JP6747251B2 - センタコンソールフロントボックス構造 - Google Patents

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Description

本発明は、センタコンソールの前方に、蓋板を開閉自在に備えたセンタコンソールフロントボックスを形成させるセンタコンソールフロントボックス構造に関する。
車室内の運転席と助手席の間に設けられているセンタコンソールの前方に、小物を収納する収納部(センタコンソールフロントボックス)が設けられることがある。センタコンソールフロントボックスは、車室の中央に位置し、運転者にとっても、助手席に着座している乗員にとっても手が届きやすく使い勝手がよい。
一方、センタコンソールフロントボックスに収納した現金等貴重品が、車外から直接見れられる状態は好ましくない。そこで、センタコンソールフロントボックスに開閉蓋を設けることが望まれる。更に、開閉蓋は、容易に、かつ確実に操作できることが好ましく、回動する構造や蛇腹で移動する蓋、折り畳み式の蓋などが考えられる。
特開2008−308048号公報 特開2011−230694号公報 特開2013−220740号公報
センタコンソールフロントボックスに設けられる開閉蓋を、複雑な機構や構造とすると、部品点数が増加し、組付作業に手間がかかり、製造コストが上昇するおそれがある。又、取り外し式の蓋では、蓋の置き場が別途必要となり、更に、蓋を紛失してしまうことが考えられる。
本発明は、簡易な構造で、センタコンソールの前方に、開閉自在な蓋を備えたセンタコンソールフロントボックスを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、センタコンソールフロントボックス構造を次のように構成した。
車両のセンタコンソールの前方に設けられ、上方に開口する収納用凹部を有する第1部材と、インストルメントパネルの左右方向中央下部に設けられ、収納用凹部に対応して開口部が形成された底板を第1部材の上部に対して所定の空隙を有して対向させた状態で第1部材に組み付けられる第2部材と、第1部材と底板との間で摺動可能に設けられ、開口部の位置で収納用凹部の上面を塞ぐ閉位置と、空隙内に収容されて収納用凹部を開放する開位置とで前後方向に開閉移動可能に設けられる蓋板と、を備え、第1部材は、第2部材の底板と対面する組付部の周縁に、底板の周縁部を支持するリブを備え、リブは、蓋板の厚さに適合した高さを有し、上端縁を第2部材の底板の形状に合致するよう形成してセンタコンソールフロントボックス構造を構成した。
本発明にかかるセンタコンソールフロントボックス構造は、次の効果を奏する。センタコンソール前方の第1部材とインストルメントパネル下方の第2部材とで蓋板を挟持する簡易な構造で、センタコンソールの前方に開閉自在な蓋を備えたセンタコンソールフロントボックスを形成することができる。したがって、部品点数が少なく廉価にできる上、組立てや組付け作業が容易で、製造コストを低く抑えることができる。また、複雑な機構がなく、堅牢で、耐久性を高くできる。
本発明の一実施形態にかかるセンタコンソールフロントボックス構造を備えた車室を示す斜視図。 同センタコンソールフロントボックス構造を示す分解斜視図。 同センタコンソールフロントボックス構造の第1部材と蓋板とを示す斜視図。 同蓋板を示す斜視図。 同センタコンソールフロントボックス構造の案内部材を示す斜視図。 同蓋板と同案内部材と摺動部材とを示す斜視図。 同センタコンソールフロントボックス構造の一部を破断して示す断面図。 同摺動部材を示す断面図。 同案内部材の係合部を示す図。
本発明にかかる一実施形態のセンタコンソールフロントボックス構造について説明する。図1は、センタコンソールフロントボックス構造を備えた車両10の車室12を示す斜視図である。以下、車両10の前後、左右、上下に合せた方向に従って説明する。尚、説明中の左右方向は、車両10の車幅方向と同一方向を示す。
車室12の前部には、フロントウィンドシールドガラス14、インストルメントパネル16、ステアリングハンドル18、運転席のシート20、助手席のシート22、センタコンソール24等が設けられている。
インストルメントパネル16は、フロントウィンドシールドガラス14の下部に前端が連続して設けられている。インストルメントパネル16には、メータパネル30、ステアリングハンドル18、画像表示装置32、空調用吹き出し口34、グローブボックス36が設けられている。
