JP2018114865A - アームレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗員の体格に応じて適切な位置に配置することができ、且つ、側突荷重を吸収することのできるアームレストを提供する。【解決手段】 車両のドアの車幅方向内側に設けられた本体部2と、本体部から車幅方向内方に突出したアームレストベース部7と、アームレストベース部に結合するアームレスト本体9と、アームレスト本体をアームレストベース部に対して初期位置と、初期位置に対して車幅方向における内方かつ前方に位置する突出位置との間でスライド移動させるスライド機構とを有し、スライド機構10は、アームレストベース部の側壁に設けられた支持孔18Cと、アームレスト本体から延び、支持孔に支持されたロッド8とを有し、ロッドのアームレスト本体の側の端部は、アームレストベース部の側壁18Aに対して水平方向に間隙を介して配置されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のドアに設けられるアームレストに関する。
車両のドア本体に移動可能にアームレストを設け、様々な体格の乗員の肘の位置に応じてアームレストの位置をドアに対して前後方向に移動可能にしたものがある(例えば特許文献1)。
特開2005−96528号公報
しかしながら、特許文献1のようなアームレストの移動態様は、乗員の胴部の車幅方向の位置が考慮されておらず、乗員にとって最適な位置にアームレストが配置されているとは言い難い。小柄な乗員の肘の位置は、シートを後側に配置する大柄な乗員の肘の位置よりも前方、且つ、車幅方向内側に位置する。そのため、アームレストは、前方かつ車幅方向内方に変位可能に構成されることが好ましい。
更に、車体に対する側方からの衝突時に乗員に加わる衝突荷重を軽減するため、アームレストには衝突荷重を吸収する機能が求められている。特許文献1のアームレストは、ドア本体に設けられたレールに設けられたスライダに取り付けられているため、側突時にはアームレストは直接ドア本体に衝突し、乗員はドア本体から反力を受けるため、衝突荷重を軽減する効果が小さい。
本発明は、以上の背景を鑑み、乗員の体格に応じて適切な位置に配置することができ、且つ、側突荷重を吸収することのできるアームレストを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、アームレスト(11)が、車両のドアの車幅方向における内側に設けられた本体部(2)と、前記本体部から車幅方向における内方に突出したアームレストベース部(7)と、前記アームレストベース部に結合するアームレスト本体(9)と、前記アームレストベース部と前記アームレスト本体との間に設けられ、前記アームレスト本体を前記アームレストベース部に対して初期位置と、前記初期位置に対して車幅方向における内方かつ前方に位置する突出位置との間でスライド移動させるスライド機構(10)とを有し、前記スライド機構は、前記アームレストベース部の側壁に設けられた支持孔(18C)と、前記アームレスト本体から延び、前記支持孔に支持されたロッド(8)とを有し、前記ロッドの前記アームレスト本体の側の端部は、前記アームレストベース部の側壁に対して水平方向に間隙を介して配置されているとよい。
この構成によれば、アームレスト本体が初期位置と内方かつ前方に位置する突出位置との間で移動するため、アームレストを乗員の体格に応じて適切な位置に配置することが可能となる。更に、ロッドの突出端とアームレストベース部の側壁との間に側方からの衝突によってロッドの側方への移動や変形のためのスペースが設けられているため、側突荷重を低減することができる。
また、上記の構成において、前記ロッドは、前記アームレスト本体が前記初期位置から前記突出位置に移動するにつれて、前記アームレストベース部の側壁に対して平行、又は離れる方向へ移動するとよい。
この構成によれば、アームレスト本体が初期位置と突出位置との間を移動する間、ロッドがアームレストベース部の側壁に対して平行、又は離れる方向に移動する。そのため、ロッドの突出端とアームレストベース部の側壁との間に間隙がアームレスト本体の移動によって消失しないため、アームレスト本体の位置に寄らずロッドの側方への移動や変形のためのスペースが確保される。
また、上記の構成において、前記アームレストベース部は、前記ロッドの上面に摺接する上ガイド壁(19A)及び前記ロッドの下面に摺接する下ガイド壁(20A)を有する
とよい。
この構成によれば、ロッドは上ガイド壁及び下ガイド壁によって挟持されるため、アームレスト本体のアームレストベース部に対する上下方向のがたつきが防止される。また、ロッドは上下方向から挟持されているため、ロッドは支持孔に対して側方に移動や変形することができる。
また、上記の構成において、前記上ガイド壁及び前記下ガイド壁の少なくとも一方は、前記ロッドと当接するガイド壁突起(19B)を有するとよい。
