JP2018016275A - コンソールボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】一部を引き出して開いた状態にある引出箱体に対し上方から押し下げる方向への荷重がかかったときに、引出箱体の周辺構成が破損するのを防止する。【解決手段】ボックス本体(23)を含む第1収納構造部(3)と、第1収納構造部(3)の下方に配置された、水平方向へのスライド動作により引き出し及び押し入れ可能な引出箱体(47)を含む第2収納構造部(5)と、第1収納構造部(3)及び第2収納構造部(5)を支持するフレーム構造体(7)とを備え、フレーム構造体(7)に、引出箱体(47)の一部を引き出した状態で、第1収納構造部(3)と引出箱体(47)との間に位置する金属製の仕切板(125)が固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の室内に設置されるコンソールボックスに関する。
従来から、上方に開口したボックス本体を含む第1収納構造部の他に、ボックス本体の下方に配置される引出箱体を含む第2収納構造部を備え、引出箱体が水平方向に引き出し可能に設けられた二段式のコンソールボックスが知られている。この種のコンソールボックスは、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1のコンソールボックスでは、引出箱体(第3収納箱)が、ロア部材に収容されており、ロア部材に設けられたガイド突条に摺動自在なガイドレールを左右両側に有している。ボックス本体(第1収納箱)は、その引出箱体の引き出し方向における奥側の上部に位置する。さらに、このコンソールボックスでは、ボックス本体の前方で引出箱体の引き出し方向における手前側の上部に設けられたアッパ部材(第4収納箱)がカップホルダを構成し、ボックス本体の開口前端に揺動自在に取り付けられた蓋体が前方に揺動することによりアッパ部材(カップホルダ)に支持される収容箱(第2収納箱)を構成するようになっている。
特開2007−307961号公報
しかし、特許文献1のようなコンソールボックスでは、引出箱体の一部を引き出して開いた状態で、乗員がその引出箱体の引き出した部分に手を突いたりその引き出した部分を踏んだりして、引出箱体の引き出し方向における手前側の部分に上方から押し下げる方向への過大な荷重がかかると、ロア部材のうち引出箱体を出し入れする開口部の下縁部分を支点として引出箱体が回転し、引出箱体の引き出し方向における奥側の端部が上方に向かって変位する。
そうなると、引出箱体の上方に変位した奥側の端部がアッパ部材などの第1収納構造部に当たって引出箱体そのものが破損するおそれのある他、第1収納構造部や上記ガイド突条といったガイド機構などの周辺構成までもが引出箱体の変位によって強く押し上げられて破損してしまうおそれがある。引出箱体だけの破損であれば、引出箱体のみを交換すれば済むが、引出箱体の周辺構成もが破損した場合には、コンソールボックスを丸ごと交換することが必要となるため、修理費用が嵩んでしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一部を引き出して開いた状態にある引出箱体に対し上方から押し下げる方向への荷重がかかったときに、引出箱体の周辺構成が破損するのを防止することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、引出箱体の一部が引き出された状態で、引出箱体の引き出し方向における奥側の端部が上方に向かって変位するのを規制する手段を設けるようにした。
具体的には、本発明は、上方に開口したボックス本体を有する第1収納構造部と、この第1収納構造部の下方に配置された、水平方向へのスライド動作により引き出し及び押し入れ可能な引出箱体を有する第2収納構造部と、これら第1収納構造部及び第2収納構造部を支持するフレーム構造体とを備えるコンソールボックスを対象とし、以下の解決手段を講じたものである。
すなわち、第1の発明は、フレーム構造体に対し、引出箱体の一部を引き出した状態で、第1収納構造部と引出箱体との間に位置する仕切板が固定されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明のコンソールボックスにおいて、第1収納構造部が、引出箱体の引き出し動作を所定の位置で規制する引出規制部を備える構成とされている。そして、第2の発明は、仕切板のうち引出規制部によって引出箱体の引き出し動作が規制される位置で引出箱体の引き出し方向における奥側の端部が対応する部分には、引出箱体のスライド方向と交差する方向に延びる段差部が設けられていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明のコンソールボックスにおいて、仕切板のうち引出規制部によって引出箱体の引き出し動作が規制される位置で引出箱体の引き出し方向における奥側の端部が対応する部分には、引出箱体のスライド方向に沿って延びる凸状部が設けられていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つのコンソールボックスにおいて、引出箱体の引き出し方向における奥側の裏面には、当該引出箱体のスライド方向に沿って延びる凸状部が設けられていることを特徴とする。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれか1つのコンソールボックスにおいて、第1収納構造部が、引出箱体をスライド自在に収容する収容体を備える構成とされている。