JP2532368Y2 - インクジェットプリンタのキャッピング装置 - Google Patents

インクジェットプリンタのキャッピング装置

Info

Publication number
JP2532368Y2
JP2532368Y2 JP1989053618U JP5361889U JP2532368Y2 JP 2532368 Y2 JP2532368 Y2 JP 2532368Y2 JP 1989053618 U JP1989053618 U JP 1989053618U JP 5361889 U JP5361889 U JP 5361889U JP 2532368 Y2 JP2532368 Y2 JP 2532368Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
ink
nozzle
print head
cap member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989053618U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02144437U (ja
Inventor
剛 富井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP1989053618U priority Critical patent/JP2532368Y2/ja
Publication of JPH02144437U publication Critical patent/JPH02144437U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2532368Y2 publication Critical patent/JP2532368Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はノズルよりインク滴を噴射して記録媒体に文
字等の記録を行うインクジェット記録装置の中で、特に
その記録ヘッドにおけるインクの乾燥を防止するととも
に、インクの漏れによる周辺部の汚れを防ぐようなイン
クジェット記録ヘッドのキャッピング装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、インクジェット記録装置のキャッピング装置
は、実開昭63-47136のようにキャップ内にインク吸収体
を設けキャップを開いた際のインク垂れを防止したり,
ノズル前面部に残留したインクを除去するように構成さ
れていた. [考案が解決しようとする課題及び目的] しかし、従来のキャッピング装置では、ポンプにより
発生した負圧によりインク噴射ノズルがキャップ内に設
けたインク吸収体に接触してしまうことがあるため,ノ
ズル前面のヌレが不均一になることによる印字乱れを引
き起こしたり,キャップ吸収体に付着した異物がインク
噴射ノズルに移ることによりインク噴射ノズルの前面部
のヌレが不均一になり印字乱れを引き起こすことがある
という問題点を有していた。また、キャップの弾性部材
の変形が不適切な場合や、印字ヘッドに弾接させるとき
にキャップが上下、左右方向に回転してしまった場合、
キャップと印字ヘッドとの間に隙間が生じ、確実なキャ
ッピングができないという問題点を有していた。更に、
キャップを印字ヘッドに弾接させたとき及びキャップを
介してインクを吸引したときにキャップがつぶれ過ぎる
と、キャップ内に配設したインク吸収体がノズル面に接
触してしまい前述したような問題が生じるが、一方でイ
ンク吸収体を可能な限りノズルに近付けた方がノズルの
保湿効果は高まるため、インク吸収体とノズル面との距
離を調整する必要があった。
そこで本考案はこのような問題点を解決するもので、
その目的とするところは、キャップを印字ヘッド前面に
確実に密着させることができるとともに、ノズル部への
異物の付着やノズル面の不均一なインクのヌレを防止
し、全ノズルから安定して良好なインク噴射が可能で、
更にキャッピング中は全ノズルを効率良く湿潤状態に保
持できるインクジェットプリンタのキャッピング装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案のインクジェットプリンタのキャッピング装置
は、印字ヘッドの前面に形成したノズル部を被覆する弾
性部材より成るキャップ部材と、該キャップ部材の内面
に前記ノズル部と対向し且つインク吸引手段に接続する
ように配設した前記ノズル部を覆う大きさのインク吸収
体と、前記キャップ部材を前記印字ヘッドの前面と弾接
する周縁部を残して背面側から支持するキャップ固定枠
とを備え、該キャップ固定枠には、前記印字ヘッドの前
面と対向する端面で前記キャップ部材の前記周縁部の外
側に、前記インク吸収体と前記ノズル部との間に若干の
間隙を設けて前記キャップ部材を前記印字ヘッドの前面
に圧接可能ならしめる調整部材を突設したことを特徴と
する。
[作用] 本考案の上記構成によれば、インク噴射ノズルはキャ
ップ吸収体に直に接触しないため、キャップ吸収体の異
物がインク噴射ノズル部へ付着することがなく、インク
噴射ノズル部のヌレを不均一にすることもない安定した
キャッピングが可能となる。また、キャップの弾性体を
適切な変形にすることが可能である。
[実施例] 本考案のインクジェットプリンタのキャッピング装置
を図面に基づき説明する。
第1図は、本考案の一実施例であり、1はインクジェ
