JP3358036B2 - 写真フィルム穿孔装置 - Google Patents

写真フィルム穿孔装置

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JP3358036B2
JP3358036B2 JP03015194A JP3015194A JP3358036B2 JP 3358036 B2 JP3358036 B2 JP 3358036B2 JP 03015194 A JP03015194 A JP 03015194A JP 3015194 A JP3015194 A JP 3015194A JP 3358036 B2 JP3358036 B2 JP 3358036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周期的なパーフォレーシ
ョンが例えばフィルム前端部又は後端部に部分的にない
ロールフィルム用写真フィルムを簡単正確容易に穿孔す
るための写真フィルム穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の写真フィルム、例えば135タイプ
のフィルムのパーフォレーション穿孔においてはパーフ
ォレーションピッチは4.75mmでフィルム全長にわたって
等ピッチとなっており、例えば特開昭61-270099号公報
に開示される穿孔機によって加工されている。その概要
は、図14の正面図に示すようにフィルムaを位置決めし
ながら間欠送りするスプロケット130を駆動する搬送機
構が設けられ、更にパイロット123及びパンチ122が一体
にセットして取付けられたラム120が打抜本体121内の案
内面を上下動するように設けられ、また、該本体121の
下部には、パイロット受け孔124bとダイ124aとからな
るフィルムダイ124が固定して設けられ、そのフィルム
ダイ124上を輸動されるフィルムaが位置決め停止され
たとき、ラム120が下降し、先ず、フィルムの先行孔に
パイロット123が入りより正確なフィルムの位置決めが
なされ、それに引きつづきラム120のさらなる降下によ
りパンチ122がダイ124aに入りフィルムの穿孔がなさ
れ、打抜カスは前記本体121の下部を通って屑集積部に
集められ、ラム120は再び上昇しスプロケット130による
フィルムの送りがなされ、一定ピッチ(図ではパンチの
数8本であるので8ピッチ)の送りがなされた後フィル
ムが停止し、再び、パイロット123及びパンチ122加工に
より正確な位置決め穿孔が繰返されて行くようにしてあ
る。
【0003】そしてこのようなラムの上下機構とフィル
ムの間欠送り機構は一定のタイミングと移動量によって
周期的に行われるため、1つの駆動源から簡単な駆動伝
達機構を介して行えば良かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年いろいろ
の新しいフォーマットのパーフォレーション配列をもつ
写真フィルムが提案されている。例えば、米国特許4,88
3,236号公報、特開平5-216115号公報、特開平4-60530号
のように、パーフォレーションピッチが部分的に非周期
的な部分をもつフィルムにおいては、前述したような従
来の穿孔装置は適用できない。
【0005】そこで考えられる方法としてロールフィル
ム用写真フィルム1本分パーフォレーションの数のパン
チ及びダイを持つユニットにより一度に打抜く方法や、
あるいは、特公昭63-39036号のようなロータリー式穿孔
装置においてフィルム1本分の数のパンチ及びダイを設
け、順次打抜く方法もある。
【0006】しかし、何れも装置が大型化したり、パン
チ及びダイの数が多いため設備費が増大し、また、サイ
ズチェンジの際、サイズに合わせてユニットを交換する
必要があり手間が掛かると言う問題点があった。
【0007】本発明はこのような部分的に非周期的なパ
ーフォレーションをもつフィルムを穿孔するにも前述の
ような大型で複雑なものでなく小型で比較的安価でしか
もサイズチェンジが容易な写真フィルム穿孔装置を提供
することを課題目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
a又はbによって達成される。
【0009】(a) 部分的に非周期的なパーフォレー
ション配置を持つ写真フィルムの、パーフォレーション
を穿孔する写真フィルム穿孔装置において、該写真フィ
ルムを間欠搬送し、且つ前記写真フィルムのパーフォレ
ーションの非周期的部分と周期的部分とで異なる搬送量
を搬送する搬送手段と、前記フィルムを穿孔するパンチ
と、前記フィルムを位置決めするパイロットピンとを有
し、前記搬送手段と前記パンチと前記パイロットピンは
独立して駆動手段を備え、該駆動手段は制御手段により
