JP3003726U - 椅子用キャスター - Google Patents
椅子用キャスターInfo
- Publication number
- JP3003726U JP3003726U JP1994005977U JP597794U JP3003726U JP 3003726 U JP3003726 U JP 3003726U JP 1994005977 U JP1994005977 U JP 1994005977U JP 597794 U JP597794 U JP 597794U JP 3003726 U JP3003726 U JP 3003726U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- mounting shaft
- spring
- chair
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は体重が負荷された時、車輪が引っ込
んで、椅子を接床状態に安定させ、椅子に体重をかけな
い時は、車輪が突出して椅子の移動を軽快に行なわせる
為に使用される椅子用キャスターに関するものである。
キャスター全体の高さ寸法を極力小さくし、美観的にす
ぐた椅子用キャスターを得る事を目的とする。 【構成】 ケース1の支持壁15に上下動自在に保持さ
れた車輪支持部材2の表面側に車輪3が回転自在にとり
つけられる車輪取付軸24が形成され、車輪取付軸24
とほぼ同位置の反対方向にバネ取付軸部25が形成さ
れ、該バネ取付軸部25に車輪支持部材2を常に下方に
移動せしめる様付勢する巻きバネ4の嵌挿部41を嵌挿
し、両端部をケース1に支持したものである。
んで、椅子を接床状態に安定させ、椅子に体重をかけな
い時は、車輪が突出して椅子の移動を軽快に行なわせる
為に使用される椅子用キャスターに関するものである。
キャスター全体の高さ寸法を極力小さくし、美観的にす
ぐた椅子用キャスターを得る事を目的とする。 【構成】 ケース1の支持壁15に上下動自在に保持さ
れた車輪支持部材2の表面側に車輪3が回転自在にとり
つけられる車輪取付軸24が形成され、車輪取付軸24
とほぼ同位置の反対方向にバネ取付軸部25が形成さ
れ、該バネ取付軸部25に車輪支持部材2を常に下方に
移動せしめる様付勢する巻きバネ4の嵌挿部41を嵌挿
し、両端部をケース1に支持したものである。
Description
【0001】
本考案は体重が負荷された時、車輪が引っ込んで椅子を接床状態に安定させ、 椅子に体重をかけない時は、車輪が突出して椅子の移動を軽快におこなわせる為 に使用される椅子用キャスターに関するものである。
【0002】
従来、前記用途に使用される椅子用キャスターとして、取付板に上部を拡大孔 部とし、下部を相対的に狭幅の案内孔部とする縦孔が穿設され、上部拡大孔部に 適合する大きさの昇降作動片が、前記拡大孔部を通じて、前記縦孔内に嵌め込ま れ、且つ両側面のスライド溝を前記案内孔部の両側縁に摺動自在に嵌め合わせる 事により、前記取付板に昇降作動自在に組合わされ、前記縦孔の上端縁と昇降作 動片との間に圧縮ばねが介装され、前記昇降作動片の外面に一体突設された車軸 に車輪が強制嵌合されて回転自在、且つ抜脱阻止状態に取り付けられていた。 (例えば実開平5−89008号)
【0003】 上記椅子用キャスターによるとコイルバネを昇降作動片の上方にもうけ、昇降 作動片の外面に一体に形成された車軸に車輪を強制嵌合する構成となっている。 すなわち、昇降作動片とコイルバネを取付板に取り付けた状態で、椅子の左右 の接床横棧に取付板をネジ止めした後に、車輪を車軸に強制嵌合する手順で組み 立てると、椅子に取り付ける迄の部品管理は、車輪と、昇降作動片を有した取付 板の2種類となり、キャスターとして1部品で管理が行えず効率的でなかった。
【0004】 よって、あらかじめ車軸と車輪を強制嵌合し、取付板に昇降作動片、及び車輪 を組み込んで、1つのキャスターとして部品管理を行う事となる。 この為、少なくとも取付板はネジ止め様の止めしろが必要であるから、必然的 に車輪より外形寸法を大きく形成しなければならない。 しかも、コイルバネを使用しているので、昇降片の上下スライド寸法以上にコイ ルバネの圧縮寸法を見込まねばならず、キャスター全体の寸法が必要以上に大き くなり、美観上好ましくなかった。
【0005】
