JP2531244Y2 - 排熱を利用した簡易暖房装置 - Google Patents
排熱を利用した簡易暖房装置Info
- Publication number
- JP2531244Y2 JP2531244Y2 JP1990066836U JP6683690U JP2531244Y2 JP 2531244 Y2 JP2531244 Y2 JP 2531244Y2 JP 1990066836 U JP1990066836 U JP 1990066836U JP 6683690 U JP6683690 U JP 6683690U JP 2531244 Y2 JP2531244 Y2 JP 2531244Y2
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- JP
- Japan
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- gas
- flow path
- fluid
- exhaust
- heated
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バランス型風呂釜における燃焼排ガスの排
熱を利用して、室内の空気を循環,加熱し得るように改
良するとともに、ケーシング上面の過熱を防止し得るよ
うに改良した簡易暖房装置に関するものである。
熱を利用して、室内の空気を循環,加熱し得るように改
良するとともに、ケーシング上面の過熱を防止し得るよ
うに改良した簡易暖房装置に関するものである。
風呂釜は一般にガス→水熱交換器が設けられており、
燃焼ガスを加熱側流体とし、水(湯を含む)を被加熱側
流体としている。
燃焼ガスを加熱側流体とし、水(湯を含む)を被加熱側
流体としている。
バランス型風呂釜にあっては、給気系路と排気系路と
が屋外の同じ位置に開口していて、常に給,排気が平衡
するようになっている。このため、排気ガスが室内に放
出されないという長所も有る。
が屋外の同じ位置に開口していて、常に給,排気が平衡
するようになっている。このため、排気ガスが室内に放
出されないという長所も有る。
上述したようにバランス型風呂釜はガス→水熱交換器
を備えていて浴槽水を加熱する機能を有しているが、室
内空気を加熱する機能を有していない。
を備えていて浴槽水を加熱する機能を有しているが、室
内空気を加熱する機能を有していない。
このため、浴室内もしくは脱衣所を暖房しようとする
と、風呂釜とは別途に暖房用の熱交換器を設置しなけれ
ばならなかった。
と、風呂釜とは別途に暖房用の熱交換器を設置しなけれ
ばならなかった。
また、バランス型風呂釜のケーシングの温度上昇は、
(財)日本ガス機器検査協会の、JIS S−2109に基づく
規定において“操作時に手を触れるおそれの有る部分”
に相当し、140℃以下と定められているので、ケーシン
グの上面が上記の規定温度を越えて過熱しないように断
熱材を配設する等の処置が必要であった。
(財)日本ガス機器検査協会の、JIS S−2109に基づく
規定において“操作時に手を触れるおそれの有る部分”
に相当し、140℃以下と定められているので、ケーシン
グの上面が上記の規定温度を越えて過熱しないように断
熱材を配設する等の処置が必要であった。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、バラン
ス型風呂釜の排熱を利用することが出来、しかも、別段
の断熱材配置を必要とせずにケーシング上面の過熱(14
0℃以上になること)を防止し得る簡易暖房装置を提供
することを目的とする。
ス型風呂釜の排熱を利用することが出来、しかも、別段
の断熱材配置を必要とせずにケーシング上面の過熱(14
0℃以上になること)を防止し得る簡易暖房装置を提供
することを目的とする。
バランス型風呂釜の排熱が利用できれば、これと別体
の熱源器を設ける必要が無いので設備コストが安価であ
ることを期待し得る上に、熱源器の設置スペースを必要
としない。
の熱源器を設ける必要が無いので設備コストが安価であ
ることを期待し得る上に、熱源器の設置スペースを必要
としない。
その上、排熱を利用するので熱経済性が優れていて、
暖房用燃料費の節約が期待できる。
暖房用燃料費の節約が期待できる。
さらに、断熱材を用いることなくケーシング上面の過
熱を防止できれば、構成が簡単になって製造コストの低
減が期待できる。
熱を防止できれば、構成が簡単になって製造コストの低
減が期待できる。
上記の目的を達成するための構成として、本考案の簡
易暖房装置は、 バランス型風呂釜に元来設けられているガス→水熱交
換器の他に、暖房用のガス→ガス熱交換器を設ける。そ
して、 上記ガス→ガス熱交換器の加熱側流体としてバランス
型風呂釜の排ガスを流通せしめるとともに、被加熱側流
体として室内空気を流入して流通,循環させる。
易暖房装置は、 バランス型風呂釜に元来設けられているガス→水熱交
換器の他に、暖房用のガス→ガス熱交換器を設ける。そ
して、 上記ガス→ガス熱交換器の加熱側流体としてバランス
型風呂釜の排ガスを流通せしめるとともに、被加熱側流
体として室内空気を流入して流通,循環させる。
このため、上記ガス→ガス熱交換器の加熱側流体の流
路を燃焼室の排気口に接続するとともに、該ガス→ガス
熱交換器の被加熱側流体の流路に室内空気を吸入して流
通せしめる送風フアンを設ける。
路を燃焼室の排気口に接続するとともに、該ガス→ガス
熱交換器の被加熱側流体の流路に室内空気を吸入して流
通せしめる送風フアンを設ける。
さらに、上記ガス→ガス熱交換器の被加熱側流体の流
