JP2529569Y2 - ドアロック用アクチュエータ装置 - Google Patents

ドアロック用アクチュエータ装置

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JP2529569Y2
JP2529569Y2 JP2539792U JP2539792U JP2529569Y2 JP 2529569 Y2 JP2529569 Y2 JP 2529569Y2 JP 2539792 U JP2539792 U JP 2539792U JP 2539792 U JP2539792 U JP 2539792U JP 2529569 Y2 JP2529569 Y2 JP 2529569Y2
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lever
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door lock
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JP2539792U
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二三雄 小林
重松  孝一
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、正逆回転可能なモータ
と、モータにより中立位置から正逆回転させられる減速
機構と、減速機構の回転により施錠位置及び解錠位置に
移動させられる作動レバーと、ドアロックの施解錠レバ
ーに連結され、かつ作動レバーにより、施錠位置及び解
錠位置に移動させられる出力レバーとを備えたドアロッ
ク用アクチュエータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような、従来のドアロック用アク
チュエータ装置としては、例えば特開昭60-144479号公
報に開示されているようなものがある。この装置は、モ
ータにより中間減速歯車をほぼ一回転させることによ
り、中間減速歯車に設けたピンが揺動部材の駆動溝内を
係合移動し、それによって、揺動部材の軸部に固着され
た作動レバーが、ピンの移動量に応じて、施錠位置及び
解錠位置に移動させられ、ドアロック装置の施解錠レバ
ーを施錠位置及び解錠位置に移動させるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の装置は、ドアロック装置とアクチュエータとのそ
れぞれの取付位置または連結部材の長さのバラツキ等に
より、ピンが駆動溝内において駆動溝に強く係合して移
動不能になることがないように、アクチュエータの作動
レバーの作動ストロークを、施解錠レバーの作動ストロ
ークより小さく設定する必要がある。そのため、取付状
態等のバラツキが最悪の場合には、施解錠レバーを正規
の施錠位置及び解錠位置に移動させることができなくな
るという問題点がある。
【0004】本考案は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、若干の取付位置の狂いや寸法誤差があ
ったとしても、ドアロック装置の施解錠レバーを確実に
施錠位置及び解錠位置に移動させることができるように
したドアロック用アクチュエータ装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、正逆回転可能なモータと、モータにより
中立位置から正逆回転させられる減速機構と、減速機構
の回転により施錠位置及び解錠位置に移動させられる作
動レバーと、移動範囲がストッパにより制限されたドア
ロックの施解錠レバーに連結され、かつ作動レバーによ
り、施錠位置及び解錠位置に移動させられる出力レバー
とを備えたドアロック用アクチュエータ装置において、
出力レバーのアーム部を移動方向に対して弾性変形可能
にしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】電動操作により減速機構が回動すると、作動レ
バー及び出力レバーは、施錠位置または解錠位置に移動
する。そのとき、ドアロック装置の施解錠レバーがスッ
トパーに当接して正規の解錠位置に移動した後は、出力
レバーのアーム部は、移動方向に対して弾性変形する。
これにより、出力レバーの実質上の作動ストロークを、
ドアロック装置の施解錠レバーの作動ストロークより大
きく設定することができ、アクチュエータ装置及びドア
ロック装置の取り付け位置または連結部材の長さにバラ
ツキがあっても、それらのバラツキを出力レバーのアー
ム部の弾性変形によって吸収することができ、常時、施
解錠レバーを確実に正規の施錠位置及び解錠位置に移動
させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図4において、(1)は、カバー(2)とケ
ース(3)とからなるハウジング内に収納された正逆回転
可能なモータ、(4)は、ケース(3)に軸(5)により枢着
され、モータ(1)の回転軸と一体的に回転するウォーム
(6)に噛合して正逆回転可能な減速機構をなすウォーム
ホイールで、一側面にはピン状の係合部(4a)が突出形
成され、図4に示す中立位置から正逆回転することがで
きる。
【0008】(7)は、基部に形成された軸(7a)によ
り、ケース(3)に揺動可能に枢着された作動レバーで、
ウォームホイール(4)の一側面に重合する側面には、係
合部(4a)が移動可能に係合する連係溝(9)が凹設さ
れ、ウォームホイール(4)の回動による係合部(4a)の
