JP2530626Y2 - シャッターの施錠装置 - Google Patents

シャッターの施錠装置

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JP2530626Y2
JP2530626Y2 JP7744090U JP7744090U JP2530626Y2 JP 2530626 Y2 JP2530626 Y2 JP 2530626Y2 JP 7744090 U JP7744090 U JP 7744090U JP 7744090 U JP7744090 U JP 7744090U JP 2530626 Y2 JP2530626 Y2 JP 2530626Y2
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JP
Japan
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shutter
latch
latch bars
slat
bars
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JP7744090U
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JPH0436098U (ja
Inventor
基泰 坂井
宏 奥住
敦 三浦
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三和シャッター工業株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シャッターを閉鎖した時にそのシャッター
の左右両側端と対峙して設けた受座に、左右一対のラッ
チバーの先端部が自動的に掛止されるシャッターの施錠
装置に関する。
〔従来の技術〕
いわゆる高所作業トラックの荷台には、電柱にトラン
スを設置したり、その交換工事や電話線の敷設工事を行
う作業用リフトの他に、工具キャビネットが設けられて
いる。
そして、このキャビネットには、荷台の外側から工具
を出し入れできるようにシャッターが設けられ、このシ
ャッターの施錠装置として、全閉したときに自動的にラ
ッチバーを掛けることができ、また、開放するときは簡
単にそのラッチバーを外すことができ、しかも、キー操
作により必要に応じて施錠することができるものが要望
されていた。
そこで、本考案者らは、第3図に示すようなシャッタ
ーの施錠装置を試作した。
第3図は、キャビネットの開口部を開閉するシャッタ
ーSの要部を示し斜視図であって、座板を形成するスラ
ットPの裏面に沿って左右方向に摺動可能に設けられた
左右一対のラッチバー31R及び31Lが、シャッターSを全
閉した時にそのシャッターSの左右両端側と対峙して設
けた受座32R及び32Lに先端部が掛止されるように付勢さ
れている。
したがって、シャッターSを下ろして閉鎖すると、ラ
ッチバー31R及び31Lの先端部が受座32R及び32Lに自動的
に掛止される。
また、ラッチバー31R及び31Lの他端側には、スラット
Pに穿設された長孔33R及び33Lを介して、操作ノブ34R
及び34Lが穿設され、正面側からの手動操作により受座3
2R及び32Lとの係合を外してシャッターSを開くことが
できるようにした。
さらに、スラットPの裏面側には、従来一般のキー装
置36を設け、シャッターSの正面側からのキー操作によ
りカム35を回転させて、片方のラッチバー31Rを受座32R
に掛止させた状態でロックできるようにした。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、通常のキー装置36では片方のラッチバ
ー31Rしかロックできないので、他方のラッチバー31Lは
フリーな状態にある。したがって、他方のラッチバー31
Lと受座32Lとの係合を外し、シャッターSとガイドレー
ルとの隙間を利用してシャッターS全体を左側にずらせ
ば、キー装置36を施錠したままシャッターSをこじ開け
ることができるという問題が判明した。
また、ラッチバー31R及び31Lを摺動させる操作ノブ34
R及び34Lを案内するために設けた左右一対に長孔33R及
び33Lから雨水や埃が直接侵入して、キャビネット内に
収納された工具等が錆びたり汚れたりするという問題が
あった。
そこで、本考案は、シャッターSを閉鎖したときに自
動的にラッチバー31R及び31Lを受座32R及び32Lに掛止す
ることができると共に、開放するときはラッチバー31R
及び31Lをワンタッチで簡単に外すことができるのは勿
論のこと、キー操作により左右両方のラッチバー31R及
び31Lを確実にロックすることができ、しかも、長孔33R
及び33Lから雨水や埃がキャビネット内に入らないよう
にすることを課題としている。
〔課題を達成するための手段〕 この課題を達成するために、本考案は、シャッターを
