JP2534914B2 - 読取装置 - Google Patents

読取装置

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JP2534914B2 JP1232729A JP23272989A JP2534914B2 JP 2534914 B2 JP2534914 B2 JP 2534914B2 JP 1232729 A JP1232729 A JP 1232729A JP 23272989 A JP23272989 A JP 23272989A JP 2534914 B2 JP2534914 B2 JP 2534914B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は原稿を読取部から浮き上がったり等しないよ
うに押圧して密着させつつ原稿の画像情報を読み取るフ
ァクシミリ装置等の読取装置に関する。
<従来の技術> ファクシミリ装置等の読取装置にあっては、密着型セ
ンサ(コンタクトセンサ)等の読取部で原稿の画像情報
を読み取る際、原稿が該読取部の読み取りラインから浮
き上がったり、振れたり等して画像情報がぼやけて読み
取られるのを防止するために、読取部と対向する位置に
押圧ローラが配置されていて、該押圧ローラによって原
稿を読み取りラインから浮き上がらないように押圧して
密着させつつ、原稿の画像情報を読み取るように構成さ
れている。
ここで前記押圧ローラは原稿を読取部の読み取りライ
ンに密着させるものであり、このため読取部表面の多少
の凹凸に係わらず原稿を密着させることが出来るように
するために主にゴム材からなるゴムローラが使用されて
いる。そして前記押圧ローラの表面は原稿の画像情報を
読み取る前に読取部によって読み取られて、該読取りデ
ータが原稿の画像情報読取り時の基準色になっているた
め、白色になっている。すなわち前記押圧ローラとして
白色顔料等を配合して原稿の画像情報読み取り時の基準
色に調整した白色ゴムローラが使用されている。
<発明が解決しようとする課題> しかし、押圧ローラとして白色ゴムローラを使用して
いるため、長期間使用していると原稿裏面のトナー、紙
粉等が付着して汚れてしまい、白色度が劣化して密着型
センサのホワイトバランスがうまくとれず、画像の品位
を下げ、例えばハーフトーン読取りを行った時、白スジ
が生じてしまい、また透明度の高い原稿や面積の小さな
原稿の画像情報の読取りを行うと背景が汚れてしまう等
の欠点があった。
また押圧ローラを使用する場合、読取部上に該押圧ロ
ーラを配置する空間と、該押圧ローラを搬送ローラと同
方向に回転駆動するためのギヤ等の駆動系を配置する空
間が必要となり、このために装置全体の全高が高くなる
欠点があった。
さらに装置全体の全高を低くするために径の小さい押
圧ローラを使用すると、ローラの曲率が大きくなり、読
取部の光源から出射してローラ表面を反射して読取部に
入射する反射光を読取部の光電変換素子に確実に導くた
めには読取部、押圧ローラ等の組立精度を高める必要が
あり、コスト高となり、また生産性が低下する欠点があ
った。
さらにまた押圧ローラは、原稿に対して摩擦係数が大
きく、また読取部表面のガラス面に対して摩擦係数が小
さく等して、原稿を確実に搬送出来るようにしなければ
ならず、材料選定が難しい欠点があった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、原稿の画像情報読
取り時の基準色が汚れ等によって変化せず、装置全体の
全高を低くし、また読取部に反射光を導くのに高い組立
精度が要求されず、さらに材料選定が容易に出来る原稿
押圧手段を具備した読取装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決するための本発明の代表的な手段は、
原稿を搬送するための原稿搬送手段と、前記原稿搬送手
段により搬送された原稿の画像情報を読み取る読取手段
と、前記原稿搬送手段により前記読取手段の読み取りラ
インに搬送された原稿を該読み取りラインに押圧する可
撓性シートからなる押圧手段とを具備し、かつ前記可撓
性シートをフィルム状の半透明シートの内面に重ねて読
取基準シートを設けて構成したことを特徴としている。
