JP2529521Y2 - 刈高センサを備えた草刈機 - Google Patents

刈高センサを備えた草刈機

Info

Publication number
JP2529521Y2
JP2529521Y2 JP1990122548U JP12254890U JP2529521Y2 JP 2529521 Y2 JP2529521 Y2 JP 2529521Y2 JP 1990122548 U JP1990122548 U JP 1990122548U JP 12254890 U JP12254890 U JP 12254890U JP 2529521 Y2 JP2529521 Y2 JP 2529521Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mowing
height sensor
unit
cutting
cutting height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990122548U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0477726U (ja
Inventor
寿恭 伊藤
龍俊 佐宗
Original Assignee
株式会社共栄社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社共栄社 filed Critical 株式会社共栄社
Priority to JP1990122548U priority Critical patent/JP2529521Y2/ja
Publication of JPH0477726U publication Critical patent/JPH0477726U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529521Y2 publication Critical patent/JP2529521Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機体にゴムクローラを備えていて、主とし
て堤防の法面に生えている草、小木などを刈高を一定に
して等高線に沿って刈取るための刈高センサを備えた草
刈機に関するものである。
〔従来の技術〕
第1図に、この種の草刈機の側面図が示されている。
機体1の左右両端部にはそれぞれゴムクローラ2が取付
けられ、この機体1の前部に刈取ユニットUがヒンジピ
ン3で枢着され、刈取ユニット用シリンダ4の作用によ
り刈取ユニットUは昇降可能になっている。刈取ユニッ
トUに装着された駆動軸5には、多数のハンマーナイフ
6が取付けられ、機体1に搭載されたエンジン7の駆動
力が伝動機構を介して前記駆動軸5に伝達されてハンマ
ーナイフ6が回転する。
刈高センサSは、支持筒8内に昇降ロッド9が下方に
付勢されて挿通され、この昇降ロッド9の下端部に接地
ローラ11が取付けられ、支持筒8の上端部にセンサ部12
が設けられた構造である。この刈高センサSは、刈取ユ
ニットUを構成しているハンマーナイフ6の直後であっ
て、しかもその幅方向の中央部に配置されている(第2
図参照)。刈取時に刈高センサSの接地ローラ11が地表
面10に追随して地形を感知し、この結果により刈取ユニ
ット用シリンダ4を作動させて、刈取ユニットUを昇降
させることにより、ハンマーナイフ6による草、小木類
の刈高を一定に保持している。そして、堤防の法面の草
刈りを行う場合には、法面の低い位置から出発して、草
刈機を等高線に沿って往復走行させて、順次法面の高い
位置に進んで草刈りを行うのである。
このように、刈高センサSにより地形を読み取って、
刈取ユニットUを昇降させることにより刈高を一定に保
持しているため、第2図に示されるように、刈高センサ
Sの接地ローラ11が溝部13に入り込んだ場合には、この
溝部13を基準にして刈高が定められる。このため、溝部
13の両側部においては、刈取ユニットUの駆動軸5に取
付けられて高速回転しているハンマーナイフ6が地表面
10に接して,石類を飛散させる恐れがあり、極めて危険
である。なお、刈高センサSの接地ローラ11が、その両
側部よりも高い部分に接地する場合には、その刈高が設
定した刈高よりも大きくなるが、上記したような危険を
伴うことはない。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、このような問題に鑑み、刈高センサの接地
ローラが溝状の部分に入り込んで、刈取ユニットのハン
マーナイフが地表面に接触する恐れがある場合には、刈
取ユニットを即座に上昇させて、石類の飛散などから生
ずる危険を回避することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために本考案の採用した手段は、
ゴムクローラを備えた機体と、この機体の前部に昇降可
能に装着された刈取ユニットと、下方に付勢された昇降
ロッドの下端部に接地ローラが取付けられていて、刈取
時に地表面の形状を読み取るための刈高センサとを有
し、この刈高センサにより読み取られた地表面の形状に
対応させて前記刈取ユニットを昇降させることにより、
刈高を一定に保持して草刈りを行う構成の刈高センサを
備えた草刈機において、中央部が緩やかに折り曲げられ
て接地部となっている一対の接地検出レバーを、前記刈
取ユニットのハウジングの両側板の下端部における排除