この構成によれば、ガイド壁突起にロッドの上下方向の壁が当接し、ロッドが上ガイド壁及び下ガイド壁により確実に挟持されるため、ロッドのアームレストベース部に対する上下方向のがたつきが防止される。
また、上記の構成において、前記ロッド及び前記アームレストベース部は、前記ロッドの移動に応じて互いに係合し、節度感を与える係止構造(90)を有するとよい。
この構成によれば、アームレスト本体の位置をアームレストベース部の所定の位置に保持することが可能となる。
また、上記の構成において、前記支持孔は、車幅方向に延びる上辺及び下辺と、上下に延びる側辺とを有して長方形に形成されているとよい。
この構成によれば、ロッドの支持孔への挿入が容易であり、ロッドの支持孔に対する回転が防止できる。
また、上記の構成において、前記支持孔は、前記アームレストベース部の板状部分を厚み方向に貫通する貫通孔であり、車幅方向の縁部に前記ロッドと当接する突起(18D)を有するとよい。
この構成によれば、ロッドはアームレストベース部の板状部分に設けられた貫通するようにアームレストベース部に結合するため、ロッドは支持孔に対して側方に移動や変形しやすい。また、ロッドと支持孔に設けられた突起が当接することによってロッドのアームレストベース部に対するがたつきが防止される。
また、上記の構成において、前記アームレストベース部は、上方を向くベース上壁部(12)を有し、前記アームレスト本体は、前記ベース上壁部に摺動可能に支持された本体上壁部(32)を有し、前記ベース上壁部及び前記本体上壁部は、互いに係合して前記ベース上壁部に対する前記本体上壁部の上方への移動を規制する上方規制構造(100)を有するとよい。
この構成によれば、アームレスト本体のアームレストベース部に対して水平方向を軸線とする回転し難くなり、アームレスト本体がアームレストベース部から外れ難くなる。
また、上記の構成において、前記ベース上壁部及び前記本体上壁部は、互いに係合して前記ベース上壁部に対する前記本体上壁部の車幅方向の移動を規制する左右規制構造(110)を有するとよい。
この構成によれば、アームレスト本体がアームレストベース部から外れ難くなる。
また、上記の構成において、前記左右規制構造は、車幅方向から所定の荷重を受けたときに変形し、前記ベース上壁部に対する前記本体上壁部の車幅方向への移動の規制を解除するとよい。
この構成によれば、側方からの衝突による荷重によって左右規制構造が変形するため、側突荷重が吸収される。
また、上記の構成において、前記ベース上壁部の上面から上方に突出すると共に、前記アームレスト本体のスライド方向に平行に延在する第1基部(21F)と、前記第1基部の突出縁から車幅方向に突出した第1突片(21G)とを備えた係止部(21)と、前記本体上壁部の下面から下方に突出する第2基部(42F)と、前記第2基部の突出縁から車幅方向に突出し前記第1突片と係合可能な第2突片(42G)を備えた被係止部(42)とが設けられ、前記係止部と前記被係止部とによって、前記上方規制構造及び前記左右規制構造が形成されるとよい。
この構成によれば、アームレスト本体をアームレストベース部に支持させる上方規制構造及び左右規制構造が簡素に構成される。
以上の構成によれば、乗員の体格に応じて適切な位置に配置することができ、且つ、側突荷重を吸収することのできるアームレストを提供することが可能となる。
本実施形態に係るドアの斜視図 本実施形態に係るアームレスト本体が初期位置(破線)にある場合と突出位置にある(実線)場合を示すアームレストの斜視図 アームレスト本体が(A)初期位置(図2の破線)にあるときのIIIA−IIIA断面図、及び(B)突出位置(図2の実線)にあるときのIIIB−IIIB断面図 本実施形態に係るアームレストベース部を前上方から見たときの斜視図 本実施形態に係るアームレストベース部の前下方から見たときの斜視図 本実施形態に係るアームレスト本体を前上方から見たときの斜視図 本実施形態に係るアームレスト本体を前下方から見たときの斜視図 本実施形態に係るアームレストベース部、及びロッドの組立斜視図 本実施形態に係るアームレストベース部、ロッド、及びアームレスト本体の組立斜視図 本実施形態に係るアームレスト本体が初期位置にあるときのアームレストの上面図 本実施形態に係るアームレスト本体が突出位置にあるときのアームレストの上面図 (A)図11におけるXIIA−XIIA断面端面図、及び(B)図10におけるXIIB−XIIB断面端面図 本実施形態に係るアームレスト本体に側突荷重が加わったときの(A)模式断面図、及び(B)ロッドの変位の例を示す模式図
以下、本発明のアームレストを車両用ドアの内装部材に適用した実施形態について図1〜図13を参照して説明する。
図1に示されるように、車両の運転席である右前席のドアの内装部材1は、鋼板から形成されたドアパネルの下部の車室側面(左側面)を覆うように取り付けられるものである。内装部材1は、樹脂材料によって概ね板状に形成され、ドアが閉じられた状態を基準として主面が車幅方向(左右方向)を向く本体部2と、本体部2の周囲に設けられた縁部3とを有する。内装部材1の縁部3は、本体部2に対して車幅方向における外方に配置され、ドアパネルに当接している。
