JPH085848Y2 - キャスター - Google Patents
キャスターInfo
- Publication number
- JPH085848Y2 JPH085848Y2 JP1993025792U JP2579293U JPH085848Y2 JP H085848 Y2 JPH085848 Y2 JP H085848Y2 JP 1993025792 U JP1993025792 U JP 1993025792U JP 2579293 U JP2579293 U JP 2579293U JP H085848 Y2 JPH085848 Y2 JP H085848Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- axle
- base
- plate portion
- shaft mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は車輪が上下動するキャ
スターに係り、椅子等にとりつけることができる。
スターに係り、椅子等にとりつけることができる。
【０００２】
【従来の技術】従来椅子の脚下端にキャスターを取り付
けておき、そのキャスターの車輪は椅子の荷重のみでは
脚下端よりもさらに下方に突出して回転自在であり、し
かして椅子の移動がスムーズにできていた。また椅子に
着座した状態では車輪が脚下端よりも中に没入して車輪
が回転不能となり、安定した着座ができていた。さらに
また被取付部材に対して一部切削加工を施して取り付け
ていた。この他に実公開５３−１６４４６９、実公開５
１−１３９７５６に開示されているキャスターがあり、
これらはキャスターに取付部を備えている。
けておき、そのキャスターの車輪は椅子の荷重のみでは
脚下端よりもさらに下方に突出して回転自在であり、し
かして椅子の移動がスムーズにできていた。また椅子に
着座した状態では車輪が脚下端よりも中に没入して車輪
が回転不能となり、安定した着座ができていた。さらに
また被取付部材に対して一部切削加工を施して取り付け
ていた。この他に実公開５３−１６４４６９、実公開５
１−１３９７５６に開示されているキャスターがあり、
これらはキャスターに取付部を備えている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものは、キ
ャスター自体の構造の複雑さや、キャスターを被取付部
材に取り付ける際に被取り付け部材を切削加工する必要
があった。また実公開５３−１６４４６９は箱体の中に
輪体部材を挿入しており、箱体と輪体部材とは相対的関
係にあり相互に自由度がない。よって部材の共用性がな
くコスト高となる。また構造が複雑である。つぎに実用
公開５１−１３９７５６は車輪の上下動は螺子棒による
ものであり、自動的に調節できないという欠点がある。
ャスター自体の構造の複雑さや、キャスターを被取付部
材に取り付ける際に被取り付け部材を切削加工する必要
があった。また実公開５３−１６４４６９は箱体の中に
輪体部材を挿入しており、箱体と輪体部材とは相対的関
係にあり相互に自由度がない。よって部材の共用性がな
くコスト高となる。また構造が複雑である。つぎに実用
公開５１−１３９７５６は車輪の上下動は螺子棒による
ものであり、自動的に調節できないという欠点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】下端の当てつけ板部２に
対して直角の方向に起立した取付板部３を形成し、その
取付板部の巾方向中央には、下方を開口している中空の
箱型部４を上記当てつけ部の反対側に突出せしめて形成
して本体部１を構成し、その本体部の箱型部の車輪８の
対向面には車軸７のガイド溝４ａを下端に至るまで切り
欠いて形成し、取付板部には軸取付部５のガイド突起６
ｂが嵌入するガイド溝４ｂを形成し、一方軸取付部は基
体６と、該基体の下端に一対形成しているバネ受部６ａ
と、該基体の車輪の取付側に突出している車軸と、該基
体の車軸と反対側に突出しているガイド突起とを形成し
ており、前記中空の箱型部内には軸取付部がバネによっ
て下方に付勢された状態で上下動可能に挿着されてお
り、かつ車輪が箱型部より露出している車軸にとりつけ
られて、当てつけ板部より下方に突没自在に設けられて
いることを特徴とするキャスター。
対して直角の方向に起立した取付板部３を形成し、その
取付板部の巾方向中央には、下方を開口している中空の
箱型部４を上記当てつけ部の反対側に突出せしめて形成
して本体部１を構成し、その本体部の箱型部の車輪８の
対向面には車軸７のガイド溝４ａを下端に至るまで切り
欠いて形成し、取付板部には軸取付部５のガイド突起６
ｂが嵌入するガイド溝４ｂを形成し、一方軸取付部は基
体６と、該基体の下端に一対形成しているバネ受部６ａ
と、該基体の車輪の取付側に突出している車軸と、該基
体の車軸と反対側に突出しているガイド突起とを形成し
ており、前記中空の箱型部内には軸取付部がバネによっ
て下方に付勢された状態で上下動可能に挿着されてお
り、かつ車輪が箱型部より露出している車軸にとりつけ
られて、当てつけ板部より下方に突没自在に設けられて
いることを特徴とするキャスター。
【０００５】
【作用】本考案のキャスターは被取り付け部材たとえば
椅子の脚に取り付ける場合、下端当てつけ板部と、それ
に直角の方向に起立した取付板部とを設けているので、
止め具を介して簡単に取り付けできる。しかも確実にと
りつけできる。また取付板部、箱型部および軸取付部は
