JP2534001Y2 - ローラ付スライダー装置 - Google Patents
ローラ付スライダー装置Info
- Publication number
- JP2534001Y2 JP2534001Y2 JP9262291U JP9262291U JP2534001Y2 JP 2534001 Y2 JP2534001 Y2 JP 2534001Y2 JP 9262291 U JP9262291 U JP 9262291U JP 9262291 U JP9262291 U JP 9262291U JP 2534001 Y2 JP2534001 Y2 JP 2534001Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- roller
- rail
- fitting
- drawer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライダー装置の改良
に係わり、更に詳しくは従来構造の引出しのレールにロ
ーラの側方突出量を抑制して取付けることが可能なロー
ラ付スライダー装置に関する。
に係わり、更に詳しくは従来構造の引出しのレールにロ
ーラの側方突出量を抑制して取付けることが可能なロー
ラ付スライダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、引出しの側板に突設したレールの
後端部にスライダーを外被状態で嵌着するスライダー装
置は公知である。例えば、実公昭51−24426号公
報にて開示される如く、断面略コ字形のレールの上下水
平板に嵌合孔を形成し、側面視略コ字形のスライダーを
外嵌するとともに、スライダーの上下嵌合片の内側に対
向突設した係合爪を前記嵌合孔に抜止め係合させるスラ
イダー装置が記載されている。尚、前記スライダーはキ
ャビネット等の内側板に固定した断面略コ字形のガイド
レールの凹溝内に位置して摺動案内されるのである。
後端部にスライダーを外被状態で嵌着するスライダー装
置は公知である。例えば、実公昭51−24426号公
報にて開示される如く、断面略コ字形のレールの上下水
平板に嵌合孔を形成し、側面視略コ字形のスライダーを
外嵌するとともに、スライダーの上下嵌合片の内側に対
向突設した係合爪を前記嵌合孔に抜止め係合させるスラ
イダー装置が記載されている。尚、前記スライダーはキ
ャビネット等の内側板に固定した断面略コ字形のガイド
レールの凹溝内に位置して摺動案内されるのである。
【0003】しかし、引出しを引き出した状態では、キ
ャビネット等の内側板の前端部に突設したレールの下方
水平板を載支するローラとスライダーとの間隔が狭くな
って該スライダーとガイドレールとの接触圧が大きくな
り、特に内容物の重量が大きい場合にはスムーズな摺動
案内を行えないといった問題があった。
ャビネット等の内側板の前端部に突設したレールの下方
水平板を載支するローラとスライダーとの間隔が狭くな
って該スライダーとガイドレールとの接触圧が大きくな
り、特に内容物の重量が大きい場合にはスムーズな摺動
案内を行えないといった問題があった。
【0004】そこで、図8に示すように、引出し100 の
側板101 に突設したレール102 の側面板103 にベアリン
グを内蔵したローラ104 を突設し、キャビネット105 等
の内側板106 に固定したガイドレール107 の凹溝108 内
にローラ104 を位置させてスムーズな案内を行えるよう
にすることも考慮されるが、レール102 の側面板103に
直接ローラ104 を突設する場合、該側面板103 からロー
ラ104 の転動輪109 の突出量Lが大きくなるため、引出
し100 とキャビネットの内側板106 との間隔を広くする
設計変更を余儀無くされ、引出しの収容スペースが減少
するとともに、コスト高となる。また、レール102 に
は、ローラの支軸110 を螺合するナット111 等を溶接
する加工が必要となる。
側板101 に突設したレール102 の側面板103 にベアリン
グを内蔵したローラ104 を突設し、キャビネット105 等
の内側板106 に固定したガイドレール107 の凹溝108 内
にローラ104 を位置させてスムーズな案内を行えるよう
にすることも考慮されるが、レール102 の側面板103に
