JPH041011A - 樹脂成形品の製造方法 - Google Patents
樹脂成形品の製造方法Info
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は樹脂成形品の製造方法に関し、特に詳細には、
モールドコート法により複雑な凹凸形状部を良好に成形
可能とした方法に関するものである。
モールドコート法により複雑な凹凸形状部を良好に成形
可能とした方法に関するものである。
(従来の技術)
近時、樹脂成形品の反応射出成形において、例えばD
E T D A −P olyurethane (
ポリウレタン)、Po1yurea (ポリウレア)
等の高活性タイプの樹脂材料が広く適用されつつある。
E T D A −P olyurethane (
ポリウレタン)、Po1yurea (ポリウレア)
等の高活性タイプの樹脂材料が広く適用されつつある。
このような樹脂材料を用いる場合は、成形型内への材料
注入開始後、1秒前後で2液の反応が開始し、増粘する
ので、1.0〜1.5秒以下で材料注入を完了すること
が必要である。
注入開始後、1秒前後で2液の反応が開始し、増粘する
ので、1.0〜1.5秒以下で材料注入を完了すること
が必要である。
(発明が解決しようとする課題)
そのため、型キャビティにおける液状の樹脂材料の流動
速度が高くなるので、キャビティの凹凸部で死角ができ
、極端なエツジ状部分では、気泡残留による材料未充填
部が発生しやすくなる。
速度が高くなるので、キャビティの凹凸部で死角ができ
、極端なエツジ状部分では、気泡残留による材料未充填
部が発生しやすくなる。
このような問題を防止するためには、凹凸部のエツジに
丸みを与えれば効果的であるが、意匠上の観点から、そ
のようなことが許されないことも多い。
丸みを与えれば効果的であるが、意匠上の観点から、そ
のようなことが許されないことも多い。
また上記問題を解決するため、樹脂成形品の凹凸形状部
を、エツジが良好に成形される方法で予め別体に成形し
ておき、この別体成形品を型に挿入して反応射出成形を
行なうことも考えられている。しかしこのような方法は
、成形型を2通り用意する必要があり、成形工程も2度
に亘るので、樹脂成形品のコストアップを招く。
を、エツジが良好に成形される方法で予め別体に成形し
ておき、この別体成形品を型に挿入して反応射出成形を
行なうことも考えられている。しかしこのような方法は
、成形型を2通り用意する必要があり、成形工程も2度
に亘るので、樹脂成形品のコストアップを招く。
さらに、反射射出成形用の型を開いた状態でその凹凸部
分にモールドコートを施してから型締めし、反射射出成
形を行なうことも考えられている。
分にモールドコートを施してから型締めし、反射射出成
形を行なうことも考えられている。
すなわちこの場合は、上記のモールドコート部分が樹脂
成形品において凹凸形状部となるので、この凹凸形状部
のエツジを良好に成形可能となる。
成形品において凹凸形状部となるので、この凹凸形状部
のエツジを良好に成形可能となる。
なお特開昭60−71224号公報には、凹凸形状部の
エツジ成形良化を目的とするものではないが、上記モー
ルドコートの一例が示されている。
エツジ成形良化を目的とするものではないが、上記モー
ルドコートの一例が示されている。
しかしこの場合は、出来上がった樹脂成形品において、
上記モールドコートの端部と反応射出成形による成形部
分との間の境目が目立ちやすいという難点がある。
上記モールドコートの端部と反応射出成形による成形部
分との間の境目が目立ちやすいという難点がある。
本発明は、上記のモールドコート法における問題を解決
して、エツジの有る凹凸形状部を良好に成形することが
できる樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
して、エツジの有る凹凸形状部を良好に成形することが
できる樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明による樹
脂成形品の製造方法は、前述した反応射出成形法等の射
出成形法により、表面に凹凸形状部を有する樹脂成形品
を製造する方法において、 成形型を開いた状態で、上記凹凸形状部を成形する型の
凹凸部分に反応硬化性樹脂をモールドコートし、 その際このモールドコートの端部を、上記凹凸部分の端
部で離型し始めるようにして成形型から離しておき、 次いで型締して、射出成形を行なうようにしたものであ
る。
脂成形品の製造方法は、前述した反応射出成形法等の射
出成形法により、表面に凹凸形状部を有する樹脂成形品
を製造する方法において、 成形型を開いた状態で、上記凹凸形状部を成形する型の
凹凸部分に反応硬化性樹脂をモールドコートし、 その際このモールドコートの端部を、上記凹凸部分の端
部で離型し始めるようにして成形型から離しておき、 次いで型締して、射出成形を行なうようにしたものであ
る。
上記のようにしてモールドコートを成形型から離してお