<作用> 前記手段にあっては、読取手段により原稿の画像情報
を読み取る前に読取基準シートが読み取られて、基準色
データが設定される。そして搬送手段により原稿が読取
部に搬送されると、押圧手段が該原稿を読取部の読み取
りラインに押圧して、原稿が浮き上がったり、振れたり
等しないように密着させつつ該原稿の画像情報の読み取
りが行われる。
ここで読取基準シートは半透明シートの内面側に設け
られており、長時間使用しても原稿裏面のトナー、紙粉
等が付着する等の汚れの影響を受けず、基準色データが
変化するようなおそれがない。
また原稿を押圧する押圧手段は可撓性シートであり、
フラットにすることが出来る。従って装置全体の全高を
低くすることが出来る。
さらに読取手段で押圧手段の表面を読み取る際、該表
面がフラットであることから、押圧手段として径の小さ
な白色ゴムローラを使用する場合のように押圧手段表面
を反射した反射光を読取手段に導くために高い組立精度
が要求されない。
さらにまた押圧手段は搬送可能を有しておらず、白色
ローラのように原稿や読取手段に対する摩擦係数等を考
慮する必要がない。
<実施例> 次に前記読取装置をファクシミリ装置に適用した一実
施例を例示して説明する。
〔第一実施例〕
第1図はファクシミリ装置の読取系部分の拡大断面
図、第2図はファクシミリ装置全体の断面図、第3図は
ファクシミリ装置全体の斜視図である。
先ず第2図及び第3図を参照して装置全体の概略構成
を説明すると、装置本体1の上面カバーは原稿Sを複数
枚積載することが出来る原稿載置台2に形成されてお
り、該装置本体1の上面一端側(第2図左側)に該原稿
載置台2から搬送された原稿の画像情報を読み取る光学
読取系3が配置され、また該読取系3の下方位置にレー
ザービームプリンタからなる記録系4が配置されてい
る。また装置本体1の上面には電話機22、操作パネル23
等が配置されている。
前記光学読取系3は、原稿載置台2上に積層した原稿
Sを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送ローラ5b及び
分離押圧片5cと圧接した分離ローラ5dで一枚ずつ分離
し、更に給紙コロ5eと圧接した主搬送ローラ5f等でコン
タクトセンサ(密着型センサ)7に搬送し、押圧手段6
で原稿Sを該密着型センサ7に押圧して密着させつつ原
稿Sの画像情報を読み取った後、原稿Sを排紙コロ5gと
圧接した排紙ローラ5hによって原稿排紙トレー8に排出
する如く構成されてなるものである。
前記密着型センサ7は光源としてのLED7aから原稿S
の画像情報面に光を照射し、該画像情報面を反射した反
射光を短焦点結像レンズ7bで光電変換素子7cに結像して
画像情報を読み取るもので(第1図参照)、読み取った
画像情報をファクシミリモードの場合に他機の記録部
に、またコピーモードの場合に自己の記録系4にそれぞ
れ送信する如く構成されてなるものである。
尚、原稿載置台2には原稿Sの搬送方向と直角方向
(原稿Sの幅方向)にスライド可能なスライダー2aが設
けられていて、該スライダー2aによって原稿載置台2上
に積載された原稿Sの両サイドを揃えることが出来るよ
うになっている。
また前記記録系4は、前記密着型センサ7の画像信号
に基づいてレーザービーム発振器9aから変調ビームを出
射し、該変調ビームをポリゴンミラー9bによって画像形
成部10の感光体ドラム10aに走査光を照射して、該感光
体ドラム10a表面に画像情報を形成し、給紙部11から画
像形成部10に給送された記録シートS′に該画像情報を
転写して定着した後、排紙する如く構成されてなるもの
である。
前記感光体ドラム10aは一次帯電器10hと現像ローラ10
cとクリーニングローラ10dと共に記録カートリッジ10e
内に一体に組み込まれていて、装置本体1に対して着脱
自在に構成されている。そして感光体ドラム10aの表面
は一次帯電器10bにより均一に帯電され、該表面に前記
ポリゴンミラー9bから走査光が照射されると潜像が形成
され、該潜像が現像ローラ10cから供給されるトナーに
よって顕像化されるようになっている。
前記画像形成部10の感光体ドラム10a周辺部には転写
帯電器10fが配置され、また感光体ドラム10aよりも下流
側の記録シート搬送経路に定着ローラ10g、排紙ローラ1
