JP2534012B2 - 穿孔方法及び装置 - Google Patents

穿孔方法及び装置

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JP2534012B2 JP4326981A JP32698192A JP2534012B2 JP 2534012 B2 JP2534012 B2 JP 2534012B2 JP 4326981 A JP4326981 A JP 4326981A JP 32698192 A JP32698192 A JP 32698192A JP 2534012 B2 JP2534012 B2 JP 2534012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムにパーフ
ォレーションを形成するための穿孔方法及び装置に関
し、さらに詳しくは、穿孔区間と非穿孔区間とから構成
される写真フイルムに穿孔を効率良く行う穿孔方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、国際標準規格(ISO :1979 年版)
で規格された135タイプの写真フイルム12には、そ
の長さ方向に沿って一定ピッチでパーフォレーション1
1が形成されている(図18(A)参照)。このような
パーフォレーション11を形成する穿孔装置としては、
特開昭61−214999号、及び実公平4−2800
号公報等で提案されている。
【0003】上記公報記載の穿孔装置には、元巻の写真
フイルムを帯状に所定量送り出す定尺機構とダイセット
駆動機構とが設けられている。ダイセット駆動機構は、
送り出された写真フイルムの面を挟んだ両側に、写真フ
イルムの送り出し方向に沿って一定ピッチで配置された
複数のパンチ及びダイスとで穿孔を行う。定尺機構、及
びダイセット駆動機構は、これらの駆動系のうち少なく
ともいずれか一方にカム式インデックス機構を介装し、
1つの駆動源によって同期駆動が行われる。これによっ
て、ダイセット駆動機構の穿孔周期が一定に図られ、ま
た、この周期に応じて定尺機構が写真フイルムを前記穿
孔相当分の長さだけ送り、写真フイルムにパーフォレー
ション11を一定ピッチで連続形成する。その後、同図
に示す二点鎖線で示したように、規定長さごとに写真フ
イルムをカットして1本分の写真フイルム12が形成さ
れる。
【0004】ところで、図18(B)に示すように、1
本分の規定長さ内で撮影コマ10に対してパーフォレー
ション11をフイルムの長さ方向に沿って1個だけ形成
した写真フイルム13が特開平4−96056号公報等
に提案されている。この写真フイルム13は、これを収
納するパトローネがスプールの回動によってフイルム送
り出し又は巻取りが行えるタイプとなっているため、カ
メラのアパーチャーに撮影コマ10を位置決めさせるた
めのパーフォレーション11を1本分の規定長さ内で一
定ピッチで穿孔する穿孔区間と、穿孔を行わない非穿孔
区間とから構成されている。この非穿孔区間は穿孔ピッ
チを越える長さとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなパーフォレ
ーション11の配列で穿孔して写真フイルム13を製造
する場合、前述した公報記載の穿孔装置を用いることが
できない欠点があった。というのは、前述した穿孔装置
では、穿孔装置が定尺機構とダイセット駆動機構との駆
動系のうち少なくともいずれか一方にカム式インデック
ス機構を介装し、1つの駆動源によって定尺機構とダイ
セット駆動機構とを同期駆動しているため、定尺機構、
又はダイセット駆動機構とのいずれか一方の周期をある
タイミングで変化させることが不可能となっているため
である。
【0006】 なお、従来、撮影コマ1個に対して1つの
パーフォレーションが形成された110タイプの写真フ
イルムが周知である。これを製造するのに用いる穿孔装
置は、帯状の写真フイルムを1本分の規定長さだけ送り
出した後、その規定長さ内で撮影コマに応じたパーフォ
レーションをいっぺんに形成するような構造となってい
る。このため、規定撮影枚数の種類に応じた個数だけダ
イセットを用意することが必要となり、装置のコストア
ップを招いていた。また、製造する写真フイルムの種類
を変更する際には、ダイセットの交換が必要となり、生
産効率が悪いという問題があった。また、撮影コマに応
じたパーフォレーションの数だけパンチが必要となるか
ら、装置自体が大型となる欠点があった。
【0007】 本発明は、ダイセットを交換することな
