JP2535127Y2 - 転写フィルム用カセット - Google Patents

転写フィルム用カセット

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JP2535127Y2
JP2535127Y2 JP10667590U JP10667590U JP2535127Y2 JP 2535127 Y2 JP2535127 Y2 JP 2535127Y2 JP 10667590 U JP10667590 U JP 10667590U JP 10667590 U JP10667590 U JP 10667590U JP 2535127 Y2 JP2535127 Y2 JP 2535127Y2
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JP
Japan
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transfer film
bobbin
winding
cassette
film
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健語 木附
健司 坂本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、感熱転写プリンターに装填して使用される
転写フィルム用カセットに関するものである。
[従来の技術] 従来、感熱転写プリンターへの転写フィルムの装着を
容易にするために、転写フィルムの巻取を保持した供給
側ボビンと転写フィルムを巻き取る巻取側ボビンとを収
納した転写フィルム用カセットが使用されている。第4
図はこのような転写フィルム用カセット11がプリンター
に装填され画像記録が行われる状態を示している。同図
に示すように、カセット11は、その巻取側ボビン12にプ
リンターの駆動軸(図示せず)が連結され、かつプラテ
ンローラー14に保持された受像紙15に対して転写フィル
ム16の記録部分がサーマルヘッド17により押し付けられ
た状態とされており、この状態でプラテンローラー14が
矢印方向に回転し、それに同調して巻取側ボビン12が駆
動軸置によって矢印方向に回転し、供給側ボビン13から
転写フィルム16が順次引き出されることにより画像記録
が行われるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のようにして画像記録が行われる場合、転写フィ
ルム16の使用始めの時点では第4図に示すように巻取側
ボビン12における転写フィルム16の巻取径d1は小さい
が、転写フィルム16の使用終りの時点では第5図に示す
ように転写フィルム16の巻取径d1は大きくなる。一方、
供給側ボビン13においては、転写フィルム16の使用始め
の時点では転写フィルム16の巻取径d2は大きいが、使用
終りの時点では転写フィルム16の巻取径d2は小さくな
る。このように各ボビンにおける巻取径が転写フィルム
16の使用始めと使用終りにおいて大きく異なると、転写
フィルム16の供給、巻き取り時における駆動軸のトルク
バランスが保てず、転写フィルム16の張力変動が大きく
なり、印字障害(色ずれ、しわ、スジ等)が発生すると
いう問題があった。
この問題を解決するには、各ボビンにおける転写フィ
ルムを巻き取る胴部外径を大きくすることが考えられ
る。ところが、通常ボビンは樹脂の成形によって一体構
造に作られているが、カセットケース内に収納されるボ
ビンにはその端部に軸部を設けるための肉部があるので
中空構造とすることができない。したがって、ボビンを
ムクの棒インジェクション成形することとなるが、ボビ
ンの胴部外径を大きくすると肉厚が大きくなるため、成
形機の中で時間を充分にかけた冷却が必要となり、サイ
クルタイムが長くなってコストアップとなる。また、冷
却が不充分であると、真円度、平行度が低くなり、寸法
精度が悪くなるという問題も生じる。以上のように、ボ
ビン自体の胴部外径を大きくするのは、精度の点やコス
トの点で問題がある。
本考案は、上述のような問題点及び事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ボビンに簡
単な構成を付加することにより良好な画像記録を行える
転写フィルム用カセットを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、転写フィルムの
巻取を保持した供給側ボビンと転写フィルムを巻き取る
巻取側ボビンとを収納した転写フィルム用カセットにお
いて、転写フィルムの供給、巻き取り時における駆動軸
のトルクバランスが保てる径までプラスチックフィルム
を巻き付けて、各ボビンの胴部外径を実質的に大きくし
たことを特徴としている。
[作用] 上記の構成からなる転写フィルム用カセットの巻取側
ボビンを駆動して転写フィルムの巻き取りを行った場
合、巻取側ボビン及び供給側ボビンの巻取径の変動は、
プラスチックフィルムを巻き付けない既存のボビンを使
用した場合に比べて小さくなり、その結果、転写フィル
ムの張力変動が小さくなり、色ずれ、しわ、スジ等の印
字障害のない安定した印字を行うことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る転写フィルム用カセットを感熱
転写プリンターに装填して画像記録を開始する直前の状