路を、前記加熱側流体の流路とケーシング上面(いわゆ
る天板)との間に配置する。
路を、前記加熱側流体の流路とケーシング上面(いわゆ
る天板)との間に配置する。
上記の構成によれば、バランス型風呂釜の排気は、燃
焼室の排気口を出た後に熱交換器を流通し、送風フアン
で吸入された室内空気に熱を与えて昇温させる。
焼室の排気口を出た後に熱交換器を流通し、送風フアン
で吸入された室内空気に熱を与えて昇温させる。
昇温した空気は浴室内に還流させてもよく、脱衣所そ
の他の室に導いて放出してもよい。
の他の室に導いて放出してもよい。
昇温した空気を送入された室は気温が上昇する。
さらに、高温の排ガスが流れるガス交換器加熱側流体
の流路とケーシング上面との間に、室内空気を流す被加
熱側流体の流路が配置されているので、高温の排ガス流
路部材からの輻射熱がケーシング上面に到達せず、該ケ
ーシング上面の過熱が防止される。
の流路とケーシング上面との間に、室内空気を流す被加
熱側流体の流路が配置されているので、高温の排ガス流
路部材からの輻射熱がケーシング上面に到達せず、該ケ
ーシング上面の過熱が防止される。
第1図は本考案に係る簡易暖房装置の1実施例を示す
断面図である。
断面図である。
図示の空間Aは浴室、Bは屋外、Cは脱衣室である。
上記の浴室A内には浴槽1とバランス型風呂釜2とが
設置されている。
設置されている。
燃焼用空気は屋外から給気筒3を経て破線矢印のごと
く吸入され、ガスバーナ4に供給される。
く吸入され、ガスバーナ4に供給される。
燃焼ガスはガス管15,ガスコック16を介してガスバー
ナに供給され、燃焼が行なわれる。
ナに供給され、燃焼が行なわれる。
上記の燃焼は燃焼室5で行なわれ、発生した高温の燃
焼ガスは白抜矢印のごとくガス→水熱交換器6の外周面
に接触しつつ上昇し、燃焼室の排気口7から燃焼室外へ
流出する。
焼ガスは白抜矢印のごとくガス→水熱交換器6の外周面
に接触しつつ上昇し、燃焼室の排気口7から燃焼室外へ
流出する。
上記のガス→水熱交換器6の水管内には浴槽水が循環
せしめられ、加熱される。
せしめられ、加熱される。
前記の燃焼室排気口7と、屋外空間Bに開口している
排気筒9との間にガス→ガス熱交換器8の加熱側流体の
流路が接続されている。
排気筒9との間にガス→ガス熱交換器8の加熱側流体の
流路が接続されている。
上記ガス→ガス熱交換器の外側を空気流路壁10で覆わ
れていて、被加熱側流体の流路が形成されている。
れていて、被加熱側流体の流路が形成されている。
上記の被加熱側流体の流路を形成する空気流路壁10
は、ガス→ガス熱交換器8の加熱側流体の流路とケーシ
ング上面18との間に配置されている。
は、ガス→ガス熱交換器8の加熱側流体の流路とケーシ
ング上面18との間に配置されている。
上記被加熱側流体の流路中に送風フアン11が設けられ
ている。
ている。
この送風フアン11は室内空気を吸入し、被加熱側流体
の流路内を流通させ、可撓管13および温風吹出部14から
浴室内に流出させる。
の流路内を流通させ、可撓管13および温風吹出部14から
浴室内に流出させる。
上記吸気口12から吸入された室内空気はガス→ガス熱
交換器8を流通している燃焼ガスによって加熱されて昇
温し、温風吹出部14から矢印aの如く流出し、浴室A内
を矢印bのごとく流動した後、矢印cのごとく吸気口12
ら吸入され、循環する。これにより浴室内部空間Aが暖
房される。
交換器8を流通している燃焼ガスによって加熱されて昇
温し、温風吹出部14から矢印aの如く流出し、浴室A内
を矢印bのごとく流動した後、矢印cのごとく吸気口12
ら吸入され、循環する。これにより浴室内部空間Aが暖
房される。
本実施例の装置は暖房専用の熱源器を設けることな
く、バランス型風呂釜の排熱を利用するためのガス→ガ
ス熱交換器8と、送風フアン11と、その他若干の補助的
部材を用いた簡単な構成で、設備コストが安く、設置所
要スペースが小さく、暖房用の格別の燃料費を要しない
ので経済的である。
く、バランス型風呂釜の排熱を利用するためのガス→ガ
ス熱交換器8と、送風フアン11と、その他若干の補助的
部材を用いた簡単な構成で、設備コストが安く、設置所
要スペースが小さく、暖房用の格別の燃料費を要しない
ので経済的である。
その上、ケーシング上面18の内側にグラスウールを貼
り付ける等の断熱手段を施す必要なく該ケーシング上面
が140℃以上に過熱する虞れが無い。
り付ける等の断熱手段を施す必要なく該ケーシング上面
が140℃以上に過熱する虞れが無い。
第2図は上記と異なる実施例を示す。本例において前
例(第1図)と同一の図面参照番号を付したものは、前
例と同様ないし類似の構成部材である。
例(第1図)と同一の図面参照番号を付したものは、前
例と同様ないし類似の構成部材である。
本例においては、送風フアン11によって送り出された
温風は矢印d,e,fのごとく温風管15,接続筒16を経て温風
吹出部17から矢印gのごとく脱衣室C内に供給される。
温風は矢印d,e,fのごとく温風管15,接続筒16を経て温風
吹出部17から矢印gのごとく脱衣室C内に供給される。
本例(第2図)においても、前例(第1図)と同様
に、暖房専用の熱源器を設ける必要が無く、構成が簡単
で設備コストが安く、設置所要スペースが小さく、暖房
用の格別の燃料費を要しないので経済的である。そし
て、本例によればバランス型風呂釜の排熱を利用して脱
衣室の暖房を行うことができる。
に、暖房専用の熱源器を設ける必要が無く、構成が簡単
で設備コストが安く、設置所要スペースが小さく、暖房
用の格別の燃料費を要しないので経済的である。そし