本体部2の上部には、厚み方向(車幅方向)に貫通する上部開口2Bが形成されている。上部開口2B内には、ドアパネルに設けられたドアハンドルが配置される。本体部2における上部開口2Bの下方であり車内側の側面には、把持部2Cが形成されている。把持部2Cは、本体部2から車外側かつ下方に窪んだ凹部である。乗員は把持部2Cに指を引っ掛けてドアを開閉することができる。
本体部2の車幅方向における車内側の側面には、上下方向における中間部において、車室側に膨出し、車外側(右側)に向けて開口した空間を画定する本体凸部2Dが形成されている。その本体凸部2Dには、図2に示されるように、前側からスイッチ部5、連結部6、及びアームレストベース部7が記載の順序で結合している。図3に示されるように、アームレスト本体9がアームレストベース部7にロッド8を介して結合することによってスライド機構10が構成され、アームレスト本体9が本体部2に対してスライド移動するアームレスト11として機能する。
図1、及び図2に示されるように、スイッチ部5は、前後に延びる箱形に形成されている。スイッチ部5の内部には、パワーウインドウやドアのロック装置を操作するためのスイッチボックス(不図示)が配置されている。スイッチボックスの各スイッチボタンは、スイッチ部5の上壁部5Aに設けられた各スイッチ開口5Bから上方に露出する。
次に、図4〜図6を参照して、アームレストベース部7、ロッド8、及びアームレスト本体9を含むアームレスト11の詳細について説明する。
図4、及び図5に示されるように、アームレストベース部7は、本体部2から車室側に略水平に突出したベース上壁部12及びベース下壁部13と、本体部2から車室側に突出し、ベース上壁部12及びベース下壁部13の前縁同士を連結するベース前壁部14と、ベース上壁部12、ベース下壁部13及びベース前壁部14の車内側の突出端縁を連結するように設けられたベース側壁部15と、ベース下壁部13及びベース前壁部14の後縁同士を連結するベース後壁部16とを有する。
ベース前壁部14には上面、車室側の側面、及び下面を有し前方に向けてコの字状に突出するベース連結部14Aが設けられている。図1及び図2に示されるように、ベース連結部14Aは、その上面、車内側の側面、及び下面がそれぞれ連結部6の上面、車内側の側面、下面と連続する態様で連結部6に結合する。
ベース上壁部12及びベース下壁部13は、平面視において、後方に向けて車幅方向における幅が減少する、換言すると前部に対して後部ほど本体部2からの突出長さが短くなるように形成されている。ベース上壁部12及びベース下壁部13の前縁とベース前壁部14とは、概ね車幅方向に平行に形成されている。ベース側壁部15は後方に向けて車幅方向における外方に傾斜し、後端縁において本体部2に結合している。
ベース側壁部15は前方から概ね車室側に向く第1部分15A、及び車幅方向における外方に傾斜し、その後端縁において本体部2に結合する第2部分15Bの2つの領域に区画されている。
ベース側壁部15の第1部分15Aの前端には概ね車幅方向に貫通する通し孔17が設けられている。本実施形態では、通し孔17は第1部分15Aの上下方向における概ね中央に設けられた円形の貫通孔として形成されている。
第1部分15Aの上下方向、及び前後方向における中央部には、収容凹部18が形成されている。本実施形態では、収容凹部18は車幅方向外方に凹んだ有底孔として形成されている。収容凹部18の前側の側壁である前孔壁18Aは車幅方向内方に向けて前方に傾斜した板状に形成されている。前孔壁18Aの前後方向に対する傾斜角は、第1部分15Aの前後方向に対する傾斜角よりも大きく設定されている。
収容凹部18の後側の側壁である後孔壁18Bは、図3に示されるように、車幅方向の車室側に向けて後方に傾斜した板状に形成されている。後孔壁18Bは前孔壁18Aに概ね直交するように形成されている。また、収容凹部18の板状部分である後孔壁18Bには、図4に示されるように、後孔壁18Bの車外側端縁よりも車室側において、車幅方向に貫通する支持孔18Cが形成されている。支持孔18Cは後孔壁18Bにおいて車幅方向(左右方向)に延びる上辺及び下辺と、上下に延びる左右側辺とを有する略長方形状に開口している。
収容凹部18の上壁には後孔壁18Bの前側において下方に向けて突出する上壁突出部19が設けられている。上壁突出部19の下面である上ガイド壁19Aは支持孔18Cの開口部上縁に連続し略水平な面をなすように形成されている。収容凹部18の下壁には、上壁と同様に、後孔壁18Bの前方において上方に向けて突出する下壁突出部20が設けられ、下壁突出部20の上面である下ガイド壁20Aは支持孔18Cの下縁に連続し略水平な面をなすように形成されている。
