JP2024012070A - 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉カバー及びガイド部材のそれぞれが回動可能な構成のADFにおいて、搬送不良の発生を抑制する。【解決手段】 画像読取装置101は、筐体316と、原稿トレイ200と、読取ユニット307と、筐体316に回動可能に支持される開閉カバー315と、筐体316に回動可能に支持される回動ガイド部材500と、回動ガイド部材500を付勢する付勢部材506と、を備えている。回動ガイド部材500の回動方向における位置は、開閉カバー315の規制面317と回動ガイド部材500の突き当て部510とが当接することによって決定される。【選択図】 図7

Description

本発明は、画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来から、複写機等の画像形成装置に搭載される画像読取装置は、原稿トレイに載置された原稿を1枚ずつ搬送する自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder、以下ADFと呼ぶ)を備えたものが知られている。このようなADFの内部に原稿の画像を読み取る読取ユニットを配置する場合、原稿に対向するガラス面の清掃やジャム処理のために、読取ユニットのガラス面が装置外部に露出するように搬送路を開放可能に構成することがある。特許文献1には、読取ユニットのガラス面を装置外部に露出させるために、装置の上面を構成する開閉部材及びADFの搬送路を形成するガイド部材が回動可能である構成が記載されている。
特開2005-194011号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、搬送路を形成する開閉部材及びガイド部材がそれぞれ筐体に対して回動可能に設けられており、搬送路のシートが通過するための空間の広さが安定しない場合がある。そして、ガイド部材の位置によっては、搬送路のシートが通過するための空間が狭くなり、搬送不良に繋がる虞があった。
そこで、本発明は、開閉部材及びガイド部材のそれぞれが回動可能な構成のADFにおいて、搬送不良の発生を抑制することを目的とする。
本発明の一態様は、筐体と、前記筐体に配置され、シートを搬送する搬送部材と、前記搬送部材により給送されたシートの画像を読み取る読取ユニットと、第1当接部と、前記搬送部材により搬送されるシートを案内する第1ガイドと、を有し、前記筐体に開閉可能に支持される開閉部材と、前記開閉部材が閉じた状態で前記第1当接部に当接する第2当接部と、前記第1ガイドと共にシートが搬送される搬送路を形成する第2ガイドと、を有し、前記読取ユニットを覆う第1位置と、前記読取ユニットを露出させる第2位置と、の間で回動可能であるように前記筐体に支持されるガイド部材と、前記ガイド部材を前記第1位置から前記第2位置へ向かう方向へ付勢する付勢部材と、を備え、前記開閉部材が閉じる際に、前記第1当接部が前記第2当接部を押圧し、前記ガイド部材は前記付勢部材の付勢力に抗して移動し、前記開閉部材が閉じた状態における前記ガイド部材の回動方向における位置は、前記第1当接部と前記第2当接部とが当接することによって決定される、ことを特徴とする画像読取装置である。
本発明によれば、開閉部材及びガイド部材のそれぞれが回動可能な構成のADFにおいて、搬送不良の発生を抑制することが可能である。
画像形成装置の断面図。 画像読取装置の断面図。 画像読取装置の斜視図。 開閉カバーが開いた状態のADFの斜視図。 開閉カバー及び回動ガイド部材が開いた状態のADFの斜視図。 読取ユニット及び読取ガイド部材の断面図。 開閉カバー及び回動ガイド部材が閉じた状態のADFの側面図。 開閉カバーが開いた状態の回動ガイド部材を示す図。 読取ユニットが回動する際の動作を示す図。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ただし、以下の実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<画像形成装置>
まず、図1を用いて、本実施形態に係る画像形成装置100について説明する。図1は画像形成装置100を正面から見たときの概略断面図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置本体104と、画像形成装置本体104の上方に設けられた画像読取装置101と、を備えている。画像形成装置100は、画像読取装置101が読み取った画像データ又は画像形成装置100に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像信号に応じて、トナー像を用紙Pに形成する。記録媒体である用紙Pとしては、普通紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