それぞれ独立して制御されることを特徴とする写真フィ
ルム穿孔装置。
【0010】(b) 前記パンチは複数の独立ユニット
にわかれ、その上下動作が各々独立して駆動制御される
ようにしたことを特徴とする(a)項に記載の写真フィ
ルム穿孔装置。
【0011】
【実施例】本発明の対象とするロールフィルム用写真フ
ィルムのパーフォレーション配置形状の1例を図1の平
面図に示す。
【0012】長尺の穿孔済みフィルム100は、その後端
部141にスプールの巻き軸のスリットに設けられた係止
爪へかける係止孔143を有するテール部142が設けられ、
カメラの巻き軸に巻き付かせる前端部144と前記後端部1
41との間には、撮影画面領域146が等間隔に配置され各
画面領域146に対応してパーフォレーション151がフィル
ムの片側又は両側(図1では片側のみの場合を示す)に
1箇ずつ等間隔に配置されている。尚、相隣る画面領域
146の間にはスペース部分が設けられているが、このス
ペース部分の中心線を両画面領域146の境界線149と呼び
相隣る境界線間隔Pはパーフォレーションピッチに等し
く一定にしてある。
【0013】そして後端部141及び前端部144はパトロー
ネのスプールへの係止スペースやカメラの巻き軸への巻
き付け係止スペースをとるため、画像領域から外し周期
的なパーフォレーションも設けていない。そして先頭又
は最終画面と前端部144又は後端部141との境界線149も
前記Pが一定になるようにして決められ、該先頭及び最
終両画面領域の大きさが途中の任意の画面領域の大きさ
と同じになるように決められると共に両境界線間長さA
が前後端部形成長さとなるようにしてある。そして各撮
影枚数の仕様に応じて1定尺長さLが設定されている。
そして、前工程でパーフォレーションが加工された長尺
フィルム100からそのようなフォーマットのロールフィ
ルム用写真フィルムを作り出すため、前記1定尺長さL
を送る毎に前端及び後端の形状を形成させるため図1の
斜線で示す領域145を切り落とし、巻取ってスクロール
を形成している。
【0014】1定尺長Lには切断代として切り落とされ
る部分も一部入っている。つまり、長尺のフィルム100
は送り出され1定尺量L毎にカッタを作動させて切断さ
れ、所定フォーマットで所定長さのフィルム140が作ら
れる。
【0015】また、図1に示したものは各画面領域に対
して定位置にパーフォレーションを1箇ずつ設けたが、
それに限定されることはなく各画面領域に対して両脇に
2つずつペアに151,152のパーフォレーションを配した
のが図3に示すものであり、更に、最終画面146の端部
のパーフォレーション152の隣に151のパーフォレーショ
ンを配し、最初の画面の最端部のパーフォレーション15
1の隣にパーフォレーション152を配したのが図2に示す
ものである。
【0016】以上は近年提案されている種々の新しいロ
ールフィルムのフォーマットに近いものの一例であり、
このような非周期的なピッチを部分的に有するフィルム
のパーフォレーションを、所定幅(例えば35mm幅)にス
リッティングされた長尺のフィルム100に簡単確実に効
率良く加工するのが本発明の穿孔装置である。
【0017】以下、このような本発明の写真フィルム穿
孔装置の実施例を図を用いて作用と共に説明する。
【0018】第1の実施例を図4の正面図及び図5の制
御系統図に示す。
【0019】穿孔装置本体1の下部には下型ダイセット
10がパーフォレーションのパンチの受け孔及びパイロッ
トの受け孔を設けたダイ11をセットされて固定され、抜
き屑は図示していないが下方に落下集積するようにして
ある。
【0020】また、前記本体1の上方にはラム22が駆動
装置28(例えばモータM3)によって本体1のガイドフ
レーム21に沿って上下動可能に設けられ、該ラム22に
は、上型ダイセット23が固設されパーフォレーション打
抜用のパンチ24が取付けられ、第1のプレスが構成され
ている。
【0021】一方それに隣接してフィルム進行方向下流
側には第2のプレスが設けられ、前記本体1のガイドフ
レーム41に沿って、ラム42が別の駆動装置48(例えばモ
ータM2)によって上下動可能に設けられ、該ラム42に
はパイロット44が直接固着され、該パイロット44は、前
記上型ダイセット23に設けられているスラスト方向ガイ
ド部材であるスライド軸受25にガイドされながら第1の
プレスのパンチ24の上下動のタイミングとは別に独立の
タイミングで駆動されるようにしてある。
【0022】そしてパンチ24はフィルム100を介して下
型ダイセット10のダイ11と上下の噛合せが繰返され、パ
イロット44はフィルム100のパーフォレーション及びダ
イ11のパイロット受け孔への嵌入と離脱が繰返されるよ
うになっている。