図5に示されるように、上ガイド壁19Aには下方へ突出するガイド壁突起19Bが形成されている。ガイド壁突起19Bは支持孔18Cの開口部上縁の概ね中央の位置から後孔壁18Bに垂直(前孔壁18Aに平行)に且つ前方にリブ状に延びるように形成されている。ガイド壁突起19Bの前後方向における概ね中央の位置には所定の幅を有し上方に凹んだ1つのガイド凹部19Cが設けられている。更に、支持孔18Cの車幅方向の車外側の側壁には、車幅方向の車室側に向けて突出する開口部突起18Dが上下に並んで2つ形成されている。
図4に示されるように、ベース上壁部12の上面には上壁係止部21が設けられている。上壁係止部21は、ベース上壁部12の上面から上方に突出し、それぞれ上面視で前孔壁18Aに平行(後孔壁18Bに対して垂直)な方向に延在する上壁第1係止部21A、上壁第2係止部21B、上壁第3係止部21C、及び上壁第4係止部21Dを有する。図4に示されるように、上壁第1係止部21A、上壁第2係止部21B、及び上壁第3係止部21Cは、記載された順番に上面視で後孔壁18Bから離れる方向に並ぶように配置されている。上壁第1係止部21A、及び上壁第3係止部21Cは断面視で板状に形成されている。一方、上壁第2係止部21Bは、上方に板状に突出する第1基部21Fとその第1基部21Fの突出縁から車幅方向の車室側に向けて板状に延びる第1突片21Gとを有し、断面視で略L字をなす。上壁第1係止部21A、上壁第2係止部21B、及びベース上壁前側第3突起の前後方向の幅は概ね等しくなるように設定されている。上壁第4係止部21Dは、上壁第1係止部21A、上壁第2係止部21B、及び上壁第3係止部21Cの後方に、互いに平行に配置され、上壁第4係止部21Dの前後方向の幅は上壁第1係止部21Aの3倍程度になるように設定されている。また、図4に示されるように、上壁第2係止部21Bの前後方向における略中央に楔型の切欠である脆弱部21Eが形成されている。
図5に示されるように、ベース下壁部13にはベース上壁部12と同様に、下壁係止部22が設けられている。下壁係止部22は上面視で前孔壁18Aに平行に筋状に延在する凸部である下壁突起22Aを有する。下壁突起22Aは、上面視で上壁第2係止部21B及び上壁第4係止部21Dとの間の所定の位置に配置されている。
図6に示されるように、ロッド8は、前後に延び車幅方向に向く面を有する略直方体状のロッド基部8Aと、ロッド基部8Aの後端に結合した板状のロッド係合板8Bを有する。ロッド基部8Aの延在方向に垂直な方向の断面は概ね支持孔18Cの開口部と等しくなるように形成され、ロッド基部8Aは車幅方向の車外側から車室側に向けて支持孔18Cに挿入することができる。ロッド係合板8Bは支持孔18Cの開口部分よりも大きくなるように設定されている。
ロッド基部8Aの車幅方向の車室側に向く側壁の前端部分には、車外方向に凹むロッド凹部8Cが形成されている。ロッド凹部8Cには概ね車幅方向に向く面を貫通する貫通孔であるロッド貫通孔8Dが設けられている。
ロッド基部8Aの上壁には上方に突出する複数のロッド側突起8Eが設けられている。ロッド側突起8Eはロッド8の延在方向に沿って並ぶように配置されている。本実施形態では、図7に示されるように、3つのロッド側突起8Eが概ね等間隔に並んで配置され、それぞれのロッド側突起8Eは同形の円柱状に形成されている。ロッド側突起8Eの直径は概ねガイド凹部19Cの幅と一致している。また、最前に位置するロッド側突起8Eはロッド8の前端から所定の距離だけ後方に離間して配置されている。
アームレスト本体9は、前後に長い平板状の本体上壁部32及び本体下壁部33と、本体上壁部32及び本体下壁部33の車幅方向における車室側縁同士を連結する本体側壁部35と、本体上壁部32及び本体下壁部33の後縁同士を連結する本体後壁部36とを有し、車幅方向外方に向けて開口する箱形に形成されている。
本体側壁部35の車幅方向における車外側の面には結合部38が設けられている。結合部38は本体側壁部35から車幅方向における内側に突出し車外側に向く面を有する結合部基台38A、及び、結合部基台38Aの車外側に向く面から更に車外側にボス状に突出する結合部ボス38Bを有する。結合部ボス38Bには車内側に凹んだねじ孔が形成されている。
本体上壁部32の下面には下方に突出し車幅方向における車外側に向けて後方に筋状に延びる上壁被係止部42が設けられている。上壁被係止部42は、上壁第1被係止部42A及び、上壁第1被係止部42Aの後方に上壁第1被係止部42Aに平行に配置された上壁第2被係止部42Bを有する。上壁第1被係止部42Aは下面から下方に板状に突出した第2基部42Fと、第2基部42Fの下端の突出端から更に車幅方向における車外側に板状に略水平に突出する第2突片42Gとを有し、断面視において略L字状をなすように形成されている。第2基部42Fの厚さは、アームレストベース部7の上壁第1係止部21A及び上壁第3係止部21Cの前面と上壁第2係止部21Bの基部の後端面と間の、後孔壁18Bの壁面に平行な方向における距離と概ね等しくなるように設定されている。また、上壁第1被係止部42Aの延在方向の長さは上壁第1係止部21Aの延在方向の長さの2倍程度に設定されている。上壁第2被係止部42Bはそれぞれ板状に形成され平行をなす2本のリブによって形成され、その間隔は上壁第4係止部21Dの厚さと概ね等しくなるように設定されている。また、上壁第1被係止部42Aの概ね中央の位置には楔状の切欠である脆弱部42Eが設けられている。