バーの直後の部分に機体の前後方向に沿わせてそれぞれ
配置して、各接地検出レバーの一端部を刈取ユニットの
ハウジングにそれぞれ枢着すると共に、その他端部を、
前記ハウジングの各側板に取付けられた各緊急スイッチ
の作動軸にそれぞれ連結したことである。
〔考案の作用〕
草刈機の走行中において、刈高センサの接地ローラが
溝部などの周辺よりも一定以上低い部分に入り込んで、
刈取ユニットのハウジングの両側板の下端部に装着され
ている一対の接地検出レバーのいずれか一方の接地部が
地表面に接すると、このレバーは、その一端部を支点に
して僅かに回動して、その他端部により緊急スイッチを
作動させる。これにより、刈取ユニットが上昇されて、
そのまま機体が進行して草刈作業が継続される。
また、一対の接地検出レバーは、刈取ユニットのハウ
ジングの両側板の下端部において排除レバーの直後に機
体の前後方向に沿って配置されているので、一対の接地
検出レバーは、刈取作業の障害とはならない。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明す
る。なお、上記した「従来の技術」の項目で説明した部
分との重複説明を避けて、本考案の特徴的部分について
のみ説明する。
第1図ないし第3図において、刈取ユニットUのハウ
ジング14の両側板の下端部であって、しかもその先端部
には、草刈りに先立って障害物などを取り除くための排
除バー23がそれぞれ装着されている。また、刈取ユニッ
トUのハウジング14の両側板の下端部における前記排除
バー23の直後の部分には、それぞれ接地検出レバー15が
機体の前後方向に沿って装着されている。この接地検出
レバー15の中央部は、緩やかに折り曲げられて接地部15
aとなっており、接地検出レバー15の一端部に固着され
たブラケット16が支点ピン17を介して刈取ユニットUの
ハウジング14に枢着されている。刈取ユニットUのハウ
ジング14の両側板の下端部であって、しかもその後端部
には、作動軸19を下方に向けて緊急スイッチ18がそれぞ
れ装着されており、接地検出レバー15の他端部は、この
緊急スイッチ18の作動軸19に取付けられたナックル21に
枢着されている。緊急スイッチ18の作動軸19の外側には
圧縮スプリング22が嵌め込まれ、接地検出レバー15に設
定値を超えるモーメントMが作用した場合に、この緊急
スイッチ18が作動するようになっている。
刈取部分の幅方向に沿って大きな凹凸がない部分にお
いては、第1図で実線で示されるように、草刈機の走行
中において刈高センサSによって地表面10の形状が感知
され、これに応じて刈取ユニット用シリンダ4により刈
取ユニットUをヒンジピン3を中心にして回動させて昇
降させることにより、設定刈高を保持して草、小木類の
刈取りが行われる。
第1図で二点鎖線、第2図及び第3図に示されるよう
に、草刈機の走行中において、刈高センサSの接地ロー
ラ11が、周辺よりも一定値以上低い溝部13に入り込む
と、接地検出レバー15の接地部15aが地表面10に接し
て、これから一定のモーメントMを受けると、接地検出
レバー15は、その一端部の支点ピン17を中心にして僅か
に回動して、その他端部により緊急スイッチ18を作動さ
せる。これにより、シリンダ4が作動して、刈取ユニッ
トUが上昇され、そのまま草刈作業が継続される。この
ため、高速回転しているハンマーナイフ6が地表面10に
接し、これが原因で石類が飛散するのを未然に防止でき
る。
〔考案の効果〕
本考案は、刈取ユニットのハウジングの両側板の下端
部にそれぞれ接地検出レバーを装着し、この接地検出レ
バーにより緊急スイッチを作動させるように構成してあ
るので、刈高センサの接地ローラが周辺よりも低い溝状
の部分に入り込んだ場合には、接地検出レバーが地表面
に接地して緊急スイッチを作動させて、刈取ユニットを
即座に上昇させる。このため、高速回転している刈取ユ
ニットのハンマーナイフが地表面に接触する恐れがなく
なって、石類の飛散などの危険が未然に防止され、草刈
機による草刈作業の安全性が高められる。
また、刈取ユニットのハウジングの両側板の下端部に
それぞれ装着される一対の接地検出レバーは、このハウ
ジングの両側板の先端部に装着された排除バーの直後に
機体の前後方向に沿って配置されるので、この一対の接
地検出レバーは、刈取作業の障害とはならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる刈高センサを備えた草刈機の
側面図、第2図は、その概略正面図、第3図は、接地検
出レバー15の作動を説明するための部分拡大側面図であ
る。 本考案を構成している主要部分の符号の説明は以下の通
りである。 S:刈高センサ、U:刈取ユニット 1:機体、2:ゴムクローラ 5:刈取ユニットの駆動軸 9:昇降ロッド、10:地表面 11:接地ローラ、13:溝部 14:刈取ユニットのハウジング 15:接地検出レバー、18:緊急スイッチ 19:緊急スイッチの作動軸 23:排除バー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムクローラを備えた機体と、この機体の
    前部に昇降可能に装着された刈取ユニットと、下方に付
    勢された昇降ロッドの下端部に接地ローラが取付けられ
    ていて、刈取時に地表面の形状を読み取るための刈高セ
    ンサとを有し、この刈高センサにより読み取られた地表
    面の形状に対応させて前記刈取ユニットを昇降させるこ
