JP2892387B2 - 線材の磨き方法 - Google Patents

線材の磨き方法

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JP2892387B2
JP2892387B2 JP1204191A JP20419189A JP2892387B2 JP 2892387 B2 JP2892387 B2 JP 2892387B2 JP 1204191 A JP1204191 A JP 1204191A JP 20419189 A JP20419189 A JP 20419189A JP 2892387 B2 JP2892387 B2 JP 2892387B2
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polishing member
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信行 窪川
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば光ファイバの芯線などの線材に付着
している被覆用のシリコンなどを清浄に磨き取るための
方法の改良に関する。
〔従来の技術〕
この種の磨き装置は、例えば特開昭64−11756号公報
に開示されている。その公報の技術は、筒状の回転体の
内部に数本の糸状磨き部材および線材を挿入し、回転体
を回転させながら糸状磨き部材を一方向に移送し、この
糸状磨き部材で線材の外周面を磨くようにしている。
〔従来技術の課題〕
上記装置によると、狭いところに線材を挿入するの
で、作業性が悪く、磨き部材の連続的な移送のため、そ
の使用量が多く、不経済であり、また使用中に頻繁にボ
ビンの交換作業が必要となる。
また、回転体および糸状磨き部材の回転によって、線
材にねじりモーメントが掛かりやすく、このねじりモー
メントの防止のために、線材に対する糸状磨き部材の接
触圧力が可能な限り小さく設定されており、接触圧力不
足によって、充分な磨き作用が得られない。
さらに、線材の外径が変化すると、回転体の孔の大き
さも変えなければならず、このため各種の外径の線材に
対し広範囲に使用できなくなる。
〔発明の目的〕
したがって、本発明の目的は、線材挿入が容易で、糸
状の磨き部材の使用量を可能な限り減らし、また磨き時
に線材にねじりモーメントを掛けないようにし、さらに
線材の直径や糸状の磨き部材の太さの変化に対しても広
範囲に使用できるようにすることである。
〔発明の解決手段〕
上記目的の下に、本発明は、線材保持部材によよって
磨き対象の線材を保持するとともに、この線材の両側位
置で回動部材によって複数の糸状の磨き部材を並べて張
り、この線材と上記糸状の磨き部材とを移動手段によっ
て線材の方向に相対的に移動可能な状態としている。
〔発明の作用〕
磨き作業時に、回動部材が線材を中心として回動する
ことによって、各磨き部材が線材の外周に(1/磨き部材
の本数)回以上巻き付けられる。この回動部材の回転に
よって、磨き部材を一定の張力で線材に巻き付けるた
め、磨き部材は、所定の接触圧力で線材の外周面に巻き
付けられる。この状態で、移動手段は、線材および磨き
部材のうち、いずれか例えば磨き部材を線材の中心線の
方向へ移動させる。これによって、磨き部材は、線材の
外周面を磨きながら母線方向に滑り移動し、その外周面
を磨いて、シリコンなどの付着物を除去していく。
〔実施例〕
第1図は、本発明の方法による線材の磨き装置1を示
している。
線材の磨き装置1は、線材保持部2、回動部材3、糸
状の磨き部材4および移動手段5によって組み立てられ
ている。
線材保持部2は、磨き対象の線材6を定位置で保持す
るために機台7の上に取り付けられており、保持孔8の
内部で線材6を保持し、止めねじ9によって固定し、線
材6を所定の位置決め状態で保持する。また、回動部材
3は、複数すなわち2本以上の糸状の磨き部材4を孔な
どの係止部11で保持し、回転運動によって、各磨き部材
4を線材6の外周に巻き付けるためのものであり、例え
ば円板状で、回転案内部12の内部で線材6に対して垂直
のまま回転自在として、送りテーブル10の上に設けられ
ている。なお、この回動部材3に対する回転力は、外部
から手動によって与えるか、またはモータおよび歯車な
どの駆動手段によって与えられる。
そして、糸状の磨き部材4は、木綿糸などであり、一
対の供給用のリール13から一対の案内ローラ15を経て係
止部11の内部に通され、さらに一対の案内ローラ16を経
て、巻取り用のリール14に張り渡されている。このよう
にして、2本の磨き部材4は、線材6を対称軸としてほ
ぼ対称な状態で配置されている。これらのリール13、14
は、それぞれ垂直方向のリール軸18、19によって送りテ
ーブル10の上で保持されており、また同様に案内ローラ
15、16などもそれぞれの軸受け部分で所定の配置で送り
テーブル10に保持されている。
このようにして2本の磨き部材4は、線材6の先端近
くにおいて、最初に線材6の延在方向に並べて張った状
態にあり、一端で送りテーブル10に対し定位置に保持さ
れ、他端で回動部材3により線材6の中心線を中心とし
て回転可能となっている。
また、移動手段5は、線材6に対し磨き部材4を相対
的に移動させるものであり、機台7の上の線材6の方向
の角型案内レール20および案内レール20に沿って、滑り
移動可能な送りテーブル10によって組み立てられてい
る。この結果、固定的な線材保持部2に対し送りテーブ
ル10が相対的に移動することになるが、この送りテーブ
ル10の移動は、線材保持部2とストッパ22との移動範囲
で、手動によって行うか、または送りモータ、送りねじ
ユニット、位置センサーなどを利用し、電動によって行
うものとする。
磨き作業時に、操作者は、磨き対象の線材6の先端を
保持孔8の内部から適切な量だけ挿入し、線材6の被覆
部分を止めねじ9によって締め付け、線材保持部2に固
定する。なお磨き対象の線材6の先端は、被覆を剥ぎと
った状態となっており、線材6にはシリコンなどの材料
が付着状態となっている。準備段階で、磨き部材4は、
