JP2602399Y2 - バキュ−ム車の防臭装置 - Google Patents

バキュ−ム車の防臭装置

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JP2602399Y2
JP2602399Y2 JP1993027239U JP2723993U JP2602399Y2 JP 2602399 Y2 JP2602399 Y2 JP 2602399Y2 JP 1993027239 U JP1993027239 U JP 1993027239U JP 2723993 U JP2723993 U JP 2723993U JP 2602399 Y2 JP2602399 Y2 JP 2602399Y2
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injection
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、バキューム車の吸排
配管内に防臭液を霧散状態で供給して、前記配管内の臭
気を含む通過風の防臭を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バキューム車に設置するこの種装
置においては、防臭液供給タンクをエジェクタの近くに
設置し、配管を極力短かくして、通過風量によるエジェ
クタからの防臭液の霧散を計つているが、バキューム車
の稼動によつてバキュームタンク内の真空圧力が高まる
と、通過風量が減少することと、供給タンク内の防臭液
レベルが下がることにより、エジェクタへの防臭液の供
給が困難となり、その機能、効果が維持出来なくなる。
【0003】またエジェクタの取付位置はできるだけ排
気口からの距離を取り、防臭液と通過臭気との接触時間
をとるほうが効果的であるが、供給タンクの設置スペー
スにより、その距離を十分とることができないものもあ
り、これもまた効果を減少させる一因にもなつている。
【0004】一方、バキュームタンク内に吸入された対
象物を排出する場合は、バキュームタンク内負圧を正
圧、加圧に切換操作をするが、この時排気管内の通気は
逆流し、エジェクタからの防臭液は、操作の仕方によつ
ては通気風量が大きくなるため、大量にバキュームタン
ク内に流れ込んでしまい、防臭液の消費量が増大してし
まう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ここにおいてこの考案
は、バキューム車の稼動により、バキュームタンク内に
負圧が発生することにともなう通過風量の減少によつて
も防臭液の供給が停止されることなく、かつ又防臭液の
不要な消費を防止するための装置を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの考案は、バ
キューム車の吸排用配管内にエジェクタを設け、通過風
量によつて防臭液を前記配管内に霧散させ、通過臭気の
防臭を行なう装置において、開放型の注入タンク(1
0)と密閉型の供給タンク(14)とを備え、前記注入
タンク(10)をエジェクタ(11)の直近に設置し、
前記供給タンク(14)を注入タンク(10)の液面よ
り上方の適宜の位置に設置して、注入タンク(10)の
液面位置をエジェクタ(11)に近く常に一定に保ち、
通過風量が少ない場合でもエジェクタ(11)からの防
臭液(12)の霧散を可能とすると共に、前記供給タン
ク(14)と注入タンク(10)とを結ぶ配管の途中
に、作業時にのみその管路を開くようにした手動操作又
は遠隔操作により開閉する遮断弁(17)を設けて、防
臭液(12)の消費量を節減することを可能とするもの
である。
【0007】
【作用】上記構成において、タンク内の真空度がある程
度高くなり、通過風量が少なくなつても、エジェクタに
防臭液が吸い込まれるように、防臭液面とエジェクタと
の距離を可能なかぎり少なくするとともに、この防臭液
面の位置が霧散により防臭液が注出しても、供給タンク
からの注入ノズルの端面の位置で、常に一定に保たれる
ような大気開放型の注入タンクを設置する。
【0008】この注入タンクは小型のもので対応できる
ので、エジェクタは配管経路のどこへでも取り付けが可
能となり、排気口端からの距離を十分とつて取り付ける
ことができる。また供給タンクは、防臭液の補充口等を
備えた密閉式のタンクとし、その最低液面位置が注入タ
ンクのノズル端面位置よりも高い位置で任意の場所に設
置し、注入タンクの注入ノズルとパイプ等で連結する。
【0009】なお前記供給タンクと注入タンクを結ぶ連
結パイプの間に、ストップバルブ等の遮断弁を設け、防
臭が必要な時のみ「開」とすることにより、防臭液の消
費量を削減できる。またこの遮断弁とバキューム車の吸
排操作装置とを連動させることにより、前述の排出時に
おける防臭液の不要な消費が妨げるものとなる。
【0010】
【実施例】次にこの考案の実施例を説明するに先立つ
て、図2によりバキューム車の配管系統を説明する。
【0011】バキュームタンク1内に汚物、汚泥等の対
象物2を吸引する場合は、ポンプ3を駆動し、前記バキ
ュームタンク1内の空気を吸引し、排気口4から外気に