    とにより、刈高を一定に保持して草刈りを行う構成の刈
    高センサを備えた草刈機において、 中央部が緩やかに折り曲げられて接地部となっている一
    対の接地検出レバーを、前記刈取ユニットのハウジング
    の両側板の下端部における排除バーの直後の部分に機体
    の前後方向に沿わせてそれぞれ配置して、各接地検出レ
    バーの一端部を刈取ユニットのハウジングにそれぞれ枢
    着すると共に、その他端部を、前記ハウジングの各側板
    に取付けられた各緊急スイッチの作動軸にそれぞれ連結
    して、各接地検出レバーのいずれか一方の接地部が接地
    することにより、該接地検出レバーは、その一端部を支
    点にして僅かに回動して、その他端部により緊急スイッ
    チを作動させて、刈取ユニットを上昇させるように構成
    したことを特徴とする刈高センサを備えた草刈機。
JP1990122548U 1990-11-22 1990-11-22 刈高センサを備えた草刈機 Expired - Fee Related JP2529521Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990122548U JP2529521Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 刈高センサを備えた草刈機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990122548U JP2529521Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 刈高センサを備えた草刈機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0477726U JPH0477726U (ja) 1992-07-07
JP2529521Y2 true JP2529521Y2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=31870319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990122548U Expired - Fee Related JP2529521Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 刈高センサを備えた草刈機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529521Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61146109A (ja) * 1984-12-18 1986-07-03 井関農機株式会社 コンバインにおける刈取部保護装置
JPH0220415U (ja) * 1988-07-28 1990-02-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0477726U (ja) 1992-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6832466B2 (en) Brush cutter emergency stop system
US4848423A (en) Guard unit for a stump removing machine cutter wheel
US6044631A (en) Cutting unit stabilizing mechanism
US4307561A (en) Blade housing lift for riding mower
JP2529521Y2 (ja) 刈高センサを備えた草刈機
CA1200983A (en) High lift mechanism for rear end of front-mounted mower
US5085042A (en) Slope mower with rear drive assembly
JPS5831467Y2 (ja) ミッドマウント型草刈機つき乗用トラクタ
JP2525926Y2 (ja) 乗用型芝刈機におけるモーア伝動構造
JPH08256555A (ja) 乗用芝刈機
JP3435134B2 (ja) 草刈り機
JPH068656Y2 (ja) 水田作業機
JPH0214334Y2 (ja)
JPH0319690Y2 (ja)
JP2528303Y2 (ja) 刈高センサを備えた草刈機
JP3146140B2 (ja) 乗用芝刈機
JPS6310388Y2 (ja)
JP2000245224A (ja) ミッドマウントモアの昇降リンク機構
JP2694852B2 (ja) 前部作業機装着車輌
JP3245874B2 (ja) コンバインの刈取装置
JPH0998634A (ja) 歩行型草刈機
JPH0229Y2 (ja)
JP3417045B2 (ja) コンバインの刈取装置
JPS621803Y2 (ja)
US20040128969A1 (en) Mower accessory for attachment to a front end of a skid-steer loader

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees