JP2532388Y2 - 車両用ドアモールの取付構造 - Google Patents

車両用ドアモールの取付構造

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JP2532388Y2
JP2532388Y2 JP1990402693U JP40269390U JP2532388Y2 JP 2532388 Y2 JP2532388 Y2 JP 2532388Y2 JP 1990402693 U JP1990402693 U JP 1990402693U JP 40269390 U JP40269390 U JP 40269390U JP 2532388 Y2 JP2532388 Y2 JP 2532388Y2
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光 継 五反田
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Aisin Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ドアモールの取
付構造に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の車両用ドアモールの取付
構造は、図6及び図7に示されるものが知られている。
この従来構造では、ドアボデー1とウインドガラス2と
の間を車両外側から塞ぐモール3は、シール部材4をド
アボデー1に固定するためのリテーナ5と共にウインド
ガラス2の端面方向からビス6とグロメツト7との締結
によりドアボデー1に固定されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した車両
用ドアモールの固定構造であると、モールはウインドガ
ラスの端面方向からリテーナにビス止めされているのみ
であるため、モールとドアボデーとの位置決めつまりビ
ス6とグロメツト7との室内外方向の位置決めのみによ
りモールのドアボデー及びウインドガラス側への引き込
みが与えられ、引き込み力が弱い。このため、精度のバ
ラツキ等によつてモールに浮きが発生し、ドアボデーと
の間に隙間が生じたり見栄えが悪くなる恐れがある。特
に、継ぎ目レスよる見栄え向上をねらつてウインドガラ
ス周りのモールをすべて一体とした大型モールでは、そ
の組付け性の悪さから特に顕著に現れる恐れがあつた。
【0005】故に、本考案は、モールの浮きを防止して
確実にドアボデーに固定できるようにすることを、その
技術的課題とするものである。
【0006】
【考案の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本考案において講じた技術的手段は、ドアボデ
ーと、該ドアボデーに形成された開口部に配設されるウ
インドガラスと、前記ドアボデーと前記ウインドガラス
との間に配設されリテーナを介して固定部材により前記
ドアボデーに保持されるシール部材と、前記固定部材に
より前記リテーナに保持され前記ドアボデーと前記ウイ
ンドガラスとの間を車両室外側から塞ぐモールと、前記
リテーナ及び前記モールの前記固定部材回りに形成され
た所定の間隙と、前記ドアボデーと前記リテーナとの間
に配設され前記モールを前記ドアボデー及び前記ウイン
ドガラス側に前記リテーナを介して引き込む引込部材と
を有したことである。
【0008】
【作用】本考案は、以下のように作用する。モールは引
込部材によりドアボデー及びウインドガラス側に引込ま
れた後、固定部材により固定される。これにより、モー
ルの浮きが防止されドアボデーに確実に固定される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0010】図1ないし図5に示されるように、フロン
ト側のドアボデー11に形成された開口部11aにはウ
インドガラス12が昇降自在に配設されている。このド
アボデー11とウインドガラス12の周縁との間にはド
アボデー11とウインドガラス12との間をシールする
シール部材13及びドアボデー11とウインドガラス1
2との間の隙間を室外側より塞ぐモール14とが配設さ
れている。又、ドアボデー11の開口部11a周縁は受
け面11b,11cが連続して形成された断面クランク
形状を呈しており、この受け面11bによりウインドガ
ラス12の端面がシール部材13を介して対向する。
【0011】図2及び図3に示されるように、フレーム
部分に位置するシール部材13は空所13a及びリツプ
部13bを有しており、ウインドガラス12の端面がシ
ール部材13に押圧されることによりその部位と確実に
当接してウインドガラス12をシールする。このシール
