JP2006084614A - プロセスキット及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送路を通過中の記録媒体がプロセス枠体に接触しても現像剤(トナー)によって記録媒体が汚れることの無いプロセスキットを提供する。
【解決手段】ドラムカバー51には、プロセス枠体35のうち搬送路50に面した下面35aを清掃するクリーニング部材52が固定されている。このクリーニング部材52は、ドラムカバー51のうち、感光ドラム1の部分1aを覆う円弧状部分ではなくて平らになった平部分51aの上面(搬送路50に面した部分とは反対側の部分)に固定されている。ドラムカバー51が第2位置に位置している状態からハンドル41を反時計方向に回動させてドラムカバー51を第1位置まで移動させる移動中に、クリーニング部材52がプロセス枠体35の下面35aを摺動する。この結果、この下面35aに累積付着していたトナーがクリーニング部材52によって除去される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、静電潜像が形成される像担持体などがプロセス枠体に組み込まれたプロセスキット及びこのプロセスキットが装着される画像形成装置に関する。
電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタやレーザビームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッサー等が知られている。このような画像形成装置のなかには、プロセスキットと呼ばれるものが自在に着脱されるように構成されているタイプのものがある。
上記したプロセスキットは、像担持体(以下、感光ドラムという)と、この感光ドラムの周囲に配置されてこの感光ドラムを一様に帯電させる帯電器、感光ドラムに形成された静電潜像を現像する現像器、転写後に感光ドラムに残留したトナーを除去するクリーニング部材、このクリーニング部材が除去した残留トナーを溜め込む溜込容器などが所定形状のプロセス枠体に組み込まれたものである。
また、プロセスキットのなかには、プロセス枠体に現像器を組み込んでいないタイプのものもある。
現像器がプロセス枠体に組み込まれたプロセスキット(前者のプロセスキット)は、現像器がプロセス枠体に組み込まれているので、感光ドラムの外周面のうち露出している面積が狭い。このため、ユーザがプロセスキットを直接に取り扱えるように構成されていることが多い。前者のプロセスキットでは、プロセスキットを画像形成装置から取り外したときに、感光ドラムの露出面を無くすためのカバー(ドラムカバー)が備えられている。このドラムカバーは感光ドラムを保護するものであり、プロセスキットを画像形成装置に装着することによりドラムカバーは所定の位置(静電潜像を記録媒体に転写する際に邪魔にならない位置)に退避するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、現像器がプロセス枠体に組み込まれていなプロセスキット(後者のプロセスキット)には現像器が無いので、その分、プロセスキットの寿命が長い。しかし、現像器が無い分、感光ドラムの外周面のうち露出している面積が広い。このため、ユーザではなくてサービスマンが扱うようになっているものが多い。また、後者のプロセスキットとしては、紙詰まり(ジャム)を処理するときに感光ドラムを保護するためのカバーが備えられているものが知られている。このカバーについても色々なタイプのものが知られており、例えば、カバーが押されて感光ドラムに当たってもこの感光ドラムが傷付かないような部材を有するタイプや、カバーに飛散物捕集手段を設けているタイプ(例えば、特許文献2参照。)などが知られている。
特開2002−311663号公報 特公平2−11156号公報
ところで、近年、画像形成装置の小型化が図られており、画像形成装置の内部では各種の部品・部材が近接して配置されている。このため、記録媒体が搬送される搬送路と上記のプロセス枠体が接近して配置されており、現像像が転写された記録媒体がプロセス枠体に接近しながら搬送されることがある。記録媒体に転写された現像像は未定着のものであって、その一部は目には見えないが浮遊している。この浮遊している現像剤(トナー)がプロセス枠体のうち搬送路に面した部分に付着して累積することがある。