画像形成装置本体104の内部には、電子写真方式を用いた画像形成部であるYMCK各色に対応したレーザースキャナー107~110及び画像形成ユニット111~114、定着ユニット118を備えている。レーザースキャナー107~110は、入力された画像信号に応じて、それぞれ対応する画像形成ユニット111~114が有する感光体に向けてレーザーを照射する。これらの画像形成ユニット111~114は、中間転写ベルト115に沿って配置されている。
画像形成ユニット111では、イエローのトナー像が形成され、形成されたイエローのトナー像が中間転写ベルト115に一次転写される。画像形成ユニット112では、マゼンタのトナー像が形成され、形成されたマゼンタのトナー像が中間転写ベルト115に転写されているイエローのトナー像に重ねて一次転写される。画像形成ユニット113では、シアンのトナー像が形成され、形成されたシアンのトナー像が中間転写ベルト115に転写されているイエロー、マゼンタのトナー像に重ねて一次転写される。画像形成ユニット114では、ブラックのトナー像が形成され、形成されたブラックのトナー像が中間転写ベルト115に転写されているイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像に重ねて一次転写される。
画像形成装置本体104の下部には、給紙カセット105が正面側へ引き出し可能に配置されている。画像形成装置100は、給紙カセット105に収容されている用紙Pを、ピックアップローラ106によって、中間転写ベルト115と二次転写部116とが当接する二次転写ニップ部に向けて給送する。用紙Pの搬送時において、画像形成装置100は、中間転写ベルト115上のトナー画像と同期をとって用紙Pを搬送する。そして、中間転写ベルト115上の多重トナー画像は、二次転写ニップ部において、二次転写部116に印加される二次転写バイアス電圧の作用により、用紙P上に転写される。
二次転写部116でトナー像を二次転写された用紙Pは、搬送ベルト117によって定着ユニット118に搬送される。そして、用紙Pは、定着ユニット118により加熱加圧されることでトナー像が定着し、表面にトナー像を定着された後に、排紙トレイ119へ排出される。
なお、本実施形態において、画像形成装置100は電子写真方式の画像形成手段を備えているが、画像形成手段はこれに限らず、インクジェット方式等の他の画像形成手段であってもよい。
<画像読取装置>
次に、画像読取装置101について、図2及び図3を用いて説明する。図2は画像読取装置101の概略断面図であり、図3は画像読取装置101の斜視図である。画像読取装置101は、リーダー103と、リーダー103の上部に設けられたADF102と、を有する。ADF102は、装置奥側に設けられた不図示のヒンジにより、リーダー103に対して回動可能に支持されている。画像読取装置101は、リーダー103の原稿台ガラス318に載置された静止原稿から画像情報を読み取る動作(固定読み動作)と、ADF102によって原稿としてのシートを搬送しながら画像情報を読み取る動作(流し読み動作)と、を実行可能である。
リーダー103は、原稿が載置される原稿台ガラス318と、原稿台ガラス318の下方で副走査方向(図中左右方向)に移動しながら原稿台ガラス318に載置された原稿の画像情報を読み取る読取ユニット306と、を備える。また、リーダー103は第1流し読みガラス312を有する。読取ユニット306は、第1流し読みガラス312を介して、ADF102によって搬送される原稿を光学的に走査して画像情報を読み取ることができる。
読取ユニット306は、受光素子としてのCCDイメージセンサが実装されたセンサ基板309と、原稿に光を照射する光源310と、原稿からの反射光を受光素子の結像面に導く複数のミラー308と、を有する。
ADF102は、原稿トレイ200と、原稿トレイ200の下方に配置された排出トレイ201と、読取ユニット307と、を有する。ADF102には、原稿搬送路P1に沿って、給送ローラ300、分離ローラ対301、搬送ローラ対302,303,304及び排出ローラ対305が配置されている。原稿トレイ200は原稿としてのシートが載置される載置部であり、排出トレイ201は画像情報が読み取られたシートが排出される排出部である。なお、搬送部材としての搬送ローラ対303,304及び排出ローラ対305は、ADF102の筐体316の内部に回転可能に支持されている。ADF102の本体(ベースユニット)である筐体316は、複数の搬送ガイド部材、板金で形成された枠体、外装などによって構成される。また、原稿トレイ200は、筐体316に対して不図示の回動軸を中心に回動可能に構成されており、ユーザが原稿トレイ200を上方へ回動させることで、排出トレイ201上の原稿を容易に取り出すことが可能である。