直接ローラ104 を突設する場合、該側面板103 からロー
ラ104 の転動輪109 の突出量Lが大きくなるため、引出
し100 とキャビネットの内側板106 との間隔を広くする
設計変更を余儀無くされ、引出しの収容スペースが減少
するとともに、コスト高となる。また、レール102 に
は、ローラの支軸110 を螺合するナット111 等を溶接
する加工が必要となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、従来構造の引出しの
レールに容易に取付けることができるとともに、ローラ
の突出量を抑制して他の部分の設計変更を必要とせず、
スームズな案内を行えるローラ付スライダー装置を提供
する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、従来構造の引出しの
レールに容易に取付けることができるとともに、ローラ
の突出量を抑制して他の部分の設計変更を必要とせず、
スームズな案内を行えるローラ付スライダー装置を提供
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、引出しの側板に突設した断面略コ字形のレ
ールに着脱自在に外嵌し、キャビネット等に取付けた断
面略コ字形のガイドレールの凹溝内を摺動するスライダ
ー装置であって、スライダー本体の外側面の中央部に上
下面の一部を開放した凹所を形成するとともに、内側面
の中央部に該凹所に貫通した軸孔を有する支持筒を突設
し、該軸孔にベアリングを内蔵したローラの支軸を螺合
するとともに、その転動輪の一部を前記凹所内に位置さ
せ且つ上下端を本体の上下面から突出させて取付け、本
体の両側には側面視略コ字形の嵌合部を形成し、該嵌合
部の上下嵌合片の内側に係合爪をそれぞれ対向形成し、
前記レールの上下水平板には嵌合孔を形成するととも
に、側面板には上下の嵌合孔の中央部に連続する収容孔
を形成し、前記嵌合孔の縁片にスライダー本体両側上下
の係合爪を抜止め係合して取付けてなるローラ付スライ
ダー装置を構成した。
決のために、引出しの側板に突設した断面略コ字形のレ
ールに着脱自在に外嵌し、キャビネット等に取付けた断
面略コ字形のガイドレールの凹溝内を摺動するスライダ
ー装置であって、スライダー本体の外側面の中央部に上
下面の一部を開放した凹所を形成するとともに、内側面
の中央部に該凹所に貫通した軸孔を有する支持筒を突設
し、該軸孔にベアリングを内蔵したローラの支軸を螺合
するとともに、その転動輪の一部を前記凹所内に位置さ
せ且つ上下端を本体の上下面から突出させて取付け、本
体の両側には側面視略コ字形の嵌合部を形成し、該嵌合
部の上下嵌合片の内側に係合爪をそれぞれ対向形成し、
前記レールの上下水平板には嵌合孔を形成するととも
に、側面板には上下の嵌合孔の中央部に連続する収容孔
を形成し、前記嵌合孔の縁片にスライダー本体両側上下
の係合爪を抜止め係合して取付けてなるローラ付スライ
ダー装置を構成した。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本考案のローラ付スラ
イダー装置は、スライダー本体の外側面に形成した凹所
内にローラの転動輪の一部を収容して取付けるので、ロ
ーラの側方への突出量を抑制することができ、従来構造
のスライダーの外形寸法と一致させることが可能であ
り、またレールへの取付けは、本体両側の側面視略コ字
形の嵌合部をレールに外嵌するとともに、上下嵌合片に
突設した係合爪をレールの嵌合孔の縁片に抜止め係合さ
せることによって行うものである。尚、本体の中央部の
凹所を形成した取付部及びローラの支軸を螺合する支持
筒はレールの側面板に形成した収容孔内に収容するので
ある。
イダー装置は、スライダー本体の外側面に形成した凹所
内にローラの転動輪の一部を収容して取付けるので、ロ
ーラの側方への突出量を抑制することができ、従来構造
のスライダーの外形寸法と一致させることが可能であ
り、またレールへの取付けは、本体両側の側面視略コ字
形の嵌合部をレールに外嵌するとともに、上下嵌合片に
突設した係合爪をレールの嵌合孔の縁片に抜止め係合さ
せることによって行うものである。尚、本体の中央部の
凹所を形成した取付部及びローラの支軸を螺合する支持