引出箱体には、収容体の内部で下方に臨む面に当接し、当該引出箱体のスライド動作に伴って転動するコロが設けられている。そして、第5の発明は、収容体の仕切板に対応する部分に、コロの転動箇所に対応する部分よりも仕切板側に突出した部分が設けられていることを特徴とする。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれか1つのコンソールボックスにおいて、フレーム構造体が、引出箱体のスライド方向に沿う第1の方向に間隔をあけて配置された複数の縦フレーム部材を有する構成とされている。そして、第6の発明は、ボックス本体が、隣り合う縦フレーム部材の間に嵌め込まれており、上記第1の方向に直交する第2の方向における側面部の開口側の部分に、当該隣り合う縦フレーム部材の間を上記第1の方向に延びる凸状部を有していることを特徴とする。
第1の発明によれば、仕切板をフレーム構造体に固定し、この仕切板によって引出箱体の一部を引き出した状態で第1収納構造部と引出箱体とを仕切るようにしたので、引出箱体の一部が引き出されて開いた状態で、乗員のイレギュラーな扱いによりその引出箱体の引き出した部分に対し上方から押し下げる方向への荷重がかかったとしても、引出箱体の奥側の端部が上方に向かって変位するのを仕切板が当接することで規制する。それによって、引出箱体の奥側の端部が第1収納構造部を含め周辺構成を強く押し上げるような挙動を採ることをなくし、引出箱体の周辺構成が破損するのを防止できる。
第2の発明によれば、引出箱体の引き出し動作を所定の位置で規制する引出規制部を設けるようにしたので、引出箱体がコンソールボックスから完全に抜け出てしまうのを防止できる。それによって、引出箱体を引き出す場合に引出箱体が抜け出してしまう位置を気にしなくてよいので、引出箱体の引き出し操作を行い易くなり、コンソールボックスの使い勝手を良くすることができる。
さらに、第2の発明によれば、仕切板のうち引出箱体の引き出し動作が規制される位置で引出箱体の奥側の端部に対応する部分に、引出箱体のスライド方向と交差する方向に延びる段差部を設けるようにしたので、仕切板のうち引出箱体の奥側の端部が上方に向かって変位したときに当接する部分の剛性を高めることができる。そのことで、引出箱体の奥側の端部が上方に変位することを以て押し上げる方向への押圧力が作用したときに仕切板が変形するのを抑制できる。これにより、引出箱体の回転による変位が引出箱体の周辺構成に与える影響を低減することができ、その結果、引出箱体の周辺構成が破損するのをより確実に防止できる。
第3の発明によれば、仕切板のうち引出箱体の引き出し動作が規制される位置で引出箱体の奥側の端部に対応する部分に、引出箱体のスライド方向に沿って延びる凸状部を設けるようにしたので、仕切板のうち引出箱体の奥側の端部が上方に向かって変位したときに当接する部分の剛性をよりいっそう高めることができる。そのことで、引出箱体の奥側の端部が上方に変位することを以て押し上げる方向への押圧力が作用したときに仕切板が変形するのを抑制できる。これにより、引出箱体の回転による変位が引出箱体の周辺構成に与える影響を低減することができ、その結果、引出箱体の周辺構成が破損するのをより確実に防止できる。
第4の発明によれば、引出箱体の奥側の裏面に当該引出箱体のスライド方向に沿って延びる凸状部を設けるようにしたので、引出箱体の奥側の裏面を構成する部分の剛性が高められる。それにより、引出箱体の引き出した部分に上方から押し下げる方向への荷重がかかったときに引出箱体の奥側の裏面が引出箱体を出し入れするコンソールボックスの開口の下縁部分に押し付けられても、その押圧力に耐え得るようにでき、引出箱体が破損するのを防止できる。
第5の発明によれば、引出箱体を収容する収容体の内部で下方に臨む面に当接するコロを引出箱体に設け、当該引出箱体のスライド動作に伴って収容体内の下向きの面でコロを転動させるようにしたので、引出箱体をスライドさせるときに収容体との間に生じる摩擦抵抗を低くすることができ、収容体に対する引出箱体の引き出し動作や押し入れ動作をスムーズに行わせることが可能になる。
さらに、第5の発明によれば、収容体のうち仕切板に対応する部分に、コロの転動箇所に対応する部分よりも仕切板側に突出した部分を設け、収容体においてコロの転動箇所に対応する部分と仕切板との間の間隔を収容体のうち上記突出した部分と仕切板との間隔よりも広くするようにしたので、引出箱体の奥側の端部が上方に向かって変位したときに収容体を押し上げても、収容体は上記突出した部分でコロの転動箇所に対応する部分に先立って仕切板に当接する。それによって、コロが収容体を介して転動面に強く押し付けられるのを回避できるため、引出箱体の奥側の端部が上方に変位することを以てコロが破損するのを防止できる。
第6の発明によれば、フレーム構造体を構成する複数の縦フレーム部材のうち隣り合う縦フレーム部材の間にボックス本体を嵌め込む構成とし、且つボックス本体の側面部の開口側の部分に、隣り合う縦フレーム部材の間を延びる凸状部を設けるようにしたので、フレーム構造体をその凸状部により引出箱体のスライド方向において補強することができ、コンソールボックスを堅固な構造とすることができる。