くと、出来上がった樹脂成形品においては、モールドコ
ート部分がちょうど凹凸形状部の端部から射出成形部分
内に埋もれる形となる。凹凸形状部の端部は、2つの成
形面が交差する箇所であり、本来それら両面の交差線が
表われているから、この線の部分でモールドコートが途
切れても、それと射出成形部分との境目が目立ことはな
い。
くと、出来上がった樹脂成形品においては、モールドコ
ート部分がちょうど凹凸形状部の端部から射出成形部分
内に埋もれる形となる。凹凸形状部の端部は、2つの成
形面が交差する箇所であり、本来それら両面の交差線が
表われているから、この線の部分でモールドコートが途
切れても、それと射出成形部分との境目が目立ことはな
い。
(実 施 例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
する。
第1図の(1)〜(4)は、本発明の一実施例により樹
脂成形品を製造する様子を、工程順を追って示すもので
ある。この実施例は、第2図に示す自動車のバンパーl
Oを反応射出成形により製造し、このバンパーIOに一
体的に成形される凹凸形状部(−例としてメーカーの社
名ロゴマーク)11をモールドコートにより成形するも
のである。
脂成形品を製造する様子を、工程順を追って示すもので
ある。この実施例は、第2図に示す自動車のバンパーl
Oを反応射出成形により製造し、このバンパーIOに一
体的に成形される凹凸形状部(−例としてメーカーの社
名ロゴマーク)11をモールドコートにより成形するも
のである。
第1図の(1)に示されるように、まず下型20を後述
する上型21から離した状態にして、その凹凸部分22
の端部22g周りに、マスキング治具23が配される。
する上型21から離した状態にして、その凹凸部分22
の端部22g周りに、マスキング治具23が配される。
なお上記下型20の凹凸部分22が、第2図に示した凹
凸形状部11を成形する部分である。
凸形状部11を成形する部分である。
マスキング治具23は金属等からなり、上記凹凸部分2
2の端部22aで見切るくさび状とされている。
2の端部22aで見切るくさび状とされている。
そしてこのマスキング治具23の見切り部23aは、テ
フロンコート層24が形成されて、後述のモールドコー
トに対する剥離性が改善されている。なおこの剥離性改
善のためには、例えば見切り部23aを鏡面処理してお
く等、その他の手法が採用されてもよい。またマスキン
グ治具23には、上記見切り部23aの外側において凹
部23bが設けられ、この四部23b内には、プロピレ
ンカーボネートを含浸させたフオームラバー25が担持
されている。
フロンコート層24が形成されて、後述のモールドコー
トに対する剥離性が改善されている。なおこの剥離性改
善のためには、例えば見切り部23aを鏡面処理してお
く等、その他の手法が採用されてもよい。またマスキン
グ治具23には、上記見切り部23aの外側において凹
部23bが設けられ、この四部23b内には、プロピレ
ンカーボネートを含浸させたフオームラバー25が担持
されている。
次に第1図(aに示すように、2液温合塗布ガン26を
用いて、下型20の凹凸部分22およびマスキング治具
23上に、ポリウレア層27がモールドコートされる。
用いて、下型20の凹凸部分22およびマスキング治具
23上に、ポリウレア層27がモールドコートされる。
本実施例において、塗布ガン26で塗布されるA液とB
液の組成は、下記の通りである。
液の組成は、下記の通りである。
A液
末端アミノ化ポリエーテル 78 重量部DETDA
22 Nカットファイバーグラ
ス 9.6〃B液 MDIプレポリマー 82 重量部そしてA液
、B液はそれぞれ、80℃、70℃に温調され、A液に
対するB液の混合比は0.748とされる。
22 Nカットファイバーグラ
ス 9.6〃B液 MDIプレポリマー 82 重量部そしてA液
、B液はそれぞれ、80℃、70℃に温調され、A液に
対するB液の混合比は0.748とされる。
上記のポリウレア層27は、1〜2秒程度で反応硬化す
る。この硬化後、第1図(31に示すように、下型20
からマスキング治具23が除去される。ここで、フオー
ムラバー25に含浸されているプロピレンカーボネート
がポリウレア層27の反応硬化を抑制するので、ポリウ
レア層27はこのフオームラバー25に接する部分では
著しく低強度となっている。
る。この硬化後、第1図(31に示すように、下型20
からマスキング治具23が除去される。ここで、フオー
ムラバー25に含浸されているプロピレンカーボネート
がポリウレア層27の反応硬化を抑制するので、ポリウ
レア層27はこのフオームラバー25に接する部分では
著しく低強度となっている。
したがってマスキング治具23の除去に際して、ポリウ
レア層27は上記低強度の部分で容易に切断され、また
テフロンコート層24から容易に剥離して、治具除去が
簡単になされ得る。
レア層27は上記低強度の部分で容易に切断され、また