読取ユニット307は、読取部としての密着型イメージセンサ(Contact Image Sensor。以下、CIS311とする)と、第2流し読みガラス313と、を有する。第2流し読みガラス313は、原稿からの光を透過する透明部材であり、CIS311は、原稿搬送路P1を搬送される原稿から第2流し読みガラス313を介して画像情報を読み取る。また、読取ユニット307は、回動軸314を介してADF102の筐体316に回動可能に支持されている。読取ユニット307の詳細な構成については後述する。
ユーザが原稿トレイ200に原稿束をセットして不図示の操作部を介して読取動作の開始を指示すると、給送部としての給送ローラ300により最上位の原稿から順に原稿搬送路P1へ繰り出される。繰出された原稿は、分離ローラ対301によって1枚ずつ分離され、搬送ローラ対302,303,304を順に受け渡されながら原稿搬送路P1を搬送される。そして、リーダー103の第1流し読みガラス312を原稿が通過する際に、読取ユニット306によって原稿の第1面(表面)の画像情報が読み取られる。同様に、第2流し読みガラス313を通過する際に、読取ユニット307によって原稿の第1面とは反対の第2面(裏面)の画像情報が読み取られる。画像情報が読み取られた原稿は、排出ローラ対305によってADF102の外部に排出され、排出トレイ201上に積載される。なお、原稿の第1面は、原稿が原稿トレイ200に載置された状態における上面であり、原稿の第2面は、原稿が原稿トレイ200に載置された状態における下面である。
図3に示すように、ADF102は、装置の上面を構成する開閉カバー315を備えている。開閉部材としての開閉カバー315は、回動軸319を介してADF102の筐体316に回動可能(開閉可能)に支持され、シート搬送方向に直交する幅方向に延びる軸線A(後述する図4参照)を中心にして回動する。開閉カバー315には、後述する回動ガイド部材500の下側ガイド500aとの間に原稿搬送路P1を形成する上側ガイド315aが設けられている。ここで、第1ガイドとしての上側ガイド315aは、給送ローラ300により給送されたシートの上面に対向してシートを案内するガイド面である。また、第2ガイドとしての下側ガイド500aは、給送ローラ300により給送されたシートの下面に対向してシートを案内するガイド面である。開閉カバー315は、閉位置(図3に示す位置)において、不図示のロック機構によって筐体316に対して固定される。ユーザが開閉カバー315を開く際に、開閉カバー315を上方へ引き上げると不図示のロック機構が解除されて開閉カバー315を開くことが可能となる。
図3に示すように、開閉カバー315が閉じた状態において、回動ガイド部材500の一部が開閉カバー315に覆われている。ここで、開閉カバー315が閉じた状態において、回動ガイド部材500全体が開閉カバー315に覆われていてもよい。また、開閉カバー315には、給送ローラ300、分離ローラ対301及び搬送ローラ対302の一方(図中上側)のローラが設けられている。従って、開閉カバー315が閉位置から上方に回動して開位置に移動すると、原稿搬送路P1の一部が開放されて回動ガイド部材500がADF102の外部に露出し、後述するように回動ガイド部材500を回動させることが可能な状態となる。
<ガラスの清掃について>
画像読取装置101が流し読み動作を繰り返す間に、第1流し読みガラス312及び第2流し読みガラス313に紙粉等の塵埃や原稿に付着していたのり・インク等の汚れからなる異物が付着する場合がある。第1流し読みガラス312及び第2流し読みガラス312における読取ユニット306,307の読取範囲内に異物が付着した状態で流し読み動作を行うと、異物に対応する位置に本来の原稿には存在しないスジ状の画像が読み取られてしまう。これは、第1流し読みガラス312及び第2流し読みガラス313に付着した異物によって読取ユニット306,307による読取時の光路が遮られて影となることによって生じる現象(以下、画像スジと呼ぶ)である。