本体下壁部33の上面には、上面から上方に突出し車幅方向における車外側に向けて前方に筋状に延びる下壁被係止部43が設けられている。下壁被係止部43はそれぞれ板状に形成され平行をなす2本のリブによって形成されている。下壁被係止部43は上面視において上壁第1被係止部42Aと上壁第2被係止部42Bとの間において、上壁第1被係止部42A及び上壁第2被係止部42Bと平行に配置されている。
次に、本実施形態に係るアームレスト11の組立方法について説明する。ロッド8を車幅方向の車外側から車室側に向けてロッド基部8A側から支持孔18Cに挿入する(図7)。その後、図10(A)及び(B)に示されるように、上壁第3係止部21C及び上壁第1係止部21Aと、上壁第2係止部21Bとの間に上壁第1被係止部42Aを、上壁第2被係止部42Bの2つのリブの間に上壁第4係止部21Dを、下壁被係止部43の対をなすリブの間に下壁突起22Aをそれぞれ挿入する。挿入後、アームレスト本体9はアームレストベース部7に対して摺動可能に結合される(図8)。
アームレストベース部7にアームレスト本体9を結合させた後、所定の螺子を第1部分15Aに設けられた通し孔17を通す。その後、図3、及び図8に示されるように、ロッド貫通孔8Dと結合部ボス38Bの雌ねじ部の位置が合うようにロッド8及びアームレスト本体9をアームレストベース部7に対して移動させ、ロッド貫通孔8Dを介してロッド8を結合部ボス38Bに螺子止めする。これによってロッド8とアームレスト本体9とが結合されアームレスト11が完成する。
次に、本実施形態に係るアームレスト11の動作について説明する。アームレスト本体9が車幅方向において最も外方にあるときの位置をアームレスト本体9の初期位置とする(図2の破線、図3(A)及び図10参照)。このとき、ロッド8の最前に位置するロッド側突起8Eはガイド凹部19Cに受容され、アームレスト本体9が初期位置に保持されている(図3(A)参照)。また、図示しないストッパによって、アームレスト本体9は初期位置から車幅方向における車外側に移動できないように設定されている。アームレスト本体9が初期位置にあるとき、ロッド8の前端は後孔壁18Bから突出し、前孔壁18Aから所定の間隔だけ離れている。
乗員がアームレスト本体9をアームレストベース部7に対して車幅方向の車室側に引っ張ると、ロッド側突起8E及びガイド凹部19Cが弾性変形し、ロッド側突起8Eとガイド凹部19Cとの係合が解除される。これにより、ロッド8は支持孔18Cの開口部から車内側に向けて突出となる。
アームレスト本体9がアームレストベース部7に対して車幅方向の車室側に移動するとき、図12(A)及び(B)に示されるように、上壁第1係止部21A及び上壁第3係止部21Cの車外側側面は、上壁第1被係止部42Aの第2基部42Fの車室側側面と摺接し、上壁第2係止部21Bの第1基部21Fには上壁第1被係止部42Aの第2突片42Gの突端が摺接する。更に、上壁第4係止部21Dは上壁第2被係止部42Bの2つのリブに挟まれているため、上壁第4係止部21Dの車幅方向の側面は上壁第2被係止部42Bの側面に摺接する。また、下壁突起22Aは下壁被係止部43の2つのリブに挟まれているため、下壁突起22Aの車幅方向の側面は下壁被係止部43の側面に摺接している。したがって、アームレスト本体9の移動は車幅方向内方且つ前方である前孔壁18Aに対して平行な方向に制限され、前孔壁18Aに対して平行な方向(換言すれば、後孔壁18Bに対して垂直な方向)がアームレスト本体9のスライド方向となる。また、アームレスト本体9が初期位置と突出位置との間にあるときには、図10、及び図11に示されるように、上壁第1被係止部42Aの第2突片42Gの上面及び上壁第2係止部21Bの第1突片21Gの下面は常に接している。
ロッド側突起8E及びガイド凹部19Cが相対する位置まで移動すると、ロッド側突起8Eがガイド凹部19Cに係合し、アームレスト本体9の位置がその位置に保持される。
乗員がアームレスト本体9をアームレストベース部7に対して車幅方向の車室側に引っ張ると、ロッド側突起8E及びガイド凹部19Cが弾性変形し、ロッド8が支持孔18Cの開口部から突出し、ロッド8の突出方向にスライド移動可能となる。乗員がアームレスト本体9をスライドさせるとロッド係合板8Bが後孔壁18Bの後側面に当接する突出位置(図2の実線、図3(B)及び図11参照)となる。このとき、図3(B)に示されるようにロッド係合板8Bが後孔壁18Bに当接することによってアームレスト本体9の車幅方向における車室側への移動が規制されている。そのため、アームレスト本体9が突出位置にあるとき、アームレスト本体9はアームレストベース部7に対して車幅方向において最も内方となる位置にある。このとき、ロッド8の最も後側の位置にあるロッド側突起8Eとガイド凹部19Cが相対する位置となって係合し、アームレスト本体9が突出位置に保持されている。このように、アームレスト本体9は、初期位置と、初期位置に対して車幅方向内方且つ前方に位置する突出位置との間で、水平且つ直線状に平行移動する(図2及び図3(A)の白抜き矢印参照)。
