JP2592899Y2 - 芳香噴霧装置 - Google Patents

芳香噴霧装置

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JP2592899Y2
JP2592899Y2 JP1993026964U JP2696493U JP2592899Y2 JP 2592899 Y2 JP2592899 Y2 JP 2592899Y2 JP 1993026964 U JP1993026964 U JP 1993026964U JP 2696493 U JP2696493 U JP 2696493U JP 2592899 Y2 JP2592899 Y2 JP 2592899Y2
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fragrance
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aromatic
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正年 久保
健次 戸塚
貞廣 小島
康雄 谷口
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WINTON OSAKA CO., LTD.
Taiyo Corp
Spraying Systems Japan Co
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WINTON OSAKA CO., LTD.
Taiyo Corp
Spraying Systems Japan Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビルに設備されている
空調装置に組み込んで、ホール、アトリウム、あるいは
会議室などに芳香を供給するための芳香噴霧装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、香りに対する興味が高まり、作業
能率を促進させる香りの成分や休憩時に適する香りの成
分を積極的に導入する動きが盛んである。考案者らも空
調設備に付設した芳香装置として、実開平2−1127
67号公報に記載された考案を既に開示している。この
考案では、図1に示したように、空調ダクト1の垂直壁
面にスプレイ装置2を取り付け、コンプレッサ3から圧
縮空気をスプレイ装置2に供給して芳香成分を霧化する
ことにより、室内などに芳香を供給している。なお、4
はコンプレッサ3の駆動を制御するための制御盤、5は
装置の運転・停止を行うための手元スイッチである。そ
して、手元スイッチ5で設定されたタイマーなどの条件
に従ってミスト状の芳香液が室内に噴霧される。
【0003】スプレイ装置2をより具体的に説明する
と、図2に示すように、空調ダクト1の垂直壁面に直接
取り付けるのであるが、スプレイノズル6の先端の周囲
に空気噴出孔6a、中心に芳香液噴出孔6bを設け、コ
ンプレッサ3から送られる圧縮空気の噴出によって芳香
液タンク7に貯蔵された芳香液を霧吹き管8から吸い上
げ、ミスト化している。9は連通管で、芳香液タンク7
の内圧を大気圧と同等にするため、外気と連通させてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例ではスプレイ装置2が直接空調ダクト1に装着され
ている。また、芳香液タンク7も空調ダクト1の外側近
傍に取り付けなければならない。しかし、芳香液は消耗
品であり、タンクが空になれば新しいタンクと交換しな
ければならない。ところが通常、空調ダクト1は天井を
走行しており、タンクを簡単に誰もが交換できない。従
って、タンクを交換するためには作業員に頼らなければ
ならないという不都合がある。
【0005】一方、芳香液タンク7だけを別の位置に設
けたとすれば、従来のシステムでは十分にスプレイノズ
ルのサイフォン原理を活かすことができないという課題
もある。
【0006】本考案は上述した従来の課題を解決するも
ので、芳香液タンクが空になれば誰もが容易に交換でき
る構造とすると同時に、安定した芳香ミストを生成する
ことができる芳香供給装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案では上記目的を達
成するために、空調ダクトに取り付けられ、密封したタ
ンクに充填した芳香液をミスト化して噴霧するスプレイ
装置と、圧縮空気を上記スプレイ装置に供給して吸い上
げ管から吸い上げた芳香液をミスト化するためのコンプ
レッサとからなる芳香噴霧装置を採用した。そして、芳
香液タンクは比較的低位置に設けると共に、コンプレッ
サからレギュレタを介して上記芳香液タンクに圧縮空気
を供給し、上記芳香液タンクからスプレイ装置の近くに
設けられた水準装置まで連結した配管に沿って芳香液を
押し上げる一方、上記水準装置からスプレイ装置に対し
て吸い上げ管を設置するという手段を採用した。また、
水準装置として、芳香液位に連動して上下するフロート
により、芳香液配管口を閉塞、解放するという手段を採
用した。
【0008】
【作用】上記手段において、コンプレッサはスプレイ装
置にジェットを供給してミストを噴霧する作用を行うと
同時に、芳香液タンクの液面を加圧し、香料液を配管に
沿って水準装置まで押し上げるという作用を行う。水準
装置は芳香液をスプレイ装置に安定して供給すると同時
に、吸い上げ管を短くしてコンプレッサ圧を低圧にする
という機能を行う。また、水準装置のフロートは芳香液
を水準装置に供給することを調整するための弁として機
能する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付した図面に従
って説明する。図3は本考案において採用するスプレイ
装置の配管を示したもので、1はコンプレッサ、2はス
プレイノズル、3は香料液タンク、4はレギュレタ、5