筒はレールの側面板に形成した収容孔内に収容するので
ある。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。
考案の詳細を説明する。
【0009】図1及び図2は本考案の代表的実施例を示
し、図中Aは引出し、Bはキャビネット、1はスライダ
ー、2は引出しAに取付けるレール、3はキャビネット
Bに取付けるガイドレールをそれぞれ示している。
し、図中Aは引出し、Bはキャビネット、1はスライダ
ー、2は引出しAに取付けるレール、3はキャビネット
Bに取付けるガイドレールをそれぞれ示している。
【0010】スライダー1は、図1〜図5に示すよう
に、本体4の外側面の中央部に上下面に一部を開放した
凹所5を形成するとともに、内側面の中央部に該凹所5
に貫通した軸孔6を有する支持筒7を突設し、該軸孔6
にローラ8の支軸9を螺合するとともに、ローラ8の転
動輪10の一部、本実施例では略半分を前記凹所5内に回
動可能に位置させ且つ転動輪10の上下端を凹所5の開放
部11,11から本体4の上下面に突出した状態で取付けて
いる。更に、本体4の両側には側面視略コ字形の嵌合部
12を一体形成し、該嵌合部12の上下嵌合片13,13の内側
には係合爪14,14をそれぞれ対向突設している。尚、ス
ライダー1の本体4は、アセタール樹脂(ジュラコン)
等の機械的強度の高い樹脂で一体成形されている。
に、本体4の外側面の中央部に上下面に一部を開放した
凹所5を形成するとともに、内側面の中央部に該凹所5
に貫通した軸孔6を有する支持筒7を突設し、該軸孔6
にローラ8の支軸9を螺合するとともに、ローラ8の転
動輪10の一部、本実施例では略半分を前記凹所5内に回
動可能に位置させ且つ転動輪10の上下端を凹所5の開放
部11,11から本体4の上下面に突出した状態で取付けて
いる。更に、本体4の両側には側面視略コ字形の嵌合部
12を一体形成し、該嵌合部12の上下嵌合片13,13の内側
には係合爪14,14をそれぞれ対向突設している。尚、ス
ライダー1の本体4は、アセタール樹脂(ジュラコン)
等の機械的強度の高い樹脂で一体成形されている。
【0011】また、前記ローラ8は、ベアリング構造と
なしてあり、即ち前記支軸9に連続した軸体15の外周に
環状凹溝16を形成するとともに、転動輪10には該軸体15
を貫通する円孔17を形成するとともに、該円孔17の周囲
であって内側に開口し且つ内周面に環状凹溝18を形成し
たボール収容部19を形成し、前記両環状凹溝16,18間に
複数のボール20,…を介在させ且つ該ボール20を等間隔
に維持する位置規制部材21をボール収容部19内に嵌着し
たものである。また、軸体15の端面にはドライバーを受
入れて、螺軸となした支軸9を前記軸孔6にねじ込むた
めの十字溝22を形成している。
なしてあり、即ち前記支軸9に連続した軸体15の外周に
環状凹溝16を形成するとともに、転動輪10には該軸体15
を貫通する円孔17を形成するとともに、該円孔17の周囲
であって内側に開口し且つ内周面に環状凹溝18を形成し
たボール収容部19を形成し、前記両環状凹溝16,18間に
複数のボール20,…を介在させ且つ該ボール20を等間隔
に維持する位置規制部材21をボール収容部19内に嵌着し
たものである。また、軸体15の端面にはドライバーを受
入れて、螺軸となした支軸9を前記軸孔6にねじ込むた
めの十字溝22を形成している。
【0012】一方、引出しAの側板23に突設するレール
2は、金属板を折曲して形成したもので、図1及び図2
に示すように、断面略コ字形のレール部24の上下両側に
補強を兼ねた固定板25,25を一体形成し、レール部24の
上下水平板26,26には嵌合孔27,27を形成するととも
に、側面板28には上下の嵌合孔27,27の中央部に連続す
る収容孔29を形成し、嵌合孔27の両側に残った縁片30,
30に前記スライダー1の本体4両側の係合爪14,14を抜
止め係合するのである。
2は、金属板を折曲して形成したもので、図1及び図2
に示すように、断面略コ字形のレール部24の上下両側に
補強を兼ねた固定板25,25を一体形成し、レール部24の
上下水平板26,26には嵌合孔27,27を形成するととも
に、側面板28には上下の嵌合孔27,27の中央部に連続す