く、穿孔区間の長さをダイセットの穿孔長さの整数倍で
自由に変更可能にするとともに、ダイセットのローコス
ト化、コンパクト化を図った穿孔方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、帯状の写真フイルムの
送り方向に沿って配列した複数のパンチとダイとからな
る1個のダイセットを駆動して、帯状の写真フイルム上
で長さAにわたって複数のパーフォレーションを形成す
るダイセット駆動機構と、帯状の写真フイルムを間欠給
送するフイルム給送機構と、指定された穿孔区間の長さ
をN×A(Nは任意の整数)とし、非穿孔区間の長さを
BーAとしたときに、長さAの間欠給送をNー1回行っ
た後に、長さBの間欠給送を1回行い、また各間欠給送
後に穿孔が行われるように、フイルム給送機構とダイセ
ット駆動機構とを制御する制御手段とを備えたものであ
る。これによれば、制御手段が長さAの間欠給送をNー
1回行った後に、長さBの間欠給送を1回行い、また各
間欠給送後に穿孔が行われるように、フイルム給送機構
とダイセット駆動機構とを制御するから、例えば、撮影
コマに対してパーフォレーションをフイルム長さ方向に
1個づつ一定ピッチで形成した穿孔区間と、非穿孔区間
とからなる写真フイルムにも連続穿孔が行える。
【0009】 請求項2記載の発明では、穿孔周期を一定
にするために、長さBに対するフイ ルム給送速度を高速
にして、長さA及びBの間欠給送のいずれもフイルム給
送時間が同一となるようにフイルム給送機構を制御する
制御手段としたものである。
【0010】 請求項3記載の発明では、長さA及びBの
間欠給送のいずれもフイルム給送速度が同一となるよう
にフイルム送り機構を制御する制御手段とした。
【0011】 請求項4記載の発明では、前回の穿孔で形
成された複数のパーフォレーションの最後のものと、今
回形成されるべき複数のパーフォレーションの最初のも
のとの間隔を、同時に形成される各パーフォレーション
の間隔と同じに保つために、帯状の写真フイルムの送り
方向での下流側に配置された少なくとも1個のパイロッ
トピン及びダイと、このパイロットピンをダイに挿入す
るための駆動部とを設け、このパイロットピンは長さB
の間欠給送後の穿孔ではダイに挿入されないようにした
ものである。
【0012】 請求項5記載の発明では、(a)前記帯状
の写真フイルムの送り方向に沿って配列した複数のパン
チ及びダイを備え、写真フイルム上で長さAにわたって
複数のパーフォレーションを形成する1個のダイセット
を配置すること、(b)前記穿孔区間の長さを指定する
こと、(c)指定された穿孔区間の長さをN×A(Nは
任意の整数)とし、非穿孔区間の長さをB−Aとしたと
きに、長さAの間欠給送をN−1回連続して行い、そし
て、長さBの間欠給送を1回行うこと、(d)前記各間
欠給送後にダイセットを駆動して、N回の間欠給送とN
回のダイセット駆動とによって、穿孔区間内に複数のパ
ーフォレーションを形成するものである。
【0013】
【実施例】図1に示すように、穿孔装置20は、ダイセ
ット駆動ユニット21と給送ユニット22とから構成さ
れており、これらの前後には、ルーフチャンバー23,
24が配置されている。写真フイルム25は、ダイセッ
ト駆動ユニット21内に水平方向に沿って搬送され、下
流側のルーフチャンバー24を介して1本分の長さに切
断する切断工程26に搬送される。
【0014】ダイセット駆動ユニット21は、ベース2
8、ラム29、及び、パイロットピン機構30とから構
成されている。ラム29はベース28に対し垂直自在に
設けられており、穿孔用モータ31の駆動によりカム式
インデックス機構32を介して穿孔位置とこれから退避
する退避位置との間で間欠移動する。ラム29には、1
2個のパンチ33がフイルム給送方向に沿って一定ピッ
チで固定されており、これらのパンチ33はフイルム幅
方向に対して2対ある。ベース28には、ラム29が穿
孔位置のときに各パンチ33との係合で穿孔を行う12
対のダイス34と、パイロットピン機構30のパイロッ
トピン35が入り込む2対の逃げ孔36とがそれぞれ設
けられている。
【0015】図2に示すように、パイロットピン機構3
0は、ソレノイド38、ストリッパープレート39、及
びパイロットピン36とから構成されている。ソレノイ
ド38は、ラム29のフイルム給送方向に対し下流側に
固定されており、そのプランジャー38aをフイルム給
送面に向けて配置されている。プランジャー38aは、
ソレノイド38内に入り込む退避位置とこれから突出し
た突出位置との間でソレノイド38の作動により変位す