画像スジの発生を解消するには、第1流し読みガラス312及び第2流し読みガラス313を適宜清掃して原因である異物を除去することが有効である。リーダー103の読取ユニット306については、ADF102をリーダー103から上方に回動させることで第1流し読みガラス312が露出するため、ユーザは上方から清掃を行うことができる。一方、ADF102の読取ユニット307は筐体316の内部に配置されている。図2に示すように、本実施形態では、読取ユニット307は回動ガイド部材500の下方であってU字状に湾曲した原稿搬送路P1の内側の領域に配置されている。そのため、第2流し読みガラス313を装置外部へ露出させるための構成(第2流し読みガラス313へのアクセスを可能とする手段)が必要となる。そこで、本実施形態においては、回動ガイド部材500及び読取ユニット307のそれぞれを筐体316に対して回動可能に構成し、読取ユニット307の第2流し読みガラス313をADF102の外部へ露出することを可能にする。
図4は、開閉カバー315が開いた状態の画像読取装置101の斜視図である。図5は、開閉カバー315及び回動ガイド部材500が開いた状態の画像読取装置101の斜視図である。図3に示すように、開閉カバー315が閉位置にあるとき、開閉カバー315は回動ガイド部材500の上方を覆っている。一方で、図4に示すように、開閉カバー315が開位置にあるとき、回動ガイド部材500が上方から視て装置外部に露出する。
本実施形態において、回動ガイド部材500は、回動軸502を介してADF102の筐体316に回動可能に支持され、シート搬送方向に直交する幅方向に延びる軸線Bを中心にして回動する。回動ガイド部材500は、上方から視て読取ユニット307を覆う第1位置(図4)と、上方から視て読取ユニット307を装置外部へ露出させる第2位置(図5)と、の間で回動可能である。一方で、回動ガイド部材500の下側ガイド500aに連続してシートを案内する搬送ガイド部材507は、ADF102の筐体316に固定されている。図2に示すように、搬送ガイド部材507は、下側ガイド500aの下流端に隣接し、上側ガイド315aに対向して原稿搬送路P1を形成する下流ガイドである。さらに、読取ユニット307は、後述する連動機構によって、回動ガイド部材500の回動に連動して回動するように構成される。図5に示すように、開閉カバー315が開いた状態で回動ガイド部材500が開くと、読取ユニット307が回動して第2流し読みガラス313が上方から視て装置外部へ露出された状態となる。
<読取ユニットの構成>
次に、図6を用いて、読取ユニット307の構成について詳細に説明する。図6は、読取ユニット307及び読取ガイド部材403の断面図である。読取ユニット307には、第1のケース部材400と第2のケース部材401によって、CIS311が格納されている。さらに、第2のケース部材401の上方には弾性を有するバネを含む付勢部材506が設けられている。第1のケース部材400の原稿搬送路P1側の面には、搬送されたシートの画像情報を読み取るために開口部402が設けられており、開口部402を覆うように第2流し読みガラス313が第1のケース部材400に取り付けられている。
一方、第2流し読みガラス313に対向する位置には、読取ガイド部材403が設けられている。読取ガイド部材403は、筐体316に固定されており、第2流し読みガラス313に対向してシートを案内する対向部材である。即ち、読取ガイド部材403は、第2流し読みガラス313と共に搬送路の一部を形成している。読取ガイド部材403には、白色シート405と保護ガラス404が設けられている。白色シート405は、読取ユニット307が原稿の画像情報を読取る前に、CIS311のシェーディング補正を行うための白色基準部材である。保護ガラス404は、白色シート405の表面に傷が生じることを防止するための部材である。
<回動ガイド部材の位置決め>
次に図7及び図8を用いて、回動ガイド部材500の位置決め構成について説明する。図7は、開閉カバー315及び回動ガイド部材500が筐体316に対して閉じた状態を示したADF102の側面図である。ただし、説明のために図7においてはADF102の外装を省略している。図8は、開閉カバー315が筐体316に対して開いた状態を示した図である。
上述したように、開閉カバー315は、筐体316に対して回動軸319を中心に回転可能に取り付けられ、回動ガイド部材500は、筐体316に対して回動軸502を中心に回転可能に取り付けられている。また、読取ユニット307は、シートの画像を読み取る位置(第3位置)と、第2流し読みガラス313が装置外部に露出する位置(第4位置)と、の間で回動軸314(軸線C)を中心に回動可能に取り付けられている。一方で、読取ユニット307に対向し、原稿搬送路P1を形成する読取ガイド部材403は筐体316に固定されている。図7に示すように、開閉カバー315及び回動ガイド部材500が筐体316に対して閉じた状態では、回動ガイド部材500に設けられた押圧部505が付勢部材506の当接面506a(図6参照)を上方から押圧する。これにより、読取ユニット307の第2流し読みガラス313と、読取ガイド部材403の幅方向においてシートが搬送される領域の外側に設けられた不図示のリブと、が突き当たる。そして、第2流し読みガラス313と読取ガイド部材403との間にシートが通過するための空間(隙間)が形成される。