ットプリンタのインク噴射ノズル、9はインク噴射ノズ
ルを取り付けるケースである。2は、インク噴射ノズル
1を保護するためのゴム材料などの弾性体よりなるキャ
ップであり、3はキャップ2を固定するキャップ固定枠
である。キャップ2の内面にはインク噴射ノズル部を覆
う大きさのキャップ吸収体4がインク噴射ノズル部と対
向するように配設されている。キャップ2はケース9に
覆われた印字ヘッド体の前面に弾性する周縁部を残して
背面側からキャップ固定枠3により支持されている。ま
たキャップ2は、キャップ内の圧力を制御する弁手段6
にチューブ5を介して連通しており、更に、インク吐出
不良を起こしたときにインクを吸引するためのポンプ装
置8がチューブ7を介してキャップ吸収体4に接続され
ている。従って、キャップ吸収体4はインク吸引時にキ
ャップ内に充満したインクを吸収してキャップ2からの
インクの垂れを防止するとともに、吸収したインクの蒸
気でインク噴射ノズル1を湿潤状態に保持することがで
きる。
キャップ固定枠3には、印字ヘッド前面と対向する端
面でキャップ2の前記周縁部の外側に、キャップ2とケ
ース9に覆われた印字ヘッド体とを接触させたときに距
離aの間隔をおくような度当たり3a,3b,3cが突設されて
いる。この距離aは、インク噴射ノズル1の前面1aとキ
ャップ吸収体4の距離bより小さくなるように設定す
る。つまり、 a<b となるように設定する。キャップ固定枠3の度当たり3
a,3b,3cは、第2図に示したようにキャップ2の周りに
付設するのがよい。
この様に構成されたキャッピング装置においては、イ
ンクの吐出不良が生じその回復のための吸引手段として
ポンプ装置8を動作させた際,キャップ内が負圧になる
ことにより弾性体でできたキャップ2は変形してインク
噴射ノズル1の前面1aとキャップ吸収体4の距離が小さ
くなりケース9のキャップ2に対向した面9aとキャップ
固定枠3に付設した度当たり3a,3b,3cの距離だけ小さく
なったところで安定する。このときbはa<bのように
設定されているためインク噴射ノズル1の前面1aとキャ
ップ吸収体4が接触することはない。
この実施例では、第2図のようにキャップ固定枠3上
に3点の突起を設け度当たりとしているが,3点以上の突
起を設けた場合や、キャップ固定枠3の縁全体を度当り
としたときにも同様な効果を得る事はいうまでもない。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、キャップ固定枠の
印字ヘッド前面と対向する端面に、インク吸収体とノズ
ル部との間に若干の間隙を設けて前記キャップ部材を前
記印字ヘッドに圧接可能ならしめる調整部材を突設した
ことにより、キャッピングしたとき及びキャップ部材を
介して吸引したときに、キャップ部材の周縁部が潰れて
キャップ内のインク吸収体がノズルに接触しノズル部に
異物が付着すること、或いはノズル面のインクの濡れ状
態が不均一になることを防止でき、全ノズルから安定し
て良好なインク噴射が可能になる。また、ノズル部を覆
う大きさのインク吸収体をノズル部と対向し且つインク
吸引手段に接続するように配設したこと及び前記調整部
材を突設したことにより、インク吸収体をノズルに近付
けつつインク吸収体とノズル面とを接触させずに所定の
間隔を保持させることができるため、インク吸収体の蒸
気によりノズル部全体を効率良く加湿でき、更に調整部
材を設けたことによりキャップ部材が適切な弾性変形状
態で印字ヘッドに圧接するためキャップ部材内部の気密
性が良好となり、ノズルの保湿効果も一層向上するとい
う効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインクジェットプリンタのキャッピン
グ装置の一実施例を示す断面図。 第2図は第1図の正面図。 1……インク噴射ノズル 2……キャップ 3……キャップ固定枠 3a,3b,3c……度当り 4……キャップ吸収体 8……ポンプ装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドの前面に形成したノズル部を被
    覆する弾性部材より成るキャップ部材と、該キャップ部
    材の内面に前記ノズル部と対向し且つインク吸引手段に
    接続するように配設した前記ノズル部を覆う大きさのイ
    ンク吸収体と、前記キャップ部材を前記印字ヘッドの前
    面と弾接する周縁部を残して背面側から支持するキャッ
    プ固定枠とを備え、該キャップ固定枠には、前記印字ヘ
    ッドの前面と対向する端面で前記キャップ部材の前記周
    縁部の外側に、前記インク吸収体と前記ノズル部との間
    に若干の間隙を設けて前記キャップ部材を前記印字ヘッ
    ドの前面に圧接可能ならしめる調整部材を突設したこと
    を特徴とするインクジェットプリンタのキャッピング装
    置。
JP1989053618U 1989-05-10 1989-05-10 インクジェットプリンタのキャッピング装置 Expired - Lifetime JP2532368Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989053618U JP2532368Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 インクジェットプリンタのキャッピング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989053618U JP2532368Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 インクジェットプリンタのキャッピング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02144437U JPH02144437U (ja) 1990-12-07
