JP2533256Y2 - 香り供給装置 - Google Patents

香り供給装置

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JP2533256Y2
JP2533256Y2 JP1990100481U JP10048190U JP2533256Y2 JP 2533256 Y2 JP2533256 Y2 JP 2533256Y2 JP 1990100481 U JP1990100481 U JP 1990100481U JP 10048190 U JP10048190 U JP 10048190U JP 2533256 Y2 JP2533256 Y2 JP 2533256Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オフィス,一般居室または集会室等の室内
に対して、その室内を使用する者の嗜好や目的に適した
香りを供給する香り供給装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、室内への香り供給方法及びその装置としては、
特開平1-127828号及び特開平1-302047号公報に記載され
たものがある。これらはいずれも、空調機から空調ダク
トを介して、吹出し口より室内に調和空気を供給する空
調装置に対して、前記空調ダクトを通過する調和空気に
ミスト状の芳香剤を混入する供給装置を備えたものであ
る。
また、前記のような大型の装置を設置するスペースが
ない場合、または空調ダクトが天井裏等に設置されてい
ない場合等では、便宜的な香り供給方法として、従来、
香りが加圧封入されているボンベを手で把持し前記香り
を噴霧させて室内に香りを供給したり、前記ボンベを壁
に取付けボンベに設けた紐を引いて室内に香りを供給す
るなどの方法がとられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の香り供給装置を使用した場合に
は、一つの空調装置の受け持つ空調対象となる各部屋に
対して、どの室内にも同じ香りしか供給されない。この
ため、それぞれの室内に、その使用目的や使用者の嗜好
に適した香りを選択して供給することができないという
問題がある。
また、空調ダクトを通過する調和空気に混入させて香
りが室内に供給されるため、ある室内の使用者がその香
りを不快に感じてとめようとした場合には、室内に臨む
吹出口を閉じる必要がある。しかし、吹出し口を閉じる
と調和空気が室内に供給されずに前記室内の換気を悪く
するという問題もある。
また、前記の便宜的な香り供給方法を使用した場合に
は、芳香剤を混入したガスを噴霧する高さが低いことが
多く、特に空気の流通が弱いと、噴霧した芳香剤が完全
に帰化する前に床面や什器に付着することがあるという
問題がある。
本考案は、前記のような問題点に着目してなされたも
ので、各室内に、その部屋を使用する人の嗜好や使用目
的に合った香りを選択して供給でき、しかも供給装置の
設置スペースが少なくて済む小型の香りや供給装置を目
的にしている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案の香り供給装置
は、芳香剤を混入したガスが加圧封入され且つ前記ガス
を噴出させる噴出部を有するボンベと、該ボンベの噴出
部に着脱可能に取付けられて、その噴出部と接続する筒
状の接続具と、前記接続具に一端を接続している供給管
と、前記供給管の他端に接続されて、先端部が香りの供
給先に臨むノズルと、前記供給管に設けられて、その供
給管内を流通するガスの開閉を行う電磁弁と、前記電磁
弁の開閉を制御する制御装置とを備えて、前記ノズル
は、空調装置から供給された調和空気を室内に供給する
吹出しチャンバ,若しくは前記室内に直接連通し、前記
ボンベは、対象とする前記室の天井裏の空間に配置さ
れ、さらに、前記ボンベの噴出部には、前記接続具を嵌
めるだけで開き、当該接続具を外すと自動的に閉まる弁
機構を備えることを特徴としている。
〔作用〕
天井裏の空きスペースにボンベを設置し、該ボンベの
噴出部に接続具を取付ける。また、供給管の一端に接続
されているノズルを、香りの供給先である室内の天井等
から室内に臨ませるか、前記室内に調和空気を供給する
空調の吹出しチャンバ内等に向くように設置しておく。
前記ボンベの噴出部は、そのままでは閉じた状態であ
るが、接続具を取付けることで前記噴出部は開状態に固
定され、ボンベ内のガスの圧力で、前記ボンベ内の芳香
剤を含んだガスは接続具を介して供給管内に流れる。こ
のとき、前記供給管に設けられている電磁弁を閉状態に
するとボンベから流れてきたガスは、電磁弁で止められ
てノズルまで流れず、室内に香りが供給されない。ま