部材13はウインドガラス12の全周に沿つて配設され
るリテーナ15を介してドアボデー11に固定される。
リテーナ15はドアボデー11の受け面11bと略平行
で且つウインドガラス12の端面と対向する部分15a
及び受け面11cと略平行な部分15bとが連続して形
成された断面略L字状を呈し、部分15bの先端にはシ
ール部材13と係合する係合部15cが形成されてい
る。シール部材13はこの係合部15cとの係合により
部分15a,15bに囲まれた形でリテーナ15に固定
される。
【0012】フレーム部分に位置するモール14はドア
ボデー11の外面と面一となり且つドアボデー11とウ
インドガラス12の間の隙間を室外側から塞いで装飾す
る装飾部14aと装飾部14aの裏面に立設されドアボ
デー11とウインドガラス12との間の隙間内に位置す
るリブ部14bとを有する。このモール14はリブ14
bにてリベツト18によるかしめ固着によりリテーナ1
5の部分15aに固定される。このモール14とドアボ
デー11との間にはモール14に固定されたプロテクタ
ー19が配設される。尚、このリベツト18によるかし
め箇所は取付強度に合わせて適宜設定される。又、リブ
部14bも装飾部14aに合わせてモール14全域にお
いて連続して形成してもよいし、リテーナ15によるて
ウインドガラス11の端面を受けることとなるのでピン
18によるかしめ箇所のみで断続的に形成してもよい。
これにより、モール14の軽量化がなされる。
【0013】上記したように構成されたシール部材13
及びモール14は、ドアボデー1の受け面11bに固定
されたグロメツト16とモールのリブ部14b及びリテ
ーナ15の部分15aを挟んだ形で配設されるビス17
との締結により、ドアボデー1に固定される。尚、この
グロメツト16及びビス17の締結箇所はリベツト18
のかしめ箇所を外した形でその取付強度に合わせて適宜
設定される。
【0014】リテーナ15の部分15bにはボルト20
が固定されており、ドアボデー11の受け面11c側に
は受け面11c及び部分15bを挟んだ形でボルト20
と螺合するナツト21が配設されている。このボルト2
0及びナツト21の螺合による締結によりモール14が
リテーナ15を介してドアボデー11及びウインドガラ
ス12側つまり室内側に引き込まれる。ビス17が貫通
するモール14のリブ部14及びリテーナ15の部分1
5aに形成された貫通穴22は、ボルト20及びナツト
21の締結による引き込みを許容するためにビス17と
の間に所定の隙間を形成した大径形状となつている。
尚、ボルト20及びナツト21との締結箇所はモール1
4の引き込み具合により適宜設定される。
【0015】図4及び図5に示されるように、ピラー部
分に位置するシール部材13はウインドガラス12を昇
降自在に支持するためにガラスランの如き形状を呈して
おり且つウインドガラス12と当接してその間をシール
するリツプ部13c,13dが形成されている。このシ
ール部材13はリテーナ15の係合部15cとの係合に
より部分15a,15bに囲まれた形でリテーナ15に
固定され且つリテーナ15を介してドアボデー11に固
定される。
【0016】ピラー部分に位置するモール14はドアボ
デー11の外面と面一となり且つドアボデー11を覆う
形でドアボデー11とウインドガラス12との間の隙間
を室外側から塞いで装飾する装飾部14aと装飾部14
aの裏面に立設されドアボデー11とウインドガラス1
2との間の隙間内に位置するリブ部14bとを有する。
このモール14は装飾部14aのシール部材13側の端
部でシール部材13に保持される。モール14は、装飾
部14aの裏面に設けられたボス部14cとリテーナ1
5の部分15aの先端に延在形成された保持部15dと
の係合によりシールスポンジ23を介してリテーナ15
に固定される。尚、このボス部14cと保持部15dと
の係合箇所は取付強度に合わせて適宜設定される。この
ように、モール14は装飾部14aの裏面に形成された
リブ部14acによりリテーナ15に保持されるので、
リブ部14bの形状が限定されず、小型化が可能とな
る。
【0017】これにより、モール14の軽量化がなされ
る。
【0018】リテーナ15の部分15bにはボルト20
が固定されており、ドアボデー11の受け面11c側に
は受け面11c及び部分15bを挟んだ形でボルト20
と螺合するナツト21が配設されている。このボルト2
0及びナツト21の螺合による締結によりモール14が
リテーナ15を介してドアボデー11及びウインドガラ
ス12側つまり室内側に引き込まれ、シール部材13及
びモール14がドアボデー11に固定される。尚、ボル
ト20及びナツト21との締結箇所はモール14の引き