上記構成であるので、下方開口の中空の箱型部およびガ
イド溝に軸取り付け部を下方から挿入すれば予め車軸に
取り付けている車輪が取り付けられる。よって車輪が簡
単にキャスターの本体部に取り付けできる。しかも車輪
がキャスター本体部の側面に露出して取付できるので、
車輪の径の大小に制限されなく本体部は共用できるこ
と、部材点数が少なくできることは実用価値大である。
椅子の脚に取り付ける場合、下端当てつけ板部と、それ
に直角の方向に起立した取付板部とを設けているので、
止め具を介して簡単に取り付けできる。しかも確実にと
りつけできる。また取付板部、箱型部および軸取付部は
上記構成であるので、下方開口の中空の箱型部およびガ
イド溝に軸取り付け部を下方から挿入すれば予め車軸に
取り付けている車輪が取り付けられる。よって車輪が簡
単にキャスターの本体部に取り付けできる。しかも車輪
がキャスター本体部の側面に露出して取付できるので、
車輪の径の大小に制限されなく本体部は共用できるこ
と、部材点数が少なくできることは実用価値大である。
【０００６】
【実施例】図１から図３はキャスターの本体部を示す。
１は本体部で、下端には当てつけ板部２を形成してい
る。その当てつけ板部に対して直角方向に起立した取付
板部３が設けられている。その取付板部３の巾方向中央
には下方を開口している中空の箱型部４が上記当てつけ
部と反対側に設けられている。４ａは箱型部の車輪の対
向面に形成した車軸挿入のためののガイド溝で下端に至
るまで切り欠いて箱型の中空部と連通していることは当
然である。４ｂはガイド溝で取付板部３に形成されてお
り、軸取り付け部のガイド突起が嵌入する。２ａ、３ａ
は止め具の取り付け穴である。この本体部は樹脂製、ア
ルミ製である。
１は本体部で、下端には当てつけ板部２を形成してい
る。その当てつけ板部に対して直角方向に起立した取付
板部３が設けられている。その取付板部３の巾方向中央
には下方を開口している中空の箱型部４が上記当てつけ
部と反対側に設けられている。４ａは箱型部の車輪の対
向面に形成した車軸挿入のためののガイド溝で下端に至
るまで切り欠いて箱型の中空部と連通していることは当
然である。４ｂはガイド溝で取付板部３に形成されてお
り、軸取り付け部のガイド突起が嵌入する。２ａ、３ａ
は止め具の取り付け穴である。この本体部は樹脂製、ア
ルミ製である。
【０００７】図４から図６は車輪の軸取付部を示す。軸
取付部５は基体６と、基体６の下端に一対形成している
バネ受部６ａ、６ａを形成している。７は車軸で、軸取
付部の基体と一体成型されて当てつけ板部と反対側、つ
まり車輪を取り付ける側に突出している。この軸取付部
は樹脂製、アルミ製である。
取付部５は基体６と、基体６の下端に一対形成している
バネ受部６ａ、６ａを形成している。７は車軸で、軸取
付部の基体と一体成型されて当てつけ板部と反対側、つ
まり車輪を取り付ける側に突出している。この軸取付部
は樹脂製、アルミ製である。
【０００８】６ｂは上記基体において車軸７と反対側に
突出して形成されているガイド突起である。この突起が
ガイド溝４ｂの中に嵌入され、軸取付部が上下動する際
にガイドしている。このガイド溝は窪み状の溝でもよ
く、孔状の溝であってもよい。車軸７は車輪側にもうけ
てもよい。その場合車軸を軸取付部に一体的に、たとえ
ば接着、嵌着、圧入などの手段で行えばよい。
突出して形成されているガイド突起である。この突起が
ガイド溝４ｂの中に嵌入され、軸取付部が上下動する際
にガイドしている。このガイド溝は窪み状の溝でもよ
く、孔状の溝であってもよい。車軸７は車輪側にもうけ
てもよい。その場合車軸を軸取付部に一体的に、たとえ
ば接着、嵌着、圧入などの手段で行えばよい。
【０００９】図７、図８は本体部１に軸取付部５を挿着
し、かつ車輪８を車軸７に嵌着し、さらにこの本体部を
被取付部材１０にとりつけた状態の要部側面図を示す。
軸取付部５を箱型部の中空に下方開口より挿入すれば、
該軸取付部はそのバネ受け部６ａ、６ａが箱型部の中空
内に設けられたバネ９に抗して上方に挿入され、ガイド
突起６ｂがガイド溝４ｂの中に嵌まる。よって軸取付部
は落下しない。
し、かつ車輪８を車軸７に嵌着し、さらにこの本体部を
被取付部材１０にとりつけた状態の要部側面図を示す。
軸取付部５を箱型部の中空に下方開口より挿入すれば、
該軸取付部はそのバネ受け部６ａ、６ａが箱型部の中空
内に設けられたバネ９に抗して上方に挿入され、ガイド
突起６ｂがガイド溝４ｂの中に嵌まる。よって軸取付部
は落下しない。
【００１０】バネ９はコイルバネ、ひげバネ、板バネ等
いずれの選択でもよい。この状態では車輪８が無負荷の
状態、すなわち椅子であれば着座していない状態であ
り、バネによって下方に押動されて、車輪の下端が当て
つけ部より下方に突出していて回転できる状態である。
また椅子に負荷がかかつた状態では車輪が押し上げられ
当てつけ部より没入する。
いずれの選択でもよい。この状態では車輪８が無負荷の
状態、すなわち椅子であれば着座していない状態であ
り、バネによって下方に押動されて、車輪の下端が当て
つけ部より下方に突出していて回転できる状態である。
また椅子に負荷がかかつた状態では車輪が押し上げられ
当てつけ部より没入する。
【００１１】
【効果】本考案のキャスターは被取り付け部材たとえば
椅子の脚に取り付ける場合、下端当てつけ板部と、それ
に直角の方向に起立した取付板部とを設けているので、
止め具を介して簡単に取り付けできる。しかも確実にと
りつけできる。また取付板部、箱型部および軸取付部は