放出することにより、バキュームタンク1内の圧力を負
圧にして対象物2を吸引し、バキュームタンク1内に収
納する。
【0012】この時、吸引した対象物2の臭気は、バキ
ュームタンク1内に充満し、そのままポンプ3によつて
排気口4から外気に放出され、周囲環境に悪影響を与え
る。
【0013】図3に示す解決策としては、前記排気口4
に至る配管5内に、図2のAで示す箇所に、配管5の管
路を狭めるレジューサ6を設置し、その通風の進行方向
出口側にエジェクタ7を取り付け、前記ポンプ3により
吸引送出される風量がレジューサ6を通過する際に、流
速が増し、配管5の出口近傍で負圧を生じ、この部分に
取り付けられたエジェクタ7により、注入タンク8の防
臭液9が吸引され、前記管路5内の通過風の流速により
霧散される。
【0014】この場合、バキュームタンク1内の対象物
2の量が増加するにしたがい、バキュームタンク1内の
真空度が増すと、通過風量が減少するため、エジェクタ
7が防臭液9を吸い上げる能力も低下する。
【0015】この考案は、上述したところから、エジェ
クタの開口と防臭液の液面との間の高さが、防臭液の霧
散性能を確保する上で重要な要素であることがわかる。
【0016】図2に示す配管系統図にBで示す箇所に、
図1で示す構成の防臭装置を配設するのであつて、この
図1において、開放型の注入タンタ10をエジェクタ1
1の直下に置き、この注入タンク10内の防臭液12の
液面と、前記エジェクタ11の開口との間の高さ(距
離)Hを極力少なくするようにした案を示しているが、
注入タンク10を配管5の側面に設置して、その距離を
更に少なくすることも考えられる。
【0017】前記注入タンク10内の防臭液12の液面
位置は、注入ノズル13の開口端によつて設定する。防
臭液12の供給タンク14は、防臭液12の補充口15
等を備えた密閉型のタンクとして、その最低液面位置
が、前記注入タンク10の注入ノズル13の端面位置よ
りも高い位置で適宜の場所に設置し、前記供給タンク1
4と注入タンク10の注入ノズル13とを連結パイプ1
6等で連結する。
【0018】防臭液12の霧散により、注入タンク10
の液面位置が下がると、注入ノズル13から補充される
が、注入ノズル13端面まで達した時点で供給は停止さ
れる。すなわち注入タンク10の液面は常に一定に保た
れる。
【0019】実用上、前記供給タンク14と注入タンク
10とを速結する前記連結パイプ16の途中に、ストッ
プバルブ等の遮断弁17を設け、この遮断弁17は供給
タンク14に防臭液12を補充する場合のほか、吸排切
換レバー18とを連動させて(例えば遮断弁17の作動
軸19にモータ20を取り付け、前記吸排切換レバー1
8の「排」時に作動するリミットスイッチ21により作
動させれば)、吸入作動時にのみ、この考案の防臭装置
を作動させることができ、防臭液12の節減を計ること
ができる。なおレバー22の回動により、遮断弁17を
手動操作することでもこの目的の達成が可能である。
【0020】
【考案の効果】この考案の上述の構造の防臭装置によれ
ば、バキューム車の稼動によるバキュームタンク内の負
圧の増大にともなう通過風量の減少にも拘らず、防臭液
の供給を一定レベルで実施することができるという効果
を奏し、かつその実用に際して、遮断弁の遠隔又は手動
の操作により、作業時にのみ防臭液の供給を行なうよう
にして防臭液の消費量の節減を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の装置の系統図である。
【図2】バキューム車の配管系統図である。
【図3】従来の装置の説明図である。
【符号の説明】
5 配管 10 開放型の注入エジェクタ 11 エジェクタ 12 防臭液 14 密閉型の供給タンク 17 遮断弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 7/10 B60P 3/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バキューム車の吸排用配管内にエジェク
    タを設け、通過風量によつて防臭液を前記配管内に霧散
    させ、通過臭気の防臭を行なう装置において、開放型の
    注入タンク(10)と密閉型の供給タンク(14)とを
    備え、前記注入タンク(10)をエジェクタ(11)
    直近に設置し、前記供給タンク(14)を注入タンク
    (10)の液面より上方の適宜の位置に設置して、注入
    タンク(10)の液面位置をエジェクタ(11)に近く
    常に一定に保ち、通過風量が少ない場合でもエジェクタ
    (11)からの防臭液(12)の霧散を可能とすると共
    に、前記供給タンク(14)と注入タンク(10)とを
    結ぶ配管(5)の途中に、作業時にのみその管路を開く
    ようにした手動操作又は遠隔操作により開閉する遮断弁
    (17)を設け、防臭液(12)の消費量を節減するこ
    とを可能としたことを特徴とするバキューム車の防臭装
    置。
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