インストルメントパネル16の左右方向(車幅方向)中央下部には、センタコンソール24が、インストルメントパネル16に連続して、運転席と助手席の各シート20、22の間で前後方向に延設されている。センタコンソール24の上面には、変速操作用のシフトノブ26、ドリンクホルダ38、センタコンソールボックス40が設けられている。
センタコンソール24の前方で、インストルメントパネル16とセンタコンソール24とが交差する位置、すなわち、インストルメントパネル16の左右方向中央部の空調用吹き出し口34と空調用スイッチパネル42の下方には、収納部50が形成されている。この収納部50の下部に、本実施形態に係るセンタコンソールフロントボックス28が設けられている。
収納部50は、底板54と、左右の側板56と、天井板58と、裏板60(図2参照)で囲まれた、後方(車室12内側)に向かって開放された開口を有する収納空間である。収納部50の底面を形成する底板54は、センタコンソール24の上面とほぼ同一の高さを有し、後方側に開口部70(図2参照)が形成されている。
開口部70は、底板54の後端縁から前方へ向かって矩形状に切り欠かれており、その横幅(左右方向の長さ)が底板54の横幅とほぼ等しく、前後方向の長さが底板54の前後方向長さのほぼ1/2の長さを有している。そして、開口部70の位置(下部)に、センタコンソールフロントボックス28が設けられている。つまり、底板54には、センタコンソールフロントボックス28の位置に対応して開口部70が形成されている。センタコンソールフロントボックス28は、底板54の開口部70の横幅及び前後方向の長さとほぼ同じ横幅と前後方向の長さを有している。
センタコンソールフロントボックス28は、センタコンソール24の上面より下方に所定深さ凹んで上方が開放された収納空間を有しており、前後方向へ移動可能な蓋板72によってその上面(開口)が開閉可能とされている。
蓋板72は、図2に示すように、矩形の平板状で、基本的に容易に変形しない強度を有している。蓋板72は、後方につまみ73を備え、乗員がつまみ73を持って前方に移動させるとセンタコンソールフロントボックス28が開放され、後方に移動させるとセンタコンソールフロントボックス28が閉じられる。蓋板72は、左右両側の縁部に取り付けられた摺動部材86の弾性片の弾性力により、適度な摺動抵抗をもって操作される。
乗員が、センタコンソールフロントボックス28に物品を収納した後、蓋板72を閉じると、センタコンソールフロントボックス28内に収納された物品が隠される。これによりサイドウィンドシールドガラス越しに収納物が見られることがなく、そして、蓋板72を前方に移動させるとセンタコンソールフロントボックス28が開放され、収納物を取り出すことができる。
次に、センタコンソールフロントボックス28を形成する具体的な構成、及びその車両10への取付方法について説明する。センタコンソールフロントボックス28は、図1に示すように、車室12内のインストルメントパネル16の左右方向中央下部で、センタコンソール24の前方に設けられている。
センタコンソールフロントボックス28は、図2に示すように、第1部材100と第2部材102と蓋板72とを備えたセンタコンソールフロントボックス構造体29により構成されている。センタコンソールフロントボックス構造体29は、インストルメントパネル16の左右方向中央下部に形成された空間内に組み入れられている。
インストルメントパネル16の表面にはインストルメントパネルコア17が組み付けられ、インストルメントパネルコア17とセンタコンソールフロントボックス構造体29を構成する各部材は、基本的にそれぞれ合成樹脂材、例えばABS材から形成されている。
次に、センタコンソールフロントボックス構造体29について詳細に説明する。第1部材100は、図2、図3に示すように、センタコンソール24の前方で前後方向に延設されるベース部材104とベース部材104の前半部分の左右両側に設けられている一対の縦壁部材106とを備えている。縦壁部材106は、ベース部材104の左右の中心線を中心にしてほぼ左右対称に設けられている。ベース部材104と縦壁部材106とは、基本的に一体に形成されている。