JP2532368Y2 true JP2532368Y2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=31574963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989053618U Expired - Lifetime JP2532368Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 インクジェットプリンタのキャッピング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2532368Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326366A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Canon Inc インクジェット記録装置及び記録ヘッド用キャップ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2831829B2 (ja) * 1990-09-27 1998-12-02 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP4586917B2 (ja) * 2008-10-10 2010-11-24 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473635A (en) * 1977-11-25 1979-06-13 Ricoh Co Ltd Clogging prevention device for ink jet recorder
JPS5722064A (en) * 1980-07-15 1982-02-04 Canon Inc Ink jet recording device
JPS62144638U (ja) * 1986-03-06 1987-09-11
JPS63224958A (ja) * 1987-03-13 1988-09-20 Canon Inc インクジエツト記録装置の作動方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326366A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Canon Inc インクジェット記録装置及び記録ヘッド用キャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02144437U (ja) 1990-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1074388B1 (en) Ink jet recording apparatus and cap unit for the recording head
JP2878214B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH0985959A (ja) インクジェット記録装置
JP2532368Y2 (ja) インクジェットプリンタのキャッピング装置
JP3806092B2 (ja) インクジェット印刷ヘッド用のスナウト封入キャッピング装置
JP2002127440A (ja) インクジェット式記録装置
JP2001353884A (ja) インクジェット式記録装置
JPS61121950A (ja) インクジエツトプリンタの吸引回復装置
JPS60162656A (ja) マルチノズルインクジエツトプリンタ
EP1695828B1 (en) Ink jet recorder
JP3417449B2 (ja) インクジェット式記録装置
JPS62113556A (ja) インクジエツト記録装置
JPH0476786B2 (ja)
JPS58168569A (ja) 目詰り防止装置
JP3086336B2 (ja) インク記録装置
JP3546928B2 (ja) インクジェット式記録装置
JPH0721324Y2 (ja) インクジェット記録装置
JPH11300981A (ja) インクジェット式記録装置
JP3138655B2 (ja) インクジェット記録装置のキャップ機構
JP2730718B2 (ja) 液体噴射記録装置
JP2576514Y2 (ja) インクジェット記録装置
JPH0473158A (ja) 記録ヘッド、その保管方法及びそれに用いられるキャップ
JP3587344B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP3669029B2 (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JPS644522Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term