テフロンコート層24から容易に剥離して、治具除去が
簡単になされ得る。
上述のようにしてマスキング治具23が除去されると、
図示の通りポリウレア層27の端部は、凹凸部分22の
端部22aから離型し始めるようにして、下型20から
離れた状態となる。
図示の通りポリウレア層27の端部は、凹凸部分22の
端部22aから離型し始めるようにして、下型20から
離れた状態となる。
次に第1図(4)に示すように、下型20に対して上型
21が所定位置に配されて型締めがなされ、両型20.
21が画成するキャビティにポリウレア材料30が射出
導入され、前記のバンパー10が反応射出成形される。
21が所定位置に配されて型締めがなされ、両型20.
21が画成するキャビティにポリウレア材料30が射出
導入され、前記のバンパー10が反応射出成形される。
なおこのポリウレア材料30のA液とB液の組成は、下
記の通りである。
記の通りである。
A液
末端アミノ化ポリエーテル 78 重量部DETDA
22 〃カットファ
イバーグラス 20.2 〃B液 MDIプレポリマー 82 重量部そしてA液
、B液はそれぞれ、50℃、40℃に温調され、A液に
対するB液の混合比は0.682とされる。また型温は
75℃とされる。
22 〃カットファ
イバーグラス 20.2 〃B液 MDIプレポリマー 82 重量部そしてA液
、B液はそれぞれ、50℃、40℃に温調され、A液に
対するB液の混合比は0.682とされる。また型温は
75℃とされる。
以上説明した全ての工程は、5〜10秒程度で実行可能
であり、また各工程の自動化も可能である。
であり、また各工程の自動化も可能である。
第3図は、上述のようにして得られた樹脂成形品である
バンパーlOの、凹凸形状部11の部分を拡大して示し
ている。図示されるように、凹凸形状部11の表面部分
はモールドコートされたポリウレア層27によって形成
されるので、反応射出成形されるポリウレア材料30の
型キヤビテイ内での状態とはかかわり無く、エツジ部分
も良好に成形され得る。
バンパーlOの、凹凸形状部11の部分を拡大して示し
ている。図示されるように、凹凸形状部11の表面部分
はモールドコートされたポリウレア層27によって形成
されるので、反応射出成形されるポリウレア材料30の
型キヤビテイ内での状態とはかかわり無く、エツジ部分
も良好に成形され得る。
また上記モールドコートされたポリウレア層27の端部
は、凹凸形状部11の端部LIEからポリウレア材料3
0内に埋もれる形となる。上記端部lIEは、凹凸形状
部11の側面とバンパー表面とが交差する箇所で、元よ
り両面の交差線が表われているから、この交差線の部分
でポリウレア層27が途切れても、それとポリウレア材
料30との境目が目立つようなことはない。
は、凹凸形状部11の端部LIEからポリウレア材料3
0内に埋もれる形となる。上記端部lIEは、凹凸形状
部11の側面とバンパー表面とが交差する箇所で、元よ
り両面の交差線が表われているから、この交差線の部分
でポリウレア層27が途切れても、それとポリウレア材
料30との境目が目立つようなことはない。
(発明の効果)
以上詳細に説明した通り本発明による樹脂成形品の製造
方法においては、凹凸形状部を成形する型の部分に反応
硬化性樹脂をモールドコートし、それにより凹凸形状部
の表面を形成するようにしたから、この凹凸形状部の鋭
いエツジも良好に成形可能である。
方法においては、凹凸形状部を成形する型の部分に反応
硬化性樹脂をモールドコートし、それにより凹凸形状部
の表面を形成するようにしたから、この凹凸形状部の鋭
いエツジも良好に成形可能である。
また本発明の方法においては、上記モールドコートの端
部を、凹凸形状部の端部より射出成形部分内に埋もれる
ようにしたので、得られた樹脂成形品においてはモール
ドコート部分と射出成形部分との境目が目立ち難くなり
、樹脂成形品の商品価値を高めることができる。
部を、凹凸形状部の端部より射出成形部分内に埋もれる
ようにしたので、得られた樹脂成形品においてはモール
ドコート部分と射出成形部分との境目が目立ち難くなり
、樹脂成形品の商品価値を高めることができる。
第1図は、本発明の方法により樹脂成形品を製造する様
子を工程順を追って示す概略図、第2図は、第1図に示
される方法により製造された樹脂成形品を示す正面図、 第3図は、第2図の樹脂成形品の一部を拡大して示す斜
視図である。 10・・・バンパー 11・・・凹凸形状部2
0・・・下型 21・・・上型22・・・
下型の凹凸部分 23・・・マスキング治具 23b・・・治具の凹部 25・・・フオームラバー 27・・・ポリウレア層 22a・・・凹凸部分の端部 23a・・・治具の見切り部 24・・・テフロンコート層 26・・・塗布ガン 30・・・ポリウレア材料 第1図 第 図 / 第 図 (4ン
子を工程順を追って示す概略図、第2図は、第1図に示
される方法により製造された樹脂成形品を示す正面図、 第3図は、第2図の樹脂成形品の一部を拡大して示す斜
