JP2531486Y2 - 金属製型材用切断加工装置 - Google Patents

金属製型材用切断加工装置

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JP2531486Y2
JP2531486Y2 JP1991002032U JP203291U JP2531486Y2 JP 2531486 Y2 JP2531486 Y2 JP 2531486Y2 JP 1991002032 U JP1991002032 U JP 1991002032U JP 203291 U JP203291 U JP 203291U JP 2531486 Y2 JP2531486 Y2 JP 2531486Y2
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義彦 池田
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Fuji Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物における建材の
枠組みに際しての、その留部等の加工を簡単に行ない得
る金属製型材用切断加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現今、生活様式の多様化により、建造さ
れる建築物も従来のような規格品による一律な建て方か
ら、一軒あるいは一棟ごと個性的で自由な設計により建
てられる建築物に変わりつつあって、そのため、使用さ
れるいわゆる押出成形による金属製の建材は、一工事ご
と異なるものを使用することが多く、その型組みするた
めの留め加工、すなわち、所定角度による二部材の接合
部の加工も複雑さを増してきている。
【0003】この接合部の加工は、図7に示すような切
断装置を用いるもので、水平機台50の上部に型材51を把
持するバイス52を取り付け、この型材51の被加工部に対
応させて角度可変にモータ53を取り付けて、該モータ軸
54へ円盤刃物55を固定したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、図3に示
すような、金属製型材を用いてその端部に形成される様
々な形状の留め加工を行なうときは、一加工ごと型材を
その位置を変えてバイスに付け替えたり、型材の取付位
置を変えながらモータの角度を変えて円盤刃物角を変化
させなければならず、その作業が極めて面倒な上、図3
において斜め加工の場合は、縦片と斜め片との交点を正
確に位置決めするには熟練した技術者のかんにより時間
を掛けて慎重に行なわないと、型材に切り残しを生じた
り切り込み過ぎ等を生じて不良品を多く発生させると共
に、作業能率が極めて悪く一般の作業者にこれら加工は
技術的に困難である。等の様々な問題点を有するもので
ある。
【0005】本考案は、前記した問題点を解決するため
になされたもので、円盤刃物を取り付けたモータを前
後,左右およびその対応角度を可変にさせると共に、そ
の可変のためのそれぞれの駆動手段に制御手段を連係さ
せて、複雑な形状や角度を有する切断加工を簡単、か
つ、確実で経験を有しない作業者でも容易に行ない得る
金属製型材用切断加工装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本考案の手段は、金属製型材の被加工部に対して
複数箇所への複種パターンの加工を連続的かつ選択的に
施す金属製型材用切断加工装置にあって、機台と、該機
台の上部においてその略中央に設けた金属製型材の加工
位置と、前記機台の一側に設けて、前記加工位置へ前記
金属製型材の被加工部が対応するように取り付ける把持
手段と、前記加工位置の近傍において前記金属製型材の
取り付け方向と平行に機台上の第一ガイドに沿って横移
動する移動体と、該移動体の上部において前記把持手段
側へ張り出させた略水平の取付部材に設けた第二ガイド
に沿って前後移動する支持体と、該支持体の縦ガイドへ
昇降自在に取り付けた昇降体と、この昇降体へ旋回自在
に取り付けたモータの取付台と、前記モータの回転軸へ
取り付けた円盤刃物と、前記移動体と支持体と取付台と
に連係させ、数値による制御により個々に作動されるそ
れぞれの駆動手段と、これら駆動手段をあらかじめ入力
した定められたデータによって任意に制御させる制御手
段と、を備えさせた金属製型材用切断加工装置の構成に
ある。
【0007】
【作用】前記のように構成される本考案の金属製型材用
切断加工装置は以下に述べる作用を奏する。
【0008】まず、制御手段へ加工すべき必要なデータ
を入力させておく。
【0009】そして、機台の一側に設けた把持手段へ、
