JP2530165Y2 - ボビン巻取り装置のボビン保持機構 - Google Patents

ボビン巻取り装置のボビン保持機構

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JP2530165Y2
JP2530165Y2 JP6999290U JP6999290U JP2530165Y2 JP 2530165 Y2 JP2530165 Y2 JP 2530165Y2 JP 6999290 U JP6999290 U JP 6999290U JP 6999290 U JP6999290 U JP 6999290U JP 2530165 Y2 JP2530165 Y2 JP 2530165Y2
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幸弘 三谷
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はもと糸を機械的にボビンに巻き取るボビン
巻き取り装置におけるボビン保持機構に関する。
(従来の技術) 例えばししゅう糸のように複数本のもと糸をよりかけ
ずに一本の糸束に集束しボビンに巻き取るに際して、従
来では、もと糸を手で持ち束ね集束させながらボビンに
巻き取っていた。しかしながら、人の手によって糸の巻
取りを行なう場合には、多数本の糸に同じように一定の
テンションを加えることが困難で、部分的に「たるみ」
や「つれ」を生じ、その商品価値を損ねるという問題が
起きていた。
そこで、本考案者は、このような糸の巻取り、特に複
数本の糸を一定のテンションで均一に巻き取るための機
械装置を提案した。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、この種のボビン巻取り装置においては、必
ずしも常に同大のボビンが使用されるとはかぎらず、一
般には大小2つのボビンが使用されることに鑑み、これ
ら大小のボビンに対してワンタッチで簡単かつ容易に対
応できるボビン保持機構を提案するもである。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案は、ボビン回転シャフトに取付け
られたボビン受け部材とボビン保持部材のボビン押圧部
の間にボビンを圧締保持して糸を巻き取るようにしたボ
ビン巻取り装置において、前記ボビン回転シャフトの先
端に小ボビンのための細軸部および前記細軸部に大ボビ
ンのための太軸部を段部を介して形成するとともに、前
記ボビン受け部材の一方の端部に前記細軸を挿通する小
径孔部、および他方の端部に前記太軸部を挿通する大径
孔部を段部を介して貫設したことを特徴とするボビン巻
取り装置のボビン保持機構に係る。
(実施例) 以下添付の図面に添ってこの考案を詳細に説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示すボビン巻き取り装
置の一部を切欠いて表わした平面図、第2図はその要部
の正面図、第3図は本体ケースの内部構造を表わした概
略側面図、第4図はボビン保持部に小ボビンを取付けた
状態の要部の断面図、第5図は同じく大ボビンを取付け
た状態の要部の断面図、第6図はボビンの斜視図であ
る。
第1図の実施例に示したボビン巻き取り装置10は、複
数のもと糸S1,S2,S3,S4…を単一の糸束Sに集束してボ
ビン71に巻取るもので、同図に示すように、もと糸ホル
ダー11,11、糸かけガイド13,13、第1集束ガイド20、第
2集束ガイド25、押えバネ30、フリーロー40、トラバー
サ50、ボビン巻り取り部70とから構成されている。
もと糸ホルダー11,11は本体ケース10Aの両側面に設け
られ、複数本の差込軸12,12…が形成され、所望個数
(実施例では10個)のもと糸ボビン14,14…が前記差込
軸12に取付けられている。
糸かけガイド13,13は本体ケース10A上部両側端部に設
けられていて、前記もと糸ボビン14から引き出されたも
と糸S1,S2,S3…S9,S10が一本づつ挿通される複数個の孔
13a,13a…を有している。糸かけガイド13の孔13aを経て
各もと糸S1,S2,S3…は第1集束ガイド20へ導かれる。
この第1集束ガイド20は、本体ケース10Aの正面上部
に設けられていて、前記糸かけガイド13,13から導かれ
た各もと糸S1,S2,S3…が挿通される複数の孔20a,20a…