【0023】そしてダイ11の面には写真フィルム100が
駆動装置58(例えばモータM1)で独立のタイミングで
駆動されるフィードローラ52により間欠送りされるよう
にしてある。
【0024】これにより所定幅にスリッティングされた
写真フィルム100の元巻ロールから繰出された該フィル
ム100は必要な長さを送られて必要時にパイロット44で
位置決めされ、パンチ24とダイ11によって必要な数のパ
ーフォレーションが等ピッチで打抜かれると共に部分的
に設定された不等ピッチ部分をへだてて、再び等ピッチ
のパーフォレーションを打抜くことを繰返し、パーフォ
レーションの数や不等ピッチ長さに対応できる穿孔動作
がかなりの自由性をもって正確に遂行できるようになっ
ている。
【0025】例えば図1に示したように各画像領域146
に1つづつパーフォレーション151を配設したフォーマ
ットのフィルムを穿孔するに当たっては、その先頭画面
に対してはパイロットを作動させると、基準として利用
するパーフォレーションが無いのでパイロットによるか
なりの力がフィルムを変形されて痛めることになるので
先頭画面に対するパーフォレーション加工にはパイロッ
ト44の作動を休止させ以降の画面に対応するパーフォレ
ーションのみにパイロット44を作動させるようにするこ
とを繰返して行えるようにしてある。
【0026】また、フィルムの送り駆動はスプロケット
を使わずサクションローラ52等既知のスリップのない種
々の送り手段が適用可能である。
【0027】そして、該ローラ52によって図1に示すパ
ーフォレーション配列のフィルムについては非周期部分
Aを別送りし、周期的な部分はピッチPで2×Pずつ送
りながら穿孔して行くようにしてある。
【0028】図2及び図3に示すフォーマットについて
もパンチの配置を変更し、小ピッチ間隔のパンチを設け
ることにより穿孔を行うことが可能となる。
【0029】また、別の方法として図2に示すフォーマ
ットのフィルムについては非周期的部分Aを送った後第
1回の穿孔を行い次にBを送って第2回の穿孔を行い更
に2×P−Bを送って第3回の次にBを送って第4回の
穿孔をといった順序で穿孔を行ない、次の非周期部分A
が来るまでこのサイクルを繰り返させて行く方法をとっ
ても良い。
【0030】また、図3に示すようなパーフォレーショ
ン配列のフィルムに対しては非周期部分Aを送った後第
1回の穿孔を行い、更にP−Bを送って第2回目、更に
P+Bを送って第3回目を打抜きながら次の非周期部A
が来るまでこのサイクルを繰返して穿孔して行く方法を
とっても良い。
【0031】さて、図4の正面図の実施例における装置
は図5の制御系統図に示すように制御装置71を中心とし
た回路によって駆動されるので少ないパンチ数とパイロ
ットをもったコンパクトな穿孔装置で種々のパーフォレ
ーション配列のフォーマットのフィルムをかなり大きな
自由性をもって加工することが可能になる。
【0032】次に第2の実施例を図6の正面図及び図7
の制御系統図を用いて説明する。
【0033】第1の実施例においては、パイロット44の
駆動をパンチ24の駆動とは別のタイミングで上下動させ
ていたが、本実施例においては、パイロット44の上下動
の駆動はパンチ24を取付けている上型ダイセット23と共
に一体的に行う。但し、パイロットに位置決め作用を行
わせないときは、上型ダイセット23に設けたパイロット
ホルダー45のアクチュエータ46を上方の位置に上昇させ
るように作動させることによりパイロット44を押し下げ
ようとするスプリング47を圧縮させて上型ダイセット23
に設けたスライド軸受25に沿って上下動可能にされてい
るパイロット44を上方へ移動させて、フィルムとは完全
に接触しない状態にしてフィルムに傷が生じない状態に
してある。一方、必要時にはアクチュエータ46をパイロ
ットホルダー45に沿って下方に移動させてスプリング47
を圧縮させその押圧力を高め、先行パーフォレーション
孔へのパイロット44の押し込みが充分可能な状態にして
フィルムの位置決めが支障なくできるようにしたもので
ある。
【0034】そして、その制御系統の概要は図7の制御
系統図に示すような制御装置72を中心としたネットワー
クによって行われる。
【0035】次に、第3の実施例を図8の正面図、図9
の制御系統図を用いて説明する。
【0036】図1,図2,図3に示したように各種フォ
ーマットのフィルムの非周期部分はロールフィルム用写
真フィルムの長さAの前後端形成部を構成しておりその
中に切断代145も含まれている。工程の都合により、こ
の部分の特殊な位置に任意に設定した形の目安孔又は基
準孔の穿孔をした方が後工程の定尺切断工程や巻取工程
に都合が良い場合がある。
【0037】このような孔の穿孔も可能にしたのが図8