る収容孔29を形成し、嵌合孔27の両側に残った縁片30,
30に前記スライダー1の本体4両側の係合爪14,14を抜
止め係合するのである。
【0013】しかして、前記レール2にスライダー1を
取付けるには、単にレール部24にその側方からスライダ
ー1の本体4両側の嵌合部12,12を外嵌して、その上下
の係合爪14,…を前記縁片30,…に抜止め係合させるの
である。この装着状態では、前記支持筒7及び支軸9は
レール部24の側面板28に形成した収容孔29内に位置す
る。従って、レール2の側面板28からのローラ8の突出
量は、図2に示すように転動輪10の厚さよりも小さく設
定することが可能であり、即ちレール2に取付けた従来
構造のスライダーの外形寸法と一致させることが可能で
ある。この場合、従来のスライダーに代えて本考案に係
るスライダー1を用いるとともに、レール2に形成する
嵌合孔27及び収容孔29の変更のみで対応でき、その他の
引出しAの本体及びキャビネットBには何ら変更を要し
ない。
取付けるには、単にレール部24にその側方からスライダ
ー1の本体4両側の嵌合部12,12を外嵌して、その上下
の係合爪14,…を前記縁片30,…に抜止め係合させるの
である。この装着状態では、前記支持筒7及び支軸9は
レール部24の側面板28に形成した収容孔29内に位置す
る。従って、レール2の側面板28からのローラ8の突出
量は、図2に示すように転動輪10の厚さよりも小さく設
定することが可能であり、即ちレール2に取付けた従来
構造のスライダーの外形寸法と一致させることが可能で
ある。この場合、従来のスライダーに代えて本考案に係
るスライダー1を用いるとともに、レール2に形成する
嵌合孔27及び収容孔29の変更のみで対応でき、その他の
引出しAの本体及びキャビネットBには何ら変更を要し
ない。
【0014】前記レール2に嵌着した状態のスライダー
1は、図2に示すように、キャビネットBの引出し収容
空間を形成する内側板31に常法どおりの取付構造によっ
て取付けた断面略コ字形のガイドレール3の凹溝32内に
位置させ、該凹溝32内をスライダー1が慴動案内される
ことにより引出しAがガイドレール3に沿って引き出し
及び押し込み案内されるのである。
1は、図2に示すように、キャビネットBの引出し収容
空間を形成する内側板31に常法どおりの取付構造によっ
て取付けた断面略コ字形のガイドレール3の凹溝32内に
位置させ、該凹溝32内をスライダー1が慴動案内される
ことにより引出しAがガイドレール3に沿って引き出し
及び押し込み案内されるのである。
【0015】最後に、本考案のスライダー装置を用いた
具体例を図6及び図7に基づいて説明する。前記レール
2は引出しAの両側板23に突設され、その後部は引出し
Aの後板33より後方へ突出させ、引出しAの収容部の略
全体を引き出すことができるようになしている。また、
前記ガイドレール3はキャビネットBの引出し格納部を
形成する内側板31に突設されており、ガイドレール3の
前端部には上端を凹溝32内に位置させて支持ローラ34を
該ガイドレール3を介して又は直接キャビネットBの内
側板31に定位置回動可能に取付け、前記レール2の下方
水平板26の下面を支持している。そして、本考案に係る
スライダー1は、前記レール2の後端部に取付けられ、
引出しAは該スライダー1と支持ローラ34で支持されて
いる。
具体例を図6及び図7に基づいて説明する。前記レール
2は引出しAの両側板23に突設され、その後部は引出し
Aの後板33より後方へ突出させ、引出しAの収容部の略
全体を引き出すことができるようになしている。また、
前記ガイドレール3はキャビネットBの引出し格納部を
形成する内側板31に突設されており、ガイドレール3の
前端部には上端を凹溝32内に位置させて支持ローラ34を
該ガイドレール3を介して又は直接キャビネットBの内
側板31に定位置回動可能に取付け、前記レール2の下方
水平板26の下面を支持している。そして、本考案に係る
スライダー1は、前記レール2の後端部に取付けられ、
引出しAは該スライダー1と支持ローラ34で支持されて
いる。
【0016】図6に示した引出しAの格納状態では、ス
ライダー1と支持ローラ34の間隔は最大であり、引出し
Aの重量はスライダー1と支持ローラ34で略二分されて
