JP2001150067A - 帯状製品用の金型 - Google Patents

帯状製品用の金型

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JP2001150067A
JP2001150067A JP33484499A JP33484499A JP2001150067A JP 2001150067 A JP2001150067 A JP 2001150067A JP 33484499 A JP33484499 A JP 33484499A JP 33484499 A JP33484499 A JP 33484499A JP 2001150067 A JP2001150067 A JP 2001150067A
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JP33484499A
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Takeshi Hase
健史 長谷
Tadaharu Kataoka
忠晴 片岡
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Ueno Seiki Co Ltd
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Ueno Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 帯状製品の加工の際の位置決め用孔の中に位
置決めピンを挿入することで、帯状製品の個々の加工セ
ンターを正規位置に位置決めする金型。 【解決手段】 パイロットピン可動式金型100には、
帯状製品10の移動可能な、パイロットピン12が取り
付けられたパイロットホルダ8が設けられ、パイロット
ホルダはエンコンダを備えたサーボモータ16と、サー
ボモータに連結されたボールネジとによって駆動制御さ
れる。金型の中に入った帯状製品は、製品に隣接したス
プロケット孔の中にパイロットピンが侵入することがで
きるように予めパイロットピンの位置がサーボモータで
制御される。これにより、長手方向に3つの同じ製品の
位置決めが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状製品、例えば
TABフィルムに搭載した複数の半導体チップを、各製
品毎に加工を施すための金型に関し、特に、帯状製品の
加工の際の位置決め用孔の中に位置決めピンを挿入する
ことによって、帯状製品の個々の加工センターを正規位
置に位置決めするようにした金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平5−123790号公報に見られ
るように、半導体チップ等の製造に、帯状フィルムを使
用し、この帯状フィルムにチップを実装して順次機械加
工することが行われている。例えば、TABフィルムの
場合、所定のピッチで設けられたスプロケット孔を利用
してフィルムの送り込み、つまりTABフィルムの移動
が行われ、例えば金型などを設置した加工ステーション
では、金型の加工センターと、フィルムに搭載された各
半導体チップの加工センターとが整合するように位置決
めされ、この位置決めが正常に行われたことを確認した
後に、例えば半導体チップの打ち抜きが行われる。そし
て、加工ステーションで行われている、製品の位置決め
は、一般に、加工ステーションに設けられたパイロット
ピンを、帯状製品のスプロケット孔に挿入させることに
より行われ、その確認は、センサーを用いて行われてい
る。
【0003】しかし、従来の加工センターの位置決め
は、帯状フィルムに搭載された各製品の加工センター
が、これに最も近いスプロケット孔と整合している(最
も典型的には、両者が同一ライン上に位置している)こ
とを前提として行われるものであり、例えば、帯状フィ
ルムに搭載する製品のピッチを狭めた場合には、この前
提が崩壊することになる。
【0004】近時のコスト競争は、帯状フィルムにでき
るだけ多くの製品を搭載することを強要しており、この
ニーズに応じるには、帯状フィルムのスプロケット孔と
の関係が或る程度破壊されたとしても製品の実装ピッチ
を狭める必要があり、この場合には、製品の加工センタ
ーとスプロケット孔との間にズレがあったとしても、こ
れを適切に対応して正確に加工することのできる装置が
必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、比較的簡単
な構成で、上記のニーズに対応することのできる帯状製
品用の金型を提供することをその課題とする。また、本