を有し、前記糸かけガイド13から導かれたもと糸S1,S2,
S3…の間隔をせばめて集束しやすくする。
第1集束ガイド20によって間隔をせばめられたもと糸
S1,S2,S3…は、さらに第2集束ガイド25の孔部25a,25a
…に挿通されて図のようにほぼ単一の糸束に近い状態に
集められる。
第2集束ガイド25によって集束されたものと糸の束
(集束糸S)は押えバネ30によって一定のテンションが
かけられる。
押えバネ30は、集束糸Sを押圧する皿バネ部31、軸3
2、バネ33、調圧部34から構成されている。前記皿バネ
部31は固定皿部31aと可動皿部31bとからなり、可動皿部
31bは軸32に巻着されたバネ33によって付勢されてい
る。また、調圧部34は調節つまみ34aとバネ圧調整部34b
とからなり、前記調節つまみ34aを回動することにより
バネ圧調整部34bが前進後退して軸32に巻着されている
バネ33を圧縮、弛緩してそのバネ圧が調節される。
集束糸Sはこの押えばね30の固定皿部31aと可動皿部3
1bとの間を通されて一定のテンションが加えられる。こ
のテンションンは巻き取る糸の材質や太さによって適宜
設定される。
フリーローラ40は、これに集束糸Sを巻き回しするこ
とによって、集束糸Sの全体が均一な力で引張されるよ
うに、その表面が適度な弾性と摩擦力を有するウレタン
樹脂等の弾性プラスチックで表面処理されている。この
フリーローラ40によって、集束糸Sの全体が均一な力で
引張され、前記押えばね30による集束糸Sへのテンショ
ンンが均一になる。符号41は自由回転軸、42はベアリン
グ軸受けである。
一定のテンションが加えられた集束糸Sはトラバーサ
50を経て巻き取りボビン71に巻き取られる。
トラバーサ50はトラバースシャフト51に取付けられた
糸送り部52が巻き取りボビン71の巻き距離間を往復運動
して、集束糸Sを該巻き取りボビン71の胴部に均一に糸
を巻きつけるものである。第1図において、符号53は糸
保持ピン、54は糸送り孔である。
トラバースシャフト51の駆動機構は第1図および第3
図に図示される。すなわち、トラバースシャフト51は、
第3図から明らかなように、連結ロッド60を経てクラン
クアーム61の長溝部62に調節自在に連結されている。ク
ランクアーム61はピン63によって支持部材64に枢着さ
れ、その後端にはコロ65が設けられている。カム66は公
知のハートカム機構であって、ハート状のカム溝67を有
し、該カム66の回転によりクランクアーム61のコロ65が
カム溝67と摺接し、クランクアーム61が揺動運動をする
ようになっている。図の符号68はモータ、69はチェーン
で前記モータ68の回転運動を前記カム66に伝達してい
る。第1図の符号69a,69bはスプロケットである。
一方、この考案に係るボビン巻き取り部70は、巻き取
りボビン71、ボビン回転シャフト72、ボビン受け部材7
3、ボビン保持部材74から構成されている。
巻き取りボビン71は、ボビン回転シャフト72の先端の
細軸部72Aに挿通されたボビン受け部材73と、ボビン保
持部材74のボビン押圧部81の間に圧締されて配置され
る。
まず、ボビン回転シャフト72は、第1図および第3図
から明らかなように、本体ケース10A内に装着されたモ
ータ82およびチェーン83によって所望回転数によって回
転される。符号83a,83bはスプロケット、84および85は
軸受けである。
このボビン回転シャフト72の先端72Aには、第4図お
よび第5図に図示したように、小ボビン71Sのための細
軸部101および前記細軸部の内側に大ボビン71Lのための
太軸部102が段部103を介して形成されている。なお、図
の符号108は小ボビン差込軸、109は大ボビン差込軸であ
る。
ボビン受け部材73は、図のように、ウレタン樹脂等の
弾性体からなるロールによって構成されており、このボ
ビン受け部材73の一方の端部には前記ボビン回転シャフ
ト72の細軸部101を挿通する小径孔部111、および他方の
端部には前記回転シャフト72の太軸部102を挿通する大
径孔部112が段部113を介して貫設されている。
ボビン保持部材74は、第1図のように、保持プレート
75の両端に設けられた筒部76,76が本体ケース10Aに突設
された2本の保持シャフト77,77に沿って摺動すること
によって、所望の間隔でボビン71を圧締保持することが