第1図で実線で示し、また第2図で大きく示すように、
線材6の中心線を対称軸として、ほぼ対称な状態に配置
されている。
この後、操作者は、第3図に示すように、手動によっ
て、または電動によって回動部材3を360゜以上回転さ
せることにより、線材6を境として、それぞれの側の磨
き部材4を異なる側に移動させる。これによって、2本
の磨き部材4は、線材6の位置で交差し、線材6の外周
面に半巻き以上巻き付けられる。
この結果、線材6は、四方からあたかもたすき掛け状
態の磨き部材4によって安定保持される。このとき、こ
れらの磨き部材4は、所定の接触圧力で線材6の外周面
に接することになる。この接触圧力は、回動部材3の回
転の前後で、磨き部材4の張り渡し経路の増加によって
与えられる。または、案内ローラ15、16のいずれかを移
動させて圧力を与えてもよい。
この後、操作者は、送りテーブル10を第1図で左の方
向に移動させる。この移動時に、磨き部材4は、送りテ
ーブル10の移動とともに、線材6に対する巻き付け位置
を移動させ、線材6の外周面に付着しているシリコンな
どを除去するとともに、その表面を清浄に磨き上げて行
く。なお、この送りテーブル10は、既に述べたように、
手動によって、または送りモータや送りねじユニットな
どによって自動的に送られ、後退位置から前進位置のス
トッパ22まで移動して停止する。この移動途中で磨き部
材4は線材6の先端まで移動して外れ、これで磨きが完
了し、さらに移動して停止する。前進位置まできた時点
で、回動部材3に巻き戻し方向の回転を与えると、磨き
部材4は、初期の位置に戻って、線材6に対してほぼ平
行な状態となる。
この後、送りテーブル10は、前進位置から後退位置ま
で移動し、後退位置で停止する。
このような磨き動作は、1回または必要に応じ、数回
行うことによって、線材6の外周面を完全に磨き上げて
行く。そして、磨き完了後に、線材6は、線材保持部2
から外され、光ファイバコネクタなどに組み込まれる。
〔他の実施例〕
なお上記実施例は、供給側の一対のリール13を直接送
りテーブル10の上で支持しているが、これらの供給用の
リール13は、第4図に示すように、回動部材3側の部分
で保持するようにしてもよく、この場合、案内ローラ15
は係止部11を兼ねることになる。
また、移動側の部分は、磨き部材4でなく、線材保持
部2であってもよい。
〔他の利用例〕
上記実施例は、光ファイバなどの線材6の表面を磨く
ものとして示されているが、この磨き対象は、楕円、角
シャフトなどの棒状の材料の表面を磨いたり、また錆を
落としたり、さらに木の枝などの皮むきなどに利用する
こともできる。
〔発明の効果〕
本発明では、下記の特有の効果が得られる。
線材の挿入時に、複数の磨き部材は離れているので挿
入作業が容易で線材の先端を引かけて曲げたりすること
が無い。
磨き動作時に、磨き部材が移動しないため、その使用
量が少なく、頻繁な磨き部材の送り作業が省略できる。
磨き動作時に、磨き部材が回転しないため、線材にね
じりモーメントが発生せず、材料変形のない状態で磨き
動作が進められる。
また、線材が複数の磨き部材によって所定の張力で保
持され、また保持状態で常に複数の磨き部材の張力がバ
ランスしているため、均一な接触圧力が得られ、磨き動
作の仕上がり状態が良好となる。
さらに、線材に対して複数の磨き部材が等角に配置さ
れており、巻き付け時に、線材に対して等角に配置し対
向して接触圧が発生するので、同様に磨き動作の仕上が
り状態が良好となる。
しかも、複数の磨き部材が線材の全周にわたり巻き付
くため、磨き部材を線材6を中心として回転させなくて
も、線材の全周にわたり磨き残しがなく、確実な磨き動
作が行える。
磨き作業の準備段階で、磨き部材が線材に巻き付けら
れた状態で接触するため、線材の断面積や直径が変化し
たとしても、その変化に対し磨き部材の長さの変化や内
部張力の変化によって柔軟に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法による線材の磨き装置の平面図、
第2図および第3図は磨き動作時の要部の拡大平面図、
第4図は他の実施例の要部の平面図である。 1……線材の磨き装置、2……線材保持部、3……回動
部材、4……糸状の磨き部材、5……移動手段、6……
線材、7……機台、8……保持孔、9……止めねじ、10
……送りテーブル、11……係止部、12……回転案内部、
13……供給用のリール、14……巻取り用のリール。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材を保持する線材保持部と、上記線材の
    中心線を中心として回転する回動部材と、この回動部材
    に形成され上記回動中心より離間した位置に設けられた
    複数の係止部と、一端で定位置に保持され他端で1つの
    係止部に係止され最初の状態で上記線材の延在方向に並
    べて張った複数の糸状の磨き部材と、上記線材と上記磨
    き部材とを上記線材方向に相対移動させる移動手段とを
    具備し、 上記回動部材が上記線材保持部の中心を回転中心として
    回動することにより、上記複数の糸状の磨き部材を上記
    線材の一方側にある状態から上記線材の外周に巻き付い
    て上記線材の全周に巻き付く状態とし、上記線材および
    上記糸状の磨き部材のうちいずれかを上記線材の中心線
    方向に相対移動させて、上記線材の外周を糸状の磨き部
    材によって磨くことを特徴とする線材の磨き方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4837317U (ja) * 1971-09-06 1973-05-07
JPS512891B2 (ja) * 1971-09-17 1976-01-29

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JPH0373262A (ja) 1991-03-28

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