移動によって、図2に示す施錠位置と解錠位置とに移動
することができる。連係溝(9)は、軸(7a)を中心にし
て施解錠レバーの作動ストロークに相当する長さより長
い寸法を有する円弧状の空振り溝部(9a)と、空振り溝
部(9a)の中央から放射方向に延出した係合溝部(9b)と
を有してほぼY字形に形成されている。
【0009】(8)は、基部(8a)が軸(7a)に嵌合される
ことにより、作動レバー(7)と一体的にケース(3)に揺
動可能に枢支された出力レバーで、先端に形成された連
結部(8c)がドアロック装置(10)の施解錠レバー(図示
略)にロッド等の連結部材(11)を介して連結され、施解
錠レバーの施錠位置及び解錠位置への移動に連動して、
図1に示す施錠位置(a1)と解錠位置(b1)とに移動して、
施解錠レバーの作動ストロークに相当する作動ストロー
ク(A)を移動する。また、出力レバー(8)が施錠位置(a
1)及び解錠位置(b1)に移動することにより、作動レバー
(7)も一体になって図1に示す施錠位置及び解錠位置に
移動する。ドアロック装置(10)の施解錠レバーは、ドア
ロック装置(10)の解除操作を不能にする施錠位置と、解
除操作を可能にする解錠位置との間の作動ストロークを
移動可能であって、ドアロック装置に形成された各スッ
トパー(図示略)に当接することにより、施錠位置及び解
錠位置に停止する。出力レバー(8)の基部(8a)から延
出したアーム部(8b)は、施錠方向及び解錠方向への移
動方向に対して弾性変形し得るように断面形状が板状に
形成されている。
【0010】出力レバー(8)がドアロック装置(10)の施
解錠レバーに連結されていないフリーの状態において
は、ウォームホイール(4)の係合部(4a)が空振り溝部
(9a)に位置する中立位置の状態から、ウォームホイー
ル(4)が回動することにより、図2に示すように、係合
部(4a)が連係溝(9)の係合溝部(9b)に進入して係合す
ることにより、作動レバー(7)は、実線及び2点鎖線で
示す施錠及び解除位置に移動するとともに、出力レバー
(8)は、実線で示す施錠位置(a)と2点鎖線で示す解錠
位置(b)に移動することができ、連結部(8c)は、作動レ
バー(7)の作動量に相当する作動ストローク(B)を移動
することができる。すなわち、出力レバー(8)が施解錠
レバーに連結されていないフリーの場合においては、出
力レバー(8)の連結部(8c)の作動ストローク(B)は、
施解錠レバーの作動ストロークに相当する作動ストロー
ク(A)より大きく移動するように設定され、出力レバー
(8)は、施解錠レバーの作動ストロークより余分に移動
することができる。
【0011】(12)は、ウォームホイール(4)とケース
(3)との間に設けられた中立検出スイッチで、ウォーム
ホイール(4)の中立位置を検出して、モータ(1)への給
電を停止して、ウォームホイール(4)を中立位置に停止
させるものである。
【0012】次に、本考案の実施例の作用について説明
する。図1に示すように、ウォームホイール(4)が中立
位置にあって、かつ係合部(4a)が作動レバー(7)の連
係溝(9)の空振り溝部(9a)の一端に位置する施錠状態
において、施解錠レバーに連結された手動用のロックノ
ブを解錠操作することにより、ドアロック装置(10)の施
解錠レバー及びロッド(11)を介して、出力レバー(8)及
び作動レバー(7)は、図1に実線で示す施錠位置(a1)か
ら2点鎖線で示す解錠位置(b1)に移動するとともに、係
合部(4a)が相対的に連係溝(9)の空振り溝部(9a)の一
端から他端に移動する。また、作動レバー(7)及び出力
レバー(8)が解錠位置(b1)に位置する解錠状態からロッ
クノブを施錠操作することにより、係合部(4a)が空振
り溝部(9a)の他端から一端に相対的に移動して、出力
レバー(8)及び作動レバー(7)は、それぞれ施錠位置(a
1)に移動する。従って、減速機構を逆転させることな
く、手動操作を軽快に行うことができる。上述の操作に
より、出力レバー(8)は、施解錠レバーの作動ストロー
クに相当するストローク(A)を移動する。
【0013】図1に実線で示す施錠状態から、車内また
は車外の操作スイッチを解錠操作することにより、モー
タ(1)が正転してウォームホイール(4)が反時計方向に
回動する。ウォームホイール(4)の回動により、図2に
2点鎖線で示すように、係合部(4a)が係合溝(9b)に進
入して係合することにより、作動レバー(7)及び出力レ
バー(8)は、解錠位置(b1)に移動する。そのとき、出力
レバー(8)の連結部(8c)は、作動ストローク(B)を移
動し得るように設定されているが、ドアロック装置(10)
の施解錠レバーがスットパーに当接して正規の解錠位置
に移動した後は、出力レバー(8)のアーム部(8b)が移
動方向に対して余分に設定されたストローク分だけ弾性
変形して、解錠位置(b1)に停止する。その後、ウォーム
ホイール(4)が更に回転して、再び係合部(4a)が空振
り溝部(9a)内に進入してウォームホイール(4)が中立
位置に達することにより、中立検出スイッチ(12)が中立
位置を検出して、モータ(1)への給電を停止してウォー
ムホイール(3)は中立位置に停止する。係合部(4a)が
空振り溝部(9a)に移動すると、作動レバー(7)は、ア
ーム部(8b)の弾性変形分だけ戻って、図1に示す解錠
位置(b1)に復帰して、アーム部(8b)の弾性変形が解除
される。
【0014】また、図1に2点鎖線で示す解錠状態か
ら、操作スイッチを施錠操作すると、モータ(1)が逆転
してウォームホイール(4)が時計方向に回動する。ウォ