また、搬送路を通過中の記録媒体のうち搬送方向上流側の後端部が跳ね上がって、プロセス枠体のうち搬送路に面した部分に接触することがある。この部分にトナーが付着している場合、記録媒体にトナーが付着して記録媒体が汚されるおそれがある。このような問題を解決するために、プロセス枠体のうち搬送路に面する部分に細いリブ状の部材を形成したり、この部分に、記録媒体が接触することにより回転する拍車を配置したりする技術が知られている。しかし、このような技術では、記録媒体に付着するトナーの量を軽減できるが、トナーの付着を完全には防止できない。
また、特許文献2のようなドラムカバーに飛散物捕集手段を設けているタイプでは、捕集を逃れた浮遊トナーがプロセス枠体に付着してしまうおそれがある。このような場合は、記録媒体の後端側のハネ上がりにより記録媒体を汚してしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、搬送路を通過中の記録媒体がプロセス枠体に接触しても現像剤(トナー)によって記録媒体が汚れることの無いプロセスキット及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のプロセスキットは、静電潜像を像担持体に形成してこの静電潜像を現像することにより現像像を形成し、前記像担持体の近傍に形成された搬送路を通過する記録媒体に前記現像像を転写する画像形成装置における、前記像担持体と、この像担持体のうち前記搬送路に面した部分を保護するドラムカバーとが所定形状のプロセス枠体に一体的に組み込まれてなるプロセスキットにおいて、
(1)前記ドラムカバーは、前記プロセス枠体のうち前記搬送路に面した部分を清掃するクリーニング部材が固定されたものであることを特徴とするものである。
ここで、
(2)前記ドラムカバーは、
(2−1)前記像担持体のうち前記搬送路に面した部分を覆う第1位置と、
(2−2)この第1位置から離れて退避した第2位置とのいずれかの位置に選択的に位置するものであり、
(3)前記クリーニング部材は、前記ドラムカバーが前記第1位置から前記第2位置に移動中に、及び、前記第2位置から前記第1位置に移動中に、前記プロセス枠体のうち前記搬送路に面した部分を清掃するものであってもよい。
また、
(4)前記プロセスキットは、前記画像形成装置から自在に着脱されるものであり、
(5)前記プロセスキットが着脱され得る状態のときは、前記ドラムカバーは前記第1位置に位置するものであり、一方、
(6)前記プロセスキットが前記画像形成装置から着脱できない状態のときは、前記ドラムカバーは前記第2位置に位置するものであってもよい。
さらに、
(7)前記クリーニング部材を収納する収納手段を設けてもよい。
さらにまた、
(8)前記ドラムカバーが移動したときに、前記クリーニング部材を清掃する清掃手段を設けてもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、前記ドラムカバーを移動させる移動手段を備え、上記したいずれかのプロセスキットを備えたことを特徴とするものである。
本発明のプロセスキットによれば、ドラムカバーに固定されたクリーニング部材が、プロセス枠体のうち搬送路に面した部分を清掃する。従って、この部分に現像剤が付着していてもこの部分はクリーニング部材によって清掃されて現像剤が除去される。この結果、搬送路を通過中の記録媒体がプロセス枠体に接触しても現像剤によって記録媒体が汚れることは無い。
ここで、前記ドラムカバーは、前記像担持体のうち前記搬送路に面した部分を覆う第1位置と、この第1位置から離れて退避した第2位置とのいずれかの位置に選択的に位置するものであり、前記クリーニング部材は、前記ドラムカバーが前記第1位置から前記第2位置に移動中に、及び、前記第2位置から前記第1位置に移動中に、前記プロセス枠体のうち前記搬送路に面した部分を清掃するものである場合は、ドラムカバーが移動中に、プロセス枠体のうち搬送路に面した部分が清掃されるので、使い勝手の良いプロセスキットが得られることとなる。
また、前記プロセスキットは、前記画像形成装置から自在に着脱されるものであり、前記プロセスキットが着脱され得る状態のときは、前記ドラムカバーは前記第1位置に位置するものであり、一方、前記プロセスキットが前記画像形成装置から着脱できない状態のときは、前記ドラムカバーは前記第2位置に位置するものである場合は、プロセスキットを着脱する際にドラムカバーが移動するので、プロセス枠体のうち搬送路に面した部分が清掃されることとなり、いっそう使い勝手の良いプロセスキットが得られる。