態を示す概略断面図、第2図は同じく画像記録の終りの
時点の状態を示す概略断面図である。
第1図に示すように、転写フィルム用カセット1は、
その巻取側ボビン2にプリンターの駆動軸(図示せず)
が連結され、かつプラテンローラー4に保持された受像
紙5に対して転写フィルム6の記録部分がサーマルヘッ
ド7により押し付けられた状態とされており、この状態
でプラテンローラー4が矢印方向に回転し、それに同調
して巻取側ボビン2が駆動軸によって矢印方向に回転
し、供給側ボビン3から転写フィルム6が順次引き出さ
れることにより画像記録が行われるようになっている。
ここで、本実施例のカセット1に使用されている巻取
側ボビン2には、第3図(a),(b)に示すように、
その胴部外周にプラスチックフィルムFが巻かれてい
る。また、供給側ボビン3にも同様にプラスチックフィ
ルムFが巻かれている。すなわち、転写フィルム6の供
給、巻き取り時における駆動軸のトルクバランスが保て
る径までプラスチックフィルムFが巻き付けられてい
る。これにより、各ボビン2,3の胴部外周は、プラスラ
ックフィルムFの巻かれた分だけその外径が大きくなっ
ている。そして、転写フィルム6は、プラスチックフィ
ルムFの巻かれた巻取側ボビン2のプラスチックフィル
ムF面にその一方の端部が貼着されて巻き取られてお
り、また、他方の端部はプラスチックフィルムFの巻か
れた供給側ボビン3のプラスチックフィルムF面に貼着
された状態となっている。なお、このプラスチックフィ
ルムFの巻厚は、その上から転写フィルム6を巻いた時
にカセットケースとの間で邪魔とならない範囲でできる
限り大きくすることが好ましい。
上記の構成からなる本実施例のカセット1をプリンタ
ーに装填し、転写フィルム6の供給、巻き取りを行って
画像記録を行った場合、各ボビン2,3はプラスチックフ
ィルムFの巻厚で実質的にその胴部外径が大きくなって
いるので、巻取側ボビン2における巻取径d1と供給側ボ
ビン3における巻取径d2の変動は、第1図及び第2図に
示すように、プラスチックフィルムFを巻き付けない既
存のボビン2,3を使用した場合に比べて小さくなる。す
なわち、転写フィルム6の供給、巻き取り時における駆
動軸のトルクバランスが保たれることにより、転写フィ
ルム6の張力変動が小さくなり、色ずれ、しわ、スジ等
の印字障害のない安定した印字が行われることとなる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の転写フィルム用カセット
は、転写フィルムの供給、巻き取り時における駆動軸の
トルクバランスを保てる径までプラスチックフィルムを
巻き付けて、各ボビンの胴部外径を実質的に大きくした
ので、印字時における転写フィルムの張力変動が少なく
なって印字障害を防ぐことが可能となり、良好な画像記
録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る転写フィルム用カセットを感熱転
写プリンターに装填して画像記録を開始する直前の状態
を示す概略断面図、第2図は同じく画像記録の終りの時
点の状態を示す概略断面図、第3図(a)はプラスチッ
クフィルムを巻き付けた状態のボビンを示す側面図、第
3図(b)は第3図(a)のA−A断面図、第4図は従
来の転写フィルム用カセットをプリンターに装填して画
像記録を始めた時点の状態を示す概略断面図、第5図は
同じく画像記録の終りの時点の状態を示す概略断面図で
ある。 1……転写フィルム用カセット、2……巻取側ボビン、
3……供給側ボビン、4……プラテンローラー、5……
受像紙、6……転写フィルム、7……サーマルヘッド、
F……プラスチックフィルム、d1,d2……巻取径

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写フィルムの巻取を保持した供給側ボビ
    ンと転写フィルムを巻き取る巻取側ボビンとを収納した
    転写フィルム用カセットにおいて、転写フィルムの供
    給、巻き取り時における駆動軸のトルクバランスが保て
    る径までプラスチックフィルムを巻き付けて、各ボビン
    の胴部外径を実質的に大きくしたことを特徴とする転写
    フィルム用カセット。
JP10667590U 1990-10-11 1990-10-11 転写フィルム用カセット Expired - Lifetime JP2535127Y2 (ja)

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JPH0464156U JPH0464156U (ja) 1992-06-01
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JP2007044901A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Canon Finetech Inc 熱転写プリンタ用インクリボンカセット

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Publication number Publication date
JPH0464156U (ja) 1992-06-01

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