込み具合により適宜設定される。
【0019】上記したシール部材13及びモール14は
以下のように組付けされる。第2図ないし第5図におい
て、シール部材13は係合部15cとの係合によりあら
かじめリテーナ15に固定され、モール14はリメツト
18によるかしめ固着及びボス部14cと保持部15d
との係合によりあらかじめリテーナ15に固定される。
そして、グロメツト16とビス17との締結によりリテ
ーナ15がドアボデー11に仮止めされ、ボルト20と
ナツト21との締結によりモール14が室内側に引き込
まれる。この後、グロメツト15とビス17との本締結
によりリテーナ15がボデーに固定され、これにより、
モール14及びシール部材13のドアボデー11への固
定がなされる。
【0020】このように、モール14がボルト20とナ
ツト21との締結により室内側に強固に引き込まれてド
アボデー11と面一の状態で確実に固定される。これに
より、モール14のドアボデー11及びウインドガラス
12に対する浮きを防止することができ、室外側からの
見栄えを向上させることができる。又、組付け時におい
てもモール14を押付けながら固定する必要がなく、特
にフレーム部及びピラー部のモール14が一体成形され
ている大型モールにおいては、組付け性を大幅に向上さ
せることができる。更に、ボルト20とナツト21との
締結によりモール14の位置決めがなされるため、モー
ル14に形成される貫通穴22を皿状に形成する必要が
なく、特に亜鉛ダイカストにより形成されるモール14
においては大幅な工数低減を可能とすることができる。
【0021】
【考案の効果】本考案は、ドアボデーと、該ドアボデー
に形成された開口部に配設されるウインドガラスと、前
記ドアボデーと前記ウインドガラスとの間に配設されリ
テーナを介して固定部材により前記ドアボデーに保持さ
れるシール部材と、前記固定部材により前記リテーナに
保持され前記ドアボデーと前記ウインドガラスとの間を
車両室外側から塞ぐモールと、前記リテーナ及び前記モ
ールの前記固定部材回りに形成された所定の間隙と、前
記ドアボデーと前記リテーナとの間に配設され前記モー
ルを前記ドアボデー及び前記ウインドガラス側に前記リ
テーナを介して引き込む引込部材とを有して車両用ドア
モールの取付構造を構成したので以下の如く効果を有す
る。
【0022】モールをドアボデーと面一の状態で確実に
固定することができる。これにより、モールのドアボデ
ー及びウインドガラスに対する浮きを防止することがで
き、見栄えを向上させることができる。
【0023】組付け時において、モールを押付けながら
固定する必要がなく、特にフレーム部及びピラー部のモ
ールが一体成形されている大型モール等においては、組
付け性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドアモールの取付構造を採用した
ドアの平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】従来のドアモールの取付構造の図2に相当する
断面図である。
【図7】従来のドアモールの取付構造の図4に相当する
断面図である。
【符号の説明】
11 ドアボデー 12 ウインドガラス 15 リテーナ 13 シール部材 16 グロメツト(固定部材) 17 ビス(固定部材) 14 モール 22 貫通穴(隙間) 20 ボルト(引込部材) 21 ナツト(引込部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアボデーと、該ドアボデーに形成され
    た開口部に配設されるウインドガラスと、前記ドアボデ
    ーと前記ウインドガラスとの間に配設されリテーナを介
    して固定部材により前記ドアボデーに保持されるシール
    部材と、前記固定部材により前記リテーナに保持され前
    記ドアボデーと前記ウインドガラスとの間を車両室外側
    から塞ぐモールと、前記リテーナ及び前記モールの前記
    固定部材回りに形成された所定の間隙と、前記ドアボデ
    ーと前記リテーナとの間に配設され前記モールを前記ド
    アボデー及び前記ウインドガラス側に前記リテーナを介
    して引き込む引込部材とを有する車両用ドアモールの取
    付構造。
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JP6563779B2 (ja) * 2015-10-27 2019-08-21 トヨタ自動車株式会社 車両用ドアフレームモール構造

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