全閉した時にそのシャッターの左右両端側と対峙して設
けた受座に先端部が掛止されるように付勢された左右一
対のラッチバーと、キー操作により前記ラッチバーの付
勢方向に左右のロックアームを延ばして各ラッチバーを
前記各受座に掛止させた状態でロックするキー装置とか
ら成り、前記各ラッチバーが、シャッターの座板を形成
するスラットの裏面に沿って摺動可能に配設されると共
に、これら各ラッチバーには、夫々の付勢方向に延ばさ
れた前記各ロックアームの先端部に当接するストッパが
設けられ、前記座板を形成するスラットには、当該スラ
ットと前記各ラッチバーとが常時重なり合う部分に、こ
れら各ラッチバーを摺動させる操作ノブを案内する長孔
が穿設されていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、シャッターを全閉した時に、座板の
裏面に摺動可能に設けられた左右一対のラッチバーがシ
ャッターの左右両端側と対峙して設けた受座に先端部が
掛止されるように付勢されているので、シャッターを下
ろすだけで受座に自動的に掛け止められる。
また、ラッチバーの操作ノブを、シャッター正面側か
ら操作することにより、簡単にラッチバーと受座の係合
を外すことができる。
さらに、各ラッチバーを各受座に掛止させた状態で、
キー操作により左右のロックアームをラッチバーの付勢
方向に延ばすことができ、その先端部が各ラッチバーに
設けられた形成されたストッパに当接されるので、左右
両方のラッチバーを確実にロックすることができる。
さらにまた、シャッターの座板には、当該座板と各ラ
ッチバーとが常時重なり合う部分に、ラッチバーを摺動
させる操作ノブを案内する長孔が穿設されているので、
長孔は板部の裏面側からラッチバーで覆われることとな
り、雨水や埃が長孔にかかってもラッチバーで遮られシ
ャッターの内側に直接侵入することがない。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。
第1図は本考案を示す斜視図、第2図はその背面図で
ある。
図中1R及び1Lは、スラットを上下に連設して成るシャ
ッターSを全閉した時に、そのシャッターSの左右両端
側と対峙して設けた受座2R及び2Lに先端部が掛止される
ようにスプリング3及び3で付勢された左右一対のラッ
チバーである。
ラッチバー1R及び1Lは、シャッターSの座板を形成す
るスラットPの裏面に沿って摺接した状態で左右に移動
可能に配設されると共に、キー操作4のロックアーム5R
及び5Lが延ばされた時に、各ロックアーム5R及び5Lの先
端部に当接するストッパ6R及び6Lが設けられている。
前記ロックアーム5R及び5Lには、スラットPの正面側
からのキー操作により回転されるピニオン9と咬合する
ラック10及び10が形成され、ピニオン9の回転によりラ
ッチバー1R及び1Lの付勢方向に延ばされて、各ラッチバ
ー1R及び1Lを前記各受座2R及び2Lに掛止させた状態でロ
ックするように成されている。
また、スラットPには、当該スラットPと各ラッチバ
ー1R及び1Lとが常時重なり合う部分に、これら各ラッチ
バー1R及び1Lを摺動させる操作ノブ7R及び7Lを案内する
ための長孔8R及び8Lが穿設され、長孔8R及び8Lがラッチ
バー1R及び1LによりスラットPの裏面側から覆われてい
る。
なお、ラッチバー1R及び1Lは、シャッターSの降下に
従い受座2R及び2Lのテーパ面2aに押されてスラットP内
にスムーズに摺動されるように、その先端下側が斜めに
切断されている。
また、各受座2R及び2Lは、シャッターSを閉鎖した時
にラッチバー1R及び1Lがその係合部2bに掛け止められる
位置に取り付けられている。
以上が本考案の一例構成であって、次にその作用につ
いて説明する。
まず、シャッターSが開放されているとき、ラッチバ
ー1R及び1Lは、スプリング3及び3により夫々外側に突
出する方向に付勢されている。
ここで、シャッターSを下降させると、ラッチバー1R
及び1Lの先端が受座2R及び2Lのテーパ面2aに当たり、ス
プリング3及び3の弾撥力に抗して押し込まれる。
そして、シャッターSが閉鎖したときに、スプリング
3及び3の弾撥力によってラッチバー1R及び1Lが受座2R
及び2Lの各係合部2b内に突出され自動的に掛け止められ
る。
したがって、シャッターSを降ろすだけで各ラッチバ
ー1R及び1Lが各受座2R及び2Lに係合することとなる。
次いで、シャッターSを開放するときは、スラットP
の正面側からの手動操作により左右の操作ノブ7R及び7L
を中央に引き寄せるように摺動させると、ラッチバー1R
及び1Lがスプリング3及び3の弾撥力に抗してスラット
P内に収容され、ラッチバー1R及び1Lと受座2R及び2Lと
の係合が外れた状態となる。
したがって、この状態でシャッターSを上に持ち上げ
れば、簡単に開けることができる。