さらに、ドラムカバーが第2位置に移動したときに、クリーニング部材を収納する収納手段を設けた場合は、記録媒体の通過する場所にトナーが落下して記録媒体を汚してしまうことを回避できるという効果がある。
さらにまた、ドラムカバーが第2位置に移動したときに、クリーニング部材を清掃する清掃手段を設けた場合は、プロセス枠体の下面にトナーが再付着することが防止され、清掃機能を維持安定させる効果がある。
また、本発明の画像形成装置によれば、搬送路を通過中の記録媒体がプロセス枠体に接触することに起因してこの記録媒体が現像剤によって汚れることを防止できる。
本発明は、静電潜像が形成される像担持体などがプロセス枠体に組み込まれたプロセスキットが装着される画像形成装置に実現された。
図1を参照して、本発明の画像形成装置の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す模式図である。
画像形成装置100は、装置本体Aと、この本体Aの上に配置されてブック原稿の画像面の画像情報を読み取るスキャナ部Bと、画像を形成する画像形成部Cと、この画像形成部Cの下に配置された転写材デッキDとを備えている。
スキャナ部Bは、走査系光源61、プラテンガラス62、装置本体Aに対して開閉自在な原稿圧板63、第1ミラー64、第2ミラー65、第3ミラー66、レンズ67、及び受光素子(光電変換素子)68、及び画像処理部(図示せず)などから構成されている。
走査系光源61と第1ミラー64で第1ミラー台が構成されており、第2ミラー65と第3ミラー66で第2ミラー台が構成されている。この第1ミラー台と第2ミラー台は走査方向(矢印a方向)に走査される。なお、第1ミラー台及び第2ミラー台が移動している状態が点線で示されている。
プラテンガラス62上に、本や厚紙、カール紙等のブック原稿やシート状原稿の原稿面を下側(プラテンガラス62側)にして載置し、原稿圧板63により原稿背面を押圧した静止状態でセットする。この状態で、操作部(図示せず)の読み取り開始キーを押すことにより、走査系光源61がプラテンガラス62の下部を矢印a方向に走査して原稿の画像面を照らし、その反射光(画像情報)を第1ミラー64に導く。第1ミラー64に導かれた原稿の画像情報は第2ミラー65、第3ミラー66を経てレンズ67によって受光素子68上に投影されて、受光素子68で画像情報を読み取る。この読み取られた画像情報は画像処理部(図示せず)で処理されて電気信号に変換され、画像形成部Cのレーザスキャナ69に伝送される。
上記した装置本体Aは、レーザスキャナ69に画像処理部の処理信号を入力することにより複写機として機能し、また、パーソナルコンピューターの出力信号を入力することによりプリンタとして機能する。さらに、他機のファクシミリ装置からの送信信号を入力したり、画像処理部の処理信号を他機のファクシミリ装置に送信したりすることにより、ファクシミリ装置として機能する。
上記した転写材デッキDには、記録媒体が収納されるシートカセット21が着脱自在に装着されている。このシートカセット21は下段カセット21aと上段カセット21bの2個で1つの給送ユニットとして構成されている。
下段カセット21aと上段カセット21bに収容されたシート紙(記録媒体の一例である)は、給送回転体となるピックアップローラ22により給送されて、フィードローラ23とリタードローラ24との協働作用によって1枚ずつ分離して給送される。その後、シート紙は搬送ローラ対25,26(又は搬送ローラ対27)によって挟持されながら搬送されてくる。
搬送された記録媒体の位置のばらつきはプレレジストローラ対28で吸収される。この場合、プレレジストローラ対28を所定時間だけ停止した状態でこのプレレジストローラ対28に記録媒体の先端を当接させることにより、記録媒体の位置のばらつきを修正してこの位置を揃える。このようにして位置が揃った記録媒体を、プレレジストローラ対28が回転して搬送し、更に搬送ローラ対10によってレジストローラ対11に導く。このレジストローラ対11は、画像形成動作に同期するように記録媒体を画像形成部Cに搬送する。