ベース部材104は、後半部分を構成する枠体状の後方ベース部108と、後方ベース部108の前方に位置して第2部材102が組み付けられる前半部分としての前方ベース部109とを備えている。後方ベース部108は、枠体の内部にシフトノブ26を通し、上面に変速操作機構のシフトノブカバー27(図1参照)が取り付けられる。
前方ベース部109は、左右両側に縦壁部材106が立設され、前端部に上方に突出する前縦壁112が左右方向に亘って設けられている。前方ベース部109は、左右の縦壁部材106と前縦壁112で3方を囲まれた上面に、第2部材102が組み付く組付部110が形成されている。組付部110は、平坦状の基本面で構成されており、組付部110の後半部には、センタコンソールフロントボックス28を構成する収納用凹部53が設けられている。
収納用凹部53は、平面視で矩形を有し、上下方向に所定の深さを有して上方に開放(開口)された収納空間を形成している。収納用凹部53は、組付部110の横幅とほぼ等しい横幅を有し、前後方向に、組付部110のほぼ半分の長さを有している。
組付部110の左右両側には、縦壁部材106と間隔を空けて前後方向に延びる左右一対の側壁リブ117が設けられている。側壁リブ117は、組付部110の前端である前縦壁112から後端部に亘って前後方向に延設されており、左右で平行に配置されている。
側壁リブ117は、詳しくは後述するが、組付部110と底板54との間の空隙101の左右両側面(内面)を構成しており、空隙101内で摺動される蓋板72の摺動部材86と当接して蓋板72の左右方向でのガタツキを規制している。また、側壁リブ117は、前後方向のほぼ中央位置より前半部分の部位が後半部分の部位より左右幅方向内側に位置するよう前後方向の中央位置でクランク状に屈曲されている。すなわち、組付部110の左右両側に互いに平行に設けられる一対の側壁リブ117の前半部分の間隔が後半部分の間隔より狭く形成されている。
前方ベース部109の左右両側部において、組付部110と縦壁部材106とが交差する横交差部107の内側、すなわち組付部110の左右両側縁には、縦壁部材106に沿って上方に延びる第1リブ114が設けられている。第1リブ114は、縦壁部材106と側壁リブ117の間を左右方向に横切って縦壁部材106と側壁リブ117とを連結するように設けられている。これにより第1リブ114と側壁リブ117とが互いに補強される構成としている。
第1リブ114は、図8に示すように、下端から平行に立ち上がる立上がり部118と、円弧状に形成された上端縁116とを有し、組付部110と縦壁部材106の横交差部107に沿って、所定の間隔で複数設けられている。
立上がり部118は、少なくとも蓋板72の厚みと同等の高さを有している。上端縁116は、立上がり部118の上部に形成され、第2部材102の底板54の一部の形状にほぼ一致した形状を有している。
前方ベース部109の前部において、組付部110と前縦壁112とが交差する前交差部111の内側、すなわち組付部110の前端縁には、前縦壁112に沿って上方に延びる第2リブ120が設けられている。第2リブ120は、図7に示すように、第1リブ114と同様、立上がり部121と上端縁122とを有し、組付部110と前縦壁112の前交差部111に沿って、所定の間隔で複数設けられている。
立上がり部121は、少なくとも蓋板72の厚みと同等の高さを有している。上端縁122は、立上がり部121の上部に形成され、第2部材102の底板54の一部の形状にほぼ一致した形状を有している。
組付部110(前方ベース部109上面)の収納用凹部53の前方には、2か所の案内溝84と案内部材取付部132が形成されている。案内部材取付部132は、組付部110左右幅方向のほぼ中央に設けられている。案内部材取付部132には、案内部材80が組み付けられる。
案内部材80は、例えばPOM材からなり、図5に示すように、下部に組付ピン81を備え、中央に前後方向に沿った案内溝134を有している。案内溝134の前後端部には、図9に示す係合部82が設けられ、後述する蓋板72の案内壁74aに設けられた係合片76が係合可能とされている。案内溝84は、案内部材取付部132の左右に、案内部材取付部132と平行に組付部110に設けられている。
第2部材102は、図2に示すように、底板54と、左右の側板56と、天井板58と、裏板60を備えた、後方に開口を有する概ね箱型形状で、前後方向に奥行きを持った収納空間を有する収納部50を形成している。第2部材102は、合成樹脂材により、例えば、前後方向に型抜きする金型により形成されている。