支持されている。この状態では、スライダー1のローラ
8の下端はガイドレール3の凹溝32内下面上に載支され
ている。図7に示した引出しAを引き出した状態では、
スライダー1と支持ローラ34の間隔は最小となり、前記
支持ローラ34を支点としてスライダー1の装着部分には
上方への大きなモーメントが作用し、スライダー1のロ
ーラ8の上端はガイドレール3の凹溝32内上面下に圧接
される。しかし、ガイドレール3に接触するのはローラ
8の転動輪10のみであるので、この状態においても引出
しAをガイドレール3に沿ってスムーズに押し込むこと
が可能である。当然、引き出す際にもスムーズな案内が
行われるのである。
ライダー1と支持ローラ34の間隔は最大であり、引出し
Aの重量はスライダー1と支持ローラ34で略二分されて
支持されている。この状態では、スライダー1のローラ
8の下端はガイドレール3の凹溝32内下面上に載支され
ている。図7に示した引出しAを引き出した状態では、
スライダー1と支持ローラ34の間隔は最小となり、前記
支持ローラ34を支点としてスライダー1の装着部分には
上方への大きなモーメントが作用し、スライダー1のロ
ーラ8の上端はガイドレール3の凹溝32内上面下に圧接
される。しかし、ガイドレール3に接触するのはローラ
8の転動輪10のみであるので、この状態においても引出
しAをガイドレール3に沿ってスムーズに押し込むこと
が可能である。当然、引き出す際にもスムーズな案内が
行われるのである。
【0017】
【考案の効果】以上にしてなる本考案のローラ付スライ
ダー装置によれば、引出しの側板に突設した断面略コ字
形のレールに着脱自在に外嵌し、キャビネット等に取付
けた断面略コ字形のガイドレールの凹溝内を摺動するス
ライダー装置であって、スライダー本体の外側面の中央
部に上下面の一部を開放した凹所を形成するとともに、
内側面の中央部に該凹所に貫通した軸孔を有する支持筒
を突設し、該軸孔にボールを内蔵したローラの支軸を螺
合するとともに、その転動輪の一部を前記凹所内に位置
させ且つ上下端を本体の上下面から突出させて取付け、
本体の両側には側面視略コ字形の嵌合部を形成し、該嵌
合部の上下嵌合片の内側に係合爪をそれぞれ対向形成
し、前記レールの上下水平板には嵌合孔を形成するとと
もに、側面板には上下の嵌合孔の中央部に連続する収容
孔を形成し、前記嵌合孔の縁片にスライダー本体両側上
下の係合爪を抜止め係合して取付けてなるので、スライ
ダー本体にボールを内蔵したローラを組み込んでユニッ
ト化することにより、レールへのローラの取付けは従来
どおりスライダー本体を嵌着することで容易に行えるの
であり、またレールに装着した状態でのレールからのロ
ーラの突出量を最小限に抑制し、従来構造のスライダー
の装着状態と同じ外形寸法となすことができるので、レ
ールに形成する孔以外は何ら変更を要せず経済的であ
る。勿論、従来のスライダーの装着状態の外形寸法より
大きくも小さくも設定できる。
ダー装置によれば、引出しの側板に突設した断面略コ字
形のレールに着脱自在に外嵌し、キャビネット等に取付
けた断面略コ字形のガイドレールの凹溝内を摺動するス
ライダー装置であって、スライダー本体の外側面の中央
部に上下面の一部を開放した凹所を形成するとともに、
内側面の中央部に該凹所に貫通した軸孔を有する支持筒
を突設し、該軸孔にボールを内蔵したローラの支軸を螺
合するとともに、その転動輪の一部を前記凹所内に位置
させ且つ上下端を本体の上下面から突出させて取付け、
本体の両側には側面視略コ字形の嵌合部を形成し、該嵌
合部の上下嵌合片の内側に係合爪をそれぞれ対向形成
し、前記レールの上下水平板には嵌合孔を形成するとと
もに、側面板には上下の嵌合孔の中央部に連続する収容
孔を形成し、前記嵌合孔の縁片にスライダー本体両側上
下の係合爪を抜止め係合して取付けてなるので、スライ
ダー本体にボールを内蔵したローラを組み込んでユニッ
ト化することにより、レールへのローラの取付けは従来
どおりスライダー本体を嵌着することで容易に行えるの
であり、またレールに装着した状態でのレールからのロ
ーラの突出量を最小限に抑制し、従来構造のスライダー
の装着状態と同じ外形寸法となすことができるので、レ
ールに形成する孔以外は何ら変更を要せず経済的であ