は水準装置である。また、6は空気配管であって、6a
はコンプレッサ1からの主配管、6bは香料液タンクへ
の分岐管、6cはスプレイノズル2に対する分岐管であ
る。次に7は液配管であり、7aは香料液タンク3から
水準装置5に香料液を供給するための配管、7bは水準
装置5からスプレイノズル2に対する吸い上げ管であ
る。ここで、香料液タンク3は密封タンクであり、コン
プレッサ1からの圧縮空気がレギュレタ4で圧力調整さ
れ、香料液タンク3の空気室3aに供給される。そうす
ると、香料液タンク3に充填されている香料液にはレギ
ュレタ4で設定された空気圧がかかり、香料液が配管7
aを押し上げられて水準装置5に供給される。コンプレ
ッサ1の圧縮空気は分岐管6cを介してスプレイノズル
2にも供給されるので、ノズル先端から圧縮空気がジェ
ット噴出し、負圧によって吸い上げ管7bから水準装置
5の香料液を吸い上げ、ミスト化して噴霧するのであ
る。なお、図面では省略しているが、コンプレッサ1の
駆動は従来と同様に手元スイッチで制御し、タイマによ
って時間制御を行う点についてはいうまでもない。
【0010】図3の構成では、香料液タンク3はスプレ
イノズル2から離して設置できるので、たとえば香料液
タンク3だけを室内や手の届く箇所に設ければ、タンク
のなかの香料液の残量も容易に確認することができる
し、空になった場合でも交換が簡単である。ところで、
レギュレタ4による圧力調整は、香料液タンク3の液面
と水準装置5に対する配管7aの吐出口の高低差を考慮
して決定されるが、圧力が高すぎると水準装置5に対し
て香料液が噴出してしまうし、低すぎると香料液タンク
3の液面が低くなるに従って吐出圧が弱くなって水準装
置5に対して十分に香料液が供給できなくなる。そこ
で、これらを勘案してレギュレタ4の設定圧力を調整す
る。
【0011】次に、水準装置5の詳細を図4に示す。8
は装置本体、9はフロートバルブ、10はフロート、1
1は芳香液口である。フロート10は昇降ガイド12に
よって左右の動きを規制されている。また、13はイン
レット端面に形成された弁座であり、液面が上昇するに
つれてフロート10がフロートバルブ9を押し上げ、フ
ロートバルブ9の側面が弁座13に着座することによっ
てインレットを閉塞する。インレットから流入する芳香
液はコンプレッサ1およびレギュレタ4で加圧されてい
るので、フロート10の浮力が芳香液の流入圧よりも大
きいことが必要である。このように構成することによっ
て、吸い上げ管7bから芳香液が吸い上げられて液面が
低下すれば弁座13からフロートバルブ9が離脱し、イ
ンレットから芳香液口11を介して本体8内に流入す
る。そして、この流入によって液面が上昇すれば再び弁
を閉塞するのである。従って、水準装置5には絶えず芳
香液が存在すると共に、スプレイノズル2の空気噴出に
よる液の吸い上げも、吸い上げ管の高さを抑制できるの
で、低い加圧空気を供給することで足りる。
【0012】
【考案の効果】本考案は上述した構成を採用したので、
スプレイ装置から安定してミスト化した芳香液が室内に
供給できる。また、香料液タンクを低位置に設けること
としたので、香料液がなくなってタンクを交換する場合
でも容易に交換することができる構成とすることができ
た。さらに、香料液タンクとスプレイ装置との間に水準
装置を設け、この水準装置に蓄積された香料液を吸い上
げ管で吸い上げるようにしているので、コンプレッサか
ら供給される圧縮空気も比較的低圧でよく、安全である
と同時に騒音を抑制することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示すブロック図、
【図2】同、従来のスプレイ装置を示す正面図、
【図3】本考案装置の構成を示すブロック図、
【図4】水準装置の断面図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 スプレイノズル 3 香料液タンク 4 レギュレタ 5 水準装置 6 空気配管 7 液配管 8 装置本体 9 フロートバルブ 10 フロート 11 芳香液口 12 昇降ガイド 13 弁座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 久保 正年 神戸市垂水区小束山2丁目3−3 (72)考案者 戸塚 健次 寝屋川市梅ヶ丘1−6−13−306 (72)考案者 小島 貞廣 東京都目黒区東山1−20−15 (72)考案者 谷口 康雄 大阪市平野区長吉川辺1丁目北3−9 (56)参考文献 特開 平2−224762(JP,A) 特開 平4−165239(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/14 F24F 1/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調ダクトに取り付けられ、密封したタン
    クに充填した芳香液をミスト化して噴霧するスプレイ装
    置と、圧縮空気を上記スプレイ装置に供給して吸い上げ
    管から吸い上げた芳香液をミスト化するためのコンプレ
    ッサとからなる芳香噴霧装置であって、上記芳香液タン
    クは比較的低位置に設けられると共に、上記コンプレッ
    サからレギュレタを介して上記芳香液タンクに圧縮空気
    を供給し、上記芳香液タンクから上記スプレイ装置の近
    くに設けられた水準装置まで連結した配管に沿って芳香
    液を押し上げる一方、上記水準装置からスプレイ装置に
    対して吸い上げ管を設置したことを特徴とする芳香噴霧
    装置。
  2. 【請求項2】水準装置として、芳香液位に連動して上下
    するフロートにより、芳香液配管口を閉塞、解放するこ
    ととした請求項1記載の芳香噴霧装置。
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