第2部材102は、第1部材100の一対の縦壁部材106間に嵌合された状態で、前方ベース部109の組付部110に上方から組み付けられる。第2部材102は、第1部材100に組み付けられた状態で、底板54が前方ベース部109の組付部110と対向するよう配置される。
底板54は、少なくとも蓋板72の前後長さのほぼ2倍の奥行を有している。底板54の後半部分には、開口部70が形成されている。開口部70は、第1部材100と第2部材102とを組み付けたとき、収納用凹部53のほぼ直上に位置する。
第2部材102の裏板60の前方には係合片115(図7参照)が設けられ、第1部材100と第2部材102とを組み付けるとき、係合片115が第1部材100の前縦壁112に設けられた係合孔113に係合される。
底板54と裏板60との交差部及び底板54と側板56との交差部は、外表面が概ね円弧状に形成されている。かかる円弧形状に対応して、第1リブ114の上端縁116及び第2リブ120の上端縁122が形成されている。
底板54の後方には、ねじ用孔140が左右に設けられている。ねじ用孔140は、それぞれ第1部材100に設けられた雌ねじ部142に対応して設けられている。
第2部材102を第1部材100に組み付けると、第2部材102の底板54と裏板60との交差部及び底板54と側板56との交差部は、第1部材100の第1リブ114及び第2リブ120の上に載置される。第1リブ114及び第2リブ120の立上がり部118及び立上がり部121は、蓋板72の厚みに対応しているので、第1部材100の組付部110の上面と第2部材102の底板54の下面の間には、蓋板72に適合した平行な空隙101が形成される。
又、第1リブ114及び第2リブ120の上端縁116及び上端縁122が、第2部材102の底板54の形状に対応して形成されているので、図7及び図8に示すように、第2部材102が第1部材100の上に安定して載置される。
蓋板72は、図4に示すように、平板状で、合成樹脂で成形されている。蓋板72は、後端付近の横幅が、他の部分の横幅より広く形成されている。具体的には、蓋板72は、後端付近が組付部110の側壁リブ117の後半部分の間隔に合わせて横幅が左右方向に拡幅された拡幅部72aとされており、他の部分が側壁リブ117の前半部分の間隔に合わせた横幅とされている。
蓋板72の左右両側の側縁の4か所、具体的には、拡幅部72aの両側縁と、他の部分の両側縁には、摺動部材86が取り付けられる。摺動部材86は、例えばPOM材からなり、上下方向と蓋板72の左右幅方向外側の3方に弾性片を備え、蓋板72が空隙101内に配置されると、適度な弾性をもって空隙101の内面に当接して蓋板72を支持する。蓋板72の拡幅部72aに設けられる摺動部材86が側壁リブ117の後半部分に当接され、蓋板72の他の部分に設けられる摺動部材86が側壁リブ117の前半部分に当接される。
蓋板72の下面(裏面)には、図4、図6に示すように、案内壁74(a、b)が、前後方向に沿って、蓋板72の左右横幅方向中央と、左右の2カ所の合計3カ所に設けられている。中央に形成された案内壁74aの前方には、係合片76が設けられている。案内壁74aの左右には、案内壁74bが設けられている。
各案内壁74(a、b)は、直線状で、前後方向に沿ってそれぞれ平行に形成されている。案内壁74aは案内部材80の案内溝134に、案内壁74bは案内溝84に、それぞれ摺動自在に嵌っている。蓋板72の中央に形成された案内壁74aには、前端に係合片76が設けられている。係合片76は、案内壁74aの側面から左右に延びており、蓋板72を前方の開位置あるいは後方の閉位置に移動させると、図9に示すように、案内部材80の案内溝134の係合部82と係合して、蓋板72が開位置または閉位置に保持される。
次に、センタコンソールフロントボックス28の作用、効果について説明する。車両10の組み立て工程において、例えば、車体にインストルメントパネルコア17が取り付けられているとする。インストルメントパネルコア17の中央下部には、センタコンソールフロントボックス構造体29が組み入れられる空間が形成されている。