る。勿論、従来のスライダーの装着状態の外形寸法より
大きくも小さくも設定できる。
【図1】本考案のスライダー装置の要部の分解斜視図
【図2】同じく組立て状態の要部断面図
【図3】スライダーの正面図
【図4】スライダーの側面図
【図5】スライダーの平面図
【図6】キャビネットに引出しを格納した状態の簡略部
分断面図
分断面図
【図7】同じく引出しを引き出した状態の簡略部分断面
図
図
【図8】従来例を示す要部断面図
A 引出し B キャビネット 1 スライダー 2 レール 3 ガイドレール 4 本体 5 凹所 6 軸孔 7 支持筒 8 ローラ 9 支軸 10 転動輪 11 開放部 12 嵌合部 13 嵌合片 14 係合爪 15 軸体 16 環状凹溝 17 円孔 18 環状凹溝 19 ボール収容部 20 ボール 21 位置規制部材 22 十字溝 23 側板 24 レール部 25 固定板 26 水平板 27 嵌合孔 28 側面板 29 収容孔 30 縁片 31 内側板 32 凹溝 33 後板 34 支持ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 引出しの側板に突設した断面略コ字形の
レールに着脱自在に外嵌し、キャビネット等に取付けた
断面略コ字形のガイドレールの凹溝内を摺動するスライ
ダー装置であって、スライダー本体の外側面の中央部に
上下面の一部を開放した凹所を形成するとともに、内側
面の中央部に該凹所に貫通した軸孔を有する支持筒を突
設し、該軸孔にベアリングを内蔵したローラの支軸を螺
合するとともに、その転動輪の一部を前記凹所内に位置
させ且つ上下端を本体の上下面から突出させて取付け、
本体の両側には側面視略コ字形の嵌合部を形成し、該嵌
合部の上下嵌合片の内側に係合爪をそれぞれ対向形成
し、前記レールの上下水平板には嵌合孔を形成するとと
もに、側面板には上下の嵌合孔の中央部に連続する収容
孔を形成し、前記嵌合孔の縁片にスライダー本体両側上
下の係合爪を抜止め係合して取付けてなることを特徴と
するローラ付スライダー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9262291U JP2534001Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ローラ付スライダー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9262291U JP2534001Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ローラ付スライダー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531645U JPH0531645U (ja) | 1993-04-27 |
JP2534001Y2 true JP2534001Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=14059540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9262291U Expired - Lifetime JP2534001Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ローラ付スライダー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534001Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100850546B1 (ko) * | 2005-10-20 | 2008-08-05 | 박윤식 | 롤러형 슬라이드 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP9262291U patent/JP2534001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0531645U (ja) | 1993-04-27 |
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