る。プランジャー38aの先端には、フイルム給送方向
に沿って2個のパイロットピン35が、フイルム幅方向
に2対固定されている。これらのパイロットピン35
は、フイルム給送方向に沿った配列がパンチ33のピッ
チ上に配置されており、プランジャー38aの変位に応
じてパーフォレーションに係合する係合位置と、写真フ
イルム25から退避する退避位置との間でラムの移動に
対して相対的に移動する。
【0016】 図3に示すように、給送ユニット22は、
給送用モータ40の駆動が伝達されるサクションローラ
41と、フイルムエッジをサクションローラ41との間
で挟持するニップローラ42とから構成されている。帯
状の写真フイルム25は、サクションローラ41とニッ
プローラ42との間でニップされながら定尺送りされ
る。サクションニップローラ41は、内部に吸引管43
が接続されており、その表面に多数設けた孔44から写
真フイルム25を吸引しながら給送する。
【0017】図5に示すように、穿孔用及び給送用モー
タ31,40には、エンコーダ31a,40a付きのサ
ーボモータがそれぞれ用いられており、これらは各々制
御部45に接続されている。制御部45は、メインコン
トローラ47、穿孔用モータ駆動系、及び給送用モータ
駆動系とから構成されている。メインコントローラ47
は、これに予め3つの穿孔駆動パターンプログラムが記
憶されており、操作部48でオペレータが操作を行うこ
とによって任意のプログラムを実行する。
【0018】穿孔用モータ駆動系は、穿孔用モータ31
の回転速度を可変するために、ドライバ49と速度切替
回路50とから構成されている。速度切替回路50は、
メインコントローラ47から指示される穿孔速度に応じ
て穿孔速度信号をドライバ49に出力する。ドライバ4
9は、メインコントローラ47から得られる駆動信号と
前記穿孔速度信号とに応じて穿孔用モータ31の回転量
及び回転速度とを制御する。
【0019】 給送用モータ駆動系は、プロセスコントロ
ーラ52、位置決めコントローラ53、及び給送用モー
タ40用のドライバ54とから構成されている。プロセ
スコントローラ52には、給送ユニット22の給送速度
と給送時間とからなる給送パターンが予め記憶されてい
る。位置決めコントローラ53は、メインコントローラ
から指示されるパターンラッチ信号に応じてプロセスコ
ントローラ52から所定の給送パターンを参照し、給送
ユニット22の給送速度、及び給送時間とに応じた信号
をドライバ54に出力する。また、位置決めコントロー
ラ53は、エンコーダ40aから得られるパルスをカウ
ントし、給送用モータ40の回転量を検出する。ドライ
バ54は、給送速度信号と停止信号とに応じて給送用モ
ータ40の回転速度、及び回転量とを制御する。
【0020】さらに、メインコントローラ47には、ラ
ム29の移動を検出する位置検出部55が接続されてい
る。また、パターンラッチ信号に応じてパイロットピン
35の移動制御を行うためにメインコントローラ47に
は、ドライバ56を介してパイロットピン機構30のソ
レノイド38が接続されている。
【0021】 次に、上記構成の穿孔装置で、36枚撮り
用の1コマ1パーフォレーションタイプの写真フイルム
を製造するときの穿孔について、メインコントローラ4
7に記憶された3つの穿孔駆動パターンプログラムに応
じて作用を説明する。第1の穿孔駆動パターンプログラ
ムは、ダイセット駆動ユニット21の穿孔周期、及び
ユニット22の給送時間を一定とし、給送ユニット2
2の給送速度を変化させるようにしたものである。
【0022】図6及び図7に示すように、穿孔用モータ
31が一定速度で駆動すると、先ず1回目の穿孔が行わ
れる。これにより、1本分の規定長さ内でフイルム給送
方向に対して12個のパーフォレーション群が形成され
る。メインコントローラ47は、位置検出部55から穿
孔完了信号が得られると、位置決めコントローラ53に
パターンラッチ信号を送出する。位置決めコントローラ
53は、パターンラッチ信号に応じてプロセスコントロ
ーラ52から所定の給送パターンを参照し、ドライバ5
4に給送速度及び給送時間とを指定する。ドライバ54
は、給送用モータ40の回転速度と回転時間とを制御す
る。このときの給送速度はV1 で、また、給送時間はt
1 〜t2 である。
【0023】位置決めコントローラ53は、エンコーダ
40aから得られるパルスをカウントし、指定の長さ分
のパルスに達したときにドライバ54を介して給送用モ
ータ40の駆動を停止させる。これにより、写真フイル
ム25は、図7に示すように、1回目の穿孔相当分の長