一方、回動ガイド部材500は付勢部材506から受ける力によって上方へ付勢される。そこで、本実施形態では、閉位置にある開閉カバー315に回動ガイド部材500が当接することによって、回動ガイド部材500の回動が規制される。詳細には、開閉カバー315には規制面317(第1当接部)が設けられ、回動ガイド部材500には規制面317に対応する位置に突き当て部510(第2当接部)が設けられている。規制面317及び突き当て部510は、幅方向において原稿搬送路P1のシートが通過する搬送領域の外側に設けられた、シート搬送方向及び幅方向に延びる平面である。また、図7においては、原稿搬送路P1より手前側に配置された規制面317及び突き当て部510が図示されているが、原稿搬送路P1より奥側にも同様の規制面317(第3当接部)及び突き当て部510(第4当接部)が設けられている。つまり、規制面317及び突き当て部510は、幅方向において搬送領域の一方側と他方側にそれぞれ設けられている。
開閉カバー315が開位置から閉位置へ移動すると、規制面317が突き当て部510に当接し、回動ガイド部材500の上方向への移動が規制される。言い換えると、付勢部材506によって下方から付勢される回動ガイド部材500の回動方向における位置は、開閉カバー315の規制面317と回動ガイド部材500の突き当て部510とが当接することによって決定される。この構成により、回動ガイド部材500は、付勢部材506によって開閉カバー315側へ回転する力を受け、規制面317と突き当て部510とが当接した状態が維持される。そのため、開閉カバー315の上側ガイド315aと回動ガイド部材500の下側ガイド500aとの間のシートが通過する空間が精度よく形成される。さらに、読取ユニット307も付勢部材506によって読取ガイド部材403側へ回転する力を受けるので、第2流し読みガラス313と読取ガイド部材403との間のシートが通過する空間が精度よく形成される。
本実施形態においては、規制面317と突き当て部510は平面で構成されるが、規制面317と突き当て部510の形状はこれに限定されない。例えば、規制面317と突き当て部510の一方を曲面とした場合、開閉カバー315が閉じる際に規制面317と突き当て部510が滑らかに当接する。
一方で、図8に示すように、開閉カバー315が開いた状態においては、規制面317は突き当て部510から離間する。そのため、回動ガイド部材500は付勢部材506に押圧されて上方に回動し、搬送ガイド部材507の上流端と下側ガイド500aの下流端との間には隙間Gが生じる。ユーザは、隙間Gに指を引掛けることによって、回動ガイド部材500を回動させることが可能である。また、回動ガイド部材500の下流端には、ユーザが回動ガイド部材500を指で操作するための操作部としての目印511が設けられている(図4参照)。本実施形態では、目印511は、下側ガイド500aの下流端に形成された凹部に張り付けられた青色のシール部材である。
開閉カバー315が開いた状態においては、規制面317と突き当て部510は離間している。開閉カバー315が開いた状態から閉じる過程で、規制面317は突き当て部510に当接する。そして、突き当て部510が規制面317に押圧されることによって、回動ガイド部材500は付勢部材506の付勢力に抗して移動する。即ち、開閉カバー315が開いた状態から閉じる間に、開閉カバー315に押圧されて回動ガイド部材500は隙間Gの分だけ下側へ回動する。なお、例えばリンク機構を用いて、開閉カバー315が開いた状態においても、規制面317と突き当て部510が当接した状態を維持するような構成であってもよい。
<読取ユニットの回動について>
次に図9を用いて、読取ユニット307が回動する際の動作について説明する。本実施形態において、読取ユニット307は、連動部材としてのアーム部材501によって、回動ガイド部材500の回動に連動して回動する。図9(a)は、アーム部材501が読取ユニット307に当接する前の状態を示す図である。図9(b)は、アーム部材501が読取ユニット307に当接し、読取ユニット307が回動している状態を示す図である。図9(c)は、読取ユニット307が回動し、第2流し読みガラス313が装置外部に露出した状態を示す図である。