実施形態に係るコンソールボックスの全体斜視図である。 実施形態に係るコンソールボックスの分解斜視図である。 実施形態に係るコンソールボックスのボックス本体の斜視図である。 図3のIV−IV線におけるボックス本体の断面図である。 実施形態に係るコンソールボックスの第2収納構造部の分解斜視図である。 図5のVI−VI線における引出箱体を収容した状態の断面図である。 実施形態に係るコンソールボックスの収容体に用いられるスペーサ部材の斜視図である。 実施形態に係る第2収納構造部を引出箱体の収容状態で下側から見た斜視図である。 実施形態に係る第2収納構造部を引出箱体の引き出し状態で下側から見た斜視図である。 実施形態に係る引出箱体の前面パネル部の内部構造を示す斜視図である。 実施形態に係るフレーム構造体及び第2収納構造部を引出箱体の引き出し状態で示す斜視図である。 図11のXIIで囲んだ部分を角度を変えて示す要部拡大図である。 図11のXIII−XIII線におけるコンソールボックスの要部の断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、説明の便宜上、コンソールボックスが自動車の車室内に設置された状態での方向を基準として、車両前後方向における前側を「前」、後側を「後」と称し、車両前方を向いて車幅方向における左側を「左」、右側を「右」と称し、車高方向における上側を「上」、下側を「下」と称する。
<コンソールボックスの概略構成>
図1に、この実施形態に係るコンソールボックス1の全体斜視図を示す。図2に、コンソールボックス1の分解斜視図を示す。図1に示すコンソールボックス1は、例えば、大型自動車の車室においてセパレートタイプの左右の後部座席の間に設置されるアームレストを兼ねた物入れである。
このコンソールボックス1は、図2に示すように、上部に設けられた第1収納構造部3と、第1収納構造部3の下方に配置された第2収納構造部5と、これら第1収納構造部3及び第2収納構造部5を支持するフレーム構造体7と、当該コンソールボックス1の外装を構成する複数の外装カバー部9とを備える。
<フレーム構造体の構成>
フレーム構造体7は、ベースフレーム部材11と、複数の縦フレーム部材13とを備える。ベースフレーム部材11は、鉄などからなる金属製のラダー(梯子)型フレームであって、コンソールボックス1の底面部を構成している。このベースフレーム部材11の前後における両側端部には、車体への取付け用にブラケット片15が設けられている。複数の縦フレーム部材13は、それぞれ鉄などからなる金属製のラダー(梯子)型フレームであって、前後方向(第1方向)に間隔をあけて配置されており、互いに対向している。
本実施形態の縦フレーム部材13は、ベースフレーム部材11の前端部寄りの部分に位置するフロントフレーム部材17と、ベースフレーム部材11の後端部寄りの部分に位置するリアフレーム部材19と、これらフロントフレーム部材17とリアフレーム部材19との間に位置するミドルフレーム部材21とである。これらフロントフレーム部材17、リアフレーム部材19及びミドルフレーム部材21は、縦長で概ね矩形枠状の外枠部17a,19a,21aと、外枠部17a,19a,21aの上下方向における中程で左右方向に延びる中梁部17b,19b,21bとによって構成されている。
外枠部17a,19a,21aは、左右方向に延びる下梁部17c,19c,21cと、下梁部17c,19c,21cの左右両端から上方に延びる一対の側柱部17d,19d,21dと、これら一対の側柱部17d,19d,21dの上端同士を接続する上梁部17e,19e,21eとで構成されている。フロントフレーム部材17の中梁部17bは、リアフレーム部材21及びミドルフレーム部材19の中梁部19b,21bよりも上方に位置するように設けられている。
これらフロントフレーム部材17、リアフレーム部材19及びミドルフレーム部材21の下側部分、具体的には下梁部17c,19c,21cと中梁部17b,19b,21bとの間には、第1収納構造部3を設置するための略矩形状のロア開口17f,19f,21fが形成されている。さらに、これら3つの縦フレーム部材17,19,21のうち上梁部17e,19e,21eと中梁部17b,19b,21bとの間或いは中梁部17b,19b,21b同士の間には、略矩形状のアッパ開口17g,19g,21gが形成されている。
そして、上記のフロントフレーム部材17、リアフレーム部材19及びミドルフレーム部材21の下梁部17c,19c,21cは、溶接などによってベースフレーム部材11にそれぞれ固定されている。そのことにより、これら3つの縦フレーム部材17,19,21は、ベースフレーム部材11とアセンブリされて、ベースフレーム部材11と共にフレーム構造体7を構成している。
<外装カバー部の構成>
外装カバー部9は、フロントカバー9aと、一対のサイドカバー9bと、リアカバー9cとを備える。これらフロントカバー9a、各サイドカバー9b及びリアカバー9cは、ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂からなり、射出形成などによって成形される樹脂成形品である。
フロントカバー9aは、フロントフレーム部材17の前側に取り付けられて、コンソールボックス1の前面を構成する。フロントカバー9aの下側には、フロントフレーム部材17のロア開口17fに対応する矩形状の引出口10が設けられている。一対のサイドカバー9bは、フロントフレーム部材17、リアフレーム部材19及びミドルフレーム部材21の各側柱部17d,19d,21dを覆って、コンソールボックス1の左右の両側面を構成する。リアカバー9cは、リアフレーム部材19の後側に取り付けられて、コンソールボックス1の後面を構成する。
<第1収納構造部の構成>
第1収納構造部3は、フレーム構造体7のアッパ開口17g,19g,21gの前後方向に対応する箇所に設置される。この第1収納構造部3は、ボックス本体23と、リッド部品25と、カップホルダ27とを備える。