また、アームレスト本体9が突出位置にあるときに、乗員が車幅方向の車外側へ押し出すと、ロッド側突起8Eとガイド凹部19Cとの係合が解除され、アームレスト本体9が突出位置から初期位置に向けて移動可能となる。このように、乗員はアームレスト本体9を初期位置と突出位置との間においてスライド移動させることができる。
次に、本実施形態に係るアームレスト11の効果について説明する。アームレスト本体9は、初期位置に対して車幅方向内方且つ前方に位置する突出位置に移動する。そのため、アームレスト本体9を乗員の体格に応じて適切な位置に配置することが可能となる。
後孔壁18Bの車幅方向における車外側の端縁よりも車室側に形成された支持孔18Cにロッド8が挿入され、後孔壁18Bに対して垂直にロッド8がスライド移動する。ロッド8と前孔壁18Aとの間に間隙が設けられ、その間隙の大きさは図3に示されるように、ロッド8の変位によって変化しない。そのため、側方からの衝突時には、その間隙内でロッド8が側方への移動や変形(例えば、図13(A)参照)することによって、側突荷重が低減される。
図3に示されるように、アームレスト本体9が初期位置にあるときでもロッド8の前端は後孔壁18Bから離れて配置されている。アームレスト本体9が突出位置に向かって移動するとロッド8の前端は後孔壁18Bから離れる方向に移動するため、ロッド8の前端は後孔壁18Bから離れた位置にある。また、後孔壁18Bは板状に形成されているため、ロッド8は開口部近傍を基点とし、ロッド8の前端が車幅方向へ移動する揺動(例えば、図13(B)の矢印で示される実線と二点鎖線との間の移動)を行うことができる。側方からの衝突時にはロッド8が揺動し側突荷重が低減される。
図7及び図8に示されるように、ロッド8の延在方向に直交する方向の断面形状と支持孔18Cの開口部の形状とが概ね同じである。そのため、ロッド8の水平方向を軸線とする回転が防止される。
また、上ガイド壁19A及び下ガイド壁20Aは支持孔18Cの開口部上縁及び下縁からそれぞれ前方に延びるように設けられている。したがって、ロッド8が支持孔18Cに挿入されたときに、ロッド基部8Aの上面は上ガイド壁19Aに摺接し、下面は下ガイド壁20Aに摺接する。すなわち、ロッド基部8Aは上ガイド壁19A及び下ガイド壁20Aによって上下から挟持されている。そのため、ロッド8がアームレストベース部7に対して上下方向にぐらつきにくくなり、アームレスト本体9のアームレストベース部7への結合が安定する。
上ガイド壁19Aには下方に突出するガイド壁突起19Bが設けられている。そのため、ロッド8の上面はガイド壁突起19Bにより確実に摺接し、ロッド8は上ガイド壁19A及び下ガイド壁20Aによってより確実に挟持される。そのため、ロッド8がアームレストベース部7に対して上下方向にぐらつきにくくなり、アームレスト本体9のアームレストベース部7への結合がより安定する。
ロッド8の上面にはガイド壁突起19Bに当接する位置にロッド側突起8Eが設けられている。ガイド壁突起19Bにはロッド側突起8Eに受容するガイド凹部19Cが設けられている。ガイド壁突起19Bにロッド側突起8Eに受容されているときに、アームレスト本体9を移動させるためには、乗員はアームレスト本体9に対して車幅方向の車室側又は車外側に力を加える必要がある。したがって、ロッド側突起8E及びガイド凹部19Cによって、アームレスト本体9の位置を保持する係止構造90が形成されており、係止構造90によって、アームレスト本体9の移動に節度感を持たせることが可能である。
ロッド係合板8Bは支持孔18Cの開口部よりも大きくなるように設定されている。そのため、ロッド8がアームレストベース部7から抜け落ちにくく、アームレスト本体9が突出位置から車室側へ移動せずアームレストベース部7から外れ難い。
図10、図11、及び図12に示されるように、アームレスト本体9がアームレストベース部7に取り付けられたときには、上壁第1被係止部42Aは上壁第3係止部21C及び上壁第1係止部21Aと上壁第2係止部21Bとの間に挿入され、上壁第2被係止部42Bの2つのリブの間に上壁第4係止部21Dが挿入され、下壁被係止部43の2つのリブの間に下壁突起22Aが挿入されている。このとき、図10、及び図11に示されるように、上壁第1被係止部42Aの第2突片42Gの上面及び上壁第2係止部21Bの第1突片21Gの下面が互いに摺接し、上壁第1被係止部42Aは上壁第2係止部21Bによって上方への移動を規制している。すなわち、第1突片21G及び第2突片42Gが係合可能に形成され、それらの係合によって、アームレスト本体9のアームレストベース部7から上方への移動を規制する上方規制構造100が形成されている。上方規制構造100によって、例えば、アームレスト本体9のアームレストベース部7に対する水平方向を軸線とする回転(図12の矢印)が規制され、アームレスト本体9がアームレストベース部7から外れ難い。