回動ガイド部材500の回動軸502には、アーム部材501が設けられている。アーム部材501は軸線Bに垂直に延びる部材であり、2つの凸部509a,509bが形成されている。凸部509aは、凸部509bよりも回動軸502に近い位置に形成されている。また、図9に示すように、回動ガイド部材500には接触部503が設けられ、アーム部材501には接触部503に対応する位置に被接触部504が設けられている。回動ガイド部材500が閉じた状態(図8の状態)から矢印600の方向(開方向)へ回動すると、回動ガイド部材500が所定の角度回動した時点で、接触部503が被接触部504に接触する。接触部503が被接触部504に接触することによって、アーム部材501は回動ガイド部材500と同じ方向へ回動する。つまり、アーム部材501は、回動ガイド部材500の回動に伴って、回動軸502を中心に回動ガイド部材500と同じ方向に回動可能である。
図9(a)に示すように、回動ガイド部材500が矢印600の方向へ回動して接触部503が被接触部504に接触すると、アーム部材501も矢印600の方向へ回動を開始する。そして、アーム部材501が回動すると、アーム部材501に形成された凸部509aが読取ユニット307の第2流し読みガラス313に当接する。そして、読取ユニット307は、アーム部材501の凸部509aに持ち上げられるようにして、回動軸314を中心に回動する。図9(b)に示すように、回動ガイド部材500及びアーム部材501がさらに回動すると、アーム部材501に形成された凸部509bが読取ユニット307の側面に当接する。その後、図9(c)に示すように、回動ガイド部材500が最も開いた位置まで回動すると、読取ユニット307はアーム部材501の凸部509bに支持されて、第2流し読みガラス313が上方に向いた状態の姿勢となる。このとき、読取ユニット307に設けられた付勢部材506の当接面506aが、筐体316の一部である搬送ガイド部材507に設けられた支持面508に当接する。これにより、読取ユニット307が勢いよく回動した場合であっても、付勢部材506が衝撃を吸収し、読取ユニット307が破損することを抑制することが可能である。
このように、回動ガイド部材500の回動に伴ってアーム部材501が回動し、アーム部材501に設けられた2つの凸部509a,509bが読取ユニット307に当接することで、読取ユニット307は回動する。このような構成により、図5に示すように、開閉カバー315及び回動ガイド部材500が開いた状態のとき、読取ユニット307の第2流し読みガラス313は、装置上方から視て露出した状態となる。これにより、ユーザは読取ユニット307の第2流し読みガラス313を清掃することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態において、開閉カバー315に設けられた規制面317と回動ガイド部材500に設けられた突き当て部510とが当接することによって、回動ガイド部材500の回動方向における位置が決定する。これにより、開閉カバー315の上側ガイド315aと回動ガイド部材500の下側ガイド500aとの間のシートが通過する空間が精度よく保証される。また、本実施形態において、規制面317及び突き当て部510は、幅方向において原稿搬送路P1のシートが通過する搬送領域の外側に設けられている。これにより、規制面317及び突き当て部510が原稿搬送路P1においてシートに接触することがなく、ジャムの発生を抑制することが可能である。さらに、規制面317及び突き当て部510は搬送領域の両側に設けられているので、回動ガイド部材500の回動方向における位置が安定する。
また、本実施形態において、付勢部材506が読取ユニット307を読取ガイド部材403に向けて上方から付勢する。これにより、第2流し読みガラス313と読取ガイド部材403との間におけるシートが通過するための空間が安定して形成され、シートの搬送不良の発生を抑制することが可能である。
また、本実施形態において、ADF102は、回動ガイド部材500の回動に連動して読取ユニット307を回動させるアーム部材501を有している。これにより、ユーザが第2流し読みガラス313を清掃する際の操作を簡単にすることが可能である。
また、開閉カバー315が開いた状態において、回動ガイド部材500が付勢部材506に押し上げられて、搬送ガイド部材507の上流端と下側ガイド500aの下流端との間には隙間Gが生じる。これにより、ユーザは隙間Gに指を引掛けて回動ガイド部材500を回動させる操作が可能である。
100 画像形成装置
101 画像読取装置
102 ADF
103 リーダー
306、307 読取ユニット
312 第1流し読みガラス
313 第2流し読みガラス