ームホイール(4)の回動により、図2に実線で示すよう
に、係合部(4a)が係合溝(9b)に進入して係合すること
により、作動レバー(7)及び出力レバー(8)は、施錠位
置(a1)に移動する。そのとき、ドアロック装置(10)の施
解錠レバーがスットパーに当接して正規の施錠位置に移
動した後は、出力レバー(8)のアーム部(8b)は、移動
方向に対して余分に設定されたストローク分だけ弾性変
形する。その後、ウォームホイール(4)がさらに回転し
て、再び係合部(4a)が空振り溝部(9a)内に進入してウ
ォームホイール(4)が中立位置に達することにより、中
立検出スイッチ(12)が中立位置を検出して、ウォームホ
イール(3)は中立位置に停止する。係合部(4a)が空振
り溝部(9a)に移動することにより、作動レバー(7)
は、アーム部(8b)の弾性変形分だけ戻って、図1に示
す施錠位置(a1)に復帰して、アーム部(8b)の弾性変形
が解除される。
【0015】従って、出力レバー(8)の実質上の作動ス
トローク(B)を、ドアロック装置(10)の施解錠レバーの
作動ストロークに相当する作動ストローク(A)より大き
く設定することができるので、アクチュエータ装置及び
ドアロック装置の取り付け位置または連結部材の長さに
バラツキがあっても、それらのバラツキを出力レバー
(8)のアーム部(8b)の弾性変形によって吸収すること
ができ、常時、施解錠レバーを確実に正規の施錠位置ま
たは解錠位置に移動させることができる。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案は、出力レバーの
アーム部を弾性変形可能にしたことにより、出力レバー
の作動ストロークを、ドアロック装置の施解錠レバーの
作動ストロークより大きく設定することができるので、
確実に施解錠レバーを施錠位置及び解錠位置に移動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における減速機構が中立位置
にあるときの要部の作動説明図である。
【図2】同じく減速機構が回動したときの状態を示す要
部の作動説明図である。
【図3】図2のC−C線断面図である。
【図4】本考案の一実施例におけるカバーを外した状態
のアクチュエータ装置の正面図である。
【図5】同じく背面図である。
【図6】図4におけるD−D線断面図である。
【図7】ドアロック装置とアクチュエータ装置との連係
関係を示す正面図である。
【符号の説明】
(1)モータ (2)カバー (3)ケース (4)ウォームホイ
ール(減速機構) (4a)係合部 (7)作動レバー (8)出力レバー (8a)基部 (8b)アーム部 (8c)連結部 (9)連係溝 (9a)空振り溝部 (9b)係合溝部 (10)ドアロック装
置 (11)連結部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能なモータと、モータにより
    中立位置から正逆回転させられる減速機構と、減速機構
    の回転により施錠位置及び解錠位置に移動させられる作
    動レバーと、移動範囲がストッパにより制限されたドア
    ロックの施解錠レバーに連結され、かつ作動レバーによ
    り、施錠位置及び解錠位置に移動させられる出力レバー
    とを備えたドアロック用アクチュエータ装置において、
    出力レバーのアーム部を移動方向に対して弾性変形可能
    にしたことを特徴とするドアロック用アクチュエータ装
    置。
JP2539792U 1992-03-27 1992-03-27 ドアロック用アクチュエータ装置 Expired - Lifetime JP2529569Y2 (ja)

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JP2539792U JP2529569Y2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ドアロック用アクチュエータ装置

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JPH0578851U JPH0578851U (ja) 1993-10-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7438330B2 (en) 2002-12-10 2008-10-21 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Vehicle door lock actuator

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JP4654504B2 (ja) * 2000-10-26 2011-03-23 アイシン精機株式会社 自動車用ドアロック装置

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US7438330B2 (en) 2002-12-10 2008-10-21 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Vehicle door lock actuator

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JPH0578851U (ja) 1993-10-26

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