画像形成部Cは、感光ドラム1(本発明にいう像担持体の一例である)、画像書き込み光学系2、現像器3、及び転写器4の転写ローラ6などから構成されている。感光ドラム1の外周面は一次帯電器5によって一様に帯電される。感光ドラム1の帯電された外周面には、レーザスキャナ69から射出されたレーザ光が照射される。このレーザ光は画像情報を担持しており、このレーザ光が画像書き込み系2により走査されることにより、感光ドラム1の外周面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像器3からトナーが供給されることによりトナー画像(現像像)が形成される。一方、上述したようにレジストローラ対11により感光ドラム1の回転に同期して記録媒体が搬送される。この記録媒体の第1面(上面)には現像像が転写ローラ6によって転写される。
画像形成部Cのうち搬送方向下流側には、記録媒体をガイドする搬送リブ19、定着器7、排出ローラ対12が配置されている。トナー画像が転写された記録媒体は、感光ドラム1と転写ローラ6とで形成される転写部Eから搬送リブ19に案内されて定着器7に搬送される。この定着器7では、加熱されながら加圧されてトナー画像が記録媒体に定着される。
トナー画像が定着された記録媒体は排出方向へ導かれて排出ローラ対12によって排紙トレイ13(画像形成部Cの上部)に積載される。この排紙トレイ13は、上面カバーとしての機能をもつ。なお、記録媒体は、画像形成面を下面にして排紙トレイ13上に排紙される(フェイダウン排紙される)。
また、記録媒体の両面に画像を記録する場合には、記録媒体が定着器7を通過した後、この記録媒体が排出ローラ対14,12によって排紙方向に搬送される。このように搬送中の記録媒体の後端がフラッパー15を通過した直後に、排出ローラ対14,12が記録媒体を挟持したまま逆回転して記録媒体を反転させる(排出方向とは反対方向に搬送する)。続いて、この記録媒体が記録媒体両面トレイ16上に一旦載置された後、この記録媒体は各ローラ対によって搬送されて、レジストローラ対11に到達する。その後、この記録媒体は第2面に、上述と同様にして画像が形成されて、排紙トレイ13に排出されて積載されるように構成されている。
なお、レジストローラ対11よりも搬送方向上流側には、記録媒体を検知するレジ前センサーレバー17が配置されている。搬送されてきた記録媒体によってレジ前センサーレバー17が回動し、これによりセンサ18が記録媒体を検知したことを画像形成装置本体のCPUに伝達する。
図2と図3を参照して、プロセスキットとその周辺に配置された部材について説明する。
図2は、プロセスキットとその周辺に配置された部材を模式的に示す説明図である。図3は、プロセスキットを模式的に示す説明図である。
プロセスキット31は、感光ドラム1、この感光ドラム1に残留している残留トナーをかきとるクリーナ部材32、クリーナ部材32がかきとった残留トナーをプロセスキット31から送り出すスクリュー33、感光ドラム1を一様に帯電させる帯電ローラ5、及び、これらが組み込まれたプロセス枠体35から構成されている。このプロセス枠体35は、上記した感光ドラム1などがコンパクトに組み込まれるような形状である。また、プロセスキット31の横には、感光ドラム1の静電潜像に現像剤を供給してトナー像(現像像)を形成する現像器3が配置されている。
画像形成装置100には、プロセスキット31を着脱させるために操作するハンドル41が備えられている。図2の紙面における反時計方向(矢印b方向)にハンドル41を回動させることにより、このハンドル41に連動するカム42とこれに当接している加圧バネ43が回動する。この回動に伴って、転写ローラ6、レジストローラ対11、搬送リブ19などを保持した搬送部44が自重で支点45を中心に回動して転写ローラ6が感光ドラム1から退避する(離れる)。さらに、現像加圧カム46を解除することにより現像器3が矢印c方向に移動して感光ドラム1から離れる。このような状態のときにプロセスキット31が画像形成装置100から取り出せる。この状態が、本発明にいうプロセスキット31が着脱され得る状態である。
