JP2535346Y2 - ドアの取付構造 - Google Patents

ドアの取付構造

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JP2535346Y2
JP2535346Y2 JP2293592U JP2293592U JP2535346Y2 JP 2535346 Y2 JP2535346 Y2 JP 2535346Y2 JP 2293592 U JP2293592 U JP 2293592U JP 2293592 U JP2293592 U JP 2293592U JP 2535346 Y2 JP2535346 Y2 JP 2535346Y2
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JP
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trim
door
hinge
mounting structure
vehicle body
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JP2293592U
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JPH0574936U (ja
Inventor
晃 桑原
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のドアの取付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のドアの取付構造について説
明する。
【0003】図6はドアの開度を大きくして乗員の乗降
の便をはかるために、ダブルヒンジを備えたドアの断面
を示すものである。図において21はドア本体、22は
ドアトリム、23はダブルヒンジである。ダブルヒンジ
23の一端側のヒンジ部23aはドア本体21の前端面
に回動自在に軸支されており、他端側のヒンジ部23b
はダッシュサイド24の後端面に回動自在に軸支されて
いる。またドア本体21の室内側にはドアトリム22
が、ダッシュサイド24の室内側にはダッシュサイドト
リム25が取付けられている。
【0004】このようなドアの取付構造では、ダブルヒ
ンジ23の大きさをドアトリム22に影響しない範囲で
決めようとすると、ダブルヒンジ23の寸法に限度があ
り、従ってドアの開度を大きくすることが出来なかっ
た。
【0005】そこで図7に示すドアの取付構造が採用さ
れている。図7のドア本体21にはダブルヒンジ23を
取付けるための凹部21aを設け、この凹部21aの一
端にダブルヒンジ23の一端側のヒンジ部23aが軸支
されており、ダッシュサイド24の後端面に他端側のヒ
ンジ部23bが軸支されていて、さらにダブルヒンジ2
3の室内側にヒンジトリム26が取付けられている。そ
して図8に示すようにドア本体21を車体に平行に開い
た時に、ドア本体21の凹部21aの端面がヒンジトリ
ム26に当たるのを避けるためにヒンジトリム26のド
ア本体21側に丸み26aが設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成されたドアの取付構造は、ダブルヒンジ23の
寸法を大きくすることが出来るので、ドアの開度も大き
くすることが出来て乗員の乗降が楽であるが、ドアを閉
じた時に上記の丸み26aがヒンジトリム26とドアト
リム22との凹部26bとなって目立ち、見栄えが悪い
などの問題点を有していた。
【0007】本考案は上記従来の問題点を解決するもの
で、見栄えの良いダブルヒンジを備えたドアの取付構造
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案のドアの取付構造は、車体本体とドア本体とを
ダブルヒンジを介して連結し、ドア本体の室内側に設け
られたドアトリム前端部に当接部を形成し、車体本体の
室内側に設けられたダッシュサイドトリムとドアトリム
との間に位置させたヒンジトリムの内側に、前記ダブル
ヒンジに支持部材を介して取り付けられたスライドを前
後方向に摺動可能に設け、ヒンジトリムをスプリングの
付勢力により後方に常に付勢して、このヒンジトリムの
後端部を前記ドアトリムの当接部に当接させたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】かかる構成によって、ヒンジトリムがその後端
部によってドアトリムの湾曲部に接して回動するので、
ヒンジトリムとドアトリムとの間に凹部などが生じるこ
とがなく見栄えが良いし、ヒンジトリムがドア本体の複
雑な動きに円滑に対応出来て、車体本体とドアの間に広
い空間を確保することが出来る。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1乃至図4に本考案のドアの取付構造の
実施例を示す。図1は本考案のドアの取付構造を備えた
ドアの室内側から見た斜視図、図2は同横断面図であ
る。図において、1はドア20のドア本体、2は車体本
体であり、ドア本体1の内側にはドアトリム3が、車体
本体2の内側にはダッシュサイドトリム4がそれぞれ取
り付けてある。そして、ドアトリム3の先端部は内側に
屈曲していて当接部3aになされている。また、車体本
体2の後端部にはヒンジブラケット5が、ドア本体1の
前端部にはヒンジブラケット6がそれぞれ設けてある。
【0012】ドア本体1と車体本体2との間にはダブル
ヒンジ7が位置しており、このダブルヒンジ7はその先
部が外側に向かって屈曲されており、ダブルヒンジ7の
先端部は前記ヒンジブラケット5に、ダブルヒンジ7の
後端部は前記ヒンジブラケット6にそれぞれヒンジピン
8により連結されている。
【0013】前記ダッシュサイドトリム4とドアトリム
3との間にはヒンジトリム9が位置しており、このヒン
ジトリム9の内側には一対のスライドレール10が前後
方向に沿うて平行に取り付けてあり、このスライドレー
ル10には前記ダブルヒンジ7に支持部材11、12を
介して取り付けられたスライド13が摺動可能に挿入さ
れており、このスライド13の中央部には前後方向に沿
