JP2531766B2 - 紙葉類の形状検知装置 - Google Patents

紙葉類の形状検知装置

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JP2531766B2
JP2531766B2 JP63322058A JP32205888A JP2531766B2 JP 2531766 B2 JP2531766 B2 JP 2531766B2 JP 63322058 A JP63322058 A JP 63322058A JP 32205888 A JP32205888 A JP 32205888A JP 2531766 B2 JP2531766 B2 JP 2531766B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば紙幣の形状(破損状態)によって
その紙幣を正券と損券との振分ける紙幣自動処理機にお
いて、搬送される紙幣の形状を検知する紙葉類の形状検
知装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の形状検知装置にあっては、搬送路上の
紙幣を光源からの光で照明し、その紙幣からの透過光を
ラインセンサで受光して光電変換し、このラインセンサ
の出力信号を2値比する。そして、この2値比された紙
幣のビットパターン信号により、第11図に示すように、
紙幣Pに対してあらかじめ固定的に設定される固定エリ
アE1,E2(E1=E2)において、ラインセンサ走査方向に
ラインaからラインbまでの間の暗部分の面積S1,S2
求め、こと求めた面積S1,S2の比により破損部分の面積S
3(S3=S2−S1)を検出する。このような検出方法で紙
幣の全面について実施し、検出した破損量(面積S3)を
固定エリアの位置によって分類していくことにより、搬
送される紙幣の形状を判定している。
しかし、このような従来の形状検知装置では、紙幣に
対して固定エリアを設定して各固定エリアの面積を求
め、その面積比で破損検出を行なっているので、破損検
出は固定エリア内の破損面積のみとなり、破損数や破損
部分の幅および長さなど、各種破損情報を得ることがで
きない。このため、紙幣の搬送状態(傾き、横位置ずれ
など)の影響を大きく受けて検出誤差が生じ、常に正確
な形状検知が行なえないという問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように、破損数や破損部分の幅お
よび長さなど、各種破損情報を得ることができないの
で、紙葉類の搬送状態の影響を大きく受けて検出誤差が
生じ、常に正確な形状検知が行なえないという問題点を
解決すべくなされたもので、紙葉類の搬送状態が悪くて
も、破損部分の位置および数量と各破損部分の面積、
幅、長さなど、各種破損情報を正確に得ることができ、
もって紙葉類の搬送状態の影響による検出誤差が無くな
り、常に正確な形状検知が可能となる紙葉類の形状検知
装置いを提供することを目的とする。
[発明の効果] (課題を解決するための手段) 請求項1に係わる発明の紙葉類の形状検知装置は、搬
送される紙葉類に対して光を照明する照明手段と、この
照明手段によって照明された光を前記紙葉類を介して受
光、光電変換して券影信号として出力する光電変換手段
と、この光電変換手段によって出力された前記券影信号
を2値化し、2値化信号を出力する2値化手段と、この
2値化手段から出力された前記2値化信号を座標値パタ
ーンに変換する2値・座標値変換手段と、この2値・座
標値変換手段によって変換された前記座標値パターンを
記憶する座標値パターン記憶手段と、この座標値パター
ン記憶手段に記憶された前記座標値パターンから前記紙
葉類の正常な部分の座標値を複数検出し、同一の搬送状
態にあるべき正しい紙葉類の仮想座標値パターンを作成
する第1処理手段と、この第1処理手段で作成された前
記仮想座標値パターンと前記座標値パターン記憶手段に
記憶された前記座標値パターンとの差を求めて破損部分
の破損座標値パターンを作成する第2処理手段と、この
第2処理手段で作成された前記破損座標値パターンか
ら、前記破損部分を特徴づける破損情報を作成するとと
もに前記破損部分の破損の種類に応じた分類を決定する
第3処理手段と、前記破損部分の分類毎に予め設定され
る判定基準パラメータを記憶する判定基準パラメータ記
憶手段と、前記第3処理手段で決定された分類に基づい
て、前記判定基準パラメータ記憶手段で記憶された判定
基準パラメータのうち当該分類の判定基準パラメータと
前記破損情報とを比較して形状の判定を行う第4処理手
段と、からななっている紙葉類の形状検知装置である。