0hが配置されていて、該転写帯電器10fで前記給紙部11
から給送された記録シートS′に感光体ドラム10a表面
に形成されたトナー像を転写した後、定着ローラ10gで
記録シートS′に該トナー像を定着して、排紙ローラ10
hにより装置本体1の一側面(第2図左側)に着脱自在
に設けた排紙トレー12に排出されるようになっている。
前記給紙部11は、装置本体1底部に一端側から引き出
し可能に装着された給紙カセット11aより記録シート
S′を半円状の給紙ローラ11bによって一枚ずつ分離し
て、この分離された記録シートS′をレジストローラ対
としてのカセット搬送ローラ対11cによって前記感光体
ドラム10aに形成されたトナー像の先端と記録シート
S′の先端が一致するように給送タイミングを取り、搬
送ローラ対11dを通して前記転写帯電器10fと感光体ドラ
ム10aとの間に給紙する如く構成されてなるものであ
る。
また前記装置本体1の一端面には手差し記録シートの
積載トレー13が開閉可能に設けられていて、該積載トレ
ー13をほぼ水平に近い状態にまで倒すことにより手差し
口13aを開口し、積載トレー13上に記録シートS′を載
置して該手差し口13aに差し込むと、圧接部材13bにより
記録シートS′が前記搬送ローラ対11dの径の大きい方
のローラ11d1に圧接されて、該ローラ11d1によって一枚
ずつ分離され、次いで搬送ローラ対11dにより前記転写
帯電器10fと感光体ドラム10aとの間に搬送されるように
なっている。
なお前記装置本体1の一端側には開閉蓋14が開閉可能
に設けられていて、該開閉蓋14に前記積載トレー13が設
けられ、また前記排紙トレー12が着脱自在に取付けられ
ている。また開閉蓋14を開くことによって前記記録カー
トリッジ10eを装置本体1の外に引き出して交換出来る
ようになっている。
また開閉蓋14は前記記録カートリッジ10eに設けたド
ラム感光防止シャッター10iと連動するようになってお
り、開閉蓋14を開いたときに該シャッター10iが閉じ、
開閉蓋14を閉じたときに該シャッター10iが開くように
なっている。
また図示しないが、開閉蓋14のロックを解除する解除
レバーの操作ボタンは開閉蓋14の前面に設けた凹部内に
配置されて、該凹部が排紙トレー12に一体に受けた保護
カバーにより閉じられており、排紙トレー12を開閉蓋14
から外さない限り操作ボタンによって開閉蓋14のロック
を解除出来ないようになっている。このため排紙トレー
12が邪魔になって開閉蓋14が完全に開かない半開き状態
で記録カートリッジ10eの交換を行って、記録カートリ
ッジ10eを破損するような事態を防止することが出来。
また開閉蓋14が半開きとなり、これに連動してドラム感
光防止シャッター10iも半開きとなって、感光体ドラム1
0aが露光して画質低下する等の事態を防止することが出
来る。
また前記記録系4と前記光学読取系3との間には断熱
材20が介在されていて、定着ローラ10g等の熱が前記密
着型センサ7等に伝達されないようにしている。
次に前記光学読取系3について第1図、第4図、第5
図及び第6図を参照して詳細に説明する。
前記押圧手段6は原稿Sを前記密着型センサ7の読み
取りライン7dに押圧するポリエステルフィルム等の可撓
性シート6aによって形成されている。
ここで前記可撓性シート6aは、その表面が前記密着型
センサ7で読み取られ、この読み取りデータが原稿Sの
画像情報を読み取る際の基準色になっているが、長期間
の使用により原稿Sの紙粉等が付着して汚れてしまい、
該読み取りデータが変化してしまうおそれがある。
そこで本実施例では、半透明シートとして例えば厚さ
125μm程度の半透明状態の白色ポリエステルフィルム6
a1を使用し、そしてこの白色ポリエステルフィルム6a1
の内面中央部(読み取りライン7dに対応する部分)に読
取基準シートとして厚さ110μm程度の白色合成紙6a2
貼着して、前記可撓性シート6aを形成している。
従って可撓性シート6aの表面を読み取る場合、汚れに
よる影響が出ない、すなわち原稿S裏面のトナー、紙粉
等が付着しない白色ポリエステルフィルム6a1内面の白
色合成紙6a2を反射した反射光が前記密着型センサ7の
光電変換素子7cに読み取られ、これが原稿Sの画像情報