に示す本実施例で、穿孔装置本体1に従パンチ34を別駆
動体系で設けたものである。
【0038】この従パンチ34はラム32に固着された上型
ダイセット33にセットされており、該ラム32はガイドフ
レーム31に案内されて上下動できるようにしてあり、そ
れは独立の駆動装置38によって行われる。
【0039】ただ、従パンチ34は特殊な形状である場合
もあり、また、通常のパーフォレーションのようにフレ
ームのエッジに近い所だけとは限らず幅方向任意の位置
にすることも考えられるので、上型ダイセット33もパン
チ24やパイロット44の上型ダイセット23とは独立にして
おき、この従パンチ34の上型ダイセット及び下型ダイセ
ット上のダイ11は独立して任意に設定位置に移動セット
することが可能にしてある。
【0040】この制御の概要は図9に示す制御系統図の
制御装置73を中心とした回路に基づいて行われる。
【0041】次に第4の実施例を図10の正面図、図11の
制御系統図を用いて説明する。
【0042】これは、パンチ24を3連にし、3ピッチ=
3×Pずつ一度に送りながら行い、パイロット44は、実
施例2に示した構成と同様のアクチュエータ作動方式に
し、更に前記従パンチ34を1つだけでなく2つ用意した
ものであり、34A,34Bで表される従パンチはそれぞれ
独立のラム32A,32Bに固設された上型ダイセット33
A,33Bに取り付け、該ラム32A,32Bがそれぞれガイ
ドフレーム31A,31Bに案内されてそれぞれ独立の駆動
装置38C,38D(例えばモータM3,M4)で駆動され
るようにしたものである。
【0043】これは3×Pを同時送りをするので装置が
やや大型にはなるが生産スピードはかなり上昇する。
【0044】また、異なる画面領域数をもつロールフィ
ルムのサイズ対応が可能となる。
【0045】例えば、3の倍数をパーフォレーション対
数(図1,図3のフォーマット例では画面領域数=パー
フォレーション対数であり、図2のフォーマット例では
パーフォレーション対数=画像数+1となっている。)
にもつフィルムに対しては主パンチ24のみで穿孔を行
う。3の倍数+1のパーフォレーション対数をもつフィ
ルムに対しては、主パンチ24による一連の穿孔の後の最
終穿孔部で主パンチ24と従パンチ24Aを同時に動かして
穿孔を行う。同様に3の倍数+2のパーフォレーション
対数をもつフィルムに対しては最終穿孔部で主パンチ24
と従パンチ34A,34Bを同時に動かして穿孔を行う。
【0046】この様にしてフィルム画面領域数に対して
制御装置73を中心とした回路を切替えることによりあら
ゆる画像数をもつロールフィルムのサイズチェンジへの
対応が可能である。このサイズチェンジ対応については
図8及び図12に示す実施例の主パンチと従パンチの場合
についても、同様の操作で可能である。
【0047】さらに従パンチの数は1個又は2個とは限
らず、いくらでも増やすことによりロールフィルムに関
する穿孔・打抜加工を行うことも可能である。
【0048】また、第5の実施例では、パンチ,パイロ
ット及び従パンチの各駆動をそれぞれ独立モータを使用
することなく、一つの駆動装置28(モータM2)からワ
ンポイントクラッチ48A,28A,38Aを介して連結さ
せ、各ワンポイントクラッチへのON,OFF指令を制
御装置75を中心とした回路によって行うようにしたもの
である。これにより機構がより小型化され、取り扱いが
簡単容易になる。
【0049】なお、本発明における図4〜図13の実施例
において、図14に示す従来技術での穿孔スピードと同等
以上の穿孔を行うためには各部の駆動の高速制御が重要
であることが判ったのでそれを示す。
【0050】フィルム送りロール駆動はサーボモータ制
御とした。また、主パンチ駆動はサーボモータ制御と
し、これはインダクションモータとすることも可能であ
るがこの場合にはアブソリュートロータリーエンコーダ
により他駆動部制御との同期をとる様にする。更に、パ
イロットピン駆動はサーボモータ又はダンフォース社製
高速リニアアクチュエータによる制御によって行なっ
た。そして、従パンチ駆動はサーボモータ制御によって
行った。
【0051】また、本発明においてパンチ部(場合によ
ってはこれを主パンチ部及び従パンチ部に分離独立させ
る)とパイロットピンの駆動を独立させたことによりフ
ィルムの品質向上が可能となった。
【0052】図14に示す従来の穿孔方式ではパンチ24と
パイロット44が同一ユニットに取付けられているため上
型ダイセットは、少なくともパイロット24がフィルムか
ら抜けるまでは、上昇させなくてはならないためパンチ
24の上下ストロークを10mm程度と比較的大きくとる必要
があった。この上型ダイセット及びパンチ24は比較的重
量物であることから、高速穿孔においては振動を減少さ