また、請求項2に係わる発明の紙葉類の形状検知装置
は、前記第1処理手段は、前記座標値パターン記憶手段
に記憶された前記座標値パターンから前記紙葉類の各々
の辺上であり且つ正常な部分の座標値を夫々検出する外
端座標値検出手段と、この外端座標値手段で検出された
前記正常な部分の座標値に基づき、同一の搬送状態にあ
るべき正しい紙葉類の各角と座標値を求める座標値算出
手段と、この座標値算出手段で求められた前記各角の座
標値から前記同一の搬送状態にあるべき正しい紙葉類の
仮想座標値パターンを作成する仮想座標値パターン作成
手段と、からなっている請求項1記載の形状検知装置で
ある。
また、請求項3に係わる発明の紙葉類の形状検知装置
は、前記第3処理手段は、前記破損座標値パターンから
破損部分の接続チェックを行い、破損部分をブロック分
けするブロック分け手段と、このブロック分け手段でブ
ロック分けされた前記破損部分を特徴づける破損情報を
作成するブロック情報検出手段と、このブロック情報検
出手段で求められた前記破損情報により前記破損部分の
破損の種類に応じた分類を決定する破損位置分類処理手
段と、からなっている請求項1または請求項2記載の紙
葉類の形状検知装置である。
(作用) 請求項1に係わる発明では、紙葉類の破損部分を特徴
づける破損情報を作成するとともに破損の種類に応じた
分類を決定し、破損の分類毎に設定された判定基準パラ
メータに基づいた形状判定を行なうので、精密な形状検
知が行なえる。
請求項2に係わる発明では、搬送された紙葉類から各
々の辺上であり且つ正常な部分の座標値を検出し、この
検出結果に基づいて同一の搬送状態にあるべき正しい紙
葉類の仮想座標値パターンを作成するので、破損部分を
破損座標値パターンをより精密にとることができ、ひい
ては精密な形状検知が行なえる。また、搬送状態の良否
による形状検知の検出誤差をなくすことができる。
請求項3に係わる発明では、破損部分のブロック分け
を行なってまず破損情報を作成し、続いて破損情報によ
って破損の種類に応じた分類を決定するので、この破損
部分の分類を容易に決定でき、この分類によった精密な
形状検知が行なえる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図において、Pは紙幣(紙葉類)で、搬送ベルト
1によって一定速度で図示矢印方向(Y方向)に挟持搬
送される。この搬送される紙幣Pは、蛍光灯2を光源と
し、ライトガイド3を通して照明され、この照明による
紙幣Pからの透過光は、結像レンズ4によってラインセ
ンサ5に結像される。ラインセンサ5は、たとえばCCD
形のラインセンサであり、紙幣Pの搬送方向と直交方向
(X方向)に走査することにより入射光を光電変換し、
紙幣Pの券影信号を出力する。
ラインセンサ5から出力される紙幣Pの券影信号は、
増幅器6で増幅された後、2値化回路7に送られ、ここ
で2値化される。2値化回路7から出力される2値化信
号P1と紙幣Pとの関係を示すと第2図のようになる。
さて、2値化回路7から出力される2値化信号P1は、
2値・座標値変換部8に送られる。2値・座標値変換部
8は、2値化回路7から出力される2値化信号P1を、X
方向に対する変化点をx座標とし、Y方向に対する走査
数をy座標とする座標値パターンP2を変換し、それを座
標値パターン記憶部(たとえばRAM)9に記憶する。
一方、紙幣Pの搬送路中には、搬送される紙幣Pを検
知する発光素子と受光素子とからなる検知器10が設けら
れていて、この検知器10の出力信号はタイミング信号発
生部11に供給される。タイミング信号発生部11は、検知
器10の出力信号をトリガ信号として動作し、ラインセン
サ5および2値化回路6にタイミング信号を供給すると
ともに、第4図に示すような各種タイミング信号T1〜T5
を作成し、タイミグT1〜T4は2値・座標値変換部8に供
給するとともに、タイミング信号T5は座標値パターン記
憶部9に供給する。
2値・座標値変換部8は、たとえば第3図に示すよう
に構成されており、タイミング信号発生部11からのタイ
ミング信号T1〜T4および2値化回路7からの2値化信号
P1を入力として座標値パターンに変換する。
第3図において、21は2値化信号P1のエッジを検出す
るためのエッジ検出用のシフトレジスタで、D形のフリ
ップフロップ回路22,23によって構成されており、2値
化信号P1をデータとして入力し、タイミング信号T1(マ
スタクロック)をシフトクロックとして入力される。24
は先端エッジ検出用のアンド回路で、2値化信号P1をイ
ンバータ回路25で反転した信号、タイミング信号T1、お
よびフリップフロップ回路22のQ出力が入力される。26
はは後端エッジ検出用のアンド回路で、2値化信号P1、