また、プロセスキット31には、感光ドラム1を保護するドラムカバー51が備えられている。このドラムカバー51は、図3の実線で示すように、感光ドラム1のうち搬送路50に面した部分1aを覆う第1位置に位置するように常に付勢されている。このため、図2に示すようにハンドル41を反時計方向に回動させることにより、ドラムカバー51が感光ドラム1の部分1aを覆う第1位置に移動する。即ち、プロセスキット31を画像形成装置100から取り外せる状態のときは、ドラムカバー51が感光ドラム1の部分1aを覆う第1位置に位置している。なお、ドラムカバー51を上記のように移動させる移動手段は、公知の移動手段(例えば、上記した特許文献1参照)を用いる。
一方、ハンドル41を逆向き(図2の紙面における時計方向であり、矢印b方向とは反対方向)に回動させることにより、ドラムカバー51は感光ドラム1から離れた第2位置(図3の二点鎖線で示す位置)に移動して退避すると共に転写ローラ6が感光ドラム1に当接する。また、画像形成装置100が稼動しているときは、ドラムカバー51が感光ドラム1から退避する第2位置に保持されるように構成されている。ドラムカバー51が感光ドラム1から退避する第2位置に位置している状態は、プロセスキット31が画像形成装置100から着脱できない状態である。
画像形成装置100の内部で記録媒体が滞ってしまい紙詰まり(ジャム)を起こした場合、上述したように、ハンドル41を反時計方向に回動させる。この回動により、転写ローラ6などを備えた搬送部44を、支点45を回動中心として感光ドラム1から退避させる。これにより、滞った記録媒体を除去できるスペース47が確保されると共に、感光ドラム1を傷付けないようにドラムカバー51が感光ドラム1の部分1aを覆う第1位置に移動するように構成されている。このように移動する構成は、上記した特許文献1に記載されているように周知のものである。
ドラムカバー51には、プロセス枠体35のうち搬送路50に面した下面35aを清掃するクリーニング部材52が固定されている。このクリーニング部材52は、ドラムカバー51のうち、感光ドラム1の部分1aを覆う円弧状部分ではなくて平らになった平部分51aの上面(搬送路50に面した部分とは反対側の部分)に固定されている。図3の二点鎖線で示すようにドラムカバー51が第2位置に退避している状態では、トナーの飛散や記録媒体上の未定着トナーの浮遊によるドラムカバー51への付着はない。
ドラムカバー51が第2位置に位置している状態からハンドル41を反時計方向に回動させてドラムカバー51を第1位置まで移動させる移動中に、ドラムカバー51は図3の矢印d方向に移動し、クリーニング部材52がプロセス枠体35の下面35aを移動しながら圧接する。また、この逆の操作をすることで往復動作となり、この結果、プロセス枠体35の下面35aに累積付着していたトナーがクリーニング部材52によって掻き取られるので、安定した清掃が可能になる。
クリーニング部材52は一体のものであり、その内部では小さい穴がつながっている(連通している)弾力性をもつスポンジ状の部材であり、且つ、プロセス枠体35の下面35aに接触する接触部は山形になっている。この山形は、矢印d方向のような円を描いて当接してくるので、山のピッチを狭くすることで同じ場所を複数回接触させることが可能となり、谷の部分にトナーを溜め込むことができる。このドラムカバー51の開閉動作もあいまって、プロセス枠体35の下面35aに付着しているトナーの除去効果を高めている。
図4を参照して、クリーニング部材の他の例を説明する。
図4は、クリーニング部材の他の例を模式的に示す説明図である。
クリーニング部材70は、ドラムカバー51に直接に接触して固定されたPET材などの弾力性をもつ部材(弾力部材)72と、この弾力部材72の上面に固定されたフェルト材などの不織布74とからなる。不織布74がプロセス枠体35の下面35aを摺動する。このようなクリーニング部材70を使用しても、上記の開閉動作で同様な清掃効果がある。
図5を参照して、その下面に細いリブ状の部材56が形成されているプロセス枠体35からトナーを除去する例について説明する。
図5は、下面に細いリブ状の部材が形成されているプロセス枠体からトナーを除去するためのクリーニング部材を模式的に示す説明図である。この図では、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
