバネ等の付勢力
に抗し解除操作する。
額縁本体14の裏面には、4個の第1係合部材17がシャ
フト10,11の突出部10a,11aと対応して固定され、さらに
上下の第1係合部材17の内側に位置して上下シャフトの
突出部にそれぞれ係脱する第2係合部材19が設けられて
いる。
第1係合部材17は、概略U形の樹脂成形体からなり、
突出部10a,11aをU形状の開口内に弾性的に押し込める
ことで額縁本体14をフレーム8側に取り付ける。また、
第1係合部材17は弾性力に抗して何れか一方のシャフト
10,11から離脱されることで、フレーム8側に対する額
縁本体14の傾き調整を可能とする。この場合、他方のシ
ャフトは回転軸として作用し、角度保持手段13の摩擦力
に抗して回転される。
第2係合部材19は第4図,第5図に示す如く、上下部
のシャフト10間に摺動自在に配置される連結軸20と、連
結軸20の両端取付部にピン23により揺動自在に枢支され
るフック状部材22と、フック状部材22の一部に突出され
て額縁本体14の裏面に固定されるブラケット等に設けら
れたガイド溝21a(なお、ガイド溝21aは第4図(イ)の
引き出した部分に図解した如く、シャフト10に対して交
差するように突設されるブラケット等に設けられてい
る。)に嵌挿されるガイドピン21などを備えている。そ
して、1対のフック状部材22が対応するシャフト10の軸
回りにそれぞれ係合し、連結軸20とガイドピン21の動き
により何れか一方が解除状態となったとき、他方が完全
係合状態となり、しかも両操作レバー18を解除操作した
ときに共にシャフト10から外れない状態となるよう構成
されている。
次に、実際に使用者がミラー体7を傾斜する場合にフ
ック状部材22の作動を概説する。
第4図(イ)はミラー体7をフレーム8側へ取り付け
た状態を示している。ここでは1対のフック状部材22が
U形開口部を互いに内側から外側へ向け、かつ略垂直線
上に位置して各シャフト10と係合している。この状態で
は、第1係合部材17がシャフト10に対し、そのU形開口
部を前面から後方へ弾発的に押し込められて係合してお
り、第1係合部材17と第2係合部材19の係合力によりミ
ラー体7の取付強度が充分に確保されている。
同図(ロ)は上側の操作レバー18の操作部18aを付勢
力に抗して回転し、上側のフック状部材22を解除操作す
る過程を示している。両フック状部材22はピン23を軸と
して揺動しつつ連結軸20、ガイドピン21を介して、上側
のフック状部材22が係合解除方向へ動かされると、下側
のフック状部材22がシャフト10からより外れにくい完全
係合方向へ連動する。
この状態から操作部18aを同図の矢印方向へ引っ張る
と、同図(ハ)に示す如くミラー本体7は、下側シャフ
ト10,11を軸として前方へ傾けられる。この場合、ミラ
ー本体7は、引き力により上側のシャフト10,11に対す
る第1係合部材17の係合を弾性的に解除し、かつ下側の
シャフト10,11に設けられた角度保持手段13の摩擦力に
抗し同シャフトの回転に追随して傾けられる。引っ張り
操作を止めたとき、ミラー体7は角度保持手段13の摩擦
保持力により所望の傾き角に静止される。
また、ミラー体7を元の通常状態にする場合は、ミラ
ー体7の上側を同図(ハ)の矢印方向へ押圧操作する。
すると、上側シャフト10,11に対し、対応する第1係合
部材17が弾性的に係合するとともに、第2係合部材19が
同図(イ)の状態へ作動することは勿論である。
第5図(イ),(ロ)はミラー体7を上側シャフト1
0,11を軸として傾けるときの要部を示している。具体的
な動きは、前述と同様な操作および作動にて行われるの
で説明を省略する。
このように、ミラー体7が何れか一方のシャフト(上
側または下側)を軸として、ミラー体7の下側または上
側を前方へ引き出した状態で傾き調整される構造である
から、鏡体1としてはミラー体7とフレーム8側との間
のスペースを極力省略できる結果、全体的に薄く設計す
ることが可能となる。
さらに、この実施例ではミラー体7の最大傾斜角θが
15度に設計され、最大傾斜角θになったときにストッパ
ー手段24が作用するようになっている。
ストッパー手段24は、第3図に示す如く略T形のスト
ッパー片25と、略Y形のストッパー片26とを備え、フレ
ーム8とミラー体7との間に設置されてミラー体7の傾
斜角が第4図、第5図のようにθ=15度になったときに
ミラー体7の傾斜を阻止する。ストッパー片25,26につ
いては互いに回転可能に連結され両者端を夫々ミラー体
7およびフレーム8に回転可能に保持されており、ミラ
ー体7が通常状態のときフレーム8側に設けられた窪み
部8b内に折畳み状に格納され、フレーム8とミラー体7
との間は密接可能となっている。そして、ミラー体7が
傾けられたときには引き延ばされ、開き具合いを規制で
きるようになっている。
このように、ストッパー手段24を設けることにより、
ミラー体7の傾斜時に角度保持手段13の保持力よりも大
きな外力が加わった場合等には、ミラー体7が最大傾斜
角θよりも傾かないので安全性を確実化でき、鏡体1の
品質向上をより図ることができるのである。
なお、本考案は、実施例では洗面化粧台に適用した例
を示したが、他の本体に鏡体1を組込んだり、鏡体1を
単独で製品化してもよい。また、請求項記載の構成を具
備する範囲で、例えば角度保持手段13の具体的構成を変
える等、種々変形ないしは発展することができる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案の鏡体にあっては、ミラ
ー体がフレーム側のシャフトを回転軸として、角度保持
手段により任意の傾斜角に静止されるので、ミラー体と
フレーム側との間のスペースを省略して全体的に薄く設
計でき、しかもシャフト、係合部材、角度保持手段等に
よりワンタッチ操作を可能とし、使い勝手をより向上で
きる。
なお、本考案の鏡体は、鏡体自体として製品化される
以外に、例えば化粧台等に組み込まれる。後者の場合
は、鏡体を薄くできることから本体側の機能等を損なう
こともなくなり、設計上の自由度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として示す洗面化粧台の全体
斜視図、第2図は前記化粧台の鏡体を示す正面図、第3
図は前記鏡体の概略分解斜視図、第4図(イ),
(ロ),(ハ)はミラー体を傾けるときの第2係合部材
の作動を示す模式図、第5図(イ),(ロ)は前記ミラ
ー体を異なる態様で傾けるときの第2係合部材の作動を
示す模式図である。 1……鏡体 7……ミラー体 8……フレーム 10,11……シャフト 13……角度保持手段 17……第1係合部材 18……操作レバー 19……第2係合部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの前面側にミラー体を角度調整可
    能に設けた鏡体において、前記フレーム側の上下部にそ
    れぞれ設けられたシャフトと、 前記各シャフトと対抗する前記ミラー体の裏面側部位に
    設けられてシャフトに係脱する係合部材と、 前記ミラー体側に設けられて前記係合部材の係合を解除
    する操作レバーと、 前記一方のシャフトに係合している前記係合部材を前記
    操作レバーにより解除し、かつ他方のシャフトを回転軸
    として前記ミラー体を傾けたときに任意の傾き角度にそ
    のミラー体を静止する角度保持手段と、 を備えたことを特徴とする鏡体。
JP1990061250U 1990-06-08 1990-06-08 鏡 体 Expired - Lifetime JP2535419Y2 (ja)

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JPH0419234U (ja) 1992-02-18

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