315 開閉カバー
317 規制面
500 回動ガイド部材
506 付勢部材
510 突き当て部

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体に配置され、シートを搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材により給送されたシートの画像を読み取る読取ユニットと、
    第1当接部と、前記搬送部材により搬送されるシートを案内する第1ガイドと、を有し、前記筐体に開閉可能に支持される開閉部材と、
    前記開閉部材が閉じた状態で前記第1当接部に当接する第2当接部と、前記第1ガイドと共にシートが搬送される搬送路を形成する第2ガイドと、を有し、前記読取ユニットを覆う第1位置と、前記読取ユニットを露出させる第2位置と、の間で回動可能であるように前記筐体に支持されるガイド部材と、
    前記ガイド部材を前記第1位置から前記第2位置へ向かう方向へ付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記開閉部材が閉じる際に、前記第1当接部が前記第2当接部を押圧し、前記ガイド部材は前記付勢部材の付勢力に抗して移動し、
    前記開閉部材が閉じた状態における前記ガイド部材の回動方向における位置は、前記第1当接部と前記第2当接部とが当接することによって決定される、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取ユニットは、シートからの光を透過する透明部材を有し、前記搬送路を搬送されるシートの画像を読み取る第3位置と、上方から視て前記透明部材を露出させる第4位置と、に回動可能であり、
    前記筐体は、前記読取ユニットが前記第3位置に位置する状態において前記透明部材に対向する対向部材を有し、
    前記付勢部材は、前記ガイド部材が前記第1位置に位置する状態において、前記読取ユニットを前記対向部材に向けて付勢する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記付勢部材は、前記読取ユニットが前記第3位置に位置する際に前記ガイド部材に当接し、前記読取ユニットが前記第4位置に位置する際に前記筐体に当接する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記ガイド部材の前記第1位置から前記第2位置へ向かう回動に連動して、前記読取ユニットを前記第3位置から前記第4位置へ回動させる連動部材を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記筐体は、前記ガイド部材が前記第1位置に位置する際に、前記第2ガイドのシート搬送方向における下流端に隣接して前記搬送路を形成する下流ガイドを有し、
    前記開閉部材が開いた状態において、前記ガイド部材が前記付勢部材に付勢されることによって、前記第2ガイドの前記下流端と前記下流ガイドの上流端との間に隙間が生じる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記ガイド部材は、前記第2ガイドの前記下流端に、前記ガイド部材を前記第1位置から前記第2位置へ回動させるための操作部を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記第1当接部及び前記第2当接部は、シート搬送方向に直交する幅方向において、前記搬送路のシートが搬送される搬送領域よりも外側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  8. 前記第1当接部及び前記第2当接部は、前記幅方向において前記搬送領域よりも一方側に配置され、
    前記開閉部材は、前記幅方向において前記搬送領域よりも他方側に配置された第3当接部を有し、
    前記ガイド部材は、前記幅方向において前記搬送領域よりも前記他方側に配置され、前記第1ガイド及び前記第2ガイドが前記搬送路を形成する状態において前記第3当接部に当接する第4当接部を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記第1当接部及び前記第2当接部は、平面である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読み取った画像に基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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