発明は、帯状フィルムに搭載した製品の加工センター
と、製品の位置決め用孔との間にズレがあったとして
も、これに対応して加工ステーションの加工具を移動さ
せることなく適切に加工することのできる帯状製品用の
金型を提供することを別の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明によれば、多数の製品を一列に搭載した帯状製品の
個々の製品に加工を施すための金型であって、前記帯状
製品に設けられた位置決め用の孔の中に侵入可能に配置
された位置決め用ピンと、該位置決め用ピンを前記帯状
製品の移動方向に移動させるための駆動手段とを有し、
前記帯状製品の位置決め用孔と該帯状製品の加工センタ
ーとの間にズレがあるときに、このズレに見合った量だ
け前記位置決め用ピンを移動可能にしたことを特徴とす
る帯状製品用の金型を提供することによって達成され
る。本発明の特徴及び目的や他の利点は、以下の本発明
の好ましい実施例の説明から明らかになろう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を好
ましい実施例に基づいて詳述する。図1は、パイロット
ピン可動式金型の概略正面図であり、図2は、図1の金
型に設置したパイロットホルダとその駆動機構を抽出し
て示す図である。図3は、図1のパイロットピン可動式
金型に関連して設置された選択式チェックピン装置を示
す縦断面図である。
【0008】図1を参照すると、パイロットピン可動式
金型100は機枠2を有し、この機枠2の上方水平枠4
には、互いに間隔を隔てて一対のガイドつまりリニアガ
イド6が設置され、このガイド6にはパイロットホルダ
8が取付けられて、パイロットホルダ8は、例えば、半
導体チップを一定間隔で搭載したTAB、エポキシリー
ドフレーム、通常のリードフレームからなる、金型10
0によって加工すべき帯状製品10の移動方向A(図2
参照)に可動である。パイロットホルダ8には、横方向
つまり帯状製品10の幅方向に離間した一対の製品加工
位置確認用ピン、つまりパイロットピン12が下方に向
けて突設されている。
【0009】パイロットホルダ8は、その幅方向の一端
が機枠2から外部に突出して位置しており、パイロット
ホルダ8の一端面には係合ピン14が上方に向けて突設
されている。金型100外には、図2に示すように、図
外のエンコーダ(多位置数値制御)を備えたサーボモー
タ16と、このサーボモータ16に連結されたボールネ
ジ18とが設けられ、このボールネジ18は、帯状製品
10の移動方向Aと平行に配置され、ボールネジ18の
先端に設けられた外方に向けて開放した切欠き20の中
に、上述したパイロットホルダ8の係合ピン14が収容
されている。この外方に開放した切欠き20および係合
ピン14の組み合わせによって、パイロットピン移動機
構の駆動要素を金型100外へ容易に設けることができ
るとともに、金型100の脱着性を良好にしている。な
お、パイロットピン移動機構の駆動要素は機枠2外部に
設けることも可能である。
【0010】このような多位置数値制御によるパイロッ
トピン移動機構によって、パイロットホルダ8つまりパ
イロットピンを任意の位置に移動させることができる
が、例えはパイロットホルダ8を2つの位置で位置決め
すれば足りる場合には、エアーシリンダで代用してもよ
い。
【0011】帯状製品10は、金型100の中を、その
幅方向に離間して設置されたガイドレール22に案内さ
れて移動する。パイロットピン可動式金型100は、帯
状製品10を挟んで、上方にダイ24が定置され、下方
にパンチ26が配設されており、パンチ26は図1の矢
印方向Bつまり上下方向に移動可能である。金型100
は、パンチ26がダイ24に向けて上方に移動して帯状
製品10を打ち抜き、図外のバキュームチャックで受け
取って外部に搬送するようになっている。
【0012】図3を参照すると、選択式チェックピン装
置200は、上述したパイロットピン可動式金型100
の上に設置されている。選択式チェックピン装置200
には、帯状製品10の移動方向Aに沿って離間された第
1〜第3の3つチェックピン30、32、34が設けら
れ、これらチェックピン30、32、34は、各々、リ
ターンスプリング36、38、40によって上方に向け
て付勢されている。第1〜第3のチェックピン30、3
2、34に関連して、それぞれ、第1〜第3のエアーシ
リンダ42、44、46が配設されており、これら第1
〜第3のエアーシリンダ42、44、46によって、第
1〜第3のチェックピン30、32、34は個々独立し
て下方に向けて駆動される。
【0013】選択式チェックピン装置200は、また、
第1〜第3のチェックピン30、32、34に関連し