せることがむずかしく、パンチ24の早期劣化によるパー
フォレーション切悪(寸法精度劣化)及び、パンチの移
動速度が速いことで、本来下型ダイセットの下部へ抜き
落とされるべき穿孔カスを吸い上げ、カス上がりを生じ
ることによりフィルム画像面へのスリ傷発生などの品質
劣化の不安があった。ところが、重量が重く振動発生源
となる上型ダイセットのパンチ部を比較的長い上下スト
ロークを要するパイロット部と分離駆動を行うことによ
り上型ダイセットのパンチ部を打抜きに必要な最少上下
ストローク(例えば2mm程度)に押さえることで振動低
減を行うことが可能となり、パンチ・ダイのクリアラン
ス等の長期間にわたっての使用における精度維持が可能
となりパーフォレーションの切味維持(寸法精度維持)
が可能となった。
【0053】さらにパンチ部の上下ストロークの低減に
より同一の機械スピードに対してパンチの移動速度はき
わめて小さく押さえることができ穿孔カスの密着又は吸
い上げによるカス上り及びそれによるフィルム画像面へ
のスリギス発生を防止することが可能となった。
【0054】
【発明の効果】本発明により穿孔部を小型にすることが
可能であるため、装置全体の大きさも小さく抑えられ、
設置スペースが小さくなり場所の有効活用が可能にな
る。またパンチ及びダイの個数も減少可能であり、設備
費用が削減される。そして、種々のロールフィルムのサ
イズ(24枚,36枚撮等の区別)チェンジへの対応が殆ど
作動回数の設定だけで全く簡単に手間がかからず容易に
でき、生産性が大きく向上する。
【0055】また、パンチの上下動を必要最少限にする
ことが可能となり、高速穿孔にもかかわらず振動を押さ
えることができるようになるため高精度の穿孔寸法維
持、切味向上が期待できる。それに伴って、パンチの移
動速度を最少限にすることが可能となるために、従来の
高速穿孔において不安のあった穿孔カス上りによるフィ
ルムの傷つきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が用いるフィルムのフォーマットの一例
を示す平面図。
【図2】本発明の用いるフィルムフォーマットの他の一
例を示す平面図。
【図3】本発明が用いるフィルムフォーマットの別の一
例を示す平面図。
【図4】本発明の実施例の正面図。
【図5】図4の装置の制御系統図。
【図6】本発明の他の実施例の正面図。
【図7】図6の装置の制御系統図。
【図8】本発明の別の実施例の正面図。
【図9】図8の装置の制御系統図。
【図10】従パンチを付加した本発明の実施例の正面
図。
【図11】図10の装置の制御系統図。
【図12】クラッチを連結させた本発明の装置の正面
図。
【図13】図12の装置の制御系統図。
【図14】従来のフィルム穿孔装置を示す正面図。
【符号の説明】
1 穿孔装置本体 10 下型ダイセット 11 ダイ 21,21A,21B,31,31A,31B,41 ガイドフレーム 22,22A,22B,32,42 ラム 23,23A,23B,33 上型ダイセット 24 パンチ 25 スライド軸受 28,38,38C,38D,48 駆動装置 28A,38A,48A ワンポイントクラッチ 34,34A,34B 従パンチ 44 パイロット 45 パイロットホルダー 46 アクチュエータ 47 スプリング 52 フィードローラ 58 駆動モータ 71,72,73,74,75 制御装置 100 フィルム 140 定尺されたフィルム 141 後端部 144 前端部 146 画面領域 151,152 パーフォレーション

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部分的に非周期的なパーフォレーション
    配置を持つ写真フィルムの、パーフォレーションを穿孔
    する写真フィルム穿孔装置において、該写真フィルムを
    間欠搬送し、且つ前記写真フィルムのパーフォレーショ
    ンの非周期的部分と周期的部分とで異なる搬送量を搬送
    する搬送手段と、前記フィルムを穿孔するパンチと、前
    記フィルムを位置決めするパイロットピンとを有し、前
    記搬送手段と前記パンチと前記パイロットピンは独立し
    て駆動手段を備え、該駆動手段は制御手段によりそれぞ
    れ独立して制御されることを特徴とする写真フィルム穿
    孔装置。
  2. 【請求項2】 前記パンチは複数の独立ユニットにわか
    れ、その上下動作が各々独立して駆動制御されるように
    したことを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム穿
    孔装置。
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