センタコンソールフロントボックス構造体29は、次のようにして組み立てる。第1部材100の案内部材取付部132に、案内部材80を組み付ける。案内部材80は、組付ピン81を案内部材取付部132の組付孔133に差し入れ、第1部材100に固定させる。蓋板72の左右両側縁に、摺動部材86を取り付ける。
蓋板72を第1部材100の組付部110の収納用凹部53に対応する位置に載せ、第2部材102の底板54を第1部材100の組付部110に上方から重ねるよう組み付ける。第2部材102の前方の係合片115(図7参照)を、第1部材100の係合孔113に挿し入れ、後方の雌ねじ部142にねじを締結して、第1部材100と第2部材102とを固定する。
第2部材102は、底板54の周縁部が第1部材100の第1リブ114の上端縁116と第2リブ120の上端縁122に載せられる。第1リブ114と第2リブ120は、立上がり部118及び立上がり部121が蓋板72の厚みに対応しているので、第1部材100の組付部110と第2部材102の底板54との間に、蓋板72の厚みに適合した空隙101が形成される。
つまり、第2部材102は、底板54が第1部材100の組付部110に対して空隙101を有して対向するよう第1部材100に組付けられる。更に、第1リブ114と第2リブ120は、それぞれの上端縁116及び上端縁122が第2部材102の底板54の円弧に対応して形成されているので、第1部材100の上方に第2部材102が確実に載置される。
第1部材100の組付部110と第2部材102の底板54との間に形成された空隙101内に蓋板72が配置されると、蓋板72に取り付けられた摺動部材86の弾性片が、空隙101の上下面を構成する第1部材100の組付部110と第2部材102の底板54により上下に押圧され、又、空隙101の側面を構成する第1部材100の組付部110の側壁リブ117により側方から押圧され、適度に変形する。
摺動部材86の弾性片が適度に変形することで、蓋板72が、第1部材100(組付部110)及び第2部材102(底板54)に所定の押圧力で密着し、蓋板72が空隙101の内部に摺動自在で、かつガタツキなく保持される。つまり、蓋板72が、第1部材100の組付部110と第2部材102の底板54との間に挟持された状態で組み付けられる。
蓋板72の下面に形成されている案内壁74(a、b)は、案内部材80に形成されている案内溝134、及び第1部材100に設けられている案内溝84に摺動自在に嵌っている。案内壁74が案内溝134及び案内溝84に沿って移動することで、蓋板72は、横方向に傾斜することなく、円滑に前後方向に往復移動がなされる。
組み立てられたセンタコンソールフロントボックス構造体29を、インストルメントパネルコア17の中央下部の空間内に組み入れる。センタコンソールフロントボックス構造体29は、例えば、第1部材100の枠内にシフトノブ26を通し、配線を接続するなどして、奥に組み入れる。
センタコンソールフロントボックス28のねじ取付部を、センタコンソール24の取付基台部やインストルメントパネルコア17の取付基台部等にねじ固定する。図1に、センタコンソールフロントボックス構造体29を車両10に取りつけた状態を示す。
収納部50の下方には、センタコンソールフロントボックス28が設けられる。センタコンソールフロントボックス28の上面には、蓋板72が前後動自在に設けられており、蓋板72によりセンタコンソールフロントボックス28が開閉される。すなわち、蓋板72は、センタコンソールフロントボックス28が開放される開位置とセンタコンソールフロントボックス28が閉じる閉位置とで前後方向に移動可能に構成されている。
例えば助手席の乗員が、蓋板72のつまみ73を持って蓋板72を前方に移動させると、センタコンソールフロントボックス28が開放される。蓋板72は、案内壁74が案内溝134等の内部を摺動し、又、摺動部材86が側壁リブ117に沿って摺動して、左右に偏ることなく、かつ適度な抵抗感をもって前方に移動する。
そして、図7に示すように、蓋板72の前端縁が前方の第2リブ120に当接するとともに蓋板72の後方の拡幅部72aが側壁リブ117の後半部分と前半部分との屈曲部分に当接することで、蓋板72は前方への移動が規制されて停止する。又、それと同時に、案内壁74aの係合片76が係合部82に係合し、クリック感を感じさせ、蓋板72が開位置で係止(保持)される。