タイミング信号T1、およびフリップフロップ回路22の
出力が入力される。27はオア回路で、アンド回路24,26
の各出力の論理和をとることにより、後述する座標値レ
ジスタ36にデータをロードするためのタイミング信号T6
(第4図参照)を作成する。
28はアンド回路で、タイミング信号T1は、フリップフ
ロップ回路22のQ出力、およびフリップフロップ回路23
の出力が入力される。29はD形のフリップフロップ回
路で、タイミング信号T3をデータして入力し、タイミン
グ信号T1をクロックとして入力される。30はD形のフリ
ップフロップ回路で、固定された一定電圧をデータとし
て入力し、アンド回路26の出力をクロックとして入力さ
れる。31はアンド回路で、タイミング信号T1、タイミン
グ信号T3をインバータ回路32で反転した信号、およびフ
リップフロップ回路29のQ出力が入力される。33はアン
ド回路で、アンド回路26の出力およびフリップフロップ
回路30のQ出力が入力される。34はオア回路で、アンド
回路28,31,33の各出力の論理和をとることにより、座標
値パターン記憶部9にデータを書込むための書込みパル
スT7を作成し、それを座標値パターン記憶部9に供給す
る。
35はX方向の座標カウンタで、タイミング信号T1でカ
ウントアップする。36は座標値レジスタで、座標カウン
タ35の出力データP2がオア回路27で作成されたタイミン
グ信号T6のタイミングでロードされる。37はアドレズカ
ウンタで、オア回路34で作成された書込みパルスT5をク
ロックとして動作し、座標値パターン記憶部9へのアド
レスデータを発生する。なお、38,39はそれぞれインバ
ータ回路である。
このような構成において、第3図の動作を簡単に説明
する。2値化回路7からの2値化信号P1をシフトレジス
タ21のデータとして入力し、タイミング信号T1をシフト
レジスタ21のシフトクロックとして入力し、2値化信号
P1をシフトレジスタ21内をシフトすることにより、アン
ド回路24で2値化信号P1の先端エッジ信号を作成すると
ともに、アンド回路26で2値化信号P1の後端エッジ信号
を作成する。そして、これらアンド回路24,26の各出力
を基にオア回路27で第4図に示すようなタイミング信号
T6を作成する。
一方、座標カウンタ35は、タイミング信号T1をクロッ
クとしてカウントアップ動作し、そのカウント内容P2を
座標値レジスタ36へ送る。座標値レジスタ36はオア回路
27からタイミング信号T6が出力されると、座標カウンタ
35の出力データP2を券影のエッジ座標値(X座標)とし
てロードする。この座標値レジスタ36にセットされたデ
ータは、オア回路34から書込みパルスT7が出力される
と、その書込みパルスT7をクロックとしたアドレスカウ
ンタ37の出力をアドレスとして、座標値パターン記憶部
9に順次書込まれる。この座標値パターン記憶部9に書
込まれた座標値パターンのデータは、たとえば第5図に
示すようなフォーマットになっている。
このようにして、座標値パターン記憶部9に紙幣P全
体を座標値パターンして記憶した後、座標値パターン演
算処理部12において、座標値パターン記憶部9内のデー
タを読出すことにより、紙幣Pの角切れ、角折れ、縁の
破れ、穴などの位置、面積、幅、長さなどを検出して正
券と損券との判別処理を行ない、形状検知としての検知
結果を出力する。
座標値パターン演算処理部12は、たとえば16ビットの
デジタル・シグナル・プロセッサを用いており、第6図
に示すフローチャートにしたがった処理をプログラムに
て高速に実行する。以下、座標値パターン演算処理部12
によるプログラム処理について詳細に説明する。この処
理は、破損部分を検出するために搬送された紙幣Pと同
一の搬送状態にある正しい紙幣の仮想座標値パターンを
作成し、入力された紙幣Pの座標値パターンとの差を求
めることにより、紙幣Pの破産部分の検出を行なう。
また、ステップST1において、入力された座標値パタ
ーンにより、その外端で正常な部分の座標値を6点検出
する外端6点座標値検出処理を行なう。すなわち、座標
市パターン記憶部9に記憶された座標値パターンP3によ
り、第7図に示すように、Y方向に対して先端座標yoと
X方向の座標xts,xteから先端座標xt,yoの1点を求め
る。次に、先端座標から後端方向に例えば20mm進んだ位
置yaより先端側検出エリアA1を設定して、両端のx座標
値を後端方向に調べてゆき、同じ幅(±0.6mm以下は同
じとみなす)が例えば10mm連続する所の左端平均座標xf
s,yfおよび右端平均座標xfe,yfの2点を求める。
同様な方法で、後端座標xe,yvの1点を求めるととも