図3に、ボックス本体23の斜視図を示す。また、図4に、図3のIV−IV線におけるボックス本体23の断面図を示す。ボックス本体23は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂からなり、射出成形などによって成形される樹脂成形品である。ボックス本体23は、図3に示すように、上方に開口した概ね直方体ボックス状の第1収納部29と、第1収納部29の前方に位置するホルダ装着部31と、フレーム構造体7に被せて固定されるフレーム固定部33とを備える。
第1収納部29は、図3及び図4に示すように、ミドルフレーム部材21とリアフレーム部材19との間に嵌め込まれる。この第1収納部29のうち左右方向(第2方向)における両側面部34の開口部側には、前後方向に延びる凸状部としての補強リブ35が不規則な格子状に設けられている。補強リブ35は、第1収納部29の両側面部34のうち上半部分の略全体に形成されていて、フレーム構造体7を前後方向に補強する支持材のような役割を果たす。それによって、コンソールボックス1は堅固な構造とされている。
ホルダ装着部31は、上方に開口した凹状に形成されており、フロントフレーム部材17とミドルフレーム部材21との間に嵌め込まれている。フレーム固定部33は、ホルダ装着部31の前側でフロントフレーム部材17の上梁部17eに被せられるフロント固定部37と、ホルダ装着部31とボックス本体23との間でミドルフレーム部材21の上梁部21eに被せられるミドル固定部39と、ボックス本体23の後側でリアフレーム部材19の上梁部21eに被せられるリア固定部41とである。
リッド部品25は、第1収納部29の上部に取り付けられ、第1収納部29の開口部を塞ぐ。このリッド部品25の上面部には、両開きタイプの一対のリッド43が観音開き可能に設けられている。これら一対のリッド43は、閉じた状態でアームレストとして利用可能になっている。カップホルダ27は、カップを保持する保持凹部28を有しており、ボックス本体23のホルダ装着部31に上側から装着される。
<第2収納構造部の構成>
図5に、第2収納構造部5の分解斜視図を示す。また、図6に、図5のVI−VI線における引出箱体47を収容した状態の断面図を示す。第2収納構造部5は、フレーム構造体7に対し、ロア開口17f,19f,21fに通して設置されている。この第2収納構造部5は、図5及び図6に示すように、収容体45と、引出箱体47と、スライド補助機構49と、ガイド機構51とを備える。
収容体45は、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂からなり、射出成形などによって成形される樹脂成形品である。この収容体45は、前方に引出箱体47を出し入れするための開口を有し、引出箱体47の上面及び左右両側面を覆い且つ引出箱体47が収容される内部空間を下方に向けて開放した概ね直方形のカバー状に形成されていて、引出箱体47をスライド自在に収容するようになっている。
収容体45の前方開口の下側には、左右方向に延びる板状支持部53が設けられている。この板状支持部53は、引き出し動作又は押し入れ動作によりスライドされる引出箱体47を下側で支持する。また、収容体45の前方開口の上側及び左右両側には、前後方向に臨むブラケット片55が設けられている。収容体45は、このブラケット片55を複数箇所(例えば4箇所)でフロントフレーム部材17にねじ留めすることにより、フレーム構造体7に固定される。
収容体45の上面部57の左右方向における中程には、外側に隆起した隆起部59が設けられている。この隆起部59は、収容体45の上面部57の後端から前方開口側の位置にまで前後方向に真っ直ぐ延びており、収容体45の内側が凹んだアッパガイド凹部61を構成している。さらに、収容体45の上面部57には、このアッパガイド凹部61の前端位置で内方(下方)に突出した、後方に臨む面を有するストッパ63が設けられている。ストッパ63は、引出箱体47の引き出し動作を所定の位置で規制する引出規制部である。
また、収容体45の左右の両側壁部64には、収容体45の内方に凹んだ凹状部65が設けられている。この凹状部65は、収容体45の前後方向における略全体に亘って前後方向に真っ直ぐ延びており、収容体45の内方に突出したガイドレール部67(後に参照する図13に示す)を構成している。各凹状部65の前端部分にはコロ69が設けられている。コロ69は、左右方向に延びる軸周りに回転自在に取り付けられている。このコロ69の外周面のうち少なくとも上方に臨む部分は、収容体45の内部に配置されている。
さらに、各凹状部65において、コロ69の直ぐ後側には、引出箱体47を2方向に付勢する機能を有したスペーサ部材71が取り付けられており、スペーサ部材71の後側には、補強用の縦リブ72が前後方向に間隔をあけて複数設けられている。スペーサ部材71は、ポリアセタール(POM)などの合成樹脂からなり、射出成形などによって成形される樹脂成形品である。
図7に、スペーサ部材71の斜視図を示す。スペーサ部材71は、図7に示すように、中抜きされた直方体ブロックのような形状の本体部73と、本体部73の長さ方向における両側に設けられたブラケット片75とで構成されている。このスペーサ部材71の本体部73は、左右方向において収容体45の内方に臨む面を形成する第1板ばね片77と、下方に臨む面を形成する第2板ばね片79とを備える。
第1板ばね片77は、収容体45の幅方向における内方に向けて湾曲状に張り出した帯板形状を有し、引出箱体47の幅方向における外側に臨む側面(後述する凹溝部93の側面)に当接することにより、引出箱体47を収容体45の内方へ付勢する。第2板ばね片79は、下方に向けて湾曲状に張り出した帯板形状を有し、引出箱体47の上方に臨む側面(後述する凹溝部93の下面)に当接することにより、引出箱体47を収容体45の内部で下方へ付勢する。