プロセス枠体35の下面35aには、搬送路50に向けて突出した細いリブ状部材56が形成されている。一方、プロセス枠体51には、拍車57からトナーを除去するクリーニング部材として弾性のあるスポンジ状部材80が固定されている。このスポンジ状部材80は、細いリブ状部材56を摺動する位置だけに固定されている。しかし、細いリブ状部材56を摺動する位置だけでなく、感光ドラム1の軸方向(図5の紙面に垂直な方向)全域にスポンジ状部材80を固定してもよい。このようにスポンジ状部材80を固定することにより、リブ状部材56だけでなくプロセス枠体35の下面全域に付着したトナーを除去できることとなり、しかも、記録媒体の搬送方向後端部が跳ね上がっても、この跳ね上がった部分はリブ状部材56に接触するので記録媒体が汚れてしまうようなことを防止できる。
図6を参照して、その下面に拍車57が配置されているプロセス枠体35からトナーを除去する例について説明する。
図6は、下面に拍車が形成されているプロセス枠体からトナーを除去するためのクリーニング部材を模式的に示す説明図である。この図では、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
プロセス枠体35の下面35aには、自在に回転する拍車57が配置されている。一方、プロセス枠体51には、リブ状部材56からトナーを除去するクリーニング部材として弾性のあるスポンジ状部材90が固定されている。このスポンジ状部材90は、拍車57を摺動する位置だけに固定されている。しかし、拍車57を摺動する位置だけでなく、感光ドラム1の軸方向(図5の紙面に垂直な方向)全域にスポンジ状部材90を固定してもよい。このようにスポンジ状部材90を固定することにより、拍車57だけでなくプロセス枠体35の下面全域に付着したトナーを除去できることとなり、しかも、記録媒体の搬送方向後端部が跳ね上がっても、この跳ね上がった部分は拍車57に接触するので記録媒体が汚れてしまうようなことを防止できる。
図7を参照して、清掃部材を収納する収納部75が形成されたプロセス枠体85を説明する。
図7は、収納部を備えたプロセスキットを模式的に示す説明図である。この図では、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
図7に示すようにドラムカバー51が感光ドラム1から退避しているときに、クリーニング部材52を収納する収納部75をプロセス枠体85に形成する。これにより清掃した付着物が装置の稼動時の振動などによって、記録媒体の通過する場所に飛散したり落下したりして記録媒体を汚してしまうことが回避できるという効果がある。
図8を参照して、上記したプロセス枠体85の収納部75に掻き取り部材を取り付けたものについて説明する。
図8は、掻き取り部材を備えたプロセスキットを模式的に示す説明図である。この図では、図7に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
プロセス枠体95の収納部75には、ブラシ状の掻き取り部材76が設けられている。この掻き取り部材76は、クリーニング部材52を収納する時にクリーニング部材52を清掃し、プロセス枠体95の下面35aにトナーが再付着することを防止し、清掃機能を維持する効果が得られる。
図9を参照して、風路が形成されたプロセス枠体105について説明する。
図9は、風路が形成されたプロセス枠体を模式的に示す説明図である。この図では、図7に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
収納部75は定着器(図示せず)と近接しているので温度が上がって、収納部75内のトナーが固まり易い。このトナーが固まらないように収納部75の温度上昇を抑えるための風路(矢印eで示す)がプロセス枠体105に形成されている。装置内部の空気を矢印e方向に導いて装置の外へ導くファン(図示せず)があり、プロセス枠体105に微小空間77を設けることにより、収納部75内の空気を矢印e方向に吸引する吸引作用が働く。この吸引作用によってクリーニング部材52の付着物が吸引され、上記と同様の効果が得られる。なお、吸引した付着物を装置の外へ出さないようなフィルター(図示せず)がファンの手前に設けられている。
プロセス枠体35の下面35aに付着したトナーを上記のクリーニング部材で除去するタイミングについて説明する。
