JP3682499B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はコピー機、ファクシミリ装置等に装備され、1枚ずつ移送される原稿の画像を読取るようにした画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像読取装置は、原稿の画像を、その移送中に所定の読取位置において読取るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、原稿上には、消ゴムのカス、ローラ摩耗によるゴムカス、紙粉、塵埃などの異物が付着することが多い。従って、その状態で画像読取が行われると、記録画像に異物がそのまま記録されたり、あるいは、読取部における異物の移動で黒や白い筋状のものが記録されたりして、画像品質を悪化させる原因となっていた。
【0004】
この発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、その目的は、画像の読取前に原稿上の異物を除去して、記録画像の品質を向上させることができる画像読取装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、この発明においては以下のように構成した。
請求項1に記載の発明においては、移送される原稿上の画像を所定の読取位置にて前記原稿の下側から読み取るようにした画像読取装置において、前記原稿の読取面から落下された異物を収容する凹部を前記読取位置に至る原稿移送経路の下側に設け、前記凹部は該凹部を構成する紙送り方向の送り込み側の側壁及び送り出し側の側壁のうち送り出し側の側壁上面に斜面を備え、前記凹部内には前記斜面よりも原稿移送経路側へ突出形成されて前記原稿の読取面に付着した異物を除去する除去手段を設けた。
【0006】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の画像読取装置において、前記凹部を構成する紙送り方向の送り込み側の側壁及び送り出し側の側壁のうち送り出し側の側壁に近接して前記除去手段を設けた。
【0007】
請求項3に記載の発明においては、請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置において、前記除去手段をブラシから構成した。
【0008】
請求項4に記載の発明においては、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記斜面を紙送り方向の送り出し側から送り込み側に向かって下降傾斜させた。
【0009】
従って、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明によれば、原稿画像の読取前に、その原稿上の異物が除去手段で除去されて凹部に収容される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の参考例)
この発明の第1の参考例を図1及び図2に基づいて、以下に説明する。
【0011】
図1に示すように、装置本体11の下部には記録紙をストックするための記録紙カセット13、その記録紙カセット13から送給された記録紙に記録を行うための記録機構12及び記録済の記録紙を受けるための記録紙トレイ14が設けられている。
【0012】
装置本体11の上部には画像読取装置21が設けられており、以下にその構成を詳細に説明する。
画像読取装置21は第1、第2の透光板22,23を備え、第1の透光板22の上面が静止原稿の読取位置を構成する。第2の透光板23の上面は移動原稿の読取位置を構成する。両透光板22,23の下部には原稿に光を照射する光源24と、原稿からの反射光の行路を変更する複数の反射ミラー25と、光を集光させる集光レンズ26と、原稿上の画情報を読み取るための撮像素子27とが備えられている。そして、移動原稿を読み取る場合には、光源24が第2の透光板23の下方に停止配置され、また、静止原稿を読み取る場合には、原稿及び対物側の反射ミラー25が第1の透光板22の下面に沿って移動される。カバー31は装置本体11上に開閉可能に配置されている。そのカバー31は画像読取前の移動原稿をストックする原稿供給トレイ32と、画像読取後の移動原稿をストックする原稿排出トレイ33と、それらの両トレイ33,32の間に配置されたガイド機構34とを備えている。
【0013】
原稿供給トレイ32とガイド機構34との境界部付近において、ガイド機構34内には原稿を1枚ずつ分離するための分離ローラ35,36が設けられている。その分離ローラ35,36と、原稿排出トレイ33との間には複数の移送ローラ37が設けられ、分離ローラ35,36によって分離された移動原稿に移送力が付与される。図2に示すように、分離ローラ35,36と、前記第2の透光板23との間には原稿移送経路41を形成するためのガイド板38,39が配置されている。第2の透光板23に至る原稿移送経路41であって、第2の透光板23の直近に位置する一方のガイド板39には原稿移送経路41の幅方向に延びる凹部40が形成されている。凹部40の第2の透光板23側の端縁には紙送り方向の送り込み側に向かって下降傾斜する斜面40aが形成され、移動原稿の先端が凹部40の開口縁に引掛かるのを防いで、紙詰まりを未然に防止できるようになっている。
【0014】
さて、原稿供給トレイ32上の移動原稿の画像読取に際して、その原稿は分離ローラ35,36により1枚ずつ分離されてガイド板38,39に沿う原稿移送経路41に沿って第2の透光板23上を通過するように移送される。そして、この第2の透光板23上において原稿上の画像が読み取られる。読取られた画像のデータは電話回線を介して送信されたり、記録機構12において記録紙上に記録されたりする。
【0015】
そして、原稿が原稿移送経路41を通過する際、原稿の読取面側に付着したゴミなどの異物は、凹部40内に落下収容される。その異物の凹部40に対する収容は、原稿上から凹部40内に直接落下されたり、あるいは凹部40に至る前に落下されて、ガイド板39に沿って凹部40内に導かれたりする。
【0016】
従って、この第1の参考例においては以下のような効果を発揮する。
