JP2533001Y2 - 化粧板 - Google Patents
化粧板Info
- Publication number
- JP2533001Y2 JP2533001Y2 JP3160193U JP3160193U JP2533001Y2 JP 2533001 Y2 JP2533001 Y2 JP 2533001Y2 JP 3160193 U JP3160193 U JP 3160193U JP 3160193 U JP3160193 U JP 3160193U JP 2533001 Y2 JP2533001 Y2 JP 2533001Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- nail
- concave portion
- decorative
- decorative board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は化粧板に関し、特に釘や
ネジ釘(以下単に釘等とする)を用いて固定した場合
に、それらを隠すことのできる化粧板に関する。
ネジ釘(以下単に釘等とする)を用いて固定した場合
に、それらを隠すことのできる化粧板に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、胴縁や根太等に、釘等を用いて
床材や壁材を固定する場合、施工後に釘等が見えないよ
うに種々の工夫がなされている。その代表的な方法は、
化粧板表面に、釘等を施工するための浅い穴を設け、施
工後、該穴に接着剤を塗った栓をする方法である。
床材や壁材を固定する場合、施工後に釘等が見えないよ
うに種々の工夫がなされている。その代表的な方法は、
化粧板表面に、釘等を施工するための浅い穴を設け、施
工後、該穴に接着剤を塗った栓をする方法である。
【0003】しかしながら、この場合には、釘等の施工
の仕方によっては、栓上面と、床材等が面一にならない
上、当初は面一であっても、施工後の経時によって釘等
にゆるみが生じ、釘等が浮き上がると、木栓が釘等によ
り押し上げられて床面から突出し、化粧材表面に段差を
形成したり、あるいは木栓が欠落することがあるという
欠点があった。本考案者は、上記の欠点を解決すべく鋭
意検討した結果、釘頭等と栓との間に隙間を設けること
により、良好な結果を得ることができることを見い出
し、本考案に到達した。
の仕方によっては、栓上面と、床材等が面一にならない
上、当初は面一であっても、施工後の経時によって釘等
にゆるみが生じ、釘等が浮き上がると、木栓が釘等によ
り押し上げられて床面から突出し、化粧材表面に段差を
形成したり、あるいは木栓が欠落することがあるという
欠点があった。本考案者は、上記の欠点を解決すべく鋭
意検討した結果、釘頭等と栓との間に隙間を設けること
により、良好な結果を得ることができることを見い出
し、本考案に到達した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案の第1の
目的は、施工に使用した釘等を隠すことができると共
に、栓を所定の深さまで埋め込める化粧板を提供するこ
とにある。本考案の第2の目的は、床材の場合のよう
に、表面を面一にしたい場合は面一に、栓や栓穴の立体
感をデザインとして利用したいときは面一にせず所定の
深さまで栓を埋め込むことにより、意匠性を高めること
のできる化粧板を提供することにある。本考案の第3の
目的は、施工後の経時によって釘等がゆるんでも、栓が
浮き上がって欠落するということのない化粧板を提供す
ることにある。
目的は、施工に使用した釘等を隠すことができると共
に、栓を所定の深さまで埋め込める化粧板を提供するこ
とにある。本考案の第2の目的は、床材の場合のよう
に、表面を面一にしたい場合は面一に、栓や栓穴の立体
感をデザインとして利用したいときは面一にせず所定の
深さまで栓を埋め込むことにより、意匠性を高めること
のできる化粧板を提供することにある。本考案の第3の
目的は、施工後の経時によって釘等がゆるんでも、栓が
浮き上がって欠落するということのない化粧板を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の上記の諸目的
は、取り外し可能な栓と、釘又はネジ釘を施すことがで
きると共に前記栓が嵌合する凹部とを有する化粧板であ
って、前記凹部の化粧板厚み方向の断面形状が逆凸形で
あると共に、釘又はネジ釘を施した後前記栓を埋め込ん
だときに、前記釘又はネジ釘の頭部と栓の底面との間に
隙間が生ずることを特徴とする化粧板によって達成され
た。以下、本考案を実施例に基づいて、作用と共に詳述
する。
は、取り外し可能な栓と、釘又はネジ釘を施すことがで
きると共に前記栓が嵌合する凹部とを有する化粧板であ
って、前記凹部の化粧板厚み方向の断面形状が逆凸形で
あると共に、釘又はネジ釘を施した後前記栓を埋め込ん
だときに、前記釘又はネジ釘の頭部と栓の底面との間に
隙間が生ずることを特徴とする化粧板によって達成され
た。以下、本考案を実施例に基づいて、作用と共に詳述
する。
【0006】
【実施例】図1は本考案の化粧板の実施例を示す断面図
である。図において符号1は本考案の化粧板、2は栓、
3は逆凸形凹部を表す。化粧板は、一枚板であっても、
合板に化粧単板を貼着したものであっても良いが、全体
の厚さは5mm以上であることが好ましく、特に10m
m以上であることが好ましい。逆凸形凹部の側面は、栓
を嵌合させ易いようにテーパー状になっていても良い。
である。図において符号1は本考案の化粧板、2は栓、
3は逆凸形凹部を表す。化粧板は、一枚板であっても、
合板に化粧単板を貼着したものであっても良いが、全体
の厚さは5mm以上であることが好ましく、特に10m
m以上であることが好ましい。逆凸形凹部の側面は、栓
を嵌合させ易いようにテーパー状になっていても良い。
【0007】上記凹部に嵌合させる栓は、施工後に、釘
頭等と栓底面との間に隙間がある限り凸状であっても良