さA1だけ給送される。さらに、位置決めコントローラ
53は、メインコントローラ47に停止信号を出力す
る。メインコントローラ47は停止信号を受けると、ド
ライバ56を介してソレノイド38を制御し、パイロッ
トピン35を係合位置に移動させる。これにより、パイ
ロットピン35は、先に穿孔したパーフォレーション群
の一部に係合する。このため、先に穿孔したパーフォレ
ーション群と新たに穿孔するパーフォレーション群との
位置決めが正確に行える。
【0024】パイロットピン35が先に穿孔したパーフ
ォレーションと係合した状態のままで、カム式インデッ
クス機構32の間欠移動によって2回目の穿孔が行われ
る。この2回目の穿孔によって、写真フイルム25に
は、1本分の規定長さ内で先に穿孔した12個のパーフ
ォレーション群と合わせて、フイルム給送方向に沿って
24個のパーフォレーション群が一定ピッチで形成され
る。
【0025】 メインコントローラ47は、位置検出部5
5から穿孔完了信号が得られると、ドライバ56を介し
てソレノイド38を制御し、パイロットピン35を退避
位置に移動制御する。その後、メインコントローラ47
は、位置決めコントローラ47に前述したと同じパター
ンラッチ信号を送出する。位置決めコントローラ53
は、パターンラッチ信号に応じてプロセスコントローラ
52から前述したと同じ給送パターンを参照し、ドライ
バ54に前述したと同じ給送速度及び給送時間とを指定
する。これにより、給送ユニット22は、給送速度をV
1 、さらに、給送時間も1回目の給送時間t1 〜t2
同じ給送時間t3 〜t4 で制御され、写真フイルム25
を2回目の穿孔相当分の長さA2だけ給送する。
【0026】位置決めコントローラ53から停止信号を
受けるとメインコントローラ47は、パイロットピン3
5を係合位置に移動させるように制御する。そして、カ
ム式インデックス機構32の間欠移動によって3回目の
穿孔が行われる。この3回目の穿孔によって写真フイル
ム25には、先に穿孔したパーフォレーション群と合わ
せてフイルム給送方向に沿って一定ピッチで36個のパ
ーフォレーション群が形成される。
【0027】 メインコントローラ47は、位置検出部5
5から穿孔完了信号が得られると、ドライバ56を介し
てソレノイド38を制御し、パイロットピン35を退避
位置に移動制御し、その後、位置決めコントローラ53
に前述したのとは異なったパターンラッチ信号を送出す
る。位置決めコントローラ53は、パターンラッチ信号
に応じてプロセスコントローラ52から所定の給送パタ
ーンを参照し、ドライバ54に前述した速度V1 よりも
高速とする給送速度、及び前述したのと同じ給送時間と
を指定する。これにより、給送ユニット22は給送速度
をV2 、また、給送時間は前述した給送時間t1 〜t2
及びt3 〜t4 と同じ給送時間t5 〜t6 で制御され、
写真フイルム25を3回目の穿孔相当分の長さと非穿孔
区間との長さBだけ給送する。
【0028】4回目の穿孔時には、メインコントローラ
47はソレノイド38を制御し、パイロットピン35を
退避位置に移動させる。このままの状態で図8に示すよ
うに、4回目の穿孔が行われる。これにより、パイロッ
トピン35は、写真フイルム25の非穿孔区間内で係合
位置に移動することはない。この穿孔によって写真フイ
ルム25には、新たな1本分の規定長さ内にフイルム給
送方向に沿って12個のパーフォレーション群が形成さ
れる。
【0029】 次に、第2の穿孔駆動パターンプログラム
の作用を説明する。第2の穿孔駆動パターンプログラム
は、給送ユニット22の給送速度を一定とし、ダイセッ
ト駆動ユニット21の駆動周期、及び給送ユニット22
の給送時間を変化させるようにしたものである。この場
合には、図9及び図10に示すように、写真フイルム2
5を3回目の穿孔相当分の長さと非穿孔区間との長さB
だけ給送する時間が、写真フイルム25を1回目及び2
回目の穿孔相当分の長さA1、又はA2だけ給送する時
間よりも長いため、穿孔用モータ31の回転速度を一時
的に停止、又は低速制御する。
【0030】次に、第3の穿孔駆動パターンプログラム
を説明する。第2の穿孔駆動パターンプログラムでは写
真フイルム25の穿孔区間において穿孔用モータ31を
連続駆動させているが、第3の穿孔駆動パターンプログ
ラムでは、図11に示すように、穿孔周期のときだけ穿
孔用モータ31を駆動するようにしたプログラムであ
る。
【0031】 なお、上記で説明したダイセット駆動ユニ
ット21では、パンチ33の数をフイルム給送方向に沿