また、図10、及び図11に示されるように、アームレスト本体9が初期位置と突出位置との間を変位する間、上壁第1被係止部42Aの第2突片42Gの上面及び上壁第2係止部21Bの第1突片21Gの下面が接しているため、アームレスト本体9が初期位置と突出位置との間のどの位置にあっても、アームレスト本体9がアームレストベース部7から外れ難い。
図12に示されるように、上壁第2被係止部42Bよりも車外側に位置する上壁第1被係止部42Aに第2突片42Gが設けられているため、上壁第2被係止部42Bに第2突片42Gを設けることで上方への移動を規制するよりも、アームレスト本体9のアームレストベース部7に対する回転を効果的に抑制することができる。
図9、及び図10に示されるように、アームレスト本体9が初期位置及び突出位置の間にあるときには、上壁第1被係止部42Aの車幅方向における車外側の側面には、少なくとも上壁第1係止部21A又は上壁第3係止部21Cのいずれか一方が当接し、上壁第1被係止部42Aの前孔壁18Aに垂直な方向であり車外側の移動を規制する左右規制構造110が形成されている。左右規制構造110によってアームレスト本体9がアームレストベース部7から外れ難い。
また、上壁第2係止部21Bの第1基部21Fに上壁第1被係止部42Aの第2突片42Gの突端が摺接すると共に、上壁第4係止部21Dは上壁第2被係止部42Bの2つのリブに挟まれ、下壁突起22Aは下壁被係止部43の2つのリブに挟まれている。そのため、アームレスト本体9の前孔壁18Aに垂直な方向の移動が規制され、アームレスト本体9がアームレストベース部7から外れ難い。
上壁第1被係止部42A及び上壁第2係止部21Bは断面視で略L字状に形成されているため、板状に形成された突起に比べて剛性が高い。図4及び図7に示されるように、上壁第1被係止部42A及び上壁第2係止部21Bには、それぞれ脆弱部21E、42Eが形成され剛性が低下している。そのため側方からの衝突時には、まずこれらの脆弱部21E、42Eが変形することによって、上壁第1被係止部42A及び上壁第2係止部21Bが変形する。更に、上壁第1被係止部42Aと上壁第2係止部21Bとが変形し、上壁第1被係止部42Aと、上壁第1係止部21A又は上壁第3係止部21Cとが変形し、且つ、下壁被係止部43と下壁突起22Aとが変形する。その結果、アームレストベース部7に対するアームレスト本体9の車幅方向(左右)の移動の規制が解除される。このように、剛性の高い部分に脆弱部21E、42Eを設けることによって、側方からの衝突荷重が加わったときに、上壁係止部21、下壁係止部22、上壁被係止部42、下壁被係止部43が変形しやすくなり、側突荷重が低減されやすくなる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。上記実施形態では、車両の運転席に対応したドアのアームレスト11について記載したが、本発明に係るアームレスト11は助手席や後部座席等の他の座席にも適用することができる。
アームレストベース部7は、内装部材1の本体部2と一体に形成された部分であってもよく、内装部材1の本体部2と別部材として形成され、内装部材1の本体部2に結合された部分であってもよい。
上壁係止部21、下壁係止部22、上壁被係止部42、及び下壁被係止部43の上記態様には限定されない。例えば、上壁被係止部42、及び下壁被係止部43をレールとし、そのレールに係合するスライダによって上壁係止部21及び下壁係止部22が形成されていてもよい。但し、上記実施形態では、上壁係止部21のうち上壁第2係止部21Bのみが略L字状に形成され、他の突起はすべて板状に突出する態様で形成されているため、アームレスト本体9のアームレストベース部7への組み付けが容易である。
また、上記実施形態では上壁第1被係止部42A及び上壁第2係止部21Bに脆弱部21E、42Eが形成されていたが、上壁係止部21、下壁係止部22、上壁被係止部42、及び下壁被係止部43に含まれる全ての突起に脆弱部を設けてもよい。脆弱部をすべての突起に設けることによって、側突時に上壁係止部21、下壁係止部22、上壁被係止部42、及び下壁被係止部43に側突荷重がより吸収されやすくなる。また、脆弱部21E、42Eは必ずしも切欠でなくてもよく、上壁係止部21、下壁係止部22、上壁被係止部42、及び下壁被係止部43の剛性を低下させる態様(例えば、局所的に突出部分の厚みを薄くする等)であれば、いかなる態様であってもよい。
本実施形態ではロッド側突起8E及びガイド凹部19Cによって係止構造90が形成されていたが、この形態には限定されない。例えば、ガイド壁突起19Bに突起を設け、ロッド基部8Aの上壁にその突起に係合する凹部を設けてもよい。また、ガイド壁突起19Bに所定の間隔だけ離間した突起を設け、その突起の間にロッド側突起8Eが挟まれることによって、ロッド8がガイド壁突起19Bに係合するようにしてもよい。