に、後端座標から先端方向に例えば20mm進んだ位置ybよ
り後端側検出エリアA2を設定して、両端のx座標値を先
端方向に調べてゆき、同じ幅が例えば10mm連続する所の
左端平均座標xrs,yrおよび右端平均座標xre,yrの2点を
求める。このようにして合計6点の外端座標値を求め
る。
次に、ステップST2において、ステップST1にて求めら
れた外端6点座標値を用いて、第8図に示すように仮想
座標値パターンの各角A〜D点の座標値を求める四角座
標値算出処理を行なう。A〜D点の座標値を求める算出
方法は、たとえば下記に示す方程式によって求めること
ができる。なお、 yr−yf=va xrs−xfs=Na xre−xfe=Hb とする。
A点のY座標、X座標 B点のY座標、X座標 C点のY座標、X座標 D点のY座標、X座標 次に、ステップST3において、ステップST2にて求めら
れた四角のA点〜D点の座標値を基に、第9図(b)に
示すようにA点〜D点を直線で結ぶ仮想座標値パターン
P4を作成する仮想座標値パターン作成処理を行なう。な
お、第9図(a)は紙幣Pの座標値パターンP3を示して
いる。
次に、ステップST4において、ステップST3にて作成さ
れた仮想座標値パターンP4と座標値パターン記憶部9に
て記憶されている座標値パターンP3との差を求めること
により、第9図(c)に示すように破損座標値パターン
を作成する破損座標値パターン作成処理を行なう。
次に、ステップST5において、第10図に示すように、
ステップST4にて作成された破損座標値パターンのx座
標値をY方向に接続チェック(走査間の接続チェック)
を行なうことににより、各x座標値を分類し、y座標値
情報も加えてブロック分けを行なう破損座標値パターン
のブロック分け処理を行なう。この接続チェックの方法
は、第10図に示すように、本走査LN1と次走査LN2の座標
値を比較演算することにより接続チェックを行ない、破
損座標値パターンデータのブロック分けを行なう。接続
のある条件は下記,の両方が満足することとし、下
記,の条件が満足しないときは接続なしとしてブロ
ック分けを行なう。
本走査の先端エッジ(nxs) ≦次走査の後端エッジ(n+1xe) 本走査の後端エッジ(nxe) ≧次走査の先端エッジ(n+1xs) 次に、ステップST6において、ステップST5にてブロッ
ク分けされた各座標値により、各ブロックの券影に対す
る位置、数量および各ブロックの面積、幅、長さなどを
求めるブロック情報検出処理を行なう。
次に、ステップST7において、ステップST6にて求めら
れたブロックの位置情報により角切れまたは角折れ、縁
の破れ、穴などに分類する破損位置分類処理を行なう。
次に、最後のステップST8において、ステップST7にて
求められた破損部分の各種情報と、あらかじめ設定され
る正券と損券とに判定する分類別の基準パラメータとを
比較することにより、正券と損券とに判定してその判定
結果を形状検知結果として出力する。
このように、形状検知する紙幣の座標値パターンを入
力し、この入力された座標値パターンを基に上記形状検
知する紙幣と同一の搬送状態にある正しい紙幣の仮想座
標値パターンを作成し、この作成した仮想座標値パター
ンと上記入力された座標値パターンとの差を求めること
により、紙幣の破損部分を検出してその破損情報を作成
するとともに破損の種類に応じた分類を決定し、分類毎
にあらかじめ設定される基準パラメータと比較すること
により、精密な形状検知が行なえる。
また、正常な部分の座標値に基づいて仮想座標値パタ
ーンを作成することができるので、破損部分の破損座標
値パターンをより精密にとることができ、ひいては精密
な形状検知が行なえる。また、搬送状態の影響による検
出誤差がなくなり、常に正確な形状検知が可能になる。
更に、破損部分のブロック分けを行なってまず破損情
報を作成し、続いて破損情報によって破損の種類に応じ
た分類を決定するので、この破損部分の分類を容易に決
定でき、この分類による精密な形状検知が行なえる。
なお、前記実施例では、紙幣の形状検知に適用した場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、たとえば小切手など紙幣以外の有価証券や他の
紙葉類の形状検知にも同様に適用できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、紙葉類の搬送状
態が悪くても、破損部分の位置および数量と各破損部分
の面積、幅、長さなど、各種破損情報を正確に得ること
ができ、もって紙葉類の搬送状態の影響による検出誤差
が無くなり、常に精密で且つ正確な形状検知が可能とな