各ブラケット片75は、左右方向に臨む板面を有する小片板状の部分である。それら各ブラケット片75には留め孔76が形成されている。スペーサ部材71は、凹状部の側面部から下面部にかけての部分に設けられた図示しない開口を介して第1板ばね片77と第2板ばね片79を収容体45の内部に臨ませた姿勢とし、その姿勢で各留め孔76を挿通させた図示しないタッピングねじによって収容体45の凹状部65内にねじ留めされている。
引出箱体47は、水平方向へのスライド動作により前後方向に引き出し及び押し入れ可能とされている。この引出箱体47は、図5に示すように、上方に開口した矩形トレイ状の第2収納部81と、第2収納部81の前側に配置された前面パネル部83とを備える。第2収納部81の開口周縁には、外方に延びるフランジ片85が設けられている。収容体45のコロ69は、収容体45の内部でそのフランジ片85の下面に当接して引出箱体47を支持し、引出箱体47のスライド動作に伴って転動されるようになっている。
フランジ片85のうち後側の辺部分の左右方向における中程には、上方に突出したアッパガイド凸部87が設けられている。このアッパガイド凸部87は、収容体45のアッパガイド凹部61に嵌め入れられ、引出箱体47の引き出し動作や押し入れ動作に伴いアッパガイド凹部61に沿って移動する。引出箱体47の引き出し動作は、引き出し方向へのスライド移動によりアッパガイド凸部87がストッパ63に当接した時点で規制される。
また、第2収納部81の両側壁部89の下部には、側方に突出したロアサイドガイド凸部91が設けられている。ロアサイドガイド凸部91は、フランジ片85に沿って前後方向に真っ直ぐ延びており、収容体45の前方開口の内側部分に設けられたロアサイドガイド凹部92に嵌め入れられ、引出箱体47の引き出し動作や押し入れ動作に伴いロアサイドガイド凹部92に沿って移動する。
ガイド機構51は、これらアッパガイド凹部61及びそれに案内されるアッパガイド凸部87と、ロアサイドガイド凸部91及びそれに案内されるロアサイドガイド凹部92と、収容体45のコロ69が転動されるフランジ片85と、引出箱体47に設けられた後述するコロ97が転動されるガイドレール部67とによって構成されており、引出箱体47の引き出し時や押し入れ時におけるスライド移動を案内するようになっている。
このロアサイドガイド凸部91とフランジ片85との間には、引出箱体47の内方に凹んだ凹溝部93が設けられている。凹溝部93は、引出箱体47のスライド方向に沿う方向、つまり前後方向に真っ直ぐ延びている。この凹溝部93内には、収容体45のガイドレール部67が進入する。ロアサイドガイド凸部91は、第2収納部81の後方に突出した突出部95を有している。突出部95にはコロ97が設けられている。
コロ97は、左右方向に延びる軸周りに回転自在に取り付けられている。このコロ97の外周面のうち少なくとも上方に臨む部分は、ロアサイドガイド凸部91の上面よりも上方に突出している。そして、コロ97は、収容体45のガイドレール部67の下方に臨む下面を受け、引出箱体47のスライド動作に伴ってそのガイドレール部67の下面で転動自在とされている。
スライド補助機構49は、ガイドレール部67の下面で転動する、収容体45に設けられたコロ69と、フランジ片85の下面で転動する、引出箱体47に設けられたコロ97とによって構成されており、これらコロ69,97の転動によって引出箱体47の引き出し時や押し入れ時におけるスライド動作を比較的低い摩擦抵抗でスムーズに行えるようにしている。
また、引出箱体47の左右両側にある凹溝部93の側面には、対応するスペーサ部材71の第1板ばね片77が当接されて、その第1板ばね片77による付勢力が作用する。また、それら各凹溝部93の下面には、対応するスペーサ部材71の第2板ばね片79が当接されて、その第2板ばね片79による付勢力が作用する。
すなわち、引出箱体47は、収容体45の左右両側に設けられたスペーサ部材71により、第1板ばね片77による付勢力を効かせた状態で挟み込まれながら、第2板ばね片79の付勢力を以て下方に常時押し下げられた状態とされる。そうして、第2収納構造部5では、引出箱体47の姿勢を維持し、引出箱体47の収容体45内でのがたつきを防止している。
スペーサ部材71の第1板ばね片77及び第2板ばね片79は、引出箱体47の引き出し動作や押し入れ動作に伴って凹溝部93の内面(側面及び下面)を摺動する。引出箱体47のうち第1板ばね片77及び第2板ばね片79が摺動する面は、引出箱体47の引き出し動作と押し入れ動作が繰り返し行われることにより、細かい傷が付くため、それに起因して白化することが懸念される。しかし、本実施形態においてそうした白化が生じ得る面は、凹溝部93の内面であるので、引出箱体47を引き出した状態でも見えにくく、使用によって見栄えが損なわれるのを抑制できる。
図8に、第2収納構造部5を引出箱体47の収容状態で下側から見た斜視図を示す。また、図9に、第2収納構造部5を引出箱体47の引き出し状態で下側から見た斜視図を示す。引出箱体47の引き出し方向における奥側の裏面には、図8に示すように、凸状部としての複数の補強リブ99が設けられている。これら複数の補強リブ99は、引出箱体47の幅方向において互いに間隔をあけて配置されており、引出箱体47のスライド方向に沿って前後方向に延びている。それによって、引出箱体47の奥側の裏面を構成する部分の剛性が高められている。