を読み取る際の基準色になり、読み取りデータが変化す
るようなおそれがない。
また前記白色ポリエステルフィルム6a1を半透明シー
トとして使用すると、白色合成紙6a2との接着面に入る
気泡による影響を可及的に少なくすることが出来る。
すなわち白色ポリエステルフィルム6a1の代わりに透
明フィルムを使用してもよいが、この場合白色合成紙6a
2との接着面に存在する気泡によって白色合成紙6a2表面
に密着型センサ7のLED7aから光が入射せずに途中で反
射したり、あるいは白色合成紙6a2表面を反射した反射
光が散乱等起こして密着型センサ7の光電変換素子7cに
入射しなかったりして、気泡による影響があるが、この
ような気泡の影響を可及的に少なくすることが出来る。
また前記可撓性シート6aの一端は断面コ字状の金具6b
とネジ6cによってアッパーガイド16の原稿搬送方向上流
側端部に固定され、他端は断面ほぼL字状の金具6dを介
して該アッパーガイド16の原稿搬送方向下流側端部に上
下方向移動可能に係止されている(第4図参照)。
そして前記可撓性シート6aの前記読み取りライン7dと
対向する中央部分は若干湾曲状に突出していて、該中央
部分に前記アッパーガイド16の中央部内面側に上下方向
に移動可能でかつ読み取りライン7dに対して平行に配置
された重り部材としての重り用軸17の重量が作用するよ
うになっている。本実施例ではこの重り用軸17の重量は
例えば40g程度に設定されている。
従って、前記密着型センサ7に搬送された原稿Sは可
撓性シート6aを介して作用する重り用軸17の重量と、可
撓性シート6a自体の弾性とによって読み取りライン7dか
ら浮き上がったり、振れたりしないように密着させられ
る。そしてこの読み取りライン7dで原稿Sの画像情報面
に前記LED7aから光が照射され、該画像情報面を反射し
た反射光が前記短焦点結像レンズ7bによって前記光電変
換素子7cに結像され、原稿Sの画像情報が読み取られ
る。
このように従来の押圧ローラ(白色ゴムローラ)に代
えて可撓性シート6aを使用した場合には、押圧ローラと
同様に原稿Sを読み取りライン7dに密着させることが出
来る他に、押圧手段6をフラットにして装置全体の全高
を低くすることが出来る。
また可撓性シート6a表面を読み取って原稿Sの画像情
報を読み取る際の基準色データを得る場合にも、フラッ
トにすることが出来るため、すなわち径の小さい押圧ロ
ーラのように曲率が大きくないため、可撓性シート6a表
面を反射した反射光を密着型センサ7の光電変換素子7c
に導くのに高い組立精度が要求されない。
また重り部材として重り用軸17を使用しているため真
直度が出しやすく、原稿Sの幅方向全体に渡って読み取
りライン7dに密着させることが可能となる。
また押圧手段6によって原稿Sを搬送するようにして
いないので、可撓性シート6aの材質選択に自由度があ
り、従来の押圧ローラの場合に比して容易である。
尚、前記押圧手段6自体には従来の押圧ローラのよう
に搬送力を有しておらず、前記主搬送ローラ5fだけでは
搬送力不足の事態が生じるおそれがあるので、本実施例
では、前記主搬送ローラ5fの両側位置に副搬送ローラ5i
が配置されていて(第5図参照)、これら主搬送ローラ
5fと副搬送ローラ5iによって原稿Sを前記密着型センサ
7に搬送するようになっている。
ここで前記副搬送ローラ5iには自重コロ5jがその自重
により圧接しており、副搬送ローラ5iの搬送力はコロ押
圧バネ5kのバネ力によって給紙コロ5eが圧接する主搬送
ローラ5fの搬送力に比して小さくなっている。
従って若干斜行状態で送られた原稿Sの先端の一部が
主搬送ローラ5fよりも先に副搬送ローラ5iに接触して
も、副搬送ローラ5iの搬送力が主搬送ローラ5fの搬送力
よりも小さいため、さらに斜行状態が進行するおそれが
なく、ジャムを引き起こすことなく原稿Sを搬送するこ
とが出来る。
仮に副搬送ローラ5iの搬送力を主搬送ローラ5fの搬送
力と同程度に設定した場合、若干斜行状態で送られた原
稿Sの先端の一部が主搬送ローラ5fよりも先に副搬送ロ
ーラ5iに接触すると、搬送力が大きいため該搬送ローラ
5iによりさらに斜行状態が進行してジャムを引き起こし
てしまうおそれがあるが、このような事態を回避するこ
とが出来る。