うスリット状の案内部14が形成してある。
【0014】前記スライド13の内面には係止ピン体1
5が植設されており、この係止ピン体15は前記案内部
14を貫通しており、この係止ピン体15と後方の支持
部材12とにはスプリング16が掛け渡してあり、この
スプリング16の付勢力によりヒンジトリム9は後方に
常に付勢されていて、このヒンジトリム9の後端部9a
は前記ドアトリム3の内方に屈曲した当接部3aに当接
している。
【0015】次に本考案に係わるドアの取付構造の作動
を説明する。まず、ドア20を車体本体2と平行に開く
ときは、ダブルヒンジ7が前端部のヒンジピン8を中心
として回動し、ドア本体1はダブルヒンジ7の後端部の
ヒンジピン8を中心として、ダブルヒンジ7に対して外
方に回動して車体本体2と平行な位置(図4)に達す
る。この場合、前記ヒンジトリム9はドアトリム3の当
接部3aおよび先部に押されるために図4の矢印の方向
にスプリング16の抗して移動する。このように、ヒン
ジトリム9はドア本体1に追従してその後端部9aは常
にドアトリム3に衝接する。
【0016】次にドア20をさらに開くときは、ドア本
体1はダブルヒンジ7のヒンジピン8を中心として外側
に回動し、図5の位置に達する。この時、ヒンジトリム
9はドア本体1に追従してその後端部9aは常にドアト
リム3に衝接する。この位置で車体本体2とドア20と
の間に広い空間が出来るので乗員の乗降が便利になる。
【0017】またヒンジトリム9はその後端部9aがド
アトリム3の先端部に摺動して回動するので、ヒンジト
リム9とドアトリム3との間に凹部などが生じることが
なく見栄えが良いし、ヒンジトリム9がドア本体1の複
雑な動きに円滑に対応出来る。
【0018】以上のように上記の実施例によれば、車体
本体2とドア本体1の一端部とをダブルヒンジ7を介し
て連結し、ドア本体1の室内側に設けられたドアトリム
3の前端部に当接部を形成し、車体本体2の室内側に設
けられたダッシュサイドトリム4とドアトリム3との間
にヒンジトリム9を位置させ、このヒンジトリム9の内
側に一対のスライドレール10を前後方向に沿うて平行
に取り付け、このスライドレール10に前記ダブルヒン
ジ7に支持部材11、12を介して取り付けられたスラ
イド13を摺動可能に挿入し、このスライド13の中央
部に前後方向に沿うスリット状の案内部14を形成し、
前記スライド13の内面に係止ピン体15を植設し、こ
の係止ピン体15を前記案内部14に貫通させると共
に、この係止ピン体15と後方の支持部材12とにスプ
リング16を掛け渡して、このスプリング16の付勢力
によりヒンジトリム9を後方に常に付勢し、このヒンジ
トリム9の後端部9aを前記ドアトリム3の当接部3a
に当接させたことにより、ヒンジトリム9がその後端部
によってドアトリム2の当接部に接して回動するので、
ヒンジトリム9とドアトリム3との間に凹部などが生じ
ることがなく見栄えが良いし、ヒンジトリム9がドア本
体1の複雑な動きに円滑に対応出来て、車体本体2とド
ア20の間に広い空間を確保することが出来る。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案は、車体本体とドア
本体とをダブルヒンジを介して連結し、ドア本体の室内
側に設けられたドアトリムの前端部に当接部を形成し、
車体本体の室内側に設けられたダッシュサイドトリムと
ドアトリムとの間に位置させたヒンジトリムの内側に、
前記ダブルヒンジに支持部材を介して取り付けられたス
ライドを前後方向に摺動可能に設け、ヒンジトリムをス
プリングの付勢力により後方に常に付勢して、このヒン
ジトリムの後端部を前記ドアトリムの当接部に当接させ
たことにより、ヒンジトリムがその後端部によってドア
トリムに接して回動するので、ヒンジトリムとドアトリ
ムとの間に凹部などが生じることがなく見栄えが良い
し、ヒンジトリムがドア本体の複雑な動きに円滑に対応
出来て、車体本体とドアの間に広い空間を確保すること
が出来る優れたドアの取付構造を実現出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における取付構造を備えたド
アの室内側から見た斜視図である。
【図2】本考案の一実施例におけるドアの取付構造の横
断面図である。
【図3】図2A−A線に沿う断面図である。
【図4】本考案の一実施例におけるドアの取付構造の動
作説明図である。
【図5】本考案の一実施例におけるドアの取付構造の動
作説明図である。
【図6】従来のドアの取付構造の断面図である。
【図7】従来のドアの取付構造の断面図である。
【図8】従来のドアの取付構造の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ドア本体 2 車体本体 3 ドアトリム 4 ダッシュサイドトリム 7 ダブルヒンジ 9 ヒンジトリム 10 スライドレール 11、12 支持部材 13 スライド 14 案内部 15 係止ピン体 16 スプリング 20 車体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体本体とドア本体とをダブルヒンジを
    介して連結し、ドア本体の室内側に設けられたドアトリ
    ムの前端部に当接部を形成し、車体本体の室内側に設け
    られたダッシュサイドトリムとドアトリムとの間に位置
    させたヒンジトリムの内側に、前記ダブルヒンジに支持
    部材を介して取り付けられたスライドを前後方向に摺動
    可能に設け、ヒンジトリムをスプリングの付勢力により
    後方に常に付勢して、このヒンジトリムの後端部を前記
    ドアトリムの当接部に当接させたことを特徴とするドア
    の取付構造。
JP2293592U 1992-03-18 1992-03-18 ドアの取付構造 Expired - Lifetime JP2535346Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0574936U JPH0574936U (ja) 1993-10-12
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