って12個としているが、本発明ではこれに限らず、例
えばフイルム給送方向に沿ってパンチ33を2個配置し
たダイセット駆動ユニットでもよい。この場合、ダイセ
ット駆動ユニットの穿孔周期、及び給送ユニット22の
給送時間を一定とし、給送ユニット22の給送速度を変
化させるようにした第1の穿孔駆動プログラムによれ
ば、穿孔周期及び給送パターンが図12に示すようにな
る。また、給送ユニット22の給送速度を一定とし、ダ
イセット駆動ユニット21の穿孔周期、及び給送ユニッ
ト22の給送時間を変化させるようにした第2の穿孔駆
動プログラムによれば、図13に示すようになる。図1
2及び図13に示す写真フイルム25の長さC1〜C1
7は穿孔区間内で1〜17回目の穿孔を行って定尺給送
した長さを示し、また、写真フイルム25の長さD1は
18回目の穿孔を行って定尺給送した長さを示してい
る。
【0032】 図14及び図15は、スプロケット駆動型
給送ユニット22の一実施例を示す。給送用モータ4
0の駆動が伝達されるフィードロール60の表面には、
写真フイルム25の搬送面60aが形成されており、こ
の搬送面60a内には放射状に配置されたスプロケット
61が出入りする孔62が一定ピッチで設けられてい
る。前記孔62と同じピッチに配置されたスプロケット
61は、クランク形状のカムフォロアー63に各々固定
されている。これらのカムフォロアー63には、カムロ
ーラ64の周面に設けたカム面64aが当接している。
カム面64aは、写真フイルム25の穿孔区間と非穿孔
区間との周期に合わせてスプロケット61の出入りを制
御するように、予めその形状が定められている。これに
より、スプロケット61は、カムローラ64の回転によ
って穿孔区間内では突出位置に移動して順次にパーフォ
レーションに係合し、また、非穿孔区間では退避する。
【0033】また、前記カムローラ64は、フィードロ
ーラ60の周速に対し任意の周速で駆動させることがで
きる。これにより、非穿孔区間の長さが異なる写真フイ
ルム25や、パーフォレーションのピッチの異なる写真
フイルム25にも対応することができる。
【0034】 図16及び図17は、スプロケット駆動型
給送ユニット22の他の実施例を示す。この実施例で
は、一対のソレノイド66,67の作動によって1個の
スプロケット61を出入りさせるようにしたものであ
る。一対のソレノイド66,67のうちいずれか一方の
ソレノイドをオンすることで、スプロケット61の出入
り制御が行われる。これによれば、任意のタイミングで
任意のスプロケット61を出入り自在に制御することが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、制御手段が長さAの間欠給送をNー1回行った後
に、長さBの間欠給送を1回行い、また各間欠給送後に
穿孔が行われるように、フイルム給送機構とダイセット
駆動機構とを制御するから、ダイセットを交換すること
なく、穿孔区間の長さをダイセットの穿孔長さの整数倍
で自由に変更することができる。また、ダイセットの設
備費用が安くなり、装置もコンパクトになる。
【0036】 請求項2記載の発明では、制御手段が穿孔
周期を一定にするために、長さBに対するフイルム給送
速度を高速にして、長さA及びBの間欠給送のいずれも
フイルム給送時間が同一となるようにフイルム給送機構
制御するから、精度良く穿孔を行うことができる。
らに、請求項3記載の発明では、制御手段がフイルム送
り機構のフイルム給送速度を一定に制御するから、写真
フイルムを常に一定な力で給送することができ、写真フ
イルムの品質等が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穿孔装置の概略を示す説明図である。
【図2】ダイセット駆動ユニットの概略を示す説明図で
ある。
【図3】給送ユニットの断面図である。
【図4】サクションローラの表面を示す展開図である。
【図5】制御部の概略を示す説明図である。
【図6】第1の穿孔駆動パターンを示すタイミングチャ
ートである。
【図7】第1の穿孔駆動パターンと写真フイルムの穿孔
状態とを示す説明図である。
【図8】非穿孔区間におけるダイセット駆動ユニットの
穿孔状態を示す説明図である。
【図9】第2の穿孔駆動パターンを示すタイミングチャ
ートである。
【図10】第2の穿孔駆動パターンと写真フイルムの穿
孔状態とを示す説明図である。
【図11】第3の穿孔駆動パターンを示すタイミングチ
ャートである。
【図12】ダイセット駆動ユニットの別の実施例におけ
る穿孔駆動パターンと写真フイルムの穿孔状態とを示す