て、各チェックピンの動作確認つまり各チェックピンが
正常に作動したか否かを検出するための3組のセンサー
対(透過型光電スイッチの対)48が配設され、これら
センサー対48は、帯状製品10の移動方向Aに沿って
互いに離間して配置されている。隣接するセンサー対4
8の組の間の間隔つまりピッチは、各チェックピンの動
作確認の検出が確実にできることを考慮に入れて設定さ
れる。上記ではセンサーとして一対の透過型光電スイッ
チを用いたが、その他、ファイバーセンサー等の公知の
各種フォトセンサーを用いてもよい。
【0014】次に、上述したパイロットピン可動式金型
100及び選択式チェックピン装置200の動作を図4
に従い説明する。帯状製品10は、その長手方向に3つ
の同じ製品P1〜P3が順に配列されており、各製品P
1、P2、P3の加工センターC1、C2、C3は、帯
状製品10の両側縁に沿って等間隔に設けられたスプロ
ケット孔54(各加工センターに最も近いスプロケット
孔)と、その相対位置が夫々異なっている。このような
帯状製品10は、図4の枠フレームFの中に収容した状
態で金型100の中に送り込まれる。枠フレームFは、
例えば、真ん中の製品P2の加工センターC2に整合し
た位置にチェックピン孔52が等間隔に設けられてい
る。
【0015】金型100の中に入った帯状製品10は、
運び込まれる製品P1〜P3に隣接したスプロケット孔
54の中にパイロットピン12が侵入することができる
ように予めパイロットピン12の位置がサーボモータ1
6によって制御されており、このパイロットピン12に
よって、帯状製品10の位置決めが行われ、次いで、パ
ンチ26がダイ24に向けて上方に移動して各製品P1
〜P3の打ち抜きが行われる。
【0016】第1の製品P1の打ち抜きの際には、この
第1の製品P1の加工センターC1が間違いなく金型1
00の加工センターと一致していることを保障するため
に、第3のチェックピン34が下降動作する。この第3
のチェックピン34が正しくチェックピン孔52の中に
入ることによって、第1の製品P1の加工センターC1
が金型100の加工センターに存在していることが確認
される。第3のチェックピン34が正常にチェックピン
孔52の中に入り込んだか否か、換言すれば、製品P1
の加工センターC1がパンチ26の加工センターに正し
く存在していることの最終的な確認は、センサー48に
よって行われる。
【0017】これと同様に、第2の製品P2の打ち抜き
の際には、第2のチェックピン32がチェックピン孔5
2の中に入り込む動作によって、第2の製品P2加工セ
ンターC2が金型100の加工センターに存在している
ことが確認され、その最終確認は、センサー48によっ
て行われる。同様に、第3の製品P3の打ち抜きの際に
は、第1のチェックピン30がチェックピン孔52の中
に入り込む動作によって、第3の製品P3の加工センタ
ーC3が金型100の加工センターに存在していること
が確認され、その最終確認は、センサー48によって行
われる。
【0018】第1〜第3の製品P1〜P3の各加工セン
ターC1〜C3とスプロケット孔54との相対的な相違
は、パイロットピン12を適当に移動させることによっ
て補償され、これによって、各製品P1〜P3がパンチ
26によって打ち抜かれる際に、その加工センターC1
〜C3がパンチ26の加工センターと整合する位置でパ
イロットピン12が正規にスプロケット孔54の中に入
り込むように、パイロットピン12の位置が調整され
る。
【0019】すなわち、エンコーダを備えたサーボモー
タ16と、このサーボモータ16に連結されたボールネ
ジ18は、パイロットピン12を帯状製品10の移動方
向Aに動かして、パイロットピン12の配置位置を調整
するための手段を構成するものであり、これにより各製
品P1〜P3がパンチ26によって打ち抜かれる際に、
パイロットピン12がスプロケット孔54の中に正常に
入り込むことによって、各製品の加工センターC1〜C
3とパンチ26の加工センターとが一致していることを
確認することができる。
【0020】サーボモータ16の作動は、図外のコント
ローラによって自動的に行われる。例えば、サーボモー
タ16が8192r/パルスで駆動され、また、ボール
ネジ18のリードが1.5mmの場合に、その分解能
は、0.2ミクロン(1.5/8192=0.2)とな
り、パイロットピン12の微妙な調整が可能となる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成を採用したの
で、帯状フィルムにできるだけ多くの製品を搭載するニ
ーズに応えるとともに、帯状フィルムに搭載した製品の
加工センターと、製品の位置決め用孔との間にズレがあ