た、前記電磁弁を開状態にすると、電磁弁で止められて
いたガスはノズルを介して室内に供給されて室内に香り
を供給する。ここで、前記電磁弁の開閉は制御装置によ
り制御されて、適当な条件のときに適当な量だけ香りの
供給先である室内に香りが供給される。
また、前記香りの供給には、コンプレッサやポンプを
使用せず、ボンベ内のガスの圧力を利用するために、香
り供給時に騒音や振動を発生することがない。
また、この香り供給装置は、各室内ごとに設置可能で
あるため、その室内に適した香りを選択して供給するこ
ともできる。
また、前記ボンベ内のガスがなくなったら、噴出部か
ら接続具を外し、ガスが加圧封入されている別のボンベ
と取り替えるか、または前記ボンベ内に芳香剤が混入さ
れているガスを新たに加圧封入して、再度、接続具に前
記ガスが封入されているボンベの噴出部を取付ける。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
まず構成を説明すると、第1図に示すように、香りの
供給先である室内の天井仕上面1上部の空きスペース即
ち天井裏の空間に、芳香剤が混入されているガスを加圧
封入したボンベ2が設置され、前記ボンベ2の上部には
噴出部3が形成されている。前記噴出部3には筒状の接
続具9が取付けられ、その接続具9には供給管4の一端
が接続されている。該供給管4の他端にはノズル5が接
続されて、そのノズル5の先端は、図示していない空調
装置から供給された調和空気を室内に供給する、吹出し
チャンバ8内に臨んでいる。
また、前記供給管4のノズル5近傍には、電磁弁6が
設けられており、該電磁弁6は、前記ボンベ2の側方に
設けられた制御装置7により、その開閉が制御されてい
る。また、その制御装置7を操作する操作器7aが、コー
ドを介して前記制御装置7に接続されている。さらに、
前記ボンベ2の近傍にはガス検知器10が設置されてい
る。
なお、前記噴出部3は、第2図に示すような弁機構を
備える。軸を上下に向けた筒状のブラケット3aと、該ブ
ラケット3aの中空部に、下部を内嵌しているステム3bと
から構成されている。前記ブラケット3aは、その上部中
空部が大径になりその側部に開孔3gが設けられ、また上
端開口部に内向きフランジ3eが形成されている。また前
記ステム3bは、下部が円柱形状部3dを形成し且つ上部が
筒状部3cを形成し、前記筒状部3cの下部は、外周面が小
径になり前記ブラケット3a上端の内向きフランジ3eの内
周面に係合する首部を形成して、その首部の側部にステ
ム孔3hが設けられている。さらに、前記ステム3bの下端
には、前記ステム3bを上方に付勢するスプリング3fが設
けれて、接続具9を取付けていないときには、前記ステ
ム孔3hが前記内向きフランジ3eの内周面に係合してガス
の流通を閉塞している。
前記噴出部3に上方から、第2図(b)に示すよう
に、筒状で内周面が前記噴出部3の外周面に係合する接
続具9を取付けると、前記ステム3bを前記スプリング3f
に抗して下方に押し込み、ステム孔3hをブラケット3aの
内向きフランジから開放する。すると、ボンベ2内のガ
スが、ガスケット3aの下端開口部3i及び側部の開孔3gを
通り、さらに、ステム孔3fを通過して供給管4内へ流れ
る。
前記構成の香り供給装置において、第3図に示すよう
に、電磁弁6の開閉を制御する制御装置7を起動し(ス
テップ1)、操作器7aを介して香りを供給する時間等の
条件を設定し自動運転にしておくと(ステップ2)、そ
の制御装置7に設定した開始時間になると(ステップ
3)指定した時間,例えば5秒だけ(ステップ4)電磁
弁6を開いて(ステップ5)吹出しチャンバ8内に臨む
ノズル5から芳香剤を含んだガスを噴霧して(ステップ
6)前記吹出しチャンバ8内の調和空気に芳香剤を混入
させ、よって調和空気とともに室内に香りが供給され
る。また、指定した時間,例えば5秒が経過すると制御
装置7は電磁弁6を閉じて(ステップ7)芳香剤を含ん
だガスの供給を停止し(ステップ8)、室内への香りの
供給を止める。
なお、芳香剤を含んだガスの噴霧確認テストは、前記
自動運転を手動手段に切り換えて(ステップ9)、手動
で電磁弁6の開閉を行い、電磁弁6を開いたときに(ス
テップ10)ガスの噴霧が開始され(ステップ11)、電磁
弁6を閉じたときに(ステップ7)ガスの噴霧が停止さ
れる(ステップ8)ことを確認する。
また、前記ボンベ2内のガスがなくなったら、噴出部
3から接続具9を外して、ガスが加圧封入されている別
のボンベ2と取り替えるか、または前記ボンベ2内に芳
香剤が混入されているガスを新たに加圧封入して、再
度、接続具9に前記ガスが封入されているボンベ2の噴
出部3を取付ける。
さらに、ガスを加圧封入したボンベ2や供給管4等か