いが、通常は単なる板状である。その形状は、凹部に対
応し、凹部が円形であれば円柱となり、凹部が四角であ
れば角柱となることは当然である。尚、凹部側面がテー
パー状であれば、栓にもテーパーを形成させる必要があ
る。
頭等と栓底面との間に隙間がある限り凸状であっても良
いが、通常は単なる板状である。その形状は、凹部に対
応し、凹部が円形であれば円柱となり、凹部が四角であ
れば角柱となることは当然である。尚、凹部側面がテー
パー状であれば、栓にもテーパーを形成させる必要があ
る。
【0008】逆凸形凹部の先端凹部の深さは、釘頭等の
厚さより深いことが好ましい。もし、釘頭等の厚さより
薄い場合には、栓の方を、釘頭との間に隙間が生じるよ
うに穿設する必要がある(図2参照)。栓の厚さを逆凸
形凹部の巾広部分の凹部の深さと同等とした場合には、
栓を該凹部に嵌合させたときに、化粧板全体が容易に面
一となる。また、栓又は栓穴を立体的に表現したい場合
には、栓の厚さを上記巾広部分の凹部の深さより厚くす
るか、薄くすればよい。
厚さより深いことが好ましい。もし、釘頭等の厚さより
薄い場合には、栓の方を、釘頭との間に隙間が生じるよ
うに穿設する必要がある(図2参照)。栓の厚さを逆凸
形凹部の巾広部分の凹部の深さと同等とした場合には、
栓を該凹部に嵌合させたときに、化粧板全体が容易に面
一となる。また、栓又は栓穴を立体的に表現したい場合
には、栓の厚さを上記巾広部分の凹部の深さより厚くす
るか、薄くすればよい。
【0009】本考案の化粧板を使用する場合には、先
ず、栓をはずした化粧板を配置した後、釘等を凹部に施
して化粧材を根太等に固定し、次いで、栓をする(図3
参照)。温度による膨張収縮迄考慮した場合には、栓
は、通常、化粧板と同質の木材で製造されることが好ま
しいが、本考案の場合には、前記した如く、栓の厚みを
逆凸状凹部の巾広部分の凹部の深さと同等とすることに
より、木材の膨張収縮より小さい変化しかしない素材を
用いた場合でも、栓が凹部内部に落ち込むことがないか
ら、木栓に限定されず適宜所望の材質を用いて製造する
ことができる。
ず、栓をはずした化粧板を配置した後、釘等を凹部に施
して化粧材を根太等に固定し、次いで、栓をする(図3
参照)。温度による膨張収縮迄考慮した場合には、栓
は、通常、化粧板と同質の木材で製造されることが好ま
しいが、本考案の場合には、前記した如く、栓の厚みを
逆凸状凹部の巾広部分の凹部の深さと同等とすることに
より、木材の膨張収縮より小さい変化しかしない素材を
用いた場合でも、栓が凹部内部に落ち込むことがないか
ら、木栓に限定されず適宜所望の材質を用いて製造する
ことができる。
【0010】
【考案の効果】以上詳述した如く、本考案の化粧材は、
施工に用いた釘等を容易に隠すことができるのみなら
ず、例えばその栓自身の模様や使用する素材等、又は、
栓の配列等に工夫を凝らすことによって化粧材表面に適
宜模様を形成させることもできる。又、経時によって、
栓が浮き上がったり外れたりすることがない。
施工に用いた釘等を容易に隠すことができるのみなら
ず、例えばその栓自身の模様や使用する素材等、又は、
栓の配列等に工夫を凝らすことによって化粧材表面に適
宜模様を形成させることもできる。又、経時によって、
栓が浮き上がったり外れたりすることがない。
【図1】本考案の化粧板の部分断面図の例である。
【図2】逆凸形凹部の先端深さが釘頭の厚さより薄い場
合の凹部、釘、栓の関係を表す本考案の化粧板の部分断
面図である。
合の凹部、釘、栓の関係を表す本考案の化粧板の部分断
面図である。
【図3】本考案の化粧板を施工した状態を示す部分断面
図である。
図である。
1 本考案の化粧板 2 栓 3 逆凸形凹部 4 釘 5 根太
Claims (1)
- 【請求項1】 取り外し可能な栓と、釘又はネジ釘を施
すことができると共に前記栓が嵌合する凹部とを有する
化粧板であって、前記凹部の化粧板厚み方向の断面形状
が逆凸形であると共に、釘又はネジ釘を施した後前記栓
を埋め込んだときに、前記釘又はネジ釘の頭部と栓の底
面との間に隙間が生ずることを特徴とする化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160193U JP2533001Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3160193U JP2533001Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683306U JPH0683306U (ja) | 1994-11-29 |
JP2533001Y2 true JP2533001Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=12335727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3160193U Expired - Lifetime JP2533001Y2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533001Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174286A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Hokkaido | 耐火木質構造部材 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP3160193U patent/JP2533001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0683306U (ja) | 1994-11-29 |
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