金属製型材をその被加工部が該機台上の加工位置に対応
するように固定した後、前記制御手段を起動させると、
あらかじめ入力されたデータに基づいて、移動体と支持
体と昇降体とをそれぞれのガイドに沿わせて移動させ、
更に、取付台を旋回して、モータに取り付けられた円盤
刃物の前後,左右および角度位置を希望加工に合わせて
変換させると共に、前記型材へ切り込ませるもので、前
記したデータ通りの切断加工が連続的に順次行なわれ
る。
【0010】
【実施例】次に本考案に関する金属製型材用切断加工装
置の一実施例を図面に基づいて説明する。図1,2にお
いてAは、建築物におけるアルミニウム等の金属製型材
1の切断加工装置で、前記型材1による枠組みに際し
て、その留部等の加工、すなわち、図3あるいは図4に
示すような、ほぞ加工等の様々な接合部の加工を行なう
ものである。
【0011】そして、その構成は、水平の機台2の上部
において、その略中央には、前記金属製型材1の加工位
置3が設けられている。
【0012】前記機台2の一側には、この加工位置3へ
前記金属製型材1の被加工部が対応するように、把持手
段4が前記加工位置3に対して前後方向へ移動調整でき
るように調整部材4aにより取り付けられているもので、
該把持手段4は、型材1の載置台5の一側に固定片6が
間隔的に複数設けられ、この固定片6に対応させて可動
片7がガイド8に沿って、流体シリンダ式9a、あるい
は、ねじ式の固定部材9bにより進退されるものであり、
ねじ式の固定部材9bは、前記載置台5上の金属製型材1
を前記固定片6側に正しく片寄せて、その前端の被加工
部を前記加工位置3へ確実に対応させるもので、図5に
おいて下部に示すように、前端に可動片7を取り付けた
螺軸10の外端に設けられたハンドル11操作により、前記
可動片7を前進させて型材1を固定片6へ押し付ける。
【0013】更に、流体シリンダ式の固定部材9aは、前
記ねじ式の固定部材9bの外側に複数例えば二基設けてあ
って、ねじ式の固定部材9bにより片寄せられた型材1
を、前端のロッド12に可動片7を取り付けた空圧または
油圧による流体シリンダ13により、前記した可動片7を
前進させて型材1を固定片6へ強固に押し付けることに
より、切断加工中に型材1が該把持手段4より外れたり
妄動したりすることが防止される。
【0014】なお、この把持手段4は、図2に示すよう
に、機台2の両側に設けることもあり、この場合は、型
材1の被加工部が左右対称に形成される。
【0015】図1,2において14は移動体で、前記加工
位置3の近傍で前記機台2の後側において、前記金属製
型材1の長手取り付け方向と平行に、前記機台2上に横
架させた水平のガイド15に沿って横移動自在に設けられ
ているもので、この移動体14には、前記ガイド15と平行
させて設けた螺軸16と、この螺軸16へ螺合される移動体
14の螺駒17と、前記螺軸16を数値制御により回転制御さ
れるサーボモータ18等とにより構成される駆動手段19を
連係させてある。
【0016】20は支持体で、前記移動体14の上部におい
て前部に張り出させた取付部材21に設けた前後で水平の
ガイド22へ進退自在に係合させてあり、この支持体20に
は、前記ガイド22と平行させて設けた螺軸23と、この螺
軸23へ螺合される該支持体20の螺駒24と、前記螺軸23を
数値制御により回転制御されるサーボモータ25等とによ
り構成される駆動手段26を連係させてある。
【0017】27は昇降体で、前記した支持体20に設けた
縦ガイド28へ昇降自在に係合させてあり、該昇降体27の
下部には旋回軸29により回転自在に支承される取付台30
を介してモータ31を設けてあって、この昇降体27には、
前記ガイド28と平行させて設けた螺軸32と、この螺軸32
へ螺合される該昇降体27の螺駒33と、前記螺軸32を数値
制御により回転制御されるサーボモータ34等とにより構
成される駆動手段35を連係させてある。
【0018】また、前記取付台30すなわち前記旋回軸29
には、数値制御により回転制御されるサーボモータ36等
とにより構成される駆動手段37を連係させて、この取付
台30が、360 °の範囲において任意の角度に旋回し得る
ようにしてある。
【0019】38は円盤刃物で、前記した金属製型材1を
所定形状で切断するもので、超硬の付刃を施した最大径
510 φ程度のメタルソーを採用するものであって、前記
モータ31の回転軸39へ取り付けられて100 〜3600rpm に
より回転される。
【0020】Cは制御手段で、前記機台2の近傍に設け
て、前記した移動体14と支持体20と昇降体27との取付台
30と駆動手段19,26,35,37 を、制御盤の内部に収納した