らのガス漏れが発生すると、ガス検知器10が前記ガス漏
れを検知して在室者やその部屋の管理人に通知を行い、
もって適切な対策がとれるようになっている。
以上のように、本実施例の香り供給装置では、大型の
香り供給装置を設置することなく、天井仕上げ面1の空
きスペースに小型の香り供給装置を設置でき、しかも制
御装置7により、適当な条件のときに適当な量だけ室内
に香りを供給することができる。
また、前記装置は室内ごとに設置可能であるため、そ
の室内の使用目的に適した香りを選択して供給すること
ができ、且つ天井から供給される調和空気に混入して室
内に送り出すことで、芳香剤は空中で完全に気化して、
室内の床面や什器に付着することを抑えることができ
る。
さらに、コンプレッサやポンプ等を使用せず加圧され
たガスを利用することで、騒音や振動を発生させずに室
内に香りを供給できる。
なお、前記実施例では、ボンベ2を一本だけ使用して
いるが、第4図に示すように、ボンベ2を二本使用し、
その二本のボンベ2を切換弁11で接続することで、一方
のボンベ2内のガスが空になったら切換弁11により切り
換えて、他方のボンベ2内のガスを使用するようにして
も構わない。
また、第5図に示すように、香りの違う芳香剤を封入
したボンベ2を二本用意して、夫々に接続具9、供給管
4、電磁弁6及びノズル5を設け、前記夫々のノズル5
を香りの供給先である室内に臨ませ、前記二つの電磁弁
5を図示しない一つの制御装置で制御する。そして、前
記二つの違った香りを室内の使用条件に合わせて使い分
け、対象の室内の使用目的に合わせた香りを供給するよ
うに制御してもよい。
さらに、本実施例では、天井仕上げ面1に臨む吹出し
チャンバ8内にノズル5を臨ませているが、前記ノズル
5を直接前記天井仕上げ面1から室内に臨ませてもよい
し、壁に設けられている吹出しダクト内等にノズルを臨
ませても構わない。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案の香り供給装置は、
小型であるので天井裏の狭い空きスペースに設置するこ
とができ、しかも制御手段により、適当な条件のときに
適当な量だけ室内に香りを供給することができるという
効果がある。
また、室内ごとに独立して供給装置を設置することが
できるために、その室内の使用目的に適した香りを選択
して供給することができ、且つ天井から直接対象とする
室内に前記香りを供給したり、室内に噴き出す調和空気
に混入して天井側から供給するので、芳香剤は空中で気
化して、室内の床面や什器に付着することを抑制するこ
とができるという効果もある。
さらに、コンプレッサやポンプ等を使用しないで加圧
封入された容器内のガスの圧力を利用して香りを供給し
ているために、前述のように各室個別に香りを供給する
ためにボンベを天井裏に配置しても、騒音や振動を発生
させずに室内に香りを供給できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の香り供給装置を示す側面図、第2図
(a)は噴出部を示す断面側面図、第2図(b)は噴出
部に接続具を取付けた状態を示す側面図、第3図は制御
装置の制御手順を示す図、第4図は第2の実施例を示す
図、第5図は第3の実施例を示す図である。 2……ボンベ、3……噴出部、4……供給管、5……ノ
ズル、6……電磁弁、7……制御装置、9……接続具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香剤を混入したガスが加圧封入され且つ
    前記ガスを噴出させる噴出部を有するボンベと、該ボン
    ベの噴出部に着脱可能に取付けられて、その噴出部と接
    続する筒状の接続具と、前記接続具に一端を接続してい
    る供給管と、前記供給管の他端に接続されて、先端部が
    香りの供給先に臨むノズルと、前記供給管に設けられ
    て、その供給管内を流通するガスの開閉を行う電磁弁
    と、前記電磁弁の開閉を制御する制御装置とを備えて、
    前記ノズルは、空調装置から供給された調和空気を室内
    に供給する吹出しチャンバ,若しくは前記室内に直接連
    通し、前記ボンベは、対象とする前記室の天井裏の空間
    に配置され、さらに、前記ボンベの噴出部には、前記接
    続具を嵌めるだけで開き、当該接続具を外すと自動的に
    閉まる弁機構を備えることを特徴とする香り供給装置。
JP1990100481U 1990-09-26 1990-09-26 香り供給装置 Expired - Lifetime JP2533256Y2 (ja)

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