(1)移動原稿が第2の透光板23上の読取位置に至る前に、その原稿上のゴミなどの異物が除去されるため、記録画像に異物がそのまま記録されたり、あるいは黒や白の筋状のものが記録されたりすることを防止でき、画像品質を向上させることができる。
(2)その異物除去のための構成としては、ガイド板39に凹部40を設けただけであるから、異物除去のための新たな部品を付加する必要がなく、構成が簡単である。
(3)第2の透光板23に移動原稿が至る前に異物が除去されるため、第2の透光板23の上面が汚れるのを抑制でき、第2の透光板23の清掃のための手間を減らすことができる。
(4)凹部40の第2の透光板23側の端縁、すなわち紙送り方向の送り出し側端縁に紙送り方向の送り込み側に向かって下降傾斜する斜面40aが形成されているため、移動原稿の先端が凹部40の開口縁に引掛かるのを防いで、紙詰まりを未然に防止できる。
【0017】
(第2の参考例)
次に、第2の参考例について、第1の参考例と異なる部分を中心に図3及び図4に基づいて、以下に説明する。
【0018】
この第2の参考例においては、凹部40の上端開口を補助ガイド板42で覆い、その補助ガイド板42には原稿移送経路41に沿って延びる複数のスリット43が透設されている。
【0019】
従って、この第2の参考例においては、凹部40の上端開口が補助ガイド板42により覆われているため、移動原稿を補助ガイド板42に沿って円滑に移送することができる。しかも、補助ガイド板42は複数のスリット43を有するため、この補助ガイド板42が異物の収容の支障になることはない。
【0020】
(第3の参考例)
次に、第3の参考例について、第1及び第2の参考例と異なる部分を中心に図5に基づいて、以下に説明する。
【0021】
この第3の参考例においては、第2の透光板23に至る原稿移送経路41において、その原稿移送経路41に沿って延びる複数の突条44を一方のガイド板39に形成するとともに、その突条44間に異物収容のための連続凹部45を形成したものである。
【0022】
従って、この第3の参考例においては、ガイド板39と移動原稿との接触面積が小さくなり、それらの両者間の摩擦抵抗が低下して、移動原稿を円滑に送ることができる。
【0023】
(本願の実施形態)
次に、本願の実施形態について、第1、第2及び第3の参考例と異なる部分を中心に図6に基づいて、以下に説明する。
【0024】
この本願の実施形態においては、凹部40の内部に、異物除去のための除去手段としてのブラシ46を設けるとともに、凹部40の底壁に異物排出用の孔47を設けたものである。
【0025】
従って、原稿上の異物はブラシ46によって確実にかき落とされ、そのかき落とされた異物は孔47から排出されて、凹部40内の異物の清掃が容易である。
なお、この発明は次のように変更しても具体化することが可能である。
(a)凹部40の位置を変更すること。例えば、凹部40を原稿トレイ32の送り出し側の端部に設けること。
(b)図6に示す異物排出用の孔47を参考例の凹部40の底壁にも設けること。
(c)異物排出用の孔47を装置の外側面に開口し、孔47と前記開口とを導く通路を設けること。このように構成すれば、孔47から異物が装置外側へ排出され、清掃等の取り扱い上便利である。
(d)図5に示す参考例と、他の参考例若しくは本願の実施形態を組み合わせること。つまり、凹部40よりも原稿送り込み側のガイド板39にその凹部40に連続凹部45を形成すること。このように構成すれば、連続凹部45で落下された異物が凹部40内に確実に収容される。
【0026】
さらに、前記実施形態及び参考例より把握される技術的思想について、以下に記載する。
(1)凹部40の底壁に異物排出用の孔47を設けた画像読取装置。このように構成すれば、異物を凹部40から容易に除去できる。
(2)除去手段を異物をかき落とすためのかき落とし手段46から構成した画像読取装置。このように構成すれば、原稿からの異物の除去が確実に行われる。
(3)凹部40の紙送り方向の送り出し側端縁に送り込み側に向かって下降傾斜する斜面40aを形成した画像読取装置。このように構成すれば、紙詰まりを未然に防止できる。
【0027】
【発明の効果】
以上の実施形態に例示したように、この発明は以下のような効果を奏する。
本願発明によれば、原稿上の異物を除去することができて、画像品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化したファクシミリ装置の断面図。
【図2】 第1の参考例を示す一部断面図。
【図3】 第2の参考例を示す一部断面図。
【図4】 同じく、平面図。
【図5】 第3の参考例を示す一部断面図。
【図6】 本願の実施形態を示す一部断面図。
【符号の説明】
11…装置本体、12…記録機構、21…画像読取装置、32…原稿供給トレイ、38、39…ガイド部材としてのガイド板、40…凹部、40a…斜面、41…原稿移送経路、44…突条、45…凹部としての連続凹部、46…除去手段としてのブラシ、47…孔。
Claims (4)
- 移送される原稿上の画像を所定の読取位置にて前記原稿の下側から読み取るようにした画像読取装置において、前記原稿の読取面から落下された異物を収容する凹部を前記読取位置に至る原稿移送経路の下側に設け、前記凹部は該凹部を構成する紙送り方向の送り込み側の側壁及び送り出し側の側壁のうち送り出し側の側壁上面に斜面を備え、前記凹部内には前記斜面よりも原稿移送経路側へ突出形成されて前記原稿の読取面に付着した異物を除去する除去手段を設けた画像読取装置。
- 請求項1に記載の画像読取装置において、前記凹部を構成する紙送り方向の送り込み側の側壁及び送り出し側の側壁のうち送り出し側の側壁に近接して前記除去手段を設けた画像読取装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置において、前記除去手段をブラシで構成した画像読取装置。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記斜面を紙送り方向の送り出し側から送り込み側に向かって下降傾斜させた画像読取装置。
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