コンピュータに入力される必要データに基づいて、順次
制御して稼動させるものである。
【0021】40は前記移動体14へ取り付けた覆体で、外
周には強度の高い透明アクリル板を張設して内部が可透
できるようにしてあって、前記支持体20およびこれに連
係されるモータ31の円盤刃物38を包囲して、切削中に発
生する型材1からの切粉や切断片等の飛散を防止して、
周囲の汚染や近傍の作業者への危害を防ぐ。
【0022】41は前記機台2における加工位置3におい
て、その下側に設けた台車で、切粉や切断片等を回収し
て外部へ排出する。
【0023】42は前記した加工位置に設けた型材1にお
ける被加工部単の位置決めストッパーで、これに前記把
持手段4における載置台5に支承させた型材1の外端を
当接させることにより、常に均一な被加工部の取付位置
が得られるもので、図2に示すように、昇降式や、図6
に示すように、把持手段4の他側に設けて進退させる式
のもの等が採用される。
【0024】
【考案の効果】前述のように本考案に関する金属製型材
用切断加工装置は、移動体と支持体と取付台とに連結さ
せたそれぞれの駆動手段へ制御手段を連係させたもので
あるから、この制御手段へパターンや寸法等のデータを
入力すれば、前記した移動体と支持体と取付台とが順次
所定の操作がなされて、把持手段への型材の付け直しを
することなく連続的に切断加工が行なわれるもので、特
に、熟練した作業者以外の通常の作業者であっても、簡
単で確実に、更に、不良品の発生を可及的に減少させる
切断加工作業が効率よく行なわれるもので、多品種,少
ロットの型材の切断加工に有効的であって、様々な建築
物の建材提供に貢献し得る大きな効果を発揮するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関する金属製型材用切断加工装置の一
実施例を示す側面図である。
【図2】図1における正面図である。
【図3】金属製型材の切断加工例を示す斜視図である。
【図4】図3におけるそれぞれのパターンを示す説明図
である。
【図5】図1における把持手段を示す平面図である。
【図6】図1における位置決め用ストッパーの他の例を
示す正面図である。
【図7】従来の金属製型材用切断装置を示す概略的な平
面図である。
【符号の説明】
1 金属製型材 2 機台 3 加工位置 4 把持手段 14 移動体 15 ガイド 20 支持体 22 ガイド 27 昇降体 28 縦ガイド 30 取付台 38 円盤刃物 19,26,35,37 駆動手段 C 制御手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製型材の被加工部に対して複数箇所
    への複種パターンの加工を連続的かつ選択的に施す金属
    製型材用切断加工装置にあって、 機台と、該機台の上部においてその略中央に設けた金属
    製型材の加工位置と、前記機台の一側に設けて、前記加
    工位置へ前記金属製型材の被加工部が対応するように取
    り付ける把持手段と、前記加工位置の近傍において前記
    金属製型材の取り付け方向と平行に機台上の第一ガイド
    に沿って横移動する移動体と、該移動体の上部において
    前記把持手段側へ張り出させた略水平の取付部材に設け
    た第二ガイドに沿って前後移動する支持体と、該支持体
    の縦ガイドへ昇降自在に取り付けた昇降体と、この昇降
    体へ旋回自在に取り付けたモータの取付台と、前記モー
    タの回転軸へ取り付けた円盤刃物と、前記移動体と支持
    体と取付台とに連係させ、数値による制御により個々に
    作動されるそれぞれの駆動手段と、これら駆動手段をあ
    らかじめ入力した定められたデータによって任意に制御
    させる制御手段とを備えさせたことを特徴とする金属製
    型材用切断加工装置。
JP1991002032U 1991-01-25 1991-01-25 金属製型材用切断加工装置 Expired - Lifetime JP2531486Y2 (ja)

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JPS5542762A (en) * 1978-09-25 1980-03-26 Noboru Mimura Angular cutting machine
JPS58149126A (ja) * 1982-02-24 1983-09-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 長尺部材端部の切断方法及びその装置

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