本考案は上記問題を解決する事を課題とし、キャスター全体の高さ寸法を極力 小さくし、ひいては、椅子の左右の接床横棧の高さ寸法も小さく出来、椅子全体 の重量軽減にも役立つ美観的にすぐれた椅子用キャスターを提供する事を課題と する。
【0006】
上記課題を解決する為、本考案が手段とする第1の特徴は、ケースの支持壁に 形成された下面が開口するスライド案内孔の下方から取付けられ、上下方向に摺 動自在に保持された車輪支持部材の表面側に車輪が強制嵌合されて回転自在、且 つ抜脱阻止状態に取り付けられる車輪取付軸が形成され、巻きバネが取り付けら れるバネ取付軸部が車輪取付軸とほぼ同位置の反対方向に対向して形成され、車 輪支持部材と支持ケース間に、車輪支持部材が所定位置以上下方に移動するのを 阻止するストッパー機構をもうけると共に、前記バネ取付軸部に車輪支持部材を 常に下方に移動せしめる様付勢する巻きバネの嵌挿部を嵌挿し、その両端部をケ ースに支持せしめた点にある。
【0007】 次に本考案が手段とする第2の特徴は、前記ストッパー機構は支持板の下端部 で左右方向に突出して一体に形成された係止突部と、支持壁の下端部裏面側で、 係止突部に対応して、支持板側に突出せしめたストッパー突起よりなる点にある 。
【0008】 次に本考案が手段とする第3の特徴は、前記バネ取付軸部は、支持板との反対 側端部に下方に突出するバネはずれ止め突部が一端に形成されている点にある。
【0009】
【作用】 本考案が手段とする第1の特徴によれば、車輪支持部材を常に下方に移動せし める様付勢する手段に巻きバネを使用し、巻きバネ取付用のバネ取付軸部を車輪 取付軸とほぼ同位置の反対方向に対向して形成しているので、キャスター全体の 高さ寸法はバネ寸法を無視し、車輪の上下スライド寸法だけを基準に設定する事 が出来る。
【0010】 本考案が手段とする第2の特徴によれば、車輪支持部材が取り付けられるケー スのスライド案内孔の下面を開口し、車輪取付部材の下端部に左右方向に突出す る係止突部を、支持壁の下端部の裏面側に支持板側に突出するストッパー突起を もうけているので、車輪支持部材はスライド案内孔に下方より嵌入する動作で、 ケースに取り付ける事が出来る。
【0011】 本考案が手段とする第3の特徴によれば、バネ取付軸部に下方に突出するバネは ずれ止め突部が形成されているので、車輪支持部材の上下動によって巻きバネが 振動し、抜け出る方向に移動してもバネはずれ止め突部に当接して移動が停止す る。
【0012】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 符号10は本考案の椅子用キャスターを示し、符号1はケース、符号2は車輪支 持部材、符号3は車輪、符号4は巻きバネを示している。
【0013】 ケース1は合成樹脂材より一体に形成され、周部に所定寸法の幅を有し、椅子 の接床横棧にネジ止めする為の取付孔11・・・が左右の上下端部に形成された 取付用周縁12と、取付用周縁12の内方よりに前方に突出して一体に形成され た側壁13と側壁13の下面に一体に形成された底壁14と、底壁14と側壁13 前端面に一体に形成された支持壁15より構成されている。
【0014】 側壁13は、図5に示す如く、互いの間隔を大きく形成した下左右側壁16、 16と、下左右側壁16、16の上端から内方に向かって突出する中上壁17、 17と、中上壁17、17の内側端部から上方に突出し、下左右側壁間より狭幅 とした上左右側壁18、18と、上左右側壁18、18間の上端に形成された上 壁19より形成されている。
【0015】 そして、支持壁15の幅方向中央部の上下方向に、下面が開口するスライド 案内孔151が形成され、スライド案内孔151の上方で幅方向にスライド案内 孔151より幅広の所定間隔を有し、支持壁15の裏面間と所定間隔を有する内 向きL字形の支持突片152、152が支持壁15と一対に形成されている。
【0016】 又、支持壁15の下端部裏面側に、前記支持突片152間より幅広の間隔を有 し、スライド案内孔151の両側で裏面側に突出するストッパー突起153、1 53が形成されている。
【0017】 符号171、171は、中上壁17、17の下面より下方に一体に突出して形 成された外れ止め突起を示している。 すなわち、外れ止め突起171は、前記巻きバネ4が車輪支持部材2に取付ら れた状態で、巻きバネ4の左右端部が外方に移動するのを防止し、中上壁17に 当接した状態を維持する。