できる。符号78は止めネジである。
ボビン押圧部81は、保持プレート75を貫通する軸79に
巻着されたばね80によて付勢されてボビン71を押圧す
る。
そして、第4図および第5図の図から明らかなよう
に、ボビンの大小71S,71Lに応じて、前記ボビン受け部
材73の端部を反対にしてボビン回転シャフト72に取付け
られる。すなわち、小ボビン71Sの場合には、第4図の
ように、受け部材73の大径孔部112を先端側にして、小
径孔部113にシャフトの細軸部101を挿通し、その段部10
3を受け部材73の後端に当接せしめる。つまり受け部材7
3は小ボビン71Sのために前側に配置される。
これに対して大ボビン71Lの場合には、第5図のよう
に、受け部材73の大径孔部112を後側にしてその大径孔
部112に太軸部102を挿通する。この場合には、シャフト
の段部103に受け部材73の孔段部113が当接し、受け部材
73は後側に配置され、大ボビン71Lを配置することがで
きるようになる。
なお、ボビン71S,71Lは、ともに第6図に符号71とし
て示すように、巻取り胴部121と両端のフランジ部122、
および巻取り胴部内側の差込孔部25より構成され、フラ
ンジ部122の巻取り胴部121近傍には糸Sの先端部を挿通
する糸挿通孔125が形成されている。そして、この例で
は、糸先端部を該糸挿通孔125に通し前述のボビン保持
部70に装着することによって、図のように糸先端部はボ
ビン71のフランジ部122と受け部材73間に圧着されワン
タッチで固定され、以後の巻取りを行なうことができる
ようになっている。
(効果) 以上図示した説明したように、この考案によるボビン
巻き取り装置のボビン保持機構によれば、大小2つのボ
ビンに対して単にボビン受け部材の向きを変えるだけ
で、極めて簡単かつ容易にワンタッチで対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すボビン巻き取り装置
の一部を切欠いて表わした平面図、第2図はその要部の
正面図、第3図は本体ケースの内部構造を表わした概略
側面図、第4図はボビン保持部に小ボビンを取付けた状
態の要部の断面図、第5図は同じく大ボビンを取付けた
状態の要部の断面図、第6図はボビンの斜視図である。 10……ボビン巻き取り装置、20……第1集束ガイド、25
……第2集束ガイド、30……押えバネ、40……フリーロ
ーラ、50……トラバーサ、70……ボビン巻き取り部、7
1,71S,71L……ボビン、81……ボビン押圧部、101……細
軸部、102……太軸部、111……小径孔部、112……大径
孔部、121……巻取り胴部、122……フランジ部、125…
…糸挿通孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビン回転シャフト(72)に取付けられた
    ボビン受け部材(73)とボビン保持部材(74)のボビン
    押圧部(81)の間にボビン(71)を圧締保持して糸を巻
    き取るようにしたボビン巻取り装置において、 前記ボビン回転シャフト(72)の先端に小ボビンのため
    の細軸部(101)および前記細軸部の内側に大ボビンの
    ための太軸部(102)を段部(103)を介して形成すると
    ともに、前記ボビン受け部材(73)の一方の端部に前記
    細軸部を挿通する小径孔部(111)、および他方の端部
    に前記太軸部を挿設する大径孔部(112)を段部(113)
    を介して貫設したことを特徴とするボビン巻取り装置の
    ボビン保持機構。
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DE102007018660A1 (de) * 2007-04-20 2008-10-23 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Spulvorrichtung für eine Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
JP2019001603A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 村田機械株式会社 糸巻取装置

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