上記した搬送路50を記録媒体が何万枚か(実際には2〜3万枚程度)通過することによって、プロセス枠体35の下面35aにはトナーが累積的に付着する。搬送路50を記録媒体が何万枚か通過する間には紙詰まり(ジャム)が起こる可能性があり、また、メンテナンスなども必要になる。このような場合、上述したようにプロセスキット31を画像形成装置100から着脱する。この着脱の際に、上述したように、プロセス枠体35の下面35aに付着しているトナーがクリーニング部材によって除去される。
以上説明したように、プロセスキット31によれば、ドラムカバー51に固定されたクリーニング部材52等が、プロセス枠体35等のうち搬送路に面した部分を清掃する。従って、この部分に現像剤が付着していてもこの部分はクリーニング部材52等によって清掃されて現像剤が除去される。この結果、搬送路50を通過中の記録媒体がプロセス枠体35等に接触しても現像剤によって記録媒体が汚れることは無い。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す模式図である。 プロセスキットとその周辺に配置された部材を模式的に示す説明図である。 プロセスキットを模式的に示す説明図である。 クリーニング部材の他の例を模式的に示す説明図である。 下面に細いリブ状の部材が形成されているプロセス枠体からトナーを除去するためのクリーニング部材を模式的に示す説明図である。 下面に拍車が形成されているプロセス枠体からトナーを除去するためのクリーニング部材を模式的に示す説明図である。 収納部を備えたプロセスキットを模式的に示す説明図である。 掻き取り部材を備えたプロセスキットを模式的に示す説明図である。 風路が形成されたプロセス枠体を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 感光ドラム
31 プロセスキット
35,85,95,105 プロセス枠体
50 搬送路
51 ドラムカバー
52,70 クリーニング部材
56 リブ状部材
57 拍車
76 掻き取り部材
80,90 スポンジ状部材
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 静電潜像を像担持体に形成してこの静電潜像を現像することにより現像像を形成し、前記像担持体の近傍に形成された搬送路を通過する記録媒体に前記現像像を転写する画像形成装置における、前記像担持体と、この像担持体のうち前記搬送路に面した部分を保護するドラムカバーとが所定形状のプロセス枠体に組み込まれてなるプロセスキットにおいて、
    前記ドラムカバーは、
    前記プロセス枠体のうち前記搬送路に面した部分を清掃するクリーニング部材が固定されたものであることを特徴とするプロセスキット。
  2. 前記ドラムカバーは、
    前記像担持体のうち前記搬送路に面した部分を覆う第1位置と、この第1位置から離れて退避した第2位置とのいずれかの位置に選択的に位置するものであり、
    前記クリーニング部材は、
    前記ドラムカバーが前記第1位置から前記第2位置に移動中に、及び、前記第2位置から前記第1位置に移動中に、前記プロセス枠体のうち前記搬送路に面した部分を清掃するものであることを特徴とする請求項1に記載のプロセスキット。
  3. 前記プロセスキットは、前記画像形成装置から自在に着脱されるものであり、
    前記プロセスキットが着脱され得る状態のときは、前記ドラムカバーは前記第1位置に位置するものであり、一方、
    前記プロセスキットが前記画像形成装置から着脱できない状態のときは、前記ドラムカバーは前記第2位置に位置するものであることを特徴とする請求項2に記載のプロセスキット。
  4. 前記クリーニング部材を収納する収納手段を設けたことを特徴とする請求項1から3までのうちのいずれか一項に記載のプロセスキット。
  5. 前記ドラムカバーが移動したときに、前記クリーニング部材を清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載のプロセスキット。
  6. 前記ドラムカバーを移動させる移動手段を備え、請求項1から5までのうちのいずれか一項に記載のプロセスキットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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