【0018】 符号141は、底壁14に形成された組立用切り欠きを示し、前記車輪支持部 材2をスライド案内孔151の下方から取付ける為に形成されたものである。
【0019】 車輪支持部材2は、前記スライド案内孔51に嵌入される大きさの嵌入部21 と、嵌入部21の内外側に形成された支持板22、及び狭持板23と、狭持板2 3の外側に位置する車輪取付軸24と、支持板22の内側に位置するバネ取付軸 25より合成樹脂材にて一体に形成されている。
【0020】 支持板22は、嵌入部21の内側で、支持壁15の裏面側に位置し、スライド 案内孔51より広幅で、上部が前記支持壁15に形成された支持突片152、1 52間に嵌入して保持されている。
【0021】 狭持板23は嵌入部21の外側で円板形をなし、スライド案内孔51より広幅 で、略中心部に外方に突出する円柱状の車輪取付軸24を有している。
【0022】 車輪取付軸24は、先端部分に環状凹部241が形成され、車輪3が強制嵌合 されて、回転自在且つ抜脱阻止状態に取り付けられる。
【0023】 バネ取付軸部25は、車輪取付軸24とほぼ同位置で、支持板22の裏面側に 対向して突出した円柱状で、内側端部に下方に突出するバネ外れ止め突部251 が一体に形成されている。
【0024】 そして、支持板22の下端部には、バネ取付軸部25をはさんで、対向して左 右方向に突出し、前記支持壁15のストッパー突起153、153と共に、スト ッパー機構20を構成する係止突部221、221が形成されている。
【0025】 すなわち、係止突部221、221は車輪支持部材2が巻きバネ4よって下方 に付勢されている時、ストッパー突起153、153の上面に当接し、それ以上 の下方への移動を阻止する。
【0026】 車輪3は、合成樹脂材より一体に形成され、外周縁に環状接床部31を有する 偏平な断面コ字状で、内面中央に軸受筒部32が一体に突設されている。 そして、軸受筒部32の内面には、前記車輪取付軸24の環状凹部241に対応 して環状凸部33が設けられている。
【0027】 而して、車輪3は、その軸受筒部32を前記車輪支持部材2の車輪取付軸24 に強制嵌合し、その環状凹部24に上記環状凸部33を嵌入せしめる事によって 、回転自在且つ抜脱阻止状態に取付られている。
【0028】 巻きバネ4は、前記バネ取付軸部25に嵌挿する嵌挿部41を有し、次の様に して装着される。 先ず、車輪3が取付けられた車輪支持部材2を底壁14に形成された組立用孔1 41より、スライド案内孔151内に、嵌入部21を嵌入し、上方に移動する。
【0029】 そして、バネ取付軸部25が底壁14の上方に位置した状態で、巻きバネ4の 端部を上向きにして、嵌挿部41をバネ取付軸部25に嵌挿する。
【0030】 さらに、この状態を維持しながら、車輪支持部材2を押し上げる。 すると、支持板22の下端に形成された係止突部221、221は、支持壁15 の下端部裏面に弾性変形しつつ、圧接しながら上方に移動し、やがてストッパー 突起153、153を乗り越えた後、元の姿勢に復帰する。
【0031】 この時、まきバネ4の左右端部はケース1の中上壁17、17の下面に圧接し 、車輪支持部材2を押し下げる様付勢するが、係止突部221、221がストッ パー突起153、153の上面に当接するので、車輪支持部材2はケース1より 下方に抜け出す事はない。
【0032】 また、この状態で、車輪支持部材2の支持板22の上部は支持壁15と、支持 突片152、152間に上下に摺動可能に保持される。
【0033】
(1)実用新案登録請求の範囲の請求項1に記載の考案によれば、車輪支持部材 を常に下方に移動しめる様付勢する手段に巻きバネを使用し、巻きバネ取付用の バネ取付軸部を、車輪取付軸とほぼ同位置の反対方向に対向して形成されている ので、キャスター全体の高さ寸法は、車輪の上下のスライド寸法を基準にして設 定できるので、高さ寸法を小さく出来、椅子全体の重量軽減にも役立てる事が出 来る。
【0034】 (2)実用新案登録請求の範囲の請求項2に記載の考案によれば、前記(1)の 効果に加え、車輪支持部材が取り付けられるケースのスライド案内孔の下面に開 口し、車輪取付部材の下端部に左右方向に突出する係止突部をもうけ、支持壁の 下端部の裏面側に支持板側に突出するストッパー突起をもうけているので、車輪 支持部材はスライド案内孔に下方より嵌入するだけで、簡単に取付る事が出来、 キャスターの組立作業時間の短縮が計れ、安価に製作する事が出来る。