また前記密着型センサ7に原稿Sをジャムを起こさな
いで搬送するには、密着型センサ7と該密着型センサ7
よりも原稿搬送方向上流側のアンダーガイドとしての原
稿搬送台19との間に密着型センサ7表面のガラス面7eが
低くなるように段差が必要となるが、このような段差を
設けると、原稿Sの紙厚が厚かったり、原稿Sのこしが
強かったり等する場合には原稿Sがガラス面7から浮き
上がるおそれがある。
そこで本実施例では、第6図に示すように前記密着型
センサ7と原稿搬送台19との間に、原稿Sがジャムを起
こさないように搬送するためのガイドシート18が介在さ
れている。
このガイドシート18は、例えば厚さ125μm程度のポ
リエステルフィルム等からなり、その一端部が前記密着
センサ7表面のガラス面7cの一部に重ね合わさった状態
で貼着され、他端側が原稿搬送台19の下側にもぐり込む
ように斜め下方に折り曲げられて、前記押圧手段6の可
撓性シート6aとともに搬送された原稿Sを密着型センサ
7のガラス面7eに案内するように構成されてなるもので
ある。
従って原稿Sが密着型センサ7のガラス面7eから浮き
上がらないように、該ガラス面7eと原稿搬送台19との間
の段差を可及的に少なくしても、原稿Sをジャムを起こ
さないで搬送することが出来る。
換言すれば、前記ガイドシート18によって、原稿Sを
密着型センサ7のガラス面7eから浮き上がらずかつジャ
ムを起こさずに搬送することが出来るようになる。
また前記ガイドレール18によって前記密着型センサ7
と原稿搬送台19との間の隙間から装置本体1内に塵埃等
が侵入するのを防止することも出来る。
尚、ガイドシート18をポリエステルフィルムに代えて
ステンレス鋼の薄板で形成してもよい。但しこの場合に
はアースが必要となる。すなわちポリエステルフィルム
から形成した場合には、原稿Sに帯電した電荷がガイド
シート18部分で放電するおそれがないので、アースを必
要としないが、ステンレス鋼の薄板等の導電性を有する
ガイドシート18を使用した場合には原稿Sに帯電した電
荷が放電して密着型センサ7を破損するようなおそれが
あるので、アースが必要となる。
尚、第1図中符号21は光学読取カバー15の他端側(第
1図左側)に設けられた除電ブラシで、排紙ローラ5hよ
り排出された原稿Sから帯電した電荷を除電するもので
ある。
また前記予備搬送押圧片5a、分離押圧片5c、給紙コロ
5e、排紙コロ5g、自重コロ5jと前記アッパーガイド16側
に設けられている。また前記コロ押圧バネ5kは前記給紙
コロ5eを押圧する以外に前記排紙コロ5gも押圧してい
る。
〔第二実施例〕
第7図(a)、(b)は前記押圧手段6の第二実施例
を示している。尚、第7図(a)、(b)中第1図及び
第4図に示す部分と同一部分には同一符号を附してその
説明を省略する。
前記第一実施例では、可撓性シート6aの一端を金具6b
とネジ6cによってアッバーガイド16の原稿搬送方向上流
側端部に固定し、他端を金具6dを介して該アッパーガイ
ド16の原稿搬送方向下流側端部に上下方向移動可能に係
止して、厚手の原稿S等を搬送する際に、可撓性シート
6aの他端側が持ち上げられるように構成した場合を示し
たが、第7図(a)に示すように可撓性シート6aの一端
側も金具6eを介してアッパーガイド16の原稿搬送方向上
流側端部に上下方向移動可能に係止してもよく、また同
図(b)に示すように可撓性シート6aの一端側をヒンジ
金具6fを介してアッパーガイド16の原稿搬送方向上流側
端部に回動可能に取付けてもよい。
このように可撓性シート6aの一端側を固定せずに上下
方向移動可能や回動可能に構成すると、厚手の原稿S等
の場合に可撓性シート6aが逃げやすくなり、スムーズに
原稿Sを搬送することが可能となる。
〔他の実施例〕
前記実施例では読取手段として密着型センサを使用し
た場合を示したが、これに限定されず、例えば光源とし
て蛍光灯を使用し、該蛍光灯の光を原稿の画像情報面に
照射し、該画像情報面を反射した光をミラー、レンズを
介してCCDからなる光電変換素子に導いて画像情報を読
み取るタイプの読取手段を使用してもよい。
また前記実施例では読取り基準色シートとして白色合
成紙6a2を用いた場合を示したが、この白色合成紙6a2
代わりに白色ゴム板を使用してもよい。この白色ゴム板