る紙葉類の形状検知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本発明の一実施例を説明するため
のもので、第1図は全体的な構成図、第2図は2値化回
路から出力される2値化信号と紙幣との関係を示す図、
第3図は2値・座標値変換部の構成を詳細に示すブロッ
ク図、第4図は2値・座標値変換部で使用する各種信号
を示す図、第5図は座標値パターン記憶部に記憶された
座標値パターンのフォーマット例を示す図、第6図は座
標値パターン演算処理部の処理動作を説明するフローチ
ャート、第7図は外端6点座標値検出処理を説明する
図、第8図は外端6点座標値検出処理で求めた6点座標
値と仮想座標値パターン作成処理で作成される仮想座標
値パターンの四角A点〜D点との関係を示す図、第9図
は紙幣の座標値パターンから破損座標値パターンまでの
作成パターンの流れ図、第10図は破損座標値パターンお
よびその破損座標値パターンに対する接続チェック方法
を説明する図、第11図は従来の形状検知方法を説明する
図である。 P……紙幣(紙葉類)、1……搬送ベルト、2……蛍光
灯(照明手段)、5……ラインセンサ(光電変換手
段)、7……2値化回路(2値化手段)、8……2値・
座標値変換部、9……座標値パターン記憶部(座標値パ
ターン記憶手段)、12……座標値パターン演算処理部
(第1処理手段、第2処理手段、第3処理手段、第4処
理手段)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送される紙葉類に対して光を照明する照
    明手段と、 この照明手段によって照明された光を前記紙葉類を介し
    て受光、光電変換して券影信号として出力する光電変換
    手段と、 この光電変換手段によって出力された前記券影信号を2
    値化し、2値化信号を出力する2値化手段と、 この2値化手段から出力された前記2値化信号を座標値
    パターンに変換する2値・座標値変換手段と、 この2値・座標値変換手段によって変換された前記座標
    値パターンを記憶する座標値パターン記憶手段と、 この座標値パターン記憶手段に記憶された前記座標値パ
    ターンから前記紙葉類の正常な部分の座標値を複数検出
    し、同一の搬送状態にあるべき正しい紙葉類の仮想座標
    値パターンを作成する第1処理手段と、 この第1処理手段で作成された前記仮想座標値パターン
    と前記座標値パターン記憶手段に記憶された前記座標値
    パターンとの差を求めて破損部分の破損座標値パターン
    を作成する第2処理手段と、 この第2処理手段で作成された前記破損座標値パターン
    から、前記破損部分を特徴づける破損情報を作成すると
    ともに前記破損部分の破損の種類に応じた分類を決定す
    る第3処理手段と、 前記破損部分の分類毎に予め設定される判定基準パラメ
    ータを記憶する判定基準パラメータ記憶手段と、 前記第3処理手段で決定された分類に基づいて、前記判
    定基準パラメータ記憶手段で記憶された判定基準パラメ
    ータのうち当該分類の判定基準パラメータと前記破損情
    報とを比較して形状の判定を行う第4処理手段と、 からなることを特徴とする紙葉類の形状検知装置。
  2. 【請求項2】前記第1処理手段は、 前記座標値パターン記憶手段に記憶された前記座標値パ
    ターンから前記紙葉類の各々の辺上であり且つ正常な部
    分の座標値を夫々検出する外端座標値検出手段と、 この外端座標検出値手段で検出された前記正常な部分の
    座標値に基づき、同一の搬送状態にあるべき正しい紙葉
    類の各角の座標値を求める座標値算出手段と、 この座標値算出手段で求められた前記各角の座標値から
    前記同一の搬送状態にあるべき正しい紙葉類の仮想座標
    値パターンを作成する仮想座標値パターン作成手段と、 からなることを特徴とする請求項1記載の紙葉類の形状
    検知装置。
  3. 【請求項3】前記第3処理手段は、 前記破損座標値パターンから破損部分の接続チェックを
    行い、破損部分をブロック分けするブロック分け手段
    と、 このブロック分け手段でブロック分けされた前記破損部
    分を特徴づける破損情報を作成するブロック情報検出手
    段と、 このブロック情報検出手段で求められた前記破損情報に
    より前記破損部分の破損の種類に応じた分類を決定する
    破損位置分類処理手段と、 からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の紙葉類の形状検知装置。
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