上記構成であるので、下方開口の中空の箱型部およびガ
イド溝に軸取り付け部を下方から挿入すれば予め車軸に
取り付けている車輪が取り付けられる。よって車輪が簡
単にキャスターの本体部に取り付けできる。しかも車輪
がキャスター本体部の側面に露出して取付できるので、
車輪の径の大小に制限されなく本体部は共用できるこ
と、部材点数が少なくできることは実用価値大である。
椅子の脚に取り付ける場合、下端当てつけ板部と、それ
に直角の方向に起立した取付板部とを設けているので、
止め具を介して簡単に取り付けできる。しかも確実にと
りつけできる。また取付板部、箱型部および軸取付部は
上記構成であるので、下方開口の中空の箱型部およびガ
イド溝に軸取り付け部を下方から挿入すれば予め車軸に
取り付けている車輪が取り付けられる。よって車輪が簡
単にキャスターの本体部に取り付けできる。しかも車輪
がキャスター本体部の側面に露出して取付できるので、
車輪の径の大小に制限されなく本体部は共用できるこ
と、部材点数が少なくできることは実用価値大である。
【図１】本考案キャスターの本体部の一実施例を示す平
面図である。
面図である。
【図２】図１のキャスターの正面図である。
【図３】図１のキャスターの左側面図である。
【図４】本考案キャスターの車輪の軸取付部の一実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図５】図４のキャスターの正面図である。
【図６】図４のキャスターの左側面図である。
【図７】本考案キャスターの被取付部材への取り付け状
態を示す略側面図である。
態を示す略側面図である。
【図８】図７と同様の略側面図である
【符号の説明】 １ 本体部 ２ 当てつけ板部 ３ 取付板部 ４ 箱型部 ５ 軸取付部 ７ 軸 ８ 車輪 ９ バネ
Claims (1)
- 【請求項１】下端の当てつけ板部２に対して直角の方向
に起立した取付板部３を形成し、その取付板部の巾方向
中央には、下方を開口している中空の箱型部４を上記当
てつけ部の反対側に突出せしめて形成して本体部１を構
成し、その本体部の箱型部の車輪８の対向面には車軸７
のガイド溝４ａを下端に至るまで切り欠いて形成し、取
付板部には軸取付部５のガイド突起６ｂが嵌入するガイ
ド溝４ｂを形成し、一方軸取付部は基体６と、該基体の
下端に一対形成しているバネ受部６ａと、該基体の車輪
の取付側に突出している車軸と、該基体の車軸と反対側
に突出しているガイド突起とを形成しており、前記中空
の箱型部内には軸取付部がバネによって下方に付勢され
た状態で上下動可能に挿着されており、かつ車輪が箱型
部より露出している車軸にとりつけられて、当てつけ板
部より下方に突没自在に設けられていることを特徴とす
るキャスター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993025792U JPH085848Y2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993025792U JPH085848Y2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | キャスター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0675805U JPH0675805U (ja) | 1994-10-25 |
| JPH085848Y2 true JPH085848Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=12175692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993025792U Expired - Lifetime JPH085848Y2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | キャスター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085848Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100517491B1 (ko) * | 1996-11-14 | 2006-03-09 | 삼성전자주식회사 | 광학 고분자 조성물 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51139756U (ja) * | 1975-05-02 | 1976-11-11 | ||
| JPS53164469U (ja) * | 1977-05-27 | 1978-12-22 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP1993025792U patent/JPH085848Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100517491B1 (ko) * | 1996-11-14 | 2006-03-09 | 삼성전자주식회사 | 광학 고분자 조성물 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0675805U (ja) | 1994-10-25 |
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