JP2531100B2 - インモ―ルド成形法 - Google Patents

インモ―ルド成形法

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JP2531100B2
JP2531100B2 JP17352093A JP17352093A JP2531100B2 JP 2531100 B2 JP2531100 B2 JP 2531100B2 JP 17352093 A JP17352093 A JP 17352093A JP 17352093 A JP17352093 A JP 17352093A JP 2531100 B2 JP2531100 B2 JP 2531100B2
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bushing
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紘治 山下
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック成形法に関
し、特に薄板又はフレキシビリティ(可撓性)を有する
棒状のものを成形品と一体でインモールドする成形方法
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインモールド成形法で
は、成形品の中に入る部材と一体で一工程で成形を行う
ためには、中に入る部材を金型内に保持することが必要
である。そのため、中に入る部材が、金型内で、成形時
の樹脂の流れで片寄ったりせず、かつ変形をしない程度
の強度を有するものとするか、或いは薄板又はフレキシ
ビリティを有する棒状の部材などを中に入れて一体、一
工程でインモールド成形する場合などには、成形時の樹
脂の流れに抗して変形しないように金型内に確実に保持
する手段が特に必要となり、従って成形品には保持用の
ための穴などが付いて残ってしまうという外観上の問題
があった。
【0003】このような問題を解決するためにとられる
一般的な方法としては、まず片側部材を一次成形品と
し、次に中に入れるインサート部材をこの一次成形品に
組合せて二次成形を行うという、2つの分割工程を経て
行っているものがある。図4および図5にその様子を示
しているが、図において、インサート部材21の片側の
みの表層に当る部分となる一次成形品20の一次成形を
行い、次にインサート部材21を二次成形金型22に一
次成形品20と共に接着することなどによって装填し、
二次成形金型22のゲート部から樹脂を注入し、二次成
形品として完成品とするようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来、
薄板又はフレキシビリティを有する部材のインモールド
成形法としては、前述のように2つの工程にて行ってい
るものが一般的であった。そのため、金型としては一次
成形型と二次成形型の2型を準備する必要があること、
並びに成形は2工程となることの条件から、一体且つ一
工程に比べてコストアップになる欠点があり、さらに、
特に二次成形時にはインサートする部材を金型に挟み込
まないよう神経を使う必要があるなど、作業者への負担
が掛かるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、上記従来の欠点を除去
し、インサート部材を保持しつつ一工程のみの成形でイ
ンモールド成形する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインモールド成
形法は、薄厚で且つ可撓性を有するインサート部材にブ
ッシングを可動自在に嵌合装着し、前記インサート部材
と前記ブッシングを成形品の金型内に装填して型締め
後、前記成形品の成形時に成形材料が前記金型内に充填
されていくに従い、前記ブッシングが前記成形材料に押
圧されて前記インサート部材上を移動することにより、
前記インサート部材を前記成形品のほぼ中央に保持しつ
つ、一体且つ一工程にて成形するものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例を示し、(a)は
成形品の全体斜視図、(b)はインサート部材にブッシ
ングを挿入した状態を示す斜視図、図2(a),(b)
は本実施例の成形途上の状態を示す断面図、図3は本発
明の他の実施例を示す(a)は斜視図、(b)はその成
形状態を示す断面図である。
【0009】本発明の実施例の要旨は、薄厚又はフレキ
シビリティのあるインサート部材を金型内に保持するブ
ッシングを備え、成形と同時に樹脂圧によりブッシング
がインサート部材を保持しつつ金型内を移動して行くこ
とにより一工程でインモールド成形を行うようにしたも
のである。
【0010】この実施例にて用いる主な構成要素は、金
型のキャビティ1,11、コア2,12、薄厚又はフレ
キシビリティのあるインサート部材3,13、このイン
サート部材3,13に嵌合しうる穴5を有してインサー
ト部材3,13上を可動自在なブッシング4,14およ
び金型7,17である。図1及び図2に示す時計バンド
式のものへの応用を示す実施例によれば、インサート部
材3に穴5によって嵌合し可動しうるブッシング4を装
着し、キャビティ1とコア2からなる金型7に装填して
型締めする。ここで、ブッシング4の形状は、成形品8
とインサート部材3との形状の差に対応して吸収できる