引出箱体47のうち補強リブ99が設けられた奥側の部分は、図9に示すように、引出箱体47を引き出し動作が規制される位置にまで引き出すと、収容体45の板状支持部53に対応する部分である。当該引出箱体47の奥側部分は、引出箱体47が引き出し動作の規制位置まで引き出された状態でその引き出した部分に上方から押し下げる方向への荷重がかかると、板状支持部53に押し付けられるが、上記補強リブ99による剛性を高める効果を以てその押圧力に耐え得るようになっており、引出箱体47自体の破損を防止するのに適した構造とされている。
図10に、引出箱体47の前面パネル部83の内部構造を前面カバー101を外して見たときの斜視図を示す。前面パネル部83は、図1及び図10に示すように、その前面を構成する前面カバー101と、操作用のハンドル103とを備える。前面カバー101の下半部分には、略矩形状の開口105が形成されている。ハンドル103は、支軸107を介して前面パネル部83の内部に取り付けられて、支軸107周りに回転可能とされている。このハンドル103は、支軸107よりも下側に位置するレバー部109と、支軸107よりも後側に位置するフック部111とを備える。
レバー部109は、縦断面クランク状をなしている。具体的には、レバー部109は、前面カバー101の開口105から前方外部に臨む第1縦板部113と、第1縦板部113の上端縁から後方に延びる横板部115と、横板部115の後端から上方に延びる第2縦板部117とによって構成されている。こうした構成では、横板部115及び第2縦板部117が前面カバー101の裏側に隠れるので、レバー部109の外部に露出する部分を第1縦板部113だけとしてその露出面積を比較的小さくでき、引出箱体47にスマートな印象が与えられる。
ハンドル103のフック部111は、上方に突出したロック用の爪片119を有している。ハンドル103は、トーションばね121によってレバー部109を支軸107周りに後方へ回転させる方向に常時付勢されている。そのため、ハンドル103が操作されない状態においては、フック部111の爪片119が前面パネル部83の後側上部に形成された孔123に挿通されて、その孔123から上方に突出する。このとき、引出箱体47が収容体45に完全に収容されていると、ハンドル103のフック部111の爪片119は、フロントカバー9aの引出口の内周縁部に設けられた図示しないロック孔に挿入されてロックされる。
図11に、フレーム構造体7及び第1収納構造部3を引出箱体47の引き出し状態で見たときの斜視図を示す。図12に、図11のXIIで囲んだ部分を角度を変えて見たときの要部拡大図を示す。図13に、図11のXIII−XIII線におけるコンソールボックス1の要部の断面図を示す。上述したコンソールボックス1では、図11〜図13に示すように、フレーム構造体7に対し、フロントフレーム部材17とリアフレーム部材19との間に横たわる仕切板125が設けられている。
この仕切板125は、鉄などからなる金属製の板体であって、フロントフレーム部材17、リアフレーム部材19及びミドルフレーム部材21の上下方向における中程の部分、具体的には中梁部17b,19b,21bの下端部分に溶接などによって固定されている。そして、仕切板125は、第1収納構造部3と第2収納構造部5との間に位置し、これら第1収納構造部3と第2収納構造部5とを仕切っている。この仕切板125は、引出箱体47を引き出し動作が規制される位置まで引き出した状態において、第1収納構造部3と引出箱体47の引き出し方向における奥側の端部との間に位置する。
仕切板125のうちストッパ63によって引出箱体47の引き出し動作が規制される位置で引出箱体47の引き出し方向における奥側の端部が対応する部分には、左右方向に延びる段差部127が設けられている。仕切板125のうち段差部127よりも前側の部分は相対的に上側に位置し、仕切板125のうち段差部127よりも後側の部分は相対的に下側に位置している。さらに、仕切板125のうち段差部127からその後側にかけての部分には、前後方向に延びる上方に隆起した凸状部としての隆起部129が左右両側に設けられている。
第1収納構造部3の収容体45と仕切板125との間の間隔は、図13に示すように、収容体45上面に隆起部59が設けられた箇所で最も狭くなっている。すなわち、収容体45上面の隆起部59は、引出箱体47のコロ97の転動箇所に対応する部分よりも仕切板125側に突出した部分となっている。そして、収容体45において引出箱体47のコロ69の転動箇所に対応する部分と仕切板125との間の間隔d1は、コロ97が破損し易いことに鑑み、収容体45上面の隆起部59と仕切板125との間隔d2よりも広くなっており、引出箱体47の奥側の端部が上方に向かって変位することを考慮してマージンを多くとってある。
−実施形態の効果−
この実施形態に係るコンソールボックス1によると、金属製の仕切板125をフレーム構造体7に固定し、この仕切板125によって引出箱体47の一部を引き出した状態で第1収納構造部3と第2収納構造部5とを仕切るようにしたので、引出箱体47の一部が引き出されて開いた状態で、乗員のイレギュラーな扱いによりその引出箱体47の引き出した部分に対し上方から押し下げる方向への荷重がかかったとしても、引出箱体47の奥側の端部が上方に向かって変位するのを収容体45の上面部を介して金属製の仕切板125が当接することで規制する。それによって、引出箱体47の奥側の端部が第1収納構造部3を含め周辺構成を強く押し上げるような挙動を採ることをなくし、引出箱体47の周辺構成が破損するのを防止できる。