【0035】 (3)実用新案登録請求の範囲の請求項3に記載の考案によれば、前記(1)( 2)の効果に加え、バネ取付軸部に下方に突出するバネ外れ止め突部が形成され ているので、車輪支持部材の上下動によって巻きバネが振動し、抜け出る方向に 移動しても、バネははずれ止め突部に当接して移動が停止するから、車輪が頻繁 に上下動しても、バネが外れる恐れが一切なく、安定した使用状態を得る事が出 来る。
【図1】本考案の分解斜視図
【図2】車輪が突出した状態の要部縦断面図
【図3】車輪が引っ込んだ状態の要部縦断面図
【図4】ストッパー突起に係止突部が係止した状態を示
す要部縦断面図
す要部縦断面図
【図5】図2のA−A線要部断面図
1 ケース 10 椅子用キャスター 15 支持壁 151 スライド案内孔 152 支持突片 153 ストッパー突起 2 車輪支持部材 20 ストッパー機構 21 嵌入部 22 支持板 221 係止突部 23 狭持板 24 車輪取付軸 25 バネ取付軸部 3 車輪 4 巻きバネ
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂材よりなるケースの支持壁に形
成された下端が開口するスライド案内孔の下方から取り
付けられる合成樹脂材よりなる車輪支持部材に、スライ
ド案内孔に嵌入される嵌入部と、嵌入部の前後側に、ス
ライド案内孔より幅広の支持板と挟持板が形成され、支
持壁裏面上部に前記支持板の上部を上下動可能に保持す
る支持突片が形成され、挟持板表面に、車輪が強制嵌合
されて回動自在且つ抜脱阻止状態に取付けられる車輪取
付軸が形成され、車輪支持部材を常に下方に移動する様
付勢せしめる巻きバネの両端部がケースに支持され、巻
きバネの嵌挿部が嵌挿されるバネ取付軸部が、車輪取付
軸とほぼ同位置に対向して形成されると共に、車輪支持
部材とケース間に、車輪支持部材が所定位置以上下方に
移動するのを阻止するストッパー機構をもうけた事を特
徴とする椅子用キャスター。 - 【請求項2】 前記ストッパー機構は支持板の下端部で
左右方向に突出して一体に形成された係止突部と、支持
壁の下端部裏面側で、係止突部に対応して支持板側に突
出せしめたストッパー突起よりなる事を特徴とする請求
項1に記載の椅子用キャスター。 - 【請求項3】 前記バネ取付軸部は支持板との反対側端
部に下方に突出するバネはずれ止め突部が一体に形成さ
れている事を特徴とする請求項2記載の椅子用キャスタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005977U JP3003726U (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 椅子用キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005977U JP3003726U (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 椅子用キャスター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003726U true JP3003726U (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=43139668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005977U Expired - Lifetime JP3003726U (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 椅子用キャスター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003726U (ja) |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP1994005977U patent/JP3003726U/ja not_active Expired - Lifetime
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