これにより、蓋板72が開位置に移動したことをクリック感(操作感)で確認することができる上、蓋板72が車両の振動等で開位置から移動することが防止される。なお、蓋板72は、開位置では、つまみ73を除く大部分が第2部材102の底板54の下部に隠された状態、すなわち空隙101内に収納された状態とされる。
一方、開位置にある蓋板72のつまみ73を乗員が持って後方(乗員の手前)に引くと、案内壁74aの係合片76と係合部82との係合が解除され、クリック感を生じさせて、蓋板72が後方に移動する。そして、蓋板72の後端縁が後方の段部に当接すると、蓋板72の移動が停止され、センタコンソールフロントボックス28が蓋板72で閉じられる。又、そのとき、案内壁74aの係合片76が後方の係合部82に係合し、クリック感を生じさせて、蓋板72が閉位置で係止(保持)される。
これにより、蓋板72が閉位置に移動したことをクリック感(操作感)で確認することができる上、蓋板72が車両の振動等で閉位置から移動することを防止できる。尚、蓋板72は、閉位置では、第2部材102の底板54の開口部70から露出されて開口部70を塞いだ状態とされる。
蓋板72は、摺動部材86が第1部材100と第2部材102とに当接して弾性変形していることから、乗員は、蓋板72を作動させるとき適度な摺動抵抗を感じることができる。又、蓋板72が移動するとき、摺動部材86が第1部材100と第2部材102に摺動することから、蓋板72の摩耗を低減させ、耐久性が高められる。
以上説明したように本発明のセンタコンソールフロントボックス28の構造であれば、第1部材100の組付部110と第2部材102の底板54との間に空隙101を形成して、空隙101に蓋板72を配置する簡易な構成としたので、部品点数が少なく、コストを低減することができる。
しかも組み立て時には、蓋板72を第1部材100に配置して第1部材100と第2部材102とを組み付けて第1部材100と第2部材102とで挟持するだけでよいので、作業工程を簡略化し、組み立てコストを低減できる。
また、第1部材100の組付部110の左右側縁部と、前縁部に蓋板72の厚みに対応した高さの第1リブ114および第2リブ120を形成し、第2部材102の底板54の周縁部が、第1リブ114や第2リブ120の上端縁116、122に載るよう構成したので、第1部材100と第2部材102との間に空隙101を確実かつ強固に形成できる。しかも第1リブ114や第2リブ120の上端縁116及び上端縁122が第2部材102の底板54の円弧に対応して形成されているので、第1部材100の上方に第2部材102が確実に載置させることができ、より強固に第2部材102を第1部材100に組み付けることが可能となる。
また、蓋板72の左右両側縁に摺動部材86が設けられ、摺動部材86が空隙の上下面を構成する第1部材100の組付部110と第2部材102の底板54、および側面を構成する第1部材100の側壁リブ117との3方で当接して弾性変形していることから、蓋板72のガタツキを確実に抑制することができ、蓋板72を前後に移動させるときに適度な摺動抵抗を与えながら円滑に移動させることが可能となる。また、蓋板72が移動するとき、摺動部材86が第1部材100と第2部材102に摺動することから、蓋板72の摩耗を低減させ、耐久性を高めることができる。
また、空隙101の左右両側の側面を成す一対の側壁リブ117の後半部分の間隔より前半部分の間隔が狭くなるように側壁リブ117の中間位置を屈曲させ、蓋板72の後端部の拡幅部72aを側壁リブ117の後半部分の間隔に対応した横幅とし、蓋板72の前方側の部分を側壁リブ117の前半部分の間隔に対応した横幅に形成したので、蓋板72を前方に移動して開位置とした際に、拡幅部72aが側壁リブ117の屈曲部位に当接して前方への移動を確実に規制することができる。
また、蓋板72に設けられた案内壁74が、組付部110に設けた案内部材80や案内溝84に摺動自在に支持されるので、左右のガタツキをより確実に抑制して円滑に蓋板72を前後移動させることができる。しかも、組付部110の左右方向中央部に案内部材80を設け、この案内部材80を介して蓋板72を支持することができるので、蓋板72を組付部110上へ容易に設置することができる。