は光の透過度が小さく、読取り基準レベルの設定が容易
である。
また前記実施例では記録系4にレーザービームプリン
タを使用したファクシミリ装置に適用した場合を示した
が、これに限定されず、記録系に熱転写記録ヘッド等を
使用したファクシミリ装置であっても同様に適用するこ
とが出来る。
また前記実施例ではファクシミリ装置に適用した場合
を示したが、これに限定されず、複写機等の記録装置で
あってもよい。
<発明の効果> 本発明は前述したように、押圧手段をフィルム状シー
トの内面に重ねて読取基準シートを設けて構成した。こ
の特徴によれば、原稿画像読み取り時の基準色が汚れ等
によって変化せず、シート自身もフィルムなので汚れに
くく、また押圧手段をフラットに形成することができ
て、装置全体の全高を低くし、また読取部に反射光を導
くのに高い組立精度が要求されない。また押圧手段自身
に搬送機能を持たせていないので、従来の押圧ローラの
ように材質選定が困難にならず、容易である。
また上記フィルム状シートを半透明にした。この特徴
によれば、読取基準シートとの間に入る気泡による影響
を可及的に少なくすることができる。
即ち、半透明フィルムの代わりに透明フィルムを使用
しても良いが、この場合、読取基準シート表面に読取光
が入射せずに途中で反射したり、或いは読取基準シート
表面を反射した反射光が散乱等を起こして読取手段に入
射しなかったりして、気泡による影響があるが、半透明
とすることによってこのような気泡の影響を可及的に少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示しており、第
1図はファクシミリ装置の読取系部分の拡大断面図、第
2図はファクシミリ装置全体の断面図、第3図はファク
シミリ装置全体の斜視図、第4図は可撓性シート部分の
斜視図、第5図は搬送ローラ部分を示す斜視図、第6図
は密着型センサと原稿搬送台部分の部分断面図であり、
また第7図(a)、(b)は押圧手段の第二実施例を示
す部分断面図である。 1は装置本体、2は原稿載置台、3は光学読取系、4は
記録系、5aは予備搬送押圧系、5bは予備搬送ローラ、5c
は分離押圧片、5dは分離ローラ、5eは給紙コロ、5fは主
搬送ローラ、5gは排紙コロ、5hは排紙ローラ、5iは副搬
送ローラ、5jは自重コロ、5kはコロ押圧バネ、6は押圧
手段、6aは可撓性シート、6a1は白色ポリエステルフィ
ルム、6a2は白色合成紙、6bは金具、6cはネジ、6dは金
具、6eは金具、6fはヒンジ金具、7は密着型センサ、7a
はLED、7bは短焦点結像レンズ、7cは光電変換素子、7d
は読み取りライン、7eはガラス面、8は原稿排紙トレ
ー、9aはレーザービーム発振器、9bはポリゴンミラー、
10は画像形成部、10aは感光体ドラム、10bは一次帯電
器、10cは現像ローラ、10dはクリーニングローラ、10e
は記録カートリッジ、10fは転写帯電器、10gは定着ロー
ラ、10hは排紙ローラ、10iはドラム感光防止シャッタ
ー、11は給紙部、11aは給紙カセット、11bは給紙ロー
ラ、11cはカセット搬送ローラ対、11dは搬送ローラ対、
11d1は径の大きい方のローラ、12は排紙トレー、13は積
載トレー、13aは手差し口、13bは圧接部材、14は開閉
蓋、15は光学読取系カバー、16はアッパーガイド、17は
重り部材(重り用軸)、18はガイドシート、19は原稿搬
送台、20は断熱材、21は除電ブラシ、22は電話機、23は
操作パネルである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を搬送するための原稿搬送手段と、 前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像情報を読
    み取る読取手段と、 前記原稿搬送手段により前記読取手段の読み取りライン
    に搬送された原稿を該読み取りラインに押圧する可撓性
    シートからなる押圧手段とを具備し、 かつ前記可撓性シートをフィルム状の半透明シートの内
    面に重ねて読取基準シートを設けて構成したことを特徴
    とする読取装置。
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