て、本例によればバランス型風呂釜の排熱を利用して脱
衣室の暖房を行うことができる。
第2図の実施例と同様にして洗面所に温風を吹き込む
ように構成することも可能である。洗面所に吹き込まれ
た温風は暖房効果を奏する上に、これをヘアドライヤと
して利用することもできるので便利である。
ように構成することも可能である。洗面所に吹き込まれ
た温風は暖房効果を奏する上に、これをヘアドライヤと
して利用することもできるので便利である。
以上に説明したごとく、本考案の簡易暖房装置によれ
ば、バランス型風呂釜の排熱を利用し、暖房専用の熱源
器を設置する必要なく暖房を行うことができ、設備コス
ト,ランニングコスト(特に暖房用燃料費)が安価で経
済的である。その上、設置所要スペースが小さい。
ば、バランス型風呂釜の排熱を利用し、暖房専用の熱源
器を設置する必要なく暖房を行うことができ、設備コス
ト,ランニングコスト(特に暖房用燃料費)が安価で経
済的である。その上、設置所要スペースが小さい。
しかも、ケーシング上面の内側に断熱材を配設しなく
ても、該ケーシング上面が過熱する虞れが無い。
ても、該ケーシング上面が過熱する虞れが無い。
第1図は本考案に係る簡易暖房装置の1実施例を示す断
面図、第2図は上記と異なる実施例の断面図である。 1……浴槽、2……バランス型風呂釜、3……給気筒、
4……ガスバーナ、5……燃焼室、6……ガス→水熱交
換器、7……燃焼室の排気口、8……ガス→ガス熱交換
器、9……排気筒、10……空気流路壁、11……送風フア
ン、12……吸気口、13……可撓管、14……温風吹出部、
15……温風管、16……接続筒、17……温風吹出部、18…
…ケーシング上面。
面図、第2図は上記と異なる実施例の断面図である。 1……浴槽、2……バランス型風呂釜、3……給気筒、
4……ガスバーナ、5……燃焼室、6……ガス→水熱交
換器、7……燃焼室の排気口、8……ガス→ガス熱交換
器、9……排気筒、10……空気流路壁、11……送風フア
ン、12……吸気口、13……可撓管、14……温風吹出部、
15……温風管、16……接続筒、17……温風吹出部、18…
…ケーシング上面。
Claims (1)
- 【請求項1】給気系路と排気系路とが屋外の同じ位置に
開口していて常に給,排気が平衡するようになっている
バランス型風呂釜の、燃焼室の排気口に加熱側流体の流
路を接続されているガス→ガス熱交換器と、室内空気を
吸入して上記ガス→ガス熱交換器の被加熱側流体の流路
に流通せしめる送風ファンと、を具備しており、 上記被加熱側流体の流路が、前記加熱側流体の流路と、
前記バランス型風呂釜のケーシング上面との間に配置さ
れていることを特徴とする、排熱を利用した簡易暖房装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990066836U JP2531244Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 排熱を利用した簡易暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990066836U JP2531244Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 排熱を利用した簡易暖房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0427310U JPH0427310U (ja) | 1992-03-04 |
JP2531244Y2 true JP2531244Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31599893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990066836U Expired - Lifetime JP2531244Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 排熱を利用した簡易暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531244Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002349949A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-04 | Gastar Corp | 風呂釜 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5740416B2 (ja) * | 1972-04-10 | 1982-08-27 | ||
JPS51129956A (en) * | 1975-05-08 | 1976-11-11 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Heating boiler with hot water tank |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP1990066836U patent/JP2531244Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0427310U (ja) | 1992-03-04 |
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