ったとしても、これに対応して加工ステーションの加工
具を移動させることなく適切に加工することを可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイロットピン可動式金型の概略正面図であ
る。
【図2】図1の金型に設置したパイロットホルダとその
駆動機構を抽出して示す図である。
【図3】図1のパイロットピン可動式金型に関連して設
置された選択式チェックピン装置を示す縦断面図であ
る。
【図4】3加工センター単位で規則性のあるチェックピ
ン孔を1個所設けた例を示す平面図である。
【符号の説明】
100 パイロットピン可動式金型 8 パイロットホルダ 10 帯状製品 12 パイロットピン 14 係合ピン 16 サーボモータ 18 ボールネジ 20 切欠き A 帯状製品の移動方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】すなわち、エンコーダを備えたサーボモー
タ16と、このサーボモータ16に連結されたボールネ
ジ18は、パイロットピン12を帯状製品10の移動方
向Aとその反対に動かして、パイロットピン12の配置
位置を調整するための手段を構成するものであり、これ
により各製品P1〜P3がパンチ26によって打ち抜か
れる際に、パイロットピン12がスプロケット孔54の
中に正常に入り込むことによって、各製品の加工センタ
ーC1〜C3とパンチ26の加工センターとが一致して
いることを確認することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】サーボモータ16の作動は、図外のコント
ローラによって自動的に行われる。例えば、サーボモー
タ16が8192パルス/rで駆動され、また、ボール
ネジ18のリードが1.5mmの場合に、その分解能
は、0.2ミクロン(1.5/8192=0.000
)となり、パイロットピン12の微妙な調整が可能と
なる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の製品を一列に搭載した帯状製品の
    個々の製品に加工を施すための金型であって、 前記帯状製品に設けられた位置決め用の孔の中に侵入可
    能に配置された位置決め用ピンと、 該位置決め用ピンを前記帯状製品の移動方向に移動させ
    るための駆動手段とを有し、 前記帯状製品の位置決め用孔と該帯状製品の加工センタ
    ーとの間にズレがあるときに、このズレに見合った量だ
    け前記位置決め用ピンを移動可能にしたことを特徴とす
    る帯状製品用の金型。
  2. 【請求項2】 前記位置決め用孔が、前記帯状製品を前
    記金型に送り込むためのスプロケット孔であり、かつ、
    前記位置決め用ピンが、パイロットピンであることを特
    徴とする請求項1に記載の金型。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段が、エンコーダ付きのサー
    ボモータと、該サーボモータに連結されたボールネジと
    からなることを特徴とする請求項2に記載の金型。
  4. 【請求項4】 前記金型の機枠に設けられ、前記帯状製
    品の移動方向に移動可能とされたホルダを有し、該ホル
    ダに前記パイロットピンが取り付けられていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の金型。
  5. 【請求項5】 前記ホルダの一端に設けられた係合ピン
    と、前記ボールネジの先端に設けられ且つ外方に向けて
    開放した切欠きとを有し、該切欠きの中に前記係合ピン
    が収容されていることを特徴とする請求項4に記載の金
    型。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021517A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 搬送装置、搬送方法及びプレス成形装置
JP2012015218A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Hitachi High-Technologies Corp Fpdモジュール組立装置
JP2021168579A (ja) * 2020-04-13 2021-10-21 東芝産業機器システム株式会社 順送加工装置及び順送加工方法
KR20220077291A (ko) * 2020-12-01 2022-06-09 주식회사 호원 금형장치

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