また、蓋板72の案内壁74に係合片76を設け、案内部材80の案内溝134の前後方向両端部に係合片76と係合する係合部82を設け、蓋板72が開位置、又は閉位置にあるときに係合片76と係合部82とが係合するように構成している。これにより、蓋板72が移動されて閉位置、又は開位置へ移動したときにクリック感を発生させることができ、蓋板72が閉まったか開いたかを操作感で確認することができる。また、蓋板72を開位置または閉位置で保持することができるので、車両の振動等で蓋板72が不用意に移動するのを防止することができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限るものではなく、本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明は、車両のセンタコンソールフロントボックスに利用できる。
10…車両、12…車室、14…フロントウィンドシールドガラス、16…インストルメントパネル、17…インストルメントパネルコア、20.22…シート、24…センタコンソール、28…センタコンソールフロントボックス、36・・・グローブボックス、40…センタコンソールボックス、50…収納部、53…収納用凹部、54…底板、56…側板、58…天井板、60…裏板、70…開口部、72…蓋板、74…案内壁、76…係合片、80…案内部材、82…係合部、84…案内溝、86…摺動部材、100…第1部材、101…空隙、102…第2部材、104…ベース部材、106…縦壁部材、108…後方ベース部、109・・・前方ベース部、110…組付部、112…前縦壁、114…第1リブ、116…上端縁、117・・・側壁リブ、118…立上がり部、120…第2リブ、121…立上がり部、122…上端縁、132…案内部材取付部、133…組付孔、134…案内溝。

Claims (5)

  1. 車両のセンタコンソールの前方に設けられ、上方に開口する収納用凹部を有する第1部材と、
    前記車両のインストルメントパネルの左右方向中央下部に設けられ、前記第1部材の前記収納用凹部に対応して開口部が形成された底板を有し、前記底板を前記第1部材の上部に対して所定の空隙を有して対向させた状態で前記第1部材に組み付けられる第2部材と、
    前記第1部材と前記底板との間で摺動可能に設けられ、前記開口部の位置で前記収納用凹部の上面を塞ぐ閉位置と、前記空隙内に収容されて前記収納用凹部を開放する開位置とで前後方向に開閉移動可能に設けられる蓋板と、を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材の前記底板と対面する組付部の周縁に、前記底板の周縁部を支持するリブを備え、
    前記リブは、前記蓋板の厚さに適合した高さを有し、上端縁が前記第2部材の前記底板の形状に合致するよう形成されていることを特徴とするセンタコンソールフロントボックス構造。
  2. 前記蓋板は、弾性片を備えた摺動部材を、左右方向の両端縁に有し、
    前記空隙の内面に摺動自在に接する前記弾性片を介して、前記蓋板が前記空隙内に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンタコンソールフロントボックス構造。
  3. 前記空隙の左右の側面は、互いに平行に設けられ、前後方向の前半部分の間隔が後半部分の間隔より狭くなるよう屈曲した形状とされており、
    前記蓋板は、後端側の部位が前記空隙の左右の側面の後半部分の間隔に対応して拡幅された横幅とされ、その他の部分が前記空隙の左右の側面の前半部分の間隔に対応した横幅に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンタコンソールフロントボックス構造。
  4. 前記蓋板は、裏面に前後方向に延びる案内壁を有し、
    前記第1部材は、前記案内壁を摺動自在に保持する案内溝が前後方向に形成された案内部材を有することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のセンタコンソールフロントボックス構造。
  5. 前記案内壁は、当該案内壁の側面から左右方向に突出された係合片を有し、
    前記案内部材は、前記案内溝内に前記係合片に係合する係合部を有し、
    前記係合片および前記係合部は、前記蓋板が開位置または閉位置の少なくとも一方の位置にあるときに係合されることを特徴とする請求項に記載のセンタコンソールフロントボックス構造。
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