本実施形態では、ロッド8と前孔壁18Aとは平行に配置されていたがその配置には限定されない。ロッド8はアームレスト本体9が初期位置から突出位置に移動するにつれて、アームレストベース部7の側壁に対して平行、又は離れる方向へスライド移動するように支持孔18Cに支持されていればよい。
2 :本体部
7 :アームレストベース部
8 :ロッド
9 :アームレスト本体
10 :スライド機構
11 :アームレスト
12 :ベース上壁部
18C :支持孔
18D :開口部突起
19A :上ガイド壁
19B :ガイド壁突起
20A :下ガイド壁
21 :上壁係止部
21F :第1基部
21G :第1突片
32 :本体上壁部
42 :上壁被係止部
42F :第2基部
42G :第2突片
90 :係止構造
100 :上方規制構造
110 :左右規制構造

Claims (11)

  1. 車両のドアの車幅方向における内側に設けられた本体部と、
    前記本体部から車幅方向における内方に突出したアームレストベース部と、
    前記アームレストベース部に結合するアームレスト本体と、
    前記アームレストベース部と前記アームレスト本体との間に設けられ、前記アームレスト本体を前記アームレストベース部に対して初期位置と、前記初期位置に対して車幅方向における内方かつ前方に位置する突出位置との間でスライド移動させるスライド機構とを有し、
    前記スライド機構は、前記アームレストベース部の側壁に設けられた支持孔と、前記アームレスト本体から延び、前記支持孔に支持されたロッドとを有し、
    前記ロッドの前記アームレスト本体の側の端部は、前記アームレストベース部の側壁に対して水平方向に間隙を介して配置されていることを特徴とするアームレスト。
  2. 前記ロッドは、前記アームレスト本体が前記初期位置から前記突出位置に移動するにつれて、前記アームレストベース部の側壁に対して平行、又は離れる方向へ移動することを特徴とする請求項1に記載のアームレスト。
  3. 前記アームレストベース部は、前記ロッドの上面に摺接する上ガイド壁及び前記ロッドの下面に摺接する下ガイド壁を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアームレスト。
  4. 前記上ガイド壁及び前記下ガイド壁の少なくとも一方は、前記ロッドと当接するガイド壁突起を有することを特徴とする請求項3に記載のアームレスト。
  5. 前記ロッド及び前記アームレストベース部は、前記ロッドの移動に応じて互いに係合し、節度感を与える係止構造を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載のアームレスト。
  6. 前記支持孔は、前記アームレストベース部の板状部分を厚み方向に貫通する貫通孔であり、車幅方向の縁部に前記ロッドと当接する突起を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載のアームレスト。
  7. 前記支持孔は、車幅方向に延びる上辺及び下辺と、上下に延びる側辺とを有して長方形に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つの項に記載のアームレスト。
  8. 前記アームレストベース部は、上方を向くベース上壁部を有し、
    前記アームレスト本体は、前記ベース上壁部に摺動可能に支持された本体上壁部を有し、
    前記ベース上壁部及び前記本体上壁部は、互いに係合して前記ベース上壁部に対する前記本体上壁部の上方への移動を規制する上方規制構造を有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載のアームレスト。
  9. 前記ベース上壁部及び前記本体上壁部は、互いに係合して前記ベース上壁部に対する前記本体上壁部の車幅方向の移動を規制する左右規制構造を有することを特徴とする請求項8に記載のアームレスト。
  10. 前記左右規制構造は、車幅方向から所定の荷重を受けたときに変形し、前記ベース上壁部に対する前記本体上壁部の車幅方向への移動の規制を解除することを特徴とする請求項9に記載のアームレスト。
  11. 前記ベース上壁部の上面から上方に突出すると共に、前記アームレスト本体のスライド方向に平行に延在する第1基部と、前記第1基部の突出縁から車幅方向に突出した第1突片とを備えた係止部と、
    前記本体上壁部の下面から下方に突出する第2基部と、前記第2基部の突出縁から車幅方向に突出し前記第1突片と係合可能な第2突片を備えた被係止部とが設けられ、
    前記係止部と前記被係止部とによって、前記上方規制構造及び前記左右規制構造が形成されることを特徴とする請求項9又は請求項10のいずれか1つの項に記載のアームレスト。
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