説明図である。
【図13】ダイセット駆動ユニットの他の実施例におけ
る穿孔駆動パターンと写真フイルムの穿孔状態とを示す
説明図である。
【図14】給送ユニットの別の実施例を示す横断面図で
ある。
【図15】図14に示す給送ユニットの縦断面図であ
る。
【図16】給送ユニットの他の実施例を示す横断面図で
ある。
【図17】図16に示す給送ユニットの縦断面図であ
る。
【図18】(A)はパーフォレーションを一定ピッチに
形成した写真フイルムを示し、また、(B)はパーフォ
レーションを1コマごとに形成した写真フイルムを示す
説明図である。
【符号の説明】
20 穿孔装置 21 ダイセット駆動ユニット 22 給送ユニット 29 ラム 30 パイロットピン機構 31 穿孔用モータ 32 カム式インデックス機構 33 パンチ 34 ダイス 40 給送用モータ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の写真フイルムを長さが可変な穿孔
    区間と長さが一定な非穿孔区間とに交互に区画し、この
    穿孔区間内にのみ規則性を有する複数のパーフォレーシ
    ョンを形成するための穿孔装置において、 帯状の写真フイルムの送り方向に沿って配列した複数の
    パンチとダイとからなる1個のダイセットを駆動して、
    帯状の写真フイルム上で長さAにわたって複数のパーフ
    ォレーションを形成するダイセット駆動機構と、 帯状の写真フイルムを間欠給送するフイルム給送機構
    と、 指定された穿孔区間の長さをN×A(Nは任意の整数)
    とし、非穿孔区間の長さをBーAとしたときに、長さA
    の間欠給送をNー1回行った後に、長さBの間欠給送を
    1回行い、また各間欠給送後に穿孔が行われるように、
    フイルム給送機構とダイセット駆動機構とを制御する制
    御手段とを設けたことを特徴とする穿孔装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、穿孔周期を一定にする
    ために、長さBに対するフイルム給送速度を高速にし
    て、長さA及びBの間欠給送のいずれもフイルム給送時
    間が同一となるようにフイルム給送機構を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の穿孔装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、長さA及びBの間欠給
    送のいずれもフイルム給送速度が同一となるようにフイ
    ルム送り機構を制御することを特徴とする請求項1記載
    の穿孔装置。
  4. 【請求項4】 前回の穿孔で形成された複数のパーフォ
    レーションの最後のものと、今回形成されるべき複数の
    パーフォレーションの最初のものとの間隔を、同時に形
    成される各パーフォレーションの間隔と同じに保つため
    に、帯状の写真フイルムの送り方向での下流側に配置さ
    れた少なくとも1個のパイロットピン及びダイと、この
    パイロットピンをダイに挿入するための駆動部とを設
    け、このパイロットピンは長さBの間欠給送後の穿孔で
    はダイに挿入されないようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の穿孔装置。
  5. 【請求項5】 帯状の写真フイルムを長さが可変な穿孔
    区間と長さが一定な非穿孔区間とに交互に区画し、この
    穿孔区間内にのみ規則性を有する複数のパーフォレーシ
    ョンを形成するための穿孔方法において、 (a)前記帯状の写真フイルムの送り方向に沿って配列
    した複数のパンチ及びダイを備え、写真フイルム上で長
    さAにわたって複数のパーフォレーションを形成する
    個のダイセットを配置すること、 (b)前記穿孔区間の長さを指定すること、 (c)指定された穿孔区間の長さをN×A(Nは任意の
    整数)とし、非穿孔区間の長さをB−Aとしたときに、
    長さAの間欠給送をN−1回連続して行い、そして、長
    さBの間欠給送を1回行うこと、 (d)前記各間欠給送後にダイセットを駆動して、N回
    間欠給送とN回のダイセット駆動とによって、穿孔区
    間内に複数のパーフォレーションを形成することを特徴
    とする穿孔方法。
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