さらに、この実施形態に係るコンソールボックス1によると、仕切板125のうち引出箱体47の引き出し動作が規制される位置で引出箱体47の奥側の端部に対応する部分に段差部127と隆起部129とを設けるようにしたので、仕切板125のうち引出箱体47の奥側の端部が上方に向かって変位したときに当接する部分の剛性をよりいっそう高めることができる。そのことで、引出箱体47の奥側の端部が上方に変位することを以て押し上げる方向への押圧力が作用したときに仕切板が変形するのを抑制できる。これにより、引出箱体47の回転による変位が引出箱体47の周辺構成に与える影響を低減することができ、その結果、引出箱体47の周辺構成が破損するのを防止できる。
また、この実施形態に係るコンソールボックス1によると、収容体45のうち仕切板125に対応する上面部分に、コロ97の転動箇所に対応する部分よりも仕切板125側に突出した隆起部59を設け、収容体45においてコロ97の転動箇所に対応する部分と仕切板125との間の間隔d1を収容体45の隆起部59と仕切板125との間隔d2よりも広くするようにしたので、引出箱体47の奥側の端部が上方に向かって変位したときに収容体45を押し上げても、収容体45は隆起部59でコロ69の転動箇所に対応する部分に先立って仕切板125に当接する。それによって、コロ69が収容体45がガイドレール部67の下面(転動面)に強く押し付けられるのを回避できるため、引出箱体47の奥側の端部が上方に変位することを以てコロ69が破損するのを防止できる。
以上のように、ここに開示する技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、ここに開示する技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、仕切板125は金属製であるとしたが、これに限らない。仕切板125を金属製とすることは一例に過ぎず、仕切板125の剛性を十分に確保できるものであれば、ガラス繊維入りナイロン(Ny−GF)やガラス繊維入りポリプロピレン(PP−GF)、炭素繊維入りポリプロピレン(PP−CF)などの繊維補強材を含有する繊維強化プラスチックを仕切板125の材料として採用してもよい。
また、上記実施形態では、仕切板125に隆起部129が設けられているとしたが、これに限らない。例えば、上述したように仕切板125を繊維強化プラスチックなどの樹脂製とする場合には、隆起部129に代えて、前後方向に延びる突条板形の補強リブが設けられていてもよい。このように、仕切板125のうち引出箱体47の引き出し動作が規制される位置で引出箱体47の奥側の端部に対応する部分には、剛性を高めて仕切板125の変形を抑制する観点から、引出箱体47のスライド方向に沿って延びる凸状部が設けられていることが好ましい。
また、上記実施形態では、仕切板125が第1収納構造部3と第2収納構造部5との間に位置するとしたが、これに限らない。仕切板125は、収容体45の内部で引出箱体47の上方に位置していても構わない。要は、仕切板125は、引出箱体47の一部を引き出した状態で、第1収納構造部3と引出箱体47との間に位置し、引出箱体47の引き出し方向における奥側の端部が上方に向かって変位するのを規制するように設けられていればよい。
また、上記実施形態では、仕切板125に前後方向に延びる段差部127が一体に設けられているとしたが、これに限らない。当該段差部127は、仕切板125とは別体の部品が仕切板125に溶接などの手法で接合されることにより設けられていてもよい。また、当該段差部127は、引出箱体47のスライド方向と交差する方向であれば、前後方向及び左右方向に対して斜め方向に延びていてもよい。
また、上記実施形態では、引出箱体47の奥側の裏面に前後方向に真っ直ぐ延びる補強リブ99が設けられているとしたが、これに限らない。当該補強リブ99は、前後方向に対して傾斜していてもよいし、湾曲したり蛇行したりしていても構わない。また、当該補強リブ99に代えて、第2収納部81側を中空とした隆起部などが設けられていてもよい。このように、引出箱体47の奥側の裏面には、引出箱体47の奥側の部分の剛性を高めて破損を防止する観点から、引出箱体47のスライド方向に沿って延びる凸状部が設けられていることが好ましい。
また、上記実施形態では、ボックス本体23の第1収納部29のうち左右の側面部34の開口部側に格子状の補強リブ35が設けられているとしたが、これに限らない。例えば、補強リブ35に代えて、当該第1収納部29の左右の側面部34の開口部側に前後方向の全体に亘って延びる外方に突出した厚肉部や第1収納部29側を中空とした隆起部が設けられていてもよい。このように、当該第1収納部29の側面部34には、フレーム構造体7を補強してコンソールボックス1を堅固な構造とする観点から、隣り合う縦フレーム部材13の間を前後方向に延びる凸状部が設けられていることが好ましい。
また、上記実施形態では、収容体45に2方向への付勢機能を有するスペーサ部材71が用いられた形態を例示したが、これに限らない。例えば、スペーサ部材71に代えて、引出箱体47を左右方向において収容体45の内方に付勢する板ばね片を備えた第1スペーサ部材と、引出箱体47を下方に付勢する板ばね片を備えた第2スペーサ部材とが設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、コンソールボックス1がセパレートタイプの左右の後部座席の間に設置されることを述べたが、これに限らない。本発明は、車両前部にある運転席と助手席との間に設置されるコンソールボックスにも勿論適用することが可能である。