ごとき変形自在なものとする。即ち、成形品8の幅寸法
が変化してもそれに対応できるごとく、例えばフレキシ
ブルなわん曲舌片9のごとき部分を有している。
【0011】次に、このような構成の本実施例におい
て、どのようにしてインモールド成形を行うかの手順に
ついて説明する。例えば図1(b)に示すように、ブッ
シング4を穴5の部分でインサート部材3にはめ込んだ
状態にし、次にインサート部材3を金型7内に装着す
る。金型が7締まったところで樹脂を6をゲート部から
金型7内に流入せしめると、樹脂6は図2(a),
(b)に示すように、ブッシング4を上方に押圧しなが
ら金型7内に流入されていく。金型7に樹脂6が流入さ
れてくると、金型7に接する表層は冷やされ、粘度の高
い層が出来るため、インサート部材3が片側に寄ってし
まうとか変形してしまうということがなく、ブッシング
4が上方に移動しても、インサート部材3を成形品8の
ほぼ中央に保持している状態がつくれる。従って、1工
程にて成形品8とインサート部材3の一体成形が行える
こととなる。
【0012】また、成形品8の側面の巾寸法が図1のよ
うに次第に変化するような場合であっても、ブッシング
4の形状を工夫すること、例えば図1(b)に示すよう
に、形状が変形自在な薄板状のわん曲舌片9を両サイド
に具備することによって、金型の形状変化に対応追従し
うるようなブッシングが得られる。これにより、インサ
ート部材3と成形品8の寸法差を吸収することができ、
樹脂6の注入時にも上述と同様に適確に対応して、イン
サート部材3を成形品8のほぼ中央に保持するもとがで
きる。なおこのブッシング4は、耐熱性を有するプラス
チックにしても作ることができる。
【0013】また図3に示す本発明の他の実施例(アン
テナエレメントへの応用例)についても同様である。こ
の場合はインサート部材13に超弾性材料を用い、これ
を成形品18中にインモールド成形するもので、ブッシ
ング14を嵌合させたインサート部材13を、キャビテ
ィ11とコア12からなる金型17内に装填、型締め
し、ゲート部から樹脂6を注入することにより、ブッシ
ング4がインサート部材13を成形品18のほぼ中央に
保持しつつ、インモールド成形が行える。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の方法によれ
ば、薄厚でフレキシビリティのあるインサート部材を、
外観を損なうことなく、成形品とのインモールド成形を
一型で且つ一体、一工程で行うことが可能となり、金型
費用及び成形費用を削減し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は成形品の全
体斜視図、(b)はインサート部材にブッシングを挿入
した状態を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の成形途上の状態を(a),
(b)で示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す(a)は斜視図、
(b)はその成形状態を示す断面図である。
【図4】従来例における一次成形品及びインサート部材
を示す斜視図である。
【図5】従来のインモールド成形法の状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1,11 キャビティ 2,12 コア 3,13,21 インサート部材 4,14 ブッシング 5 穴 6 樹脂 7,17 金型 8,18 成形品 9 わん曲舌片 20 一次成形品 22 二次成形金型

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄厚で且つ可撓性を有するインサート部
    材にブッシングを可動自在に嵌合装着し、前記インサー
    ト部材と前記ブッシングを成形品の金型内に装填して型
    締め後、前記成形品の成形時に成形材料が前記金型内に
    充填されていくに従い、前記ブッシングが前記成形材料
    に押圧されて前記インサート部材上を移動することによ
    り、前記インサート部材を前記成形品のほぼ中央に保持
    しつつ、一体且つ一工程にて成形することを特徴とする
    インモールド成形法。
  2. 【請求項2】 前記ブッシングは前記成形品と前記イン
    サート部材の形状に対応してその差を吸収すべく変形自
    在となっていることを特徴とする請求項1記載のインモ
    ールド成形法。
JP17352093A 1993-07-14 1993-07-14 インモ―ルド成形法 Expired - Lifetime JP2531100B2 (ja)

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JPH0724872A JPH0724872A (ja) 1995-01-27
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JP2002290132A (ja) * 2000-12-26 2002-10-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 小型アンテナ及びその製造方法

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