なお、操作ノブ7R及び7Lを左右方向に摺動可能に案内
する長孔8R及び8Lは、スラットPの裏面側からラッチバ
ー1R及び1Lによって覆われているので、雨水が埃がキャ
ビネット内に侵入することがない。
一方、シャッターSを施錠するときは、シャッターS
を閉じてラッチバー1R及び1Lを受座2R及び2Lに掛け止め
た後、正面側に設けられたキー穴4aにキーを押し込んで
回転させると、ピニオン9及びラック10,10を介して、
各ロックアーム5R及び5Lが左右に伸長され、ラッチバー
1R及び1Lに取り付けられたストッパ6R及び6Lに当接され
る。
したがって、この状態で操作ノブ7R及び7Lを操作しよ
うとしても、ラッチバー1R及び1Lに取り付けられたスト
ッパ6R及び6Lがロックアーム7R及び7Lに当たっているた
め、受座2R及び2Lとの係合を外すことができない。
また、ラッチバー1R及び1Lの両方ともロックされるの
で、片方のラッチバーのみがロックされる場合と異な
り、施錠状態では決してシャッターSを開放することは
できず、盗難を確実に防止することができる。
そして、解錠するときは、逆方向にキーを回転させれ
ば、ラッチバー1R及び1Lのストッパ8R及び8Lに当接され
ていたロックアーム5R及び5Lが収縮され、ロックが解か
れる。したがって、その後、操作ノブ7R及び7Lを自由に
操作して、シャッターSを開放することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、シャッターを閉
じるだけで、左右のラッチバーが各受座に自動的に掛け
止められると同時に、操作ノブを引き寄せれば簡単に受
座との係合が外れて簡単にシャッターを開くことができ
るという効果を有する。
また、キー操作により左右のロックアームを各ラッチ
バーの付勢方向に延ばして、左右両側のラッチバーに形
成された各ストッパに当接させ、ロックするように成さ
れているので、左右両方のラッチバーを確実に施錠する
ことができるという効果を有する。
さらに、座板を形成するスラットと各ラッチバーとが
常時重なり合う部分に、ラッチバーを摺動させる操作ノ
ブを案内する長孔が穿設されているので、長孔は板部の
裏面側からラッチバーで覆われることとなり、雨水や埃
が長孔にかかってもラッチバーで遮られ、シャッターの
内側に直接侵入することを防止できるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す斜視図、第2図はその背面
図、第3図は従来例を示す斜視図である。 符号の説明 S……シャッター、P……スラット、1R,1L……ラッチ
バー、2R,2L……受座、4……キー装置、5R,5L……ロッ
クアーム、6R,6L……ストッパ、7R,7L……操作ノブ、8
R,8L……長孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッター(S)を全閉した時にそのシャ
    ッター(S)の左右両端側と対峙して設けた受座(2R,2
    L)に先端部が掛止されるように付勢された左右一対の
    ラッチバー(1R,1L)と、キー操作により前記ラッチバ
    ー(1R,1L)の付勢方向に左右のロックアーム(5R,5L)
    を延ばして各ラッチバー(1R,1L)を前記各受座(2R,2
    L)に掛止させた状態でロックするキー装置(4)とか
    ら成り、前記各ラッチバー(1R,1L)が、シャッター
    (S)の座板を形成するスラット(P)の裏面に沿って
    摺動可能に配設されると共に、これら各ラッチバー(1
    R,1L)には、夫々の付勢方向に延ばされた前記各ロック
    アーム(5R,5L)の先端部に当接するストッパ(6R,6L)
    が設けられ、前記座板を形成するスラット(P)には、
    当該スラット(P)と前記各ラッチバー(1R,1L)とが
    常時重なり合う部分に、これら各ラッチバー(1R,1L)
    を摺動させる操作ノブ(7R,7L)を案内する長孔(8R,8
    L)が穿設されていることを特徴とするシャッターの施
    錠装置。
JP7744090U 1990-07-23 1990-07-23 シャッターの施錠装置 Expired - Lifetime JP2530626Y2 (ja)

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JPH0436098U JPH0436098U (ja) 1992-03-26
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JP4522745B2 (ja) * 2004-04-08 2010-08-11 文化シヤッター株式会社 開閉装置の開錠装置

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