以上説明したように、本発明は、自動車の室内に設置されるコンソールボックスについて有用である。
1…コンソールボックス、3…第1収納構造部、5…第2収納構造部、
7…フレーム構造体、9…外装カバー部、9a…フロントカバー、
9b…サイドカバー、9c…リアカバー、10…引出口、11…ベースフレーム部材、
13…縦フレーム部材、15…ブラケット片、17…フロントフレーム部材、
19…リアフレーム部材、21…ミドルフレーム部材、
17a,19a,21a…外枠部、17b,19b,21b…中梁部、
17c,19c,21c…下梁部、17d,19d,21d…側柱部、
17e,19e,21e…上梁部、17f,19f,21f…ロア開口、
17g,19g,21g…アッパ開口、23ボックス本体、25…リッド部品、
27…カップホルダ、29…第1収納部、31…ホルダ装着部、
33…フレーム固定部、34…側面部、35…補強リブ(凸状部)、
37…フロント固定部、39…ミドル固定部、41…リア固定部、43…リッド、
45…収容体、47…引出箱体、49…スライド補助機構、51…ガイド機構、
53…板状支持部、55…ブラケット片、57…上面部、59…隆起部、
61…アッパガイド凹部、63…ストッパ、63…側壁部、65…凹状部、
67…ガイドレール部、69…コロ、71…スペーサ部材、72…縦リブ、
73…本体部、75…ブラケット片、76…留め孔、77…第1板ばね片、
79…第2板ばね片、81…第2収納部、83…前面パネル部、85…フランジ片、
87…アッパガイド凸部、89…側壁部、91…ロアサイドガイド凸部、
92…ロアサイドガイド凹部、93…凹溝部、95…突出部、
99…補強リブ(凸状部)、101…前面カバー、103…ハンドル、105…開口、
107…支軸、109…レバー部、111…フック部、113…第1縦板部、
115…横板部、117…第2縦板部、119…爪片、121…トーションばね、
123…孔、125…仕切板、127…段差部、129…隆起部(凸状部)

Claims (6)

  1. 上方に開口したボックス本体(23)を有する第1収納構造部(3)と、
    前記第1収納構造部(3)の下方に配置された、水平方向へのスライド動作により引き出し及び押し入れ可能な引出箱体(47)を有する第2収納構造部(5)と、
    前記第1収納構造部(3)及び前記第2収納構造部(5)を支持するフレーム構造体(7)と、を備えるコンソールボックスであって、
    前記フレーム構造体(7)には、前記引出箱体(47)の一部を引き出した状態で、前記第1収納構造部(3)と前記引出箱体(47)との間に位置する仕切板(125)が固定されている
    ことを特徴とするコンソールボックス。
  2. 請求項1に記載されたコンソールボックスにおいて、
    前記第1収納構造部(3)は、前記引出箱体(47)の引き出し動作を所定の位置で規制する引出規制部(63)を備え、
    前記仕切板(125)のうち前記引出規制部(63)によって前記引出箱体(47)の引き出し動作が規制される位置で前記引出箱体(47)の引き出し方向における奥側の端部が対応する部分には、前記引出箱体(47)のスライド方向と交差する方向に延びる段差部(127)が設けられている
    ことを特徴とするコンソールボックス。
  3. 請求項2に記載されたコンソールボックスにおいて、
    前記仕切板(125)のうち前記引出規制部(63)によって前記引出箱体(47)の引き出し動作が規制される位置で前記引出箱体(47)の引き出し方向における奥側の端部が対応する部分には、前記引出箱体(47)のスライド方向に沿って延びる凸状部(129)が設けられている
    ことを特徴とするコンソールボックス。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたコンソールボックスにおいて、
    前記引出箱体(47)の引き出し方向における奥側の裏面には、当該引出箱体(47)のスライド方向に沿って延びる凸状部(99)が設けられている
    ことを特徴とするコンソールボックス。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載されたコンソールボックスにおいて、
    第1収納構造部(3)は、前記引出箱体(47)をスライド自在に収容する収容体(45)を備え、
    前記引出箱体(47)には、前記収容体(45)の内部で下方に臨む面に当接し、当該引出箱体(47)のスライド動作に伴って転動するコロ(97)が設けられ、
    前記収容体(45)の前記仕切板(125)に対応する部分には、前記コロ(97)の転動箇所に対応する部分よりも前記仕切板(125)側に突出した部分(59)が設けられている
    ことを特徴とするコンソールボックス。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載されたコンソールボックスにおいて、
    前記フレーム構造体(7)は、前記引出箱体(47)のスライド方向に沿う第1の方向に間隔をあけて配置された複数の縦フレーム部材(17,19,21)を有し、
    前記ボックス本体(23)は、隣り合う前記縦フレーム部材(19,21)の間に嵌め込まれており、前記第1の方向に直交する第2の方向における側面部(34)の開口側の部分に、当該隣り合う縦フレーム部材(19,21)の間を前記第1の方向に延びる凸状部(35)を有している
    ことを特徴とするコンソールボックス。
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