視図である。 10・・・バンパー 11・・・凹凸形状部2
0・・・下型 21・・・上型22・・・
下型の凹凸部分 23・・・マスキング治具 23b・・・治具の凹部 25・・・フオームラバー 27・・・ポリウレア層 22a・・・凹凸部分の端部 23a・・・治具の見切り部 24・・・テフロンコート層 26・・・塗布ガン 30・・・ポリウレア材料 第1図 第 図 / 第 図 (4ン
Claims (2)
- (1)成形型を用いた射出成形法により、表面に凹凸形
状部を有する樹脂成形品を製造する方法であって、 前記型を開いた状態で、前記凹凸形状部を成形する型の
凹凸部分に反応硬化性樹脂をモールドコートし、 その際このモールドコートの端部を、前記凹凸部分の端
部で離型し始めるようにして成形型から離しておき、 次いで型締して、射出成形を行なうことを特徴とする樹
脂成形品の製造方法。 - (2)前記成形型に、該凹凸部分の端部で見切るマスキ
ング治具を配しておき、 前記反応硬化性樹脂を、このマスキング治具の上に延び
る状態でモールドコートすることにより、該モールドコ
ートの端部を前記成形型から離すことを特徴とする請求
項1記載の樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2102011A JPH041011A (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 樹脂成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2102011A JPH041011A (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 樹脂成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041011A true JPH041011A (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=14315826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2102011A Pending JPH041011A (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 樹脂成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH041011A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5605051A (en) * | 1991-04-26 | 1997-02-25 | Nippondenso Co., Ltd. | Automotive air conditioner having condenser and evaporator provided within air duct |
US5642627A (en) * | 1991-04-26 | 1997-07-01 | Nippondenso Co., Ltd. | Automotive air conditioner having condenser and evaporator provided within air duct |
US5685162A (en) * | 1991-04-26 | 1997-11-11 | Nippondenso Co., Ltd. | Automotive air conditioner having condenser and evaporator provided within air duct |
US5782102A (en) * | 1992-04-24 | 1998-07-21 | Nippondenso Co., Ltd. | Automotive air conditioner having condenser and evaporator provided within air duct |
US6430951B1 (en) | 1991-04-26 | 2002-08-13 | Denso Corporation | Automotive airconditioner having condenser and evaporator provided within air duct |
CN107969976A (zh) * | 2016-10-25 | 2018-05-01 | 爱信精机株式会社 | 便座/便盖的制造方法及座便装置 |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP2102011A patent/JPH041011A/ja active Pending
Cited By (10)
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